ベビーシッターは「贅沢」ではない――キッズライン経沢香保子さんが語る両立の工夫と補助制度
lumily仕事と子育ての両立は可能なのか。ライフスタイルメディア「lumily」のチャンネルで、キッズライン代表の経沢香保子さんに聞き手が率直に尋ねた。経沢さんは、世間が言う意味での両立は「無理でした」と答えた。そのうえで、保育園・家族・ベビーシッターを組み合わせて自分にできる範囲で回してきた経験、知られていない補助制度、キッズライン創業の経緯、シッターの具体的な使い方を語った。
「いわゆる両立はできなかった」――環境を先に整える
経沢さんの答えは、人によるが自分は無理だった、というものだ。お弁当作りやお受験のための時間づくりといった、世間がイメージする両立はできなかった。ただ、自分にできる範囲でやったのは良かったと振り返る。
最初に挙げた工夫は住まいだった。子どもが入れた保育園の目の前に引っ越し、送迎を2〜3分で済むようにした。誰にでもできることではないと経沢さん自身も認めている。住まいは実家の近くのマンションで、母親にも手伝ってもらった。そのうえで、ベビーシッターを徹底的に探した。
シッターは生後すぐから利用していた。保育園は生後3カ月以降と決まっていることが多い。経沢さんは3回出産しており、2人目と3人目のときは休めたので自分で見られたが、休めない時期もあった。そういうときはとにかくシッターに来てもらうと考え、多くの候補を探した。相性が合いそうな人に一度来てもらい、その中から3〜5人ほどを「お抱え」として決めた。そして、何時から誰に来てもらうかというシフトを、仕事と育児が両立できるように先に組んだという。
産後の休みは子どもごとに違った。1人目のときは、本人が病気で入院していたことなどもあり、ほとんど休まなかったという。2人目では1カ月ほど休んだかもしれないと語った。3人目のときは、前の会社(トレンダーズ)が100人ほどの規模になっており、社長がいなくても回る状態だったので比較的楽だった。フレックスで段階的に復帰したという。
家庭内の分担も具体的だった。たとえば朝は特定の曜日を経沢さんが担当し、夜は別の曜日を夫が担当する。夫婦ともに無理な日は、特定の曜日をベビーシッターに任せ、泊まってもらうこともあった。聞き手が「すごく具体的」と驚くと、経沢さんは、それくらいしないと仕事をしながらの子育ては時間的に難しいと応じた。
「いざという時」では間に合わない
経沢さんが大事だと強調したのは、余裕を持ったスケジュールを組むことだ。忙しい母親ほど、いざという時にシッターを呼べばいいと考えがちだが、実際にその時になっても30分後に来てもらえるとは限らない。だから、最初からある程度目星をつけておいたほうがいいという。
キッズラインでは、妊娠した段階でシッターと面談し、気に入った人を「お気に入り」に多く登録しておく利用者が多いと経沢さんは話す。妊娠中から今後のスケジュールを決めておくという考え方に、聞き手は「これは私が教えてほしかった」と反応した。
年間100万円規模になることも――2つの補助制度
ベビーシッターは高いという印象があるが、今は国や自治体の補助がたくさん出ていて、実は安く使えると経沢さんは言う。年間100万円ほどの補助を受けている人も結構いるという。シッターを使った後に戻ってくるお金が年間100万円と聞き、聞き手は驚いていた。経沢さんが挙げた制度は2つある。
1つ目は、こども家庭庁のベビーシッター割引券だ。企業に勤める人向けで、会社が申し込んで割引券を購入し、社員に配る。社員はシッターを使うたびに1枚あたり4,400円の補助を受けられる。経沢さんによれば、年間61万円ほどまで使えるという。
2つ目は、東京都在住者向けの補助だ。こちらは仕事でなくてもよく、美容院に行きたい、カフェで一人で休みたいといった目的を問わない。補助額は1時間あたり、平日の昼間は2,500円まで、夜間は3,500円までだという。聞き手は経沢さんに「本当ですか」と3回ほど聞き返したと明かした。たとえば昼間に6時間預ければ、2,500円×6時間分が補助される。時給2,500円程度のシッターを選べば、ほぼ自己負担なく使える計算になる。
