北極で7日間、テントなしで過ごす:雪のシェルター、分厚い氷、そして魚1匹までの道のり
MrBeast ミスタービーストMrBeast(ジミー)と仲間たちが、手持ちの装備だけで北極に7日間とどまる企画である。ジミーは冒頭で、前回のサバイバル企画が失敗に終わったと振り返り、今回を「リベンジ」と位置づける。前回は目的の島にたどり着けなかったという。動画の中心にあるのは、極寒の中で寝場所と火と食料をどう確保するかという問題である。挑戦の途中で何度も訪れる「もうやめて帰るか」という誘惑も、繰り返し描かれる。
ルール:テントはなく、フレアガンを撃てば帰れるが頭は丸刈り
一行はテントを持ってきていない。雪を掘ったシェルターを「家」にする計画だ。参加者は6人で、ジミーのほかにチャンドラー、ノーラン、タレク、ヘイズ、カメラマンのダリウスが画面に登場する。
途中離脱のルールも示される。飛行機が1日に1回上空を飛ぶので、フレアガンを撃てば脱落して家に帰れる。ただし帰る場合は頭を丸刈りにしなければならない。持ってきた食料は3〜4日分ほどしかなく、残りの日数は釣りか狩りで食べ物を得なければ乗り切れない、とジミーは説明する。
1日目:日没前に雪の砦を掘り、火をおこす
初日の目標はシェルター作りと火おこしの2つだった。ジミーによれば、北極では日が沈むと危険で、夜は風に10分当たるだけで凍傷になりかねない。暗くなる前に掘り進めなければ凍死する、とメンバーに発破をかける。雪の砦の目的は、風から身を守り、互いの体温で温め合うことだと説明される。
シャベルが足りない中で掘り進める一方、まき集めの担当は枯れ木ばかりの場所を見つけて「ラッキー」と喜ぶ。日没2時間前に全員で中に入ってみると、足は伸ばせず、はみ出る者もいるほど狭かった。それでも「快適とは言えないけど死にはしない」と受け止め、その後も少しずつ穴を広げていった。
火おこしにも成功し、手袋を温めたり、雪を火にかけて飲み水を作ったりした。ただし雪を足したせいで水は冷たいままだった。火のそばでジャケットやズボンが焦げる騒ぎも起きた。日付が変わっても、シェルターはまだ全員が入れる広さではなかった。ヘイズとダリウスは外で寝ることになり、中の4人は「イワシの缶詰みたいに」ぎゅうぎゅう詰めで眠った。ジミーはこの夜を「人生最悪の睡眠」と振り返っている。
2日目:凍りついたカメラ、最初のフレアガンの誘惑、トイレ問題
朝になると、カメラまで凍りつき、あらゆるものに霜がついていた。手袋のないメンバーはカメラを持つ手が凍えると訴え、足の感覚がないという声も上がる。そこへ最初の飛行機が飛来する。ジミーは「今なら丸刈りと引き換えに帰れる」と問いかける。「夜がキツい」という本音も出たが、この時点では誰も撃たなかった。
この日の課題は、6人が横一列に並んで眠れるようにシェルターを広げることだった。数時間掘ったところで、トイレ用のテントを持ってきていないことが判明する。リストには入っていたが、荷物のスペースがなかったという。ジミーは「全部めちゃくちゃだ」と嘆いた。結局、キャンプの近くで用を足すとクマが寄ってくるという理由で、離れた場所に「うんちエリア」を探すことになった。周囲には動物の足跡があるのに姿は見えず、見られているようで不気味だとジミーは語る。
ジミーはこの頃の心境を率直に明かしている。かなりマイナス思考になり、本気でフレアガンを撃って逃げたくなっている。まだ2日目なのに、いつもの企画なら7日目くらいの感覚だという。鼻は凍傷になりかけて一部が紫色になっていた。それでも「いい動画になるぞ」と冗談めかして言っている。
夜の冷え込みとチャンドラーの指
夜になると気温は急激に下がり、シェルターの中にいても凍傷の危険からは逃れられなかった。足の感覚を失ったメンバーの足を脇に挟んで温める場面や、チャンドラーの指が白くなり、凍傷になる前に急いで温める場面が続く。
チャンドラーに丸刈りにして帰るか尋ねると、「マジでやろうかな」と迷うそぶりを見せた。しかし雪がひどく、飛行機を飛ばせないと伝えられていた。つまり最もつらい日に限って避難できないということだ、とメンバーは確認し合う。ジミーは「安全第一」と繰り返している。
3日目:吹雪で燃料が濡れ、湖での最初の釣りは氷の厚さに阻まれる
天気が変わって大雪が降り、キャンプ場の様子は一変した。まきは濡れて使えなくなり、火がつかない。そこで羽毛を火口に使う工夫をして、ようやく火花から火を育てることに成功した。「火がないと今日を乗り切れない」という状況だった。
