吉村洋文と石丸伸二が語る「政治屋の一掃」と副首都構想、そして福岡市長選
楽待 RAKUMACHIジャーナリストの須田慎一郎が、大阪・長堀橋にある日本維新の会本部を訪ねた。相手は維新代表で大阪府知事の吉村洋文と、福岡に拠点を移してネットメディアの九州支局長を務める前安芸高田市長の石丸伸二である。対談では、不祥事に揺れる福岡県議会、沖縄県知事選とメディアの変化、副首都構想、議員定数削減、維新の入閣、規制改革、そして高島宗一郎市長の退任で行われる福岡市長選までが話題になった。全体を通して二人が強調したのは、政治家であり続けること自体を目的にせず、必要だが反発の大きい改革に踏み込むべきだという考え方である。
福岡に移った石丸伸二と、統一地方選への視線
石丸の肩書きは、東京に本拠を置くネットメディアの九州支局長だ。福岡にスタジオを構え、九州の情報を域内で共有しながら全国に発信する取り組みだという。支局はほかにもあり、最近は新潟にもできた。実際に住んでみると東京との違いは大きく、東京にはいない人材が福岡・九州にはたくさんいると感じていると石丸は語った。
須田はさっそく、来年の統一地方選挙を意識した移住ではないかと切り込んだ。石丸は「可能性は排除できない」としながらも、その意識はないと答え、あくまでメディアとして九州を、そして九州から日本を盛り上げたいのだと説明した。
維新の福岡県議会への挑戦と「政治屋の一掃」
日本維新の会は、不祥事に揺れる福岡県議会の選挙に相当数の候補者を立てると宣言している。吉村によれば、石丸が掲げた「政治屋の一掃」という言葉には強く共感しており、いつか東京でやってほしいとさえ思っていたという。いまの福岡県議会を見ると、まさにその一掃が必要な状況だと吉村は言う。これまでは高島市長の改革や街づくりが目立っていたため議会の問題は見えにくかったが、それが表に出てきて「これはおかしいのではないか」と感じるようになった。
吉村は大学時代、18歳から23歳までの5年間を福岡で過ごした。福岡が大好きで、人は優しく、食べ物はおいしく、固有の文化と個性があり、副首都を目指してほしいとも考えている。だからこそ議会の現状に腹が立つのだという。
須田は、石丸と維新には共通点があると指摘した。空気を読まず、攻撃的で、「足して二で割る」ような政治屋らしさがない。吉村は「僕は似てると思う」と応じ、「ちょっと嫌われるしね」と付け加えた。イデオロギーや政策面ではなく、キャラクターと嫌われやすさが似ているという話になり、須田は今後の共闘もありうるのではないかと水を向けた。
沖縄県知事選の結果をどう見るか
続いて話題は沖縄県知事選に移った。須田は、辺野古移設に強く反対してきた勢力から容認の立場へと県政が切り替わったことを、民意の大きな変化と位置づけた。
石丸はまず、選挙結果は民意の表れであり、自分の立場から是非を言うものではないと断ったうえで、メディアの取り上げ方が変わったように感じると述べた。これまでの選挙では基地問題への強いスタンスが報じられてきたが、今回はそこにあまり焦点が向けられず、それが結果につながったのではないかという見立てである。須田が、県として打つ手がなくなったからなのか、それとも3月に起きた辺野古での船の転覆事故のためなのかと尋ねると、石丸は事故の影響はあると答えた。問題は依然として解決しておらず、まだ説明されるべきだと考えており、地元に限らずメディアの姿勢が選挙に何らかの影響を与えた印象があるという。
候補者の応援で何度か沖縄に入った吉村は、報道の中身と県民の実際の思いには隔たりがあると現場で感じたと語る。転覆事故については、ずさんなやり方で女子高校生が命を落としたことは許せないとし、当時から批判してきた。そのうえで、事故後の記者会見でも頭を下げず、謝り方にも誠意が感じられなかったことの方がもっとおかしいと述べた。基地問題について県民は複雑な思いを抱えているが、運動をしているいわゆる左派の人々が県民の代表のように見られていることについて、「こういう思想の人たちと一緒にやっているわけではない」と感じた県民も多かったのではないか、というのが吉村の見方である。
吉村がもう一つ挙げたのは経済だ。沖縄の県民所得は47都道府県で最下位が続き、子どもの貧困率は全国平均の約2倍だという。安全保障も大事だが、経済を活性化して給料を上げることに目を向けてくれる知事を選びたいという県民の思いが、選挙戦の中で右肩上がりに高まっていったのではないかと吉村は振り返った。
情報空間の独占が崩れた、と須田は見る
石丸は逆に須田に問いかけた。沖縄に限らず、日本全体で左派・リベラルが調子を崩しているのではないか。理想は分かるが、県民所得のような実生活をなんとかしてほしいという方向に人々の意識が寄っているのではないか、と。
須田は二つの要因を挙げた。一つは、新聞・テレビによる情報発信の独占が崩れたことだ。報道されないことは世の中に存在しないかのようになっていたが、SNSやYouTubeの登場で対論が出てきて、有権者が初めてどちらが正しいかを選べる環境が生まれたと須田は言う。沖縄ではそれが特に顕著だったと須田は語る。コンビニで新聞を買おうとしても琉球新報と沖縄タイムスしかなく、日経新聞は現地印刷で当日付けがあるものの、本土の新聞は1日遅れで届く。情報空間が完全に独占されていたところにSNSとYouTubeの流れが来た。そこで地元メディアが「情報発信の9割が本土から」と被害者意識を示したことに対し、須田は「あなた方がやってこなかったからだ」と反論したいという。もう一つの要因は経済問題で、働いても生活が良くならない。国民民主党が「手取りを増やす」で一時伸びたのも、生活の苦しさの表れだと須田は見ている。
石丸は「オールドメディア」という表現は好きではないと述べた。ネットメディアは新しく出てきたが、既存メディアが古くて終わっていく存在だとは思わない。むしろ強かったのであり、これからどうなるかは本人たち次第で、民主主義のために光であり続けてほしいという。ただ潮目が変わったことは認め、従来の報道のあり方では世論は作れなくなり、もっと自由に、ネガティブに言えば混沌としてきているとも感じている。だからこそ政治の情報を紹介する立場の人間は気をつけなければならない、と石丸は語った。
記者会見は「質問がなくなるまで」
須田が、維新は結党以来メディアと戦ってきたように見えると振ると、吉村は橋下徹の時代からメディアとぶつかり合ってきたと認めた。ただ、それは悪いことではないという。維新は会見で質問をすべて受け、質問がなくなるまで続けることを今も続けている。腹が立つことも多いが、その向こうにいる有権者が情報を受け取って判断するのだから、メディアの役割は大事だと吉村は話す。
石丸も長時間の会見を続けてきた理由を「吉村さんと全く一緒」と答えた。都合が悪くなったから、面倒だからと打ち切るようなら政治に関わってはいけないと考えていた。メディアは変わったかと問われると、思い込みかもしれないと前置きしつつ、自分が関わったメディアについては「180度ではないが、23度ぐらい」は、公平中立さやスピード感、報じない自由の使い方といった点であるべき姿に近づいたと感じているという。
須田は、自身が新卒で受けたこともある中国新聞を例に出した。日本最大級のブロック紙で、地元で絶対的な自信と影響力を持っていた中国新聞と石丸がやり合う姿を「すごいな」と見ていたという。石丸は、やりたかったのではなく、誰もやらないなら誰かがやらなければならないと思っただけで、返す刀もあり、しんどかったと振り返った。
吉村も、質問がなくなるまでの会見は本当に大変だと語り、あるフリージャーナリストの例を挙げた。国民民主党の会見に出入り禁止になったから来たと言って、兵庫県の斎藤元彦知事や国民民主党の玉木雄一郎代表に関する質問を吉村にぶつけてくる。本人たちに聞いてくれと思うこともあるという。それでもメディアがあり、その裏に知る権利があるのは民主主義として健全だと吉村は言う。今は発信者側にもYouTubeやSNSという反論の手段があり、言論空間は広がっていると評価した。
「税金をパクパク」――福岡県議会への批判
福岡県議会の問題について、吉村の率直な印象は「こんなことまだやってんの」だった。県民の税金を「パクパクむしゃむしゃ食っているように見える」と吉村は言う。県議の吉松氏が、議長になるのに2000万円が必要だと告発した件については、受け取った側は否定しているとしつつ、古い議会だと感じたという。
吉村がさらにおかしいと直感したのが海外視察だ。3年で23回、4年連続でハワイ、パリにも行っている。その後もタイタニックのポーズをとっていた、ネクタイを頭に巻いて踊っていたといった話が次々と出てきた。それが県民のためにどれだけなっているのかの説明はなく、円安で県民が簡単に海外に行けない中、その人たちの税金で行っている。維新が報酬3割削減や退職金をめぐる改革など「身を切る改革」を続けているのは、税金で成り立っていることへの意識からだと吉村は強調した。
さらに、議員が匿名の「裏アカウント」で吉村を批判していたことも明らかになった。吉村は「福岡は副首都になれないのではないか」と問題提起をしたのであり、それは副首都になってほしいからこその発言だったという。昔の武士は名を名乗ってから戦ったのに、議員が別アカウントで文句を言うのは「ダサい」と吉村は切り捨てた。
機能しない二元代表制と地元メディアの責任
福岡に住む石丸は、蔵内元県議会議長が「海外旅行はこれからもやる」と言い間違えた件に触れ、本気でそう思っているのではと疑いたくなるほどで、ギャグに見えたと語った。県議会は二元代表制において執行部を監視する役割を持つが、これでは監視できていないのではないかという。
石丸がもう一つ問題にしたのは地元メディアだ。半年ほど前から急に「県議会のドン」といった表現が報道に現れ、自分たちが悪を倒すというような姿勢になったと石丸は感じている。しかし、それはみんなが昔から知っていた話であり、むしろ5年、10年、もっと長い期間見逃してきたのではないか。今回の報道で何か表彰を受けたとも聞くが、功績を誇るよりもこれまでの不届きを恥じるべきではないか、というのが「メディアに厳しい」石丸の意見である。
須田は、議長が好き勝手できたのはそれに予算をつけてきた知事がいたからでもあり、二元代表制はまったく機能していなかったと指摘した。石丸も、その関係だけを見ると持ちつ持たれつだったのではないかと受け止めている。
大阪の二元代表制は機能しているのか
では大阪はどうか。吉村は「全然機能している」と答えた。そもそも大阪維新の会は、大阪で二元代表制が機能していなかったから生まれたのだという。橋下が知事になって改革しようとしたとき、予算や条例の承認権限を持つ議会が古いままでは改革が進まないことに気づいた。そこで議会ごと改革派に変えようとしたのが出発点で、吉村自身も2011年に民間から加わった。改革を進めるには知事と議会が車の両輪として変わる必要があり、府民・市民の支持でそれを実行できたと吉村は語る。同時に、自分たちが古い勢力のようになってはいけないとも述べた。知事や市長がすべてを見ることはできないので、維新の議員が役所のおかしな点を指摘するなど監視の役割も果たしているという。
石丸は「少し意地悪な見方」と断ったうえで、年明けの出直しダブル選挙の際に府議会・市議会が止めようとしたことを挙げ、それぞれの立場で意思表明をする組織として機能していると思ったと述べた。須田も、来年に統一地方選があるのになぜ今やるのかとブレーキをかけようとしたのは、まさに二元代表制の機能だと見る。
吉村は、政治家は何のために政治をしているのかと常に考えているという。道のないところに道を作るのが政治家の仕事で、単に政治家であり続けるだけなら意味がない。副首都法案に挑戦するチャンスが少しでもあるなら動くべきで、否決される可能性が高いと言われても物事を動かすのが政治の役割だと語った。高島市長が同じ政治を続けても意味がないとして退任を決めたことにも触れ、何もせず問題提起もしなければ人気を保って選挙にも通りやすいかもしれないが、賛否のある必要なことを提起して道を開くのが政治家の役割だという。「暴走」と思われることについては異を唱えたいとした。
石丸は副首都構想に「めちゃくちゃ期待」
副首都構想について問われた石丸は、一言で「めちゃくちゃ期待している」と答えた。銀行員でアナリストをしていた10〜20年前から、都道府県ではなく道州制くらいのブロックにした方がいいと考えていたという。しかし都道府県を廃止すれば首長と議員がすべていなくなるため、誰も賛成せず、自分が生きている間には無理だろうとも見ていた。そこで地方に核を作っていく副首都は、自身が東京都知事選で訴えた「多極分散」「多極成長」につながる手であり、いわば「第3の道」だと石丸は評価する。
