1歳から100歳の100人が「誰が25万ドルを得るか」を自分たちで決めるサバイバル

YouTubeで開く ↗
概要

この動画は、1歳から100歳まで各年齢1人ずつ、計100人が集まり、賞金25万ドル(約2,500万円)をかけて争う企画である。参加者はそれぞれ自分のキューブに入る。キューブを離れると決めたり、赤線を踏んだりした時点で脱落となる。以前の同様の動画では最後まで残った人が勝者だったが、今回は「25万ドルに値するのは誰か」を参加者自身が決めるルールに変わった。主催のMrBeastは、友情を築かなければ勝てない仕組みにした結果、これまで撮影したどの動画よりも激しい戦いになったと振り返る。以下では、3日間にわたる経過を順に追う。

12分で読めます
0:47

初日の序盤:子どもと高齢者から脱落が始まる

開始直後から、MrBeastは中年層が最も集中力があり、決意も固かったと語る。一方で、予想どおり最初に出ていったのは幼い子どもたちで、2歳児などが早々にキューブを離れた。高齢者の中からも脱落者が出て、撮影開始から1時間で6人がいなくなった。

1:42

「10分以内に10人が自主的に退場せよ」

最初の本格的なチャレンジは、参加者同士の説得を強いるものだった。10分以内に10人が自らキューブを出れば問題ないが、達成できなければランダムに25人を脱落させるというルールである。MrBeastは「この1時間で友人を作れていればいい。友人が必要になってくるから」と前置きした。

キューブの中では押し付け合いが始まった。「定年を過ぎた人と12歳以下の子どもは出てほしい」と叫ぶ参加者がいれば、「誰か7人一緒に出てくれるなら自分も出る」と条件を出す参加者もいた。「53、出て!」「ゲームを買ってあげるから」と個別に説得する声も上がった。ある若い参加者は、失礼かもしれないがと断ったうえで、年配の人は退職金を受け取っているのだから出ていくべきで、自分は苦学生だと主張した。

結局、チームのために離脱を決めたのは89番の1人だけで、残り8人が足りないまま時間切れとなった。疑念を招かないよう、脱落者はマシンから出るピンポン玉で1人ずつ選ばれた。18番、85番、82番、80番、99番、12番、24番、22番、19番、29番などが次々に呼ばれ、最後は13番だった。残った参加者の1人は「残れたけど気分はイマイチ。数字が出るたびに次は自分かと思った」と語っている。この時点で残りは67人となった。脱落者のキューブはいつものように破壊された。

その後、MrBeastは回復の時間としてキューブ内で一晩過ごさせたが、それ自体がチャレンジになったという。一晩を過ごしたくない人は出ていってよいとされ、2日目の開始時点で参加者は55人まで減っていた。

4:32

2日目:満場一致の投票と、キャプテンへの誘惑

2日目からは、節目ごとに全員が勝者に投票する流れになった。全員が同じ人に投票すればその人が25万ドルを得るが、1人でも違う人に投票すれば、チャレンジを行って大量の脱落者を出す。最初の投票では14、11などと票が割れ、チャレンジに進んだ。

次のチャレンジでは、各列が15分かけて代表のキャプテンを選んだ。「私たちを犠牲にしないならいい」「みんなを追い出したりしない」といったやりとりが交わされ、キャプテンには14番、30番、42番、64番、100番が就いた。

ルールは次のとおりである。キャプテンの前に賞金が積まれ、キャプテンがそれを受け取ると、キャプテン本人を含む列全員が脱落する。金額は1,000ドルから始まり、5,000ドル、1万ドル、2万ドルと上がっていった。キャプテンたちは当初「1,000ドルで自分の列が脱落なんて」「1万ドルで仲間を傷つけたくない。彼らのほうが大事だ」と踏みとどまった。30番のキャプテンは「どんな決断でも妻には賛成してほしい」と漏らしていた。

MrBeastによれば、5万ドルが出た段階で数人のキャプテンが明らかに迷い始めた。さらに8万、9万と積み増し、最後は「最初にキューブから出たキャプテンに10万ドル」という条件になった。列の仲間から「ダメよ30番!」と声が飛ぶなか、30番は「ごめん」と言ってキューブを出た。これで20代と30代の参加者は全員脱落となった。列の仲間からは「恥を知れ」「30番のウソつき」と非難が浴びせられた。30番は後に、ずっと我が子と離れていることが気になっていたと語っている。

こうした裏切りを見て、40代の4人は何があっても外に出ないという同盟を結んだ。

8:37

年齢ルーレット:決定権を握った40代同盟

次の投票でも合意は得られず、残った36人の年齢が書かれたルーレットを使うチャレンジが行われた。残り20人になるまでルーレットを回し、16人を脱落させる。ルーレットが指した人は、次に指された人を脱落させるかどうかを決める。脱落させなかった場合は、残された人が次の決定権を持つ仕組みだった。

