地下の洞窟で7日間:激流を越えて「ツチボタルの部屋」を目指した記録

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概要

ジミー(MrBeast)と仲間のカール、マック、ショーンは、ロープで数十メートル下の洞窟へ降り、そこで7日間を過ごす企画に挑んだ。サバイバルガイドのジョエルに付き添われながらベースキャンプを作り、冷たい地下の川を遡って洞窟の最奥を目指す。ジミーは冒頭で、この7日間が「これまでの人生でも断トツでキツイもの」になったと振り返っている。

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降下地点を離れ、高台にベースキャンプを作る

洞窟の規模について、冒頭では地下5キロメートルの深さまで伸びていると説明され、別の場面では深さ2.5キロと語られている。いずれにせよ一行が最初に優先したのは、降りてきた地点からできるだけ離れることだった。嵐が来ればその場所は激流にのまれ、全員が溺れかねないからだ。

洞窟に入ると、激流から身を守れる高さのある平地が見つかった。ジミーは「キャンプには完璧」と言うが、仲間からは「そこそこ」だと返される。初日の残りは、一緒に下ろされた物資をキャンプまで運ぶ作業に費やされた。袋は1つ40キロあり、足場の悪い場所を越えながら、すべてを運び終えるまでに4時間かかった。その後、岩にロープを通す穴を開け、ジョエルの助けを借りてハンモックを吊るし、夕食をとって非常に寒い夜に備えた。ハンモックは予想より快適だったという。

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絶えず落ちる水滴とタープのシェルター

2日目の朝、よく眠れたかと聞かれた面々は「あんまり」「全然」と答えている。洞窟の天井からは絶えず水滴が落ちてくるためだ。ジミーはタープをつなげて寝ている間に濡れないシェルターを作ることを思いつき、ショーンと一緒に結束バンドでタープを継ぎ合わせて巨大な屋根にした。レンタルした寝袋が尿の臭いがしたことから、「寝袋はレンタルするな」という教訓も出ている。

焚き火は見つけた小さな岩の窪みに移された。ジミーによれば、この岩が熱を閉じ込め、上から落ちてくる水も防ぐ。雨ではないが雨のように落ちてくるこの水を、一行は冗談で「岩のおしっこ」と呼ぶことにした。この日の夜、一行は濡れずに眠ることができた。

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カールとマックの独断の探検

ジミーとショーンがタープを張っている間、カールとマックはキャンプ近くの穴がどれほど危険かを確かめに行った。ジミーはあとで、その穴の深さが約12メートルあったことを知ったと語っている。洞窟の中はどこも同じように見え、2人を追跡するのは難しい。映像では地図を使って、キャンプから2人がどれだけ離れたかが示された。

穴の底までたどりついた2人は、戻る途中でどこまで深く進めるかを試したいと言い出し、川を渡ろうとする。ナレーションは、この川が洞窟全体に流れ込んでおり、一行はこの後しばらくその川の中で過ごすことになると予告している。

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最初の挑戦:ウェットスーツで冷たい川へ

翌日、一行はジョエルの案内で洞窟の奥を目指した。目標は洞窟を無事に通り抜けることで、ここはまだ入口にすぎないと念を押されている。急な斜面を下り、岩の割れ目を体がやっと通るような狭い場所を抜けると、次の瞬間には巨大な空間に出る。照明を使わなければ全体が見えないほどの広さだった。

やがて一行はウェットスーツに着替える。前日にカールとマックが冗談で言っていた「泳ぐ」が現実になり、残りの行程は非常に冷たい川の中を進むことになった。ウェットスーツなしでは低体温症になるという。洞窟のゴールにたどり着くには、川に入り、激流に逆らいながら小さな隙間を通り抜けなければならない。冷たい水に浸かり続けると岩をつかむこと自体が難しくなる、とジミーは語っている。