結局は大阪に副首都を持ってくるための構想ではないか、という須田の意地悪な見方に対しても、石丸はそうは見ていないと答えた。吉村が以前から言っているように、条件を満たせばどこでもなれる仕組みになっており、福岡も県と北九州市・福岡市の連携協約によって可能だと理解しているため、その批判はバイアスのかかった表現だと受け止めるという。吉村は、そうした批判は野党もメディアも言っていて耳には入るが、日本の成長に資するという信念でやっているので大したことではないと述べた。
吉村が描く副首都――バックアップと経済の二本柱
吉村の構想の出発点は東京一極集中のリスクだ。東京の力をそごうとは思っていないが、あまりに集中しているため、東京のリスクがそのまま日本のリスクになっている。それなのに当事者である日本人が意識していないと吉村は言う。根拠として吉村が挙げたのは、ケンブリッジ大学の研究機関による世界の都市リスク調査と、ドイツ・ミュンヘンの大手再保険会社の分析で、いずれも東京のリスクが最も高いとされているという。
副首都の柱の一つはバックアップだ。吉村は、これは省庁の移転ではないと強調した。首都圏が大きく被災したときに、こちらで省庁が稼働できるようにしておくという考え方である。民間ではすでにそれができているとし、東京証券取引所が機能しなくなった場合に大阪の取引所でバックアップする仕組みがあり、訓練もしている。NHKも大阪局でバックアップする体制がある。それなのに政府にはその仕組みがないのはおかしい、というのが吉村の主張だ。
もう一つの柱が経済である。一極集中の東京と並ぶような経済圏を日本に複数作る。アメリカは州ごとに税の仕組みが違い、ドイツも連邦制だ。吉村は自らを道州制論者だとし、副首都に独自の税や規制緩和、インフラ強化ができる仕組みを持たせ、そこが日本の成長を引っ張る姿を思い描いていると語った。
福岡もその有力な候補だと吉村は言う。九州の中心にあり、九州は人口やGDPで見ればヨーロッパの一国に匹敵するのに、北海道と同じ全国一律の仕組みで運営されているのはおかしいという。九州で生まれた子どもが夢を地元で叶えられるようにしなければ、若者はみな東京に行ってしまい、人口減少社会では最後は先細りしかない。福岡を核に、九州単位で経済的にやりたいことができる仕組みを作るべきだと吉村は主張した。
「根詰まりした観葉植物」――石丸の東京一極集中論
石丸は吉村の構想と「かなり重なる」と答えた。特にバックアップの観点では、地震を想定した場合、大阪よりも福岡の方に優位性があるのではないかと見る。成長拠点としては福岡も大阪も十分になりうるという。
ただ石丸はさらに踏み込み、ゆくゆくは省庁の移転も考えた方がいいと述べた。バックアップだけではメインとサブに分かれ、結局みんなメインにいたがる。大企業の本社も同じで、自身が勤めたメガバンクも3行すべてが丸の内周辺に集中している。何かあったときに危ないし、関西発祥の銀行なら大阪に戻って西でビジネスを展開する方がいいのではないかという。金融はそう簡単ではないとしつつ、北海道だけで市場を作って支配しているドラッグストア企業の例も挙げ、それぞれの地域で活動するために省庁の機能も徐々に移すのはありだと語った。
石丸は観葉植物にたとえた。家の中で育てていると根がぎちぎちになり、成長しなくなる時が来る。今の東京はそれではないか。株分けして土を入れ替え水をやれば東京自身もまた伸びるし、他の場所でも木が育てば最終的に大きな経済圏になり、国内に健全な競争が生まれる。それは東京を含めた日本のためになると石丸は言う。
なぜ副首都構想は反対されるのか
これほど理にかなっているように聞こえる構想に、なぜ維新しか取り組まず、他党は反対するのか。須田の問いに吉村は、日本の政治が中央集権の発想だからだと答えた。永田町が一番偉く、各党の本部もそこにある。国会議員は地方分権を口では言うが、吉村から見れば村おこし・街おこし程度の政策にとどまり、規制や税といった本質には手を付けない。吉村は自立する個人、自立する地域、自立する国家が好きだといい、地方にはもっと力があると考えている。
維新は大阪で生まれ、大阪に本部を置き、身を切る改革を続けている。吉村は自分たちが座る応接セットを指し、隣はパイプ椅子だと笑った。地方から生まれた政党だから地方分権の感覚が染みついており、提案もできるという。しかし与党として法案を進めようとすると、永田町は政局で動く。本当に日本のことを考えればどの政党でも大事なはずの話が、「維新が言うから」「吉村が嫌だから」「大阪から偉そうに言うな」という空気で潰されると吉村は語り、自分の人間性に問題があったと自嘲してみせた。自民党の中にも高市総理を引きずり下ろそうとする動きが見え隠れすると述べ、永田町は難しいところだと語った。
議員定数削減と国会の慣習
議員定数削減について石丸は、強く反対はしないと述べた。国際比較の数字から見て日本の国会議員が多すぎるとはあまり思っていないが、質を高めるために削減してみることには賛成するという。須田は、自民党議員の多くが嫌がる政治的コストの高い政策をわざわざぶち込むのはさすがだと評した。吉村は「高市政権をぶっ壊そうと思っているだけ」と冗談を言ったうえで、高市政権は公明党が離れた後に生まれ、26年間の自公政権でできなかったことをやるためにあると説明した。自民党内に何を言われても、高市総理には信念を突き抜けてほしく、維新はそのアクセル役になりたいのだという。
須田は国会改革にも話を広げた。国会運営は慣例に縛られ、日程は全会一致が前提とされ、委員長職権で進めれば少数意見の無視だと野党が反発し、強行採決のイメージを恐れた与党が折れる。総理が全閣僚出席の委員会に呼ばれ、NHKが中継するのも野党の見せ場作りではないかと須田は言う。定数削減は支持する有権者が多いが、通常の手順では実現しない。唯一の手は衆議院での再可決で、それをやればこれまでの国会運営の慣習をすべて壊すことになるが、須田は壊すべきだと考えている。
石丸は一度壊してみるのは興味深いチャレンジだとしつつ、別の懸念を口にした。定数削減を取り下げさせるために、野党が副首都法案を人質にとっているのではないか。そうだとすればコストが大きすぎ、定数削減より副首都の方が明らかに日本の役に立つという。
吉村によれば、副首都関連法案はすでに成立している。一方、定数削減法案は野党が潰そうとしている。定数削減は自民と維新の連立合意であり公約でもあるのに、国会では審議の順番をめぐる日程闘争に使われる。「定数削減を先にやるなら皇室典範の審議はやらない」といった具合で、皇室典範の改正を通したい議員は自民党にも多く、維新も当然通したい。吉村は、野党が来ないなら来ないで審議を進めればいいとの考えだった。須田は、定数削減を次の国会に回すなら副首都法案の審議には協力するという取引で、二つがワンセットで動いたと指摘し、吉村も野党側が当初そう言っていたと認めた。そのうえで吉村は、定数削減を取り下げたわけではなく、この臨時国会でやり切りたいと述べた。法案が日本にとってプラスかどうかではなく、別の論理で物事が進んでいることに須田は不満を示した。
須田が石丸に維新と組んで政治をぶち壊すほどの動きを期待すると、石丸は自分が加われば不協和音にしかならないと返した。須田は、維新ももともと不協和音で、公明党の方がおとなしかったのだと笑った。
維新の初入閣はなぜ「調整型」だったのか
石丸は、維新初の入閣で、馬場伸幸や藤田文武のような攻撃的な人物ではなく、調整型とされる中司氏が選ばれた狙いを尋ねた。吉村は、候補者はみな経験豊富で突破力もあるが、最終的に人事を決めるのは総理だと答えた。中司氏は調整力があり、自民党からも維新からも信頼が厚いという。
吉村は入閣までの経緯も明かした。連立当初は内閣に入っていなかった。入るべきだと主張したのは遠藤敬で、馬場や松井一郎は、自民党は老練な政党で経験のない維新がいきなり入閣するのは無理だと反対した。吉村は代表として、与党経験がない中で定数削減など党対党で進めるべき法案や議員立法が多く、入閣すれば戦力が分散すると判断し、当初は入閣を見送った。ただ、連立である以上、内閣に入って政策の責任を共有するのが本来の筋だとも考えていた。その後、約10カ月の経験を積み、さまざまな法案が通り、何より選挙で連立政権が国民の審判を受けたことが大きかったという。審判を経た以上は内閣に入るべきだと判断したが、副大臣や政務官も含めて誰も経験がない中でのスタートであり、まだゴールではないと吉村は強調した。
須田は、馬場と藤田が「身体検査」に引っかかったという噂について単刀直入に尋ねた。吉村は、調査はするものの引っかかったわけではないと思うと答え、総合的な判断で最後は総理が決めることであり、今後の内閣改造もあると述べた。
吉村は今回の改造内閣について、官僚出身者が多く、主要ポストを据え置いた「ディフェンシブな人事」だと評した。支持率が高い中での改造で、高市総理が政策を実行しやすい体制はすでに取れているからだという。一方で国会対策の人事からは、国会改革を進めたいという意志を強く感じたとした。須田が、馬場や藤田なら国会答弁で言わなくていいことを言ってしまうだろうと茶化すと、吉村は自分も含めて維新は「オフェンシブ」であり、藤田には喧嘩腰になるなと言っていると認めた。
臨時国会の争点
定数削減について吉村は、前の国会で出した1割削減の法案が継続審議になっており、どう審議するかは遠藤や村井が中心となって野党と協議すると説明した。代表としての意思は、この臨時国会中にやり切ることだ。会期が短いという須田の指摘には、以前から延長してでもやればいいと主張してきたと答え、きちんと結論を出すべきだと述べた。もう一つやり切りたいのは消費税減税だという。
これに対し石丸は、政治的コストが高いのだから、ここで無理をしなくてもいいのではないかと述べた。普段より攻撃的でないと須田に突っ込まれると、もっとやってほしいことがたくさんあるからだと答えた。
石丸が維新に求める規制改革
石丸が期待するのは、中司氏が担う規制改革である。自民党が苦手とする分野をどんどん議論に載せるのが維新の存在意義だと考えている。小さなところではライドシェアだ。石丸はタクシー業界の関係者が230万人いるという数字を挙げ、大事な団体であることは分かるが、恩恵を受ける国民の方がどう考えても多く、他国を見てもなぜまだ止まっているのかと疑問を呈した。
もう一つは、自身にとって思い出のある農政だ。日本の農業は国際競争力がほとんどなく、高い関税や直接支払い、補助金で守りすぎているというのが石丸の見方である。農家自体も減っている中で、競争を促して競争力を高めなければ日本はどうにもならなくなると訴えた。須田も、補助金や租税特別措置の見直しを「ばさばさやってほしい」と加えた。
吉村は、経済成長のための投資には賛成だとしつつ、効果がないものや業界団体への配慮で続いているものは切るべきだと応じた。担当は片山大臣だが、連立合意で「日本版DOGE」と呼ばれる仕組みを作っており、租税特別措置のような隠れ補助金を歳出改革で削っていくという。自民党は献金を受けて選挙をしているので、献金元に配慮するのは当然で、それによって規制が守られる。維新は献金を受けていないから、それができるというのが吉村の説明だ。
ライドシェアについて吉村は、万博の前から認めてほしいと訴えたが、出てきたのは「日本版ライドシェア」という意味不明なもので、壁の厚さを実感したと振り返った。そこで来年は副首都で進めればいいと考えている。全国一律では難しいことを副首都でできる法律にし、副首都整備計画では知事の意見を尊重しなければならないという立て付けにした。副首都でまず規制改革を行い、成功事例を増やせばいいとし、ライドシェアも大阪でやればいいという。
農業については北海道の鈴木直道知事との話を紹介した。広大な土地がある北海道で無人の自動運転トラクターを公道で走らせようとしたら認められなかったなど、規制が多いという。それを突破すれば北海道の農業の力が上がり、それは日本の農業の力、ひいては安全保障上重要な食料自給率の向上につながると吉村は語り、北海道の副首都化についても鈴木知事と話しているという。