ただし、東京都内のすべての自治体が対象ではない。経沢さんは19自治体と述べ、該当するかどうかを調べてほしいと呼びかけた。導入する自治体は増えていて、多くの人が対象になっているという。年間144時間まで使えるので、月に12時間の計算になる。毎週水曜日のこの時間は来てもらう、といった形で、自分がほっとできる時間を決めてもいいと提案した。
聞き手が、これは国や都がもっとアピールすべきだと言うと、経沢さんが先頭に立って広めている、このチャンネルでも広めてほしいという流れになった。経沢さんは、この東京都の制度を保育園の一時預かりのようなものだと説明する。母親が困ったときにいつでも使っていい制度だという。仕事で使った分と、そうでない分で制度を併用すれば、ごく少ない負担でシッターを呼べるという。
金額以上に「使っていいんだ」という安心
聞き手は、補助の存在を知るだけで気持ちが楽になると語った。シッターに預けることを悪いことのように感じたり、罪悪感を持ったりする人でも、これだけ補助があるなら使っていいのだと思える。経沢さんも、気持ちの面と、実際にお金が戻ってくるという経済面の両方が大きいと応じた。
経沢さんは特に、シングルマザー、両親が遠方にいる人、仕事が非常に忙しい人に使ってほしいと話す。専業主婦でワンオペがつらい人や、子育てのやり方が分からない人も同じだという。シッターの中には子育ての愚痴を聞いてくれる人や、やり方を教えてくれる人もいて、心の支えになるはずだと語った。国も応援しているのだと知ってほしい、というのが二人の共通した思いだった。
経費にならない現状と、少しずつの前進
聞き手が、シッター代は経費にできるのかと質問した。経沢さんの答えは、今はできない、というものだった。ただし、弁護士の女性がシッター代をめぐって最高裁まで争った事例があり、今後変わる可能性はあるという。また、以前は会社側も認められなかったが、今は会社が社員のシッター利用を負担した場合は経費にできるようになったと説明した。
聞き手は、運転手などは経費になるのに、働く女性に必要なシッターがなぜ経費にならないのか疑問に思っていたと話した。経沢さんは、国は保育園を作り、福祉として支出もしているので、さらに経費として認めるのはハードルが高いのだろうと見る。シッターを補助の対象にすること自体にも強い反対があったが、個別保育の重要性が認められるようになってきたという。
前進の例として、経沢さんは補助金の課税をめぐる経緯を挙げた。以前は補助された金額が給与として計上され、後で確定申告が必要になることがあった。これが大騒ぎになり、その扱いはなくなった。少しずつ前進しているので、いつかシッター代が経費になる日まで頑張りたいと経沢さんは語った。
何が大変だったのか――葛藤と「ママはママの人生」
経沢さんが逆に聞き手へ、何が大変だったかを尋ねる場面もあった。聞き手は、追われながらこなすことだと答えた。初めての経験であることに加え、とにかく時間を取られる。スケジュールを決めることは妊娠中にやるべきだったと振り返った。生まれてからは赤ちゃんの事情にすべて合わせて動くことになり、自分の都合はなくなる。こんなに預けて仕事をするべきなのか、これが母親として正解なのかと葛藤する日もある。そのなかで、補助など使えるものを使うことが必要だと感じたという。
これに対し経沢さんは自身の経験を語った。経沢さんの子どもたちはベビーシッター、祖母、保育園に育てられたようなものだが、ママが嫌だと言われたことは一度もないという。経沢さんは以前、テレビのコメンテーターとして日曜の朝早くから家を空けることがあった。娘は朝起きるとテレビに映る母親に「ママおはよう」と言い、帰宅すると「おかえりなさい」と迎えてくれた。娘は、ママにはママの人生があると思っていたようで、自分も大人になったら楽しく仕事をしたいと話しているという。
経沢さんは、恋人同士でも長く一緒にいる関係があれば、お互いに自立した関係もあるように、子育てにも多様性が認められるべきだと考えている。シッター中心の子育ても、専業でしっかり関わる子育ても、その人がやりたい形が認められるべきだという。昔は「うちのママはなんで仕事をしているの」と言われる時代もあったかもしれないが、今の子どもは分かっていると経沢さんは感じている。20万世帯以上の子育てを見てきた経験から、ママが楽しそうな家庭が一番幸せだと述べた。ママが喜んでくれることが、自分の活動の原点だという。
