共働きでも小学校受験はできるのか:横山美菜子さんが語る「家庭の軸」と情報との付き合い方
lumily共働き家庭にとって、小学校受験は現実的な選択肢なのか。いつから準備を始め、いくらかかり、SNSやママ友から入る情報とどう付き合えばよいのか。この対談では、共働き世帯の小学校受験をサポートする株式会社マジカルパスの創業者、横山美菜子さんがこれらの問いに答えた。横山さんの立場は一貫している。受験準備そのものより先に、家庭の価値観と子どもの特性を考え抜いて「軸」を決めること。それができれば、忙しい家庭でも受験は回るし、結果がどうであれ「やってよかった」と思える、というものだ。
フルタイム勤務で2人の子を受験させた経験から起業
横山さんはリクルートに14年勤めた。その間、フルタイムで働きながら2人の子どもに小学校受験をさせた。横山さん自身も小学校受験の経験者である。1人目の受験を終えたとき、そのプロセスが非常に大変だったことから、課題を解決したいと考えて起業の準備を始めた。2人目の受験も終え、会社は現在3期目だという。
サービスの対象は共働き家庭に限らない。横山さん自身がフルタイムの共働きで、時間も情報もない中で苦労したことが出発点なので、共働き世帯を主な対象にしている。ただ、片働きの家庭やシングルの家庭も利用しているという。提供しているのは志望校選びや塾選びの支援、そして小学校受験に特化した自社開発のAI搭載家庭学習アプリだ。アプリは、子ども一人ひとりに合わせて最適化されたプリントを、保護者が決めた時間に毎日自動で出す仕組みになっている。
私立小学校は全体の1.36%しかない
まず前提として横山さんが示したのは市場の小ささだ。全国の小学生はおよそ581万人で、そのうち私立小学校に在籍しているのは7.9万人。割合にすると1.36%にとどまる。聞き手は、周囲がみんな受験しているので肌感覚では8割くらいに思えると驚いた。横山さんは、東京に限っても同程度のシェアだと説明し、「めちゃくちゃニッチな市場」だと話した。周りに受験者が多いと感じるのは、置かれている環境によるものだという見方で二人は一致した。
首都圏で存在感が増している4つの理由
それでも首都圏を中心に小学校受験の存在感は増している。横山さんはその理由を4つ挙げた。
- 出口まで見据えた教育戦略を早めに立てたい保護者が増えている。
- 中学受験を回避したいと考える保護者がいる。
- 共働き世帯が増え、放課後の預かりまで含めて運用できる私立小学校が増えているので、学校で全部を済ませたいという需要がある。
- 探究的な学び、英語教育、実践的な授業など、思想がはっきりした学校を選び、家庭の価値観に合わせて教育に投資したい家庭が増えている。
受験する層も変わってきたという。聞き手は名古屋出身で、20年以上前の当時、私立小学校は親がその学校の出身だったり親族が受験していたりする家庭でなければ選択肢に入らないものだったと振り返った。横山さんによれば、10〜15年前には受験層のうち共働きの一般的な会社員夫婦は3割程度だったが、現在は7割を占めている。教育投資に前向きな「パワーカップル」も選択肢に入れるようになった。
ただし、横山さんは実際に入学している層を見ると、受験者の構成ほどには会社員夫婦の割合は高くなく、まだ半々くらいだという実感も語った。聞き手はそのギャップについて、教育に時間をかけられる家庭のほうが結局は勝ち抜いているのではないかと問いかけた。横山さんは表現を選びながら、伝統的に私立小学校に通わせてきた家庭は学校への理解が深く、学校運営の側から見てマッチしやすいといった考え方もあると答えた。そのうえで、忙しい共働き家庭でも自分たちの価値観に合う学校を探し、挑戦して結果を出せるようにしたいという思いで起業したと述べた。
私立と公立の違いは「6年間の教育方針が見えること」
私立と公立の違いについて、横山さんが最も大きいと考えるのは、6年間どのような環境と教育方針で子どもを育てられるかが見えやすい点だ。私立小学校は学校ごとに教育哲学がはっきり違い、スローガンがあって、それに紐づいた教育内容がある。横山さんはこれを「会社と一緒」だと表現した。
いま都内で最も人気のある学校の例
その具体例として横山さんが挙げたのが、世田谷区にある東京農業大学稲花小学校だ。横山さんによれば、この学校は都内で59年ぶりに新設された私立小学校で、卒業生はまだ1期生しか出ていない。それでも慶應や早稲田の倍率を抜き、いま一番人気があるという。
人気の理由として横山さんが説明したのは、コンセプトの明確さとその中身だ。食・農・生命といった農学のテーマは初等教育と親和性が高い。大学の教授から授業を受けられたり、大学の施設を使った体験授業があったりして、それを日々の実践につなげている。英語は1年生から毎日1時間ある。アフタースクールが併設されていて、夜6時半ごろまで校内で預けることもできる。横山さんはこれを「令和の保護者が欲しいものが詰まっている」と表現した。
もう一つ強調したのが、この学校のコンセプトが「冒険心の育成」だという点だ。私立小学校というとお行儀のイメージが強いが、ここではチャレンジ精神や粘り強さに重きが置かれている。社会に出たときにどんな大人になってほしいかから逆算されていて、思想・哲学と教育内容が一貫している。保護者がそこに共感できれば、6年間同じ方向性で子どもを育てられる。
聞き手は、日本では新しい学校より伝統校が評価されがちだったはずだと驚いた。横山さんは、保護者が共働きで社会で何が必要かを日々実感しているからこそ、どんな教育選択に意味があるのかを考える人が増えているのだろうと述べた。シングルの保護者も同じくらい深く考えているという。
いつから動くか:本格対策は1年、価値観の整理は早いほど良い
