『Hollow Knight』実況で追う、滅びゆく虫の王国ハロウネストの物語

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概要

この動画は、2Dアクションゲーム『Hollow Knight』をエンディングまでプレイした実況である。話者は主要なボス戦を順に紹介しながら、その合間に作中の断片的な情報をつなぎ合わせ、虫たちの王国ハロウネストがなぜ滅びたのか、そして主人公とは何者なのかを解説していく。話者も認めるとおり、作中で語られる文章は少なく、ここでの解説は冒険中に得た断片的な情報から輪郭をつかんだ程度のものである。以下では、その解説とプレイの流れを順に追う。

13分で読めます
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封印が解けかけた王国と小さな主人公

オープニングでは、鎖で封印された何かの中から怪しい光があふれ出し、封印が解けようとしている様子が描かれる。その予兆と呼応するように、王国へ至る道に1匹の小さな虫が現れる。これが本作の主人公である。

話者が最初に行ったのは、スタート地点の後ろ側の探索だった。2Dアクションではまずそこを調べるのが定番だと話者は言い、今作でもお金が隠されていたことを喜んでいる。道なりに進むと集落があり、かつて王国が栄えていた時代には賑わっていたと思われるが、古の病が蔓延して虫たちが次々と正気を失い、王国は壊滅した。いまここを訪れるのは冒険者ぐらいのものだという。

3:12

王国の歴史:不死の研究と病の始まり

王国の跡に潜ると、病に感染した虫たちが襲ってくる。最初のボス「偽りの騎士」はチュートリアル的な相手だとして、話者はその戦闘中に王国の歴史を説明した。

話者の解説によれば、この国の王は非常に優秀な虫で、知恵の乏しかった虫たちをまとめ上げて王国を作り上げた。王はその繁栄を永遠のものにするため、光の神が持つ不死を与える力に目をつけ、研究によって不死を得ようとした。しかし研究は失敗し、神の光を浴びた虫たちは意思を失った。しかもその症状は次々と感染し、やがて国全体を脅かす病になった。

さらに話者は、神の力が意思を奪うだけでなく、夢を通じて精神に干渉する力も持つらしいと述べる。つまり虫たちはただ暴れているのではなく、何らかの神の意図のもとで主人公を襲っているようだ、という見方である。戦闘はボスが暴れ回って床が崩落する展開を経て、偽りの騎士の撃破で終わった。

4:59

ホーネットとの対決と探索範囲の広がり

緑の生い茂る地域で、主人公はホーネットという虫と出会う。彼女はほかの虫とは違って感染していないが、ある理由から主人公と戦うことになる。話者の説明では、主人公は解けつつある封印に呼応して現れた存在であり、もし事態を解決できる器であればよいが、力のない者が下手に動けば事態をさらに悪化させかねない。そこで王国の未来を案じたホーネットが立ちはだかる、という構図である。

主人公はこれを退けて力を示し、ダッシュ移動を習得した。これにより行けなかった場所に行けるようになり、探索範囲が大きく広がった。その後、主人公は何者かの干渉を受けてその場に倒れ込む。話者はこれを封印を守る者たちからの警告と見ているが、構わず先へ進んだ。

6:26

涙の都とソウルの研究

王国の都である涙の都では、ベンチに座る放浪者と出会う。こんな世界だからこそ正気を保った虫と会うと心が温まる、と話者は語る。

涙の都では「ソウルの師」と戦闘になる。話者の解説では、王は神を完全に封じるため、2つの研究を進めた。1つは「影」と呼ばれる力の研究、もう1つが「ソウル」と呼ばれる力の研究で、ソウルの研究を担っていたのがこのソウルの師である。その研究では夥しい数の虫が犠牲になったと言われ、実際に研究施設では虫からソウルを抽出する恐ろしい装置も見かけたという。しかしソウルの研究は実を結ばず、ソウルの師自身も感染によって精神を蝕まれ、研究は頓挫した。話者は、敵として現れる虫たちを研究の犠牲者の成れの果てだろうと推測している。以降、神を封印する手段は影の力の研究が中心になったようだ、と話者は述べる。

