暴落時に買いたい高配当株5選 児玉一希氏が語る「高配当×高成長株」の選び方と売り時
楽待 RAKUMACHI株式投資家の児玉一希氏が、聞き手の佐田志歩氏の質問に答える形で、配当を受け取りながら株価の成長も狙える高配当株の選び方を語った。高配当株投資は初心者向けに見えるが、気をつけるべき落とし穴もある。そのうえで児玉氏は、配当性向の低い成長企業を条件に挙げ、こうした銘柄を高い利回りで買えるのは暴落時だと説明する。動画の後半では、暴落が来たら投資を検討したい5銘柄と、保有株の売り時の考え方が示された。
選定基準1:利益率とキャッシュフローの改善
児玉氏が最初に挙げた基準は、利益率とキャッシュフローが改善していることだ。利益率は売上高に対して利益がどれだけ残ったかを示す。利益率が高ければ稼ぐ効率が良く、得た利益を人材採用、設備投資、配当など多くの使い道に回せる。業界によって水準は異なるが、児玉氏は本業の利益である営業利益率と、すべてを差し引いた後の純利益率を見ているという。
児玉氏によれば、株価が上がるのは今よりも良くなるときだ。現在の良し悪しよりも、未来が良くなるのか悪くなるのかが株価の評価に直結する。そのため、高配当株の中でも利益率が改善している会社は魅力的だと語った。
キャッシュフローについては、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、フリーキャッシュフローを見ている。業績の数字は取引が成立した時点で計上されるが、お金が入るのは別のタイミングになる。児玉氏は、動画に出演しても出演料はすぐには入らず、翌月に請求書を出してさらにその先に入金される、という例で説明した。営業キャッシュフローが高い会社は、帳簿上の数字だけでなく現金がしっかり手元に入っている。現金があれば、すぐ投資に回せるスピード感が出る。
投資キャッシュフローについては、マイナスであることを評価する。工場を建てたり株を買ったりすれば現金が出ていくのでマイナスになり、株を売却すれば現金が戻ってプラスになる。事情は会社によってさまざまだが、マイナスであることは一般的に設備投資をしっかり行っていると解釈でき、将来の利益につながるという。営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを差し引いたフリーキャッシュフローは、自由に使えるお金を表す。米国の成長株でも重視される指標で、対談では、ハイパースケーラーの株がもたついているのはフリーキャッシュフローの悪化で「これ以上投資できないのでは」と懸念されているためだという話も出た。児玉氏が狙うのはその逆で、フリーキャッシュフローの改善を株価の上昇要因の1つと見ている。
選定基準2・3:配当性向が低く、売上が増えている
2つ目の基準は配当性向が低いことだ。高配当株ではあるが、配当性向は高すぎないほうがよく、児玉氏は30%未満が理想だとする。最近の上場企業は40%を出すところもあり、平均はおそらく37%程度なので、もう少し高めに見てもよいかもしれないと補足した。大事なのは、利益を配当として配り切るのではなく、配当を出しつつ事業成長のための投資にもしっかり使っていることだという。
佐田氏は、配当性向は高いほうが良いと逆に思っていたので目から鱗だったと反応した。児玉氏は、配当性向が低い会社は当然利回りも低くなりやすいと続けた。だからこそ、こうした銘柄を高配当の水準で買うには暴落時を狙うことになる、という点で話がつながる。
3つ目は売上の増加で、ビジネスが拡大しているかどうかを見る。児玉氏は、ベンチャー企業に限らず、NTTのようなインフラ企業でも、利益の大元は売上なので、どの成長段階の会社でも重要なポイントだと述べた。
選定基準4:チャートの下値が切り上がっている
4つ目はテクニカル面で、チャートの下値が切り上がっていることだ。長期投資の目線なので日足や分足ではなく、週足で5年程度のチャートを見て、なんだかんだ上昇しているかを確認する。下落局面で切り返したポイントが、前回の暴落時の安値よりも高い位置にあるかどうかを見る。
例として、佐田氏が最近毎日トレードしているアドバンテストのチャートを確認した。日足では7月以降なかなか上がらない展開だが、週足で見るとガタガタしながらも局所的な安値が切り上がっている。児玉氏は、明らかに数年に1回の暴落だと思える日に、下値が前回の暴落を下回っていないかをよく見るという。今ならイラン情勢で大きく下げた3月の日や、昨年の急落局面より上にいるかが目安になる。日経平均についても、当時は6万円を割るかどうかという水準だったが、金利が上がり雰囲気が悪い今も6万円は割っていない、と児玉氏は指摘した。厳密に移動平均線を見るわけではないが、株価が切り上がっていることは買われているという事実なので、それを重視するという。
選定基準5:従業員数が増えている
5つ目は従業員数の増加だ。AIの時代でもあり、人件費の増加はコスト増の要因になるので注意は必要だと前置きしつつ、児玉氏はこの指標も見ている。過去の従業員数の推移は、マネックス証券の銘柄スカウターなどで確認できるという。
児玉氏は、自身も会社を経営していて人の採用はリスクが高いと感じている。だからこそ人を増やせる会社は先行投資に踏み切れるほど強気であり、強いと考える。自社採用ではなくM&Aで従業員が増えるケースもあり、いずれにしてもアグレッシブに事業を進めている会社だと客観的に判断できるという。
佐田氏が、大企業では人を減らして効率化を図ることもあるのではと尋ねると、児玉氏はそれも十分ありだと答えた。実際、メタやAmazonはリストラを発表すると株価がかなり上がるという。ただし、これから成長する株を狙うなら売上や利益額の規模の拡大が必要なので、大型株よりも中小型株で、従業員数の増加が1つの目安になるという整理だ。
一方で留保もある。コンサル会社のように従業員を増やすと、1人当たりの売上や利益が下がりやすい。児玉氏はM&A仲介業界の銘柄にも投資したことがあるが、この業界は参入しやすく大手でも苦戦するケースが多く、利益効率の悪さから株価が評価されないことが起こるという。人を増やせばよいわけではないので、1人当たりの利益や、それを保てるだけの優位性も見るとよいと述べた。
