「最後まで残れば豪邸がもらえる」119日間の挑戦で、MrBeastを批判していた挑戦者たちはどうなったか

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概要

MrBeast(ジミー)の企画は、7つの寝室、ゲームルーム、映画館、書斎、ジムを備えた100万ドルの豪邸に挑戦者を住まわせ、最後まで残った1人にその家を与えるというものだ。ルールは単純で、敷地の赤い線を越えれば脱落になる。

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この企画には仕掛けがあった。集められた挑戦者は全員、以前から「MrBeastの動画は簡単すぎる」「自分なら絶対に勝てる」と公言していた人たちだった。動画は、その発言が実際の長期滞在で通用するのかを、過去の企画を再現しながら確かめていく構成になっている。

初日から崩れた「楽勝」宣言

入居直後、挑戦者たちは早い者勝ちで部屋を取り合った。最初は和やかで、ケヴィンは「今は平和だけど、ここからドロドロになる」と予想していた。住人たちが特に気に入ったのはテレビだったが、チェイスがこっそりリモコンを盗んで捨ててしまう。テレビが見られなければ脱落者が増えるだろうという計算だった。

2日目の朝、チェイスは「正直言ってお袋が恋しい」と漏らした。以前は「奥さんが恋しい? 子供の誕生日? 知ったこっちゃねえ」と他の挑戦者をけなしていた人物である。チェイスは静かに去る代わりに周囲へ八つ当たりを始め、午前10時には家の中が混乱していた。

同じ日、ジェイスが帰りたいと言い出した。ジミーは本人の過去の動画を見せる。そこでは「MrBeastの動画で一番腹が立つのは、犬が恋しくて初日で帰る奴」と語っていた。ジミーが出て行く前に「思ってるほど簡単じゃない」と言ってほしいと頼むと、ジェイスは「いや、楽勝だよ」と答えて初日に去った。

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ドア、ベッド、ドレッシング

最初の数日で、家そのものが壊れ始めた。「7日も過ぎたらみんなおかしくなる、自分ならドアを蹴り破って椅子を投げる」という話が出ると、1人が「じゃあ今やってやる」と実際に自室のドアを蹴り破った。これをきっかけにチェイスとの応酬がエスカレートし、マスターベッドルームのベッドは投げ捨てられ、ベッドを失った住人は床のマットレスで寝ることになった。ジミーは止めに入りたかったが、「楽勝だと言っていたから続けさせよう」と静観した。

ソファで寝る羽目になったチェイスは機嫌を損ね、「メンタルがめちゃくちゃだ、帰りたい」と言いつつ、また爆発すると周囲に警告した。そのあいだにクウェリがチェイスの部屋に忍び込んでいたずらを仕掛ける。犯人が分からなかったチェイスは、家中にドレッシングを撒き散らした。ピアースは自室がシーザーサラダの匂いだと言い、イタリアンレストランのようだと嘆いた。

様子を見に来たジミーは被害の大きさに圧倒され、「過去一ヤバい挑戦者たちかもしれない」と感じたと語っている。一方でケヴィンは「汚い家で暮らすのが嫌だから、後始末は全部引き受ける」と掃除を買って出た。住人全員で掃除をするうちに関係は近づき、挽回したくなったチェイスは道具を自作して、捨てられたリモコンの回収に成功した。その夜は何時間もテレビを見て過ごしたという。

8:50

5日目、特に批判的だった3人が去る

テレビが戻っても、長期滞在の負担は消えなかった。5日目の朝、カーターが「猫が恋しい」と帰る意思を示した。ジミーが見せた過去の動画では、「100万ドルを捨てて、カドルスという名前の猫に餌をやるために帰る奴なんて意味不明」と話していた。カーターは一度「やっぱり残る」と言ったものの、すぐに冗談だと撤回してリムジンに乗った。