視聴者が最も気になる点として、聞き手は準備の開始時期を尋ねた。横山さんの説明では、試験は年長の秋(9〜11月)に行われるため、本格的な対策は試験の約1年前、年中の秋から始めればよい。焦って3〜4年も受験準備をする家庭もあるが、共働きで忙しい中、そこまでする必要はないというのが横山さんの考えだ。早ければ早いほど良いと思っていた聞き手は意外そうに受け止めた。
一方で、早めに始めてほしいこともある。学校を研究し、興味を持ち、どの学校が良さそうかを考えること、つまり保護者だけでできる作業だ。そのためには、どんな環境でどう子どもを育てたいか、目の前の子どもにどんな特性があって何が得意そうかを考える時間をたくさん取ってほしいという。これがないまま受験に入ると、情報に振り回され、他人と比較し、子どもを追い詰め、自己嫌悪に陥ることを繰り返し、不完全燃焼のまま進んでしまうと横山さんは話す。そして実際にはこの部分を持たずに始める家庭が大半なので、ここが最も重要だと述べた。
小学校受験は就活に似ている
聞き手は、有名企業ばかり受けて落ちる就活生にたとえた。なんとなく名前で選ぶのではなく、自分の個性ややりたいことを棚卸しし、企業を調べ込んだほうが強い、という話だ。横山さんはこれに強く同意し、この市場で起業したとき、就活の考え方とほぼ同じだとすぐに思ったと明かした。
違いは巻き込む人数だという。シングルでなければもう一人の親の意見も必要で、子どもの個性も見なければならない。それでも、まず自分たちを知ることに時間をかければ良い受験になると横山さんは言う。
親の目にはフィルターがかかるので、子どもを客観的に見て答えを出すのは難しいのではないか、と聞き手は指摘した。横山さんは、初めての子育てで3〜5歳というまだよくわからない子を見ているのだから正解はわからない、と認めた。そのうえで、だからこそ「考え抜く」ことに価値を見いだし、時間をかけることが一番うまくいき、家庭の幸福度も上がると、日頃から伝えているという。
情報に振り回されないための3つの原則
SNSを開けば「あの学校はダメ」「これがいい」といった情報があふれている。情報を選び取る力が育っていないために振り回されてしまうという聞き手の問題提起に、横山さんは、小学校受験は特に情報に振り回されやすく「闇が深い」市場だと答えた。もともと気に入っていた学校を「いじめが多いと聞いた」という噂でやめてしまう。隣の子と自分の子の出来を比べて「うちは向いていないかも」と思う。そうした揺さぶりのせめぎ合いが続くが、それに左右される意味はまったくないと考えている。
そのうえで横山さんが挙げた原則は3つある。1つ目は、自分の目で一次情報を確かめること。学校の説明会などで先生の話を直接聞き、自分がどう感じ、何に共感したかを確かめる。2つ目は、在校生の保護者と接点があれば話を聞きに行くこと。すでに入学している家庭はライバル関係にないので、率直な話が聞けるという。3つ目は、自分の価値観をしっかり持ち、それを固めていくことだ。
価値観の重要性について、横山さんはたとえ話をした。保護者の集まりでみんなが紺のスーツを着ているような学校に、毎日ヒョウ柄の服を着ている人が入ったとする。その人が堅苦しいと感じる価値観なら、合わないのは明らかだ。逆に、そうした整った場のほうが居心地がいいと感じるなら、その学校を選ぶのが正解になる。価値観の違う人の「良い」「良くない」に影響されて選ぶと、入学後にミスマッチが起きる。どうありたいか、家族にどんな環境が合うかを考え抜いて軸が決まっていれば、その後の戦略は「めちゃくちゃ簡単」で、そこに向かって走るだけだという。
聞き手は自身の服装も引き合いに出し、受験までは取り繕えても、入学して1年もすれば素が出てしまうと笑いながら同意した。横山さんも、それでは本人も学校も困るし、こだわらない学校を探すこともできるのだから、他人の価値観で決めないことが大切だと応じた。
受験ママ同士は仲良くする必要があるか
聞き手は、友人から受けた相談として、受験する同い年の子のママ同士は情報収集のために仲良くすべきかと尋ねた。横山さんの答えは「仲良くする必要がない派」だった。価値観が同じなら話は合うかもしれないが、結局は本人の性格次第だという。影響されやすい人にはおすすめしないが、聞き流せる人ならプラスの要素だけ取り入れられるかもしれない。ここでも、自分がどういう人間かを把握して選ぶことが大事だとした。
横山さんはさらに、準備期間の後半の現実にも触れた。最終的には1人5〜6校を受けることになり、その過程で「あの家が先に合格した」「あの試験だけ良かった」といった情報が入ってくる。前半は情報交換をにぎやかに楽しめても、後半はシビアな世界になる。それを見据えて付き合いの距離感を考えたほうがよいと助言した。
費用:準備に年120万〜200万円、入学後は月20万円程度
お金について、横山さんは受験準備の相場を年間120万〜200万円だと説明した。ピアノや習字といった一般的な習い事は月6,800円〜9,800円程度だが、小学校受験の対策は1単元あたりその約3倍、月3万円ほどかかる。ペーパー対策、体操、絵画、巧緻性、行動観察など、受験で求められる要素がそれぞれ「バラ売り」されていて、それが積み上がっていくという。
試験で問われる主な要素は、ペーパー(書く問題)、協調性や指示行動を見る行動観察、紐結びなど手先の器用さを見る巧緻性、面接、学校によっては絵画だ。学校によってボリュームや難易度がかなり違う。聞き手が月3万〜4万円の単元を5つ取れば月15万円、年間で百数十万から200万円という計算を確かめると、横山さんはそれに加えて模試、服装、送迎、受験料などがかかると補足した。
入学後は学費が月10万〜15万円かかる。共働きで学童やアフタースクールを使うなら、その固定費も月10万円ほどになり、合計で月20万円程度が発生する。横山さんの考えでは、準備期間に年120万〜200万円をかけられる家庭は、入学後も同程度の負担を続けられる家庭であり、共働きの収入から毎月払い続けるイメージが持てる家庭が向いている。無理は絶対にしないほうがよく、する必要もまったくないと述べた。