選定基準6・7:設備投資の増加とEPSの上昇
6つ目は設備投資の増加である。配当だけを出す低成長株ではなく、配当を出しながら成長にもお金を使っている会社は、なんだかんだ伸びると児玉氏は語る。
7つ目はEPS(1株当たり利益)の上昇だ。株価にはEPSが関わってくるので基本的な指標になる。自社株買いで分母を減らしてEPSを上げるケースもあるが、できれば利益額そのものが伸びているかが大事だとした。
スクリーニングの4条件
これらをすべて満たす銘柄を探すのは難しそうだという佐田氏の問いに、児玉氏はスクリーニングの条件を示した。代表的な大型株よりは知名度が少し落ちる中型株が中心になるが、市場はプライムでもスタンダードでも構わないという。
1つ目の条件は時価総額500億円以上だ。100億円以上などに緩めることもできるが、小型すぎると売買代金が少なく、大きな資金が入りにくいため、力強い株価上昇につながりにくい。機関投資家がぎりぎり買ってくるかもしれないサイズとして、やや広めに500億円以上に設定している。
2つ目は自己資本比率40%以上で、最低限の財務的余裕を求める条件だ。時価総額の小さい銘柄は伸びる可能性がある一方、大企業に比べて財務が脆弱な部分が大きい。自己資本比率が低いと借入金が多く、金利上昇で利払い負担が増すリスクもある。設備投資には借入れも必要という考え方もあるが、バランスを考えて平均程度の40%はあったほうがよいと児玉氏は考えている。
3つ目は、売上高と営業利益の5年程度の年平均成長率が3%以上であることだ。最低限、増収増益で来ていることを確認する。高成長を求めるなら5%以上に厳しくしてもよい。ただし成長率が高すぎると株価に一気に織り込まれてしまう。佐田氏がトレードする銘柄のように前年比プラス100%などになると、素晴らしいが株価が急騰して手を出しづらく、そもそも高配当ではなくなるという。この条件でも2桁成長の銘柄は出てくるが、いったん広く拾い、ビジネスモデルなども見て判断するという。
4つ目は配当性向30%未満で、配当は出しても出しすぎないでほしいという考え方に基づく。佐田氏は、これらを満たす銘柄を買うチャンスは暴落時でないとなかなか来ないとまとめた。
暴落時に買いたい銘柄1:日本取引所グループ(8697)
ここからは、成長性の基準からいったん離れ、9月末の権利落ちも控える中で、暴落が来たら投資候補として見ようと考えている5銘柄が紹介された。
1つ目は日本取引所グループ(JPX)だ。日本株をやるなら通らざるを得ない取引所で、株式市場の株高の恩恵を受ける銘柄だと児玉氏は説明する。市場全体が暴落したときは、思い出したかのようにJPXを買うと言い、チャートも市場の動きに連動しているという。
今後上がるかどうかは分からないとしつつ、児玉氏は収益構造に注目する。JPXは売買手数料で多くの利益を出しているため、インフレが進み日経平均が上がれば、同じ参加者数・同じ株数の取引でも株価が高い分だけ売買代金が大きくなる。最近は増配もしており、資料作成時点の利回りは3%台半ばだという。配当性向は70%程度で安定株の側面が強いが、上場企業に対して資本効率や株価を意識するよう求めることができる立場にある。この取り組みは長期的なもので、まだ進めている最中なので、上場企業の株価上昇も構造的に見込みやすく、強制的な金融緩和のような面もあると児玉氏は表現した。暴落時に初心者が検討しやすい銘柄だとしている。
銘柄2:東京海上ホールディングス(8766)
2つ目は東京海上ホールディングス。児玉氏は、日本だけでなく世界でもトップ3に入る損害保険会社で、バフェット氏が買ったことでも注目されたと紹介した。
保険会社の良さとして、児玉氏は2点を挙げる。1つはキャッシュフローの安定だ。ものを作っているわけではなく保険料が毎月入るので、仮に事業が少し傾いても配当を出しやすい。もう1つは金利上昇への強さだ。保険会社は預かったお金を債券で運用しているため、金利が上がれば利回りの高い新しい債券で運用でき、運用収益が上がる。保有中の債券の価値は下がるが、保有株を売却して債券の売却損に充て、資金を作って利回りの高い債券に投資し直すこともしているという。
さらに株式分割が予定されており、児玉氏によれば15分割で、現在100株80万円ほどの価格が、100株5〜6万円程度、1株なら500〜600円程度で買えるようになる見込みだ。佐田氏が、分割しすぎると需給が悪くなるイメージがあると指摘すると、児玉氏もその懸念は持っており、どこで買うかは難しいと認めた。ただ、単価が下がれば買い下がりがしやすく、含み損になっても買い増して取得単価を下げ、配当利回りを上げやすいという。
加えて、取引先との付き合いで持っている政策保有株の売却を3年ほど前から進めており、計画はまだ半分だと児玉氏は説明する。これまでに配当金はかなり増えているが、売却益の一部をさらに配当に回す余地がある。海外でM&Aをしながら事業を拡大しているため、成長性も見込めるとした。
銘柄3:センコーグループホールディングス(9069)
3つ目はセンコーグループホールディングスで、佐田氏は初めて聞いた銘柄だという。東京の湾岸の倉庫街で見かける物流会社で、主に企業物流を手がける。例えば積水化学工業や積水ハウスの製品、つまり化学物質や建築資材の物流を担い、食品の冷凍物流なども行っている。
物流企業にそこまで成長性があるのかと思われるかもしれないが、児玉氏によればM&Aで事業を多角化しており、食品容器メーカーや外食店などにも広げ、海外を含めて事業展開しているという。児玉氏は何年も前からYouTubeで取り上げており、当時は利回り4%程度だったが、今は2%程度に下がっている。暴落すればそれなりの利回りになるとし、「攻めの高配当銘柄」と位置づけた。
強みとして児玉氏が挙げたのは、積水化学や積水ハウスのような固定された大口の取引先があることだ。景気が悪くなったりAmazonでの買い物が減ったりしても、それで儲からなくなる構造ではなく、その基盤を背景に拡大を続けている。株価はゆっくりだが、4年ほど前に投資していれば3倍以上になっていると述べた。
銘柄4:NTT(9432)
