月500時間労働のゼネコン現場監督から配信者へ ゆゆうたが語る建設現場の実態と「炎上されても続ける」理由
街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜ピアノ演奏やネットミームを使った楽曲で知られる配信者のゆゆうたが、街録chのインタビュー後編で、新卒から7〜8年勤めたゼネコンでの現場監督時代と、配信者として生計を立てるまでを語った。月300時間の残業、労災隠し、資材の盗難、同僚の失踪といった現場の話から、住所の流出をきっかけにした退職、殺害予告や闇バイトの標的にされた経験、謹慎期間、配信を続ける理由まで、話題は多岐にわたる。本人の立場は一貫しており、つらい過去も「今というプラスにつながっている」と捉え、ネットで一生生きていくつもりだという。
2〜3年目、1週間家に帰れない現場監督の1日
ゆゆうたは下請け、本人の言葉では「孫」にあたる立場の会社で現場監督をしていた。最もきつかったのは2〜3年目で、このころ残業は月200時間ほどに達したという。
当時の1日はこう説明された。月曜の朝7時ごろに出勤し、職人に渡す図面などを印刷する。朝礼までに準備を終えないと職人が動けないためだ。7時半ごろに着替えて現場へ向かい、8時の朝礼でラジオ体操をしてから職人に指示を出す。職人からは「あれができない、これができない」という声が絶えず上がる。新しい職人が入るたびに安全関係の書類が厳しく求められ、その作成や図面の作成をしているうちに夜になる。監督の人数が少なかったため夜勤も任されるようになり、夜8時からの夜の朝礼に出て、深夜は夜勤の職人に指示を出す。それが終わるのが朝5時で、2時間寝ると次の朝8時にはまた朝礼がある。1週間ほど家に帰らず、週単位で泊まり込むこともあったという。
ゆゆうたは、業務量が明らかに1人の人間がこなせる量を超えていたと話す。事務所で図面を描いていると職人から電話で現場に呼ばれ、現場にいると事務所から、対応中に別の職人から電話がかかってくる。1本の電話を切る間に不在着信がたまっていく。きちんとやろうとしても初めから詰んでいる状況で、誰かに怒られる覚悟をしたうえで「一番被害が少ないものは甘んじて受け入れ、やばいものから処理していく」ことが求められたという。
「このタイミングしかできない」仕事と、監督が職人の作業をする現場
特にきついのは、決まったタイミングでしかできない仕事だという。ゆゆうたが例に挙げたのは設備配管の仕込みだ。壁の骨組みにあたるLGS(軽量鉄骨の下地)に、配管やダクトを通すための穴をあらかじめ指示して開けてもらわないと、後で大きなダクトが通らなくなる。漏れがあってはいけないのに、社内の図面担当がダクトのルートを頻繁に変更する。すると、自分の担当作業を終えた職人には「もうやらない」と断られ、監督が自分で墨出しをして、穴を開ける位置を書き込みに行くことになる。
作業は早すぎても遅すぎてもいけない。待ってほしいと頼めば職人は怒り、「もう帰る」と言い出す。職人がいないときは監督がやるしかなく、本来は監督がやってはいけないダクトの接続まで自分でやっている人もいたという。そうしなければ工事が進まず、終わらないからだ。ゆゆうたは「全部機械化すればいいのに。音楽ではAIが流行っているが、先に建築をなんとかしてくれ」と冗談まじりに語った。
工期とコストの勝負、100時間を超える残業はカット
聞き手が、ゼネコンは決まった工期までに必ず終わらせ、その過程で人件費などのコストをどれだけ抑えられるかで利益を出していると整理すると、ゆゆうたもそれに同意した。工期に間に合わせるのは当たり前で、そのうえで「極力金をかけるな」と求められる。ゆゆうたは、職人のコストを削れと言うなら監督の人数を増やすべきだと話す。夜勤まで監督に任されたのは、夜勤用に人を雇うと費用が倍かかるからだろう、というのが本人の推測だ。
給与面では、下請けだったため残業は100時間を超えた分がカットされたという。300時間残業すれば200時間分がカットされる。ゆゆうたは、自分たちは孫請けなので、元請けに対しては満額を請求しているのではないかと推測し、その差額が自社の利益になっていることにも腹が立ったと話した。
300時間残業していた時期の手取りは30万円ちょっと、35万円ほどだったという。本人の計算では、基本の就業時間が25日×8時間で約200時間、残業と合わせて月500時間で35万円となり、時給に換算すると700円ほどになる。「コンビニバイトより安いじゃねえか」「それなら俺はコンビニで500時間働く」と思ったという。
感情を捨てて「ロボットのように」働く
聞き手が、配信で「感情を失っていった」と語っていたことに触れると、ゆゆうたは、家に帰れない生活では嫌でも感情はなくなると答えた。常に罵声を浴びていると妙な耐性がつき、その場ではへこんでも「まあ、そんなこともあるか」という悟りのような境地に入る。上司からも「余計な感情はいらない」「泣いている暇があったらやれ」と教えられ、感情を捨ててロボットのように仕事を続けていたという。
暴力については、ヘルメット越しに叩かれて脳が揺れ、罵声がエコーのように聞こえてくるような経験はあった。ただ、直接殴られることは自分の時代にはさすがになく、資材に当たり散らされることはあったと話した。
現場に入り込む盗難と、もみ消された盗難事件
資材の盗難も日常的だったという。職人が資材を持ち帰ることもあり、翌日現場に行くと電線がすべてなくなっていたこともあった。聞き手が「中国人の盗難部隊」の話を出すと、ゆゆうたもそれがあったと答えた。冷媒用の配管や電線は高く売れるらしく、勝手に車で入ってきてまとめて持ち去る者たちがいたという。本人によれば、退職する直前ごろには外国人労働者が増え、そこに紛れて闇バイトのような形で銅を持ち帰る事件がかなり発生したという。電線は被覆を剥いた状態でないと売れないらしく、大量に盗んだ人の家には剥いた跡があった、という話も出た。
工具が2日連続で盗まれたこともあった。発注者が定期的に視察に来るような現場で、職人が現場所長に報告したところ、客へのメンツが立たないから今回は泣き寝入りしてくれと言われ、警察は呼ばなかった。しかし再び盗まれ、結局は警察を呼ぶことになった。インパクトドライバーなどの充電式工具は売れるうえに自分でも使えるため、狙われやすいという。自社の職人が盗んでいたこともあり、ゆゆうたは「どこも奪い奪われで、同じレベルの争い」だと話した。職人から「代わりに盗んでこい」と言われたこともあったが、もちろん断ったという。
失踪、自殺、そして労災隠しの「ブラックジャック」
聞き手が現場監督の自殺について尋ねると、ゆゆうたは、直接見たわけではないと断ったうえで、配属先のロッカーにバツ印がついていたので尋ねると、前任者が首を吊ったと言われ、自分はその代わりとして来た形だったと語った。
それが頻繁にあったわけではないが、失踪は多かったという。急にいなくなり、実家に連絡しても一人暮らしの住所に行っても見つからない。ゆゆうたが知っているだけで5人ほどはいたという。そうした出来事は社内で共有されていた。
一方で、労災は隠されていたと話す。怪我をして出血したら本来は労災として病院に行くべきだが、作業が止まるので「これくらいの怪我なら我慢しろ」と言われる。怪我が重いときは「ブラックジャック」のような、もぐりの医者のところへ行けと言われたこともあったという。
なぜ辞めなかったのか
断れない性格のゆゆうたは、失踪する勇気も出なかったという。会社にいるのが当たり前になり、自分も洗脳されていたのだろうと振り返る。体だけは丈夫だったため、なんとか続けられてしまった面もある。それでもメンタルは「死にながら生きていた」状態で、休みが取れず、大学時代に取った自動車免許を更新に行けずに失効させたという。
現場監督は褒められることがなく、ミスをすれば怒られる減点方式の仕事だったとゆゆうたは言う。「あれはやったのか、これはやっていないのか」と言われ続けるうちに感覚が麻痺し、「今日も怒られたか、まあまあ」と思うようになった。今も配信で「死ね」とよく言われるが、その耐性はこの時期に培われたのかもしれないという。現場では正面から罵声を浴びるのに対し、ネットの書き込みは文字にすぎず、「ぬるい」と感じるそうだ。
深夜の配信で心を保った二重生活
配信を始めたのは2015年ごろ、入社4年目のころだ。繁忙期とそうでない時期があり、夜10時か11時に帰れる現場に配属されたときに始めた。最初は高校生以来となるニコニコ動画への投稿で、内容は楽曲のアレンジだった。
