メルカリや海外市場の激安ブランド品は何なのか——サードシフト品から「しつけ」の問題まで
MBチャンネルメルカリで定番のマルジェラのバッグが定価の1割ほどで売られている。東南アジアの屋台ではシュプリームやサロモンの新作が数千円で手に入る。偽物だろうとは思うが、素人目には分からないから買ってもいいのではないか。この動画でMBは、そう考える視聴者に向けて、激安ブランド品がどこから来るのか、見た目で本物と見分けられるのか、そして安ければ偽物でもいいのかを順に論じている。MBは流通の実態を「フラットな目線」で説明すると前置きしたうえで、最終的には偽物を買うかどうかは法律やデメリットの問題ではなく倫理観、つまり「しつけ」の問題だという立場を示す。
海外旅行やメルカリで出会う「本物っぽい」激安品
MBがまず挙げるのは、多くの人が経験しているであろう場面だ。海外に行くとナイキのスニーカーが日本の半額以下で売られていたり、シュプリームのTシャツが信じられないほど安かったりする。しかも触っても安っぽさを感じず、タグも箱もQRコードもついている。店員に偽物かと尋ねると、「本物と同じ工場で作っているから大丈夫」といった答えが返ってくることもある。メルカリも以前よりは改善されたが、探すと異常に安い商品がまだ見つかるという。
MBは、円安でハイブランドの商品が買いにくくなったことで、こうしたスーパーコピー品にやや需要が集まっている状況もあるとみている。そのうえで、見分け方や、偽物を使うことのメリット・デメリットを整理していく。
サードシフトとは何か
最初の論点は、冒頭で出した「サードシフト」という言葉の意味だ。ブランド品を作る工場ではシフトが組まれており、工場によって違いはあるものの、多くは2交代制だとMBは説明する。それぞれをファーストシフト、セカンドシフトと呼ぶとすれば、サードシフトはその次、つまり正規ではない深夜などの時間帯にこっそり生産することを指す。
前提として、ブランドは基本的に自社工場を持たない。MBによれば、ユニクロでさえ自社工場を持っていない。自社工場を持つにはかなりうまく運営しなければならず、むしろ生産効率が落ちることもある。工場がファクトリーブランドを立ち上げる例はあっても、デザイナーズブランドが工場を建てて自社生産することは、ないわけではないが基本的にはない。だから、サードシフトのような問題が起きうるのだという。
具体的な流れはこうだ。ブランドから工場に「このTシャツを1万枚作ってほしい」という注文が入る。工場はファーストシフトとセカンドシフトで1万枚を作って納品するが、サードシフトで余剰在庫をさらに1000枚作り、別の業者に安く売る。これがサードシフト品と呼ばれる構造である。
MBは、これが偽物かどうかの境界線は非常に難しいと言う。工場が同じなのでミシンも型紙も縫っている職人も同じで、場合によっては生地やタグ、袋などの付属品まで同じかもしれない。物理的には正規品にかなり近いはずだ。ただ、ブランドが正式に発注していない商品なので正規品としては扱われず、まったく同じクオリティだったとしても「本物」とは言いにくい。
背中につく織りネームについて、MBは、ブランドが1万枚を発注するときは多くても少し余裕を持たせる程度しか用意しないと話す。それならタグが足りないのではと思うかもしれないが、織りネームはすぐにコピーできる。そのため、サードシフト品と正規品は違いが分からないことも多い。型紙と技術がすでにあるのだから、請け負った工場が同じものを作れるのは当然の話だ、とMBは言う。
ただし、完全に同じとは限らない。洋服は完全にマシンメイドで作られるものはなく、裁断は機械でやるにしても、縫製はたいてい人の手による。ブランドの公式品ではないからと縫いが雑になったり作りが甘くなったりすることはありうるとMBは考えている。それでも、サードシフト品と本物を比べて見分けるのはプロでもなかなか難しいという。
大手ブランドの対策と、中小ブランドの限界