4つ目はNTTだ。佐田氏が、レンジを抜けて株価が上がり配当利回りが低くなっているのではと尋ねると、児玉氏はNTTを高配当株というよりストーリーの面白さで選んだと答えた。
児玉氏の説明では、NTTは人気銘柄ゆえの需給悪化や通信事業の伸び悩みがあったが、最近、NTTのIOWNが自衛隊の中核技術になった。AIを使った防衛には膨大な通信や電力が必要になるが、IOWNで大幅にコストダウンでき、国防・国策の銘柄になったという見方だ。IOWNはこれまで海外や一部で実験的に使われていたが、いよいよ中核に入ったことで、防衛株としての期待もあると児玉氏は見ている。
さらに、金利上昇で景気後退のリスクが出てくる中で、NTTはガチガチのディフェンシブ銘柄だと児玉氏は言う。景気が悪いからといってスマホを使わなくなるわけではない。数カ月前から株価が上がっていて不思議に思っていたが、今の景気サイクルの中で強くなっている面もあると推測した。
この銘柄は暴落を待つ必要があるのかという問いに、児玉氏は今の利回り水準も悪くないと答えた。10年以上増配を続けており、取得単価に対する将来の利回り改善は期待できる。暴落してもそこまで下がらないだろうという。以前は150〜160円のレンジだったが、理想を言えば130円台後半まで落ちれば良い利回りになる。ただしそこまでは行かなさそうなので、利回り3.5%程度で良しとするという。これまではデータセンターなどの先行投資で株価が悪い時期が長かったので、ここから高値を取っていく成長ストーリーに賭ける、性質の違う銘柄だという位置づけだ。株価170円程度なら1万7000円ほどで買えるため、分散して細かく買いやすい点も挙げた。
銘柄5:ライト工業(1926)
最後はライト工業だ。日本のインフラ保全を担う土木会社で、高速道路の山間部などで見かける、コンクリートで固められた斜面「法面」のトップ企業だと児玉氏は紹介した。法面は土砂崩れを防ぐための補強である。ほかにも建物を建てる前の地盤改良工事など、特殊な土木に強みがある。
児玉氏は、日本では新しく建物を建てるよりも、今あるインフラをいかに守り修繕するかが重要な局面になっていると指摘する。政府も国土強靱化計画で2026年から5年間に20兆円の予算を投じると言われており、仕事がなくならない。特殊土木で技術力を持ち、配当金を減らしておらず、利回りは4%近くあるという。
佐田氏は、建設・土木株は昨年大きく上がったが、今年は原油高と金利高で逆境に見えると問いかけた。児玉氏の答えは「だからいい」だった。資材コストや人件費の上昇、人が集まらないといったリスクはもちろんある。しかしインフラ保全は、人がいない、コストが高いという理由でやめられるものではなく、安全のためにやらなければならない。そのため他の建設業より仕事が途切れにくい安定性があると見ている。
佐田氏が、都市開発中心の建設会社が建設費高騰で話題になっていたのとは性質が違うのかと確認すると、児玉氏は同意した。決算を見ると工事件数は少し減っており、今の状況が良いわけではない。ただ株価上昇を狙うなら、今良い株を買うよりも、今は悪いが状況が変われば相対的に良くなるという変化のある銘柄を狙うべきだというのが児玉氏の考えだ。なお、5分割の株式分割も予定されており、9月以降は1000円以下で買えるようになる見込みだという。
売り時の目安:投資ストーリーの変化
最後に佐田氏は出口戦略を尋ねた。児玉氏はYouTubeを5年続けており、当時取り上げた銘柄が上がって売り時の相談が大量に来るという。答えは人によるとしたうえで、いくつかの目安を示した。
1つ目は、配当の根本になる成長が止まっていないかだ。高配当株として持つ以上、配当の安定、できれば増配が必要になる。業績の数字や、その源泉である優位性が変わってきたら売却を考えてもよいという。児玉氏自身の例として、YouTubeでよく取り上げていた建設機械の会社を挙げた。世界的に建設機械の需要が増え販売が伸びるという仮説で投資したが、思いのほか伸び悩んだため、他の高配当株に投資したほうが効率が良いと判断し、2倍ほどになったところで売った。結果として株価はその後も上がっているが、業績成長は見たところあまり伸びていないという。自分の当初の投資理由を把握しておき、それと違ってきたら売る、つまりストーリーが変わったときが1つのポイントだとした。
2つ目は、ポートフォリオで株の比率が高くなりすぎたときだ。投資額に対する株の割合や、全資産ベースでの株の割合を見る。好調でも株が多すぎる場合は多少売ってもよいという。理由は現金余力がなくなるからだ。児玉氏は、資金が少なかった頃、現金化しなければと焦り、売らなくてよいところで売ってしまったことがあると振り返った。精神的な判断ミスを起こしやすくなるので、どんなに調子が良くても現金は少なくとも20%持つよう勧めている。株価上昇で結果的に現金比率が下がった場合は、優先順位の低い高配当株を少し利益確定して現金化し、自分の中でリバランスする。そうすれば安定して投資を続けられ、利益も確保できるというのが児玉氏の結論だった。
もし今暴落が来たら、この株を買え。
続いてが8766の東京海上ですね。はい。バフェット銘柄ですね。
続いてはこの銘柄です。9432のNTTですね。NTT、ついにあのレンジを抜けた。はい。ここでNTT。IOWNが自衛隊の中核技術になったわけですよね。国防国策の銘柄になったってことです。
そして最後がここです。これはどういった企業ですか? 今、利回りも多分4%近く、実はあるんです。すごい。
建設土木って去年すごい上がったと思うんですけど、今年に関しては原油高と金利高で、ちょっと正直逆境な感じがするんですけど。だからいいんですよね。だからいいんですか? そうです。そうです。
不動産投資を学ぶなら楽待。
高配当株投資って一見初心者向けかと思いきや、いろいろと気をつけないといけない落とし穴もあるなというところで。でもぜひ、しっかり成長しながら配当がもらえる株をつかみたいというところで、ここからは児玉さんご自身の具体的な配当株選定基準と、この秋に買いたい銘柄5選をお話しいただけるということで、よろしくお願いします。
はい。もう厳選しました。ありがとうございます。じゃあまずは、もうそっちから聞きたいところですけど、選定基準の方から教えていただけたらなと思うんですが、そこはいかがでしょうか?