全国レベルで中司氏に取り組んでほしいのは自動運転だと吉村は言う。タクシー業界はライドシェアには反対しているが、自動運転には反対していない。運転手の雇用を守ると言っていたはずなのに、雇用を必要としない自動運転は自分たちが率先してやるというのは論理として分かりにくいと吉村は首をかしげつつ、反対がないなら政治的コストは低いと見ている。万博でも技術の向上は示されており、ロボタクシーやバス、トラクター、ドローンによる配送など可能性は高いという。ただしタクシー会社だけにやらせては競争が生まれず料金も下がらないので、それ以外の事業者に参入させることが大事だと強調した。須田は二種免許の必要性にまで踏み込むべきだとし、戦後の規制には政官業の癒着の構図があると述べた。
「バッジ依存症」と政治家の引き際
須田は、橋下徹も松井一郎も、この業界で食べていこうとせず自らやめていったと指摘した。吉村も、政治の席にしがみつく「バッジ依存症」の政治家が多すぎると述べた。議員であり続けることが自己目的化すると、国や地域のためが二の次になる。定数削減も、かつて公約に掲げた政党が今は絶対に嫌だとなっている。維新はバッジに依存しない政党であり続けたいと吉村は語った。
石丸も政治家という仕事にこだわりはないと答えた。政治家になりたかったわけではなく、あくまで目的のための手段だという。高島市長が任期限りでの退任を自ら会見まで開いて表明したことについては、その潔さがこれからのスタンダードになってほしいと述べた。石丸は高島氏と対談したとき、本当は続けたい気持ちもにじんでいたと感じたという。市長を務めた自分にも職業としての愛着は分かるが、市のために長い目で見ればそれではいけないということもよく分かる。自ら区切りをつけたことは手本になると評価した。
話はそこから恋愛リアリティ番組に飛んだ。須田は高島市長に、市長をやめても恋愛リアリティ番組には出ない方がいいと言っておいたと冗談めかした。対談では、その番組を毎週見ていて応援しつつも「やめておけ」と思っていたという話も出て、石丸には政治の世界で頑張ってほしいという声が上がった。恋愛リアリティ番組と政治のどちらを取るかと聞かれた石丸は、悩むことなく政治であり、優先順位がまったく違うと答えた。
石丸伸二はどこへ向かうのか
石丸は、福岡移住には思惑があったのではないか、市長選や県議選に出るのではないかと言われることについて、今から過去を振り返るとそう見えるだけだと説明した。移住を決めた時点では、高島市長は続けると思っていたし、県議会の問題も表に出る前だった。因果関係も時間の流れも逆であり、純粋に九州支局長として情報を発信したいという思いで福岡に来たという。
政治家に戻りたいのか、自分に何が向いているのかを探しているのかと問われると、石丸は「両方」と答えた。政治に関わる仕事はこれからもやっていきたいが、安芸高田市長選に出たときから、自分が何に使えるのかを決め打ちせずに探し続けており、今も迷っているというより、どうすれば少しでも世の中の役に立てるかを考えている状態だという。
福岡市長選で共闘はあるか
ここで吉村が、視聴者がもやもやしていることとして逆に質問した。石丸が福岡に行ったときは県議会の問題もなく、高島市長も続けるだろうという状況だった。しかし状況は変わり、県議会は変えなければならず、石丸の言う政治屋の一掃が必要になった。そして副首都を目指す高島市長がけじめをつけて退任し、市長選が行われる。福岡市長選はどうするのか、と。
石丸は真面目に答えるとして「可能性はゼロではない」という認識を示した。吉村が即座に「応援します」と返すと、石丸は九州で攻勢をかける維新なら当然候補を立てるのではないかと思っていたと驚いてみせた。吉村は、石丸が出るなら応援しようと思っていると明言した。高島市長の改革を近くで見てきた世代であり、福岡に副首都をやってほしいという吉村の思いと近く、政治屋の一掃という考えも近いからだという。石丸が出るかどうか分からない中で、いい候補者がいれば維新として立てたいとしつつ、高島市長の改革を本気で継ぎ、熱量を持って副首都に取り組み、県議会改革にまで踏み込むような人がいれば応援したいと述べた。須田は、維新が石丸を推せば「ガラガラポンしすぎ」かもしれないと茶化した。
高市政権の評価と、若い世代への期待
最後に話題は高市政権に戻った。須田は、自公から自維へと連立の枠組みが変わったことで、高市総理の一番いいところが出てきたのではないかと見ている。政治屋の一掃や既得権益の打破、身を切る改革といった「青臭いこと」を言い続けてきた維新と組んだからこそ、ここまで進めたという見方だ。吉村もその通りだとしつつ、もっと先に進めばいいと述べた。
石丸は、最初の高市政権の時から大きな期待を持って見ていると答えた。維新が加わり、今回入閣もしたことの推進力としての意義は数以上に大きいと考えている。経済政策については気になった時期もあったが、「責任ある積極財政」も含めて市場はひとまず消化できたのではないかという。金利は上がっており住宅ローンが大変だという報道もあるが、短期から長期にかけてのイールドカーブを見る限り、市場がそれほど財政を懸念しているようには見えないと石丸は分析した。市場との対話をうまくこなし、成長戦略を維新の規制改革・制度改革とともに進めれば、うまくいくのではないかと見ているという。須田は、もっと批判するかと思ったら前向きで、市長選を意識して大人になったのではないかとからかった。
対談の締めくくりは世代の話だった。吉村は51歳、須田は65歳だ。須田は、65歳になると介護保険証が紙で送られてきて、自治体からは認知症テストの案内が届き、年だと言われ続けて働く意欲を失うと嘆いた。吉村は、状態ではなく年齢で区切ること自体がおかしいと応じた。須田は高市総理と同い年であるとしたうえで、昭和から積み上げてきたものの中には無駄で非効率な部分もあり、しがらみのある自分たちの世代が変えるのは難しく、40代・50代が中心になるべきだと語った。
吉村は、G7やG20では40代・50代の首相や大統領が普通にいたと振り返り、日本の状況には疑問があるという。新しい沖縄県知事も40代で、吉村自身も大阪市長になったのは40歳だった。人はどうせいつか死ぬのだから、一番力があり生産性の高い時期の一定期間を公に尽くしてほしい。日本に生まれ育ててもらい、日本がしんどいと思うなら、一生とは言わないまでも一定期間それを変えるために尽くしてほしい、特に能力の高い石丸にはそうしてほしい、と吉村は語った。須田は「まもなく出馬会見になるかな」と水を向けたが、石丸が福岡市長選に出るかどうかについて、対談の中で答えは示されなかった。
こんなことまだやってんの? だから県民の税金をパクパクむしゃむしゃ食ってるように。4年連続ハワイに行ってるとか、パリも行っちゃうんです。
パリも行っちゃうんでしょ。「何、大阪から偉そうに言ってんの」と。「お前の言うことなんか聞くか」と。
高市政権ぶっ壊そうと思ってるだけ。
そのバッジ依存症が多すぎるんじゃないかな。
バックアップという観点では、大阪よりも福岡の方に優位性がある。僕、観葉植物好きなんですけど、家の中で育ててると根がギチギチになって、もう伸びない、成長しなくなる時って来るじゃないですか。今、東京それなんじゃない?
なるほど。これはもう日本の政治が中央集権の発想だからです。国会議員自体が分権とか口では言うんですけど、村おこしの程度ですよ。まちおこしぐらいの。
モヤモヤしてること聞いていいですか? 福岡市長選挙、どうするんですか?
可能性はゼロではない。
石丸さんが出たら応援しようと思ってます。
不動産投資を学ぶなら楽待。
楽待チャンネルをご覧の皆さん、こんにちは。ジャーナリストの須田慎一郎です。本日は大阪、長堀橋にある日本維新の会の本部、本部ですよね。
はい、本部です。
本部の方にお邪魔しております。本日のゲストはこの方、ご存じ、日本維新の会代表の吉村洋文さんにして、大阪知事ということで。
そうですね。吉村です。よろしくお願いします。
お願いします。そして今回はこの方にもお越しいただいております。九州局長の石丸さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
この肩書でいいんですか?
はい。メディアのチャンネルの名前で出させてもらってます。
なるほど。ReHacQ九州支局長。ReHacQ九州支局長って、これ何やるんですか?
九州は福岡に拠点を置きまして、スタジオを構えまして、九州の情報を九州の中でしっかり共有しながら全国に発信していくという取り組みをやってます。
なるほど。これ、ReHacQって他にも支局あるんですか?
最近、新潟ができたんですけど、基本的には東京です。東京にあるネットメディアでした。
これ、やっぱり東京と九州の違いっていうのは、大きくあります? やってみて、行ってみて。
めちゃくちゃありました。まず、そこに住んでいる人、当たり前ですけども、特徴的ですね。東京にはいない人材がたくさん福岡、九州にいらっしゃるなっていうのを感じます。
これ、いきなりぶっ込んじゃうんですけども、来年、統一地方選挙なんかを意識して九州に移住して、九州支局長やってるっていうふうに、傍目から見ると見えちゃうんですよ。その辺りどうなんですか?
政治活動の一環的にですか?
もしかしたらあるかも。
あるかも。可能性は排除できないですけど、その意識はないですね。あくまでメディアとして九州を盛り上げたい、九州から日本を盛り上げたいという思いです。
なるほどね。日本維新の会、これもあれですよね。今度の統一地方選挙、九州の、福岡の県議会議員選挙、日本維新の会、殴り込みかけますよね。
かけます。ちなみに、日本維新の会ですね。5回ぐらいスルーしましたけど。
どっちだっていいんじゃないか。
どっちだっていいけど、日本維新の会。日本のね。
じゃあ、もう1回言います。日本維新の会。間違いないですか、これ。
違う。
日本維新の会は今回、いろいろ不祥事に揺れる福岡県議会に殴り込みをかけて、相当な数の候補者を立てるというふうな宣言されましたけども。
その通りで。そうです。政治屋の一掃。
どっかで聞いたことありますけど。だから、僕は石丸さんがどうされるのかなと。この2人で共闘するとかないんですか?
でも本当、政治屋の一掃って石丸さんが掲げられた時、僕、本当そうだなっていう思いで共感してるんですよ。石丸さんの政治、僕すごい共感してて、いつか東京やってほしいなっていうふうに思うんですけど、今、福岡に行かれたじゃないですか。さっき須田さんもおっしゃって、今、福岡の県議会見たら本当に、石丸さんがおっしゃってた政治屋の一掃が必要な状況だと思います。
今まで高島市長がすごく目立ってて、福岡市の改革とかまちづくりとかやってるから見えにくかったんですけど、それがどんどん見えてきた時に、これってちょっとおかしくないかと。僕も福岡に住んでたんですよ、大学時代。
そうなんです。九大ですね。
そう。なので18歳から23歳までか、5年間そこに住んでたから、福岡で青春時代過ごしたんです。すごい思い出があって。
印象はいいんですか?
めちゃくちゃいいです。もう福岡大好きなんですよ。福岡、副首都目指してほしいと思ってるし、高島さんもそれやるって言ってたし、おいしいもんもあるし。石丸さんが言ったように、本当に人も優しくて素晴らしい人が多い。固有の文化もあるし、個性もあるし。
なるほど。
だから僕は逆に腹立ってるんですよ。議会がこんなになってんのと。僕はわあわあ言ってるんですけどね。
でも僕、正直な話すると、石丸さんと維新の会って親和性があるように思えるんですよ。空気読まないでしょ。やたら攻撃的じゃないですか。こういう戦う政治家として、キャラクターが似てますよね。
僕は似てると思う。ちょっと嫌われるしね。
そこですか? イデオロギーとか政策じゃなくて。
キャラです。キャラと嫌われやすさ。
それ大事ですよ。でも空気読んで、足して二で割るような、そういうさっき言った政治屋みたいなところがないじゃないですか。
確かに。むしろ「何やってんだ」みたいなツッコミがよく入れられるっていうのは。
そう。そういう点で、これからは共闘なんていうことも考えられなくないと思うんですけれども。そういった点で言うと、冒頭1点、お2人に伺いたいんですけども、地殻変動という点で言うと、やっぱり今回の沖縄県知事選挙。これまでの左リベラル勢力、保守と言ったらいいんですかね。基地に関しても、辺野古移設大反対、ストップから容認というところも切り替わった。やっぱり民意も大きな変化をしてるんですが、この地殻変動が起こってる今回の沖縄県知事選挙の結果っていうのは、どんなように石丸さんご覧になりますか?
