知識か物資か:MrBeastが100人を森に置き去りにした25万ドルのサバイバル対決
MrBeast ミスタービーストMrBeast(作中では「ジミー」とも呼ばれる)が100人を森の中に置き去りにし、最後に残った人数が多いチームが賞金25万ドルを山分けするという企画である。青い服の50人はサバイバルのプロ、赤い服の50人はアマチュアだ。動画が問うのは、サバイバルの知識と豊富な物資のどちらが勝るのかということである。約20日間の経過を追うと、勝敗に影響したのは技術や装備よりもチーム内の人間関係だったことが見えてくる。動画の最後でMrBeastもそう結論づけている。
準備の差:何も知らないプロと、買い物をしてきたアマチュア
開始時の自己紹介から、両チームの差ははっきりしていた。青チームには、趣味で最長3か月森で生き延びたという参加者や、こうした技術を10年ほど実践してきたという参加者がいる。赤チームは「キャンプしたことある人は?」「1か月生き延びられる人は?」と聞かれても反応が鈍く、MrBeastは「あっちはダメかも」とつぶやいた。
MrBeastは青チームが有利になると分かっていたので、始める前に赤チームにだけ企画の内容を伝え、店でサバイバルに必要なものを買わせた。赤チームはロープ、タープ、24本パックの水、ライターなどを持ち込み、165センチほどある子ども用テントを用意した人もいた。一方の青チームは、動画に出るということしか知らされていなかった。アラスカに行くと思っていた参加者もいた。
ただ、赤チームにも自信はあった。「青チームに勝てる?」と聞かれた参加者は「関係ない、私たちもそれぞれプロ」と答えた。映画で見たやり方をまねてシェルターを作る者もいた。青チームの参加者は、クリスマスまで、あるいは出ていけと言われるまでいるつもりだと話し、「森の中でつらい思いをするのが好きなんだ」と言っていた。
脱落のルールは一つだけで、チャレンジをやめたい人は発煙筒をたいて救助を待つ。
序盤:物資の赤チームが先に快適になる
最初の夜は、準備してきた赤チームが快適に過ごした。青チームは気温が急に下がったため眠れず、「地面は冷たくてぬれていた」「クタクタだし脱水症状もある」と訴えた。最初の脱落者が出て残りは49人になり、すぐに2人目も出た。66歳で両ひざが人工関節だという参加者である。ナレーションは、先に脱落したのが2人ともプロだったことを驚きとして伝えている。
翌朝、赤チームは「気持ちのいい朝ね」「たまには世間から離れてゆっくり過ごすのもいい」とくつろいでいた。青チームは、シェルターを補強しなければさらに仲間が減ると考えて作業を急いだ。青チームの一人は、枝を積み上げるだけでは足りず、落ち葉を30センチほど重ねる必要があり、全員で作業しなければならないと説明した。葉があれば雨が降ってもぬれずに済むという。最初のシェルター作りでも、材料集めに10人ほど必要だと呼びかけていた。
赤チームも3人で寝るシェルターや、食料をぬらさないための屋根を作った。ただ、雨に耐えられるかと聞かれると「試してみないと」と答えている。ナレーションは、青チームが限られた資源を最大限に使う一方で、赤チームは有利な条件を生かせず、夜になっても物資を無駄に使い続けていたと評した。青チームの参加者も、赤チームは全力で動いて体力を消耗しているので長くはもたないと見ていた。
食料が尽きた赤チームと、採集する青チーム
青チームの努力は次第に結果に表れた。完成したシェルターを「高級ホテルみたいだろ?」と自慢し、実際に森の中でぐっすり眠れた、暖かかったと話す参加者もいた。赤チームのテントや寝袋に対して、自分たちにはこれがあるという言い方である。何も食べていないのに、バク宙をして楽しむ余裕もあった。
赤チームは最初の2日間で持ってきた食料を食べ尽くし、「耐えられないくらい空腹」と訴えながら食料と水を探しに出た。同じころ青チームでは、サバイバルの達人セスが採集を教えていた。セスは木の枝で魚を捕るワナを作って川に仕掛けた。赤チームは釣り道具を使ったが、釣れたのはゴミだけだった。
4日目には両チームとも食料がなくなった。MrBeastは、森のあちこちにビーツ、リンゴ、ジャガイモなどの食料を隠しておいた。うまく使えば生き延びられる量だという。両チームはそれを見つけ、それぞれ保管場所を作った。
青チームの内部で不信が広がる
食料が手に入ると、青チームの中で問題が起き始めた。青チームのジュリアは、他の人に管理を任せたら好き放題に食べて何も残らなくなると考え、自分で食料を隠そうとした。自分は1週間耐えられるのに、耐えられない人のせいで食料がなくなるという理由だった。見つけた食料でしっかり夕食を作る仲間を見て「この状況で?」と驚く場面もあった。
ランディは、別の仲間が自分たちのシェルターにジャガイモを隠し持っていたのを見つけた。この時点で青チームからは5人が脱落していた。脱落者について「チームに貢献していなかったから、正直脱落してよかった」と話す参加者もいたが、人数が多い方が勝つルールなので残りの仲間には残ってほしいとも言っている。しかし脱落は続き、5日目までに青チームは9人を失った。
