『Shapez 2』実況:図形を納品し続けて工場長を引退するまで

YouTubeで開く ↗
概要

工場を建設して図形を納品していくゲーム『Shapez 2』を、最初の納品から全自動の「なんでも作る君」の完成まで遊んだ実況動画である。時間制限もストーリーもない静かな宇宙で、ものを作る純粋な楽しさを味わうことがテーマとして掲げられている。実況者は、目的が見えにくいゲームだという事前の印象に反して没頭したと振り返っている。プレイの流れは「時代」ごとに区切られており、本稿もその順にたどる。

8分で読めます
0:30

基本の流れ:掘り出し、加工し、渦へ運ぶ

宇宙の中心にはすべてを飲み込む渦がある。画面左上に表示される図形をこの渦まで運んで納品するのが、ゲームの大まかな流れだ。最初の課題は赤い半円の納品だった。実況者はまず、それらしい形を掘り出せる場所を探して採掘用の足場を置く。次に、形が出てくる穴に抽出器を詰め、コンベアでつないで渦まで運んだ。実況者によれば、一度作った装置群は何でもコピペできるので、この作業をやるのも「人生で1度だけ」だという。

掘り出した図形は加工する。図形の右側だけを取り出すおあつらえ向きの装置が最初から与えられており、これを使うと欲しかった半円ができあがる。実況者はこうした汎用的な装置群を設計図として保存し、「右側取り出し君」などと名付けて再利用することを勧めている。

納品はコンベアを敷くだけで済む。まず巨大コンベアで大まかに敷設し、渦のある足場まで来たら小さなコンベアに切り替える。渦への搬入口は四方に4か所ずつあり、実況者は将来に備えて搬入口を追加しておいた。

2:19

設計図を組み合わせるという醍醐味

納品するたびに要求される形は徐々に難しくなる。ひとまとまりの納品を終えると新たな装置が解放され、次の時代へ進む仕組みだ。続く青い図形の課題では左下と右上だけを取り出す必要があり、実況者は「左右に分割」「右側取り出し君」の順に設計図を使って作った。

実況者はここを、このゲームの醍醐味の一つとして強調している。設計図の仕組みがあるので細かい実装に立ち入る必要がなくなり、設計図をポンポンと置くだけで欲しい図形が取り出せるようになるという。

納品を待つ間にこなせる「タスク」という追加目標もある。達成すると研究ポイントが手に入り、ベルトの高速化や新装置の解放に使える。この時代の最後の納品物は、それまで別々に納品していた赤い丸を青い四角の上に乗せたものだった。実況者は、納品目標が地続きになっている点に「宇宙の優しさ」を感じたと述べている。

3:43

液剤と着色の時代

次に解禁されたのは、宇宙に点在する3色の液剤を取り出し、好きな図形に着色できる装置である。課題は、対角模様に塗った四角の上に青い星を乗せた図形だった。まず緑の液剤を抽出し、パイプで引いて着色器で図形のコンベアと合流させ、緑の四角を作った。

対角模様には、秘蔵の設計図から「対角交換君」を持ち出した。2つの図形を入力すると、対角の部分が入れ替わった形が出力される装置である。実況者によれば、内部では左右交換・回転・左右交換を行っているが、「機械なんて動けばOK」とのことだった。緑の四角と青い星を納品し、それらを重ねたものを納品して、このマイルストーンを終えた。

5:11

列車の時代:無料の線路で遠くの資源を集める

続く列車の時代について、実況者は巨大コンベアの制約から説明している。巨大コンベアの敷設にはコストがかかるため、実質的に伸ばせる距離には限界があった。一方、線路の敷設コストは無料なので、宇宙のあらゆる資源が使えるようになったというわけだ。

初期状態の列車は図形しか運べず、経路も1種類しか用意できない。実況者はいくつかの装置をアンロックし、図形と液剤の両方を運べるようにした。まず東の素材を集めるため東方向に長い線路を敷き、末端に車両を配置した。一方の列車には4種類の図形を、緑の列車には3種類の液剤を運ばせている。このゲームの列車はできることが少ない代わりに、つなぐだけで動く初心者に優しい設計だと実況者は評している。

この幹線に加えて、僻地の良さそうな素材ごとにローカル線を敷き、幹線まで運び込んだ。ローカル線は欲しい素材の種類数だけあればよい。素材を使う工場群は、組み立てから納品までの距離が近いほうが得なので、渦の近くに建設することにした。

7:06

駅を単位にした工場群への移行

実況者が「うちの工場の基本単位」と呼ぶのは、各種素材が運び込まれる駅である。手始めに最初の納品物を作り、液剤で着色したうえで切断や回転を組み合わせ、右上と左下をくり抜いたような形を組み立てて渦へつないだ。この単位を何個もつなげて巨大工場群にするという方針である。