聞き手は、母親になっても一人の人間として自分の人生を生きる軸の中に、子育てや働き方があるのだと共感した。1人目は怖いものだが、だんだん慣れていく。SNSで理想的な子育ての情報を見ると比べてしまうので、率直に話せるコミュニティがあればいいとも語った。経沢さんは、産んだだけで人口を増やしているのだから「全てのママは神」であり、どんな生き方をしていても、それだけで偉いと思ったほうがいいと応じた。
キッズライン創業のきっかけ――入会金10万円の壁
キッズラインを立ち上げた理由について、経沢さんはこう語る。1社目がある程度成功し、人生はもう成功したからいいかなと思った時期があった。しかしまだ41歳だった。1社目から女性活躍推進をテーマにしてきたなかで、この先どう生きるかを考えたとき、自分が一番困ったのは育児だったと気づいたという。
保育園は素晴らしい制度だが、子どもが病気になると預けられない。仕事と育児を両立できず、当時は会社を辞めるかどうか悩んだ。そのときにベビーシッターというものを知った。しかし、いろいろな会社に連絡すると入会金が10万円もかかった。誰が来るか分からない段階でまず会員にならなければならず、初期費用も高かった。それでも申し込んだところ、来てくれたシッターの時給は1,000円以下の人も多かった。経沢さんは、自分は高い料金を払っているのに、使う人が少ないからシッターの収入が低いのだと考えた。
結局、経沢さんは自分でネットに「ベビーシッターをやってくださる方」と募集を書き込んだ。会社で面接し、履歴書や保育関連の資格を確認した。相性が合いそうな人には家に来てもらい、子どもとの相性を見て、3人ほどを自分のお抱えとして雇ったという。
ここから構想が生まれた。ネットで探す仕組みがあれば、みんな使いたいのではないか。ただ、自分でネットに書き込んで面接するのは多くの人にとって難しい。そこで、面接・研修済みのシッターが写真やスケジュールとともにプラットフォームに登録し、利用者はオンラインで頼んだ分だけ払う仕組みを考えた。入会金はいらない。シッターは自分で決めた時給で稼げ、利用者は安く頼める。昔はアナログだったシッター探しを、スマホで24時間好きな人を探せるようにする。それがキッズラインの特徴だと経沢さんは説明した。ママも助かり、シッターも稼げて、社会にも良い。だからこれを人生の次の挑戦にしようと考えたという。
現在はむしろシッターが足りていないと経沢さんは言う。使いたい利用者のほうが多く、東京では時給3,000円、4,000円でも引く手あまたなほど需要があるという。保育や看護のスキルを持つ人にぜひ登録してほしいと呼びかけた。
実際の使われ方――「6時から9時」が人気
利用頻度はさまざまだ。毎日使う人もいれば、週1〜2回の人もいる。月に1回、夫とデートするために頼む人もいる。経沢さんによれば、よくある使い方は次のようなものだ。
- 忙しい朝の保育園への送り
- 夕方の保育園のお迎えから、夕食、入浴、寝かしつけまで(18時〜21時の3時間が特に人気。少し余裕を持って4時間頼む人もいる)
- 週1回これを頼み、その日を自分のリフレッシュの日にする
- 子どもの病気のときに急に頼める人を確保しておく
- リモートワーク中、昼間に子どもを見てもらい仕事に集中する
経沢さんは、港区の保育園のお迎えは今や半分がベビーシッターだと話す。昔は少なかったが、今は保育園側もシッターのお迎えに慣れ、運用が整っているという。
1日中預ける人もいる。経沢さんによれば、東京都では待機児童になった場合、1時間150円でシッターを使えるため、長時間利用する人もいる。子どもが一人で長時間シッターと過ごすことを不安に思う人もいるが、1対1の個別保育なのでしっかり見てもらえる。自分だけを見てくれるので自己肯定感の面でも良い、と言う利用者も多いという。
費用の目安は、3〜4時間の利用が多いため、1回1万〜1万5,000円ほどだ。週1回使えば月3万〜5万円ほどになるが、先に述べた補助でおおむね賄えると経沢さんは説明する。
事前のZoom面談で相性を見る
同じシッターに頼むべきか、毎回違う人でいいのかという質問には、両方のやり方があると経沢さんは答えた。同じ人に週何回か頼む人もいれば、5人ほどお気に入りを決めて定期的に頼み、忙しい週だけ追加でお気に入りの誰かに来てもらう人もいる。