言い争いも増えた。「食べるものを勝手に決めないで」「11人いるからリンゴ1個くらい分けられる」といったやり取りがあり、ある参加者は「仕切りたがり屋が50人もいるのがプロ」「A型人間がみんなリーダー気取りだ」と言った。「今日は食べるべきじゃない、50人分なんてすぐなくなる」という意見に「みんなで決めることよ」と反論が返り、もっと厳格なルールが必要だという声も出た。赤チームの参加者は、プロが集まれば全員が自分のやり方が正しいと思って衝突するだろうと予想していた。ナレーションはその予想を「割と当たってた」と伝えている。
赤チームは分け合って耐えるが、空腹で脱落が続く
赤チームは食料を分け合って耐えていた。1人1個ずつと決め、朝に卵を6個食べるのが習慣だった参加者も、今はリンゴ1個だけだが金のためだと話した。それでも1日リンゴ1個では足りない人もいて、頭痛や体力の低下を訴えた。「おいしいビュッフェが食べたい」と言っていた参加者を含め、空腹のために6人が一度に脱落した。
一番困っていることを聞かれた赤チームの参加者は、食べ物、太陽、虫と答えた。4人で寝ているシェルターを「豪邸」と呼び、寝心地はだんだん良くなっているが「快適の基準が下がっただけかも」と冗談を言った。プロのシェルターより断然こっちがいいと言い、傾斜地で雨水が入らないか聞かれても「めちゃくちゃポジティブよ」と答えている。
赤チームのシェフ、ブリタニーが作った朝食は不評で、「まずい」「帰りたい」と言われた。青チームでは太鼓をたたいてにぎやかな朝を迎えたが、料理の前にカウンターを拭くかどうかといったことで口論が続き、「チーム戦がすごく苦手」「元から反抗的なの」と言う参加者もいた。脱落者はさらに増えた。赤チームも果物が尽きて朝食を抜き、さらに2人が脱落した。
MrBeastによれば、参加者は相手チームの残り人数を知らされていない。視聴者にも最後まで伏せられていた。
缶詰50個の試練:両チームとも手をつけない
MrBeastは食料の袋を両チームに届け、新しい試練を出した。それぞれに缶詰50缶を渡し、72時間後に残っている缶の数が多いチームに報酬を与える。ただし引き分けなら報酬はない。
赤チームは「全部食おうぜ」と冗談を言ったあと、空腹だから食べるだろうと思われているのだと考え、全部埋めることにした。青チームは「規律を守るぞ」「誰も触るな」と声をかけ、缶を森に隠して場所を知る人を限った。
8日目、赤チームは森で古い炭焼きグリルを見つけて気分が上がった。天気の変化と食べ物だけでも気力への影響は大きいと話す参加者もいた。青チームの状況は悪く、毒草にやられた参加者がいたほか、ワナは空で、「歯磨き粉って食えるの?」「コンビーフが食いたい」と缶詰を気にする声が出た。ザリガニを探していてヘビを見つけた参加者もいた。
嵐と寒さ
その日の終わり、大きな嵐が来た。10分で気温が9度ほど下がったと参加者は話している。赤チームではテントがつぶれ、多くの人が現場にある飛行機の中へ避難した。青チームは自分たちのシェルターにこもり、「赤チームはこんなに落ち着いていないはず」と話した。赤チームのある参加者は、つらいときは「大金のため」「MrBeastの動画に出ているんだ」「負けちゃダメ」と自分に言い聞かせていると語った。
嵐のあとの夜はそれまでで一番寒く、葉や木、賞金の箱にまで霜が降り、飛行機の座席も凍っていた。この嵐で赤チームから6人、青チームから2人が脱落した。
缶詰の結果は引き分け、そしてセスの離脱
72時間後の結果発表で、両チームとも50缶すべてを返した。引き分けなので、どちらも報酬を得られなかった。発表の直後に3人が脱落した。青チームの参加者は缶詰を食べなかったことを後悔していると認め、士気が一気に下がったと話した。
青チームの中心だったセスもここで離脱した。頑丈なシェルターの作り方を教えるなど、みんなのために精一杯やったと振り返り、仕事に戻ると言って去った。仲間は「究極のサバイバリスト」「多くを教わった」と見送った。残った参加者は体重が日に日に減っていると話し、手持ちの米だけでは足りないので釣りで運を試していた。一方で、脱落者が出るたびに1人あたりの取り分が増えると喜ぶ参加者もいた。
赤チームでは人数が減った分、一人ひとりの責任が増えた。ブリタニーの離脱後にシェフを引き継いだ参加者は、他のメンバーも手伝ってくれるのでやっていけそうだと話し、自分で思っていた以上にできることがあると語った。
再び嵐が来たとき、青チームは「民泊ビースト」と名付けたシェルターの入り口をヒイラギで補強した。それでも雨は5時間ほど続き、小屋は浸水した。靴も服も寝床もびしょぬれになった。米と豆を守るためのタープの下に入ろうとした参加者が断られ、「みんなのシェルターだったはず」「豆と米を守るためだ」と言い争いになった。同じころ赤チームは、テントで本を読んで昼寝をしながら「つなぎの日」と言ってのんびり過ごしていた。
14日目のボタン対決:囚人のジレンマ
14日目、MrBeastは両チームの前に同じ5つの箱を置いた。箱を一つずつ開け、先にボタンを押したチームが中身を手に入れる。押さなかったチームは何ももらえない。どちらも押さなければ次の箱に進み、両チームが最後まで押さなければ、両チームともすべての中身を得られる。
1つ目の釣り道具について、赤チームは「あの川に魚はいない」と見送った。2つ目の鉄鍋とフライパンも、シェフが「もう全部揃ってる」と言ったので見送った。3つ目はFeastablesのチョコレートとピーナッツバターで、赤チームのカルロスが押しかけたが仲間に止められた。4つ目の建築資材も両チームが見送った。