ゆゆうたが手を出したのは、いわゆる「例のアレ」、淫夢系と呼ばれるジャンルだ。特定のBGMをアレンジする文化が流行っていて、そこに参加した途端、いきなり1万〜2万再生を得られるようになった。後ろ指を指されるようなコンテンツだという自覚はあったが、再生数が取れるならと「悪魔との契約」のような気持ちで続けたという。野獣先輩を直接いじるようなことはせず、BGMをアレンジするだけなら罪はないだろうと、自分なりに責任逃れをしていたとも語った。
伸びた理由について、ゆゆうたは流行に便乗したことが大きかったとしつつ、5歳から続けてきたピアノの経験で、ほかの投稿者より少しクオリティを高くできたのではないかと話す。大学時代は楽譜を買う金がなく、ずっと耳コピで演奏していたため、その技術も生きたという。仕事で褒められることがなかった分、コメントで褒められて承認欲求が満たされた。
2016〜2017年ごろには顔を出して話し、リアルタイムでコメントをもらいたくなり、生配信を始めた。最初はサングラスをかけていたが、仕事終わりで疲れていたときにコメントが見づらくて外してしまい、顔が知られた。当時すでに3万ほどの規模があったという。
このころの生活は、夜12時ごろ帰宅して2時間ほど配信し、3時間寝て6時に起きて電車に乗る、というものだった。ドラマ『ドラゴン桜』で阿部寛が「1時間半の倍数で寝ればなんとかなる」と話していたのにならい、1.5×2で3時間と決め、平均睡眠時間は3時間だったという。それでも配信をやめなかったのは体力の問題ではなく、心を保つためだった。それまで仕事ばかりで楽しいことがなく、ストレスを和らげるものを知ってしまったので、睡眠時間を削ってでも続けたかったという。当時は職場の話はせず、1時間ほど雑談しながらピアノで耳コピをする配信だった。この生活は1年ほど続いた。
住所流出とファックスの殺害予告、そして退職
退職したのは2018年ごろ、7〜8年目だ。きっかけは住所の流出だった。当時住んでいた高田馬場周辺での目撃情報と、配信に映る間取りから住所を特定され、ネットにさらされた。このまま配信者人生が終わるのかと思うと悔しく、逆にこちらから仕掛けようと、自分の住所を歌にして歌った。アンチも引くのではないかという狙いだったが、思いのほかバズり、「無敵のやべえやつ」「人生フリー素材」と言われるようになったという。
ゆゆうたによれば、当時は実況者もゲーム配信者も顔を出さず、楽器演奏者も手元だけを映すのが普通で、顔を出す人はかなり叩かれる時代だった。顔を出したうえに淫夢系のジャンルにいたことで異端視され、特定班に目をつけられやすかったという。
住所が知られるとゴミを漁る者も現れ、ゴミの中身から職場も特定された。会社には「殺す」と書かれたファックスが大量に送られるようになり、会社からは、この職場には置いておけないとして、一生内勤として働くか退職するかの二択を迫られた。ゆゆうたは迷わず退職を選んだ。自分から辞めたのではなく「アンチに辞めさせてもらった」ので、それについては感謝しているという。普通なら仕事を失うのはダメージだが、自分にとってはご褒美で、退職した日の帰り道は跳ねるように軽く、「解き放たれた、自由なんだ」と感じたそうだ。
無職から YouTube へ
退職時点で配信の収益はほぼゼロで、ニコニコでは1か月配信しても1万円にも届かなかった。完全なニートになったが、両親は仕事がつらかったことを知っていたので「辞めたかったならいいんじゃない」と受け入れた。一連の騒動も知っていたが、ミーハーな親で「おもろいことやってるじゃん」という反応だったという。今も動画や配信を見て、活動を一貫して応援してくれていると話す。
転機になったのは、ニコニコ配信の切り抜きがYouTubeに無断転載され、100万〜200万再生されていたことだった。それなら自分でやっても稼げるのではないかと考え、2018年ごろに始めたところ、案の定再生数が取れ、収益化も通り、会社員時代より稼げるようになった。ネットミームを歌詞にした自作曲が特にバズったという。準備期間はほとんどなく、本人は運が良かったと振り返る。会社員時代は金を使う場所がなかったため、1000万円ほど貯金があったとも話した。
24時間連続ピアノ配信
はっきり伸びたと本人が挙げるのは、2020年ごろの24時間連続ピアノ配信だ。誰もやったことがないことをやりたかったという。ピアノを弾く人には体の弱い人が多く、自分よりうまい人はたくさんいても、ゼネコンで鍛えた体力を兼ね備えた人はいないのではないかと考えた。ゆゆうたはこれを「ゼネコンとピアノの禁じられた融合」と表現した。
配信中は横にコーラを置き、おむつを履いた。食事はとらず、排泄しないで済むよう事前に浣腸で腸の中身を出してから臨んだという。仕事に比べれば全然つらくなく、23時間目あたりから視聴者がどんどん増え、HIKAKINからスーパーチャットも届いた。脳内物質が出まくり、寝ていないのにその夜は興奮で眠れなかったという。
退職後は「何があってもゼネコン時代よりはまし」で、毎日が天国だとゆゆうたは言う。失っていた感情は、数年かけて戻ったのではなく、蓋が開いたように反動で一気に戻ったと表現した。
殺害予告、闇バイト、偽警官、そしてへずまりゅう
一方で、ゆゆうたの名前を使った殺害予告や爆破予告が相次いだ時期もあった。ニコニコからYouTubeに移ったことで「ニコニコを捨てた」と恨まれ、ネットミームを歌にする人間は顔を出すべきではないと考える層もいたため、熱烈なアンチを多く抱えていたという。ゆゆうたの名前で予告をした大学院生が逮捕されたこともあった。引っ越しても住所は知られていたため、毎回警察が家に来て本人の関与がないことを確認し、名前を使ったいたずらとして処理してもらったという。アンチの多くはニコニコ時代からの人たちで、今もいるのではないかと話す。
2〜3年前、前の住居に住んでいたころには闇バイトの標的にもされた。いたずらでピザが届いたほか、闇バイトの依頼の場に、ゆゆうたの家に入ってスマホや炊飯器を盗んでこいという投稿がなされたという。炊飯器については、スマホを入れてGPSを遮断するために使うという説や、金目のものを指す隠語だという説があり、真相は分かっていないと本人は話す。警官が頻繁に出入りしていた時期でもあったため、闇バイトで雇われた偽の警官が来ることもあった。対面はせずインターホン越しに警察手帳を見せるよう求め、出せなければ偽物と判断した。警官は必ず2人以上で来るので、1人で来る者は怪しいと見分けていたという。
同じころ、当時は有名YouTuberに突撃する迷惑系YouTuberだったへずまりゅうが家の前に来た。コロナ禍で外に出られずにいると、へずまりゅうは本人が出てくるまで待つと居座り続けたが、その間に届いたピザなどを送り返し、結果的に闇バイトなどから守るような形になったという。ゆゆうたはこれにも感謝していると話す。
ゆゆうたは、マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるように考えるようになったという。ゼネコンでのつらい7年間があったから24時間ピアノを弾く体力がつき、押し潰された感情があったから反動の承認欲求が生まれた。ゼネコン時代の話は配信で何度もしており、切り抜きでも伸びている。勤めていなければその話もできなかったので、人生に無駄なことはなかったと思えるという。なお、粘着するアンチへの開示請求は自分では行わず、警察に被害届を出して任せていると話した。
謹慎と、加藤純一からの電話
配信をやめようと思ったことはないという。顔も知られ、前の職場のネガティブキャンペーンもしている自分を雇う会社はないだろうし、一生ネットで生きていきたい。もともと金のために始めたわけではなく、昔のニコ生主には、金をもらえなくても好きで配信している人が多く、そういう人が今も生き残っているとゆゆうたは見ている。物欲もなく、服にも興味がなく、ピアノさえあればいい。欲しいのは多くの人に見てもらうことで、それは金では買えないと話した。
今年立ち上げられた事務所については、謹慎中に加藤純一から電話があり、事務所を立ち上げるので創立メンバーになってほしいと誘われたという。謹慎前から構想に入っていたのではないかと本人は考えており、加藤純一が率いるメンバーに入れたことを誇りに思っていると語った。