経沢さんが勧めるのは、何人かと事前に面談しておくことだ。今はZoomで面談でき、お気に入りを決めておけばすぐ来てもらえる。面談で聞くべきこととしては、家のルール、してほしいこと、子どもの特徴、避難場所などがある。こうした確認事項はキッズライン上でマニュアル化されているという。聞き手も、いきなり初対面で会うと違和感を覚えることがあるかもしれないので、事前に話して相性を見られるのはいいと応じた。
サービス上では自宅近くのシッターが検索で表示され、プロフィールを見て良さそうな人にメッセージを送ったり「いいね」をしたりできる。見るだけなら無料だと経沢さんは言う。聞き手は、これだけ多くのママがシッターを必要としていると分かるだけでも安心感がある、と語った。経沢さんは最後に、行き詰まることがママにとっても子どもにとっても一番大変なので、見るだけでも何かが変わるかもしれないと締めくくった。
これが母親として正解なのかなと葛藤する日々もある中で、ベビーシッターっていうのもあるって知ったんです。会社に連絡すると入会金10万円と。
そうなんですね。実は今、年間100万円ぐらい補助が出る方が結構います。びっくりしました、まずそこに。だからママが喜んでほしいっていうのが割と原点。
経沢さんはさらに子育てっていうのを。子育て、もうまさに一番聞きたかったことでもあるんですけど、子育てと仕事の両立って可能ですか? ちょっと単刀直入に聞くと。
人によってだと思います。私は無理でした。はい、無理でした。いわゆる世間が言う両立はできませんでした。お弁当作ってなんとかとか、お受験のためになんか時間したりとかは私はできなくて、自分ができる範囲でやったっていうのは良かったんですね。まずすごくやってよかったのは、保育園の目の前に引っ越したんです。
関係ない。そんなことができる人も少ないと思うんですけど、やっぱり合格、合格っていうか、入れた保育園のもう近所に引っ越して、そしたら送迎2分とか3分でできますよね。っていうのが環境。あと実家のそばのマンションだった。それで母親にも手伝ってもらって、あとベビーシッターさんをすごい探しました。
どれぐらいの時期からベビーシッターさんを利用されたんですか?
もう生まれてすぐから結構、割と。やっぱり保育園って3か月以降とか決まってるけど、その3か月休める場合は、私も3回出産してるので、2回目、3回目は休めたので自分でもできましたけど、休めない時もあって。そういう時はとにかくベビーシッターさんに来ていただくっていうことを考えて、たくさんの方を探しました。
探して、自分と相性が合う人に1回来てもらって、その中から3人か5人ぐらいの、もうライターじゃないけども、本当お友達か自分のお抱えの方を決めて、何時から来てもらうっていうシフトを組んで。もう自分の仕事と育児を両立できるシフトを先に。
ルーティン、スケジュール。先に環境を整えてスケジュールを決めて。お仕事は、じゃあもう出産されてからもあまり休まずに?
そうですね、はい。ほとんど休まず。
ほとんど休んで、どれぐらい休みました?
最初の子はちょっと病気で入院してたので、割と自由にできたからほとんど休まなかったんです。2人目の子の時は1か月くらいは休んだかもしれない。3人目の時はもう会社が大きかったので、割と楽です。3人ぐらいの時がきついです。
トレンダーズですけど、もう最後100人ぐらいで、特に社長がいてもいなくても回るっていう環境だったので、その時は自分でフレックスできるところをやって、復帰してたと。でも結局私は保育園、ベビーシッターと、協力っていうのをシフトにしてみました。
例えば最初の子供、2人目の子供は、水金は私が朝で、夜は何曜日はパパ。
パパが分担。
そう、分担して、その日に会食を入れるとかにするとか。あとどうしても2人が駄目な日は、何曜日、何曜日はベビーシッターさんって決めて、その人に例えば泊まってもらうとかもやってるんです。
すごい具体的です。でもそれぐらいしないと、仕事しながら子育てって時間的に限られてしまうので。
そうなんです。だから大事なことは余裕を持ったスケジュールを立てることなんだけど、やっぱりママたち忙しいから、いざという時にベビーシッターさんを呼べばいいかなと思って。いざという時になって、そんなにすぐ30分後に来られなかったりする。だから、もう最初からある程度目をつけておいた方がいいかなと思います。
そうですね。