その直後にもう1人が続き、さらにチェイスも「お袋に会いたい」と車を止めさせた。チェイスは以前、ヨットで100日暮らせば賞品がもらえる企画なら自分は200日続けると豪語していた。挑戦がこれほどきついとは思わなかったと認めたが、謝罪を求められると「やだね」と拒んだ。こうして5日目までに、特に批判的だった3人が姿を消した。

チェイスがいなくなっても家の荒れ方は変わらなかった。本がバスケットコートに投げ込まれ、ジムの器具やウェイトラックも壊され、窓も割れた。ライアンは「もう耐えられないかも」と語り、ケヴィンは素敵な家を自分たちで壊し、自分たちで豪邸の価値を下げていると指摘した。ヤペテも「間違ってた、楽じゃない」と認めている。

10日目には、ファストフードを食べたがっていたルーベンに、ジミーが「今すぐ出ていくならナゲット30個を奢る」と持ちかけた。ルーベンは応じた。過去の動画では「30日くらいで寂しがるな、家族は後回し」と言っていたが、実際には4日目の時点で家族が恋しくてたまらないと打ち明けていた。本人は去り際に、10日で脱落したのは取引のせいだと語っている。

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第1の再現企画:手錠でつながれる生活

「楽勝」と言う挑戦者たちに向けて、ジミーは過去の企画を順に再現していく。最初は手錠の企画だった。全員が誰かとペアになり、一定期間手錠でつながれたまま過ごす。外せばその時点で失格で、終わりの時期は知らされない。トイレはどうするのかと聞かれても、ジミーは「なんとかしろ」と答えるだけだった。

マークは、どんなに単純な行動でもひどく大変に感じると語った。キッチンに行きたい側と座っていたい側で口論になるなど、鎖のせいで衝突も起きた。1日で限界を感じた人もいて、12日目には2人が脱落した。1人は「もう無理だ、キツすぎる」と認め、出演依頼が来たら即OKすると語っていた過去の動画を見せられた。もう1人は「勝つ自信はある」と言っていた動画について、「AIだ」と冗談で返して去った。

残ったのはピアース、ウシー、マーク、ケヴィン、アッシャー、アーロン、クウェリ、ライアンの8人である。手錠生活の中で絆を深めた組もあった。クウェリは、父親が前年に職を失ったことを話し、勝ったら豪邸を売って大半を両親に渡し、高齢の父を引退させたいと語った。一緒につながれた相手はこの話を聞いて、クウェリを勝たせたくなったという。

一方で、アッシャーとアーロンは打ち解けられなかった。アーロンは兄と自転車に乗った思い出を持ち出して家族に会いたくないのかと問いかけたが、アッシャーは「兄貴とか知るかよ」と突っぱねた。アーロンは、アッシャーが家の誰にも、自分の家族にさえ心を開いていないと心配しつつ、頭が良いことも認めていた。アッシャーの「俺の家だ」「どう思われても勝つ」といった態度に周囲は苛立ち始め、アーロンは、何でも自分が正しいと思い込んでいるアッシャーを脱落させたいと語った。

16:06

テレビの破壊と、減っていく人数

19日目ごろには、壁一面にMrBeastと落書きするなど、各自が独自の暇つぶしを見つけていた。ケヴィン、マーク、ウシーは、リモコンが戻って以来ほかの住人がほとんどテレビばかり見ていることに気づいていた。ウシーは、テレビがあるから残っているのであって、退屈すれば帰る人が出てドミノ倒しのように続くと考え、21日目にテレビを壊した。

22日目の夜10時、ジミーはiPadを持って訪れ、ある挑戦者の足が線の外に出た映像を見せた。その挑戦者は脱落を受け入れ、「マジで楽しかった」と言って去り、残りは7人になった。

続いてマークからも帰りたいという連絡が入った。過去の動画では、「妻に会いたい、子の成長も見たい」と言う挑戦者を「バカなの?」と笑っていた。マークはそう言ったことを認め、脱落した。マークは去る前に、MrBeastが選んだのは口だけで行動が伴わない人たちで、本気で勝ちに来ていなかったという見方を示している。