ジミーは、本当は温まることよりも食料確保のほうが急務だと言う。近くの凍った湖にアイスドリルで穴を開けて魚を釣る計画を立てた。チャンドラーの血色が戻ったのを確認し、看病をノーランに任せてから釣りチームが出発する。黒っぽく見える場所は氷が薄いはずだと考え、強風の中を進んだ。帰りは向かい風になる、とこぼしながらの移動だった。
ドリルは強く押し込まず刃に任せるのがコツだと説明しながら掘り進めた。しかし腕が丸ごと入る深さまで掘っても水に届かず、ドリルの長さが足りなくなった。「こんなに分厚いなんて」という言葉のとおり、この場所では釣りができなかった。氷の厚さに加え、服が濡れて低体温症になる危険もあったため、一行は引き返した。ジミーは収穫のないまま、前回の失敗を思い出して考え込んだという。
キャンプに残ったメンバーも苦労していた。キッチンは完全に雪に埋もれ、調理道具もほとんど見当たらなくなった。戻った釣りチームは「打ちのめされた」と言い、「7日目まで気絶していたい」と漏らす者もいた。手も体も濡れた状態で冷え込む夜を迎えるのは危険で、体のそばの水が凍ると命に関わる、とメンバーは話す。対策として、トウヒの枝を切って寝床にする案が出た。地面に触れていると体が冷えるので、枝を敷けば保温効果があって眠りやすくなるという理由だ。そこへヘイズが大量の何かを抱えて戻ってくる。メンバーは「早めのクリスマスプレゼント」と喜び、ようやく暖かく過ごせる希望が持てたと語った。
4日目:ドローンで川を見つけ、スキーとスノーシューで遠征する
朝は晴れて太陽が気持ちいいほどだった。しかしすぐに天気が怪しくなり、吹雪が近づく。食料も残り少なくなっていた。
この日はドローンで釣り場を探した。狙いは、下を水が流れている場所の氷である。水が流れていると氷が薄くなるからだ。上空から大きな川の曲がり目が見つかり、魚がたくさんいるはずだと期待が高まる。ただし、湖を渡り、森を抜けた先の遠い場所だった。
湖の横断にはクロスカントリースキーを使った。ジミーとダリウスはうまく滑れずに苛立ったが、「スリスリスーッ」とすり足で進むコツを教わると「案外楽しい」と言うようになる。森の手前でスキーをまとめて置き、スノーシューに履き替えた。途中で巨大なヘラジカの足跡を見つけ、足跡の大きさから危険だと判断して別の方向へ進路を取った。密集した木々を抜けて、ついに川に到着する。
一方、キャンプ組はジミーの指示でシェルターを「豪邸」にすべく広げていた。巨大な雪の塊を切り出しては、天井を壊さないよう注意し合っていた。
川での穴掘りの最中、また飛行機が現れる。「いろいろやったし、ここで撃っちゃえば」「引き金に指をかけていた」「丸刈りでいい」と、メンバーはかなり本気で離脱を考えた。キャンプ組も、あいつらが飛行機に乗っていないといいが、と心配していた。
川の氷も、腕が入る深さまで掘ってなお水に触れなかった。川なら浅いはずだという読みは外れつつあった。ジミーは転んだときにブーツへ雪が入り、つま先が紫色になり始める。濡れた靴下を絞り、ダリウスの脇の下に足を入れて温めてもらった。寒さの中で3時間を過ごしたところで、今戻らなければ誰かが大けがをすると判断して引き返す。ジミーは「失敗を受け入れる時がまた来たのかな」と漏らした。今夜も食事がないと知ったときのノーランとチャンドラーの顔を想像せずにはいられなかった、とも語る。キャンプでの報告は「1.8メートル掘った」「4時間作業してダメだった」というものだった。「フレアガンを撃てばよかった」という声も出た。
5日目:最後の食料と、三度目の釣りへの出発
食料のない夜を越え、士気は下がっていた。それでも広げたシェルターは、互いにぶつからないよう等間隔で並んで寝られる広さになっていた。5日目にはいよいよ最後の食料を口にする。
外は湿った雪の吹雪で、出ればびしょ濡れになる。魚が釣れたとしても危険な状況だった。それでもジミーは、低体温症の人が出るかもしれないと承知のうえで、昨日の釣り場に戻ると決めた。キャンプ組には、戻ったときにすぐ使えるお湯を用意した「緊急ステーション」を頼んだ。ジミーは、前回は島にたどり着けずに失敗した、もう失敗したくない、だから絶対に釣ると語る。魚が釣れなければ明日にはメンバーが爆発する、とも見ていた。