だからこそ、エルメスやルイ・ヴィトンのようなハイブランドはサードシフト品に強く注意を払っているとMBは言う。例として挙げたのがロットナンバーの管理だ。1万個発注したなら、その商品が1万個中の何番目なのかを付けさせる。エルメスについては、発注先の工場に抜き打ちで行き、正しく生産しているか、サードシフトをしていないかを確認するとよく言われる、とも紹介している。
こうした取り組みによって近年サードシフト品は減っているが、中小のデザイナーズブランドには同じことができないとMBは指摘する。資本力がなく、工場に人を送る余裕もない。売上10億〜20億円規模のブランドでも止めるのは難しいだろうという。MBはルメールの売上について「たぶん今20億ぐらいではないか」と推測し、その規模のブランドでもサードシフト品が流通する可能性は十分にあると述べる。
サードシフト品は正規の流通に乗っていないので、販売後の保証も返品や修理も受けられない。それでも物としては本物に近く、作っている工場も同じだ。こうした商品が東南アジアの屋台などで流通しているのは珍しくないとMBは話す。
激安品の出どころ①:粗悪品とスーパーコピー
では、東南アジアの市場に並ぶ半額以下の商品はすべてサードシフト品なのか。MBの答えは「もちろん違う」だ。MBは出張でタイによく行くといい、ナイトマーケットではナイキ、アディダス、サロモン、オニツカタイガーなどが山積みにされ、サイズも選び放題、新作もあるのに値段は半額以下ということがよくあるという。MBは激安品の出どころをいくつかのパターンに分けて説明する。
1つ目は、粗悪品としての偽物だ。正規品を見て別の工場でコピーしたもので、昔の偽物といえばルイ・ヴィトンのロゴのスペルが違う、縫製がガタガタ、生地がペラペラ、といったイメージだった。しかし今は、工場が正規品を購入して分析し、型紙を取ったり素材を分析して色を合わせたり、タグや箱までコピーしたりできる。見た目だけでは簡単に分からない商品も増えている。MBは、東南アジアで山積みになっている商品の半分くらいは、もしかするとこの普通の偽物ではないかと推測している。
2つ目は高品質コピーで、スーパーコピーやミラー品と呼ばれる。刺繍の密度、プリントの厚み、タグのフォント、ステッチの幅、箱の色、包装紙やショッピングバッグ、場合によってはレシートまで複製していることがある。MBは、このレベルになるとメルカリでスマホの写真を見て判別するのは絶対に不可能で、市場で実物を見てもプロでさえ真贋の判定が難しいと言う。
激安品の出どころ②:「サードシフト品」というセールストーク
3つ目が、先に説明したサードシフト品、つまり正規工場や関連工場が無断で追加生産したとされる商品だ。MBは、サードシフトという言葉がセールストークとして使われることもあると指摘する。屋台で「なぜこんなに安いのか」と聞くと「サードシフト品だから本物と変わらない」と返される。スーパーコピーと言えば勝手に作った印象になるが、サードシフトと言えば「同じ工場で同じ人が作っているから正規品と変わらない」という言い方ができる。
MBはここまでの3つを、クオリティが高い順にサードシフト品、スーパーコピー・ミラー品、粗悪な偽物というレイヤーとして整理している。
激安品の出どころ③:検品落ちのB品
4つ目は検品落ちのB品で、MBは「これも実はそこそこある」と言う。物自体はブランドが承認した正規ラインで作られているが、プリントのずれや汚れ、縫製不良などで検品を通らなかったものだ。ブランドには廃棄したと伝えつつ、工場がひそかに取っておいて横流しすることもないわけではない。MBは、日本の工場がそんなことをするとは思わないが、海外の工場ではどんな人がやっているか分からないと話す。
特にデザイナーズブランドで起きやすいとMBは考えている。ユニクロのような大量生産品ではB品はそれほど出ないが、デザイナーズでは工場も慣れていない加工を求められる。MBはコム・デ・ギャルソンを例に、ジャケットを「ここで切ってくれ」と言われれば工場側は「切るんですか」となる、と語る。そうした加工ではB品が出やすく、せっかく作ったのにもったいないから流してしまおう、と考える工場がいても不思議ではない、というのがMBの見方だ。
