『NEON INFERNO』全6ステージのボス戦を通しで見る:前景と背景を撃ち分ける戦闘と、実況者が評価した設計

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概要

この動画は、2055年のディストピア化したニューヨークを舞台にした横スクロールのラン&ガンアクション『NEON INFERNO』を、ボス戦を中心にエンディングまで遊んだ実況である。実況者は難易度HARDでプレイしながら、各ステージのボスの攻略法とあわせて、弾の反射、前景・背景の撃ち分け、有限の消費アイテムといったゲームの作りについて、プレイヤーとしての感想を語っている。

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主人公アンジェロと基本システム

主人公は犯罪組織の暗殺者アンジェロで、組織の「ドン」の命令を受けて敵対勢力を潰していく。ゲームは全6ステージで、各ステージで雑魚戦をこなしたあとボスの撃破に挑む構成である。

アンジェロは銃撃のほかに斬撃を持ち、斬撃で緑色の弾丸を跳ね返せる。実況者によれば、跳ね返した弾は威力が高く、慣れると便利な攻撃手段になるため、ボス戦では積極的に狙いたい要素だという。

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ステージ1:ヤクザ幹部タツヤ・オダと「前景・背景」の概念

最初のボスはヤクザの幹部タツヤ・オダである。前半戦では、左右から現れるバイクのヤクザに気を付けながら、オダが乗る装甲車の砲台を狙う。

実況者が本作の特徴的なシステムとして挙げるのが、前景と背景の概念だ。どちらの面を撃つかを状況に応じて切り替えて戦う。この場面では、装甲車を撃つには背景側を、バイクのヤクザを撃つには前景側を狙う必要がある。

両者には異なる制約がある。前景側は移動しながら撃てるが、往年のゲームと同様に8方向にしか射撃できない。そのため移動ロックや照準ロックといった、シングルスティックシューターならではの技術が求められる。一方、背景を撃つときは照準操作で好きな箇所を狙えるが、完全に足が止まって無防備になる。実況者は、この使い分けが本作の戦闘の醍醐味の一つだと述べている。

後半戦では空爆で装甲車の装甲が吹き飛び、オダとの直接対決になる。オダが背景側に飛んでいく場面では、照準を合わせて撃ち落とし、撃破した。

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ステージ2:若頭ジャズ・サカイと反射ギミックへの評価

ナイトクラブに踏み込んだ主人公は、やはりドンの命令でヤクザの若頭ジャズ・サカイを狙う。サカイはビームサーベルを使う近接タイプで、跳ね返せる緑の弾を出してくる。これを当てると大きく削れて戦闘時間を短縮できるため、実況者は好印象だと語る。

ここで実況者は、この反射ギミックについて設計面の考えを述べている。レトロゲーム風の見た目をした作品は最近増えているが、ゲームを遊ぶ層が広がった影響が強く、商業作品としての経済合理性を考えると、どうしても「眠たい」印象の難易度設計になりがちだという。その点、本作のように上手くやる余地を残す設計になっていれば、多くの層が分断されずに同じ作品を共有できる。一見何気ない反射のギミックに、一プレイヤーとして好感を持った、というのが実況者の話の趣旨である。

後半戦ではナイトプールから巨大兵器が飛び出し、さまざまな兵器が主人公を襲うが、これも撃破した。

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ステージ3:オペラ座のボディーガードと民間人の飛行車

邪魔な議員を暗殺するためオペラ座を訪れた主人公だが、議員は丸いバリアで守られてしまい、ボディーガードと戦うことになる。

この戦闘では背景を攻撃する場面があり、そこを民間人の飛行車が通ることがある。実況者は誤射しないよう気を付けながら戦った。民間人を撃ち殺せてしまう要素が含まれていることについて、実況者は往年のゲームらしい雰囲気があって洒落ていると評価する。敵が背景に移動した場面では一瞬射撃を止め、民間人を巻き込まずにボディーガードを撃破した。

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ステージ4:バイクチェイスとスティーブンソン議員

逃げる議員を追うバイクチェイスでは、ニューヨーク市警(NY市警)を蹴散らしながら議員を攻撃する。議員は実況者いわく「FFTみたいな魔法銃」で応戦してくるため、車線を切り替えながら攻撃をかわす。

道路を見た実況者は、『GeoGuessr』を遊んでいるせいで「中央線が黄色いからアメリカ大陸」と考えてしまうと話し、NY市警が出てくることからもそれは当然だが、2055年になっても中央線の知識が通用しそうで安心だと冗談を交えている。