1つは、利益率とキャッシュフローが改善してる、良くなってるっていうことですね。利益率というのは、売上高に対して残った利益が何%ぐらいあるかっていうことですよね。利益率が高ければ当然、利益の効率が良いので、例えばそれを人材採用に使ってもいいし、設備投資してもいいし、配当金に使ってもいいしっていう、たくさんいろんな選択肢が出てくるわけですね。
利益率は業界によってもちろん変わるんですが、特に本業の利益である営業利益率、あとは全て差し引いた後の当期純利益、純利益率ですね。そこを見ています。
株価が上がる時っていうのはどういう時かというと、今よりも良くなる時ですね。今いいとか悪いっていうのはもちろんあるんですけども、それに対して未来が良くなっていくのか、悪くなっていくのか、今比でっていうことですね。利益率とかキャッシュフローの改善っていうのは、まさに株価の評価にダイレクトにつながりやすいですよね。なので、高配当株の中でも利益率の改善が見られるような会社っていうのは、すごく魅力的だなっていうふうに。
利益率は数字が高くなる方がいいっていうことですよね。はい、そうですね。キャッシュフローに関してはどんなふうに見ればいいですか?
キャッシュフローに関しては、私は営業キャッシュフローと投資キャッシュフロー、あとはフリーキャッシュフローというものを見てまして。業績ってあくまで取引が成立した時の数字ってだけで、お金が入ってくるかは別ですよね。例えば動画収録に出演して、今すぐ出演料をもらえるかと言ったら、多分そうじゃないですよね。翌月に多分請求書を発行して、分かんないです、翌月か翌々月にお金が入ってくるっていう、この現金の流れがキャッシュフローなんですけども。営業キャッシュフローが高いっていうのは、現金ができてるってことです。
帳簿上の数字が上がってるんじゃなくて、現金がしっかり手元にあるっていうことですね。なので、そのキャッシュフローが良くなってるっていうことは、さっきの利益の話と同じなんですけども、すぐにいろんな投資にお金を振り向けられるんですよ。そこのスピード感が出るので、本業の営業キャッシュフローが改善していたりですとか、あとは投資キャッシュフローがマイナスになってる。キャッシュフロー、マイナスじゃんって思うかもしれませんが、それだけ現金をたくさん使ってるってことですね。
投資キャッシュフローがマイナス。はい。営業キャッシュフローと投資キャッシュフローと財務キャッシュフローっていうのがあるんですけども、営業キャッシュフローは本業で稼ぎ出した、ビジネスの活動で稼ぎ出したキャッシュフロー、現金ですね。投資キャッシュフローっていうのは、例えば工場を建てたとか、株を買いましたみたいな時もお金を出すじゃないですか。だからキャッシュフローはマイナスなんです。
一方で、例えば株を売りました、売却しましたっていったら、その分のお金が戻ってきますよね、手元に。その場合は投資キャッシュフローがプラスなんですけども、投資キャッシュフローがマイナスということは、それだけ設備投資をしっかりしてるっていう。いろんな事情、いろんな背景があると思うんですけども、一般的にはそういうふうに解釈できますね。
将来の利益につながるってことですね。はい、そうですね。キャッシュフローがしっかり改善してるというか、お金を稼いで使えている。そして営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを差し引いたフリーキャッシュフローという指標があるんですけども、それは本当に自由に使えるお金っていうことですね。
米国の成長株でも結構大事にされてる指標。今、ハイパースケーラーの株が急激にちょっともたもたしてるのは、フリーキャッシュフローがかなり悪化してるからって聞いたことありませんか? これ以上投資できないんじゃないかみたいな懸念で売られてるって。あ、その逆ってことですね。そうです。フリーキャッシュフローがなかなかうまくいくってことはそんなにないかもしれませんが、改善してるっていうのは、まず1つ株価の上昇要因でありますので。
2つ目が、配当性向が低いってことですね。高配当株ですけど、あんまり配当性向を求めないでほしいってことですね。できれば30%未満ぐらいが本当はいいかなと。ただ最近の上場企業は40%とか出すところもあるので、平均って多分37%ぐらいなんですよ。なので、もしかしたらもうちょっと高めにしてもいいかもしれないんですが、投資の大事な考え方としましては、出した利益を配り切るんじゃなくて、しっかり配当金はちょっと出しつつ、ちゃんと他の事業を成長するための投資にしっかり使ってるっていう、そこが大事ですね。
やっぱり逆だと思ってたので、すごい目から鱗というか、なるほどと思います。はい、そうですね。配当性向が低い会社というのは、当然利回りも低くなりやすいですよね。だからこそ高配当で買うには、やっぱり暴落時に買うっていうのは。そういうことですね。全部つながってきました。そうですね。そこが大事ってことですね。
続いて、3番目が売上が増加してるってことですね。これはシンプルに、ビジネスが拡大してるかどうかということです。これはどんなフェーズの会社も大事だと私は思ってます。ベンチャー企業はもちろんそうですし、それこそNTTとかいうインフラ会社であったとしても、結局利益の大元というのは売上から来ますから。多少の差はあると、売上が増加してるっていうのはやっぱり大事なポイントですね。
4番目、チャートの下値が切り上がる。切り上がる。はい。これは長期投資の目線で見た時に、日足とか分足とかじゃなくて、週足で5年間ぐらいのチャートで、なんだかんだ上昇してる。下落する場面があると思うんですけれども、そこで切り返したポイントが、前の暴落した時の安値よりも高い位置にいるっていうことですね。