吹雪のためスキーはやめ、荷物を減らして歩いた。その分時間はかかった。前日の道は雪ですっかり埋まり、足跡も消えていた。キャンプに残ったメンバーは、火のおこし方を知る人が全員出かけてしまったと戸惑いつつ、自分たちで考えるしかなかった。濡れたまきは燃えるのかと悩んだ末、枯れ木を割ると中は乾いていることに気づき、それを削って火口を作った。
7時間の釣りで2匹
川に着くと、前日の穴に突き立てておいた木が見つかった。メンバーはそれを「エクスカリバーみたい」と笑う。前日の穴の側面を広げてドリルが深く入るようにする作業と並行して、ジミーは川の合流点を探した。流れが激しい合流点なら氷が薄いはずだと考えたからだ。食べれば体が温まり、食べなければ冷え、冷えれば低体温症で終わりだという切迫感の中での作業だった。
やがて氷が20センチほどの場所が見つかり、ついに「釣り穴第1号」ができる。冷凍の餌を仕掛け、複数の穴を作って待った。ジミーはカメラに向かって本音を語る。今はめちゃくちゃ寒く、魚が食いつく自信はない。今釣れなければカロリー不足で今夜か明日には危険な状態になり、雪が強まれば中止もありうる。それでも連続で失敗するのだけは嫌で、失敗は本当に嫌いだ、みんなのためにも成功したい、と。
まさにその語りの最中に当たりが来て、メンバーは「ヤラセみたい」と笑った。最初の1匹は素手でつかもうとして逃してしまう。それでも、こういう魚は1匹いれば群れでいるはずだと仕掛けを戻した。仕掛けの一部を失っても予備があったため続行でき、ジミーがゆっくり引き上げて1匹目を釣り上げる。続いてヘイズも2匹目を釣った。何時間も水を飲んでおらず頭痛がする中で、7時間の釣りの末の2匹だった。
キャンプでは、残ったメンバーが火と水を用意して待っていた。1匹目をその夜に焼いて分け合い、もう1匹は6日目の分として残した。「こんなに新鮮な魚は初めて」「北極のど真ん中で魚を食べるなんて」と、メンバーは口々に喜んだ。
6日目:休息と、10年続けてきたサバイバル動画への思い
過酷な5日間を終え、ジミーは6日目を「みんなに少し楽しんでほしい」日にした。最終日まで耐えればサプライズがあるとも予告する。メンバーからは「釣れてよかった、ダメだったら帰ってたよ」という声が出た。今回が過去最高にキツかったかという話になり、7年前の「ピクルスの時」と比べて、結局「二番目にキツいチャレンジ」に落ち着いた。
ジミーはここで、サバイバル動画を作り始めて10年になると振り返る。24時間水の中に座り続けた企画など、かなりつらい時もあったが、イカダが浮いた瞬間のような最高の時もあった。社会から離れて仲間と冗談を言い合える時間が撮影で一番楽しい、と語る。仲間がいるから悲惨になりそうな動画が最高の瞬間になるのだと感謝を述べ、子どもの頃に夢見ていたのはまさにこんな人生だったとして、視聴者にも礼を言った。
その後は雪玉投げで遊び、最終日のために取っておいたスモアを皆で味わう。「世界一おいしいチョコで締めくくれるなんて最高」という声が上がった。ジミーは翌日のサプライズについて、ヘリコプターで帰るわけではないとだけ明かしている。
7日目:犬ぞりで帰還
7日目の朝、ジミーは「さらに追加で1週間」と定番のどんでん返しを口にする。すぐに冗談だと分かり、メンバーは即座に帰ると返した。帰る前にゴミをすべて片づけることが条件とされ、撤収作業をタイムラプスで撮った。
ジミーが用意したサプライズは、ヘリではなく犬ぞりの迎えだった。メンバーは「これぞ北極って感じ」と喜び、犬ぞりに乗って北極での1週間を終えた。最後にはシャワーが待ち遠しいという声が聞かれた。
これから7日間、北極に閉じ込められる。今持っているものだけで生き延びるぞ。
おい、大丈夫? 深さ60センチくらいある。夜は冷え込むからシェルターがいる。どこ行くの? こっちだ。
寒さは始まりに過ぎない。
全部めちゃくちゃだ! もう終わりだよ。低体温症だ。足の指が紫色だ。奇跡よ、起きろ。
前回のサバイバルは失敗に終わったから、今回は俺たちのリベンジだ。テントは持ってきてない。なぜなら…
何だ? 何それ? ここが家になる。この中に泊まるの? そう。
今日の目標は2つ。シェルターを作り、火をおこす。もっと深くだ。口じゃなく手を貸せって。もうシャベルがない。
北極では日が沈むと危険だ。言っとくけど、暗くなる前に掘り進めないと凍死するぞ。夜は凍える寒さで、10分風に当たるだけで凍傷になりかねない。
まきを集めないと。雪が固くなってきた。
必死で雪のとりでを作ってる。その目的は、風から自分たちを守り、温め合うことだ。