はい。うちの会社だったら結構、妊娠したら皆さんベビーシッターさんと面談して、キッズラインで面談できるんですけど。それでお気に入りにたくさん入れておいてっていうことは。
妊娠中から自分の今後のスケジュールを決めておく。
そうです。そこまでに何人か。
これね、私ですけど教えてほしかったです。皆さん、なんかすごい高い気がするけど、今は国の補助金がたくさん出てるんで、実は安く使えるってことです。
ちょっとその辺りの補助で言ったら、今だとどういうことがあるんですか? 私も全然知らないことが多くて、経沢さんから学ぶことが多かったんですけど、YouTubeでも教えていただきたいな。本当に、すごい補助が日本っていっぱいあるんだなと。
実は今、年間100万円ぐらい補助が出る方が結構います。
びっくりしました、まずそこに。ベビーシッターとして補助が出るってことですよね。
そう。ベビーシッターを使ったら後で返ってくるお金が100万。年間100万です。
すごい額ですよ。
それは2つあって、1つはこども家庭庁さんがやってるベビーシッター補助券。これは企業にお勤めの方。だからえみりちゃんの会社、えみりちゃんが社長として、会社として申し込んで、補助券を買ってあげるんです。買った補助券を社員に配ると、その人は1回4,400円、その1枚4,400円の補助がもらえる。だから使うたびに4,400円返ってくるっていうのが1つ。それは年間61万円ぐらいまで使えます。
もう1つは東京都にお住まいの方がベビーシッターを使う時、これは仕事じゃなくても、美容院行きたいでいいんですよ。ママがカフェで1人で休みたいで、理由を問わないベビーシッター補助。1時間、平日の昼間は2,500円で、深夜は3,500円までの補助が出ます。
1時間。これすごくないですか? 私、経沢さんに本当ですかって3回ぐらい聞いてしまったんですけど、例えば6時間預けた場合だったら、6時間掛ける、お昼だったら2,500円がバックされる。
そうなんですよ、はい。
すごくないですか? 1回ベビーシッターを使って、時給2,500円ぐらいの人を使えば、ほとんどただでというか、使える。
使えるってことですよね。それは知ってるだけでもすごく気持ちも楽になりますし、ベビーシッターを使うとか預けるっていうことが、ちょっと悪だとか罪悪感に感じる場合でも、それだけ補助があるっていうことは、使っていいんだっていう精神的な。
そうなんです。東京都も全部じゃなくて19自治体なんですけど、今、該当する自治体を調べてほしいんですけど、どんどん導入されてるので結構多くの方は対象なんです。例えば144時間まで年間使えるってことは、月に12時間使っていいんですよね。だから例えば毎週水曜日のこの時間は来てほしいなとか、そういうふうに自分の中でほっとできる時間みたいなものを決めてもいいと思います。
もっと国はアピールすべきですね。東京都も。経沢さんが先頭を切ってキッズラインでアピールしていただいてるんですけど、このチャンネルでもちょっと広めていただきたいなと、私、本当にさっきお話を聞いてすごく感じました。
一時預かりっていうのがあるじゃないですか。保育園の制度と大体一緒なので、お母さんたちが困った時はいつでも使っていいですよっていう制度。
それって併用も可能っていうことなんですか?
はい。仕事で使った部分と、そうではないけど使った部分で併用して、ほとんど少ない金額でベビーシッターさんを呼ぶことは可能です。
でもベビーシッターを使っていいんだっていうところから、多分まず気が楽になると思うんですけど、経済的にもちゃんとお金が戻ってくるっていうところもすごく大きいので、これはちょっと知っていただきたいと思う。
シングルマザーの方とか、あとご両親が遠いとか、あと仕事がどうしてもすごく忙しいとか。でも主婦の方でもワンオペで苦しいとか、子育ての方法が分からないとか、そういう方はもうぜひベビーシッターさんを呼んでいただいて。子育ての愚痴を聞いてくれる人もいたり、やり方を教えてくれたりもするので、本当、心の支えになってくれると思う。
そうですよね。それだけでもすごく、なんて言うんでしょうね、安心するという。
そう。国も応援してるんだっていう。
っていうのをちょっと知ってもらいたいですね、皆さん。ちなみにそのベビーシッターっていうのは経費で落とせるんですか?