例えば佐田さん、最近注目してる銘柄とか何かあったりしますか? はい。毎日最近トレードしてるのは、アドバンテスト、キオクシア。大きいの行きますね。いいですね。ありがとうございます。
例えばこのアドバンテストを見ると、日足を見るとちょっとガタガタというか、7月以降なかなかさえない展開が続いてますけども。ただ例えばこれを週足とか月足で見た場合、どうですかね。なんだかんだガタガタしながらも、一番安いところ、局所的に一番安いところが切り上がってるのは分かりますよね。確かに。かつての暴落まで下がってこないというか、そういうことですかね。
はい、そうですね。なので暴落局面で私がよく見るのは、今日明らかに数年に1回の日だなって思う時とかに、下値が結局、前の時の暴落よりも下回ってないかっていうのを結構見ますね。今だとイラン情勢の時の、3月のすごい下げた日とかよりも上にいるか、みたいな。もし今後暴落的なものが起きたとして、そういう形で見ていけばいいってことですか。
はい、そうですね。イラン情勢とか、去年の関税ショックとか、場合によってはそこよりも下回らないかって見た方がいいかなと思いますね。日経平均もなんだかんだ、当時は多分6万円割るかなぐらいの感じでありましたけども、今ここまで金利が上がって雰囲気が悪くても、6万円は今のところ割ってないじゃないですか。そういう、なんだかんだ長期を見た場合に下値が切り上がっているっていう、そういう銘柄を狙っていくといいと思いますね。
なるほど。テクニカルも活用しつつっていうことなんですね。はい、そうですね。厳密に移動平均線を見たりはしないんですけども、株価が切り上がってるってことは買われてるっていう事実なんで、何よりも。なので、そういうところを大事にします。
5番目が、従業員数が増加中ってことで。すごいファンダっぽい感じの。はい。ファンダっぽい、5番目にしてです。これも見てますね。必ずしも、今の時代AIもありますし、人件費を増やすっていうのは結構コストの激増要因になるので、気をつけなくちゃいけないんです。
これって調べられるんですか? 現在の従業員だと会社ホームページとかにありそうですけど、過去のものって。あります。そうなんですね。私はマネックス証券の銘柄スカウターとかで見てるんですけども、過去の従業員の数の推移とかを見ることができるので、その辺を見ているんですけども。なんだかんだ人数を増やしてる会社っていうのは強いですね。
だって、人を採用するっていうのはかなりリスクが高いなって、私自身も会社をやっててやっぱり思うんですけれども。先行投資というか。はい。それをやれるぐらい、まず強気だっていうことが挙げられますね。あとは自社で採用するっていうんじゃなくて、M&Aして従業員数が増えてるっていう場合もありますので、そういった意味でも、かなりアグレッシブにビジネスをしてる会社ということを客観的に判断できるので。
大企業でもそうなんですか? むしろちょっと減ってて、無駄をなくすって言ったらあれですけど、効率化を図って、みたいなこともないんですかね。はい、もちろん。そういうことも全然ありだと思ってまして、人員を減らして効率化するっていうのはすごくいいと思います。実際リストラとか発表した場合に、それこそMetaとかAmazonとか、株価が結構上がるんですよ。
だから、それはそれで人を削るっていうのは株価上昇要因にもなるんですけれども、これから成長する株を狙いたいっていう場合は、やっぱり業績自体、売上もそうですし、利益額自体の規模の拡大が必要になるので。大型株というよりかは中小型株のような、これからの成長を期待する企業であれば、やっぱり従業員数が増えてるっていうのは1つ指標になるかなと思います。
そうなんですね。コンサルとかしか見てなかったです、従業員数って。そうですね。確かに結構ありますよね。ただ、従業員数が増えても、結局コンサル会社とかそうなんですけども、1人の売上とか利益が下がりやすいんですよね、指標として。そうなんですね。だから仮に人が増えたとしても、ちゃんと教育できる体制かとか、あとはビジネス自体に優位性があるかどうか。
M&Aの業界とかにも投資したことがあるんですけども、M&Aって結構企業が参入しやすくて、大手企業とかでも結構苦戦してるケースが多いんですよね。株価が評価されない、利益効率が悪いからっていうことが起こるので、必ずしも人を増やせばいいってもんではないんですが。
従業員数と、もし可能であれば1人当たりの生み出している利益みたいなのも見ていくと、より確実なんですかね。そうですね。それをキープできるだけの優位性も保てるかどうかっていう、その辺りも見るといいと思います。
6番目が設備投資が増えてるということで、これは先ほどもお話ししましたが、ただ単に配当だけ出している低成長株ではなくて、配当も出してるけどもしっかり成長にお金を使ってますよっていう。そういう会社はやっぱりなんだかんだ伸びますね。
あとEPSが上昇してるということで。1株当たり利益ですかね。はい、そうですね。これは本当に基本ですけども、株価にはやっぱりEPSが関わってきますんで、しっかり1株利益が上昇してるか。自社株買いをして分母を削るっていうケースもありますけれども、できれば利益額自体がちゃんと上がってるかどうかっていうところが大事だと思います。分かりました。ありがとうございます。
楽待チャンネルで御社をPRしませんか? 会社を広く知ってもらうっていうのには、すごく適してると。新卒採用にしても中途採用にしても、楽待さんの動画を見てイメージを持ったまま受けに来るので、ミスマッチが少ないですね。楽待チャンネルで企業PR。
ただ、これらを満たす条件がそろっている銘柄を見つけるのって難しそうなんですけれども、あえてスクリーニングするとすればどうですかね? うまくスクリーニングできますでしょうか?