まず、民意の表れなので、私の立場から述べるまでもないというのはお断りした上で、メディアの取り上げ方がちょっと違ってきたような気もします。地元メディア、地元紙をそこまで見てない、聞いてないというのもあるかもしれないんですが、それこそ須田さんおっしゃるように、従来、これまではリベラルというのか左というのか、基地問題とかに対して非常に強いスタンスが報じられてたのに比べて、今回あまりそっちに焦点が向かなかった、向けられなかったのかなというのが、この選挙結果につながったような気はしてます。
それはどうなんですかね。表面上言われてるように、もう自治体として、沖縄県として打つ手がないからそうなってしまったのか、それとも不幸にして3月ですかね、辺野古沖のボート転覆事件が起こってしまった。それがあるから触れられなかったのか、どちらだと思います?
私はあると思います。やはり依然としてあの問題が終わってないとか解決してない、まだまだ説明されるべきだとは思ってるので、そうした時、地元に限らずメディアの姿勢というのは、今回の選挙に何らか影響したような印象はありますね。
吉村さんも、この選挙戦の中で古謝玄太さんを応援するために何度か沖縄に入られましたよね。その時にどんなふうに感じられました?
やっぱり沖縄県について報道する中身と、県民の皆さんの実際思ってらっしゃることには乖離があるのかなって、現場に行って思いました。例えば辺野古の事故、本当に不幸な事故だし、僕は腹立ってます。あんなずさんなやり方で。若い女子高生が、サンゴを見たいと思ってた女子高生が、あんなずさんな形で命を落としてしまったことは、僕、許せないと思ってるし、だから僕も当時、おかしいっていうのを結構、表明しました。
でももっとおかしいのが、その事件が起こった後の、例えば記者会見とかで頭下げたりもしないんですよ。見ても、謝り方にしても全く誠意も感じられない。あれを見た時に、基地問題はすごく沖縄県の皆さん、複雑な思いは持たれてると思います。でも、それで活動されてるいわゆる左系の人たちって、こんな思想の人たちの中で僕たちはやってるんじゃないって、沖縄県の皆さん、思ってらっしゃる方が多いんじゃないかなと思うんです。そこが代表みたいになってるけど、実はちょっと違う。
しかも、あれおかしいよね、どう見てもと。それ、沖縄県の皆さんもやっぱり感じられたんじゃないのかなっていうふうには思うし、僕はすごくその違和感は、事故が起きた時、事件が起きた時に、後の対応も含めて感じました。それ、沖縄県の皆さんも多く感じたんじゃないのかなっていうのが1つ。
もう1つは、基地は本当に複雑な問題としてあると思います。複雑な思いとしてもあると思います、沖縄の皆さん。でもそこばっかり取り上げられる。右か左かとかばっかり取り上げられるけど、実はそうじゃなくて、本当に、よりやってほしいことは、もちろん安全保障も大事なんだけど、例えば県民所得って47都道府県で沖縄がやっぱり圧倒的に1番低い状態がずっと続いてるんですよ。これ、ちょっとおかしくないですか?
子供の貧困率っていうのも、沖縄って全国の平均の2倍ぐらいなんですよ。こういうのおかしくないですか? こういうのを、やっぱり沖縄の経済を活性化して給料が上がって、そういったことにもっと目を向けてくれる知事を選出したいっていう県民の皆様の思いが、右肩上がりに上がっていったんじゃないかなと思いますね。
そこにやっぱり意思があるんじゃないかなと。
と思います。
今のお話聞いて、逆に須田さんにもお伺いしてみたかったのが、沖縄だけの話じゃなくて、日本全体として左リベラルというものが今ちょっと調子を崩してるのかなと。その表れが沖縄だったのかな。これ、いかがですか? 例えば中道の今の、結局、顛末ですよね。解消会も含めて。日本全体として、理想は分かるんだけど、現実というか、先ほどの県民所得にしても実生活をもっと何とかしてほしいねっていう思いに寄ってるような気もするんですけども、その辺り。
だからそれ、2つ私あると思うんですよ。前者に関して言うと、例えば、こういう言葉遣いをするのはどうかと思うんだけど、オールドメディアというのがありますよね。新聞、テレビ。そこがある意味で情報発信という点で独占状態にずっと来たわけですよ。そこが報道した以外の情報っていうのは世の中に存在しないかのようになっていて、それがSNSとかYouTubeが登場したことによって、「いや、こういう見方もあるよ」と。「そういう見方はおかしいんじゃないか」という、そういう対論が出てきた。その中で私は、やっぱり有権者なり住民が、「じゃあどっちの方が正しいんだろうか」、初めて選択できるような環境が出てきたんじゃないのかなと。
それは沖縄にも明らかに感じたんですよ。沖縄って、例えば新聞買おうと思ってもコンビニ行きますねと。鉄道の駅がないもんですからコンビニ行くんですけども、琉球新報と沖縄タイムスしかないんですよ。日経新聞も現地で印刷してるから同日付のがあるんだけども、本土の新聞って1日遅れで来るから誰も読まない。だから、そういった点で言うと、情報空間が完全に独占されてた。
その中にやっぱり、本土で起こってるようにSNSとYouTubeの流れが来て、それに対して今回、沖縄の在県メディアは何を言ったかというと、「全体の9割の情報発信が本土から」って、被害者意識を出したんですよ。いや、それちょっと違うんじゃないのと。あなた方がやってなかったから、こっちの方が目立ってるように見えるけれども、要するにそういうありようと発信の仕方っていうのが崩れてきたっていうのが、日本全国各地、いろいろと起こってきたんではないのかなと。
そこへ持ってきて、やっぱりさっき石丸さんとか、石丸さん言われてるように経済問題ですよ。やっぱり一生懸命働いても、なかなか生活が良くなっていかない。特に働く現役世代。最近は低迷になったけども、国民民主党が一時伸びたのも「手取りを増やすんだ」というところで来たっていうのは、生活の苦しさの表れだから、イデオロギーとか反基地もいいけれども、それは必要ないことじゃないけれども、ただ自分たちの生活、さっきの47県、県民所得が最下位とか、そういう意識が出てきたんじゃないかなって思いますよね。
石丸さん、その辺りどんなふうにご覧になってますか? やっぱりここへ来て意識の変化が起こってきたっていうのは。
まず僕は、オールドメディアという表現は好まないですね。新旧で言えば確かにネットメディアは新しく出てきたわけですけども、古いもので終わっていく存在ではないと思ってます。むしろ強かったと。これからどうなるんだっていうのは本人次第だと思うので、これからも頑張っていってほしいなと。民主主義のために、光であり続けてほしいなっていう思いを持ってます。
大人ですね。一応ちょっと大人らしいところもあると。
ただ一方で、須田さんおっしゃる通り、潮目はもう変わったと思いますので、従来通りのあり方では民意は作れないと言いますか。操作までは言いすぎだと思うんですが、もっと自由に、少し控えめというかネガティブに言えば、混沌としてきてるようにも思います。それは政治という、それぞれを紹介する立場というのは気をつけないといけないなとも。
日本維新の会をね。正しいでしょ、これで。
はい、正しい。覚えていただいてよかったです。
日本維新の会も、その原点からしても、ずっとメディアと戦ってきたように見えるんですよ。
もうそうですよ。橋下さんの時代からもそうですし、やっぱりメディアとぶつかり合いながらやってきました。でも、そのぶつかり合うことは悪いことではなくて。だから橋下さんの時代からずっと、今も僕もやってるんですけど、メディアからの記者会見は、質問を受ける。そして質問がなくなるまでやる。これずっとやってるんですよ。腹立つことも多いんですけど。
でもそれはずっとやり続けて、ある意味、その向こう側にいる有権者の皆さんが、やっぱりそこで情報をキャッチして判断する。なので腹立つことも多いけど、僕はメディアの役割ってすごく大事だと思いますよ。
そういう点で石丸さんも、ずっと長時間かけて会見だ何だやってましたよね。それはどういう思いだったんですか?
全く吉村さんと一緒です。「何だこれ」って思うことは山ほどあったんですけど、それでも、都合が悪くなったからとか、もう面倒くさいからここで終わりですっていうふうにやり出したら、もう政治に関わっちゃいけないなという思いがあるので。政治家というのは、そういう批判と言いますか、批評を受ける立場っていうのは間違いない。これからも。そう思った時に、あるべき姿というものを、一応自分なりに持ってたつもりです。
それでメディアって変わりました? やっぱりあのバトルの、バトル。
変わってきたと思います。単なる思い込みかもしれないんですが、少なくとも自分が関わったメディアにおいては、報道の仕方が180度はないんですが、2、3度ぐらいちょっと、あるべき姿に。それこそ公平中立さとか、あとはスピード感とか。あとは、報じる一方で報じない自由。これを何かに使うじゃ……。きちんと全部光を当てるようになってきたような感じはします。
ご存じ、中国地方、ご存じない方に申し上げたいんですが、中国新聞って私、新卒で受けたんです。実は中国新聞って。なぜ受けたかって言ったら、日本最大のブロック紙なんですよね、あれね。ものすごい巨大な影響力を持ってるんですよ。3本柱っていうのがあって、1つは野球なんですね。で、原爆で、もう1つが、だった、僕が入った。広島市内のバスセンター、バスセンターに銃弾打ち込まれるみたいなところがあったもんですから、うちはこの3つなんだみたいなところで、絶対的な自信と影響力を持ってた。そこに対して、あのやり取り、すごいなって僕は見てたの。
そう思います。あれはやりたかったんではなくて、やらないといけない、誰かがっていう、それだけです。誰もやってない、やってくれないんだったら、もうこれやるかみたいな、渋々で。だって結構しんどいというか、やっぱり返す刀があるんで、向こうから。
だから質問なくなるまでやるっていうのも、本当しんどいし、大変ですよ。でも、フリージャーナリストのHさんなんか、「国民民主党の出禁になってるから、ここに来ました」って俺に質問するんですよ。「玉木さんに聞いてください」と。「いや、俺知らんやん」と。「あなたが出禁になってるのは」。「いや、ここは出禁にならないからいいんです」とか言うけど、「斎藤さんのところに行くと出禁だからここに来ましたけど、この件についてどう思いますか」って。それ、斎藤さんに聞けよと。国民民主の玉木さんに聞けよと。
そういうことありますけど。でもやっぱりメディアがあって、その裏に知る権利があって、それがやっぱり民主主義として健全なんじゃないかなと思いますね。しかも今は反論するすべができているじゃないですか。例えばこういうYouTube番組でも自由にしゃべれるし、あるいは自分のYouTubeでも発信できたり、SNSで発信できたり。反論する武器が発信者側にもあるので、そういう意味では僕は、言論空間って本当に広がってきてる。
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その一方で、最近、地方自治体と言うんですか、熱いじゃないですか。そこですごい事件というか動きが起こってきていて、やっぱりその渦中にあるのは福岡だと思うんですよ。まず最初、吉村さんに伺いたいんですが、福岡県議会の動きって、あれどんなふうな目でご覧になってます? 自治体の長として。
こんなことまだやってんの? まだっていうか、こんなことやってんだっていうのが率直な印象ですね。だから県民の税金をパクパクむしゃむしゃ食ってるように、僕には見えます。
最初、議長になるのに2000万円いるとか告発した議員が、吉松さんがいらっしゃるじゃないですか。こんなことやってんのかと。受け取った側は否定してますけど、古い議会だな、何とかせなあかんなとは思いました。ただ僕はもう1つピンと来たのが、海外の視察。これ、3年で23回行ってるって聞いた時に、絶対これはもうおかしいと。あり得ないんですよ、23回は。4年連続ハワイに行って、パリも行っちゃうんですよ。
パリも行っちゃうんでしょ。
これ、裏に何かあるんじゃないかなって。加えて、ちょっと税金パクパクむしゃむしゃすぎやろと。福岡県、僕も大学時代過ごした。に対して、もう本当にこの県議会を刷新したいっていう思いは、それ見て思いましたね。後からもう出るわ出るわ。タイタニックポーズやってたり、タイに行ったからタイタニックポーズだみたいなのをやってたりだとか。今どき、須田さんでもしない、ネクタイ頭に。
そんな人は見たことある?