「やってよかった」と言う家庭に共通すること
これまでの支援経験について聞かれた横山さんは、「小学校受験」で検索すると「やらなければよかった」という声が最も多く出てくるという現状から話し始めた。そのうえで、約1,000家庭の支援と、約100校の私立・国立小学校への訪問・取材を踏まえ、「やってよかった」と感じている家庭の共通点を言語化した。家庭の価値観と、子どもにどんな教育を受けさせたいかという軸を持ち、その軸に沿って自分たちに合った学校を自分たちで選んだ家庭だ。そうした家庭は、合格しても不合格でも、そこまでできたことを良かったと話しているという。
未就学児の受験は中学・高校・大学受験とはまったく違い、当日の子どものコンディションやアクシデントにも左右される。だからこそ、プロセスに価値を見いだして考え抜いた家庭は「本当に皆さん幸せそう」だと横山さんは語った。きれいごとに聞こえるかもしれないと横山さんは付け加えたが、聞き手は、結果は神のみぞ知るものであり、その通りだと応じた。
親の負担は「正直、死ぬ気」だった
一方で、親の負担が大きいことを横山さんは否定しない。聞き手が率直に大変ではないかと尋ねると、「正直死ぬ気ですよ」と答え、自身の経験を語った。1人目の受験はコロナ前で、フル出社のフルタイム勤務だった。朝7時15分に保育園に預け、夜19時15分に迎えに行く生活の中で受験準備をし、土日は受験塾で埋まっていた。二つの塾の間が30分しかなく、恵比寿から渋谷まで自転車で爆走し、Uberの配達員を追い抜いて塾に向かったこともあるという。
横山さんが大変だった点として挙げたのは3つある。1つ目は時間と体力。2つ目は情報収集で、市場の不透明感が強く、周りのママ友から得られるのはN1、N2、N3といった狭いコミュニティの偏った情報しかない。3つ目は家庭学習を回すことだ。疲れ切った夜に一緒にプリントをやるといった「丁寧な暮らし」を求められ、それをどう仕組みにして回すかが難しかったという。
それでも、どんな母親でも乗り越えられるかという問いに、横山さんは「できます」と答えた。家庭の方針が決まれば余計なことをせずに済む。横山さん自身は当時、余計なことをたくさんしていたから大変だったのであり、シンプルにそぎ落とせば、忙しい家庭でもメンタルもフィジカルも安定し、最小限の時間で回せると述べた。
ここで横山さんは自社サービスの位置づけも説明した。価値観や考え方の重要性は最初に伝えるし、塾も運営しているが、中心は家庭学習アプリだという。保護者が「どのプリントをやらせ、どう声をかけるか」を考える時間を減らし、家庭学習を365日自動で回せるようにすることが、コアの支援だと話した。
結論:家庭の幸福度が上がる選択として
対談の最後に横山さんは、小学校受験をするのであれば、家庭の幸福度が上がる選択としてほしいと述べた。受験は必ずしもする必要はない。するとしても、家庭が疲弊したり、子どもを追い詰めたり、親が自分を切り詰めたりする必要はなく、幸福度が上がる選択にできるはずだという。
視聴者へのメッセージとして横山さんは、働きながら、初めての子どもを育てながら教育まで考えること自体がとても尊い時間だと語った。そして、小学校受験に興味がある人には、その時間にこそ価値を見いだして考え抜いてほしいと呼びかけた。
首都圏を中心に、小学校受験がすごく目立ってきて、存在感が大きくなってきていて。
SNSとか開けば、何々はダメだとか、この学校が多いって聞いたけど、あそこのうち先に受かったとか。ぶれちゃったりとかって、すごいママたち多いと思うんですけど。就活とすごく似てるなって私思ってて。特に小学校受験で一番それが闇が深いというか。
実際、私立と公立小学校の違いって何なんですか?
へえ、初めて知った。お金事情は多分一番気になると思う。受験の準備でかかるお金としては大体年間、大体相場ですと。
ベストのタイミングとか、いつから動けばいいってあるんですか?
そこまでする必要がないというのが、私は思って。
へえ。早ければ早いほどいいと思ってました。
どう思います? 私の友達、こないだ相談されたのが。仲良くする必要がない派ですね。
それは意外だな。最近一番流行ってる小学校とかご存じですか? 都内で。
全然知らない。どこですか?
一番の価値、やってよかったって思っているご家庭を言語化すると。ご家庭は本当に皆さん幸せそうです。
めちゃくちゃ興味あります。
こんにちは。川真田紘子です。ルミリーではキャリア、妊娠・出産、お金、美容、育児などの情報を対談形式でお届けするYouTubeチャンネルになっております。専門家の意見や体験を交えながら、視聴者の皆さんと共に学んでいきましょうというチャンネルです。今回は、私立って本当に必要についてお聞きしたいと思います。ゲストは小学校の横山美菜子さんです。
よろしくお願いします。横山美菜子です。初めまして。初めまして。本当に初めましてですよね。
はい。でも私は拝見してたんで、お会いできて。
本当ですか? 私、ちょっと待ってください。どうしましょう? 本当に初めましてすぎて、何からどうしましょうって感じですけど、まず横山さんの経歴、自己紹介をお聞きしてもいいですか?
はい。改めまして、私、株式会社マジカルパスの創業者の横山美菜子と申します。共働き世帯の小学校受験のナビゲーターをしております。元々はリクルートという会社で14年勤務してまして、その時に2人の子供を産み、フルタイムで働きながら2人とも小学校受験をしたという経験があります。
ご自身も。
私自身も小学校受験経験者で、2人の子供も小学校受験をしています。
1人目の小学校受験が終わった時に、結構その小学校受験のプロセスが非常に大変だったんですね。なので、その課題を解決したいという思いで、1人目が終わった時に起業の準備をして、小学校受験の課題解決をするための会社を立ち上げて。2人目の受験も終えて、今会社は3期目です。
3期目。はい、3期目です。
気になったポイントとして、共働き限定なんですか?