撃破後、主人公はソウルの師の技を受け継ぎ、壊れそうな床を破壊できるようになった。

8:54

夢見の守護者と夢見の釘

探索を進めると、夢見の守護者の石碑が見つかり、主人公は再び例の警告を受ける。警告を発していたのは夢見の守護者の3人だと話者は判断している。

話者の説明によると、影の力の研究の結果、王国は神の封印に成功した。その封印をより強固にするために身を捧げたのが夢見の守護者たちである。主人公のような異質な存在が現れたことで、彼らは封印が解かれることを警戒し、主人公を夢の世界に追放しようとした。

夢の世界では白い光のようなものが主人公を導き、それについていくと、夢と現実の境界を切り裂く武器「夢見の釘」を授かる。守護者の攻撃から主人公を助け出したのは先見者という虫だった。守護者たちは夢見の術を駆使して眠り続けながら封印を抑えており、術者の肉体は無敵で本来は干渉できない。しかし夢見の釘によって、彼らの夢の中に入り込み精神に干渉する手立てが得られた、と話者は説明する。

11:26

フンコロ騎士と、暗い世界の中の明るさ

守護者探しの途中で戦うのが「フンコロ騎士」である。話者によれば、この騎士は王国内でも知られた騎士の一人で、道の先にいる仲間の騎士を守るため、この道を守り続けていた。主人公に害意はなく、本来敵対する理由もないが、侵入者と誤解されて戦うことになったようだという。

この戦闘について話者は、フンを玉にしてお手玉のように扱う騎士、軽快なBGM、騎士の元気な掛け声によって、普段と違う楽しげな雰囲気があると評している。ずっとダークな雰囲気が続いていたので、たまにはこういう相手もいてくれるとうれしいという。第2形態ではもともと騒がしかったボスがさらに騒がしくなった。

話者は、動画では紹介しきれないが、探索中には鼻歌を歌う地図屋や歌好きの芋虫、女冒険者など愛らしい虫がたくさん出てくると述べる。重苦しい道が続く作品だが、そうした虫たちとの出会いがあるからこそ、それほど鬱屈した気持ちにならずに冒険を続けられている気がする、というのが話者の感想である。撃破後、いつもの森へ向かうと、ある虫はすでに朽ち果てていて、涙だけが残されていた。

14:07

壊れた器と主人公の正体

さらに進むと、主人公によく似た姿のボス「壊れた器」と戦う。この名前から、主人公の生まれと目的が見えてくると話者は言う。

話者の解説では、影の研究の結果、神の光に対して影の力が有効であることが確かめられた。王は神をその中に封印するため、内部を影で満たした「器」となる存在を用意した。その研究の中で作られた存在の1つが、この壊れた器であり、主人公でもある。研究の結果、神は器に封印されたが、汚染されない完全な器を作るのは難しかった。この敵のように器も病に冒され、いままさに封印が解かれつつある、というのが現在の状況だという。

話者は、守護者のもとへ急がず寄り道していた理由として、2段ジャンプの習得を挙げる。探索範囲が一気に広がる瞬間こそ2D探索アクションの醍醐味だと述べている。

15:33

ホーネットの正体とホロウナイトの記念碑

守護者のもとへ向かう途中、ある記念碑の前で久しぶりにホーネットと再会する。彼女がこの国や主人公について妙に詳しいのは、彼女が国王の娘であり、王の計画を知ったうえで封印を見守っているからだと話者は説明する。ホーネットは意味ありげな言葉を残して立ち去った。この場所はホロウナイトの記念碑と呼ばれ、封印の器として身を捧げたホロウナイトと、それを守り続ける守護者たちの像が祀られている。