時々しますよね。
します。まだ現役です。
そんなこと、僕の昭和、僕の子供の時の、ネクタイ巻いて踊ってたりとか。それ、海外の視察中ですよ。じゃあそれ、どんだけ福岡県民のためになってるのかって言ったら、全然、そんなことはもちろん何の説明も。やっぱり福岡県民からしては全くわけ分からないし。でも福岡県の皆さんだって、海外なんかなかなか行けないじゃないですか、この円安の状態で。でもその人たちの税金で行ってるわけですよ。
本当におかしいな。税に対する意識。税に対する意識が強いから、僕たち身を切る改革やったりしてるので、今でも報酬3割削減とか、退職金4000万なくすとか。これ、税に対する意識なんですよ。民間人だったら儲けたいですよ、もちろん。でも公職なんで、税で成り立ってるのに、それをパクパクむしゃむしゃ、あんだけやってたらちょっとおかしいなと。
ほんで、裏垢とかやってたってまた出てきて。僕も裏垢で何か言われてたみたい。
びっくりした。俺も裏垢やってるんだと思ってた。言われてた。
言われてたんです。僕もやっぱり、これだと福岡は副首都になれないんじゃないかとか、問題提起で言ってるわけですよ。なってほしいんですよ。言ってるわけです。何かその裏垢で文句言ってたみたい。何だと。男だったら、こんなこと言ったら駄目ですね。
ちょっといろいろとコンプラに。
コンプラね、今の時代ね。じゃあ、名を名乗れと。昔の武士は殺し合いの時に名を名乗ってたんですよ。「やあやあやあ、我こそは」とか言ってから、殺し合い始める。
すいません。日本維新の会は、これ、わけ分かんないこと言う、そういう政党なんで。橋下時代から伝統なんですけど。
仕掛ける時に「やあやあ我こそは」とか言って、気合いするわけですよ。名を名乗れと。少なくともその日本の武士の子孫だろうと、私たちは。裏でこそこそこそこそ、議員なのにさ、別のアカウント作って、僕にも文句言ってさ。ダサい。
ダサい。このぐらい福岡に対して批判が出たんですが、あれは地元にいらっしゃって、どんなふうにご覧になってますか?
海外旅行。間違えた、海外……。これはギャグですから、皆さん。蔵内さんが、蔵内元県議会議長がそう言ったんですよね。「海外旅行はこれからもやる」っていう。
思ってないと出ない。ほんまに海外旅行と思ってるんでしょ?
大阪と違う笑いのセンスがあるのかなって、茶化したくなるぐらいギャグに見えちゃいましたね。県議会、議会というものは、そもそも二元代表制において執行を監視する役割なのに、堕落だったら監視できてないんじゃないのって思っちゃいましたね。市民、県民であり、同時に元市長として、大丈夫、この二元代表制っていうのが1つ。
あともう1個は、さっきの話、もう1回ぶり返してしまうんですけど、地元メディアは何をされてたんですかっていう。どことは言わないんですが、半年ぐらいかで急に「県議会のドン」みたいな、出てくるんですよ。いや、昔からそうでしたねっていう、みんな言ってる、知ってる話じゃないですか。でもその表現を急に使い出して、「俺たちが悪を暴いてやるぜ」みたいなね。これ、僕の印象です。いうふうになって、息巻いてたけど、いやいや、むしろこの前、5年、10年、もっと長いスパンにおいて見逃してきたんじゃないの、なんて感じるんですよ。
今回報道したことによって、新聞協会賞みたいなのを取ったやら伺いましたが、その功績よりもですよ、これまでの不行き届きを恥じるべきなんではないかなっていうのが、メディアに厳しい僕としては思った次第です。
今、二元代表制ってお話出ましたけども、とはいえですよ。蔵内県議会議長も、とんでもないってことは、それだけ力を持ってやりたいことをやりたいってことで、とんでもないことはもう待つまでもないと思うんですけども。ただ、それを好きにやって、予算をつけてきた県知事もいるわけじゃないですか。ですから、その二元代表制がきちんとワークしたかっていうと、全然ワークしてないわけですよね。言うことを聞かれない。
はい。そこだけ見ると、関係性的には持ちつ持たれつだったのかなとは、見てしまいますね。
そういった趣旨で言うと、二元代表制がワークしなかった。今の大阪はどうなんですか? 二元代表制って、これワークしてるんですか?
全然ワークしてますね。全然ワークしてます。というか、二元代表制が大阪も機能してなかったので生まれたのが大阪維新の会なんですよ。つまり、橋下さんが知事になって、やっぱり大阪が、お金の使い方からしても、二重行政からしてもむちゃくちゃだったんですね。橋下さんはそれを変えたいっていうので、改革しようとした時に、実はこれ、問題なのは議会ってすごく問題なんじゃないかっていうことに気づいたわけですよ。
実は議会って、予算を承認する権限とか、法案、条例を承認する権限とか、すごく強い権限を持ってるのが議会なんですね。だから知事さんがいかに改革をしようとしても、議会が古すぎて、それがもうワークしない。じゃあどうしようかって考えた時に、議会ごと改革派に変えようとして生まれたのが、大阪維新の会の出発点なんです。
僕も最初はその思いで、民間人から2011年に入って、大阪の改革をやろうっていうので、古い議会の人たちとぶつかり合いながらやってきて。大阪市民の皆さん、府民の皆さんが「維新、頑張れよ」って言っていただけるので、この改革が実際に実行できた。改革をする車の両輪って、実は議会も変えないと大きな改革はできないっていうので、これまで僕らがやってきました。これからやっぱり大事なのは、僕らも常に改革を続けていく立場にならないと、同じようになっては絶対ならない、駄目だっていう思いは、もちろんありますね。
ただ、あれですよね。やっぱりそうは言っても、大阪府知事や大阪市長が万能じゃないじゃないですか。全部やってることが正しいわけでもないじゃないですか。そこはチェック効くんですか、議会で。
そこは逆に議会からすると、僕らでは全部見れないので。ここがおかしいじゃないか、あそこがおかしいじゃないかっていうのを、大阪維新の会の議員が言ったりするんですよ。全部は気づかないですから。この役所のここがおかしいとか、もしくはそれを監視する役割も果たしてますよね。
この辺りどうですか? 今の大阪の実態って、きちんとその辺がチェック効いてると思います?
そうですね。僕の立場から見てると、確かにと。1つありまして、ちょっと意地悪なことなんですけども、1月、2月でしたっけ、出直しダブル選挙されましたけど、府議会ちゃんと止めてましたね。市議会、府議会が「やめろ」。首長がやるって言っても。っていうのは、機能してるというのは、それぞれの立場で意思表明をされる団体であり、組織なんだなというふうに思ったので。
僕もそう思いましたよ。あれ、この方が暴走しちゃったもんだから、「もう来年、統一地方選挙あるじゃねえかよ」みたいな。「何で今やるんだ」みたいなところで、とりあえずブレーキかけようとした。あれはまさしく、石丸さんのおっしゃるように二元代表制が機能。
そうですね。かなり、なあなあになってないという、そう受けました。
でも政治家って、何のために政治やってんのって僕は常に思っていて。1日1日が大事ですし、本来やっぱり道を作るのが政治家の仕事だし、道のないところに道を作る。単に政治家であり続けることだったら、全く意味のない仕事だと僕は思うんですよ。
そこで今回、副首都法案とかいろいろあって、大阪の改革っていう意味でも、府市を1つにする都構想って、僕らすごくやるべきことだってずっとあって。じゃあそれに挑戦するチャンスが少しでもあるんだったら、そこに目がけて動き出そうよっていうのは、それは否定されるかもしれません。今、否決される可能性も高いって言われてますけど、それでもやっぱり物事を動かしていくっていうのが、本来、僕は政治の役割なんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
だから高島市長なんかも、ずっと同じ政治やってても意味がないっていうので、スパッと退任されましたけど、とにかくずっと政治家であり続けたいっていうことを、僕は全く意味がないと思ってるし。それは何もせずにやれば、このまま任期も来て、そして問題もせずに普通に選挙出たら、普通にそっちの方が受かりやすい、通りやすいかもしれないですよ。でも、この賛否あるけど必要なことを問題提起して道を開くのが政治家の役割だと思ってるので、そこに挑戦してるってことなんですけどね。暴走と思われ……。
僕は言いたいです。でも今ちょうど副首都構想の話出ましたけども、石丸さん、これぜひ聞きたいな。石丸さんの目から見て、この副首都構想ってどんなふうに受け止めてるっていうか、考えてますか?
一言で言うと、めちゃくちゃ期待してる。
めちゃくちゃ期待してるんですか?
はい。かねてから、もう10年、20年、銀行員でアナリストやってた時代から、都道府県じゃなくて道州制ぐらいのブロックになった方がいいなと思ってたんですね。ただ、都道府県を廃して道州制は、現実的におそらく僕が生きてる間は無理だなと。だって全部の首長と議員がなくなる。誰が賛成するの、政治家が。それを考えたら、核になるものを、極を作っていく、地方にっていう意味で、自分が都知事選の時に出て言ってた多極分散、多極成長型ですよね。これにつながっていく手じゃないかなと。大賛成です。
そういう意味ではどうなんですか? 意地悪な見方をすると、どうせ大阪に来るんだろうね。大阪に副首都が来るんだろうっていうことを前提に、維新のための、日本維新の会のための、大阪のための副首都構想っていうふうには見えませんか?
別にさっきのお詫びで言うわけじゃないんですけど、僕はそうは全然見てなくて、思ってもないんですよ。そういう見方があるのは存じ上げてるんですけども、吉村さんもかねてから言ってらっしゃる通り、どこでもできる条件になってて。これ、またちょっとスタンス違うんですが、都構想がなくてもできる。福岡は福岡県と北九州市、福岡市で連携協約でしたっけ、大丈夫だよっていうふうになってるので。それはちょっとバイアスがかかった表現なのかなというふうに受け止めます。
でも、そういう批判は耳に入ってきますよね。
耳に入ってきます。というか、みんな言ってますからね。もう野党も全部言ってるし、メディアも全部言ってるので、耳に入ってくるけど。でも日本にとって、僕はこれは絶対に必要なことだし、日本が好きなので、そう考えた時に、日本の成長に資するっていう信念でやってますので、その批判は大したことないですね。
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吉村知事のイメージする副首都って、どういうイメージなんですか?
まず東京、首都、首都圏があります。東京首都圏に全てが集中しています。でも東京の力を削ごうなんて全く思ってません。ただ、あまりにもここに集中しすぎているから、何かリスクが生じた時っていうのは、これもイコール日本のリスクなんです。これ、日本人が当事者なのに意識してないんです。
ケンブリッジ大学の調査機関が、世界の都市のリスク調査ってやってるんですけど、それ、1番高いところはどこかって言ったら、東京と台北なんですよ。
そうなんですか。
そうなんです。ドイツのミュンヘンの再保険会社、1番大手があるんですけど、再保険会社っていうのは保険会社のための保険会社なんですけど、そこがやっぱり都市のリスクっていうのを分析するわけですけど、それが1番リスク高いっていうのは東京なんです。それぐらい全てを集中させてるのに、日本人がそこに気づいてない。いざという時のそこのバックアップって、ちゃんと考えてない。じゃあ、それちゃんと考えましょうよと。
一極集中になってるんですけど、そこと伍するような経済圏域を日本に何個か作っていきましょうよ。考えた時に、やっぱり今の制度では無理だと思ってるので、副首都という、ある意味制度を作って、都市機構を作って、それぞれの都市が頑張って成長できるような仕組みを作っていきたい。
アメリカでは連邦制になってて、州になってて、州によって税金が、税の仕組み変わったり、ここだったら起業がしやすいとか、いろいろ違うじゃないですか。ドイツだって連邦制です。日本も道州制、僕、道州制論です。副首都で、そういった経済成長の核を作ろう。そのために、例えば独自の税であったり、規制緩和であったり、インフラの強化であったりっていうのができるような仕組みを日本に何個か作って、そこが日本の成長を引っ張っていく。そんな日本の姿を思い描いてるんです。
例えば行政が、中央省庁が一部、例えば外務省が大阪に移ってくるとか、あるいは国会の一部の機能がこっちに移ってくる、そういうところじゃなくて、あくまでも経済面なんですか、これは。
そうです。省庁移転ではないんですよ。省庁移転ではなくて、何か大きなリスクが発生した時に、こっち側でバックアップして省庁が稼働できるようにしよう。例えば、これ民間でもやってるんですけど、東京証券取引所あるじゃないですか。もし東京証券取引所が、首都圏が大きく被災した時、ワークしなくなったら困りますよね。でも止められないです、株の売買は。
じゃあ、それどこでバックアップするかって言ったら、大阪証券取引所でやるっていうのが、もうすでにシステムとして出来上がってるんですよ。その訓練なんかもしてるんですね。放送局もそうですよ。NHKの公共放送を止められないから、大阪局でやるっていうのはもう出来上がってるんです、そのバックアップの仕組みが。西もそうですよね。でも政府がないからおかしいやんかと。
という時に、常にこの省庁をこっち側にじゃなくて、ちゃんとバックアップを取れるような仕組みを日頃から作って、訓練も兼ねてちゃんとやっときましょうよっていうのが1つ。これがバックアップが1つのポイントで、もう1個が経済。この2つの柱が副首都の柱です。
なるほどね。そうなると、やっぱり石丸さんが今住まわれている、主になってる福岡も、その有力な候補っていうふうにイメージされてるんですよね。
イメージしてます。福岡なんか、九州で見たらちょうど中心で。九州って、ヨーロッパで見たらもう国ですよ、単位。人口もGDPも。でも北海道と同じ仕組みになってますから、全国同じ仕組みやってるからおかしいやんかと。
福岡を副首都として核にしながら、九州で生まれた子供たちが自分の夢とか希望とかを、そのエリアでかなえられるものを作っていかないと、若い人みんな東京に行っちゃって。人口減少社会だから、増加社会だったらまだいいかもしれないですけど、減少社会ですから、そこに行く人も減少するわけですよ。そこでどんどん子供の数も少なくなって、最後はじゃあ先細りしかないよねと。
そしたら、こっち側、九州も福岡も住みやすいし、お父さんたちも近くにいる、話題も多いやろうし。ちゃんと福岡、九州の単位で、ある意味、独立というか、経済的に自分たちのやりたいことができるようなものを作っていこうじゃないか。僕は福岡はすごくいいところだと思ってるんです。
福岡が、こういうイメージを持たれてるんですけど、石丸さんのイメージと重なるところってありますか?