私自身がフルタイムで共働きなので、その方たちをメインに課題解決をしてるはしてるんですけど、もちろん片働きの方もいらっしゃいますし、の方もいらっしゃいますし、最近は多様性が多いので、全部ですね。
全部ですけど、自分自身の経験としては共働きで、時間がない中ですごい大変じゃないですか? 受験でタイムマネジメントも情報も。それを頑張って乗り越えたから、それが入り口だったけど、全般的に受験に関して相談に乗ってるって感じです。
そうですね。サービスとしては志望校選び、あとは塾選び、こういったこともそうですし、あとは家庭学習。AI搭載の家庭学習アプリ、小学校受験に特化したアプリサービスを提供してます。
それは独自の。そうです、そうです。作った。自社の。自社のアプリですね。
すごい。今そんな時代ですよ。確かに。ありがたい、AIがやってくれるなんて。
確かに、使っていただきたいです。
うち、まだ今年5歳なんで。上は今受験終わったばかりなんですけど。AI、いいですね。
お子さん1人1人に個別最適化されたプリントが、毎日自身の決めた時間に自動で出てくるってアプリで。そんな時代。
確かに。やばいですね。てか、やばいのは私の格好ですよ。それ先に突っ込もうと思って。これ、とりあえずやばい。
皆さん、ごめんなさいね。ご迷惑。チラチラ、うざいかもしれないです。ずっと我慢してください。本当、私もちょっと気づいて、あれ、今日ちょっと真面目なお受験のルミリーで、私は何て格好してきたんだと思ったんですけど。ごめんなさいね。
すごい、私もすごい硬い人みたいなので。コントラストね。コントラスト。普段でもこちら側なんですもんね。
そうです。普段結構カジュアルなんですけど。
そうですよね。こちら側っていうのも。本日はよろしくお願いします。私、すごい興味ありますよ。子供たちも受験しましたし、私自身も受験してます。だから結局、私の中では受験が割と身近にある感じですね。だからすごい興味ある。今の市場ってどんな感じなのかなって。ちなみにインターじゃないですもんね。国内の。
国内の私立小学校、国立小学校受験ですね。
小学校受験。小学校。そこがポイントですよね。
そうです、そうです。
てことは、中学でもないしインターでもないし、小学校受験に特化。
そうです。なるほど、分かりました。
まずそもそもなんですけど、私立の小学校受験、なんで今こんなに増えてるのって。
首都圏はすごく増えてるっていう体感があると思うんですけど、まず前提として、小学生全体が大体581万人で、私立小学校は7.9万人しかいないんですね。私立小学校自体の在籍数は。なので、その市場としては全体のたったの1.36%しかないんですよ。私立小学校に在籍する子自体が非常に少数派なんです、前提としては。
なんですけど、今は首都圏を中心に、小学校受験がすごく目立ってきて、存在感が大きくなってきていて。その理由は大きく4つあるというふうに考えてます。まず1つは、出口まで見据えた教育戦略を早めに立てたいっていう保護者の方が増えてきている。先ほど中学校受験からされてるとかいろいろおっしゃってましたけど、結構全体感を見て戦略を立てたいっていう保護者が増えてきてる。
あとは、中学校受験を回避したい方。
分かる。一旦先に保険。そうですよね。
保護者の方もいらっしゃると思うんで、それを回避したいっていう方。あとは共働きの世帯が増えてきてるんで、私立小学校に通わせて、放課後もセットで運用を回せる学校が結構増えてるんで、そこまでやってくれる学校に行かせたい。
全部済ませたい。全部済ませたい。学校で。学校で全部済ませたいね。ありますよね。あるね。
4つ目は、探究的な学びとか英語教育とか実践的な授業とか、そういう明確なコンセプトを持った、思想がはっきりしてる小学校に入れて、そこでその家庭の価値観と合わせて教育投資をしていきたい。そういう方が増えてきてるので、今、首都圏ではすごく存在感が増えてきてるっていうのが結論ですね。今、トレンドとしては。
1.何%しかないんですね。
1.36なんですよ。
私、多分これって置かれてる環境によると思うんですよね。周りがみんな受験してるので、肌感覚としてはもう8割とか、そんなイメージなんですけど。全体、都内ですか、これ?
いや、全体です。
全体。全国。
そうです、そうです。
全国ですね、今の話は。これまた東京ってなってくると話変わってきます?
全国で見ればそうなんですけど、東京でもそれぐらいのシェアです。
ええ、それは意外だな。おっしゃる通り、多分置かれてる環境。
だと思いますね。私も周りは結構小学校受験してる人多いですけど、そんなに多くないですね。めちゃくちゃニッチな市場です。
意外。しかも、昔って、さっきの置かれてる環境って言いましたけど、受験するような家族、受験するコミュニティしか受験しないみたいな。私、名古屋出身なんです。名古屋って基本的に選択肢に私立はないんですよ。
どういう家庭があるかというと、親がその学校だったとか、親族が受験したとか。だから、そういう受験家系じゃない限りは、受験は別の話っていうか、人の話っていうか、選択肢そもそもないっていう感じだったんですけど。私の時代ってもう20年以上前。今ってどうなんですか? そういう富裕層。富裕層って言い方、自分で富裕層っていうのも変ですよね。富裕層ってわけじゃないんですけど、そういう限られた層みたいな感じとは今って変わって。
大きくマーケットは変わっていて、やっぱり10年、15年前は共働き、いわゆる普通の会社員夫婦の方は3割程度しかいなかったんですけど、現在は受験総数の7割が会社員夫婦の方だったり、教育投資に前向きなパワーカップルと言われてる方も今挑戦しているというか、選択肢として入れてらっしゃるって感じですね。
7割ってことは、逆にパワーカップルの市場ですよね。
ただ、入学している実態で言うと、やっぱりまだまだ半々。その受けてる人はそういう構成にはなってるんですけど、実際、中に私も入ってみると、言ってるほどその割合じゃないなっていうのは、ちょっと実感値としてはあります。
ということは、目指してる共働きパワーカップル、都内もいっぱいいますよね。厳しいんで、生活厳しいんですけど、普通じゃないですか、働いてるのが。だから目指す人は増えてるんだけども、ただ現実的に受かってるかって言うと、まだまだ半分半分って感じ。てことは、そこにギャップがあるんですね。
そうです。目指してはいるけど、多分分かんないし、模索して、結局時間が使えたりとか、どっちかは超教育に時間使える系の家庭が勝っちゃってるってわけじゃないですけど。受験ってある種、戦争みたいなシェアの取り合いだと思うんで、言ってみれば専業主婦じゃないですけど、そういう家族が結局受験は勝ち抜いちゃってるっていうのが現実としてあるっていう意味で大丈夫です?