今は落とせないんですけど、ただ裁判で最高裁で争った事例があって、弁護士の女性が使って、それで認められたもの。
今後変わっていく可能性はあるということ。
昔は駄目だった。会社側も駄目だったけど、今、会社が社員に使った場合は経費にできるようになります。
そうなんだ。ちょっとずつ変わっていく。
ちょっとずつ変わっていく。それもまたちょっと変えていかなきゃいけない中の1つなのかなと思ったのが、運転手とかって例えば経費で落ちる。なのにベビーシッターって、本当に働く女性からしたら、今後、必要な方は本当に必要ですし、そういった面で働きに出られると思うのに、そこは経費で落ちないんだっていうのが私の中で結構疑問にあったので。
やっぱり国は保育園も作ってるし、福祉として国も出費してるから、さらに経費って言うとちょっとハードルが高いという。ベビーシッターも大変だったんですよね、ここまで来るのに。ベビーシッターを補助にするなんてっていうのは、やっぱりすごく反対もあったけど、今、個別保育の重要性になってきましたし。
今後改善されるなと思うのは、実はベビーシッターの補助も、最初は補助された金額が贈与で計上されて、後で確定申告みたいなこともあったんですよ。でもそれで大騒ぎになって、それがなくなったから、ちょっとずつ前進はしているんですね。だからいつかベビーシッターが経費になる日まで、もちろん頑張りたいと思って。
もうすごいです。日本を変えてください。経沢さんが先頭を切っていろいろやってる中で、私たちみたいな働くママってどんどん増えていくと思うので、すごく働きやすい世の中になっていけばなって、すごく思います。
でも何が大変なんでしょうね。何が大変でした?
追われる。追われる中で、もうこなすっていうことだけど、やったことないことだから、初めてのことっていうのと、あと時間的に時間を取られる。だからやっぱりスケジュールを決めるだったりとか、そういったことを妊娠中にやるべきだったなとか。
あとやっぱり、生まれてきちゃうと赤ちゃんの事情に全部合わせて動くんですよ。もう自分がっていうのはもちろんないですし。だからやっぱりそこには感情もあるので、時にはこんなに預けて仕事するべきなのかなとか、これが母親として正解なのかなと葛藤する日々もある中で、補助とかで使えるものを使って、自分のっていうところが必要だなってなって。
私は子育てして思ったんですけど、本当、ベビーシッターで育ったみたいな。あとおばあちゃんとか保育園とかで育った子たちなんですけど、でもそれでママのことが嫌だって言われたことは1度もないんですよね。
例えばえみりちゃんもYouTubeに出てるじゃないですか。私も昔よくコメンテーターでテレビに出てたから、日曜日の朝早くからもう家にいなくって、娘は朝起きたらママがテレビに出てる。「ママ、おはよう」みたいな感じで、帰ってきて「お帰りなさい」っていう感じで。ママはママの人生だっていうのは思ってたみたいなんで、小さい時から自分もいつか大人になったら、そう楽しく仕事をしたいって言って。だから、考え方。
そうですね。例えば恋人同士もそうだけど、長く時間、でもお互いの人生があって、お互い自立してっていうのもあると思うので。その人その人らしい、私はどんな子育ても認められるべきだと思うんです。例えばベビーシッターを中心とした子育ても、専業でがっつりやる子育ても、その人がやりたいような子育ての多様性が認められるべきだと思っていて。
それも。子供も最近はいろんな親がいるから、「うちのママはなんで仕事してるの?」みたいな時代もあったと思うんです、昔はね。でも今は子供も分かってるなって思うし、何よりも私、本当たくさんの親御さん、20万世帯以上の親御さんの子育てを見てきたんですけど、ママが楽しそうなのが一番幸せな家庭なんです。ママがハッピーだと子供もハッピーで、旦那さんも。だからママが喜んでほしいっていうのが割と原点。