16:44

監視塔の騎士:複数の騎士と細かな描写

1人目の守護者が眠る監視塔では、守護者の部屋の前で騎士たちを倒す必要がある。騎士1体なら苦戦しないはずだが、実際には複数が同時に襲ってくるため、なかなか厳しい戦いになると話者は言う。事前に屋根裏へ侵入しておくとシャンデリアを落として1体減らせるギミックがあり、話者はこうした仕掛けを評価しつつ、「騎士道精神に反する」として今回は自力で倒すことにした。

話者によれば、実際には騎士本人と戦っているのではなく、捨てられた騎士たちの抜け殻に、病によって生ける屍となった大量の蜂のような虫が入り込み、抜け殻を動かして戦っているらしい。よく見ると汚染された虫が天井を飛んでいる様子も描かれている。話者は、本作は本筋で語られる文章量は少ないが、こうした細かい描写が本当に丁寧だと評価している。

監視塔の騎士を撃破した後、守護者ルリエンを発見する。夢見の術で肉体には干渉できないため、夢見の釘で夢の中に入り込み、本体を倒した。壊れかけた封印を一度解くためだと話者は説明している。

20:14

ウームー戦とクィレルの共闘、守護者モノモン

2人目の守護者の居場所では、放浪者のクィレルと再会する。彼は記憶を失っているようだが、この地にゆかりのある人物らしい。

守護者の眠る湖に入ると、クラゲ型の生物ウームーが現れる。ぶよぶよした外殻に覆われ、主人公の攻撃は直接通らないため、主人公は逃げ回るしかない。そこへクィレルが現れて加勢する。話者の説明では、このボスは攻撃パターンが単調だが、クィレルの攻撃直後にしかダメージが入らず、彼と協力する共闘型のボスになっている。これを繰り返してHPを削り、最後は画面外でクィレルの攻撃が入ったのに合わせてソウルの技でとどめを刺した。

湖の奥には大きな容器があり、その中に守護者モノモンがいた。話者によれば、守護者たちの意向も一枚岩ではなく、モノモンはむしろ主人公によって封印が解かれることを望んでいる立場にあるようだという。話者はそれならばと、このまま撃破した。

23:54

獣の巣と守護者ヘラー

最後の守護者が眠る地の近くには村があり、話者は休もうとしてベンチに座ったところ、蜘蛛の糸に捕らわれてしまう。しかしもがいているうちに拘束は解けた。ここは最後の守護者ヘラーが眠る獣の巣で、当てもなくさまよっていると、守護者は意外とすぐに見つかった。

話者は、拘束が緩かったことや捕らわれた場所のことを踏まえて、もしかしたら村人の誰かがこうなることを望んでいたのかもしれない、と推測している。こうしてヘラーも撃破し、3人の守護者がすべて倒された。

26:14

ホロウナイトとの最初の決戦

すべての守護者を倒した後、主人公は神が封印されている神殿にたどり着く。神殿の外側にまで汚染が広がっており、もはや力を抑えきれていないことは明らかだったと話者は言う。守護者が守っていた扉が開き、主人公は神を封じた器、ホロウナイトと対面する。

話者は、作品タイトルにもなっているホロウナイトとは、古の神を封印する器となった騎士のことだと説明する。ただし、この情報も推測にすぎず、冒険中の断片的な情報をつなぎ合わせてようやく輪郭が見えた程度のものだと付け加えている。

話者の解釈では、多大な犠牲のもとで影の力の研究は成功し、純粋な器としてホロウナイトが完成したが、その器も結局は神の力に感染してしまった。なぜ影の力でも感染を止められなかったのか、器の性能が不十分だったのか、あるいは最初からこの方法が破綻していたのか、という問いを話者は提示しているが、答えは示していない。

戦闘中、ホロウナイトは突如狂ったように自らの体に釘を突き立て始める。腹のあたりから汚染された肉が伸び、神の力があふれ出そうとしている。自らを刺すことでそれを抑え込もうとしているようだが、話者はそれをあまりにも痛ましい光景だと語り、次代の封印の担い手として楽にしてあげようと戦った。