いろんな表現の仕方はあるんですけど、さっきおっしゃってたような、代々私立小学校の方って、やっぱりその学校の理解が深い。そういう意味で、その理解が深いのは、学校運営側としては学校を作っていく上でとてもマッチしやすいとか、いろいろな考え方はあるっていう感じですね。
ただ、私としては共働きの方、お2人とも忙しいご家庭でも、この教育選択、自分の家庭の価値観に合った学校を探すところの部分をスムーズにしていただきたいという、そういう思いで起業してるんで。そういう人たちもチャレンジしながら、そして結果を出していけるようにということを考えてます。
前までは、特別なお金持ちだけの世界みたいなのが、私立みたいな強いイメージがあったけど、そうではなくって、教育意識が高い、そういう家庭全体に今はトレンドとして広がっていて、この選択肢としてあってっていうことなんですね。
はい、そうですね。なるほどね。
私、全然狭い地方都市の私立しか知らないんで、最近の私立ってちょっとよく分かんないんですよ、正直。特に日本の。私立って言うと高そうとか、お嬢様とかおぼっちゃまが行くとか、そういうイメージすごい強いですけど。
一番の大きな違いとしては、6年間どういう環境で、どういう教育方針の中で育てていけるかっていうのが見えやすいっていうのが、一番大きな公立との違いかなっていうふうに思ってまして。というのも、私立小学校って学校ごとに教育哲学が明確に違いがあって。
面白い。
そうなんですよ。だから会社と一緒ですよね。
そう、スローガンみたいなのがあって、それにひもづいた教育コンテンツがあるわけなんですね。例えば最近一番流行ってる小学校とかご存じですか? 都内で。
全然知らない。どこですか?
東京農業大学稲花小学校っていう。初めて聞きましたけど、農業やるんですか?
おっしゃる通りで、実はこの東京農業大学稲花小学校っていうのは、59年ぶりに都内にできた新設校。できて、まだ卒業生が1期生しか出てないぐらいの、そういう新しい学校なのに、いわゆる慶應とか早稲田の倍率を抜いて、今一番人気がある。
ええ、初めて知った。
そうなんです。特徴があって、先ほどお伝えしたように、コンセプトがすごい明確にいろいろあるってお伝えしたと思うんですけど。農とか生命、こういう農学というテーマが初等教育とすごく親和性が高くて、大学の教授から授業を受けられたりとか、実践教育の、農大が持っている場所、オホーツクとか、いろんな場所を使って子供たちが体験授業ができたりとか、それを日々の実践にアウトプットできてたりとか。あとは英語教育も毎日、1日1時間、1年生からあったりとか。それって非常に多いんですね。
あとはアフタースクールも併設してるんで、そのまま夜の6時半くらいまで学校の中に預けることもできるとか。今、令和の保護者が結構欲しいものが詰まってるんですよね。
ちなみに場所どこですか?
世田谷区。
ええ、近いじゃん。世田谷でそんな、命とか。農学ってそういうことですよね。バイオロジー。バイオとか食育、一番大事なところがその幼少期から。
食べてるお米が何からできるのかとか、人の命がどうやってできるのかとか、そういう当たり前の循環ってことですよね。命の循環みたいな大事なことですもんね。それが大きなテーマとしてあって、こういうことを幼少期から当たり前の日々の中で学べますよみたいな、大きなビッグテーマから日々の授業が構成されてるってこと。
そうです、そうです。
めっちゃ楽しそうですね。
そうなんですよ。先ほどおっしゃってくださったように、お行儀とかってイメージすごい強いと思うんですけど、農大稲花小のコンセプトは「冒険心の育成」っていうコンセプトにしてるんで。お行儀とかもちろんそうなんですけど、それ以上にチャレンジ精神だったりとか、粘り強さとか、そういったところもひもづいていく。
だから社会に出た時に、こういう大人になってほしいが明確にあったところからの逆算。あとはその思想、哲学、あとコンテンツも全部一貫してるんで、保護者としてはそこに共感できると、初等教育の6年間、同じバイブスで子供を育てていけるっていう、そういう良さがありますよね。
すごい就職に似てますね。
そうですね。
同じものだし、入ったらそのものが強まってきますからね。
そうです、そうです。
そういうもんですよね、学校って。
はい。そうです、そうです。
面白いし、その学校めちゃくちゃ興味あります。男の子とかもめちゃくちゃ良さそうですね。
そうですね。別に女の子でも。令和の保護者は、もちろん慶應とか早稲田とか、そういった伝統ももちろんですけど、今一番そこを抜いてトップになってるっていうのは、市場のニーズが顕著に出てるなっていうのを、そう感じますね。
すっごい面白い。すごい時代が変わってますね。
そうですよね。
だってそんな新しいところって、そもそも偏見じゃないですか? 今までって、新しい学校ってまだ分からないから、トラディショナルな、いわゆる伝統校の方が、みたいな価値観すごいあるじゃないですか、日本って。
やっぱり感じるのは、保護者が共働きっていうのもあって、リアルに社会で何が必要かって、多分日々考えてらっしゃると思うんですよね、保護者の方も。そうなってきた時に、教育投資というか、どういう教育選択をすることが意味があるのかとか、それをちゃんと思考してる方が増えてきてる感じがしますね。
そういうことですね。基本的に社会に出るじゃないですか。女性も出る、男性も出る。将来子供たちが社会に出た時のことを肌感として分かってるから、パパとママで当たり前に社会に出て、こういうマインドセットとか、こういう価値観とか、こういう強みってあったらいいよねみたいなのが2人の中であって、それを子供に落とし込みたいっていうところで、そこを基準に学校を選んでいくみたいな。
そうです、そうです。
それが共働き夫婦でも増えてる理由だったりとかするんですか?
そうですね。おっしゃる通りですね。あとはシングルの方も増えていて、そういう方も同じぐらい深く考えてらっしゃるんで、いいなって、すごく拝見してて思いますね。
確かにね。だってシングルマザー、全然普通に私の周りもいっぱいいますけど、働いてるからね。
そうです、そうです。
面白すぎる。皆さん、多分これ見る方って、一番気になるのは、そうなんだって、私立そんなにいろんな学校あるんだ、してみようかな。うち共働きだけどやってみようかなっていう方、多分チャンネル見てらっしゃると思うんですけど。結局、いつから動けばいいのっていうところ、多分一番気になってると思うんですよ。
だから結局、まず私立の学校って、一番早くて何歳から入れて、ベストのタイミングとか、いつから動けばいいとかあるんですか?