途中でNY市警のヘリが上空から登場するが、その砲撃を全弾撃ち返して一気に沈めた。その後はNY市警も消え、議員だけを狙ってスティーブンソン議員を撃破した。

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ステージ5:NY市警の巨大兵器と警部ヘレナ・ヴォス

組織の身内であるヴェクターがNY市警に捕まったため、主人公はドンの依頼で救出に向かう。ここではNY市警の「汎用ヒト型決戦兵器」が登場する。背景にいる大型ボスとの戦闘について、実況者は個人的に『ヨッシーアイランド』のラスボスを思い出すと話す。中央のコアらしき部分が明らかに弱点に見えるため、そこを背景射撃で重点的に狙った。

難易度について実況者は、HARDで遊んでいるものの攻撃の予兆が大きく、回避の猶予も比較的長いため、同ジャンルの中では比較的易しめの部類だと見ている。そのうえで、視覚的な演出に特に力を入れている作品なので、これくらいの余裕がちょうど良い塩梅だと感じているという。

第二形態では、搭乗していた警部ヘレナ・ヴォスが出てくる。ヘレナは炎をまとって無敵になったり、前景と背景を行き来したりと、さまざまなギミックを見せる。大技の一つは、ヘレナが高速回転しながら弾を撃ちまくり、マス目状に並んだ点のどこかに着弾させる攻撃だ。実況者はこれを『魔法科高校の劣等生』の系統魔法になぞらえ、空間を領域分けすることで照準効率が上がったりするのだろうかと想像している。

大技のあとは、狭い空間に閉じ込められた状態で、自機狙いの緑色の弾丸を撃たれる。全弾跳ね返せば大きくダメージを稼げると判断し、狙いを付けて当てていった。その後は削り切ってヘレナを撃破した。

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ステージ6:裏切りの判明とドン・ヴェナトリとの決戦

次に主人公はNY市警の本拠地へ送り込まれる。救出したはずのヴェクターが裏切ってNY市警側に寝返ったため、始末しに来たという筋書きである。実況者は、組織の悪事を証言されると社会的にまずいからだと説明している。そこに、前回倒したはずのヘレナが復讐に燃えて再登場する。実況者は、組織に都合よく一生働かされている気がすると漏らしつつ、抗争が激化している今はそういうこともあるのだろうと受け流している。ヘレナの操るメカ群を破壊したあと本体が現れるが、実況者いわく病み上がりのせいか一瞬で削り切れた。

その後、前の任務自体が罠だったことが判明する。主人公はNY市警に拘束されるが逃げ延び、真実を知ってドンへの復讐を誓う。ドンもまた組織間抗争の圧力に耐えかね、手下をNY市警に売り渡す人物だった、という展開である。

最終局面では、ドンを守るボディーガードとの連戦になる。実況者は道中で手に入る「火炎弾」を使って時短を図った。火炎弾のダメージがかなり高く、前座の人型ボスと4つの龍の頭を次々と破壊し、背景に残った本体を叩くだけの状態まで持ち込んだ。ただし火炎弾は25発しか装填できず、ここで弾切れが近づき、以降は通常弾で少しずつ削ることになる。

この点について実況者は、最近遊んだ『ドラゴンクエスト』もそうだったとして、一対多の戦闘は開幕だけが極端に大変になりがちだと指摘する。そこに有限の消費アイテムを差し込める作りになっていると戦略的な面白さが生まれ、良い設計だと感じたという。

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ラスボス戦の演出と結末

組織の首領ドン・ヴェナトリが本作のラスボスである。実況者は、主人公を拾ってくれた恩義もあるのだろうが、結局この組織はトップから腐敗していたのだから、ここで終わりにすると述べて戦いに臨む。

ドンの動きは主人公とよく似ており、射撃、二段ジャンプ、ローリングなどを多用してくる。実況者は、劇中で直接言及されてはいないものの、ここで師弟や親子に近い関係性が表現されているのではないかと解釈している。同様の演出は『九日 ナインソール』などでも使われていたとし、クリシェ的だと分かっていても、こうしたゲームと物語の丁寧な掛け合わせを見るとなんだか良いと思ってしまう、と語る。

なお実況者は、動画では主にボス戦だけを取り上げたが、イベントごとにカットシーンも用意されていると補足している。ドン・ヴェナトリを撃破し、主人公は育ての親に復讐して新たな人生へと出発する。

最後に実況者は本作を、丁寧なドット表現で描かれた世界観、コンパクトながら満足感のある往年のアーケードライクなゲームシステム、個性的なボスやいかにもなバイクチェイスのシーンなど、作り手のこだわりが詰まった楽しいゲーム体験だったと総括している。