激安品の出どころ④:盗難品・横流し品と、MB自身の経験
5つ目は、倉庫や物流、店舗から不正に持ち出された正規品、つまり盗難品や横流し品だ。MBは、自身のブランドでも実際に被害に遭ったと明かす。海外で生産していた商品が、輸入のためのシッピング作業の際に段ボールごと盗まれた。最終的に回収はできたが、盗んだ人が運ぶ途中で商品を傷つけていたため、大きなマイナスが出たという。しかもその工場は安い工場ではなく、イタリアの工場だった。MBは10年以上ものづくりをしてきて1回だけの経験だったが、驚いたと話す。
MBはここで、海外を通さずに服を作るのがいかに難しいかにも触れる。MBアイテムはウールを得意としているが、100%国産のウール製品は基本的に作れないという。一部に「JAPAN WOOL」があるものの量はごくわずかで、しかも基本的には紡毛だと思われるため、「スーパー何S」と呼ばれるようなつるっとした梳毛のウールは日本では基本的に作れない、とMBは説明する。尾州のウールも、原毛は海外から輸入し、それを生地にするのが尾州の仕事だという。日本で生産して日本で流通させるならそこまで意識しなくてもいいが、海外を経由する以上、盗難のようなリスクはどのブランドにも起こりうる、というのがMBの主張だ。
激安品の出どころ⑤:在庫品とバッタ屋
最後のパターンは在庫品だ。不人気カラーやサイズ欠けで余った正規品や、海外アウトレットの商品などが、いわゆるバッタ屋に売られ、屋台や東南アジアに流れることがあるとMBは言う。
バッタ屋は意外と普通に存在し、東京でも下町のほうにあるという。MBによれば、デザイナーズブランドを仕入れている地方のセレクトショップが倒産することがあり、セレクトショップはもともと在庫を大量に抱えている。在庫金額1億円程度を持ったまま閉店するケースも「そこそこある」という。その在庫は90%オフや95%オフでバッタ屋に売られることがある。ただ、どこから仕入れたかがブランドに知られると問題になるので、バッタ屋はタグを切る。タグに切れ込みがあったりタグ自体がなかったりするものは、正規品だが正規ルートを通っていない売れ残り品であるケースが結構ある、とMBは話す。
MBは、メルカリや韓国、東南アジアの市場で激安販売されているものは、普通の偽物、スーパーコピー、サードシフト品、検品落ちのB品、横流し品・盗難品、在庫品のいずれかだろうとまとめている。
なぜ半額でも利益が出るのか
サードシフト品が正規品とまったく同じなら、なぜ半額で売っても利益が出るのか。MBの説明では、ブランド側が負担している企画費、デザイン費、サンプル制作費、広告費、販売スタッフの人件費などがすべてかかっていないからだ。服を作る準備段階には膨大なお金がかかる。パタンナーが型紙を考え、生地を手配したり別注で一から作ったりする時間とコストがある。サードシフトはそれらをすべて飛ばし、与えられた生地をそのまま縫うだけなので、非常に低コストで作れてしまう。
MBはこれを「むちゃくちゃずるいフリーライダー的なやり方」と表現する。ブランドが価格をぼったくっているわけではなく、準備のコストや従業員の給与などが乗って定価ができている。それらにすべてただ乗りして余分に作って横流しすれば、半額でも利益が出るのは当然だという。
偽物は見た目で見分けられるのか
MBが「ここからが本題といえば本題」と言うのが、見た目で見分けられるかという問いだ。結論として、粗悪な偽物なら簡単に見分けられるという。MB自身、メルカリの写真で分かるものもあり、東南アジアの市場でも偽物だと分かるものが結構ある。縫製がガタガタだったり生地が明らかにおかしかったりする。タイのナイトマーケットで見たサロモンの新作は、パッと見では分からないかもしれないが、触れば生地が違うと分かった。靴なら、本物は平らな場所に置くとそのまま安定して立つが、粗悪な偽物は置くとガタガタ揺れることがある、とMBは例を挙げる。