まず小学校は6歳からですよね。試験はいわゆる年長と言われる年の9、10、11月が試験日なんです。なので、本格的な対策をするのは試験日から約1年前、年中と言われる年の秋から、本格的に準備をするのがいいかと思います。
焦ると3年間、4年間とか受験準備しちゃう方いらっしゃると思うんですけど、2人で働いてて忙しいじゃないですか。そこまでする必要がないというのが、私は思ってます。
へえ。早ければ早いほどいいと思ってました。
そうですよね。ただ、私が絶対皆さんにお伝えしたいこととしては、学校研究とか、学校に興味を持つとか、この学校良さそうだなみたいなことは保護者だけでできることで、結構早めからやっていた方がいいかなというふうに思っていて。そのためには家庭の価値観、どういう環境でどうやって子供を育てていきたいか、今いるこの子はどういう特性があって、何が得意そうかっていうことを考える時間をたくさん取っていただくことがいいかと思います。
それがないまま受験をしてしまうと、結局情報に振り回されながら、人と比較しながら子供を詰めちゃったり、自己嫌悪に陥っちゃったりっていうのを繰り返して、不完全燃焼のままずっと進んじゃうと思うので。始める時期は、保護者の方が学校研究とか学校情報、あとは家庭の価値観の棚卸し、これは早ければ早いほどやっていただいていいと思います。
なるほどね。いい話ですね。もちろん受験って家族で受験するんですけど、受けるのは本人じゃないですか。その子が受けるっていうことに対しての、ある程度のトレーニングじゃないですけど、ちゃんと対策っていうものは1年とかで全然良くって。それよりも前提条件として、前に学校をまず知って、自分たちの家族がどこの学校を目指すのかっていうことに対しては、今からでも明日からでも話し合って、時間かけて考えてた方がよりいいですよ、スムーズですよってことですよね。
そうです。それがない方が大半なので、そこが一番重要だなと思ってます。
その通りですね。手当たり次第、就職と一緒ですよね。有名どころばっか受けても結局落ちて、なんでだろうって。そりゃそうですよね。別にそこに行きたいわけじゃないですもんね。なんとなく名前がいいから受けてるだと落ちますからね、就職も。
それよりまず自分の個性とか、自分が人生でやりたいこととか棚卸しをしていって、どこの会社が合うのか、自分って何をするのが一番好きなのかとか。自分をうまく知って、会社をめっちゃ調べて、この会社で自分の自己実現したいみたいなのだと強いですもんね。
そうですね。就活とすごく似てるなって私思ってて、このマーケットで起業した時に、就活の考え方とほぼ一緒だなってすぐに思ったんですよね。なので、本当に皆さんにお伝えしたいのは、自分を知るということ。
今回、就活と大きく違うところで言うと、巻き込む人の人数。例えばシングルじゃなければ、パパの意見も巻き込まなきゃいけないし、子供の個性も見なきゃいけないんで、ちょっと人数が増えちゃうんだけど。まずは自分を知るところからしっかり時間をかけてやっていくと、すごくいい受験になりますね。
そうですよね。その子を観察して、小さいうちから。ただ、観察しても結構親ってフィルターがあるから、客観的に子供のことを見て、どこがいいって、これっていう答えはなかなか出ないかもしれないですけど。でもやっぱり考え続けることが意味ありますよね。
皆さんにいつもお伝えしてるのは、考え抜くっていう、そこにこそ価値があるってお伝えしてて。初めての育児だし、ましてや3歳から5歳っていう、まだちょっとよく分かんない子を見てるだけなんで、正解は分からない。だけど考え抜く、そこにこそ価値を見いだして時間をかけることが、一番うまくいく、幸福度が上がる、そういうことになるっていうのを、皆さんにいつもお伝えしてます。
なるほどね。別に成果出そうとするんじゃなくて、もうこれ以上は考えられないってやつですよね。考えることはもう限界っていうぐらいまで考えるってことですね。
でもそれ、すごい分かりますね。私も本当そうだったんで。さっき他人との比較っていうのはありましたけど、SNSとか開けば、何々はダメだとか、これはいいとか、多分情報じゃないですか。
だから情報はめちゃくちゃあるけども、情報を選択する技術って、私たちまだ言っても育ってないと思うから、その情報に結構振り回されたりして、ぶれちゃったりとかって、すごいママたち多いと思うんですけど。そういう時に何を一番重視したらいいかっていうのってあるんですか?
ありますね。特に小学校受験で、一番それが闇が深いというか、情報に振り回されやすいマーケットだと思うんですね。
誰の意見に左右される、この学校いじめが多いって聞いたけど、元々好きだったのに、それを聞いちゃってやめちゃうとか。隣の子供と自分の子供の出来の違いを見て、うちはちょっと向いてないかもとか。そういうのとか、いっぱい、そんなのせめぎ合いなんですよ、ずっと。それに絶対に左右される意味がないというふうに考えていて、大事なのはまず、自分の目で一次情報を確かめる。
例えば小学校受験とかで言うと、学校に訪問して、説明会とかがあるので、先生のお話を直接聞いて、自分がどう感じて、どう共感したか。その一次情報、見た自分の情報だけをまず確かめる。
2つ目は在校生のママ。その接点がもしあれば、その方に聞きに行く。もう入ってる方なんで、ライバル関係にはもちろんないですし、お話が聞けると思うんで、そこですよね。
3つ目は、今日、さっきからずっとお伝えしてる、自分の価値観。自分の価値観をしっかり持っていくっていう、持ち続ける、それを固めていくっていう、この3つが重要ですね。SNSとかいろんな情報に振り回されないために必要な3つだというふうに思ってます。
そこが結構でかいんですね。さっきから何度もおっしゃってますけど、自分のまず何が大事なのかとか、自分の考えを、そこを固めるっていう。
そうです、そうです。
イメージ、すごい分かりやすく言うと、私立小学校の何かの集まりで、みんな紺のスーツを着ているような学校に入ったとします。だけど自分はヒョウ柄の服を毎日着てて、いや、いつもみんな全員の学校に行くの、ちょっと堅苦しいなって、もし思うような価値観だとしたら絶対合わないじゃないですか。でも一方で、みんなそういう正装してる学校の方が居心地がいいってもし思えば、その選択が正解じゃないですか。
それを、価値観の違う人から情報を収集して、その人の良くない、いいとかいう話を聞いて、それに影響されちゃうと、自分とそもそも価値観も違うから、入った時に結局ミスマッチが起きるんですよ。だから、自分がどうなりたいのか、どうありたいのか、自分の家族はどういう環境がいいのかっていうのをちゃんと考え抜いて、軸が決まっていると、その後の戦略もめちゃくちゃ簡単なんですよ。
正直、言ってみれば全然大変じゃないんで、そこがあれば、いろんなのに振り回されずに、そこに向かって走るだけなんで。決まってるんで、やることは。そこですね、基本は。
それ、すごい分かります。私も早期にそういうところを諦めました。
分かりますよ、私も。
だってどう考えたって無理じゃないですか? 私が紺色着て、毎日って。多分それなりに私もできると思うんですよ、受験までは。
そう。本当そうなんですよ。絶対できるでしょ。
ただ、素が出てきちゃうんで、1年後とか。入ったら。
そう、本当にそう。すごい学校としても困りますし。
こんなヒョウ柄の人、来られてもね。だってそういうのじゃない人を求めて、それがナチュラルにできて、居心地が良くて、そういうクラシカルというか、決められたことを決められたことでやりましょうねっていうのが心地よくて、そういうところが一致してる人が合うから、多分自分も大変だし、学校も大変だと思う。
一方で、そういうことにこだわらない学校もあるんで、そういうところを探すこともできるわけなんで。だから、人の眼鏡とか、人の価値観で決めないということですよね。
そこが本当に大切ですよね。
私、すごいこれ個人的なあれなんですけど、どう思います? 私の友達、こないだ相談されたのが、受験をする同い年同士のママが仲良くする必要があるのか、ないのかっていうところ。
私は仲良くする必要がない派ですね。
そうなんですね。
価値観が同じであれば、会話がもしかしたら合うかもしれないですけど。ちなみに何のためですか?