最初に67番が決定権を持った。55番は脱落を懇願せず、「同じ立場なら同じことをするから」と言い、脱落した。次に指された47番は「残りたい」と訴えて残され、決定権が47番に移った。47番は40代の43番を「私たちは一緒」と言って残し、決定権は43番に渡った。

ここから40代同盟の支配が続いた。43番は、66番を「知り合えてうれしかった」と言いつつ脱落させた。残せば決定権を奪われるからである。続いて57番、65番も脱落させた。同盟側は「43番が脱落させるのをやめると決定権が別の人に渡り、自分たちが脱落させられる可能性がある」と考えていた。50代の参加者からは「40代よ、50代は戻ってくるから気をつけろ」という声が上がった。

最も場の空気を揺らしたのは11歳のジオの番だった。マイクを渡されたジオは「あなたは優しい人だから、僕を脱落させないよね」と訴え、会場から「ジオを助けて」という声が繰り返し上がった。しかし同盟側からは「今は情けをかける時じゃない」という声が出た。43番は「出会った中で一番クールな11歳。未来はとても明るい」と伝えたうえでジオを脱落させた。MrBeastは、この脱落がとても残念だったとして、ジオにステージでの手伝いを頼んだ。

その後も17番、16番が脱落した。16番は、健康状態のよくないひいおばあさんがいると訴えていた。MrBeastは、どういうわけかルーレットが一度も40代を指さなかったと述べている。52番、75番なども脱落し、62番は43番が決断する前に自ら出ていった。

ようやくルーレットが同盟の41番を指すと、43番は決定権を41番に譲った。41番は100歳の参加者を脱落させた。100歳の参加者は「脱落させないでほしい」と訴えていた。最年長者の脱落に会場は深く悲しみ、MrBeastは、彼がみんなの人気者だったから手ぶらでは帰せないとして、出場の感謝に2万ドルを渡した。

最後に43番が残りを次々に脱落させてルーレットは終わった。脱落した側の1人は「40代が嫌いになった。仲間は全滅させられた」と語った。40代側は「マイクが相手の手にあったら、こちらの半分がやられていた」と応じ、「教訓は、誰も信用するな」とまとめた。

16:53

暗闇の中の25万ドル:1人だけが出れば総取り

数時間の休憩後の投票でも勝者は決まらず、MrBeastは本命とは別に、もう一つ25万ドルを用意した。20個のキューブをすべてカーテンで真っ暗にし、互いに相談できない状態にする。制限時間内に1人だけが自主的に外へ出れば、その人がこの25万ドルを得る。ただし2人以上が出れば、出た全員が脱落し、賞金はなしとなる。

キャプテン戦で10万ドルを逃していた42番は、今度こそ目的を果たすと宣言した。「自分は退場する。君たちも同じことをすれば一緒に脱落になる」と、周囲に大きな声で伝えた。64番も出るかどうか迷ったが、「あなたと42番が行ってもお金はもらえない」と言われ、とどまった。MrBeastも、このチャレンジの賞金を得るために42番が全力なのは誰の目にも明らかだったと語る。一方で、50代は「団結だ、岩みたいに」と声をかけ合っていた。

カーテンが下りると、出ていたのは42番と、残り2秒で遠くのキューブから出てきたもう1人だった。2人とも脱落し、賞金を得た人はいなかった。後から出た参加者は、時計がスタートする前から出ると決めていたと語った。MrBeastは、50代はそれまでに受けた犠牲をすぐには忘れられなかったようだとまとめている。40代のリーダー格だった42番は、こうしていなくなった。ここまでに82人が脱落した。

21:08

3日目:ディール・オア・ノー・ディールで試された正直さ

3日目の朝の投票では、人数が減ったことでかえって満場一致にならなかったという。次のチャレンジは、番組「ディール・オア・ノー・ディール」によく似た形式で、その番組の顔であるホーウィー・マンデルが登場した。40歳以上の参加者は喜んだが、14歳の参加者はホーウィーを知らず、「音楽アーティスト?」と尋ねた。

18個のブリーフケースのうち、半分には「脱落」、半分には「セーフ」と書かれている。若い順に1人がケースを選び、中身を自分だけで確認する。次に若い参加者は、そのケースを奪うか、残りからランダムに選ぶかを決める。確認した人は中身を正直に言っても、嘘をついてもよい。