一方、スーパーコピーやミラー品、サードシフト品になると、商品だけで100%判断するのは非常に困難だという。ロゴの形、タグのフォント、縫製やプリントの位置、洗濯表示、品番、QRコード、箱などを総合的に見て判断するしかないが、それでも判断できないことが結構ある。MBは最近のスーパーコピーは「本当にすごい」と言う。本物はブランドのショップに行けば買えるので原品を用意でき、80〜90年代と違って3DプリンターやCADなど技術も発達している。本物を見てコピーを作ることは、正直それほど難しくないというのがMBの認識だ。
見るべきは商品ではなく「商流」
では真贋はどこで見極めるのか。MBは、自分より詳しいのは中古市場の人たちだと言う。例として挙げるのが「なんぼや」で、MBは代表の方と知り合いだった縁で倉庫を見学したことがあるという。MBは、ハイブランドの取引額では日本で一番大きいのではないかと話し、真贋の技術が非常に高いと評価する。偽物が店に流通しないよう努力しており、それをLVMH側が認めて中古市場の会社でありながら協業するといったこともできる、とMBは紹介する。LVMHも偽物の撲滅を求めているので、真贋判定ができる企業は重宝されるのだという。
そうした専門家もロゴやフォントは見るが、それだけでは判別できないことが多い。そこで考えるのが商流、つまり商品がどこで作られ、どういう経路で流通してきたかだとMBは言う。誰が販売しているのか、どこで販売されているのか、どこから仕入れたのか、購入証明があるのか、返品できるのか、安い理由を具体的に説明できるのか。こうした点を総合的に見るしかないため、消費者レベルで本物か偽物か、正規品か非正規品かを判断するのは極めて難しい、というのがMBの結論だ。
分かりやすい例として、MBは冒頭で触れたメルカリの「並行輸入品なのでご容赦ください」という表記を挙げ、これこそ怪しい商流だと言う。並行輸入品は海外で買ってきただけのもので、日本の代理店を通していない。代理店を通していれば基本的に代理店のタグがつき、日本の企業が本物と認めていることになるので問題ないと判断できる。並行輸入品はどこで買ったか分からず、東南アジアの市場かもしれないし、フランスのバッタ屋かもしれない。もちろんすべてが偽物ではないが、偽物の可能性は比較的高い。特にメルカリでは、出品者が偽物とは言えないため「並行輸入品なので」と言い訳することが非常に多い、とMBは指摘する。
法律上の境界線:4つのケース
最後のテーマは「安ければ偽物でもいいのか」だ。ここまで聞いて、見た目が同じなら偽物でもいいのではと思った人も少なくないだろう、とMBは認める。まず法的な話として、4つのケースを説明している。
1つ目は、日本国内で自分用に偽物を1点買う場合で、MBは合法だと説明する。偽物と分かっていても、購入や私的な所持だけで通常は処罰されない。商標法が主に取り締まるのは製造、販売、輸入、販売目的の所持だからだ。倫理的にどうかは別として、法的には一応許される行為だという。
2つ目は、海外で偽物を買って日本に送ってもらう場合。MBは「2022年かな」と確認しつつ、2022年以降は個人使用でも輸入不可になったと説明する。知らずに買っても税関で止められ、没収の対象になる。購入者に転売などの事業性がなければ通常は刑事罰までは科されないが、代金が返ってくる保証はない。厳密には違法だが刑事罰はない、というのがMBの整理だ。
3つ目は、韓国で買って自分の旅行荷物として持ち帰る場合。MBはコンバースのCTを例に挙げる。日本のコンバースは伊藤忠が手がけており、日本の正規品は日本国内だけのもので、海外のコンバースとは物がまったく違う。そのため一時期、韓国でCTを2足買い、1足は自分で履いてもう1足をメルカリで売って儲ける、ということがよくあったという。MBによれば、自分用で事業性がない範囲なら、海外業者から送られるケースを対象にした現在の規制には該当しないそうだ。しかし2足買って1足を転売するなど事業性が感じられる場合は取り締まりの対象になり、「結構危ない話」だとMBは注意を促す。