この段階で旧式の装置群は不要になり、取り払って列車と工場群だけの構成に移行した。その結果、右から左に物が流れていくだけの分かりやすい設計に落ち着いたという。

それでも納品用のコンベアは取り除きたかった。そこで列車を丸ごと渦に入れる機能を解放し、納品列車用の専用経路を増やした。ついでにジェットコースターの機能もアンロックしている。納品用コンベアはすべて撤去し、各工場に納品用の列車を設置した。これで煩わしかった小部屋群から解放され、素材の搬入から納品まで全部が列車で完結するようになった。

8:48

リソースの上限と工場の倍増

ここで実況者は、それまで触れていなかったリソースの仕組みを説明する。宇宙に物を置くには、納品で得られるリソースが必要だ。この時点で配置済みのものは合計約3000点のリソースを使っており、左上の表示では残りも約3000点あった。現状の2倍まで拡大できると判断し、西側にも東側と同じ施設をコピペで用意して、生産能力を倍増させた。その結果、この時代の納品は一瞬で終わったという。

9:33

ピン押し機と混色機

次にアンロックしたピン押し機は、図形を通すと底面の下に小さなピンを生やす装置である。この時代の課題はいろいろな箇所にピンを挟んだ図形だった。実況者は所詮1入力1出力の単純な装置だとして、工場を適当につなぎ、一瞬で納品を終えた。

続く混色機では、3つの原色に加えて合計7色を扱えるようになる。導入前に工場を整理し、稼いだリソースで北側にも線路を敷いた。タスクやマイルストーンとは別に、過去に要求されたものを納品する仕組みがあり、報酬もおいしいという。実況者は北の工場でこれをこなし、西でタスク、東でマイルストーンを進める分担にした。

この時代の最初の納品物は、赤と緑を混ぜた黄色の液剤を四角に塗るだけで作れた。1つの四角から2つの納品物を作れるため、倍速で納品できるのが「うま味」だという。もう一方の納品物も似た作りなので、工場をコピペして対応した。2つを合体させる最終段階では上側のパーツに白が求められ、赤・緑・青の3色を混ぜて白を作った。待つ間には工場をコピペして納品速度を上げ、数分でマイルストーンを完了している。

11:39

結晶製造機と最終試験

最後に解放されたのは結晶製造機である。液剤を結晶として注入する機械で、図形の空いている部分がすべて結晶になる。この時代の納品物が最終試験にあたり、終えれば一人前の工場長を名乗れるという。

一つ目の部品では、四角形を対角部分だけに加工し、結晶製造機を設置した。結晶の製造には図形の2倍の液剤があるとよいため、隣の駅からも液剤を借りている。もう一方の部品は白丸にピンを押した形で、実況者は前の時代の総復習的な課題と位置づけた。3色を混ぜて白を作り、ピン押し機と着色器を配置して納品用の列車につないだ。

2つの部品を合体させる段階には制約がある。結晶は非常にもろく、落とすと壊れてしまうため、土台側にしかなれない。この最終納品物では結晶を2つ重ねる必要があった。そこで上側の結晶の位置にピンを仮置きして重ね合わせ、最後に結晶を注入する工程を組んだ。お膳立てはできていたので、末端に結晶製造機を追加し、2本の液剤を注ぎ込んで納品経路を確保すれば完成である。工場をコピペして約10分待ち、最終試験に合格した。

14:19

論理回路で作る「なんでも作る君」

最終試験を終えると、ランダムな納品目標の枠が2つ解放される。これを納品し続ければ無限にレベルを稼げるが、目標のたびに工場を作り替えるのは面倒だ。そこで実況者は論理回路などをアンロックし、何でも自動で作る装置を組むことにした。

アンロックした装置群では、アンテナで納品物の図形情報を受信してワイヤーでディスプレイにつなぎ、表示させることができる。受信した情報の一部だけを切り出し、一致する形だけをコンベアに流すといった自動化も可能になる。実況者はこれと格闘した末に「なんでも作る君」を完成させた。下から来た列車が図形と液剤を搬入し、素材が右から左へ各装置に流れる。加工、着色、結晶化などの工程を経て完成品が出力され、そのまま納品される仕組みである。

あらゆる作業が自動化されたところで、実況者は工場長を引退してプレイを終えた。遊ぶ前は、どこに目的意識を持てばいいのかわからない謎のゲームだと思っていたが、結局は時間を忘れて没頭したという。動画では細かな設計図制作までは紹介しきれなかったものの、作業を楽にするための作業に没頭するのも非常に楽しかったと実況者は述べている。その楽しさを、自分の生活のためにプログラムを組んだりDIYをしたりするときの、純粋なものづくりの楽しさになぞらえて締めくくった。