撃破後、主人公が新たな器となって王国中に漏れ出していた感染を引き受け、古の神は再び封印された。話者は、しばらくは封印が破られず束の間の平穏が訪れるだろうと述べつつ、これでは歴史が繰り返すばかりで真の解決にはならないとして、ホロウナイトに挑む前からやり直し、別の方法を探ることにした。

30:29

アビスと器たちの起源

やり直した後、話者はまずホーネットと再び戦う。ホロウナイトのような強敵の後では、彼女の戦いぶりも頼りなく見えてくると話者は言う。彼女が戦いを挑む理由は以前と同じく主人公を見定めるためだと思われ、封印の器を替えるだけでは連鎖が終わらないことを知ったうえで、主人公が真の解決を担うに足る存在かを確かめようとしているのだろう、と話者は解釈している。ホーネットが去った後、主人公は王の刻印を手に入れる。

王国の地下深くにあるアビスと呼ばれる地では、犠牲となった大量の器が打ち捨てられており、死者の影の吹き溜まりにもなっていた。ここで影の衣を獲得し、行動範囲がさらに広がる。帰り道ではホーネットが待っていた。

影の衣を使って森の奥を訪れると、この国の女王と話すことができ、主人公のような者が現れるのを待っていた彼女から白い破片を託される。さらに王のいた宮殿を訪れ、もはや遺骸となった王からもう片方の破片を手に入れる。王の魂を得たことで、アビスの底のさらに奥への道が開け、そこには自らのルーツである卵の殻のようなものが置かれていた。この出来事により王の魂は虚無の心に変わり、主人公は影たちを束ねる力を得た。この力をもって、主人公は古の神の討伐に挑む。

37:18

再戦と真のラスボス・ラディアンス

再びホロウナイトのもとへ向かうと、主人公は強化されているため、以前より手早く倒せそうだと話者は言う。前回は隙を見計らって攻撃する必要があったが、影の衣でダッシュが無敵になったため、溜め攻撃をいつでも当てに行けるようになった。この溜め攻撃は作中で「技」と呼ばれ、王国各地で師と呼ばれる虫たちから教わったものだという。話者は、以前苦戦したボスと再戦させることで成長を実感させる、なかなか粋なデザインだと評価している。

戦闘中にホーネットが現れ、ホロウナイトを拘束する。その間に夢見の釘を打ち込むことで、ホロウナイトの中に封印されていた古の神と戦えるようになり、真のラスボス、ラディアンスとの戦いが始まる。

ラディアンスは常に空中に浮いているため、上空へ攻撃できるソウル技「アビスの叫び」が活躍する。話者は、空中を攻撃するのは難しいので、この技をいかに当てるかが重要だと述べ、ホロウナイト戦で溜めたソウルを使い切って一気に削った。

第2形態は足場が非常に悪い中で、ランダムに移動する相手と戦う。敵は光の弾やレーザーを飛ばし、こちらは釘で殴ってソウルを溜め、ひたすら叫ぶという攻防は変わらない。話者は、道中で拾えるチャームを組み合わせて戦闘スタイルを変えられる点を本作の良さに挙げ、今回は守りを一切捨てて叫びまくるためのチャームを装備したと説明している。

最終段階ではラディアンスが姿を消し、主人公は天から降り注ぐ光をかわしながら神のもとへ少しずつ登っていく。虚無の心によって影を束ねる力を得たため、アビスにいた影たちも集まり、その力を束ねて決着をつけた。

42:40

エンディングと話者の評価

ホロウナイトやアビスの影たちと協力して、古の神ラディアンスは討伐された。話者は本作について、綿密に作り込まれた世界観が秀逸で、音楽、ビジュアル、テキストのどれを取っても楽しめる作品だったと述べる。雰囲気の良さだけでなく、動かしているだけで爽快感があり、何度も手に取りたくなる不思議な魅力がある作品だと評価し、続編の開発も進んでいるようなので期待したい、と締めくくっている。