苦労して最初の難所を越え、喜んだのもつかの間、ジョエルから「まだ10%の地点」だと告げられる。ゴールまでは残り2キロあった。ゴールに近づくほどキャンプからは遠ざかるという問題もあり、体温を奪われながら進み続けたが、3時間後、ジョエルは水位が高すぎ、時間もかかりすぎたとして引き返しを決めた。ジミーは「断固拒否する」と言うが、専門家の判断に従うしかなかった。ジミー自身、撮影に時間をかけすぎ、ふざけすぎたことを原因として挙げている。この日の達成率は20%だった。キャンプに戻ると、残っていたショーンがシェルターに電飾を付けていた。一行は4日目を休養に充て、5日目に再挑戦すると決めた。

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休養日:川でのシャワーと作戦会議

最後にシャワーを浴びてから3、4日が経ち、一行は温かいシャワーのことで頭がいっぱいになっていた。しかし洞窟でシャワーを浴びるのは簡単ではなく、川まで行くにはロープで降りた地点まで戻る必要があった。冷たい水を頭から浴びた後は、ドローンの風で体や髪を乾かしている。

その後、ジョエルが洞窟の地図を使って作戦を説明した。前日は水流が激しすぎて中断したが、雨は弱まってきており、明日なら最後まで行けるかもしれない。まず前回と同じ激流を越え、次に岩場を避けながら崖を飛び降りる。それらを乗り越えた先がゴールの「ツチボタルの部屋」だという。ジミーは詳細を聞くのを断り、自分の目で見たいと言っている。

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再挑戦:渦と崖を越えて

5日目、一行は3日目の反省を生かして撮影を最小限にとどめ、良いペースで進んだ。安全性を高めるため、ジョエルに加えてもう1人の専門家も同行した。前回引き返した地点を過ぎると、通路はさらに狭くなり、水流も強くなる。足が底につかない状態で壁をよじ登りながら進む区間では、手を離せばすぐ下の激流に飲まれてしまう。ジョエルは手をかける位置を指示し、岩の穴に入るよう誘導した。

これまでで最も深い地点で待っていたのは渦だった。ジョエルによれば、落ちれば川底に引き込まれて上がってこられず、命の危険がある。ジミーは川について、この洞窟を作ったのがこの川なのだから最強だと語り、人間は弱く自分はその中でも最弱だと言いながらも、隊を率いるのがジョエルであることに安心している。

ジョエルは崖から川へ飛び降りてみせ、仲間の1人もそれに続いた。その人物は、ジミーにさんざん鍛えられたからこれはそれほど怖くないと話している。ジミー自身は、先に進まないとゴールできないとして飛ばなかった。その先も流れに逆らって進む区間が続き、水中の見えない鋭い岩に足を取られないよう注意が必要だった。洞窟はさらに暗く狭くなり、一行はゴールにたどり着けるのか疑い始めていた。

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ツチボタルの部屋

険しい道をさらに進み、一行はついにツチボタルの部屋に到着した。天井を覆う光はすべて小さなツチボタルによるもので、ジミーたちは「地球じゃないどこかみたい」「天の川みたい」と驚いている。この景色は苦労して来た価値がある、というのが一行の感想だった。

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帰路と7日間の振り返り

しかし旅はそこで終わらず、ベースキャンプまで戻らなければならなかった。帰りは流れに乗れるので楽だったが、それでも時間がかかり、キャンプに着く前に6日目に入った。1人で待っていたショーンは、誰も帰ってこないことを心配していた。一行は焚き火で体を温めて食事をとったが、肉体的には消耗しきっているのにほとんど眠れなかったという。

ジミーはこれまで独房で7日間、生き埋めで7日間、いかだで7日間を過ごしてきたが、正直に言えば今回が一番キツかったと語る。常にずぶ濡れで寒く、硬い岩に体をぶつけ続けて痛かったからだ。9割の時間は悲惨だったとしつつ、地下90メートルを超える激流を制覇したことやハンモックでふざけ合った時間を挙げ、仲間と一緒なら悲惨な洞窟も人生で一番美しい旅に変わると述べている。

最終日は、すべてを片付けるまで洞窟から出られないというルールのもと撤収を行った。入口まで戻って空が見えたところで、ジミーはジョエルに感謝の印として5万ニュージーランド・ドルを渡した。5人全員が無事だったので1人につき1万ドル、という計算である。こうして一行は長い7日間を終え、洞窟を後にした。