はい、かなり重なります。
かなりですか。
はい。特にバックアップという観点では、大阪よりも福岡の方に優位性があるんじゃないか。特に地震を想定した場合ですね。あともう1つ、吉村さんがおっしゃった経済の観点で、成長拠点、東京以外にもあった方がいいじゃないかっていう意味では、福岡、大阪はそれたり得ると思うんですが。
だとしたら、省庁の移転もゆくゆくは考えた方がいいんじゃないかなと思って。というのは、あくまでバックアップだったらメインとサブで分かれちゃうじゃないですか。結局みんなメインにいたがるんですよ、大企業の本社だって。でもあれを地方に移して、時間をかけてですよ、それぞれで頑張っていただく方が、日本としては成長力が高まるんじゃないか。
例えば僕が勤めたメガバンク、3メガって言われてて、全部丸の内近辺に集中ですね。危ないですし、何かあった時。何よりも、それだったら大阪帰ってきなさいよと。さんみたいな。ということで、西は西で力を入れてビジネスを展開する方が、ちょっと金融はそう簡単にはいかないんですが。例えば最近、僕が勉強させてもらったドラッグストアなどだと、札幌、北海道だけでマーケットを作って支配されてる企業もあれば、というのを考えたら、もっとそれぞれで活動するために、省庁の機能というのもだんだんと移すのもありなんではないかなと思います。
これが何よりも東京一極集中。僕、観葉植物好きなんですけど、家の中で育ててると、根がギチギチになって、もう伸びない、成長しなくなる時って来るじゃないですか。今、東京それなんじゃない?
なるほど。
もう自分たちが成長するためにも、ちょっと掘り出して株分けして、改めて土を入れ替えて水をやった方が、すぐ伸びていくんじゃないか。同時に他でもその木々が育てば、最終的にはこう大きなね。
経済圏になってくる。それこそ、さっきあった競合、競争も生まれると思うんですよ。国内にて健全な競争が。それはひいては東京であり、日本国のためになるんじゃないかなと思いますね。
しかしね、お2人の話を伺ってると、これぜひやるべきだって気持ちになっちゃうんですよ、副首都構想って。なぜ維新しかその構想を出さなかったのか。そして、なんで出したはいいけど、みんな反対してるのか、ケチをつけるのか。これって日本の政治の劣化みたいなところじゃないですか?
それはもう日本の政治が中央集権の発想だからです。国会議員自体が。永田町が一番偉くて、あそこにみんな本部置いて、ここが中心でしょっていう発想になると、じゃあ地方で本気にどうしようかっていう考えにはならないんですよ。地方分権とか口では言うんですけど、村おこしの程度ですよ。町おこしぐらいの政策しか、僕から見たらしてない。
規制であったり税であったり、本質的なところは絶対せないですから。そこを僕はどっちか、自立する個人、自立する地域、自立する国家っていうのが好きなので、そういった意味では地方にはもっと力があると思うんですよね。
それを僕たちは、大阪っていう場所ですけど、地方から生まれた政党で、ここに本部置いて、身を切る改革やって。このソファですけど、隣はパイプ椅子です。パイプです。この椅子もちょっと普通の椅子で申し訳ないんですけど。でもそういうのをやりながら、地方から生まれた政党なので、もともとやっぱ地方分権とか、それを本気でやっていこうよっていう感覚が染みついてるから提案もできる。
でも日本維新の会、やっぱ与党にも今入って、この法案とかやろうとすると、やっぱり永田町って、なんて言うんですか、政局でよく動くじゃないですか。ほんまに日本のことを考えたら、どこの政党が言ったとしても、今言ったようなことは大事なはずなんですよ。やればいいけど、これ維新が言うから、維新、吉村嫌やしなとか。
そう、その空気あるんだ。
あるでしょ。あいつなんか定数削減とか言うし、いらんことばっかり言うし。何、大阪から偉そうに言ってんのんと。お前の言うことなんか聞くかと。でもそんな小さな話はもう置いといて。ちょっと僕が問題なんですかね。僕の人間的な問題や。
大阪からガタガタガタガタ言いやがって、国会議員でもないのに偉そうだしね。
ほんまそうですね。僕に問題がありました。
そうだったのか。なんかこう、妬み嫉みも近いような、そういう感じってしませんか、国政の場って。
もう政治、永田町はそうじゃないですか。これ自民党の中にもあるんじゃないですか。僕たちは高市総理と一緒になってやっていこうとしてますけど、やっぱよく見ると、高市総理を引っ張り下ろそうっていうのが、その自民党の中にもやっぱり見え隠れする。もうだから永田町って本当に難しいところだなと思いますね。それは言うたら須田さんが一番ご存じなんじゃないですか。
吉村さん、今回定数削減も入れてくださって、掲げてらっしゃいますが、あれ、ほとんどの自民党員、嫌ですよね。誰だこんなこと言い出したのって言ったら、吉村さんなんですよ。
石丸さん、あれ賛成? 定数削減。
そんなに強くは反対しないです。ただ逆に言うと、あってもなくてもいいかなというのは、日本の国会議員がそんなに多すぎるとはあんま思ってないんで。これは国際比較の数字の話なんですけども。ただ、より質を高めるためにはどうしたらいいんだろうって考えたら、削減してみるかっていうのは賛成はします。
めっちゃ嫌がられてんのに、要は政治的コストが高いわけですよ。それをわざわざぶち込むのは、さすが吉村さんみたいな。
もうみんな反対してね。どういうことなの、これ。
だから高市政権ぶっ壊そうと。
いやいや、でも高市政権って、今までの自公政権でやれなかったこと、やらなかったことをやるために、僕は生まれたと思いますし。公明党が離れたわけですから。今までの26年間の自公政権ではできないことを、やっぱ高市さんはこの国のためにこうしたいって思いがあるから、僕は高市さんらしさを突き抜けてやった方がいいと思ってるんです。
自民党にいろんな声があっても、自分の信念で突き抜けたことを、やっぱり総理にはやってほしいと思うし。そこにある意味、僕らがアクセル役になれたらいいなっていう思いで入っていってるので。シンプルにそういう思い。
僕ね、石丸さんね、最近ちょっと自分なりに思いついたことがあるんですよ。それ何かっていうと、これお2人にも伺っていきたいんだけども、国会って、国会運営って慣習とか慣例によって縛られてるじゃないですか。
非常にシンプルに多数で決めりゃいいのに、少数意見の尊重だと言って、国会のスケジュール、日程が全会一致じゃないとだめよというところで。それを打ち破っていく、委員長職権で打ち破っていくと、少数意見を無視するとか、民主主義が踏みにじられたというところで、野党がどんどん反発していく。結局、強行採決って、場合によっては与党のイメージが悪くなっちゃうから、少し折れようかみたいなところになって、なかなかスピードがない。
これを今回、国会改革と、1つ上がってきてんですよ、今国会の中でもっとスピード持ってやろうよと。なんで総理が野党の要求のままに、全閣僚出席の中で委員会に出席しなきゃならないのか。しかもNHKの中継、必ずマストで入れますよと。何のためというところを考えていくと、自分たちの見せ場を作りたいがためにやってるわけじゃないですか。この辺をぶち壊そうという動きが起こってきてる。
なんでこんな話してるかっていうと、さっきの定数削減法案、やっぱり民意ってことを考えると、結構支持している有権者多いんですよ。やろうとしたら絶対できない。でも唯一できるのは、衆議院で再議決すればいいんですよ。ルールで。だからやろうと思えばできるんだけど、それやるとこれまでの国会の運営とか慣習、全部ぶち壊すことになるから、さあそこまでできるのか。やっぱりこれは私、壊すべきだと思うんですけど、石丸さんどう思います?
そうですね。1回壊してみるのは非常に興味深いチャレンジだなと思います。一方で、さっきのお話で、なんで副首都の話が進まない。吉村さん、俺が言ってるからとおっしゃったんですが、その気がやっぱあるんじゃないかなと思ってきました。
要は定数削減を下ろさせるために、ちょっと副首都法案も引っ張っとこうみたいなのが。これ邪推ですよ。ゲスの勘繰りかもしれないんですが、だとしたらこのコストはちょっと大きすぎるかな。削減よりかは副首都の方が、僕、明らかに日本にとっては役に立つ。
なるほどな。定数削減よりは。
バーターではもちろんないにしても、そういうのをちょっとうがっちゃったんですけど、そんなことはないです? さすがに。
いやいや、それはだから実際、定数削減の法案は通りましたんで。あとはもう政令を定めるっていう。
副首都ね。副首都の方ね。
副首都の方です。定数削減も出してたんですけど、それ本当にもう、それを何とか潰すっていうことをやるわけですよ、野党の皆さんがね。しかもそれは、須田さんがおっしゃるような、これ本来、公約でもあるし、これみんなやろうというふうに、支持でもそうだし公約でもあるから、自民には本当はやんなきゃいけないわけですよ、自民と維新は。
でも日程闘争みたいなのがあるんです。国会の中での審議の順番とか。定数削減を先にやるんだったら皇室典範やらないよとか。でも皇室典範を通したい自民党の中の人たちも、やっぱりたくさんいるわけで、僕らも当然通したい。そうなってきたら、日程闘争で使われるわけですよ。
僕なんか、来なかったらいないで回してやったらいいじゃないかっていうので。来なかったら、ぐるぐる時間だけ回ってるって、すっごい非合理的ですけど、あれもあったじゃないですか。定数削減はやらせないっていうので、この間あるのは事実。ただ、副首都も審議して通ったし、典範も通ったし、僕、必ずこの臨時国会でもやりきりたいなと思ってますね。
ただね、石丸さん、あれだったんですよ。あれ2つワンセットだから、副首都関連法が通ったんですよ。要するに、こっちは諦めるからこっちやれみたいな。そっちだったら協力できるよって、野党は最初は言ったんですもんね。
審議の順番でね。だから僕らは当然下ろさないですよ。でもこれを次の国会に審議を回すのであるならば、副首都法は審議するっていう話。
取引ができるよと。
そう。そんなことやってるのもおかしいけど、でも進まなかったらこれももう審議できないっていうのよね。永田町の論理で。
だから、その法案が必要なのか必要じゃないのか、国にとってプラスなのかどうなのかっていうことを議論すべきなのに、そうじゃないところで物事が進んでってる。定数削減法案を頓挫させるためにこれやってるって、将来考えてみた時、アンタッチャブルな思いになってますよね。その辺どうなの? やっぱり石丸さんも腹決めてね、石丸さんと協力して、もう日本維新の会の一員になってね、日本の政治ぶち壊すぐらいの、そういう動きが欲しいよね。
欲しい。石丸さんみたいな、ガーンと行く。だから僕の嫌われもちょっと、もっと嫌われるから。
いや、僕は不協和音にしかならない。
嬉しい。
いや、もともと日本維新の会も不協和音にしかならなかったんだから。公明党の方がね、おとなしくてよかったんだから。
そう、大人の対応で。
でもそういう破壊力っていうのが、それがないと。だって、そりゃ福岡県議会もそうで、日本の政治ってもう地方から中央まで全部腐りきってると思いません?