一方、続けることは大切な人との時間を失うことでもあった。卒業式やプロム、卒業パーティーに出られないつらさを語る挑戦者もいた。すべてから離れたことで、自分がここにいる間も世界は動き続け、過ぎた時間は取り戻せないと気づいたという。テレビを失った住人は新しい遊びを考え出したが、ジミーはモニターに映る様子を「原始人だ」と評した。手錠は40日目に外された。

19:44

第2の再現企画:シェルターの警報

次に再現したのはシェルターの企画である。警報が鳴ってから1分以内にハンドスキャナーを作動させなければ、その場で脱落になる。挑戦者たちは「簡単すぎる」と余裕を見せ、ウシーやアッシャーは確実に間に合うよう、スキャナーのすぐそばで寝ることにした。

最初の本番の警報では誰も緊張しておらず、全員が問題なく止めた。ジミーはその後、朝一番やシャワー中など、できるだけ悪いタイミングを狙って警報を鳴らしたが、それでも全員が時間内に止め続けた。アッシャーは「簡単すぎ、もっとくれよ」とまで言った。

そこで50日目、ジミーは制限時間を30秒に短縮した。ここで挑戦者たちはようやく危機感を持ち始める。ピアースは邪魔な荷物を図書室へ移し、15秒ならみんな脱落すると漏らした。ケヴィンも一瞬も気を抜けないと語っている。この頃には住人の結束が強まり、ケヴィンとウシーは互いを「血はつながっていない兄弟」と呼ぶ仲になっていた。

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アッシャー対全員、そして食料の処分

周囲の結束が強まる一方、アッシャーは家になじめなかった。「俺こそ最強」「みんな俺に負けるのを恐れている、俺ほどここに懸けている奴はいない」と語り、警報の音をまねて周囲を挑発した。住人たちは本気で追い出したいと話し合うようになる。

これに対してアッシャーは、冷蔵庫、パントリー、冷凍庫の中身と調理器具まで、家中の食べ物をすべて処分した。「勝つためなら何でもやる」という姿勢で、状況は「アッシャー対全員」になった。

第3の再現企画:2人きりの隔離部屋

ジミーは次の企画を70日目まで待つつもりだったが、アッシャーの行動で想定外の展開になったため、65日目に前倒しした。再現したのは、初対面の2人を100日間閉じ込めた企画である。挑戦者は好きな相手と組み、部屋に2人きりで閉じ込められる。食料は米、オートミール、肉だけで、「たったこの量で食事と言えるのか」という声も出た。

組み分けではアッシャーの目の前で、誰がアッシャーと組むかが話し合われた。最終的にライアンが名乗り出て、組はクウェリとピアース、ケヴィンとウシー、ライアンとアッシャーの3つになった。ジミーは、ライアンとアッシャーの組を「俺の動画が簡単すぎると言っていた2人」と紹介した。本やお菓子をリュックに詰めて持ち込んだ組もあり、ジミーは「ルールの裏をかかれたかも」と認めた。挑戦者たちは今回も楽勝だと考えていた。その間、ジミー側はスポンサーの協力を得て、荒れた豪邸の修理に取りかかった。

最初は読書や運動、ゲーム、手製のバスケットゴールで時間をつぶしていたが、数日で飽きが来た。ピアースは隔離中に高校卒業の日を迎えたが、式には出られなかった。クウェリは外の世界が恋しく、毎日同じ食べ物なのもつらいと語った。ライアンは時間の進みが遅すぎて頭がなまりそうだと話している。閉じ込めから1週間ほどで、ジミーは全員が限界に見えると述べ、自分も独房で7日過ごしたときに同じ状態になったと振り返った。

26:58

ライアン、10万まで数える

75日目、ライアンは退屈に対抗するため、MrBeastがかつてやったように10万まで数えると決めた。ジミーによれば、これは初めてバズった動画であり、チャンネルの始まりだった。同時に、ずっと「バカバカしい」「簡単だ」と言われてきた企画でもあるという。