情報収集のために、そういうちゃんと受験のママ友達と仲良くしないと情報が手に入らないから、仲良くしなきゃみたいな。結構、日本のママたち、あるんじゃないかなって思ってるんですよね。私、結構孤高の戦士派なんで、あんまりそういうのをしないタイプではあるんですけど。そっちの方がやっぱりスムーズっていうか、楽。
その人の性格によりますかね。影響されやすい人だと、あんまりお勧めしない。
お勧めしない。
ほとんど右から左の人は、もしかしたら全然、それプラスの要素だけ取り入れてできるかもしれないんで。そこも戻ると、自分がどういう人間かっていうのを把握して、そこも選択するといいかもしれないですね。
そこが分かってないと、多分影響されるっていうことを分かっていないでそういうところに行くと、あっちもいいかも、あっちもいいかも、こっちもいいかもって。
そうそう。どういうことが起きるかって言うと、その受験準備の1年間で、要は最後、1人5校とか6校を受けるわけなんですけど、その間にあそこのうち先に受かったとか、そういうことも出てくるわけなんです。要は情報としては入ってくるわけ、後半になってくると。この試験だけ良かったとか。
前半部分は割と情報収集の交換とかで、わちゃわちゃ楽しくできるかもしれないけど、後半は結構シビアな世界になってくるんで。そこも見据えて、お付き合いの距離感をどう取るかは考えた方がいいですよね。
面白い。それは分かりますね。意図してない発言で、相手にそういうの出ちゃったりとかありますもんね。
そうです、そうです。
話が変わって、お金。やっぱりお金事情は絶対皆さん。
そうですよね。
お金事情は多分一番気になると思う。だってお金がまず払えなかったら目指せないんで、多分選択肢に入れちゃダメだなって思っちゃうと思うんで。実際お金がどれぐらいかかるのかっていうところは、ちょっとお聞きしても。
小学校受験の準備でかかるお金としては、大体年間120万から200万ぐらいが大体相場です。もっと分かりやすく言うと、例えばピアノの習い事とか習字の習い事とか、小学校受験じゃない普通の習い事で皆さんやってらっしゃるのって、多分月額6,800円とか9,800円ぐらいの習い事が一般的にはそのぐらいの費用感だと思うんですけど。
小学校受験の1個の単元を取るってなると、大体その3倍ぐらい、1個当たり。なので3万円とか、1つの習い事が。そこが積み上がっていく感じですね。
その受験する単元っていうんですか?
受験する、例えばペーパー対策とか、体操教室とか、絵画とか巧緻性とか行動観察とか、受験で求められるいろいろな要素があるんですけど、それが1個ずつばら売りされてるんですね。
面白い。それ、大体1個の学校で、どの単元、何単元ぐらいなんですか?
それは学校によって求められることが違うんですよ。大きく分けると、ペーパー、いわゆるものを書いたりする。あとは行動観察。これは協調性とか見られたり、指示行動ができるかとか。あとは巧緻性。これは手先ですね。ひも結んだりとか。あとは面接。
面接ね。
面接。あと、あるところは絵画。
絵画。
これが学校によってボリュームとか難易度がだいぶ差があります。
このコマ数に対して、一般的に言われてる1万弱の、受験は3倍かかると考えた方がいいから。だから1単元3万ぐらい。3万円、3万4,000とか。3万か4万かける、例えば5個だったら15万。15万かける1年間で120万とか、100何万、200万とか。
そこから積み上がっていく費用としては、模試とか、あとはもちろん洋服だったり、送迎のコストもそうだし、受験もそうだしとか、そういう感じですね。
受かったら、しかもまたどんどんそこから私立ですもんね。
そうですね。だから結論、入学後は結局学費が10万から15万ぐらい、月額。プラス共働きであれば学童とかアフタースクールを、そのままもし入れるとしたら、アフタースクールの固定費も10万くらいかかるんで、月額20万ぐらいはコストとしては発生するんですよね。だから結局、その準備期間でもそれぐらいのコストがかけられる、イコール入学後もそれぐらいかかるっていう、そういうイメージですね。
だからずっとそのままってことですね。だから、その受験にかかる費用がそのまま一生かかり続けるから、頑張ってその1年じゃなくて、それが継続的にずっと卒業まで払えるんだったら、逆に目指してもいいですよみたいな感覚。
そうです、そうです。それがイメージできる家庭が合うと思いますね。その費用感ですね。
その受験の時にかかる150万から200万っていうか、学校によると思いますけど、それが夫婦で共働きのお給料から毎月払っていけて、それがずっと続いていけそうなご家庭がフィットしてる。
そうですね。無理は絶対しない方がいいと思います。全然する必要ないと思います。
実際、こうやって今起業されて3年目ってことは、受験されたご家庭いっぱい見てると思うんですけども。実際経験した方で、やってよかったなって思ってることって何が多いですかね?