最後の箱の前で、青チームでは意見が割れた。お互いに手に入ればいいという声に対し、相手は全部を渡そうとはしないはずだからこちらが押すべきだという意見が出た。5つ目の箱の中身は全員分のステーキ、ジャーキー、調味料だった。青チームのパトリックは仲間の制止を聞かずにすぐボタンを押し、赤チームは何も得られなかった。赤チームの参加者は、みんなで相談して「まだ押すな」と言い合ったせいだと悔やみ、あとで鍋があればよかった、すすの混じった食事になったのはあのとき押さなかったせいだと不満を漏らした。
青チームにとっては初めて物資の面で優位に立った瞬間だった。2週間以上ぶりのステーキに「クリスマスより感謝祭よりいい」と喜んだ。ただ、パトリックが仲間の意見を無視したことで亀裂も生まれた。「ベジタリアンなのよ」と言う参加者に「知るかよ」と返す場面もあり、その夜は両チームから脱落者が出た。
崩れる青チーム、まとまる赤チーム
肉がなくなると、青チームでは賞金が問題になった。脱落者が増えるほど1人あたりの取り分が上がる。正確な金額は分からないが数千ドルにはなると考え、トリンは取り分を増やそうとした。タープを取った、取っていないという口論が起き、仲間のためにバク転をして場を盛り上げてきた参加者も去った。食料の配分をめぐって「昨日話し合ったばかり」「聞いてない、参加してない」と対立し、ジョエルも離脱した。「あんたは何も役に立ってない」「味のしない料理しか作ってない」と責められた参加者は、これはいじめだと訴えて去った。
赤チームは仲が良かった。協力すればまだ勝てると励まし合い、川遊びをし、釣った魚をみんなで下処理して調理した。遠くから青チームの歓声が聞こえると、人数が少なそうだと推測し、発煙筒は使わない、絶対に勝つと誓い合った。赤チームではこの時点で5日連続して脱落者が出ていなかった。ナレーションは、荒野を1人で生き抜く訓練を受けていても、グループで生き残れるわけではないと語った。
青チームではアメリアが脱落した。残った仲間は、赤チームに1人差で負けるかもしれないのに脱落を喜ぶトリンを自己中心的だと批判した。
20日目のフレアガン探しと結末
20日目、最後の試練が出された。各チームは相手陣営の地図を受け取り、フレアガンを隠す場所を決める。先に自分たち用のガンを見つけて撃ったチームが、その時点で動画を終わらせられる。すぐに撃っても、5日後や10日後に撃ってもいい。ただし撃った時点で人数が少なければ負ける。青チームは相手にカロリーを使わせるため、遠い場所を選んだ。
目隠しを外すと、赤チームは手分けして森の奥や桟橋の方へ散った。カメラマンがついてこないからこっちではないかもしれないと推理する参加者もいた。最初にガンを見つけたのは赤チームのテイラーだった。自分たちが9人だと確認し、相手の方が多いかもしれない、明日まで待ったらどうかという意見も出たが、「もう20日も待った」としてその場で撃った。
結果は青チーム11人、赤チーム9人で、青チームが25万ドルを獲得した。1人あたり2万2000ドルを持ち帰る。赤チームの参加者は悔しさを見せつつ、相手はサバイバルのプロだったのだから、ここまでやれて嬉しいと話した。MrBeastは赤チームにも、ここで過ごしたお礼として1人4000ドルを渡した。
MrBeastは、スキルや豊富な物資よりも結局一番大事なのは協力することだと締めくくった。ただし実際の結果を見ると、勝ったのは内部対立で人数を減らし続けた青チームで、まとまりを保った赤チームは2人差で届かなかった。
100人を森のど真ん中に置き去りにする。そして最終的に多く残ったチームが賞金25万ドルを山分けだ。青い服を着ているのはサバイバルのプロチーム。赤い服を着ているのはアマチュアチーム。
サバイバルは向いてないかも。
青チーム、荷物を持ってついてきて。森で生き延びた期間は? 最長で3か月。それは趣味で? ええ。すごいな。
キャンプしたことある人は? 1か月生き延びられる人は? ヤバいな。あっちはダメかも。
青チームが有利なのは分かってた。だから始める前に赤チームに内容を伝え、店でサバイバルに必要なものを買ってもらった。
何を買ったの? ロープとあそこのタープね。水のボトル24本パック買ったの? ええ、そうよ。迷わずライターを選んだ。大事だ。いいぞ。
青チームは動画に出るってことしか知らなかった。今ならどんな天気にも対応できるよ。アラスカに行くと思ってた。
まずは簡単なシェルターから作ろう。しっかりした断熱層があればいい。こういうスキルを10年ほど実践してきたよ。材料集めに10人くらいほしい。君たちで作れ。士気も上がる。
子供用テントだけど165センチくらいある。いろいろそろっているけど、青チームに勝てる? あっちはプロだよ? 関係ない。私たちもそれぞれプロ。だね。
イエーイ、何か見つけた。映画で見たのをマネしてる。あいつら趣味でやってるのか?
何日いるつもり? クリスマスまでとか。出てけって言われるまで。森の中でつらい思いをすることが好きなんだよ。おやすみ。
初日の夜、赤チームは備えてきた分、かなり快適に過ごすことができた。一方、青チームは気温が急激に下がったため、眠るのに苦労していた。
もうクタクタだし脱水症状もある。なんでここにいるの?