腐ってる部分はあるな。腐ってる部分。
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じゃあ、その間でね、ちょっと吉村さんにお伺いしてみたいんですけど。これ怒られるかな。でも聞いちゃう。内閣入られたじゃないですか、入閣。改革どんどん行くんだったら、いろんな方がね、アグレッシブな、馬場さんとか藤田さんとか、いらっしゃるじゃないですか。
やっぱり中司さんが一番、ちょっと調整型とおっしゃってたと思うんですけど、ここは調整型から入った、その狙いと言いますか、あったんですか?
もちろん馬場さんもそうだし、藤田さんもそうだし、中司さんもそうですけど、僕は経験も豊富だし、やっぱ突破能力あると思うんですよね。でも最後選ぶのは総理なんですよ。高市政権なんで。だから最後、人事を選ぶのはやっぱ総理で。中司さんはやっぱ調整力もあって、自民党からの信頼も厚い、僕らの信頼も厚いちゅうので、最初そこに入ったっていうことですよね。
これだからスタートなので、まだゴールではないですよ。だって一番最初、僕ら内閣に入ってなかったですから、連立組んだ時にね。それは内閣に入った方がいいって言ったのは遠藤さん。馬場さんとか松井さんは、やっぱりこの自民党は百戦錬磨みたいな政党だから、もういきなりお前ら経験もないのに無理やと、やめとけっていうのがあって。
最後、僕は代表として判断したのは、確かに与党としての経験もない中で、自分たちのこの人を見た時に、やるべき法案はいっぱいあるわけですよ。定数削減にしても、やることはたくさんある。自民党とまず与党として、日本維新の会って党対党でやることっていうのがすごくあって、議員立法なんかも。プラスそこで内閣に入るっていうのは、ある意味、戦力も分散するし、難しいなと思ったので、最初は閣内に入らないっていう話はしたんです。
でも本来の筋は連立ですから、内閣にも入って責任を負って、政策をする以上、責任を共有するのは当たり前だと思うので、それが筋だと思ってました。今回、10か月ぐらい経験をして、いろんな法案も通っていく中で、しかも選挙したのがやっぱ大きくて、僕の中で。
内閣に入る前は連立してますけど、選挙の国民の審判は経てないんです、この連立政権。選挙の審判を経て、あれだけの人が投票してくれたわけですから、であるならば、やはりその審判も受けた後はきちんと内閣に入るべきじゃないかって自分たちも言って、経験も積んでくるし、っていうので入ったのが今回です。
でも言っても初めてなので、誰も経験してないです、副大臣も政務官も。そういった意味では、今回まず中司さんが安定感もあるし、そこからスタートしてる。でもスタートなんで、まだまだこれからいろんな可能性はあると思います。
今ね、石丸さんが非常に大人の対応を取ってくれて、オブラートに包んで質問してくれたんですよ。おそらく視聴者も。
そのままでいいです。そのままのオブラートに。
すぐオブラートを剥がそうとして。
中身でした。
おそらく視聴者の方がモヤモヤってしてるんで、気になってるからズバリ聞くけども、ズバリですよね。はっきり答えていただきたいんですが、馬場さんと藤田さんが身体検査に引っかかったという話も出回ってるんですが、どうなんですか?
いや、身体検査に引っかかったっていうわけでは、僕はないと思います。いろんな調査しますよ。でも、だから駄目っていうのではなくて、最後はやっぱ総理の判断。総合的にあるけど、最後はやっぱ総理の判断だと思います。だから今後、そういった意味では、まだまだ藤田さんもそうですけど、どうなるか分からないですよ。まだ内閣改造ってこれからもあるわけですから。
ただね、見てると、やっぱり今回の内閣って結構官僚多いんですよ。どちらかというと、僕から見たら高市総理はディフェンシブというか、そういう内閣だな、人事だなっていうのは見ました。国会改革以外は主要はそのまま据え置いてるし。官僚出身の方、つまり経験値が高い方をそこに置いたりしてると。
ある意味、しかも今支持率高いわけじゃないですか、高市内閣。普通、改造は支持率低い時にぐっと大きく変えて、支持率上げようっていうのはこれまでもありましたけど、高い中での内閣改造で。ある意味、高市総理がやりやすく政策を実行していく、人はある程度取れてる上での改造なんで、どっちか僕はディフェンシブな内閣改造。
ただ国対の、村井さんもそうだし、国会改革はしてほしいんだろうなっていうのはすごく感じる人事ですね。
だから非常に安定感っていうのは、国会答弁でミスがないように。だってほら、馬場さんとか藤田さんですよ。絶対ミスするもん。絶対言わなくていいこと言うよね。
オフェンシブなんです。オフェンシブ、僕も含めて。僕とかもう藤田さんもわあわあ言っちゃうから、オフェンシブなんですよ。
喧嘩腰で行くよね。
だから藤田さんには、喧嘩腰で行くなって言ってるんです。もうちょっとディフェンシブに行けと言ってるの。
ちょっと一触即発になっちゃうもんね。そういう点では中司さんって、やっぱり市長経験もあるし。
そう。もう経験はすごく長いから、安定してます。
じゃあそういうことにしときます。
そういうことにしといてください。
ということなんですけれども、さあ、やっぱりどうなんですか。もう1回定数削減の法案に戻るんですが、この辺り、臨時国会にこれ出すの?
というか、もう継続審議で今出てる状態です。なので、いつ審議するかっていうのは、それこそ国対が決めていくんですけど。この臨時国会では継続審議で、前の国会の1割削減の法案がそのまま残ってるので、それをいつ、どういうふうに審議するかっていうのを、遠藤さんとか村井さんが中心になって野党と話して決めていくということですね。僕が言ってるのは、この臨時国会中にやりきろうというのは言ってます。
代表としての意向としては、この臨時国会中にやるということは、審議して。だってさっき冒頭申し上げたように、やろうと思えば衆議院で再議決だってできるわけだから、それも含めてですか、やっていくっていう。
そうです。そうですね。臨時国会、期間が短いっていうのはあるんですけど。
延長すりゃいいじゃないですか、そんなの。
いやいや、僕も前の時も延長してやったらええやんっていう話はしたんでね。なので、それが延長してやるのかどうかっていうのはあるにしても、もうちゃんとやっぱり結論出していくべきだと思いますよ。そういうふうに進めます。それとやっぱり消費税の減税のところ。その2つはやりきりたいなと思いますね。
こういうふうに方向性見せてますけども、やっぱり政治ってコストが高いから、じゃあそれは臨時国会でやるべきなのかどうなのかいう。ここで無理はされなくてもいいんじゃないかななんて、政治素人としては思っちゃうんですよね。
どうして政治素人なんですか。最近あんまり攻撃的じゃないのね。やるべきだって煽るのかなと思ったら。
いや、もっとやっていただきたいことがたくさんあるので。
例えばどういうこと?
それこそ中司さんは、呼び名、正式じゃないですけど、規制改革担当大臣でいらっしゃいますよね。そこですよ。維新といえばそのための存在と言ってもいいんじゃないかなと思ってるので。自民党にできない、苦手としているところをバンバン議論に載せていってほしいんですよ。小さいところで言えば、タクシー大変ですけど、ライドシェア。
そうだね。
あれとか、もうタクシー関係者の方が230万人いらっしゃるとね、大事な団体、分かりますよ。が、どう考えても便益を受ける国民の方が多いわけですよ。他国を見ても。そうした時、なんでこれまだ止まってんの? ああ、日本だなって感じますし。
もうちょっと広いところで言えば、個人的に非常に思い入れのある農政ですね、農業。日本の農業って弱いんですよ。
弱いわね。
要は国際競争力ほぼない。高い関税と、あとはいろんな直接支払いとか補助金で守りすぎてるのを考えたら、もっと競争を促して国際競争力高めていかないと。農家自体も減ってるっていうのもあるんですが、日本がもうどうにもならなくなるのを早く何とかしてほしいので、大臣をはじめ、規制改革ですね、制度改革の方が大事かなって思って。
規制改革、もちろんやってもらいたいし、あと身を切る改革の、やっぱり本家本元だ。やっぱり無駄な支出であるとか、租税特別措置とか、減税政策とかね、これもバサバサやってほしいな。
そう。そこはやっぱり日本維新の会がやるべきところですよ。今、いろんなものに投資するのは僕は賛成なんです。経済成長させていこうと。でもやっぱり大切な税金なので、もう効果がないよねとか、あれも業界団体の配慮でやってるよねとか、そんなものたくさんありますから、もうばっさばっさ切っていくべきだと思います。
ここは担当は片山大臣なんですけど、日本版DOGEと言われる仕組みも連立合意で作りましたから。その歳出改革で、租税特別措置法っていう、高額補助金みたいな制度もあるんですけど、そこはどんどんおかしなものは歳出改革で切っていく。
これは維新が本来、自民党ではなかなかできないこと。だって自民党って献金受けて選挙やったりしてるから、その献金を受けてるところに対して配慮するのは当たり前で。いろんなそこで規制が守られたりするわけじゃないですか。ライドシェアもそう。だから僕らそれ受けてないので、でもこれはやんなきゃいけないよねってことはやるのが維新の役割ですから、そういったことをやる。例えばライドシェアもそうですよ。
ライドシェアもね、僕、もうやらせてくれって、あれだけ万博の前も言ったんですけど、結局出てきたのは日本版ライドシェアとかいう、もう意味不明な。
意味不明です。それじゃないんだけど。それじゃない。
そう。ここの壁は厚いなっていうのは、僕、実感をしてます。僕ね、来年は副首都でやったらいいと思ってるんですよ。全国一律でやるのは難しいところは、副首都でできるような法律にしました。
副首都整備計画っていうのを立てるんですけど、それはその副首都の知事の意見を尊重しなければならないと。それを法の立て付けで作ってるので、日本全体ではもうなかなか進まないなっていうのは、ある意味、僕、副首都でガンガンまず規制改革やって、成功したら事例増やしたらいいと思ってるんです。だからライドシェアなんかも大阪でやればいいと思ってるし。
さっきの農業でいくと、北海道の鈴木知事とも仲がいいんですけど、話聞いたら、やっぱ広大な大地があるじゃないですか。僕らないんですよ、大阪には。北海道で例えば無人の自動運転トラクターを公道で走らせようとして、それは駄目だって言われて、いろんな規制がたくさんあるらしいんです。
でもそういうの全部取っ払っていったら、僕は北海道の農業の力ってもっと上がると思うし、これはイコール日本の農業の力が上がる。食料自給率って安全保障上も重要なので。例えばそういうの、北海道の副首都がやってほしい。そういうのは鈴木知事とも話をしてるんです。
中司さん、やっぱ全国のことをやるので、僕はね、やってほしいのは自動運転ですね。ここはさっきの政治コストじゃないですけど、まだタクシー会社は反対してないんですよ。タクシー会社がライドシェアに反対して、自動運転に反対しないのは、ちょっとよく分かんないですけど、業界団体。
タクシー会社から見たら理屈は分かるんですけど、もともとはタクシー運転手の雇用を守るとか言ってたんじゃないのかなと思いながら、雇用を必要としない自動運転は自分たちが率先してやるっていう、なんか論理矛盾じゃないかと思うんですけど。それは反対してないわけですよ。
でも自動運転、万博でもやったけど、すごく技術は今高くなってきて、これはある意味、いろんな規制を緩和しながらやったら、僕はかなり可能性は高い分野だと思います。それは自動運転タクシーであったり、バスであったり、さっきの農機具のトラクターであったり、あるいはドローンで運ぶ、配送するでもいいですよ。そういうのは規制があるから。そこは僕、中司さん、そんなに全国で反対がないんであれば、ここの規制緩和をやるっていうのはいいなと思うんですよね。
でもそのタクシー、ロボタクシーとか自動運転タクシーを、その時タクシー会社だけにやらせたら駄目ですよ。全然競争も生まれないし、料金も下がらないし。タクシー会社以外にやらせるのが、多分すごく大事で、競争させるのが。それはぜひ維新でやりたいなと思いますけどね。
だからあれですよね。戦後の日本が連綿と築いてきた規制って、なんて言うのかな、官業のある種の癒着の構図じゃないですか。そこをリセットしないと。なぜ二種免許必要なのっていうところまで行かないと。これだって警察の利権ですよね、なんて言ったら捕まっちゃうんじゃないかみたいになるし。だからやっぱりそこは政治の力できちんとね、迫力のある日本維新の会。これは自民党はちょっと無理だと思うんで。
だから自民党ではできないことをやる、自公政権ではできなかったことをやる。これが基本的に維新の会にとっても大事なことなんだと思うし、日本にとっても大事なことだと思います。
僕ね、今日ずっとお話を伺って思ったんですけども、もう1つ大事なのは、日本維新の会って橋下さんもそうだったし、松井一郎さんもそうだったんだけども、終生この業界で飯食っていこうとか、おいしい思いをしようとかないんですよ。勝手に辞めていくんだよね、みんな。吉村さん、俺も辞めるとか言うじゃないですか。
言われてましたね。
これっていいよね。いいよねっておかしいけど、そこにしがみついてると、規制とか既得権を守る側に行っちゃうじゃないですか。
やっぱ今の政治家見てたら、政治の席にしがみつきたい。僕らバッジ依存症って言うんですけど、そのバッジ依存症が多すぎるんじゃないかなと思うんですよ。そうなってくると、それが自己目的化するので、本当に日本のためとか地域のためとか、それが二の次になる。
なので、バッジに依存しない政党であり続けようっていうのが僕らの基本的な考え方ですし。定数削減も、いろんな思想が違う政党も公約では昔掲げてても、今も絶対嫌だってなったり。だから政治家であり続けたいっていうのを、何とか僕らは変えていきたいなっていうのは思ってますけどね。
石丸さんも似たような匂いがするんですけど、そういう考えですか? やっぱり何でもずっと政治家をやっていたいとかっていうんじゃなくて。
です。もう全く政治家という仕事にこだわりはないです。やれることがあるんだったらやっておきたいですけど、そのものになりたい、政治家になりたかったわけではないので、あくまでも目的のための手段という位置づけをしてます。
それこそ奇遇と言いますか、福岡市長、高島宗一郎さんが、この度、次の任期をもって次出ないと、宣言をわざわざされたという。会見まで開かれたと。非常に潔さを示されたわけなんですけども、あれがこれからのスタンダードになっていってほしいなとすごく思いますね。
だってまだまだ若いでしょうし、辞めた後も何かをされるんですもんね。
もうそれこそ何でもやっていける方だと思うんですよ。対談させていただいて、めっちゃ語ってくださったんですけど、できればって言ってたかな、辞めたくないと、続けていたい。その気持ちも分かるんですよ。僕も市長をやらせてもらって、すごく愛着が湧くので、職業として。ただそれは市のために、長い目で見たらならないっていうのもまたよく分かる。そういう方が区切りを自らつけられるっていうのは、すごく手本になる事例じゃないかなと思います。
でも高島市長に言っといたわけですよ。市長辞めても恋愛リアリティショーは出ない方がいいよって。
止まない。
確かに僕はね、恋愛リアリティショー、『恋愛病院』、大好きで見てましたよ。あんだけ僕は応援して、伸二、『恋愛病院』やめとけよと、そこは間違ってるぞと、毎週毎週見てやってましたよ。でも僕はね、やっぱり伸二には、恋愛もいいんだけど、やっぱ政治の世界で頑張ってほしいなって。僕、大好きなんですよ。
石丸さんは恋愛リアリティショーと政治だったら、どっち取るんです?