そうですね。代表的な大型株というよりかは、少し知名度で言うと落ちると言いますか、中型株みたいな側面になるかなと思うんですが、あります。ありますか。これ、市場で言うとプライムじゃない方がいいんですかね、もしかしたら。プライムも全然プライムでいいと思いますし、スタンダードでもいいと思います。
児玉さんならどういった条件で抽出しますか? そうですね。用意したのが4つあるんですけども、1つが時価総額ですね。これが一応500億円以上というふうに定義しています。
やっぱり小型すぎると、ちょっと危険というか怖いみたいなところがあるんですか? そうですね。おっしゃる通りで、それこそ100億以上とか、もっと緩めることもできるんですけども、やっぱり小型すぎると、そもそも取引してる売買代金が少ないですよね。売買代金が小さすぎると、大きく投資が入ってこない、入ってきづらいので、力強い株価上昇につながりづらい。
なるほど。ある程度、機関投資家とかも買ってくるようなサイズってことになるんですね。そうですね。ギリギリ買ってくるんじゃないかというサイズで、少し広めに500億円以上でスクリーニングします。
2つ目は、自己資本比率が40%以上ということで、最低限、財務的な余裕があるということです。時価総額が小さい銘柄っていうのは伸びる可能性がある一方で、財務ではまだまだ大企業とかに比べると、どうしても脆弱な部分が大きいですよね。なので最低限、自己資本は40%、平均ぐらいはまずあった方がいいかなっていう。
これが仮にさらに低いと、借入金が多いだったりとか、その利払い負担が金利上昇で上がっていくっていうリスクも結構あるんですよね。設備投資すれば借り入れも必要だっていう考えもありますけれども、いろいろバランスを考えると、自己資本も40%ぐらいあった方がいいんじゃないかなというふうには思ってます。
3番目が売上高と営業利益の成長率、年平均で3%以上というのを出してます。どのぐらいの期間の平均かというと、5年ぐらいの成長率っていうのを出してます。これは年間での、つまり前年に比べて何%上がりました、下がりましたっていう数字をならしてどれくらいかっていう話なんですけども、最低限、増収増益で来てるっていうことですね。高成長を求めるならば、平均で5%以上っていうふうにスクリーニング条件をより厳しくしてもいいと思います。
ただ、あまりにも成長率が高すぎると、もう株価に一気に織り込まれちゃうんですよね。どうですか? 実際、佐田さんがやってる銘柄とか、前年比プラス100%とか2倍とかなると、素晴らしいとか、そういうふうになってますか。なりますよね。素晴らしいんですけども、ただ一気に株価が上がってしまうので、ちょっと手が出しづらくなっちゃうし、そもそも高配当ではなくなってしまうと思うんです。
緩やかに成長してるっていうのが大事っていうことですかね。はい。もちろん、本当に3%ぐらいの成長率っていう会社もあれば、この条件だと2桁%成長してますっていう銘柄も出てはしまうんですけども。一旦いろいろ広く見ながら、あとはビジネスモデルだったりとか、他の要素も見て判断しましょうということですね。
あと4番目が配当性向が30%未満ですね。これは配当金は出すけども、出しすぎないでくださいという、そういう考え方でやってますね。
なるほど。そういった選定基準とこのスクリーニングによって、配当をもらいつつ成長も期待できるっていう高配当株を見つけることができるっていうことなんですね。確かにこれを満たすには、暴落時じゃないとなかなか買いのチャンスっていうのは訪れなさそうだなというのも、非常によく分かりました。
とはいえ、実際にここから高配当株を買っていくにあたって、もし今暴落が来たらこの株を買えっていうような高配当株セレクトをしてきてくださったというふうに伺っておりますので、そちらを教えていただいてもよろしいでしょうか?
分かりました。これまでは成長性も狙える高配当株ということでお話をしたんですけども、一旦それは置いておいて、今ってことですよね。9月末も配当の権利落ちが控えてますけども、暴落が来た場合に私が投資候補として見ようかなと思ってる銘柄ですね。それぞれ見ていこうと思います。ありがとうございます。
1つ目が8697の日本取引所グループ。いつもお世話になってます。お世話になってます、ですよね。日本株をやるんであれば、通らざるを得ない取引所でして、まさに株式市場の株高の恩恵を受ける銘柄だと。
この銘柄は、私は市場全体が暴落した時は、思い出したかのように買うのが日本取引所グループ、JPXだと思ってまして。きれいに、このチャートとか見ても。その相場の動きによって連動するんですね。
今後も上がっていくかどうかっていうのは、もちろん分からないところではあるんですけども。ただ1つは、インフレが進んで、かつ将来的に日本株、日経平均とかがどんどん上がった場合に、金額自体が大きくなってくるんですね。日本取引所グループは株の売買手数料で多くの利益を出していますんで、結局同じ、例えば株式市場の参加者数、同じ株数の出来高であったとしても、売買される株価が高ければ売買代金が結構大きくなるんですよ。
なるほど。世の中のインフレ全体の恩恵を受けることができるわけですね。受けますね。なので、暴落したらとりあえず思い出したかのようにJPX。しかも最近増配もしまして、撮影というか資料をまとめた時の利回りでありますけども、3%半ばぐらい配当があるんですよね。
配当性向は70%ぐらいなので、どちらかというと安定株の側面が強いんですけども。ただ、彼らは特殊技能を持ってまして、何かと言いますと、所属してる上場企業に対して、もっと利益効率を上げろ、もっと株主還元しろ、資本効率をっていうふうにお達しできるんですね。これ、長期なんですよ。まだまだ施策を進めてる最中なので、要は上場企業の株価の上昇っていうのも、今後は継続的に見込みやすい。強制金融緩和をしてるみたいなところもあるので。その点で安定株の側面がまず強いんですが、JPX、思い切って暴落時に検討してみても、初心者はやりやすいかなと思います。確かに。ありがとうございます。
続いてが8766の東京海上ですね。はい。バフェット銘柄ですね。もうYouTubeがよく回る銘柄ですね。これは日本でもそうですし、世界でもトップ3に入るような損害保険会社ですけれども、バフェットさんが買ったことでかなり注目もされました。
保険会社のいいところというのは、私の中で2つあると思ってまして。1つはキャッシュフローが安定してるということです。何か物を作ってるわけじゃないです。でも保険料は毎月入ってきます。だからキャッシュフローが、仮に景気が少し傾いても安定して出しやすいですよね。そこがまず1つ、ポイントとしていいなと思ってるところと、あとは金利高にも強いですね。