謹慎していた3か月は「死にそうだった」という。対外的な発信ができず、目に見える成果を出そうと1日20kmほど歩き、15kgほど減量した。ネットはあまり見なかったが、それは誹謗中傷がつらいからではなく、戻りたくなってしまうからだった。その気持ちを抑えるため、群馬県にある寺のような断食道場に2泊3日で泊まり込み、小さな茶碗のお茶漬けだけの食事でヨガなどをして過ごした。普段は1日1000回ほどエゴサーチし、アンチのコメントも見てしまう。誹謗中傷より、一切触れられなくなるほうがずっとつらいという。
生き残る配信者の条件と「オワコン」への不安
一線で活躍する配信者の共通点を問われると、ゆゆうたはニコニコ出身が強く、ほぼ全員がニコニコから来ていると答えた。最近は稼げると分かったうえで配信者やYouTuberになる人が増えたが、そういう人はボロカスに言われるとメンタルが弱ってやめてしまう。好きでたまらず配信をつけてしまう人が残る傾向にあるのではないかという。自分のメンタルが強いとは思わないが、ゼネコンで「寝たら忘れる」が身についたので、痛みは感じても死なない、ヒットポイントが無限にあるような状態だと表現した。
社会人経験については、なくてもいいと前置きしつつ、社会特有の理不尽さで培われるものがあり、社会人時代の話は誰でも面白いので人間性に深みが出るのではないかと話した。金銭感覚も狂わないという。1年後どうなっているか分からない仕事で、プラットフォーム自体がなくなる可能性も、自分がオワコンになる可能性もあるからだ。
オワコンにならないために意識しているのは継続だという。常に見られている、常に挑戦するという気持ちを持つ。YouTubeや配信は頑張っても視聴者が減るのを止められないので、それでも現状維持を目指して面白いことをし続けるしかない。面白いことをしていれば人はじわじわ増えるという考えで、配信はなるべく毎日行い、しばらく更新をサボっていたYouTubeも2週間に1回は上げようと思っていると話した。80歳になっても続けていると思う、とも語った。
視聴者との距離感、加藤純一のカリスマ、藤井風
コメント欄だけが大喜利のように盛り上がる「ネットのおもちゃ」状態についても、ゆゆうたはそれでいいと答えた。人生の目標は、自分が死んだときに自分を知っている人が1人でも多くいることだという。自分がいなくなっても、その人たちの中に概念として残り続け、魂は生き続けるのではないかと考えている。好かれても嫌われてもよく、社会人時代に自我を殺されまくった反動で、自分という存在を誰かに意識させたいという気持ちが強くなったと語る。古参か新参かも関係なく、むしろ最近知ってくれた人がいると、まだ新規がつくコンテンツなのだと安心できるという。
視聴者との関係は「お互いがちょっと見下し合っている」のがちょうどいいとゆゆうたは言う。目を見て話すわけではなく文字のやり取りで、向こうも匿名で好き勝手に言うし、こちらも好き勝手に言う。向こうも舐めてくるし、こちらも少し舐めている関係だという。
ライバルは特にいないが、加藤純一はすごいと思うという。自分を舐めてくる視聴者も加藤純一には従順で、そのカリスマ性は自分には出せない。自分は舐められることで親近感を持たせて人を集めるスタイルで、いじられキャラのほうが性に合っているという。その考えから、配信者養成学校のようなものは「クソくらえ」だと批判した。人それぞれ正解がないのに型にはめて金だけ取ろうとしている、本当にやりたい人は学校に行く前に配信をつけている、というのが本人の見方だ。
配信で「藤井風は自分の上位互換」と言ったことについては、ピアノもうまく顔もかっこいいという半分冗談だったと説明した。心の中では自分が一番だと思っており、配信者には自分を一番好きでいることが必要だという。リアルタイムで見てくれる人は自分を最優先にしてくれているのだから、自分が誰かより劣っていると言うのは失礼だという理由だ。ギニューが孫悟空の体を操れないように、自分を一番使いこなせるのは自分なので、誰かに生まれ変わりたいとは思わないと話した。自己肯定感は活動を始めてから強くなったという。仕事はできるほうではなかったが、配信や動画は狙いどおりに伸びることが多く、才能があるかもしれないと思えたからだ。
今後については、音楽活動も広げたいという。あるミュージシャンとラジオをしており、楽曲のカバーやバンドのようなこともしている。活動者は支える柱が多いほど崩れにくいので、それがオワコン化の予防策になると考えている。YouTubeと配信では視聴者層がまったく違い、Twitchの視聴者は「動画投稿なんてやるな」と言い、YouTubeの視聴者は「配信なんてやらずに更新してくれ」と言う。YouTubeは純粋な子どもが多く、Twitchはひねくれた中年男性や斜に構えた大学生、加藤純一の視聴者などが混在しているという。その違いがかえっていいバランスになっていると話した。
ゆゆうたは今の幸せを、サウナで「ととのう」ことにたとえた。ゼネコン時代のつらさがあるから今の楽しさがより強く感じられ、幸せの沸点が低く、ポケットから100円が出てくるだけで幸せだという。本人はゼネコン時代を「監獄生活」と呼んでいる。
建設業界への提言
ゆゆうたのもとには、転職関連の仕事も来ているという。視聴者には学生も多く、ゼネコンの話を聞きつけた就活生も多い。仕事が合わない人のきっかけになれればと考え、名前は前面に出ているものの、企業とのやり取りはほとんど任せていると話した。
本人の発信の影響で、ゼネコンへの就職を思いとどまる人もいるという。ゆゆうたは「3割減ったらしい」と語り、闇バイトに狙われたのはゼネコン関係者の仕業ではないかという説もあったが、ゼネコンの人間にそんな時間はないので絶対に違うと冗談を交えて否定した。
退職後、大阪・関西万博の工事がニュースになった際、業界団体の会長が万博の工事現場では残業制限を撤廃するとテレビで発表していたことに触れ、「やっぱり何も変わらない」と思ったという。三六協定が厳しくなっても、会長の一声でなかったことにできるなら意味がない、というのがゆゆうたの受け止めだ。
大手ゼネコンのYouTubeチャンネルで公開されていた「現場監督の1日」密着動画にも違和感を示した。朝8時の朝礼から現場作業と事務作業をこなし、18時に帰って同僚と飲み会に行くという内容で、ゆゆうたは自分が経験した現実とあまりに違い、18時に帰れるわけがないと話した。聞き手は、そうした動画は第2、第3の被害者を生むだけではないかと指摘し、本当のことを語るゆゆうたの発信のほうが有益ではないかと述べた。
それでも、ゆゆうたは建設の仕事そのものを否定しているわけではない。やりがいを感じている人もいたし、「地図に残る仕事」なので頑張ってほしいと話す。ただ、絶対に必要な仕事であるなら、それなりの対応をしてほしいという。「何が残業時間の制限撤廃やねん」と述べたうえで、まず人を人として扱うところから始めてほしい、というのがゆゆうたの最後の言葉だった。
普通に監督で、首吊ってた人もいたんでしたっけ? いましたね。もう感情を捨て去った状態で、仕事をただロボットのようにし続けるみたいな。余計な感情なんていらないって、上からもそういう教えがあったんで。そん時に残業200時間ぐらい行ったんで、僕、週5ぐらいでは家帰ってないっすね。そん時はもう常に罵詈雑言を浴びてると、謎の耐性ついてくんすよね。だからそん時はへこむけど、まあそんなこともあるかみたいな感じで。
僕ら下請けだから、残業100時間以上はカットされるんすよ。したら200時間カットだから、500時間で35万って、時給換算すると700円なんすよね。お前コンビニバイトより安いじゃねえかと思って。メンタル的にはもう死んでましたよ。死にながら生きてたみたいな。
そういう生活の中で配信始める。ニコニコで動画投稿から始まったんですよね。特定のBGMみたいなのがあって、それをアレンジする文化みたいなのが流行ったんすよ。いきなり1万再生とか2万再生とかもらえるようになって。そん時やってたのが、12時ぐらいに家帰ってきて、そっから2時間ぐらい配信して、3時間ぐらい寝て、6時ぐらいに起きて、電車乗ってくみたいな生活。
8年目でやめるんです。そう、2018年ぐらいでやめましたね。僕、住所バレて家で配信してたら、まず職場というか、まだ仕事してた時に住所バレちゃって、ネットに晒されて。そっから住所バレたら、ゴミとか漁ってくるやつも。そこで職場もバレたんすよね。僕のそのゴミの材料から。そしたら職場に、その鈴木ゆゆうた殺すみたいなファックスが大量に送られるようになって。
本格的にきつくなってくのって、何年目ぐらいからですか? でも2、3年目が一番きつかった。そん時に残業200時間ぐらい行ったんで。そん時どんな生活ですか?