悩まないですよ。それは明らかに政治です。プライオリティが全然違います。でもちょっと思うのが、今の状況なのでお話が聞こえてくるんですが、あいつは思惑があって福岡に移住したんじゃないかとか、それこそ市長選出るんじゃないかとか、あとは県知事選とかね、諸々言われるんですが。
それ、今の時点から過去を眺めると、そのように見えてるだけであって、僕、移住を決めた時、高島さんはずっと続けると思ってましたし、議会の問題も表に出る前なんです。なので今となってはそんな流れに見えますけども、やっぱそれ、因果関係が逆と言いますか、時間の流れが逆なので、本当にないんですよ。純粋な思いで、私人として情報を発信したいなっていう思いで福岡に行ったんです。
そうするとどうなんですか、自分の真面目な話ね、お気持ちとしては政治家にもう1回戻りたいっていうか、復帰したい。あるいはこういう言い方もあれだし、何が向いてるのかな探しじゃないけども、そういうことを今やってるっていう、そういう状況ですか?
両方ですね。政治家というか、政治に関わる仕事はこれからもやっていきたいと思ってます。一方で、そもそも安芸高田市長選挙に出た時からなんですが、決め打ちしないというか、何にこいつは、石丸伸二は使えるんだろうっていうのを探し続けてるので。今になって迷ってるというよりも、常に、もうちょっとでも世の中の役に立てるかなっていう気分ではいます。
須田さん、視聴者の皆さんがモヤモヤしてること聞いていいですか?
どうぞ。聞いてください、どんどん。
確かに僕、石丸さん好きで、福岡行った時、なんでかなと思ってました。でもその時は福岡県議会の問題もないし、高島さんも確かに続けるだろうと。そういう状況だったんで、その通りだと思うんです。でも状況変わって、福岡県議会もこれ変えなきゃいけないよねっていう状況になってきた。石丸さんが言ってた、政治の一掃をしなきゃいけないじゃないか。もうその通り、僕はその通りの状況だと思うし。
何より、副首都を目指す高島さんが、本当はこのままやりたいんだけど、そういった意味で自分はもうけじめをつけますということで退任されて、福岡市長選挙があります。福岡市長選挙、どうするんですか?
もう本当に真面目にお話すると、可能性はゼロではないという意識です。それはもちろん。
応援します。
早い、早いです。もうちょっと聞いてください。ただ、さっき須田さんからもご指摘あった、維新が福岡、九州広くですね、攻勢をかけるというんであれば、当然立てられるんじゃないかなと思ってたんですが、そうなんですか?
石丸さんが出たら応援しようと思ってます。
なんで僕をこう推す?
いや、でもその意思。
出てくださったらいいもんね。
だってもう高島さんの改革も近くで見られてるし、副首都賛成だし。僕、福岡、本当に副首都やってほしいと思ってるし、その力が福岡にあると思ってるし。政治屋の一掃を掲げてやられてた思いも近いので。石丸さんあるんかなと思いながらも、でもやっぱりいろんな思いもある中で、ちょっとどうなるか分からないな、維新は。
なので、もちろんいい候補者がいたら立てたいと思ってますけど、僕はやっぱり高島さんも好きなので、高島さんの改革を本気で継いでくれて、そしてあの熱量で本当に副首都をやってくれる人。ある意味、福岡県議会も改革しなきゃいけないじゃないかっていうようなぐらいの人がいれば、その人を応援したいなっていうふうには思いますね。
やっぱりね、これまでの慣習とかね、そういうような人は駄目ですもんね、ここはね。もうガラガラポンしないとね。
そう。そういうのが僕は福岡の市長やってほしいと、元福岡市民としては思います。
でもそうすると、維新が石丸さんを推すっていうなら、ガラガラポンしすぎちゃうかもしんないんで、ほどほどに。やりすぎという。
まあまあ、そうですよね。
やっぱり僕ね、自公政権から自民・維新政権に変わってから、大きく日本の政治状況も変わったと思うんですよ。高市さんの一番いいところが出てきたのかなっていうね。やっぱりこれ、自公で高市政権だったら、ここまでやりたいことできたのかなって考えると、やはりその辺は政治屋の一掃だとか、既得権益を壊すとか、身を切る改革だとかっていうことを、青臭いことをずっと言い続けた維新とパートナーを組んだからこそ、ここまで突き進んだんじゃないかなと僕は思うんですけどね。
そうだと思います。でも僕はもっと突き進んだらいいと思ってるんですよ。
高市政権に対して、どんなふうな評価されてます? 最後に。
今回の改造内閣という?
もうもっと広い意味です。広い意味で、高市さんの率いる、あるいは高市総理っていう。
なるほど。その意味では、改造の前、第2次の前ですね、最初の高市政権の時から、大変な期待を持って見ています。そこに維新が加わった、今回は入閣もされた。この推進力としての意義は、数以上に強いんだろうなと思ってるので、さっきまさにおっしゃった通りです。
高市さんという政治家がこれまで温めてきたものが、これから具現化されていくんだろうなと思って。一部どうかなっていう、経済政策の面では、僕もそれなりに経済とか金融にいたんで、気になった時もあったんですが、マーケットとしてはひとまず消化できたんではないかな。責任ある積極財政含めてですね。
最近のマーケットの状況、皆さんあんまり見てないかもしれないですけど、為替もね、ちょっと落ち着いて、金利も上がってきてます。確かに住宅ローンが大変っていう報道も出るんですが、短いところから長いところにかけて、イールドカーブという観点で見ると、そんなに財政を懸念してるようにも僕は見えないので。
それで、対話もうまくこなしてくださるんであれば、成長戦略、掲げられたものを維新の規制緩和、制度改革とともにやっていってくだされば、これ本当に伸びるんじゃないかなと期待してるところです。
もっとガシガシ批判するのかと思ったら、結構前向きでね、意外だね。大人になってきた。福岡市長とか意識してるよね。
いや、ちょっと意識、もう次誰が出馬するのかなってチェックしてると思いますよ。
でもね、本当に期待が大きいというか。吉村さんって今いくつでしたっけ?
僕51です。
51。やっぱりこういう世代がこれから引っ張っていくべきだよね。僕なんかもう65ですよ。ひどいのよ、日本って。65、何が起こるかっていうと、介護保険証っていうのが送られてくるの、紙の。いまだに紙が送られてくるのよ。地元自治体から、認知症テストを受けてくださいって来るわけ。そんなものばっかり、お前は年だ、年だ、年だって言われ続けてね、働く意欲失われちゃうっていう。
でもよく考えたら、年齢で区切るのもおかしいんですけどね。状態で区切らず、年齢で区切ってますからね。
でも高市さんと同年なんですよ、私。昭和30……。向こう早生まれなんですけどね。ここら辺が限界なのかなって、最近年齢的に、政治家としてね、思ってて。やっぱり若い感性でやってもらった方が、いろいろと前向いて進んでいくし。
これまでの昭和の時代から積み上げてきたものっていうのが、いかに無駄で非効率な部分もね、全部じゃないですよ、あるし。やっぱり変えていかなきゃならないっていうのは、我々の世代、なかなか難しいですよ、もう。しがらみがあるから。やっぱり50代、40代の人が中心になってやるべきだと思いますけどね。
前、市長の時だったかな、G7とかG20の時、そこら辺で、若い国の首相とか大統領も普通にいてましたからね、40代、50代。日本はやっぱりそこはちょっとどうなのかなっていうのはあります。でも新しい沖縄県知事も40代だし、僕、大阪市長になったのは40なので。
なので本当に、僕よりもまだもっと若い40代の人とか、石丸さん世代の人とか。だってもうどうせ人生いつか死ぬわけですから、その人生の一定期間、やっぱりこの公に尽くすっていうのを、ぜひやってほしいなって思いますけど。
一番パワーがある時にね。
そう。一番パワーがあって、一番生産力が高い時に。もうどうせ死ぬんだから。日本人に生まれて、日本に育ててもらったんだから、日本がしんどいと思うんだったら、それを変えるのに、一生とは言わないけど、一定期間、公に尽くすってやってみる、やってほしいなって。石丸さんは特に僕は思います。すごい能力高いと思いますし。
ということで、もう間もなく出馬会見になるかなと。
リアルの方ですね。
ちょっと楽待ではあかんし。楽待ではあかん。
いやでも本当にね、今の日本って結構厳しい環境にあるから、こういう資源、リソースって言っていいのかな、人としてかもしれない、無駄に消費する、恋愛リアリティショーで消費してる場合じゃないよね。
そう。俺の時間を返せと思う、俺の見てる時間を。
すいません。
ぜひね、どんな形になるにせよ頑張っていただきたいしね。吉村さんもですね、高市政権支えて。
はい、頑張ります。
改革含めてガンガン。定数削減やるぞって、ちょっと一緒に言って。定数削減絶対やるぞ。
はい。
ということで、今日はこれで終わりにさせていただきたいと思います。動画が面白いと思った方はですね、これ言わなくちゃならないんですよ。もう旧態依然としてるなと思ったんですが、ぜひチャンネル登録、高評価をお願いいたします。吉村さん、石丸さん、今日は本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
楽待、楽待、楽待、楽待、楽待、楽待、楽待。
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