眠れなかった。地面は冷たくてぬれてたし。
チャレンジから抜けるには、発煙筒をたいて救助を待つほかない。ついに最初の脱落者が出た。1人ね。残り49人。1人だけじゃなかった。
みんな、すまない。俺は66歳で両ひざが人工関節なんだ。
なんと先にプロ2人が脱落した。一方、赤チームは持ってきたアイテムを駆使して快適に過ごしていた。
気持ちのいい朝ね。太陽が輝いてる。ここに来られてラッキーだよ。たまには世間から離れてゆっくり過ごすのもいいよね。
青チームは急いで各自のシェルターを補強しなければ、さらに仲間が減ると気づいていた。
このシェルターは枝を積み上げておしまいじゃない。落ち葉を30センチくらい重ねないと。全員で作業しなきゃダメだ。雨が降ってもこの葉っぱがあればぬれずに済む。
そこで3人寝るの? あっちのシェルターはデカいよ。これは雨でももつ? 試してみないと。
雨にぬれながら寝ずに済むように自分たちのを作る。屋根も作って食料をぬらさないようにするの。
2人で作った? ああ。サバイバル動画の時はアドバイスを聞こう。電話してもいいよ。分かった。
青チームは限られた資源を最大限使っていたけど、赤チームはアドバンテージを生かせていない。
これで完成? 死なないって約束してくれ。約束する。大丈夫。
夜になっても赤チームは無駄に物資を使い続けていた。あっちは全力で動いて体力を使ってる。長くもたないよ。
青チームの努力は成果を出し始めていた。できた。高級ホテルみたいだろ? 今夜はかなり快適に過ごせると思うよ。
森の中なのにぐっすり眠れた。いいシェルターを作ったおかげで暖かかった。赤チームにはテントや寝袋があるだろうけど、これがある。みんな何も食べてないのに楽しんでる。バク宙よ。
青チームはしっかり休んで元気に一日を迎えたが…。これを待ってたのよ。赤チームは最もつらい状況に陥っていた。
空腹だ。食べ物ある? ないんだ。
赤チームは最初の2日間で食料を平らげてしまった。今は…。おなかペコペコ。耐えられないくらい空腹。食料と水を探しに出かける。
その頃…。採集教室のスタートだ。サバイバルの達人セスの知識を生かして、青チームは森で食料調達をしていた。いつでも採って食べられる。彼は木の枝で魚捕りのワナを作り、川に仕掛けた。
赤チームは釣り道具を使ったものの、ゴミを釣ることしかできなかった。4日目、食料事情は笑い事では済まなくなっていた。
食料が尽きたぞ。食料残ってる? 残ってない。今夜はこれをつまむことにするよ。探しに行こう。お菓子なんてすぐになくなっちゃうから…。
これ何? ちゃんと考えてある。ビーツだ。リンゴ! あちこちに食料を隠しておいた。ちょっと見てよ。うまく使えば生き延びられるだけの量はある。
森にいろいろ隠されてるはず。歩き回ってみましょう。たくさん食料を見つけた。今夜はごちそうだ。
両チームとも食料のための保管場所を作った。しばらくは大丈夫だと思う。チームとして協力し合えばね。誰かがチームを裏切ったりしないことが大切。
青チームのジュリアには別の作戦が。隠さなきゃ。管理を任せたくない。好き放題食べて何も残らなくなるの。こっちは1週間耐えられるのに、そうじゃない人のせいでね。
青チームは見つけた食料でしっかり夕食を作った。この状況で? ウソでしょ。緊張は最高潮に。
できる限りのことをやってる。全員を納得させるのは無理だけど。ちゃんと言ってくれなきゃ分かり合えないわ。もういい。おやすみ。
あいつらのシェルターはどこだ。ランディの疑念で新たな問題が浮かんできた。
おいおい、マジかよ。ジャガイモだ。チームメイトだ。見てくれ。あいつら自分たちのシェルターに食料を隠し持ってやがったんだ。チームに貢献してないし、正直脱落してよかった。でも勝つには数も必要だから、あとは残ってもらいたい。そのとおり。
最後に残った人数が多いほうのチームが勝ちとなり、賞金を分け合うことができるからね。
5人も脱落してしまった。だから明日は誰にも脱落させない。いいな?
にもかかわらず…。チームメイトすら信じられないゲームなんて初めてだよ。マルコ、ダメだ。次々と脱落者が出た。終わりだ。ケンカも始まった。
食べるものを勝手に決めないで。11人だからリンゴ1個くらい分けられる。ありえない。
仕切りたがり屋が50人もいるのがプロ。A型人間がみんなリーダー気取りだ。もう俺には無理だよ。やめる。
まだ5日目なのに青チームは9人が脱落。勝つためにはみんなで協力し合わないと。
食べて。まだもらってないでしょ。赤チームは食料を分け合うことで、みんな生き残ることができていた。1つずつだからね。シェアして、みんなで。
朝に卵を6個食べるのが習慣だったのに、今はリンゴ1個だけ。でも金のためだ。
1日1個のリンゴじゃ足りない人も。食料はない。体力も落ちてる。きつい。今日は体調が悪くてひどい頭痛がする。
おいしいビュッフェが食べたい。なんでそんなこと言うんだよ。俺もそれ考えてた。
空腹のせいで赤チームから一気に6人が脱落。おいしいビュッフェが俺を待ってる。
一番困ってることは? 食べ物。あと太陽。虫も。全部ってことだ。
ここで何してるの? ここは豪邸なんだ。4人で寝てる。寝心地は? だんだん良くなってるよ。でも快適の基準が下がっただけかも。
プロのシェルターと比べてどう思う? 断然こっちのほうがいい。雨とか水が入ってこないか心配じゃない? 傾斜だし…。楽観的なの。めちゃくちゃポジティブよ。じゃあ楽勝かな。分かんないわよ。ジミー、ジミー。
自分たちはプロと比べてどう? あっちはほとんど脱落したんじゃない? 全員プロだったら自分のやり方が一番正しいって思ってて、意見が衝突しそうね。割と当たってた。
今日は食べるべきじゃない。50人分なんてすぐなくなっちまう。みんなで決めることよ。でしょ? チャレンジの最後まで生き残りたいなら、もっとちゃんとしたルールでやらないとダメだと思う。これは遊びじゃない。サバイバルだから。
両チームから次々と脱落者が出てしまった。俺がみんなの分まで食べてやるよ。
脱落者が増えないよう、翌朝、赤チームのシェフ、ブリタニーが朝食を作ることに。できたよ。うわヤバ。ごめんね。みんなのレビューは…。
まずい。いまいち。マジ気持ち悪い。もういいや。帰りたい~。マジ同意だわ。無理。
ピリピリしていた青チームはにぎやかな朝を過ごしている。でも太鼓をたたいてもケンカは止まらない。
分かるけど料理前にカウンターを拭くくらいは…。オーケー、ちょっと待ってくれ。いったん落ち着いて話し合いをしよう。話を聞くべきだよ。だって…。いちいちうるさいな。
チーム戦ってすごく苦手。私、元から反抗的なの。そしてさらなる脱落者が出る。リンゴ食ってろ。やる気が出ない。
一方、赤チームは…。果物を切らしたから朝食がないの。朝食抜きでさらに2人の心が折れた。おい、やめろよ、やめろよ。ダメダメダメダメダメ。
ミルクシェイク飲みたい。飲みたすぎて死にそう。
彼らは相手チームが残り何名か知らない。視聴者のみんなにも最後まではないしょだ。次の一手で流れが大きく変わるかも。
うわ! 何事? 何なの? 見える? あれジミー? 助かった。
クラクション鳴らしたら投げて。ちょっと速くない? 怖い。配達だ。特別な荷物だぞ。マジで? うそ? ワオ、やべーな!