なんてこった。今夜は氷点下になる。シェルターができなきゃ、凍傷で指を失っちゃうかも。早く進めないと。
全部枯れ木だ。ラッキー。まきゲットだ。ヘイズが戻った。
中に全員入れるか試してみよう。狭そうだ。寝る場所ができた。結構快適じゃん。足伸ばせないけど。俺、はみ出てる。
日没まで2時間だ。このままじゃまともに寝れない。快適とは言えないけど、死にはしないよ。みんなが無事だったら大丈夫。
その後も俺たちは少しずつ、住めるくらいまでシェルターのサイズを広げ、火おこしに挑んだ。
さあ、今夜は盛り上がるぞ。始めようぜ。全員は入らないな。掘り続けろ。
おお! ついたぞ。手袋を温めよう。火がついたってことは…持ってて。何を作る…うわ! 何してんの? 火にかければ飲み水ができる。
お祝いしたいが、もう日没だ。家はできた? いや、まだ全然だな。2~3人なら快適に過ごせる。
よし、味見してみよう。どうかな。一見熱そうだけど、雪を足したから冷たい。
気をつけろ。おお、ジャケットが燃えてる。ズボンが! 待って、マジでズボンが焼けちゃった。
0時を越えたから、厳密には2日目だ。みんな、もう寝たいだろうけど、まだ広さが足りないんだ。ヘイズもカメラマンのダリウスも入れない。外で寝るよ。
1日目は火おこしに成功し、イワシの缶詰みたいにぎゅうぎゅうになって眠った。本当に人生最悪の睡眠だった。
わあ、すごいな。カメラが凍っちゃってる。眠れなかった。かなり寒かった。全部に霜がついてる。カメラを持つ手が凍りそうだ…ほら。手袋ないんだって。冷たくて持てない。
ヤバい。足が凍る。感覚がない。
おい、みんな! 飛行機だ! ほら、あそこ。7日経ってないぞ?
1日に1回、飛行機が飛ぶ。フレアガンを撃って脱落してもいいけど、頭を丸めてもらう。今撃てば家に帰れるってこと? 坊主にすれば。
さあ、どうする。帰るか? マジで夜がキツイ。いいのか? よし、また明日な。みんなの髪は無事だ。
北極で過ごす上で必要なことは分かってる。昨日の夜みたいなことはもう勘弁。シェルターを広げること。撮ってないで手伝え。だって撮れって言うから。
6人いるから、今夜の目標はあっちとこっちで横並びに寝ることだ。じゃなきゃハゲちゃうからね。いい感じじゃないか。すごいぞ。
シェルターを掘り進め数時間、ある現実にふと気付いた。
トイレってどうする? 専用テントは? 見当たらない。リストに入ってたぞ。忘れたのか? スペースがなかった。どうすんだ? 無理だろ! 全部めちゃくちゃだ! もう終わりだよ。
うんちエリアを探そう。おっと。キャンプ近くで用を足せばクマが寄ってくる。不気味なのは、動物の足跡はあるのに姿がないこと。どこかで見られてる気がして怖いな。
かなりマイナス思考になってて、本気でフレアガンを撃って逃げたくなってる。でも、まだ…まだ2日目なんて。これ…いつもなら7日目くらいの感覚だ。みんな最後までやり切れるかな。
みんな必死で頑張ってくれてる。本当にすごいヤツらだ。今夜は全員ぐっすり眠ってほしい。
俺たちが持ってきたのは3~4日分くらいの食料だけだから、釣りか狩りをしなきゃ生き残れない。
まだ3日目にもなってないのに、鼻が凍傷になりかけて、ところどころ紫になってる。これ…いい動画になるぞ。
夜が訪れると気温の低下が激しく、シェルターにいても凍傷の危険からは逃れることはできなかった。
足の感覚がない。これはどうだ? かろうじて。うわ、足冷たいな。血の気がないぞ。まずいぞ。脇に挟もう。親指が固まってる。
チャンドラーの指が白い。しもやけだな。凍傷になる前に急いで温めてやろう。
不運なことに、大自然は追い打ちをかけてきた。
坊主にして帰りたい? マジでやろうかな。残念だけど雪がひどくて、飛行機を飛ばせないって言われてる。みんな無事で、安全第一だ。
これってさ、つまり最悪の日に限って避難できない日って、そういうこと? そうだ。怪我しそうな日に限って飛行機は来ないってこと。まいった。
かなり雪が降ったな。天気が変わった。かなり荒れそうだ。ほら、ここがかつてのキャンプ場。凍える寒さだな。早く火をおこして温まらないと。頼むよ、すぐつくはずなのに。
雪が降って新たな問題ができた。ぬれてる。どれもダメだ。まずい。
こうしよう。おお、羽毛か。これでどうだ。羽毛のプロだ。火がないと今日を乗り切れない。火花が散った。いいぞ! 命がけで火を守る。頼むよ、燃えてくれ。温かい。ついた!