金利が上がると、保険会社は債券で預かったお金を運用してるんで、新しく債券を買って利回りが高い状態で運用できるので、そこの運用収益が上がっていきます。今持ってる債券がその分下がってっていうのはあるんですけども、ただ株も持ってるんで、株も売却して債券の売却と当てて、資金を作って、今まさに金利が上がってる債券とかに投資をして利回りを上げていくっていうこともやってるので。その点では金利にまず強い高配当株だなというふうに思ってます。
加えて、東京海上は15分割しますね。この動画が上がってる頃には、もしかしたらなってるかもしれませんが、多分100株5万円から6万円あたりで買えるようになりますので、その点でも初心者が投資しやすいかなと。
分割されすぎると、ちょっと需給が悪くなるイメージがあるんですけど。そうですね。私もそれはありまして、どこで買うべきかっていうところは、ポイントとしてまた難しいところがあるんですけども。ただ、言うても100株5万円とか、1株だと500円とか600円なので、買い下がりがしやすいですね。
なるほど。そうか。ロット調整というか、暴落時に調整がしやすいっていうのは、今の80万円の価格に比べたら。そうですね。だいぶ。だから個人の方でも、仮に含み損とか下がったとしても買い増しして、結果的に取得単価を下げて、配当利回りを上げやすい。
今、政策保有株の売却っていうことで、元々持ち合いしてる株、取引企業とかで付き合いで持ってる株を売却してるんですよ。流動性を上げるというか、株の売買を活発化するためにですね。それが今、3年ぐらい前から始めていて、計画のまだ半分なんですね。そうなんですね。ここまで結構配当金が増えてるんですけども、まだ半分あるので。まだ増やせる余地があるっていうこと。そうです。その売却益全てではもちろんないですけども、何割かは配当金にまだまだ当てていく余地があるので、その点では面白いですし。
バフェットさんも投資してるように、ただ単に安定した保険会社というんじゃなくて、M&Aとかしながら事業拡大も海外でやってますんで、成長性も見込めます。まだまだ成長性もあるっていう大型企業ですが、東京海上、ありがとうございます。
続いてが9069のセンコーグループホールディングスです。私、初めて聞きました。初めて聞きましたか。こちらは物流会社でして、東京の沿岸の倉庫街とかに行くと、センコーってドーンって書いてあったりするんですけども。主に企業物流を行ってる会社でして、例えば積水化学ですとか積水ハウスの製品ですよね。そういった化学物質ですとか建築材とかの物流を行いながら、あとは食品の低温物流だったりですとか、商社なんかも行っていたりもします。
この会社は物流企業で、そこまで成長性があるのって思うかもしれないんですが、結構M&Aしながら事業を多角化してます。食品の容器のメーカーだったりとか、外食店ですとか、いろいろやってまして。そういった意味で、海外も含めて事業展開を結構やっております。
じゃあ、外貨も稼ぎつつ安定感もあるっていうことですかね。はい、そうですね。元々これ、何年も前から実はちょこちょこYouTubeで扱ってる銘柄でして、配当利回り4%ぐらいだったんですけど、今は2%ぐらいの利回りでは一応あるんです。ただ暴落した場合は、それなりの配当利回りになるかなというふうに、まず思ってるというところと。高配当でありながら、攻めの高配当銘柄と言えますね。
これにはやはり積水化学ですとか積水ハウスといった、固定された大口の先があって、そこが物流の売上になるわけですよね。景気が悪くなったとか、例えばAmazonでお買い物する人が減ったから物流企業が儲からなくなるとか、そういうことではなく、固定の先があるので。その強みをバックにどんどん拡大してるので、その点でもかなり力のある物流会社だなと思ってますし。実際株価も、ゆっくりではありますけども、大体4年ぐらい前から投資すると3倍以上には。すごい。知らなかったです。ありがとうございます。センコーホールディングス。
続いてはこの銘柄です。9432のNTTですね。NTT、ついにあのレンジを抜けた。ここでNTT。もう配当利回りが低くなっちゃってると思うんですけど、株価が上がって。そうですね。高配当株というよりかは、配当もあるんですけども、ちょっと株価というかストーリーが面白いかなと思って。
NTTって元々人気銘柄として需給が悪化したりですとか、あとは通信が伸び悩んだりとか、いろいろあったんですけども。最近、NTTが持ってるIOWNが自衛隊の中核技術になったわけですよね。今、例えばAIを使っていろんな防衛をしなくちゃいけないですけども、その通信費だったりとか電力って、やっぱり莫大なコストがかかるんですが、IOWNを使うことで大幅にコストダウンして、防衛にも使えるということで。要は国防国策の銘柄になったってことですね。
IOWNっていうのは元々海外だったりとか、一部のところで実験的に使われてはいましたけども、いよいよ中核に入ったっていうことで、その期待で防衛株として期待されてる部分があるかなと、まず見てますということですね。
加えて、今、金利が上がることで景気後退のリスクが出てきてますね。そんな中でNTTっていうのは、ガチガチのディフェンシブです。景気が悪いからといってスマホしないじゃないですか。なので、その状況で強い側面もありますし。数か月前から株価が上がってて、何だかなと思ってたんですけども、おそらく今の景気サイクルの中で強くなってるっていう部分もありますね。
でも、これも暴落したらってことなんですか? これは今の利回りでも悪くないかなとは思ってます。なんだかんだ10年以上増配もしていますし、今の利回りは確かにそんなに高くないですけども、全然、取得単価に対しての将来の増配による利回りの改善は期待できますし。暴落した場合は、そこまで下がらないので、できれば。
そうですよね。今レンジを抜けたので、どこをラインにしたらいいか難しいなと思って。前だと150円か160円のレンジだったと。私の理想で言えば、もう130円台後半。130円台、だいぶ今から50円くらい落ちないと。そうですね。そこまで行くと結構いい配当利回りになるんですけど、ただ多分そこまで行かなそうなので、3.5%とか、それぐらいの利回りで一応よしとしておいて。
4%行かなくてもいいくらいディフェンシブってことですね。そうですね。むしろ成長ストーリーにちょっと賭けていくっていうか、これまでが結構たくさん先行投資ですね、データセンターとか成長投資にお金がかかりすぎてて、株価が悪かった時が長かったので。ここから高値を取っていくっていう、そっちの方にフォーカスした方が。ちょっと性質が違う。はい。細かく買えますね、しかも。170円だから1万7000円ぐらいで買えますから。確かに。だから細かく分散して買うのもやりやすいかなと思ってます。