4つ目は、偽物をメルカリなどで販売する場合で、偽物と知りながら販売・転売すれば商標権侵害となり、明確な犯罪行為だという。
MBはこれらをまとめ、偽物を買うこと自体が即犯罪なのではなく、輸入と販売・転売が法律上の大きな境界線になっていると考えるべきだと述べる。
個人にとっての4つのデメリット
それでも「どうしてもブランド品が欲しい。スーパーコピーなら安く手に入るのだからそれでいいのでは」と考える人に向けて、MBは消費者個人にとってのデメリットを4つ挙げる。ブランドビジネスが崩壊する、チープ化するといった社会的な話は個人には「知ったこっちゃない」だろうから、あくまで個人レベルの話に絞るという。
1つ目は、お金がどこに流れるかだ。コピー品を買えば、それで儲けている反社会的組織やアンダーグラウンドの世界にお金が入る。実害ではないが、心情的には嫌なはずだとMBは言う。ただしMBは、一般に流通している普通のアパレルブランドが実は反社会的勢力のフロント企業というケースも実際にあると話し、厳密に掘り返しても分からない部分があるので、ここをシビアに見るのは難しいとも認めている。それでも非正規品であれば、それを明確に感じられるという。
2つ目は、保証や返品、修理が期待できないこと。ただMBは、これをあまり重く見ていない。そもそも服を修理に出す人は多くなく、非正規のシュプリームのTシャツやナイキのスニーカーを修理に出すことはないだろうし、出すとしても街のお直し屋に頼む。長く使うレザーシューズや時計なら話は別かもしれないが、多くの人にとってはそこまで気にすることではないのかもしれない、とMBは述べる。
3つ目は、リセールできないこと。MBはこれを明確なデメリットとする。自分で使う分には合法でも、転売した瞬間に加害者になり犯罪行為になる。リセールバリューを考えてブランド品を買う人が多い今、それがゼロになるということだ。
4つ目は、安心感や満足感を失うこと。正規品ではなく偽物を着ているという後ろめたさを抱え、安心感や満足感を犠牲にして安く買うことになる、とMBは言う。
結局は倫理観と「しつけ」の問題
MBは4つのデメリットを論理的に説明したつもりだとしたうえで、偽物を買うかどうかは結局そういう話ではなく、倫理観の問題だと述べる。MBはこれを、電車内で大声を出してはいけないのと同じ「しつけ」の問題だと表現する。
例として挙げるのが電車内の通話だ。犯罪ではないし便利なのに、今ではほとんどの人がダメなことだと分かっている。しかし携帯電話が普及し始めた90年代から2000年代初頭には、MBが高校生として電車通学していた頃、車内でたくさんの人が電話していたという。それが「うるさい、周りに迷惑だ」というしつけによって倫理観として定着し、今では山手線で電話に出れば周囲の人がその人を見る、とMBは話す。タバコも同様で、昔は電車のボックス席の脇に灰皿があり、大人が普通に吸っていた。子どもだったMBは臭いと思いながらもそれが普通だった。10年、20年かけてしつけがうまくいき、違法でなくてもやってはいけないという倫理観が作られた、というのがMBの見立てだ。
MBは、スーパーコピー品もアジアの市場でしつけが進んできたと考えている。韓国の明洞には昔スーパーコピー品があふれ、シュプリーム、ステューシー、オフホワイト、ディオールなどがずらりと並んでいたが、今は探さないと見つからないほど減っているという。中国でも同様の変化があるとMBはみている。日本でも90年代には雑誌の裏表紙の怪しい広告で「ディオールが半額」「在庫処分」といった商品が売られ、本当に在庫処分の場合もあったがスーパーコピーも結構あった。ナンバーナインやエイプの偽物もかなり作られていたという。今の日本でそれが見られなくなったのは、取り締まりもあるだろうが、基本的にはしつけの問題だとMBは言う。竹下通りなどで偽物を集めた店をたまに見かけても、周囲は「あれ偽物でしょ」と嫌な目で見る、というのがその例だ。
MBは、服のような「たかが洋服の話」で、自分に後ろめたいことをして満足を得るのは極めて短絡的だと述べる。家族や自分が生きるか死ぬかという状況なら汚いやり方でも分からなくはないが、シュプリームが着たいがお金がないから偽物を買う、というのはそれとは違うという。