本当は温まることよりも、食料を確保しに行かないといけないんだ。これが役に立つかも。アイスドリルだ。ちなみに、近くに氷の張った湖がある。ドリルを使って穴を開けて、魚を釣ってみよう。
その前にチャンドラーが心配だ。良くなった。血色もあるな。俺たちが食料を探す間、誰か医者役を代わってくれ。俺が様子を見とく。ノーラン、ありがとう。気にすんな。
魚が釣れるか見に行こう。頑張れ。ノーラン、チャンドラーを頼む。シェルターを広げとく。気を付けて。死ぬなよ。
黒っぽくなってる場所に行こう。分かった。氷が薄いはず。寒いな。強風だ! しかも帰りは向かい風だ。
よし、そこにしよう。ここ撮って。マジで氷の上で過ごしてるのが分かるはず。落ちないよな? まさか。分厚いから平気だ。
やらせて。ああ。強く押しこまないのがコツ。刃物に任せろ。タレク、手を貸して。風のせいで見えない。
どれくらい深いの? そこまでじゃない。もうすぐ分かるさ。これはキツい。そうだ、回し続けろ。
一度見る? そうだな。いいぞ、すげえ。やったな。いい感じだ。目が痛い。想像以上に最悪の天気だよ。
状況は悪化する一方だ。キッチンが完全に雪に埋もれちゃったよ。調理道具もほとんど消えた。回収してみよう。外はかなりひどい雪だ。釣りチームがうまくいくといいけど。
90センチくらいか? タレクの半分だから75だな。はいはい。絶対魚を釣るぞ。じゃなきゃ5日目以降の雰囲気は最悪になる。
かなり掘ったぞ。腕が入る。まずいな。あと少しのところなのに、ドリルが届かなそうだ。頼む。頼むよ。あと少し。頑張れ。祈ってくれ。
腹減った。腹ペコだ。おいおい、ウソだろ。これ以上深くは掘れない。長さが足りないんだ。こんなに分厚いなんて。釣れないってこと? ここではね。
氷があまりに分厚いのと、服がぬれて低体温症になる危険もあったから、帰ることにした。収穫のないまま俺は考えこんだ。前回のサバイバルでの失敗を思い出したんだ。次のチャレンジでは失敗しない。失敗しない。
ただいま。何か釣れた? いや。打ちのめされたよ。ああ。今日は最悪。士気も下がってる。7日目まで気絶してたい。まだ3日目だぞ。あと4日もある。
そうだな。手も体もびしょぬれだし、今夜はかなり冷える。ああ。最悪だな。体の側にある水が凍ると死んじゃう。服がびしょびしょだ。今夜に向けて対策しないと、誰かが低体温症になる。
トウヒの木、見える? 枝を切って寝床を作ろうと思う。保温効果があって眠りやすくなる。夜はガチで寒いし、地面に触れてると冷えるんだ。これなら完璧。寝床にぴったり。
戻ってきた。ヘイズ! 欲しい人? たくさんあるぞ。ヘイズから早めのクリスマスプレゼントをもらったみたい。やっと暖かく過ごせる希望が持てた。マジで助かる。ありがとう。みんな大丈夫。それが一番。ぐっすり眠れそう。
すごい。マジでキレイ。今日は天気が良くなってありがたいよ。太陽が気持ちいい。今日はきっと全てがうまくいく。
天気が怪しくなってきた。え? 天気! 暗いだろ? 吹雪だ。吹雪? 出発しないと。それに加えて食料が尽きる。釣りしなきゃ。食料が残り少ない。ちょっと待って。
今日はいい釣り場を探すために、ドローンを使うことにした。左のスイッチを上。おお。下に水が流れてる氷を探す。水が流れてると氷が薄くなる。これ間違いない。
曲がってるとこ見える? 大きな川だ。魚がたくさんいる。結構遠いよ。湖を渡って森を抜けて川に着く。そんな遠くまで歩ける? 釣って引きずって戻ってくる。そろそろ旅に出よう。
ここで秘密兵器だ。ジミー、スキーは? 無理。よく分かんない。みたいだね。
湖を楽に渡れるよう、クロスカントリースキーを使ったが、俺とダリウスは…ムカつく!