そして最後が1926のライト工業です。これはどういった企業ですか? ここは土木の会社でして、日本のインフラの保全を担っています。例えば、車とか運転されて、お出かけします? 全然、ごめんなさい。高速道路とか乗るじゃないですか。山間部とかで、コンクリートで斜面が固められてるのがありますよね。あれ、法面と言いまして、土砂崩れを防いだりとかする、補強する意味があるんですけども。その法面のトップ企業になりますね。知らなかったです。
日本のインフラの保全を担ってるっていうところと、法面以外にも、例えば建物を建てる前に地盤を強化して改良して、そういう工事を行ったりですとか、特殊な土木に強みがある会社なんです。今、日本は新しく建物を建てるっていうよりも、今あるインフラをいかに守っていくかというか、修繕するかっていうのがとても大事な局面になってきてますよね。政府も国土強靱化計画ということで、2026年から5年間で20兆円、予算を投下するというふうに言われてます。
だから仕事がなくならない。はい。その中で特殊な土木工事において技術力も持っていて、しかも配当金を全然減らしてないんですね。今、利回りも多分4%近く、実はあるんです。すごい。
建設土木って去年すごい上がったと思うんですけど、今年に関しては原油高と金利高で、ちょっと正直逆境な感じがするんですけど、どうですか? だからいいんですよね。だからいいんですか? そうです。確かにそこのコストの要因、あと人件費も上がってるので、お金がかかって工事も人が集まらないみたいなリスクはもちろんあります。ただ、このインフラ保全っていうのは外せないんですよ。
人がいないからとか高いからとかじゃなくて、安全のためにはやらなくちゃいけない。なので、その点では他の建設業に比べると、やっぱり仕事が途切れにくいっていう安定性はあるかなというふうに思ってます。
確かに。都市開発が結構中止になったりっていうので、建材費とかで話題になってましたけど、安全を守る、保全っていう意味では削れない部分の土木っていうことになるから、ちょっと性質が違うんですかね、この建設と。
そうですね。決算を見ると確かに工事の件数とかちょっと減ってて、今状況がいいかというとそうじゃないんです。ただ株価の上昇とかを狙おうと思った場合は、今いい株を買うというよりかは、今悪いんだけども、でも何か状況が変わった場合に相対的に良くなるっていう、そういう変化がある銘柄をやっぱり狙うべきでして。その点で安定性の部分と状況から、ちょっと聞き慣れない銘柄かもしれませんが、1926のライト工業。
ちなみに株式分割もします。そうなんですか。5分割とかなので、多分9月以降1000円以下で買えるようになります。すごいですね。
ありがとうございます。この銘柄自体もそうですけど、選び方もそれぞれ観点が違って、高配当株っていってもいろんな視点から見ていくことが大事なんだなっていうのが、非常によく分かりました。
最後にぜひ出口戦略だけ伺いたいなと思っていて、資産だから売らないとはいっても、やっぱり売ってそのお金で旅行に行きたいなとかも多分あると思うんですけど、どうしたらいいですか?
私の視聴者さんからも、もう5年YouTubeをやってるので、当時扱った銘柄が結構上がってきて、売り時どうしましょうっていうのは、結構大量に今来るんですよ。いいことですね。ありがたいことではあるんですが、結構悩ましいですよね。これに関しては、正直人によるっていうのが答えではあるんですけども、目安はいくつかあります。
1つは、高配当っていうことで持ってると思うので、配当金がまず安定する必要がありますよね。できれば増配する必要もあると思うんですけども、その根本になる成長が止まってないかどうかってことですね。業績の数字もそうだし、それの元になってる優位性。その辺りがちょっと変わってきてると、売却を考えてもいいかもしれません。
なるほど。例えば私がよくYouTubeで取り上げてる銘柄ですと、建設機械の会社があって、今も上がってるんですけども、ただ業績成長を見た時にあんまり上がってないんですよね。なので私は途中で売ってしまっていて、結果として上がってはいるんですけども。ただ理由としましては、世界的に建設機械の需要が上がって販売が伸びるんじゃないかというところ。そういうところを仮説として立ててやったんですけども、思いのほか伸び悩んでいて。だったら他の高配当株に投資した方が効率がいいかなと思って、2倍ぐらいにはなってたんですけども、売ったっていうのはありますね。
なので自分の当初の目論見、投資理由が何だったのかっていうのをしっかり把握しておいて、それと違ってきた場合は売るっていうのは1つポイントかなと思います。ストーリーが変わった時っていうことですかね。そうですね。
あとは自身のポートフォリオで株の割合が多い時。これをやっぱり見てほしいですよね。それは投資したお金に対しての株の割合もそうだし、全財産ベースで株が何割あるかっていう。これが多い場合は、確かに好調でも多少株を売るっていうのをやってもいいかもしれません。なぜかというと、単純に現金の余力がありませんね。現金が少ないと、買い増しする時のお金もなかなかないですし。
そうですね。もっと言うと、私、資金が少ない時って、結構売らなくていいところで売っちゃったりとかしてたんですよ。なぜかというと、資金の余力がないから、どこかで現金化しなきゃって言って、結局焦っちゃうわけなんですよね。だから精神的な判断で、実はミスを起こしやすいんですよ。
なので、できれば現金は少なくとも20%は、どんなに調子が良くても持っててくださいねって言ってるんですが、あまりにも株価が上がって膨らんで、結果的に現金の割合が少なくなってる場合は、まさにリバランスの観点で。自分の中のリバランスをしていきましょうってことです。そうですね。なので、優先順位の低い高配当株を少し利益確定して現金化するっていうことをやっていくと、安定して投資ができるし、利益も確保しておいしいものも食べられるんじゃないかと。
ありがとうございます。本当に資産運用全体の話から、中でも高配当株投資、その見つけ方について、今日はじっくりとお話を伺いました。ということで改めて、今日は児玉さん、ありがとうございました。ありがとうございました。
楽待、楽待、楽待、楽待。楽、楽、楽待、楽待。
不動産は楽待だ。
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