朝礼が8時とかあるんですけど、まず月曜日の7時ぐらいに出勤して、その職人さんに渡す用の図面とかを打ち出すところから始まって。それの準備を朝礼までにしないと職人さんが動けなくなっちゃうんで。7時半ぐらいになったら着替え始めて、現場に向かって、8時の朝礼でラジオ体操して、そっから現場の職人さんに指示出しとかして。
そうなったら、職人さんがあれできねえ、これできないみたいな、そういうのもめちゃめちゃあったりする。プラス、新規で職人さんとか入ってきたりするじゃないですか。そういうのって、安全のあれとか、そういう書類とかがすげえ厳しいんで。それの書類の作成とか、あと図面作ったりとか、そういうのしてたら、あっという間にもう夜になってて。
職人さんは夜勤とかで入ったりするんですけど、監督、人数少なかったから、夜勤も任されるようになっちゃって。朝礼、夕礼みたいのがあるんすけど、それが夜の8時からあって、それに出て。深夜はその夜勤の職人さんの、あれでもねえ、これでもねえっていう指示を出したりして。それが終わるのが朝5時で、2時間寝て、そしたら次の日の朝8時にまた朝礼があってみたいな。だから僕、週5ぐらいでは家帰ってないっすね、そん時は。
もう2、3年目で、週、泊まり込みみたいな。ぐらいはありましたね。もう家帰れたらいいなみたいな。
ただ何がきついって、結局、明らかに1人の人間がこなせる業務量を超えてんすよね。はい、超えてます。明らかに。やばいっす。今どうなってるかわかんないですけども。
だからさっき言ったような、事務所で図面書いてたら職人から呼ばれるみたいな。電話で現場来いっつって。そうですね。現場でやってたら事務所から電話かかってくるみたいな。そうしてたら、また別の職人から電話かかってくるみたいな。そうそう。もう電話1回出て切ってる間に不在着信5件みたいな。終わらない。いつ終わるんだろう、この連鎖は、みたいな。
普通に、ちゃんとやろうと思っても、そもそも詰んでるっていう状況。無理です。ですよね。だから本当に、誰かから怒られるの覚悟で、一番被害が少ないやつは甘んじて受け入れて、やべえやつから処理していくみたいなのを要求されますね。
しかもその後、このタイミングしか絶対できない仕事みたいなの。あります、あります。めちゃめちゃあります。その設備の配管を仕込まないといけないみたいな。そうなんですよ。2段階あって、まずLGSっていう、下地の、壁とかにある骨組みみたいなやつですね。そこに配管通す用の穴みたいのも、事前に指示出して開けといてもらわないと、いざ、でっかいダクトとか通らないぞみたいなのがあるんで。
まずそこで漏れがないように。しかも漏れないようにしなきゃいけないのに、うちの図面屋がしょっちゅうダクトのルートとか変更するから、職人とかに頼めなくなるんですよ。もううちの仕事終わったから、それやんねえよって。そうすると僕らが自分で墨出しとかして、ここに、その骨組みのここは穴開けといてくださいねみたいなのを、自分で書きに行くんですよね。僕ら監督が職人みたいなことをするみたいな。
ピンポイントでやらないといけないから、早すぎてもできないし、遅かったら完全アウトで、ちょっと待ってくださいっつったら、もうぶち切れられるみたいな。そうなんですよ、マジで。職人がもう帰るわとか言い出すみたいな。もうそういうタイミングで職人いない時は僕らがやるしかないです。もうダクトも繋ぐんで。僕ら絶対やっちゃダメなんすけど。
でもやってる人いましたよ。本当に。じゃないともう進まないっすもん。結局終わんないっすもんね。あれどうすりゃいいんすかね? 全部機械化すりゃいいのに。AIとか、音楽とかがAIとかで今流行ってますけど、先に建築何とかしてくれよっていう。
建設業ってどうやって利益出してるかっつったら、工期が決まってて、それまでに絶対終わらせると。その過程の中でどんだけ金を抑えて、人件コストを抑えたりみたいな。そういう感じですね。最後、プラスにどんだけ貯金が残ってるかみたいな勝負だから。はい、そうです。意地でもみんな、まず工期に合わせるのはあるし。もうそれ当たり前ですね。絶対に金かけんなよ、極力金かけんなよっていうので。
なら俺たちの人も増やせって話ですよね。なんで職人のコストをそんな削減しろとか言い出しといて、こっちはその上のコスト削減で、俺たちも夜勤まで任されてみたいな。夜勤用に人雇うと多分金が倍かかるからみたいなことなんでしょうけど。僕ら下請けだから、残業100時間以上はカットされるんすよ。だからもうほぼタダ働きみたいな感じで。
100時間より先は? 100時間カットなんすか? 100時間でカットです。だからもう300時間残業したら200時間カットっていう。でもむかつくのが、多分僕らその孫だから、元請けには多分金取ってるんすよ。その満額分。でも僕らはカットされてるから、その分うちの会社の利益になってってのもむかついて。
その300時間やってた時って、手取りどんぐらいっすか? 手取りで30ちょいぐらいっすね。35ぐらいだっけな。でも300時間残業で、基本の就業時間って多分25×8で200時間ぐらいなんすよ。だから500時間で35万って、時給換算すると700円なんすよね。お前コンビニバイトより安いじゃねえかと思って。なら俺コンビニで500時間働くわと思って。
こういう、だから感情をもう失っていったみたいな、おっしゃってるじゃないですか。配信とかでも。いや、もう嫌でもなくなりますよ。そんな家帰れなくて、常に罵詈雑言浴びてると、謎の耐性ついてくんすよね。そん時はへこむけど、まあそんなこともあるかみたいな感じで、謎の悟りみたいな境地に入ってきて。
感情を捨て去った状態で、仕事をただロボットのようにし続けるみたいな。余計な感情なんていらないって、上からもそういう教えがあったんで。そういうのを捨てて、ただやれみたいな。泣いてる暇あったらやれみたいな。
普通に、ゆゆうたさんの時代って殴られてましたか? いや、ヘルメット越しにスパナでカツンっていう。脳が揺れるみたいな。罵詈雑言がエコーみたいに聞こえてくるんですよ。どうやってんだこの、みたいな感じで。そういうのありましたね。直接殴られるとかは、僕の時代はさすがにいなかったっすね。
物に当たられるとかありましたけど。ありましたよ。なんか資材とかガーンみたいな。やってらんねえよ、この野郎みたいな。普通に資材パクっていく職人とかいましたね。ああ、ありました。次の日現場来たら電線全部なくなってて。
中国人盗難部隊とかありませんでした? 勝手に車入ってきて、その冷媒用の配管の、そういうエナメル管みたいな、そういう電線みたいな。電線って、そういう資材、結構高く売れるらしくて。そうそう。だからそれまとめて持ってって逃げるみたいなやつらもいましたね。盗難部隊。盗難部隊ありました。
俺がやめる直前ぐらいって、すげえ外国人労働者みたいなのが増えたんすよ。だからそういうタイミングで、すごい中国人の部隊みたいなのがそれに紛れて入ってきて、闇バイトみたいな感じで銅だけ持って帰ってくみたいな事件は結構発生しましたね。
僕も大量に電線盗ってた人がおって。あれ包まれてるじゃないですか。塩ビで。塩ビを剥いた状態じゃないと売れないらしいんすよ。パクってるやつは、家に剥き機があったみたいな。へえ。確かに。あのままだったら売れないらしいですよ。
1回、工具が2日連続盗まれるっていうことがあったんです。職人さんの。職人さんがそれを現場所長に言ったら、お客さん、発注者が最強じゃないですか。僕の現場、お客さん結構来るような現場ですよ、定期的に。でもそれは、やっぱお客さんへのメンツが立たんから、今回は泣き寝入りにしてくれみたいなんで。警察呼ばずに終わったんすけど、またパクられて、結局警察来ました。
意味ない。だからもう、やりきれんみたいな。インパクトドライバーとか、マキタ製品が大体パクられるんですけど。そうそう。やっぱああいうのも売れるんすよ。あ、そっか。自分で使うの? 自分で使うっす。ああ、そうか。
なんならうちの職人がパクってたりしたこともあったから、もうやめろって言って。だからどこでも、争いは同じレベルでしか発生しないんですよ。もう奪い奪われの。なんなら俺、お前が代わりに盗んでこいみたいに言われたこともあって。職人さんにですよ。僕、監督ですよ。なんで監督がそんな盗人みたいなことしなきゃあかんねんみたいな感じで、もちろん断りましたけど。
普通に監督で、首吊ってた人もいたんでしたっけ? いましたね。僕が直接その光景を見たわけじゃないですけど、僕がその現場に配属された時に、ロッカーにバツ印みたいなのついて。これ何すかって聞いたら、お前の前に来たやつがちょっと首くくっちゃってみたいな。だから俺、その代理で来たみたいな感じになっちゃう。やべえなと思って、すげえなったんすよね。
それはかなり特殊なケースですか? そんなバンバン人が死んでたってわけではない? はい、失踪は多いっすね。急にいなくなっちゃったみたいな。実家連絡しても、1人暮らしの住所の方行っても見当たらないみたいな。失踪は僕知ってるだけで5人ぐらいは全然いましたよ。
それ、亡くなったのとかは、一応社内では共有されたりするんですか? いや、もちろん。ただ労災は隠されますよ、全然。そうっすか。
労災っていって、ちょっと怪我して血が出ちゃったみたいな感じで、本来行かなきゃいけないんですけど、労基行かなきゃいけないですけど、それやると作業止まっちゃうんで。お前これぐらいの怪我なら我慢しろって言って。ちょっと怪我が重い時は、お抱えのブラックジャックみたいな、もぐりみたいな医者がいて、お前ここ行ってこいみたいなのもありました。労災隠しに。
労災隠しのブラックジャックがいる。ブラックジャックいる。いましたね。とりあえずここ行ってこいみたいな。やばいでしょ、普通に。
ゆゆうたさんは、さっき言ってた、やめようとは言えない性格じゃないですか。はい、そうです。失踪とかしようと思わなかったですか? いや、失踪するのも勇気が出なかったというか。だから僕もちょっと洗脳されてたんでしょうね。もうずっと会社にいるのが当たり前みたいになっちゃって。カイジの地下労働みたいな感じで、一種の、それが当たり前になっちゃってるみたいな。そこで何とかなっちゃうみたいな。
僕、さっきも言った通り、体だけは強かったから、体は壊さなかったんで。それで何とかなっちゃってんのもありましたね。メンタル的にはもう死んでましたよ。死にながら生きてたみたいな。精神疾患の診断も受ける暇もないぐらいだと思うんですけど。無理です。だって僕、大学の時に取った免許、更新行けなくて失効しましたもん。
車の? はい、車の自動車免許。休み取れなくて。しかもそういう現場監督って、やっても褒められないです。もう減点式なんですよ。ミスったら怒られてみたいな。加点されることはあんまないですよね。とにかくお前あれもやってないのか、これもやってないのかって言われ続けるうちに、感覚が麻痺してくるというか。今日も怒られたか、まあまあまあみたいな。