要はスリスリスーッって感じ。すり足か。スリスリスー。いい感じ。案外楽しいな。魚釣りに行くぞ! 俺たちはできる! スゴいよ、みんな。本当にさ。
大丈夫? あんまり転ぶなよ? スキーはまとめておこう。森を進むためにスノーシューズに履き替える。これなら雪の上を歩ける。ドローンによると川はあっちだ。雪の浅いとこを歩こう。ほら見て。
マジか! 今何て言った? ナイスタイミング。何? 何て?
あちこちに動物の足跡。ああ。森に入ってく。俺たちのじゃない。何だろ? ヘラジカ。こんなに足デカいの? 体長は? バカでかい。足跡からするとヤバいな。ヘラジカがいないあっちに行ってみよう。
穴から飛び出す勢いで釣れてくれよ。何度も恥かいた。絶対釣って帰るぞ。
チャンドラー。何? ズボン上げたら。
ズボン上げたら。無理だ。ジミーが広くしろって。豪邸にする。
寒いな。疲れた、クタクタだ。
木が密集してる。何とか抜けよう。川はあっちのはず。もうすぐだぞ! 頑張ろう! 限界までどれくらい? もうすぐ。
川が見えた! マジか。やったな。スゲえキレイ! ヤバい。よし、魚を釣るぞ。
穴にはまっちゃったよ。今、助ける。この枝が頼りだ。キャンプに残ったメンバーはどうしてる? 頑張ってるかな。
おっと! マジか。デカすぎじゃない? チャンドラー、新しい天井作りだって。今のはよかった。最大級のかたまりだ。
なあ、作戦は分かる。でも天井は壊さないで。ヤバいデカさだ。何やってんだっけ。
この辺…かな。さあ。ここまで来たのはいいが、問題は氷が薄いかどうかだ。早速、見てみよう。
ジミー、いけ! レッツゴー、ジミー。いけ。俺のチアリーダー? なんかいいね。体力余ってるなら、これやってよ。元気すぎ。交代。任せとけ。
魚を釣るぞ。今夜はウマいもの食おう。明日も明後日も。最後まで食い続ける。自分を奮い立たせるために言ってるだけ。だって時間とエネルギーを無駄にしたくない。疲れた。
飛行機が来た。飛行機だ。フレアガンは? いろいろやったし、ここで撃っちゃえばいいんじゃない。撃てば簡単に帰れる。弾は入ってる? おーい。飛行機だ、やあ。なんかちょっと魅力的に見える。
引き金に指かけてた。俺はマジで構わないよ。やっちゃうか。解放されるんだ。みんなで引き上げよう。丸刈りでいい。
あいつら、飛行機に乗ってないといいけど。正直、結構遠いから、フレアガンを撃たれても分かんない。
気をつけて。腕が入る深さまで掘ったのに、まだ水に触れない。昨日と同じ問題にぶち当たるかも。ここは川だから、もっと浅いはず。でも今のところ水が出てこない。
靴がびしょぬれだ。さっき転んだ時、ブーツの中に雪が入った。それで…凍えそう。靴下を絞ろう。赤くなってる。脇の下に足入れさせて。
つま先が紫になってきたから、ダリウスの脇の下に入れて温めてもらう。どうも、ダリウス。こんなとこで君の素足を見るとはね。
戻ったら暖炉の火とホットココアが待ってる。あいつらのこと分かってない。
寒さの中3時間過ごし…。なあ、ヘイズ。引き返すべきだと悟った。今、戻らなきゃ誰かが大ケガする。失敗を受け入れる時が…また来たのかな。
ああ! 嵐が来そうな雲の動きだ。見ての通り周りは何もない。そろそろキャンプに戻らなきゃ。あいつらは順調だといいけど。
今夜は食事ができないって知った時のノーランとチャンドラーの顔を想像せずにはいられなかった。
どうだった? 大丈夫? 1.8メートル掘った。4時間も作業してダメだった。釣れなかったの? 明日もまた行って、釣れるまで続ける。もう寝るよ。
フレアガンを撃てばよかった。4日目、食料なし。ちょっと落ち着こう。食べ物なくて士気は下がったけど、シェルターを見て気分上げていこう。
分かる? マジでスゲえ。あの角、めちゃくちゃ広い。今夜は誰も目を覚まさないのが目標だ。お互いぶつからないように、等間隔で並べるようになってる。
キツすぎた。報われたいよ。やられてばっか。バンバンバン。大変だった。
シェルターを広げてくれてありがとな。ノーランとの間に十分なスペースができた。お互いぶつからないよ。もう寝る。明日また同じことをしなきゃだからね。サイコー。