すごく分かります。ママになってもやっぱり1人の女性、1人の人間として自分の人生を生きるっていう軸の中に、子育てがあったり働き方があったりっていうのはすごく感じました。
そうなんです。えみりちゃんもそれで、もうどんどん3人ぐらい産んで。やっぱり1人目ってすごい怖いんですよね。なんかどうしようみたいな。でもだんだん、こんな感じみたいな、慣れてくる。
でもこうやってフランクに話せるコミュニティがあったらいいなと思いました。ママはこうあるべきだとか、やっぱりSNSを見てても、いいママの子育てだったりとか、そういった情報が出てくるので、どうしても比べてしまうと。
いや、もう全員、産んだだけで神ですから。
そうです。
だって産んだだけで人口を増やしてる。神です。全てのママは神です。どういう生き方をしてても、それだけで素晴らしいなと思う。産んだだけでも偉いって思った方がいいです。
ちょっといろいろお話を聞かせていただいたんですけど、このキッズラインを立ち上げたきっかけっていうのは。
本当に、1社目がある程度成功して、退任した後に、もう自分の人生はここで成功したからいいかなって思ったんですよね。ただ、やっぱりまだその時41歳で、自分の人生を振り返ってみると、ずっとテーマで女性活躍推進っていうことを1社目もやってきた中で、この後の人生をどうやって生きていこうかって思った時、やっぱり自分が一番困ったことが育児だったんですよ。
子供が病気で保育園に入れられないとか、仕事と育児を両立できないとかで悩んだ時に、保育園っていう素晴らしい制度はあったけど、自分の子供は病気で保育園に入れないからどうしようと思った時に、当時、会社を辞めようか悩んだから、ベビーシッターっていうのがあるって知ったんですよね。ベビーシッターさんを頼もうと思っていろんな会社に連絡すると、入会金10万円。
そうなんですね。
そう、高くって。まだ誰が来るか分からなくても、まずは会員にならなきゃいけないっていうのがあって、初期費用がかかったりで高くて。でも私も本当、会社を申し込んで、来たベビーシッターさんに話を聞くと、結構時給1,000円以下の方なんだ。私が払ってる分、でも使う人が少ないからなんだなっていうふうに思ったのと、あとは私はあまりにも高いので自分でネットで探したんですよ。
ネットで「ベビーシッターやってくださる方」みたいなことを書いて、そしたら来て。会社のところに面接に来てもらって、履歴書とか保育士証を見せてもらって、その中で相性が合いそうな方は家に来てもらって、子供との相性を見て。それで3人ぐらいベビーシッター、自分のお抱えを雇うようになったんですけど、自分で探したのが始まり。そうしたらネットでやったらみんな使いたいんじゃないかな。皆さん多分、自分でネットで書いて、面接して探すっていうのは難しいから。
大変ですね。
じゃあ、もし会社を作って、そのプラットフォーム上にたくさんの、もうすでに面接とか研修済みの人が登録してて、写真とかスケジュールも全部出て、そこでオンラインで頼んだ分だけ払う。入会金とかいらなくて頼んだ分だけ払うっていうシッターだったら、シッターさんも自分の好きな時給で稼げるし、頼む方もコストが安く頼めるんじゃないかっていうのが今のキッズラインです。
確かに両方の悩みを解決したってことですもんね。
そう。働く人ももっと高い時給。それがネットでできれば、もっと皆さんベビーシッターを使うようになる。つまり昔はベビーシッターを探すのにアナログだったけど、スマホで24時間好きな人を探せるっていうのがうちの会社の特徴。それをやりたいと思って。そうするとママも助かるし、保育士さんも稼げるし、あと社会にとってもいいから、これを人生の次の挑戦にしようと。
本当にもう3方向、全部救ってますね。社会もそうですし。
頑張ってます。ぜひ、ベビーシッターになりたい方がもう足りなくて困ってるので、保育スキルがあるとか看護師のスキルがあるとか、そういった方はぜひしていただきたい。
保育士さん、今足りないんですか?