僕、今でもYouTubeとか配信とかで死ねとかもよく言われるんですけど、その耐性はそん時に培われたものかもしれないですね。生半可な罵詈雑言じゃ別に、みたいな。しかもリアルで正面切って言われる。そう。あいつら文字ですからね。それに比べて配信のやつらって。だから、ぬるいなと。
そういう生活の中で配信始めるんですか? そうですね。現場にも繁忙期とそうでもない時期ってあるじゃないですか。割と、定時ではないんですけど、夜10時とか11時ぐらいに帰れる現場に行けて。そん時に、じゃあ配信してみようかなみたいな。元々ニコニコで動画投稿から始まったんですよね。
それは高校生の時ぶりに? ぶりに、はい。社会人の何年目ですか、それ? 2015年とかだったから、4年目とかっすかね。そっか。じゃあ最初、ニコニコ動画にどんな動画あげたんすか? 楽曲のアレンジですね。例のアレっていう、淫夢系っすかね、早い話。
具体的にどんな? そこの特定のBGMみたいのがあって、それをアレンジする文化みたいなのが流行ったんすよ。それのアレンジャーとして結構伸びちゃって。それでコメントとかも来るようになって。その時も、もちろんゆゆうたって名前でやってて。
僕は顔とか出さずに、昔2ちゃんに顔晒された過去があるから。社会人なんで顔も出さずに、ただただ楽曲のアレンジみたいなのを打ち込んで、ニコニコにアップロードして。コメントもらえたら嬉しくてみたいな感じで。仕事のストレスとかを、やっぱ褒められること、さっき言った通りないっすから。アレンジとかしてて、お、ええやんみたいな感じで褒められると、それで承認欲求が満たされたりみたいなのは、すげえありましたね。
じゃあそん時、10時ぐらいに帰れるから、帰ってそっから動画撮って、編集して、すぐアップして。休みとかも週1であったんで、そん時にやってみたいな。それはすぐ結果出るんですか? そうですね。例のアレっていうジャンルの文化に手染めた瞬間に、いきなり1万再生とか2万再生とかもらえるようになって。
そういうのって、後ろ指さされるようなコンテンツなわけなんですよ、結構。でも再生数取れるならそれもいいやみたいな感じで、悪魔との契約みたいな感じで。それって結構ご法度じゃないけど、汚れ的な感じだったんですか? 結構汚れ気味っすね。元々、真夏の夜の淫夢っていう。
あ、野獣先輩。野獣先輩のやつですね。とは違うんすけれども、そことちょっと類似したコンテンツみたいなところで、syamuさんとか、そういう系のジャンルっすね。そこのBGMで、僕、BGMいじるだけなら罪ないなみたいな、勝手に責任逃れみたいなことして。特に野獣先輩とか直接いじるようなことはしなかったけど、楽曲のアレンジすることによって。そこでちょっと地位を確立したのがきっかけみたいな感じです。
そういう系が流行ってたから再生数取れたのか、なんでそれは結果的に? 流行りに便乗したのもでかいと思います。結構僕、そういう楽曲のアレンジがちょっと得意だったみたいで、他のやってる人よりもちょっとクオリティ高めにできたのかなっていうのはありました。ピアノの、5歳からやってきた経験が生きた形になったのかなみたいな。
僕、元々大学時代にキーボードやってたんですけど、楽譜買う金なかったから、自分で耳コピでずっとやってたんすよね。それで耳コピの技術みたいなのが磨かれて、動画投稿にも生きたのかなってのはあります。だから24時間弾き続ける配信とかも、そこが生きてるんですか? はい、生きてますね。それはゼネコンで培った体力もあるし。ゼネコンとピアノの、禁じられた融合みたいな。ここで1つになったかみたいな。
ついに。顔出しはいつからするんですか? 顔出しは2016、7年ぐらいかな。元々曲作ってるだけじゃ承認欲求足りなくなってきて、実際顔出して喋ったりして、コメントとかリアルタイムでもらいたくなっちゃって、配信みたいな。最初グラサンとかしてやってて。そん時も仕事終わりで疲れてて、グラサンしてたにもかかわらず、コメント見づれえなっつって取っちゃって。それで顔がバレたみたいなところが。
当時から視力0.3だったんで、僕。そこで顔がバレたのが2016か17ぐらいかなっていう感じです。深夜ぐらいから配信やって、朝までやって、また現場行くみたいな。そん時やってたのが、12時ぐらいに家帰ってきて、そっから2時間ぐらい配信して、3時間ぐらい寝て、6時ぐらいに起きて、電車乗っていくみたいな生活続けてましたね。
当時『ドラゴン桜』で、阿部寛が1時間半の倍数だけ寝れば何とかなるみたいなことを言ってて。僕はそのドラマに則って、じゃあ1.5×2で3時間寝りゃ一応大丈夫かみたいな感じで。1日の平均睡眠時間3時間でしたね。
でもそれって、配信がないと心保てないぐらいになって。もうおかしくなってました。やっぱり、いざ配信に手染めちゃうと、配信って楽しいんすよね。それまで楽しいことってあんまなかったから、もう仕事ばっかりで。だから仕事のストレスとかを緩和するものを知ってしまったら、睡眠時間削ってでもやりたいなと思って。
だからそれってフィジカル的な問題じゃなくて、メンタルを保つための深夜配信。はい、もう逆にっす。やってなきゃやってらんなかったっす。その時って、職場の話とかするんですか、配信で? いや、当時はちょっと隠してたかも。僕やめてからっすね、あれ語るようになったのは。
逆にどんなこと話してたんですか、その精神状態で? ピアノの曲弾いたりして、ここいいやみたいな感じで耳コピとかやったりしてましたね。当時は本当に1時間とかしかやってなかったんで。ニコニコで、だらだら喋りながらピアノとか弾いたりみたいな感じでやってました。
その状態が結局どれぐらい続くんですか? 1年ぐらい続いたんじゃないですかね。8年目でやめるんです? そう、2018年ぐらいでやめましたね。7年目か。7年目か8年目ぐらいで。それって結局、なんでやめるんですか?
僕、住所バレて、家で配信してたら、まず職場というか、まだ仕事してた時に住所バレちゃって、ネットに晒されて。間取りっすね。間取りと、僕当時高田馬場住んでたんですけど、その高田馬場周辺の目撃情報プラス間取りで、ここやろみたいな感じでバレて。
そっから僕も、晒されたら結局配信者人生終わっちゃうのかなと思って。それが悔しくて、逆に、じゃあこっちから攻撃仕掛けようって言って、自分の住所を歌にして歌ったんすよね、自分で。そしたら、こいつやべえやつなんじゃないかって言って、逆にアンチも引くんじゃないかみたいな感じで。
そしたら思いのほかバズって、こいつはもう無敵のやべえやつだみたいな、人生フリー素材みたいな感じで言われることになって。俺もちょっとこれで、何の解決にもなってないけど、何とか一命は取り留めたなって言って。当時って顔出すのも結構はばかられるというか、それこそ実況者とか、ゲーム配信者とかも顔出してやってなかったし、楽器とか弾く人も顔とか隠して手元だけでやってたりみたいな時代だったから。
だから当時顔出してやって、しかも淫夢とかそういうジャンルのやつが、その時点で結構異端だったんで。特定厨みたいなのに目つけられたりしてたのもあって、住所バレて。それで住所がバレて、そっからゴミとか漁ってくるやつも。そこで職場もバレたんすよね。僕のそのゴミの材料から。
そしたら職場に、鈴木ゆゆうた殺すみたいなファックスが大量に送られるようになって。それでなんだこれはみたいな感じになって。お前をちょっとこの職場には置いておけないって言って、一生内勤として働くか、もう仕事やめるか選ぶみたいな2択を迫られたんですよね。
僕はもう迷わずやめますって言って。だから僕が自分でやめたわけじゃなくて、なんならアンチの人にやめさせてもらったみたいな。僕、そのことに関しては感謝してんですよ。向こうは嫌がらせのためにやったつもりが、僕に関してはゼネコンの呪縛から解き放たれるきっかけをもらったというか。
仕事やめるって本来ダメージじゃないですか、普通の人にとっては。僕にとってはご褒美というか。だから仕事やめた日の会社の帰り道が、羽が生えたように軽くて、俺はもう解き放たれたんだ、自由なんだみたいな感じで。
そん時は配信で収益ってもう出てたんだ。ゼロです、ゼロです。じゃあ全く無職の状態になるってことですか? もう無職です。とりあえずやめれて嬉しいがありすぎて、別に次何かが決まってるとか。完全なニートになりましたね。ニコニコの収益化みたいなのもまだ当時あんまなくて、1ヶ月配信しても収益が1万円いかないぐらいだったんで。
ご両親はどんな反応なんですか? 両親は結構、僕が仕事で辛いのも知ってたんで、やめたかったんならいいんじゃないみたいな感じで、結構快諾してくれてましたね。配信やってたり、一連の騒動とかも知ってたんすか? 一連の騒動は知ってましたね。
うちの親、結構そういうのミーハーだから、お前おもろいことやってんじゃんみたいな感じで、意外と寛容だったというか。今もYouTubeの動画とか配信とかも見てくれたりしてますし、両親も。僕の活動に関しては、一貫して応援してくれてますね。
そっからネットで食えるようになるのは、どんな経緯なんですか? 元々ニコニコで結構伸びてたから、そん時にニコニコの配信の切り抜きとかがYouTubeに転載とかされてて。無断転載。それが100万再生とか200万再生とか行ってて。あれ、これ俺YouTuberいけんちゃうみたいな。じゃあ俺がそのままYouTube行っても、これ金稼げるんちゃうかなっつって。
始めたら案の定、結構再生数取れて、それで収益化も通って。会社員の時よりもいい給料もらえるようになって、ならこれでええやんみたいな。もうYouTubeで動画投稿しまくりましたね。
じゃあ食えるようになるのに、期間はどれぐらいでした? 期間ほとんどなかったっす。本当にゼロで始めたんすけど、本当に運が良かったんでしょうね。YouTubeに行ったら、収益結構ウハウハでみたいな。それ2018年? 18年ぐらいです。曲のアレンジとかピアノの動画とかで、普通にうまく乗り換え成功したみたいな。
あとネットミームを歌詞にして、自作で曲作って歌うみたいなやつが結構バズったかなっていう。すぐゼネコン時代より稼げるようになるんです? 結構すぐなりましたね。もうその年ぐらいには。でもそれ以前に、結構貯金はあったんですよ。貯金は、会社で1000万貯めましたよ、僕。だって使う場所ない。
決定的に大バズりしたみたいな動画とか配信ってあるんですか? でもYouTube行ったらずっと結構伸びて。2020年ぐらいにやった、24時間連続でピアノ弾くみたいな、あれは明確に結構伸びましたね。それはまず何でやろうと思ったんですか?