ライアンは数え間違いと眠気に苦しみながら数え続けた。途中で様子を見に来たジミーに「思ったよりキツい?」と聞かれると、「圧倒的にキツい」と答え、「もう尊敬する」と語った。ジミーは自分の経験として、1から5万までは、5万から10万までよりずっと楽だったと伝え、10万まで数えきったら褒美を渡すと約束した。5万に達したライアンは、ジミーと同じく徹夜で一気に終わらせると宣言した。79日目には「ここどこだろ、俺って誰だっけ」「口が痛い」と漏らしながらも、ついに10万に到達した。ジミーは、10万まで数えるつらさは自分しか知らないと思っていたので、誰かが分かってくれるのは少し嬉しいと話している。

周囲はライアンの達成に励まされたが、アッシャーだけは「10万数えただけだろ」と難しさを認めなかった。100万ドルをもらったらバイクに1万5000ドルを使うといった自分の話ばかりするアッシャーに、周囲の不満はさらに募った。アッシャーより長く残ってクウェリの勝つ可能性を広げたいと話す者も出た。

やがて悪口は本人の耳にも入る。アッシャーは18歳で、ずっとホームスクーリングで育ってきたため、慣れない集団生活の中で社会規範を学んでいると語られた。アッシャーは負けず嫌いな性格を自覚していると述べ、89日目に、みんなのことを考えずに食べ物を捨てたことを謝罪した。卑怯な手を使わなくても勝負はできる、というのがこのときの結論だった。

33:35

延長された隔離と、生まれ変わった家

90日目、ライアンへの褒美として10万枚の1セント硬貨が家に降り注いだ。ジミーは、豪邸で3か月を生き延びたと告げて隔離部屋の扉を開けかけた。しかし「簡単すぎるんだっけ?」と問い直し、簡単すぎるなら数週間延長すると告げた。挑戦者たちは、ここでようやく「つらい」「ジミーの動画は簡単じゃない」と認めた。

95日目、ジミーは脱落者が出たと冗談を言ってから、修理が終わった家を見せに来たのだと明かした。隔離中に、壊れた箇所の修理から各部屋の全面改装まで進めていたのである。ジミーは挑戦者たちに、もう家を壊さないと約束させた。ある挑戦者は、31日ぶりに隔離部屋の外で眠れると喜んだ。

撮影が長引いたせいで卒業式に出られなかったピアースのために、ジミーは学校のカウンセラーを招き、ガウンと帽子を用意して家の中で卒業式を開いた。卒業証書が手渡され、3か月家にいても落第しなかったことが確認された。

38:01

第4の企画:30日間の電話

次の企画では、30日間、予告なしに電話を鳴らし、出た人にプレゼントか罰ゲームを与える。最初の電話はじゃんけんで勝った人が取り、1万ドルを獲得した。ライアンはのちに現金入りのブリーフケースを受け取っている。別の人が出た電話は「24時間浴槽で過ごす」という罰で、本人は出るんじゃなかったと嘆いた。電話を取るか取らないかは自分で選べるため、1万ドルを得た者は以後の電話を譲ると言い、もう出ないと決める者もいた。

100日目にはピザとクッキーが届いた。同じ日の電話で、ジミーはクウェリに、この中で一番信用できない人に電話を渡すよう指示した。クウェリが渡した相手はアッシャーだった。提示された取引は、アッシャーがどこかの部屋で24時間1人で過ごせば、アッシャーではなくクウェリに1万ドルが渡るというものだ。断ることもできた。クウェリは、今まで一番ぶつかってきた相手が自分の1万ドルを握っていると緊張した。自分のためだけにゲームを進めてきたアッシャーが、誰かのために動くのかが焦点だった。