次はプロたちの番だ。あれジミーの帽子? マジ? マジだ。食料の袋かな? やあ、みんな。イエーイ。
これで彼らはまとまるのか、それとも分裂するのか。何だって? 両チームに食料が50缶。72時間後、残った缶の数が多いチームに報酬を与える。ただし引き分けなら報酬はなし。勝者はなし。
全部食おうぜ~! やった~。
腹が減ってるから食べるだろうって、そう思われてるんだ。もうどっかに埋めちゃわない? ああ、全部埋めよう。規律を守るぞ。誰も触るな。こっそり食うなよ。
でも72時間分の食事はあるんだから、触らないでおこうよ。1つだけなら? ダメ。缶は森に隠して、場所を知る人を制限する。
食料のことと釣りのことが悩みの種だ。でも耐えなくちゃね。このあとすぐ脱落者が出るかもって? もらった缶を開けられないとなれば当然ね。
アオーン。日が昇った。8日目。気持ちのいい曇り空だよ。見て。ようやく日差しが消えた。
森で古い炭焼きグリルを見つけた。おかげでみんなの気分も上がった。食べ物と天気の変化だけでも気力への影響は大きい。
食べ物と天気の変化だけでも気力への影響は大きい。でも青チームの状況は悪かった。
毒草にやられた。マジで腹が減った。
8日目、ワナは空っぽ。歯磨き粉って食えるの?
あの缶詰、食いたいな。正直言ってコンビーフが食いたいね。あそこに缶詰が50個。ビーフ、豆、コーン。ヤバいな。
ザリガニを探してて左を見たら、いたんだ。枝だと思ったら、視界の端で動き始めて、振り返ったら⋯。おい、ヘビだぞ。
この日の終わり、両チームに危機が迫ってきた。
天気が変わった。大きな嵐が来てる。竜巻かも。急ぐんだ。シェルターに入る。
うわー、これじゃ⋯ヤバ。確実に嵐が来る。これは怖いね。
10分でいきなり9度くらい気温が下がった。風が出てきた。シェルターが吹き飛ばされそう。ポンチョが⋯。これ雷?
雨だ。降り始めた。みんなシェルターへ向かってる。すごい嵐だよ。昼寝の時間だ。
正直、この雨でたくさんの人が脱落していくと思う。
今の天気は大荒れ。僕たちはシェルターの中だ。赤チームはこんなに落ち着いちゃいないはずだよ。
嵐のおかげでチャレンジが面白くなってきた。
飛行機に避難した。俺のテントはぺしゃんこ。何だよコレ。
私は迷ってるけど、ほとんどみんな飛行機に行ったと思う。テントがつぶれた。帰りたいよ。
果たして25万ドルのためにみんな耐え抜けるだろうか?
最悪。おかしくなる。
つらくなったら自分に言い聞かせるの。「大金をもらうためにミスタービーストの動画に出てるんだよ。負けちゃダメ」。
よし、雨の音が止まった。気温がガクッと落ちた。寒いよ。外に出てみんなの様子を見よう。
昨日の夜は今までで一番寒かった。葉っぱにもお金の箱にも木にも霜が降りてる。凍えそう。
凍りそうだった。早く帰りたい。
外で飛行機の椅子が凍ってる光景なんて信じられる?
みじめ。おなかすいた。二度目はもう無理かも。
私たちが寒いなら赤チームも超苦しんでるはず。
完全に水びたしだ。たき火の場所が⋯。昨日は暑かったのにどうなってんだよ。
雨でチャレンジは過酷さを増し⋯。
自由だ~!
赤チームから6人。
ミスタービースト。もうキャンプなんてこりごりよ。
青チームから2人⋯。
頑張ってね。
脱落した。嵐のせいで缶詰のことはみんな忘れてしまったかな?
報酬の日。50缶残したから勝ちたいよ。
チャレンジに勝ったかどうか今夜には分かるわ。みんなアレを食べたくてたまらない。
今日は何をするんだ?
陶芸でもしようか。
負けちゃったら赤チームには最悪の日。
袋確保。
やあ、みんな。わあ、ずいぶん減ったね。未開封の缶を。
どうぞ。
オーケー、ありがとう。無線だよ。回収したら結果を伝える。
よし、プロたちの様子はどうだ? いいね。おっと、まだ埋まってるの? おお。パトリック、運ぶの手伝って。力持ちだろ?
オーケー、どうぞ。
青チーム、赤チームに何かメッセージは?
なるほど。缶詰をいくつ食った?