やっぱ誰もやったことがなかったからっていうので。僕、24時間ゼネコンで働けてたんで、ピアノいけるかなと思って。ピアノやってるやつって結構ひ弱なやつ多いから、ピアノとゼネコンで鍛えられた体力両方持ってるやつは。俺よりピアノうまい人は全然たくさんいるんですけれども、それにこの体力を兼ね備えてるやつはいないんちゃうかと思って。
やっぱ誰もやってないやつをやるのが好きだったんで。それでやってみたら、意外と、あら、こんなに人が来てくれてみたいな感じで。でもマジで弾き続けるから、水は横にコーラ置いて。そうです。おむつ履いて、最悪うんこ出る時のために。もう飯は食わなかったっす。
うんこは出さないようにしてたんで、極力。準備して、その前にイチジク浣腸を入れさせて、中にあるもの全部出してから配信してましたね。それで食べなければ、事実上腹には何もないはずだから、これ以上出るもんはないだろうみたいな。
その24時間はどんな気持ちでやってたんですか? やってみてどうでしたか? でも本当に、仕事に比べたら全然辛くないなと思って。しかも23時間目とかになってくると、人もどんどん増えてって、HIKAKINさんもスパチャとかしてくれて。だからめちゃめちゃ脳汁が、ドーパミンめちゃめちゃ出ましたね。寝てないにもかかわらず、その日の夜全然寝れなかったっす。やったぞ、やったぞみたいな気持ちが強すぎて。
すごいっす。極端な生活の変わり方じゃないですか。どんな精神状態になるんすか? もう何があっても、ゼネコン時代よりはマシやなみたいな。毎日天国っす。仕事やめてから今まで、ずっと楽しいっすよ、僕、生きてても。もう反転しました、完全に。それまで辛かったっすけど。
失った感情は? 戻りましたね、多分。それやっぱ数年かけて取り戻してきましたか? いや、もう反動で一気に戻りました。蓋が開いたみたいな、今まで閉じ込めてた感情が一気に、ゴムみたいに反動で放出されたんじゃないかなみたいな感じで。
もうだからあの時よりは全然マシなんで、全てを乗り越えれるんですよ。そうですね。ただやっぱそれを面白くないと思う人もいたみたいで、僕の名前で殺害予告とか、爆弾仕掛けるぞみたいな、そういう脅迫状みたいなのが届きまくる時期とかがあって。
それどんな時期なんすか? 僕、ニコニコからYouTube行ったんすよ。だから結構アンチはたくさん抱えてるんすよね。お前ニコニコ捨てやがってとか。元々ネットミームとか歌にしてやってたんで、そういう人たちって顔出してやるべきじゃないみたいな勢みたいなのもいたりして。結構熱烈なアンチとか抱えてて。僕の名前で爆破予告した大学院生とかが逮捕されたりしてましたし。
そうなんです。それは結局ゆゆうたさんが、それを知って通報するみたいな流れなんですか? いや、警察がうちに来ます。住所もバレてたんで、僕。引っ越しても住所バレてたんで。毎回警察が家に来て、これあなたじゃないですよね、はい、私じゃございませんって言って、家宅捜索されたりみたいな。
何もなかったですねって言って。だからこれ今後は僕の名前を使ったいたずらですよみたいな感じで処理してもらって、みたいな感じでした。それってやっぱ数十年来の熱心なアンチみたいな? 多分そうっすね。ニコニコからがほとんどだと思います。今も多分いるんじゃないですか。2、3年前ぐらいでも闇バイトの標的とかにされてましたし、僕。
その家が? 家が。今は僕、住所バレてないですけど、ここ住む前、谷に住んでて、そこで結構住所バレて。家にいたずらでピザが届いたりとか。それこそ一番でかいのが、闇バイトの依頼みたいなところに投稿されて、ここにいるやつの家に入って、スマホとか炊飯器とか盗んでこいみたいな依頼があったみたいで。
炊飯器っていうのは、隠語みたいな説もあるらしくて。本当に炊飯器で、スマホとかをそれに入れるとGPSとかの情報がシャットアウトされるから、本当に炊飯器持ってくのかなみたいな説と。あと炊飯器っていうのは金目のものの隠語みたいな説とかもあったりして。そこはまだ明らかではないんですけども。
そういうのを盗んでこいって言って。僕んちに警官とかたくさん来る時期もあったから、その偽の警官がたまにいるんですよ。闇バイトから雇われた、偽の公務員とか。だから僕、それの仕分けしなきゃいけないですよね。警察が来る時は必ず、警察手帳見せてくださいって言って。それが出せないと偽物みたいな。
実際、偽物の警官と一応対面? 対面はしてないです。インターホン越しに。警官って必ず2人以上で来るんすよ。だから絶対に1人で来るやつとかは怪しいって言って。そういうので、ひよこの仕分けみたいな感じで、これは本物だなみたいな。
それ以外には、ピザとかもいたずらでめっちゃ届いたりするんすよ。闇バイトも来たりして。そん時、へずまりゅうっていう、今は鹿を守ってるんですけれども、当時は有名YouTuberとかに凸するみたいな、迷惑系YouTuberとしてやってて。僕んちも住所バレてたから、へずまりゅうに凸されたんすよね、家の前で。
当時コロナ禍だったから僕も外出れなくて。へずまりゅうも、俺が出てくるまで張るって言って、ずっといて。そしたら闇バイトとか、ピザとか、そういうのを送り返してくれてて、へずまりゅうが。だから化け物同士の衝突みたいな。益虫みたいな、アシダカグモみたいになってて。
迷惑系YouTuberだったにもかかわらず、うちに起きる災いから守ってくれてたみたいなのもあって。だからそれに関してはちょっと感謝してるんですよね。僕そういうのあるんすよ。ファックスとかで殺害予告されたおかげで仕事もやめられたしみたいなのもあるし。逆に、本来の人なら迷惑になるやつが功を奏してるみたいな部分があったりするんで。
すごいっすね。結果的に、マイナスがより強いマイナスにさらされすぎて、プラスに転じてる場合がある。はい、そうですね。マイナスにマイナスかけたらプラス。だからそっからは僕、何があっても結構プラス思考に捉えるようになりましたね。
何あっても、これでももしかしたらいいことかもしれない。ゼネコンで辛かった7年間も、そのおかげで体力ついて24時間ピアノ弾けたのかもしれないし。あん時に押し潰された感情なかったら、今その反動の承認欲求みたいなのも、そこまで生まれてなかったかもしれないし。
だから結局、どんな辛い過去も全部自分の糧になってるんじゃないかなって思うことにしたら、すげえ何事も。しかも僕、ゼネコンの話とか配信でしまくってるんですよ。それが結構切り抜きとかでも伸びたりしてるんで。結局勤めてなかったらその話とかもできないんで。全ては結局、今というプラスに繋がってるなと思ったら、無駄なことなんて全然人生でなかったなって思えるんですよね。
だってその闇バイトの案件に自宅が、とか。警察もちろん、あと粘着なアンチとか、開示請求とかもしてないってことだ。開示請求は警察に任せて、そこは被害届出すみたいな感じっすね。
でもやめようと思ったことはないですか、配信を? ないっす。僕、もうここにしか、普通に働けないんで。こんなに顔も割れてるし、こんなに自分の職場のネガキャンとかしてるから、こんな人間を雇おうとするところも多分ないと思うし。だから僕は一生ネットで生きていきたいと思ってるし、それも別に苦じゃないしみたいな。
元々やっぱり金じゃないから。今はもちろん収益もらってやってますけど、仕事が辛すぎて配信とか始めたから。昔のニコ生主、そういう人多いんですよね。金とかもらえなくても、とりあえず好きで配信をやってるみたいな。そういう人たちが結構今も生き残ってるみたいなのありますね。