最初の14歳は、自分のケースがセーフだと正直に答え、41番にそのケースを奪われた。MrBeastは「なぜ嘘をついてケースを守らなかったのか。これで全員の勝率が下がった」と驚いた。14歳は新たに13番のケースを選び、次の43番には「脱落だ」と伝えた。指切りまでして念を押したが、43番は信じ切れずに自分でケースを選んだ。14歳のケースは本当に脱落で、14歳は「正直でいたかった。正しい行動だった気がする」と語った。

続く43番は、同盟の相手に自分のケースは「セーフじゃない」と伝えた。相手はそれを信じて奪わず、43番は本当に脱落した。MrBeastは、ここで嘘が発覚すれば40代は互いを信頼できなくなり、同盟も崩壊するだろうと見ていた。続く44歳も正直に「脱落」と伝えて去った。

その後も正直な申告が続いた。「お金はないけど誠実さはある」と言った参加者はセーフのケースを正直に明かし、奪われた。正直に脱落を告げ、仲間を救った参加者もいた。一方で、「脱落」と言って相手に奪わせず、実際はセーフだった参加者も現れた。周囲からは「うまいね」「勝負事のウソの付き方を学んだ」と声が上がった。

印象的だったのは、7番目のケースの場面である。ある参加者が正直に「中身は脱落」と伝えると、次の参加者はあえてそのケースを奪った。相手のためにそうしたいとし、「孫にも会える」「何か与えるチャンスが来たら、与えるべき」と語った。

最後に残ったのは67歳と96歳だった。96歳はケースの中身を「脱落」と伝え、67歳は奪わなかった。両方のケースを同時に開けると、96歳のケースはセーフで、嘘だったことが分かった。67歳は「親父も96歳で、嘘ばっかりついてる」と話していた。こうして参加者はトップ9に絞られた。

30:06

トップ9:身の上話と投票による4人の脱落

最終日には、参加者同士の信頼はかなり薄くなっていたとMrBeastは語る。それでも48歳は、最も信用できる相手として47歳の名前を挙げ、開始時から一緒にどこまで行けるか話してきたと述べた。47歳は、戦略は特にないと答えた。

ここでは、各自が勝つべき理由を語り、その後の投票で4人を脱落させた。語られた事情はさまざまだった。援助が必要な息子がいる人、すべてを捨ててフィリピンを出てきた人、保険に入れず重い神経障害を抱える人、小さな子ども3人を抱える難病のいとこを助けたい人、自閉症で言葉を話せないもうすぐ7歳の娘がいる人。パンデミックで職を失いかけた人や、自分を引き取ってくれた娘に渡したいという人もいた。一方で、賞金を投資に回すと話した人もいた。

聞き手からは「みんなの願いをランク付けするなんてできるわけがない」「君の慈善活動はそれほど重要じゃない、なんて言うのは不公平だ」という声が出た。それでも投票は行われた。最初の脱落者は、自らを「トラブルメーカー」と呼んだ61歳だった。次に46歳が選ばれ、40代同盟はここで完全に崩壊した。3人目は96歳で、「参加できて光栄だ」と感謝を述べた。

最後の投票は72歳と41歳の争いになった。票を投じた理由を公開する形で進み、41歳に入れた参加者は、家を買う姉を助けたいという希望を理由に挙げた。最終的に72歳が過半数の票を得て脱落した。

34:53

最終決戦:火炎放射器の前でのランキング投票

残った5人は、初めて自分のキューブを出て、巨大なキューブに集められた。1時間以内に勝者を1人に決められなければ、火炎放射器を持ったマックとタレクがMrBeastの指示で札束を燃やす、という条件だった。

話し合いは難航した。「みんなふさわしい」「キリがない」という声が続いた。辞退してもいい人はいるかという提案も出たが、誰も名乗り出なかった。ある参加者は、まだ1人の話を聞いていないので自分は不利だと訴えた。しかし、聞いている間にお金が燃えると反論された。息苦しさから「外に出たい」と言う参加者を、ほかの参加者が「あなたも残るべき人」と引き留める場面もあった。

最終的に採用されたのは、紙によるランキング投票である。各自が賞金にふさわしい順に全員を並べ、最も安定して上位にいた人を勝者とする方式だった。集計の結果、56歳が5位、2人が同率3位となった。残ったのは、初日から同盟を組んできた47歳と48歳である。48歳が2位となり、勝者は47歳に決まった。

MrBeastは47歳に対し、苦労しながらも強い同盟を組み、最後まで周囲の人のために戦ったから、みんなが勝者にふさわしいと考えたのだろうと語った。残る4人にもそれぞれ1万ドルが贈られた。最後のサプライズとして、47歳の家族が会場に入ってきた。47歳は「これで助けられる、もう大丈夫」と語り、動画は終わる。