知りたいよねえ。
ええ、そりゃまあ。
勝てる気でいるみたいよ。
知りたいから聞いてるんだよ。
おなかすいてイライラしてるのね。
赤チーム、青チーム。缶詰チャレンジの結果発表だ。俺の前には袋が2つ。まずは青チームの結果を見てみよう。青チーム、缶詰は⋯。
マジで腹が減った。あの缶詰、食いたいな。あそこに缶詰が50個。ヤバいな。
50個残ってた。落ちたけど50だ。そして赤チーム、いくつかな。こちらも50個返してくれた。つまり、どちらも報酬は得られない。
そんな~。びっくり。発煙筒。いや、マジで発煙筒。
青チームは平気そう。でも赤チームは結果にだいぶ腹立ててるっぽい。
ウソだろ!
結果発表直後に3人が脱落だ。
すごかった~。
崩壊寸前だ。行こう。一体どうしたの? 点火しちゃう?
子どもの所に戻る。
うわー、5人も。缶詰を食べなかったこと後悔してる?
ああ。
今日のはきつかった。青チームの士気は一気に下がったよ。今夜は発煙筒がたかれるかもしれない。
みんなのこと大好きだけど、僕は帰るよ。
暗い空気になった。
今朝の青チームの士気はだいぶ低めだよ。昨日3人消えた。眠れてないしおなかもすいた。食べ物にはだいぶ苦労してる。ずーっとおなかが空いてる。
セスが励ましの演奏をしたけど、ご機嫌斜めの者たちも。
あれを聞くなら股間を蹴られるほうがマシだな。
まだ何週間も続くかも。妻と娘を待たせてる。
パトリックとマリクが今、がっつりハグしてる。脱落するなんて話じゃないことを祈るわ。
寂しくなる。ったく⋯。
みんな、俺も出てくよ。
君の存在はデカかった。
そうだな。頑丈なシェルターの作り方を教えたり、みんなのために精一杯やった。青チームが勝つ。仕事に戻るよ。別れはつらいけど仕事が第一だ。
大好きよ。究極のサバイバリストね。
セスが脱落した。多くを教わったわ。みんな口にしたがらないけど、これが現実。去っていく人がたくさんいる。向こうの状況が分からないのもつらい。
日に日に体重が減ってる。体が限界を迎える日はもうそう遠くない。
手持ちの米だけじゃ足りないから、今はこうして運試ししてるんだ。
体中ボロボロで腰も痛めちゃったし、もう最悪。
帰るの?
ええ、じゃあね。
安らかにな。ずっと忘れない。
死んだわけ?
彼女の豆はもらうね。
いったな! 脱落者が増えてよかった。だって⋯チャリンチャリン。一人去るたび⋯取り分は増える。
人数が減り、赤チームのメンバーには責任が増えていた。
証明したいことが俺たちにはある。頑張り時だな。
ブリタニーが抜けて俺がシェフを引き継いだ。女子チームも手伝ってくれてるし、いい感じだよ。これならやっていけそうだ。自分で思っていた以上にできることはたくさんある。
今日は俺の誕生日だから視聴者プレゼントを企画した。車でもバカンスでも家賃の支払いでもいい。チャンネル登録して欲しいものをコメントして。30日間のうちに当選者が決まるぞ。
嵐が来そう。たくさん脱落者が出るかも。
ここが「民泊ビースト」の入り口。風を遮るんだ。
雨が強くなってきた。耐えられるか?
しっかり耐えられると思うよ。
降ってきたからドアを補強しよう。隙間を埋めるためにヒイラギを全部使う。
俺が去ったあと、激しい雨が何時間にもわたって降り続けた。
もう5時間くらい雨が降ってる。靴も靴下も服もびしょぬれ。寝床もだよ。小屋が浸水してる。防水じゃなかったのか。タープの下に避難しに行く。
ここは豆と米しか置けないの。
それじゃ泊まらせてくれないってこと? ここが唯一のシェルターだから。
分かった。もういい。唯一のタープを独占して誰にも使わせてくれない。タープの下に立つことも許されないの? そんなのおかしい。
あのタープを設置したのは俺たちがあそこで⋯。
みんなのシェルターでしょ。
いや、豆と米を守るためだ。
みんなのシェルターだったはずよ。
なあ、よく聞いてくれ。彼らが今、中を片付けて、人が入れるように整理してるから。
でも、みんなのシェルターなのに。
みんな限界が近いはず。キャンプは水浸し。早く止んでほしい。赤チームも苦労してるかな。
水を補充してテントで本を読んで昼寝する。こういう日は楽勝だ。つなぎの日って感じ。
赤チームがのんびり過ごす中、14日目のチャレンジでまたも流れが変わることになる。
みんな集まって。箱の周りに集合! 青チーム、元気? いいねえ。
両チームの前に同じ箱を用意した。中には生き残るために必要なアイテムが入っている。両チームとも受け取らなければ次の箱が開き、先にボタンを押したチームがアイテムをゲットする。ボタンを押さなかったチームはアイテムなし。ルールは分かった?
ええ。
マジド、タレク、1つ目を開けて。箱その1。釣り道具だ。
あの川に魚はいない。釣れっこないわ。あってもムダ。
これはパス?
パスね。
押す人いない?
いたらタックルして止める。
いいんだな?
いいよ。
最初の箱はスルー。タレク、次の箱を開けて。鉄鍋とフライパンだ。
鉄鍋か。シェフ、どう思う?
もう全部揃ってる。
こっちで取っちゃっていいかも。
いいか、相手チームに渡ればそれまでだぞ。両チームが全て拒否した場合、両チームとも全てを手に入れる。
全部ゲットする。押さないで。5個全部もらおうぜ。向こうにも渡るけど。
さあ、どうする?