足りない。全然足りないんですよ。保育士さんよりお客さんの方が、使いたい方が多くて、東京の保育士さんは本当に皆さん時給3,000円でも4,000円でも。お仕事がないぐらい、ベビーシッターさんがとっても。
ぜひ。それぐらい利用が多いということ。それももっと出てほしいですね。ぜひ。であれば働けるということで、活動はもう本当に世の女性を救うコミュニティです。
ありがとうございます。
実際にベビーシッターさんを使われる方の頻度だったり、利用時間、平均的な金額だったり。
本当に毎日使われる方から週に2回とか1回とか、月に1回、旦那さんとデートのためっていう方もいらっしゃるんですけど。よくある使い方っていうのは、朝の時間に送迎してもらって。忙しいじゃないですか、朝。だから朝の時間の送迎を頼むとか、あと保育園に夕方迎えに行ってもらって、そのままご飯を食べさせてもらって、お風呂に入れてもらって寝かしつける。1回3時間っていう、お迎えから9時まで、6時から9時までのすごく人気のパターンですね。
6時から9時。迎えに行ってもらって寝る時間。そう、その時間大変です、今思いました。6時から9時で疲弊してる。
そこがやっぱり大変だから、もう迎えに行ってもらって、ご飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつけまでしてもらうと、自分がもうやることはないから。それをちょっと時間を持って4時間頼む方とかいます。あとは週1回それをやって、その日は自分のリフレッシュの日っていうふうに決める方もいます。
あと病気になった時に急に頼めるシッターさんを探しておいて。保育園のお迎えに、今、港区の保育園のお迎えは半分ベビーシッターさんです。
そうなんですね。
はい。結構パパ、ママ、ベビーシッターさんは割とお迎えに来ていて、昔は少なかったんですけど、今は保育園側も結構ちゃんとオペレーションが慣れてて、お迎えから夜の時間っていうのは多いですね。朝、あと今リモートワークが多いので、昼間の間にちょっと来てもらって、子供を見てもらって仕事に集中してやりたいっていう方もいらっしゃいます。
具体的なお話を聞くと、いろんなパターンがあるんですけど、自分のライフ、スケジュールにとって。
長い方もいらっしゃいます。1日中預ける方もいらっしゃいます。例えば東京都で待機児童になったら1時間150円でベビーシッターを使えるので、それで長い時間使う方もいます。
子供が1人で長い時間っていうのを不安に感じる人もいるんですけど、でも個別保育なので、やっぱりしっかり見てもらえる。1対1の保育なので、逆に子供の自己肯定感だったり、自分だけ見てくれるから、すごくそういう意味で良いと言ってくださる方も多いです。
大体平均にすると、いくらぐらい? 金額。
そうですね。3時間、4時間使う方が多いので、そうすると1回大体1万円か1万5,000円ぐらいの方が多いですね。それを月1回使うのか、週1回使うのか。週1回使ったら3万円から5万円とかかかるかもしれないんですけど、さっき言った補助で大体賄われるんで。
そういった方、週1、週2の利用が、同じ方に頼んだ方がいいのか、毎回違う方でいいのか。
はい。同じ方に頼む人も、週何回同じ方っていうのもいますし、もう5人ぐらいお気に入りの人を決めて、定期で頼む人も単発もいるんですけど。お気に入りの人って、いつもよりもちょっと今週忙しいから、この日だけまた来てほしいって言ったら、そのお気に入りの中の人に来てもらうとかっていう感じですね。
じゃあ、ある程度決めておいて、そこからはもう自分のスケジュールだったりに合わせてっていうところ。分かりやすい。
何人か面接した方がいいと思って。Zoomで今できるので、Zoomで面接してお気に入りの人を決めておくと、そしたらすぐ来てくれる。
Zoomで面接する時に、なんか聞いた方がいいこととかってあるんですか?
自分の家のルールとか、こういうふうにしてほしいとか、子供の特徴とか。例えば避難場所はどこですとか、そういうのもキッズラインの中に載ってるので、こういうことを聞いておいた方がいいですよっていうのは。
マニュアル化されてる。
はい、マニュアル化されてます。
なるほど。確かに事前にZoomで話せますもんね。いきなり初めましてで会うのではなくて。違和感を感じちゃうじゃないですか、と思っちゃう時がもしかしたらあるかもしれないんで。
やっぱりそれで相性を見ておくといいかな。例えば自分が住んでる近くの方が検索で出たりするので、その中で良さそうな人にメッセージを送ったり、プロフィールが細かく書いてあるから、それを見て良さそうな人にいいねしたりして。ぜひチェックして。見るだけは無料なんで。
そうですよね。見るだけでも、こんなにたくさんのママが必要としてるんだなっていうだけでも、安心感って言いますか。
はい。そうですね。行き詰まるっていうのが一番ママにとっても大変だし、子供にとっても大変だと思うので、見るだけでも変わるかもしれないです。
そうですね。はい。ありがとうございます。
ありがとうございます。
以上で1回目のゲストの経沢香保子さんでした。本当に素敵なお話、ためになるお話をたくさん聞けて。
1回目に、もう自慢します。
いえ、もう本当、経沢さん、お忙しいのに。今後もこのチャンネルは、お仕事のこともそうですし、生き方だったり、あとは本当に専門的な株だったり不動産のことだったり、私が学びたいなと思うことっていうところを、いろいろ専門の方だったり有識者の方に聞いていくチャンネルにしていきたいなと思いますので、どうぞ一緒に共に勉強して、より良い人生を作りましょう。ということで、ではご視聴ありがとうございました。
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