国立情報学研究所 - National Institute of Informatics
29:55学認の現代化:MDQによるメタデータ取得の効率化と属性流通の見直し
国立情報学研究所(NII)の西村健氏は、学認(GakuNin)が現在抱えている課題を短期的に解決するための取り組みを2つ紹介した。1つ目はメタデータ取得を効率化する新しい方式「MDQ」の導入、2つ目は属性セットの流通を最新化する取り組みである。西村氏は、フォーラムのテーマである2030年に対して「今年度の話」であることを断ったうえで、学認の足元の課題に対して何を進めているかを説明した。
25:40ウォレットとAIエージェントの時代に学認のトラストフレームワークをどう作り直すか
学術情報基盤オープンフォーラム2026で、OpenIDファウンデーション・ジャパンの富士榮尚寛氏が講演した。テーマは、ウォレットとAIエージェントが使われる時代に学認(GakuNin)がどうあるべきかである。富士榮氏の主張は、SAMLからOpenID Connectへプロトコルを置き換えるだけでは足りないというものだ。学生証や学修歴を載せたウォレット、人ではない主体であるAIエージェントまで扱える
20:07バイオリソースは研究データの起点になる:NBRPの現状とデータ駆動基盤への期待
国立遺伝学研究所の川本祥子氏は、自身が担当する「ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)」を紹介した。そのうえで、リソースを使った研究から何が生まれているのか、リソース基盤にどのような課題があるのかを説明した。最後に、国立情報学研究所が進めるデータ駆動基盤とリソース基盤をつなぐと何が期待できるかを論じた。川本氏の立場ははっきりしている。生命科学のデータは必ず生物そのものから生まれる。そのた
20:23GIGAスクールのネットワーク品質を継続計測し、教員に見える化する:東広島市での実践と課題
学術情報基盤オープンフォーラム2026で、広島大学 情報メディア教育研究センター准教授の小川康一氏は、GIGAスクール環境の学校ネットワークを継続的に計測し、その結果を授業を行う教員にも理解できる形で可視化する取り組みを紹介した。問いは、学校の通信帯域不足が指摘されるなかで、現場で何が起きているかを測り、授業への影響として伝えるにはどうすればよいかである。小川氏は、計測を単なる性能確認で終わらせず
10:04NIIが構想する教育研究向けデータ収集・解析サービス:既存の学認クラウドの取り組みと、現場と議論したい論点
国立情報学研究所(NII)クラウド基盤研究開発センターの藤原一毅氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026のセッション「教育研究向けデータ収集・解析サービス」の冒頭でイントロダクションを担当した。藤原氏はまず、セッション名が「すでに使えるサービスの紹介」を期待させたかもしれないと断った。実際のねらいは、これからこうしたサービスを作るにあたり、どのような要件が必要で、どのようなサービスにすべきかを
15:07研究データ管理人材のキャリアパスをどう描くか:可視化、多様な経路、地域コンソーシアムでの連携
学術情報基盤オープンフォーラム2026のパネルディスカッション「研究データ管理人材のキャリアパスを考える」では、国立情報学研究所(NII)の古川雅子氏が司会を務め、大阪大学の甲斐尚人氏、金沢大学の長井圭治氏、NIIの中野恵一氏と長岡千香子氏が登壇した。司会の古川氏自身が「挑戦的なタイトル」と述べた議論は、運営側が設定した3つのテーマに沿って進んだ。研究データ管理(RDM)の専門人材をどう可視化する
9:50弁護士の指摘から始まった研究データポリシー改定と、三部署をつなぐ「オープンサイエンスシステム」:金沢大学の取り組み
金沢大学の長井圭治氏は、研究データ管理(RDM)支援のために同大学が構築した「オープンサイエンスシステム」について報告した。講演の中心にある問いは、厳格に作り込んだ研究データポリシーを、研究者や事務に過大な負担をかけずにどう運用するかである。長井氏の答えは、ポリシーの運用をシステム化し、その裏側で研究推進・情報系部署・図書館といった各部署の本来業務とつなぐことだった。
10:29研究支援人材の連携で作った大阪大学の「研究マネジメント総合支援システム」とデータスチュワード育成
大阪大学D3センターの甲斐尚人氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026で、同大学が開発した研究マネジメント総合支援システム(REMS)について報告した。講演の問いは二つある。一つは、研究支援の現場で働く人材がどう連携してシステムを作ったか。もう一つは、その開発経験を研究データ管理(RDM)人材、特にデータスチュワード型人材の育成にどうつなげるかである。
9:49研究データ管理の「事例」と「人材」をつなげて探す:RDM人材ネットワークのプロトタイプ
国立情報学研究所(NII)オープンサイエンス基盤研究センターの長岡千香子氏は、研究データ管理(RDM)の実践事例と、その事例に関わった人材を検索できる仕組みのプロトタイプを紹介した。「研究データ管理人材ネットワーク(仮称)」と呼ばれるもので、昨年度(2025年度)に開発したという。探す対象は、データの専門職やURA、図書館職員など、事例に関わった人材である。直前に登壇した古川氏の話を受けて、長岡氏
2:22教材だけでは足りない研究データ管理の人材育成 第2部の進め方と登壇者紹介
学術情報基盤オープンフォーラム2026のセッション「RDM人材育成と大学研修のこれからを考える」で、国立情報学研究所(NII)の古川雅子氏が第2部の冒頭説明を行った。第2部では、研究データ管理(RDM)の人材育成を、教材の提供からどう発展させるかを議論する。古川氏はその前提として、教材だけでは人材育成は不十分だという問題意識を示した。