スルーで。
スルー? 2つ目もスルーだ。
バカげてる。もう何もいらないよ。
3つ目を開けて。フィースタブルズのチョコだ。
フィースタブルズだ。おい、見ろよ。これはちょっと残酷すぎる。ピーナッツバターだ。ピーナッツバターとチョコか⋯。マジでよだれが出そうだ。
ボタンを押されたら相手に取られちゃうぞ。
ダメよ、カルロス。手を下げて。
お願い、押して。
いや、ダメよ。
3、2、1。そこまで。今のはきつかったな。さあ4つ目は、建築資材だ。
ダメダメ。
いいシェルターが作れる。
もう十分よ! 余裕でパスだね。
ここまで両チームとも全ての箱を見送った。次はよく考えるべきだな。どちらもボタンを押さなければ全て手に入る。でも相手がボタンを押せば何ももらえないぞ。
あっちは押さないわ。
押すかもよ。
ホントに? 根拠は?
押さなきゃ優位に立てない。
確かに。わざわざ全部のアイテムを渡そうとはしないはず。だからこっちも向こうに必要なものは与えちゃダメ。
ねえ、押したらダメ?
ダメよ! まずは中を見ないと。お互いゲットできればいいじゃない。
向こうはそれを望まないさ。ボタンを押そう。
俺も同意。奪おうとするはずだ。
いいじゃない。こっちは事足りてるんだから。
相手に有利に働くかも。だから次はボタンを押すべきだよ。
タレク、最後の箱を開けて。全員分のステーキにジャーキー、調味料だ。
ちょっとウソでしょ!
ボタンを押そう。
待て待て待て待て。ダメ! 押さないの?
おい⋯。まさか⋯。押しちゃったの?
速攻決めたぞ。ボタンを押した。
ええ?
青チームがボタンを押した。
マジかよ?
何してんのよ。
つまり君達は⋯収穫なし。
誰も度胸がなかった。
みんなで相談したからよ。みんなして「まだ押すな」って。
もうやってらんない⋯。
パトリックはチームを優位にしたけど、仲間を無視したことで亀裂が生まれた。
私の話聞いてた? ベジタリアンなのよ。
そんなの知るかよ。
チャレンジに負けた赤チームは⋯。
負けるのって最悪。ボタンを押された。
意見を無視された人は⋯。
今夜は大勢脱落するわよ。
とっとと出てけよ。
赤チームも青チームも脱落者が出た。でも青チームにとっては、初めて物資の面で優位に立てた瞬間だ。こうして2週間以上ぶりに、彼らは最高の時間を過ごした。
今すぐステーキ食べたい人?
ホントおいしそう。
クリスマスより感謝祭よりいいわ。
おいしい。
タンパク質で元気出た。
波に乗ってきたわね。
赤チームには不満が残っていた。
鍋が欲しかった!
あれがあればね。
だから「私を信じて」って言ったのに。
食べ物にすすが混ざってるのは、あの時ボタンを押さなかったせいだ。思い出してもムカつくよ。
肉がなくなると、青チームには問題が生まれた。つまりはお金。
人付き合いは苦手だし、お金が欲しいだけ。たくさん脱落して金額も上がった。
脱落者が増えるたび、賞金25万ドルの1人あたりの取り分は上がる。正確な金額は知ることができないけどね。
でも間違いなく、かなりの大金が手に入る。数千ドルよ。
トリンは取り分を増やす計画を練った。
いつかここを出られるの?
トリンさ、あれマジでイラつくんだけど。
ミスタービーストの動画に出演したぞー!
生き残ること自体が、結局一番難しいんじゃないかな。
タープを取るなんて自己中だよ!
私は取ってない。ソニーは?
じゃあそのタープを使って、みんなのシェルターでも…
それって今使ってる、誰かが作ったシェルターを…
マジでイカれてる。信じらんない。
あんたが私のこと…
そうやって人の話遮ってればいい。
俺のキャリアは、良いエネルギーと良い雰囲気で支えられてる。仲間のために笑わせたり、バク転したり、やれることはやってきた。
みんな、ごめん。
誰かが発煙筒上げたな。叫び声と拍手が聞こえた。
叫びながら拍手してた。
脱落したね。
あっちはもうそろそろ解散だろ。ステーキがピークだったけど、もうないし。俺たち、きっと勝てる。
サツマイモ食べたい。
お昼食べたでしょ。みんなはまだよ。
お腹すいたら食べる。あんたはもちろん、他の誰にも説明する必要ない。
チームプレーを知らない人なのね。
最後にちょっとした毒も味わえたからね。これで心置きなくここから出られるよ。
あいつ好きじゃない。
対して赤チームは仲が良かった。
みんなで協力すればまだ勝てる。きっとまだ勝てるよ。青チームに勝てるって、きっとね。
ありがとう。
いいえ。
やったぞ。
マジ!
泣きそう。
チームとして協力しないと。みんな戦う覚悟がある。勝利を目指してるんだ。マジで強いチームだよ。
青チームの考えは違ったようだ。
パトリックみたいな脱落者が次々出ても仕方ない。
彼女が食料食べてもいいわよね?
俺は聞いてない。
昨日みんなで食料のこと話したばっかりじゃん。
聞いてないよ。参加してない。
ただ勝ちたいだけなのに、このままじゃ後味が悪いまま終わりそうだ。残念だけど、恨み言は言いたくない。
ごめん、ジョエル。
彼らがいなくなってホント良かった。
今聞こえた? 青チームの歓声みたいなの聞こえた。
人数少なそうだったな。
私もそう思った。
2人脱落?