アッシャーはこの隔離を引き受けた。アッシャーは、クウェリたちのような深い信頼関係を築けるとは思っていないが、変えていけたらいいと語っている。102日目には、クウェリがアッシャーと交代できるという新たな提案が届いた。交代するとタイマーはリセットされるが、やり切れば2人ともに1万ドルが入る。交代しなければ、残り1時間で1万ドルは1人分だけになる。判断を任されたクウェリは交代を選んだ。24時間後、2人分の賞金が届き、2人は乾杯した。仲違いすると予想されていた取引は、逆に2人の関係を近づけた。

その後の電話はKSIからだった。電話に出たケヴィンたちは、24時間スピーカーでKSIの曲を繰り返し聞かされた。開始18分で「耳が限界」という声が上がり、昼間でもきつい曲の中で眠るのは悪夢だと語られた。106日目にジミーは家の中に店を再現し、電話に出た人に5万ドルを用意したが、このときは誰も電話に出なかった。

この時期には、それぞれが残る理由も語られている。ある挑戦者は、家を転々として追い出され、ホームレスになったこともあったが、夢を叶える決意は失わなかったと話した。ピアースは高校最後の年をこの企画で過ごしている。2年、4年かかるかもしれないと聞いて、その覚悟で準備してきたという。経済的に厳しい家庭で、家族の運命が自分にかかっていると語る者もいた。

48:03

最終企画:豪邸に手を置き続ける

116日目、ジミーは限界まで追い込む戦いにするため、チャンネル初の試みを持ち込んだ。最後の企画は「家に手を置き続け、手を離さなかった人が豪邸を得る」というものだ。手が壁、床、家具のいずれかから離れれば失格で、判定のためにカメラも持ち込まれた。

ここにひねりが加えられた。60万ドルの現金を前に、ジミー自身も挑戦者として参加し、ジミーより先に手を離した人には10万ドルを渡す。ただしジミーが先に手を離せば、この賞金はなくなる。全員が賛成し、ジミーも挑戦者と同じ服を着て壁に手をついた。

10万ドルを取るか、残って豪邸を狙うか。ある挑戦者は「何ももらえなくても、何かを失うわけじゃない」と言い、ホームレスになって車で寝泊まりした経験があるから、100万ドルの賞品は諦められないと語った。一方でクウェリ、ライアン、ピアースの3人は一緒に降りることを選んだ。1人は、鎖でつながれていたときに「こいつについていく」と決めたと話し、家族のような存在になったみんなとは外に出てもずっと友達だと語った。3人は賞金を受け取って家を出た。

残ったのはアッシャー、ウシー、ケヴィン、ジミーの4人である。食事、石鹸での手洗い、トイレも難しくなるが、一番難しいのは眠ることだとされた。ジミーは、自分の手が離れれば他の挑戦者の賞金がなくなるため、ここまで生き残った人に何かを持ち帰ってほしいとして、手の上に座ってまで耐えたという。117日目にケヴィンが手を離すと、ジミーも「もう一波乱欲しい」と続いて手を離した。豪邸は、アッシャーとウシーのどちらかのものになった。

54:07

最後の2人、そして結末

最後の2人の会話では、一方が「自分のためじゃない、父さんのため」と語り、もう一方は「立派だな、でも俺は同情するタイプじゃない」と返した。今の仕事で100万ドルの家を買うなら20年以上働かないと無理だろう、優勝すれば自分だけでなく家族の人生も変わる、という言葉も出た。かつて15人いて笑い声が絶えなかった家は、2人だけになりお化け屋敷のように静かだと語られている。

アッシャーは失格を恐れて32時間起き続けた。一方ウシーは、手を離さないまま数時間眠った。アッシャーは「ここ1時間の記憶がない」と言いつつ、最後は窓に手を挟んで眠った。周囲は眠りが深いから動くだろうと見ていたが、本人は「絶対動かない」と言い切っていた。

結末は映像で決まった。ジミーはウシーを呼び、アッシャーの手が完全に離れている映像を見せて、アッシャーの脱落を告げた。119日間の挑戦で最後まで家に残ったのはウシーだった。ジミーはウシーの名前とジミーの署名が入った権利書を手渡し、ウシーは家族と「俺たちの豪邸だ」と喜び合った。