一方でMBは、強制力がないことも認めている。自分用に楽しむ分には明確に違法でも刑事罰があるわけでもなく、「やめてください」と言いたくても止めようがないし、止める気もない。人の価値観はそれぞれで、自分が許せるならそれでいいのかもしれないが、周りがどう思うかは分からない。やめる理由を問われれば、電車内での通話やタバコと同じ、しつけの問題だとしか言えない、とMBは語る。
MBは最後に、偽物はフリーライドによって誰かに損を与えていることは間違いなく、いいことではないので、ぜひやめてほしいと述べる。ただし個人の価値判断であり強制力もないため、倫理観としつけの問題だとして話を締めくくっている。
メルカリにて。うわ、メルカリってめっちゃ安いな。なんかマルジェラの定番の50万のバッグが5万で売ってるぞ。並行輸入品だからご容赦くださいって書いてあるけど偽物なんだろうな。まあでも偽物でもわかんないから買ってもいっか。買っちゃおっかな。東南アジアにて。
いや、初めての東南アジア旅行すげえ楽しいな。お、あそこの屋台になんか洋服売ってる。シュプリームの新作。え、2000円で買えんの?サロモンの新作。え、5000円で買えんの?むっちゃ安いじゃん。多分偽物だと思うけど。でも素人目にはわかんないし。これ買って日本で自慢しちゃおっかなと思ってるそこのあなた。ダメダメダメだって。今日はですね、メルカリや海外その他諸々で流通しているブランド品の偽物についてお話をしていきます。プロでも見抜けない商品、ブランドコピー品市場を徹底解説。限りなく本物に近いサードシフト品って知ってます?
はい。というわけで今回はですね、ちょっと業界の闇っぽい話ではあるんですけれども、海外旅行に行った時、冒頭の寸劇であった通りなんですけれども、ナイキのスニーカーが日本の半額以下だったりとか、シュプリームのTシャツが信じられないぐらい安かったりとか、しかも触ってみてもそんなに安っぽさを感じないし、タグもあるし箱もあるし、QRコードもある。店員さんにこれ偽物ですかって聞いても、いや、別に偽物っていうか、本物と同じ工場で作ってるから大丈夫だよみたいな言い方をされたりもしますよね。
で、メルカリとかも昔よりは良くなってるけど、やっぱり探すとですね、結構偽物というか異常なぐらい安いものがあって、これってどうやって見分ければいいんだろうとか、偽物を使ってるメリット・デメリットって何だろうみたいなことで疑問に思ってる人も多いんじゃないかなという風に思います。昨今、為替の問題もあって、ハイブランドの商品が買えなくなってきたからこそ、こういうスーパーコピー品みたいなものに需要がやや集まってしまっている状況もあると思うんですが、今回ですね、非常にフラットな目線で並行輸入品だったりとか偽物についてお話をしていきたいと思いますので、ブランドのスーパーコピー品、ちょっとでも興味があるというか、少しでも見たことがあって、買おうか迷ったことがあるなんて人は是非最後までご覧になっていただければという風に思っております。
その前に私、毎週日曜日、自分のオリジナルブランドMBアイテムの新作を必ず日曜日の夜9時から発売しています。概要欄にMBアイテムストアのリンク貼ってあります。是非よかったらチェックしてみてください。よろしくお願いします。
まずはサードシフトとは何か?冒頭で言った通りサードシフトって単語を僕が出したと思うんですけれども、言葉をそのまま訳すと、第3勤務、第3シフトっていう、もちろんそのままの意味なんですが、一般的にブランド品を作る工場って、工場ですから、基本的にシフトを組まれてるわけですよね。で、大体シフトって2交代制とかだったりするじゃないですか。もちろん工場にもよるんだけど、例えば朝から働いてる人と昼の途中から働く人とみたいな、もしくは朝と夕方からみたいなのもあるかもしんないし、大体2交代制だと思うんですね。だからファーストシフト、セカンドシフトみたいな言い方をするわけですけれども、サードシフトっていうのはその次ってことです。つまり正規じゃないシフト、深夜とかにこっそり作るって意味でサードシフトっていう名前がつけられているんですけど、例えばブランドからこのTシャツを1万枚作ってくださいって工場にオーダーが入るとするじゃないですか。