もう一生出られない気分。そうじゃないのは分かってる。発煙筒は使わない。負けたくない。絶対勝つ。いつ、どうやってかは分かんないけど必ず勝つの。
人数が減れば減るほど、勝つ可能性は低くなる。かなりきつい。だんだん楽になってきたかと思ったけど、違った。
青チームがバラバラになる一方、赤チームはまとまり、生き残るだけじゃなく楽しんでいた。
リラックスタイムだ。川遊びに行ってくるよ。
ツラい時でも楽しめないとね。
あんたマジでウソつきだ。ホント信じらんない。
そっちこそサイアク。
ちょっとおかしいんじゃない…
私に喋らせて! あんた、何も役に立ってないじゃん。味のしない料理しか作ってない。正直ひっどい料理、ガチで。悪いけど言わせてもらった。
大丈夫?
全然ダメ。
散歩でもどう?
ええ。
これってただのイジメじゃない。
何か釣れたかな?
大きそうね。すごいじゃん!
ごめん。
チームみんなできれいにして、調理を始めたよ。
すごーい!
ただのいじめっ子よ。
意地悪よね。
今日で帰りたい。ミスタービーストのチャレンジには勝てなかったけど…かなり長いこと頑張った。
フォークいる?
ホントおいしい。
おいしい!
マジ?
とっても。
いい環境なら穏やかでいられる。でもここじゃ穏やかになんて無理。
解放して!
荒野を1人生き抜く訓練を受けていたとしても、グループで生き残れるわけじゃない。
魚ゲット! やったー!
今のところ5日間連続して脱落者が出てない。
アメリアが脱落した。トリンはすごく自己中だと思う。赤チームに1人差で負けるかもしれないのに、喜んだりして。自分も賞金もらえなくなるのに。
人数がかなり減っちゃった。最初は50人のサバイバーがいたのにね。明日がチャレンジデーか脱出デーだといいんだけど。何かないと。
20日目だ! どうしてるかな?
おー! 赤チーム! どうなってんだ? やあ、みんな。チャレンジやる?
やるー!
これは何だと思う?
救助が来る場所?
これは赤陣営の地図だ。ここにフレアガンもある。敵陣営の中でこのガンを隠したい場所を決めるんだ。
先にガンを見つけて発射したら、この動画は終了になる。今日終わらせてもいいし、5日後でも10日後でもいつでもいい。相手チームはコントロールできない。
鳥肌ものね。
ガンを撃ったとしても負けるかも。それは覚えといて。
向こうが2週間持ってたら?
あっちのほうが病んじゃうわよ。
境界線を回るんじゃないかな。
じゃあ違うとこ。いっぱい動かしてカロリーをたくさん消費させる。
なら遠い場所になるだろ。
よっしゃ。
よし、ここだ。いいか。よし、書くぞ。ここだな。
地図に印をつけた場所だ。フレアガンはここ。見つけられるかな。先に見つけたチームがこの動画を終了させられる。
準備はいい? 3、2、1! 目隠しを外して頑張れ! さあ行け、さあ行け! さあ探せ!
マジかよ。
赤チーム、作戦はあるの? 作戦は?
見えない!
何か作戦はあるの?
ちゃんとみんなで考えた。
手分けしようって相談したってこと?
私は森のずっと奥のほうを探す。
みんな、ちょっと待って。行く前に待って!
目隠し中に作戦立てなかったの? ひどいな。
待って。
赤チームひどい。
作戦立ててる。フレアガンを見つけるって決意を感じるよ。
私は一番遠い端へ。埠頭のほうへ行って。私は反対側。
フレアガンを探せ!
水汲んでおかなきゃ。
汲んでる間に青チームが見つけたら?
ゆっくりやるのは別にいい。青チームはまだ全然だ。
今、境界線の近くにいるわ。
俺はすぐ下。
私はこの辺りで探す。絶対見つける、絶対に。
ああ。
かなり奥まで来た。チームメンバーだ。誰もあの奥には行ってない。みんな右へ行った。
君がそっちなら俺はこっちだ。
俺は桟橋のほうへ向かう。ここなら見通せるから探しやすい。
内側を見るの。絶対にフレアガンを見つけたい。フレアガン探しに全力を注いでる。
カメラマンがついてこないから、こっちじゃないのかもしれない。でもフレアガンを見つけたい。
この辺り全体が見渡せるんだけど、なさそうね。
何か見えた?
ここにはない。
こっちもだ。あっち行ってみる。
見えた!
それホント?
冗談。
ああもう。ほぼ全部見たよ。あれば見つかってる。
待って。あれ何?
見つかった。
みんな見つけた? サイレンが鳴ってる。
うちのチームかも。見つかったのかな。
挑戦者たちは仲間を失いながら20日過ごしてきた。
解放して。
去るのが嬉しいわけない。
限界まで追い込んできたのも、すべて…
あれ雷?
雨だ。
この瞬間のためだ。
見つけた! あったよ。あったあったあった。テイラーが見つけた! ゲット!
あった!
そう。
あった!
先を越されたわ。
赤は何人残ってる?
9人!
できれば勝ったも同然って思ってほしい。
フレアガンを撃っても、こっちが多ければ。
向こうの方が多いかも。
あり得るけど違うと思う。
明日まで待ってみたら?
もう20日も待ったよ。
フレアガン! フレアガン!
20日が経ち、ついにこの瞬間が来た。人数の多いほうが賞金獲得。
3、2、1。目隠しを外して!
そう、青チームは11人で、赤チームは9人だった。青チームが25万ドルを獲得だ!
すごいな。大騒ぎだ!
悔しいけど、よく分かんない。彼らはサバイバルのプロだし、ここまでやれて嬉しい。
ここで過ごしたお礼として1人4000ドルだ。手ぶらで帰しはしない。
1人につき2万2000ドルを持ち帰ってもらう。
スキルや豊富な物資よりも、結局一番大事なのは協力することだ。見てくれてありがとう。登録して!
記事公開