8:06学認LMSの利用申請の3ステップと、利用者からの意見募集
国立情報学研究所(NII)研究データ基盤整備チームの児玉芽生氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026で、学認LMSを使い始めるまでの申請手順と今後の運用方針を説明した。申請時に間違えやすい入力項目を具体的に示し、あわせて利用者の意見を集めてコミュニティを作っていく方針を紹介した。
10:20学認LMSの現状と今後:共通教材、シングルサインオン、機関限定コースの共有
国立情報学研究所(NII)の古川雅子氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026で学認LMSの最新アップデートと今後の展開を紹介した。学認LMSは、大学がそれぞれ個別に抱えてきた研修教材とLMS運用の負担を、全国規模でどこまで共有できるかという課題に取り組んでいる。古川氏は、利用機関の拡大状況、サービスの3つの特徴、ラーニングアナリティクスとマイクロコンテンツ教材の機能更新、情報セキュリティ講座と
9:12研究室のJupyterHubを学認RDMにつなぐための教材 NIIが示した学認RDMデータ解析機能の利用支援
国立情報学研究所(NII)クラウド基盤研究開発センターの藤原一毅氏は、学認LMSを軸に人材育成を扱うセッションで、学認RDMのデータ解析機能に関する新しい教材を紹介した。藤原氏によると、この教材は研究室や学科が自前のJupyterHub環境を立ち上げ、学認RDMと連携させるまでの作業を支えるために作られた。NIIが標準で提供する解析環境は意図的に小さく抑えてあり、本格的な計算には利用者側でサーバー
10:27次期SINETへの移行で、データセンタ接続冗長化サービスはどう変わるか
国立情報学研究所 学術ネットワーク研究開発センター長の栗本崇氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026で、加入機関向けに「データセンタ接続冗長化サービス」の移行方針を説明した。論点は二つある。一つは、SINET6から次期SINETへ移行するときに、現在のアクト・スタンバイ型の冗長構成をどう引き継ぐか。もう一つは、移行が落ち着いた後に提供を予定しているアクト・アクト型の「ルータ冗長化サービス」であ
23:06次期SINETで既存サービスはどう移行するか:SINET提供サービスの継続・変更・停止予定
学術情報基盤オープンフォーラム2026で、国立情報学研究所(NII)SINETチームの窪田佳裕氏が、次期SINETへの切り替えに伴うSINET提供サービスの移行方針を説明した。対象は、加入機関の回線接続にはほとんど影響しない周辺サービスである。窪田氏はサービスを次の3群に分けて説明した。
15:34次期SINETへの接続移行:2028年1〜3月の移行期間と「おまかせ移行」「個別移行」の選び方
学術情報基盤オープンフォーラム2026で、国立情報学研究所(NII)学術基盤推進部学術基盤課SINETチームの鈴木尚友氏は、現行のSINET6から次期SINETへの接続移行について加入機関向けに説明した。発表では、ネットワーク構成、移行の仕組み、2つの移行方式、提供インターフェースの変更、今後の調査とスケジュールを順に扱い、最後によくある質問に回答した。
17:12次期SINETのアクセス回線共同調達はどう変わるのか 1G回線とラックを外し、10G・100G・400Gに絞る案
国立情報学研究所(NII)SINET利用推進室長の笹山浩二氏は、学術情報基盤オープンフォーラム2026で、次期SINETに向けた共同調達の方針を説明した。中心となる問いは、現在のSINET6で行っている共同調達のうち、次期SINETで何を続け、何をやめるかである。笹山氏が示した案では、共同調達をアクセス回線に限定する。回線メニューは10G・100G・400Gの3種類に絞り、1G・40G回線とラック
41:40次期SINETの設計方針:800G化、ルーター冗長化、光パス切替、クラウド型ファイアウォール
国立情報学研究所(NII)学術ネットワーク研究開発センター長の栗本崇氏が、学術情報基盤オープンフォーラム2026で次期SINETの検討状況を紹介した。講演の前半では、現行のSINET6の利用状況とこれまでに提供を始めたサービスを振り返った。後半では、利用者の要望、技術動向、海外の学術ネットワークの整備状況を踏まえ、次期SINETで何を変えようとしているかを5つの方向性に分けて説明した。回線速度、信
1:02:41NII-DEERは現場でどう使われ、何が期待されているか:利用館・非利用館の6人が語った実務と課題
学術情報基盤オープンフォーラム2026のパネルディスカッションでは、国立情報学研究所(NII)が提供する電子リソースのデータ群「NII-DEER」(License-JUSTICE、Title-JUSTICE、Bibdata-Ebook)を取り上げた。テーマは「NII-DEERをめぐる期待と課題」である。司会は、NII-DEER見直しのために設置された検討グループで主査を務める大阪公立大学の中村健氏
6:14NII-DEERのビジョン:紙と電子を統合した発見環境と管理環境をどう実現するか
学術情報基盤オープンフォーラム2026で、これからの学術情報システム構築検討委員会委員でシステムワークフロー検討作業部会主査の飯野勝則氏(国立情報学研究所 知識コンテンツ科学研究センター 特任研究員)は「NII-DEERのビジョン」と題して講演した。サブタイトルは「利用者と図書館の課題解決に向けて」である。飯野氏は、NII-DEERがどのような位置づけでシステムとして作られてきたのかを説明した。そ