物欲ないんで、僕は承認欲求さえ満たせれば何でもいいんで。服とかにも全然興味ないし、ピアノさえあれば何もいらないしみたいな。僕の欲しいもんって金で買えないところにあるんで。やっぱ、いろんな人に見てもらえたりとかがあるんで。物欲とかもないから、ただただ僕はこうやって配信とか動画投稿頑張っていきたいなって思ってますね。
今年立ち上げられた、ムラッシュですか? あれはどんな経緯というか。最初に言った、謹慎してた時に、加藤純一さんから電話もらって。事務所立ち上げるから、創立メンバーになってくれっていう電話をいただいて。だから最初から、多分謹慎する前から構想に入ってたんじゃないかなと思って。めちゃめちゃ嬉しかったっすね。加藤純一が率いるメンバーに入れたんだなっていうので、すごいそれも誇りに思いますし。
でもああいう第一線でやられてる配信者の方とかって、共通点とかあったりするんですか? やっぱニコニコ上がりが強いっすね。ほぼ全員ニコニコからやってるんすよ。そういう、お金でやってないというか。本当に好きで好きでたまらなくて配信つけちゃうみたいな。
最近だと、お金になるってのが分かっちゃって、稼ぎたいからYouTuberになる、稼ぎたいから配信者になるみたいな人が増えてきたから。そういう人って結構、ボロカスに言われた時とかへこんで、メンタル弱ってやめちゃったりするんですよね。でもそれでもやりたいって思えるのって、結構ニコニコ上がりの人って多い傾向にあるのかなって思ったりとかしますね。
だからとんでもない環境で配信しすぎて、ちょっとやそっとじゃ折れないし。そうですね。やれてるだけで嬉しいみたいな。結構コメントでへこんだりしますけど、ゼネコンで培った、寝たら忘れるっていうのが身についたんで。だから僕、そんなにメンタルは強いとは思わないんですけど、HPが無限にあるんすよね。
だから痛みは感じるんすけど、死なないみたいな。そのヒットポイントが多すぎて、どんなに殴られても死ぬことはないみたいな。
それで言うと、息長くやられてるYouTuberでも配信者の方でも、社会人経験ある程度ある人は強いとかってあるんすか? はい、あるんじゃないっすかね、やっぱり。なくてももちろんいいと思うんすけど。社会人特有の理不尽さみたいなのあるじゃないですか。
やっぱそういうので、なんか得られるものもあるし、しかも社会人時代の話とかって結構おもろいじゃないですか、誰でも。そういう部分でも配信者の人間性みたいに、ちょっと深みが出るのかなみたいなのは思いますね。
あと、そういう普通の給料もらってやってたから、金銭感覚とかもおかしくならなそう。
ならないっすね。やっぱお金は大事なんで。1年後にどうなってるかマジでわかんないんで、仕事は。プラットフォーム自体がなくなってる可能性もあるし、僕自身がもちろんオワコンになってる可能性だってあると思うし。
そこへの不安はやっぱあるんですか?
あります。あります。だってもう本当に謹慎3ヶ月してる時、もう死にそうでしたもん。もう外にも出れないし、対外的な発信もできないしみたいな。
そん時どんな生活だったんすか?
もう1日20kmぐらい歩いてました。謹慎中に何か目に見えることをしようと思って、15kgぐらい減量したんですよね。もうネットもあんま見れなかったっすね。帰りたいってなっちゃうから。だからその気持ちを殺して、断食道場みたいなとこに行きましたもん。そういう寺みたいなとこ行って、群馬県にある。そこで2泊3日とかで泊まり込みで、飯は本当にお茶漬けみたいなのを、ちょっとこれぐらいのお茶碗で出されるだけみたいな。ヨガとかやったりしながら、そこで精神的にもちょっと鍛えてみたいな。
そっか。ていうか、そのネット見たくないっていうのは、誹謗中傷があるから見たくないじゃなくて、戻りたくなるから見たくない。
はい、そうです。誹謗中傷なんてもうどうでもいいんで。僕、今でも誹謗中傷全然ありますけど、1日もう1000回くらいエゴサしてるんで。やっぱ良くも悪くも、自分がどう言われてるかめちゃめちゃ気になっちゃうんですよね。だからアンチコメントとかも全然見ちゃいますね。
そっか。それよりも一切触れられなくなる方が。
はい、全然辛いっす。
全然辛い。それで言うと、オワコンにならないために意識してることとかあるんですか?
やっぱ継続っすね。常にもう誰かに見られているという気持ち、常に何かに挑戦するという気持ちみたいな。やっぱそういうのを失……こういうYouTuberとかって、すげえ頑張って平行線なんで。逆にそれがすごいやりがいだなみたいな。ちょっと手抜くとやっぱすぐ結果に現れるんで、だから極力毎日配信もするようにしてるし。
なるほど。
だから最近では、YouTubeもちょっと動画更新サボってたんですけど、最近はもう2週間に1回ぐらい上げようかなと思ってるんで。
本気でやって、現状維持ができればいいなっていうぐらいの感覚だ。
そうそうそう。はい、もうそれぐらいのもんなんで。だって頑張っても下がってく。YouTubeとか配信って、いくら頑張ったところで見る人が少なくなっちゃうのは止められないんで。だからこっちがやっぱりおもろいことをし続けるしかない。おもろいことしてれば、いずれやっぱ人はじわじわ増えてくんでみたいな感じなんで。
とりあえずまず続ける。永遠に続けてく。
僕、全然80ぐらいになってもやってると思いますよ。
生配信とかYouTubeの動画とかでも、視聴者との目線って言うんですか? たまにYouTuberとかでも、ネットのおもちゃ状態みたいになって、コメント欄だけ盛り上がって、コメント欄大喜利大会になってるけど、内容一切見られてないとかっていう状態になってる方とかも。
僕、それでもいいと思ってて。それでもいいっす。僕、目標があって、人生、死ぬまでに。僕が死んだ時に、僕のことを知ってくれる人が1人でもいたら、その人のところに僕の概念みたいなのが残り続けると思ってて。僕自身はいなくなっても、やっぱ魂は生き続けるんじゃないかなと思って。だから僕は本当に死ぬまでに、1人でも多くの人に自分という存在を覚えてもらうのが目標というか、それが人生レベルの目標なんすよね。
なるほど。
だからそれは別に悪い意味でもいい意味でも良くて、僕のこと嫌いでも全然良くて。もう僕という存在が、逆に社会人時代に自我が殺されまくったから、その反動で自分という存在を誰かに意識させたいみたいなのがすごい強くなっちゃって。だから本当に関係ない話しても、なんなら10年前から僕知ってる人でも、昨日僕知った人でも同じっす。
なるほど。
ファンならファンで、もう濃さとか関係ないんで。
古参とかなく。
もう古参とか関係ないです。なんなら最近自分のこと知ってくれた方が、やっぱり今でも新規がついてるコンテンツなんだなって安心できる部分もあるし。今からでも、そういう古い人がマンネリで見てくれるだけじゃなくて、ちゃんと新しい風みたいなのもあるんだなみたいな感じで、それも嬉しいしみたいな。
視聴者との目線というか、勝手に上すぎてもダメだし、下手に出すぎても良くないのかなとか思ってたんで。そういう、別にテクニック的なことで。
僕、ちょうどいいっすよね。相手の目見て話さなくてもいいし、文字だからこっちも好き勝手言うし、向こうも結構好き勝手、やっぱ匿名だから好き勝手言ってくるし。だからお互いがちょっと見下し合ってる関係みたいな感じで、ちょうどいいんすよね。
なるほど。そういう目線なんすね。
そういう目線です、関係性。だから向こうも舐めてくるし、こっちもちょっと舐めるしみたいな。そういう感じっすね。
ライバルだなとか競合だなっていう人はいるんですか?