小学校受験って検索すると、やらなければよかった、しなければよかったっていうのが一番多く出てくるんですよ、検索ボリュームとして。
へえ。
だけど私が、1,000人のご家庭をサポートさせていただいたり、あとは100校の私立小学校、国立小学校に訪問してるんで、取材してるんですけど。それも全部踏まえて、一番の価値、やってよかったって思っているご家庭を言語化すると、小学校受験のプロセスで家庭の価値観、あと子供にこういう教育をさせたい、これをしっかりと自分の軸を持ってた人。
その軸を持って、自分たちに一番身の丈に合った小学校を自分たちで選んで、そしてそれに合格しても、しなかったとしても、そこまでできた、どんな結果であれよかったって皆さんおっしゃってるんですね。だからそこが一番重要だなっていうふうに思ってます。
結局、正直当日って子供のコンディションもあれば、未就学児なんで、中学とか高校受験、大学受験とは全く違うわけなんですね。そういうアクシデントとかもある中で、そのプロセスにこそ価値を見いだして考え抜けたご家庭は、本当に皆さん幸せそうです。
でもそれ分かります。結局、結果は神のみぞ知るですもんね。
そうです。特にそこの要素が大きいんで、小学校は。
なるほどね。すごい、刺さりますね。
ちょっときれいごとに聞こえちゃったらあれなんですけど。
いや、でもその通りだと思います。本当にその通りだと思います。実際、子供以上に親の負担ってめちゃくちゃ多いと思うんですよ。
すごい大変ですよね。本当に大変。
これ、きれいごとなく大変ですよね、正直。
正直、死ぬ気ですよ。私はその当時、例えばリクルートで働いてて、フルタイムだったんですけど、1人目はコロナ前なんでフル出社だったんですよ。朝の7時15分に保育園に預け、夜の19時15分に保育園からピックアップするって、そういう結構ハードな、ガチ働くママみたいな。
その中で小学校受験準備してて、土日は受験塾で埋まってたわけなんですけど。自転車で恵比寿から渋谷までを爆走しながら、2個の塾の間の時間30分しかないとかで、Uberをごぼう抜きして、受験塾に伴走してたりとかして。体力もそうだし、時間がない中でのやりくりっていうのは本当に大変で、時間の部分とか体力の部分、ここはすごい大変ですよね。
あとは情報収集の部分。これは不透明感が強すぎるし、結局周りのママ友からの、N1、N2、N3とか、そういった情報からしか。狭いコミュニティの、たった狭いコミュニティのそういう情報しかないじゃないですか。そこもかなり偏っちゃってるんで、そこについても非常に大変。
あとは家庭学習を回していくこと。夜、めちゃくちゃ疲れ切ってんのに、一緒にプリントやろうとか、結構丁寧な暮らしが求められてくるんで。
そうそうそう。
その丁寧な暮らしをどうやって仕組みにして回していくかとか。
いや、分かるな。
そこがすごい大変ですよね。
だから精神面と時間のやりくり。時間のやりくり。その精神面ってどうですか? お母さんたち全員乗り越えられますか? どんなお母さんも。
できます。今日、再三お伝えしてるのが、自分の価値観、自分の軸、自分の家庭の方針が決まれば余計なことをしなくて済むんですよ。そうすると、私の当時、さっきお話ししたのは、余計なことたくさんしてたんで、それだけ大変だったんですけど。めちゃくちゃシンプルにそぎ落とせば、すごく忙しいご家庭でも必ず回ります。メンタルも安定して、フィジカルも安定して、時間も最小限でできるんで。
そこを、いつも手助けしてるんですね。
そうですね。
その精神面というか、どちらかというと、どういう価値観でどういうふうに行こうっていう方針を伴走してくれるっていう感じですか?
実際はそれは情報としては提供して、塾とかもやってるんですけど、それよりもメインは家庭学習アプリなんで。これは要は保護者の方がどんなプリントをやって、どういう声がけをしてっていう、その時間を削減できる家庭学習のサービス、家庭学習のプリントを出してる。ここが一番メインのコアのサポート。
そういうことなんですね。
そうです、そうです。
そういうところを決めましょうっていうのは最初にお伝えしてるっていう。
最初にお伝えしてる。こういう思想とか、こういう考え方が重要だよっていうのをお伝えしつつ、基本、家庭で回す365日を自動で回して、保護者の方は余計な考える時間とかそういうのをなくして回していくっていう、そういうサービスですね。手助けしてます。
結構今日、すごい勉強になった。かなり変わってますね、受験市場もそうですけど。でも大事なことは、多分何度もおっしゃられてましたけど、自分たちがまずどういう方向性で行くかっていうところ。そこがぶれなければ、そんなに精神的にも迷うこともないしっていうことですもんね。やることは最短で決められたことをやれば、可能性は見えてくるってことですもんね。どんな忙しい家庭でも。
そうです。小学校受験をされるのであれば、家庭の幸福度が上がる選択として1つできるようにしていただきたいですね。別にする必要ないと思うんです。
するんだとすれば、家庭が疲れ、お子さんを詰めてしまったり、自分自身が切り詰めてやるとか、そういうことまでする必要がないです。絶対に家庭の幸福度が上がる、そういう選択にできるんで、そういうふうにしていただきたいです。
すごいいい話でしたね。これから検討する方にとっては、本当に勉強になるお時間だったと思います。本当、今日はありがとうございます。
ありがとうございました。
横山さん、何か一言、カメラに向かっていいですか?
はい。ご自身も働きながら、子供も育てながらで、初めてのお子さんを育てながらで、子供の教育まで考えられるってこと自体が、そもそもとても貴重な時間だと思いますので。もし小学校受験とか興味がある方は、本当にその時間にこそ価値を見いだして、考え抜いていただくといいなっていうふうに思います。
素晴らしい。今、勇気をもらったと思います、お母様たち。以上、横山さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
あ。
記事公開 · 更新