5日目、いよいよ最後の食料だ。でもこんな時のために、ジャック・リンクスのビーフスティックを用意してある。タンパク質が6グラムも含まれていて、1日のエネルギー補給にピッタリだ。ダリウス、やるよ。
もしここが凍った北極じゃなかったら、ウォルマートに行って自分で買えるのに。でも残念ながら…。このビーフスティック以外はほとんど…食料なし。それにすごい吹雪。飛行機は来ないし、自力でどうにかするしかない。
釣りに行きたい。でもあいにく雪が湿ってるから、外に出るとびしょぬれになる。たとえ魚が釣れても、かなり危険なことになる。
あの釣り場まで戻って魚を捕りに行こう。低体温症の人が出るかもしれないけど。え? つまり、お湯をすぐ使えるようにしてほしいんだ。緊急ステーションを用意しとく感じ。危険だから。よし、行こう。
こいつらのことは全部分かる。もし魚を釣れなかったら、明日には爆発する。前回は失敗した。島にたどり着けなかった。もう失敗したくない。だから絶対に釣る。そうだな。
これから何する? 魚釣り! 本気で言えよ。何するんだ? 魚釣り! 行くぞ! イエーイ! 行ってくるー! 気をつけて。
どうやって火をおこす?
吹雪だからスキーはやめた。荷物が少なくて済む。でもその分時間がかかる。うまくいくかどうか。昨日、川までたどった道は、この雪のせいですっかり埋まっちゃったな。大丈夫。ひたすら歩き続ければいい。
どうやって火をおこす? 自分たちで考えなきゃ。まきはびしょぬれだ。ぬれた木って燃えるの? 戻ってきたらお湯が必要なのに、なかったら? やり方が分かる人はみんな行っちゃった。俺たちで考えなきゃいけない。
3分の1だ。3分の1? 足跡は? 完全に消えてる。あった。本当だ。昨日はここで埋まったんだ。
大丈夫? 平気だ。また転んだ。みんな、来て。今日は魚を釣るぞ。
この枯れ木を使ってみよう。中は乾いてる。何を集めてたっけ? 乾いたまき。
よし、いいぞ。開いた。やった。中に入ろう。乾いた木が手に入ったから、火をつける材料になるように削ってみよう。これだけが頼りだ。
着いた。よっしゃ、釣るぞ。来いよ、魚。みんな捕まえてやる。あれドリル? 木を埋めといた。エクスカリバーみたいだろ。よーし。
まずい。凍ったかも。まだ穴が残ってた。作業に戻るぞ。まずは穴の側面を広げて、ドリルが深く入るようにする。
その間に俺は氷が薄い場所を探してみる。川が合流するあたりなら、水流が激しくて氷が薄くなってるはずだ。
奇跡が起きてほしい。魚を釣らなきゃ。食べると温まる。食べなきゃ冷える。冷えると低体温症で終わりだ。頼む。
ジミー! やったぞ! マジで? 20センチぐらい。自分の目で確かめたい。マジだ。やっと釣り穴第1号だ。
冷凍の餌を使う。食いつくかな。釣り穴を何個か作ったほうがいいな。こうなれば絶対、釣りたい。あとは待つだけ。いい場所だと思うが。1時間だな。だろうな。
来てくれ。ダリウス、どう? ダメ。
正直に言って、今めちゃくちゃ寒いんだ。自信ないよ、魚が餌に食いつくなんてさ。今、釣れなかったら、カロリー不足で今夜か明日には危険な状態だ。雪が強くなれば中止もありえる。どうなるか分からない。
でも連続で失敗するのだけは嫌だ。自分らしくない。失敗は本当に嫌いなんだ。どれだけ時間がかかっても絶対に釣るよ。みんなのためにも成功したい。
おっ、食いついたぞ。ヤバい、ヤラセみたい。変だな。かかった、魚だ。本当に? かかってる、ジミー。君が語ってる間にきたんだ。すごいぞ、ジミー。すぐそこだ。手でつかんだぞ。マジか。
まさか逃したの? マジ…そんな。そっか…。
手でつかんだ。針にかかってた。上がってきてた。続けよう。こういう魚は1匹いたら群れでいる。仕掛けを戻す。まだいるはずだ。今度こそ釣ってみせる。二度と失敗しない。
まずいな。大丈夫、予備がある。俺はいいから、釣って、釣って。マジでごめん。気にするな。俺も手を突っ込むところだった。やったことないのに素手でつかむなんて。
ジミー、そのまま。かかった。そのままいこう。ゆっくり引き上げて。やったぞ、ジミー! 1匹ゲット。ついにやった。すげえ。魚釣ったぞ!