いや、でも特に思ったことないっすね。本当にもう自分が1人でも多くに見られりゃそれでいいんで、もう他人は関係ないっす。でもやっぱ加藤純一さんとか、そこら辺の配信者とかはやっぱすごいなって思いますね。やっぱ傍から見ててもおもろいなって思うし。
何がすごいと思いますか、一番。
やっぱカリスマ性ですかね。僕には舐めたこと言う視聴者も、加藤さんには従順だったりするんですよ。そういうのって僕には出せないもんだから、やっぱすごいなって。僕はちょっと舐められることによって、ちょっと親近感を湧かせて人を集めるみたいなスタイルだから、やっぱカリスマ性で人を集められるっていうのはすごいなって、普通に素直に尊敬します。
そのカリスマ性はやっぱ努力で出るものでもない。
はい。僕がいくら頑張っても多分そういうの出ないと思うんで、僕、いじられキャラとしてやった方が多分性に合ってるんで。僕も変にそんなカリスマとか、そういう柄じゃないんで。やっぱ自分には自分に合ったスタイルみたいなのがあると思うんで、僕はもうこういう感じでずっとしてもらえればなって思いますね。
だからこそ、あれなんですよ。最近YouTuber養成学校とかあるじゃないですか。配信者養成学校とか、クソくらえだと思ってて。そんな人1人に、そういう型にはまった型みたいな正解なんてないのに、何そんな型にはめて金だけ取ろうとしとんねんみたいな、思ってるから。だからやっぱり本当にやりたい人は、もうそんな学校とか行く前に配信つけてるんで。やっぱり配信とか目指す人は、そういう学校とかはなしに、普通にもう気づいたらつけてるぐらいにやってほしいなと思いますね。
どっかの配信で、「藤井風は俺の上位互換」みたいな。
言ってましたね。
それはどういう意味合いなんですか?
それも配信中に半分冗談で言ったんですけど、ピアノもうめえし、顔もかっこいいしみたいな。じゃあ上位互換やんけみたいな、思ってるけど。でもやっぱ自分が一番好きなんすよね。っていうのが、やっぱYouTuberとか配信者に必要なあれかもしれないです。自分より他人好きだったら絶対良くないなと思って。僕も自分が一番おもろいと思って配信やってるし。
やっぱじゃないと。YouTubeとかはわかんないですけど、配信ってリアルタイムだから、自分を一番優先に見てくれてるってことなんですよね、配信を。それに対して、自分が誰かよりも劣ってるとか言っちゃったら失礼だなと思って。だから僕はもう藤井風が上位互換とか冗談交じりに言ったりしますけど、でも心の中ではもう自分が一番だと思ってやってます。
なるほど。
別に藤井風に生まれ変われるって言っても、俺は自分のままでいいっすね、全然。やっぱ自分にしか出せないものとかあると思うんで。やっぱギニューは孫悟空を操れないんで。自分の魂に合った肉体みたいな、そういうアジャストをしなきゃいけないから、ボディチェンジ。そう、自分を一番使いこなせるのはやっぱ自分自身しかいないんで、別に誰かに生まれ変わりたいとかは全然ないっすね。もう自分なら自分のままでいたいというか。
なるほど、そっか。これからはこんなことやっていきたいなみたいなことあるんですか?
でもやっぱり音楽方面も、今Awesome City Clubのatagiさんっていう方と一緒にラジオとかもやってて。そこで結構楽曲のカバーとか、バンドみたいなこともしてるんですけれども。結構普段、ふざけたこと配信とかでやってるんですけど、真面目なこともやって。活動者って支えてる柱が多ければ多いほど崩れにくいっていうのがあって。だから僕、YouTubeの視聴者層と配信の視聴者層、全然違くて。だからそういうのをもっと増やしていければなって。そうすればオワコンにならない予防策の1つになるんじゃないかなと思って。
そっか。YouTubeと配信、視聴者層違うんですか?
そうっすね、全然違うっすね。だからTwitch見てる人は、YouTubeなんて動画投稿なんてやるなみたいなこと言うし、YouTubeの人はもう配信なんてやんないで、YouTube更新してくれよみたいな風に言うから。だからそれが逆にいいバランスになってんのかなと思って。
どういう層の違いなんすか、それって?
YouTubeは本当に、YouTubeを見てる純粋なキッズみたいな感じで。Twitchはちょっとひねくれたおっさんと、ちょっと斜に構えた大学生とか、あと加藤純一さんの視聴者だったりもするしみたいな。ごちゃ混ぜになってる感じっすね。
でも、どっちのやってる自分も好き。
もう大好きっすね。だから人とか推したことないっすもん。もう自分が一番大事なんで。だから自分より他人を優先する人は、僕は犠牲者だなって思っちゃいます。申し訳ないです。自分が一番大事に決まってるやろって。
そっか。その自己肯定感はずっと高かったですか?
いや、でもこういう活動始めてから強くなりましたね。やっぱ例えば仕事とかも別に全然できる方じゃなかったんですけど、配信とか動画投稿すると、これやれば伸びるってのが大体思い通りにいくから、これは才能あるかもと思っちゃって。そっからは自己肯定感マジで上がりましたね。本当に配信とか動画投稿好きだから、もうこのポジション手放すことは絶対ないですね。ずっとやっていきたいっす。
そうか。この話とか聞いてて、今本当に楽しいから、あの時のこと笑って話せるのは今が楽しいからって。
そうそうそうっす。しかもやっぱ話のネタに困らないし。だから僕、ゼネコンでいた辛さがあるから、サウナで整うみたいな感じで、あの辛さがあるから今の楽しさもあると思ってるから、より楽しく感じられるみたいな。そうっすね。だから僕、幸せの沸点がめっちゃ低いんで、ちょっとポケットから100円出てきただけでめちゃめちゃ幸せなんで、僕。
だからそういう意味では、普通に生きてるだけで幸せ感じれるってのは、監獄生活って呼んでるんですけど、僕、ゼネコンにいた時を。それがあってのことなのかなっていう。普段の日常も楽しめるっていうことで、完全に今やりたいことやってるんで、もうそれをずっと続けられたらなって思います。
なるほど。そっか、職とか人来ますか、やっぱ。
そこそこ来ますね。やっぱり僕の話を聞いて、学生とかも結構多いんで。そのゼネコンの話とか聞きつけた就活生とかも多かったりするんで。仕事やってみたけど、ちょっと環境があんまり自分に合わなかったりとか、業務内容が自分に合わなかったりする人とかもたくさんいるんで。やっぱそういう人たちのきっかけになれればみたいな感じなんで。
実際それはゆゆうたさんがやり取りとかするんですか、企業。
いや、僕はもうほとんどしないっすね。もう僕は結構名前貸しがメインになっちゃってるんですけど、あとはじゃあちょっとお任せしますみたいな。そういう次の職場とかへの案内みたいなのもしてて、こういうところならもしかしたらみたいな相談みたいなのもしてるんで、よければ使ってみてくださいっていう。
ゆゆうたさんのこの発信で、ゼネコンに入るか思いとどまった人も結構いるんです?
3割減ったらしいっすね、僕の影響で。だから僕が闇バイトに狙われてるのはゼネコンの関係者なんじゃないかって説もあったりして。でもゼネコン関係者、時間ねえから絶対そんなことないなと思って。そんなことしてる暇ないから。
確かに。すごい。僕も辞めてから、万博の工事とかやってんなってニュースになって。
そうですね。やってましたもんね。
万博の工事現場においては、残業制限を撤廃しますみたいなのを、日建連の会長がテレビで発表してたのに。
できるわけねえこと言うなっていう話ですよね。残業ゼロになったら、工期じゃあ1年延ばすんですかっていう。
いや、残業を無限にしていいですよみたいな。
あ、そう。そうか。もう残業しなさいってことなんですね。
そう。今36協定とか厳しくなってるじゃないですか。この現場においては完全にそれなくしますみたいなのを。
もうそれ言い出しちゃったら何でもありじゃないですかね。
発表してるのを見て、やっぱマジで何も変わらねえなとは思いましたね。
そうですよね。もう俺ルールじゃないですか。36協定とかあっても、結局そういう会長の一声でなかったことにとかできちゃうわけだから、意味ねえなって思いますよね。
そう。あと大手のゼネコンのYouTubeチャンネルで、現場監督の1日に密着みたいな動画が上げられてたんすよ。入った時の現実とあまりにも違いすぎて。普通に8時ぐらいから朝礼して、現場作業して、事務作業して、この日は18時に帰って、この後は同僚と飲み会がありますみたいな。
あるわけねえだろって。18時に帰れるわけねえだろって。
そんなことしたら、結局意味ないじゃないですか。
そうですね。
また第2、第3のさ……だけじゃないかなとか思って。
そうですよね、本当。
だから本当のことを言う、ゆゆうたさんとかの発信の方が全然有益なんじゃないかと思いますね。それでも行きたい人は、本当に行けばいいと思う。
全然やりがい感じてる人もいましたし。
その仕事が全然悪いってわけじゃない。
そう、地図に残る仕事なんで、もう頑張ってほしいです、本当に。
絶対必要だ。
はい、絶対必要。絶対必要なら、それなりの対応をしてもらわないと。何が残業時間の制限撤廃やねんみたいな。人をまず人として扱うところから始めてほしいなと思いますよね。
ゆゆうたさん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
またご連絡して。ありがとうございます。
ありがとうございます。お疲れ様です。ありがとうございます。
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