穴に落としかけた。再開だ。魚はまだいるぞ。了解。
これをベンチに。みんな無事だといいが。戻ってくる前に準備を終わらせる。絶対、釣ってくるから。たき火の準備は? あとちょっと。
そのまま。いいぞ、いいぞ。燃えてる。火がついた。種火がついたから、これを…大きく。木を足そう。
ヘイズ、食いついた。糸を張って、ゆっくり引いて。糸を張って引くんだ。何かきてる。引き上げろ。2匹目だ。ごちそうだ。
何時間も水を飲んでない。頭痛い。訳分かんないけど、魚は釣れた。7時間の釣りで2匹釣れた。戻ってみんなでお祝いだ。
雪を投入する。ヘイズはほめてくれるかな。「俺がやらなくていいの?」ってね。火も水も用意できた。あとは魚だけだ。
火をつけろ! それ魚だよね? 準備はできてるよ。みんな、分かってるよ。ヘイズ、青い袋を。ふざけてないよな? お前ら、今夜は食うぞ! よっしゃ。やったぜ。
1匹目を焼いていく。やった。ねえ、よくやったよ。頑張ったね。魚が焼けたぞ。腹減ってる人? 食べて。
心配するな。もう1匹いるから6日目も安心だ。だよな、相棒。こんなに新鮮なの初めてだ。マジでうまい。
北極のど真ん中で魚を食べるなんて信じられる? 信じてるし、食ってる。こうして食ってるし、信じてる。夢も見た。全部だ。
みんな、魚はどうだった? マジでおいしかった。明日はみんなに楽しい企画を準備してる。話す前に、チャンドラー、「タイムラプス」って言って。タイム…タイムラ…。編集するから最後まで言って。タイムラ…。
みんな、飛行機だ。ビビらないでね。フレアガンを撃つよ。心配なんだ。今日、マジで楽しくなりそうでさ。
過酷な5日間が終わった。みんなには少し楽しんでほしい。最終日まで耐えられたらサプライズがあるぞ。
釣れてよかった。ダメだったら帰ってたよ。過去最高にキツかった。7年前のピクルスの時より?
さあ、どうぞ。おお、食ってるぞ。ああ、うわ…。確かに。じゃあ、二番目にキツいチャレンジだ。
サバイバル動画を作って、もう10年になる。これから24時間、水の中で座って過ごす。かなりつらい時もあった。どうしよう。吐きそう。数日前の吹雪みたいに。どんどん強くなってる。
同時に、最高の瞬間もある。イカダが浮いた! 社会から離れ、仲間と冗談を言い合えるのが、撮影で一番楽しい時間なんだ。
だから感謝を伝えたい。だって、あいつらがいてくれるから、悲惨になりそうな動画が最高の瞬間になるんだ。本当にうれしいよ。
もちろん視聴者のみんなにも感謝してる。子供の頃、まさにこんな人生を夢見てた。やあ、未来の俺。YouTubeやっててほしいな。だから本当にありがとう。
雪玉でもぶつけるか。タレク、押して。いけ、ジミー!
もうびしょぬれだ。6日目は満点だね。
最終日のためにスモアを取っといた。時がきたぞ。プレゼントだよ。おいしそうだ。俺はこれ。ノーラン、俺にも。乾杯。世界一おいしいチョコで締めくくるなんて最高。
ヘイズは天才。寝よう。起きたらサプライズが待ってる。とりあえず、ヘリでは帰らないとだけ。何て? でも帰るよな? さあな。明日ね。マジか。
ついに7日目だ。家に帰してくれ。いつものどんでん返し。さらに追加で1週間。やめて、帰る。
サプライズって? ここから出て荷物をまとめたら見せる。じゃあ、すぐ出よう。でもゴミをすっかり片づけるまで帰っちゃダメ。分かった。
タイムラプスで。タレクに発動権はない。タイムラプス開始。
よっしゃ。家に帰るぞ。ついにだな。サプライズ登場。今のは秘密の合図なんだ。ヘリじゃなくて犬ぞりを呼んだ。
うわー、最高! これぞ北極って感じだ。すごい数だね。やっと帰れるな。
ワンコたち、ようこそ。これで帰るぞ。俺を連れてって。北極での1週間も終了。出発するぞ。シャワーを浴びるのが待ち遠しい。
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