基本的にブランドって自社工場持ってないんですよ。ユニクロでさえ自社工場って持ってないです。自社工場を持つっていうのはかなりうまくやらないと、むしろ生産効率悪くなっちゃったりするんですね。工場さんが元々工場としてやってたところがファクトリーブランドとしてブランドをやるっていうケースはあるかもしれないけど、デザイナーズブランドが工場を建てて自社工場で生産するみたいなことっていうのは基本的にありえないです。もちろんないわけではないんだけど基本的にはないです。ユニクロでさえ自社を持ってないので、自社で工場を構えるメリットっていうのが実はそんなにないんですね。なので、こういうサードシフト問題みたいなことって起きちゃうんだけど、
えっと、話戻すとブランドから1万枚ぐらいTシャツのそのオーダーが来るとするじゃないですか。で、工場側がファーストシフト、セカンドシフトで1万枚作ってブランドに納品するんだけど、サードシフト、つまり深夜帯にこっそりもう1000枚余剰在庫を作っちゃうわけですよ。で、それを別の業者に安く売る。これをサードシフト品、サードシフトと呼ばれる構造ですね。
これって偽物なのかどうかっていうその境界線が非常に難しくて、物理的には正規品とかなり近いはずなんですよ。だって工場が同じだから、ミシンも同じだし型紙も同じだし縫ってる職人さんも同じ、場合によっては生地もタグも袋とか付属品も全て同じかもしれないですね。ただブランドが正式に発注していない商品なので、正規品としては扱われないわけですね。多くが織りネームと呼ばれるこの背中にあるタグですよね。タグって基本的にブランドが1万枚発注する時っていうのは、良くて1万100枚とかしか入れないんですよ。そんなに入れないか。1万2枚ぐらいとかしか入れないんですけど。もうちょっと入れるかな。そのタグが足りないから、タグつけらんないじゃんって思うかもしれないけど、あんな織りネームなんて別にコピーすぐできるので、工場の方で織りネーム見て同じように作ってっていうことももちろんできるので、正直サードシフト品と正規品っていうのは違いがわかんないことも割と多いんですね。
考えてみれば当たり前の話ですよね。型紙がすでにあって、技術がすでにあるわけですから、ブランドから請け負って生産してる工場が同じものを作れるってのは至極真っ当な通りだと思うんですよ。ただブランドが正規に発注していないので、それは正規品とは言えないし、全く同クオリティだったとしても本物とは言いにくいわけですね。こういったものが市場に流通してるっていうパターンも結構実はあります。
ただポイントとしてはですね、サードシフト品って言っても正規品と全く同じかと言われると差があったりもしますね。やはり縫ってる人ってのは人間なので、どんな安い商品でも高い商品でも必ず人間が手使ってるんですよ。洋服って全てマシンメイドのものって存在しないので、基本的にはどこかで手が入ってるのね。洋服って作るの大変なんですよ。だから皆さんポチってできると思ってる人もいるかもしれないけど、基本的には手で縫ってます。大体手で縫ってます。例えば型紙の通りにカットするのは機械カットするかもしれないけど、縫う時ってのは大体人間の手で縫ってるので、サードシフト品だから、こっそり作ってるものだから、別にブランドの公式品じゃないからっていうところで縫いがこう適当になったりだとか、作りが甘くなったりとかっていうことはもちろんあるとは思いますけれども、サードシフト品と本物を比べて見分ける方法っていうのは正直プロでもなかなか難しいです。
だからこそエルメスだったりとかルイ・ヴィトンだったりとか、そういうハイブランドはこういうサードシフト品に非常に注意を配らせていて、それがロットナンバー化してるものだったりとかね。例えば商品にロットナンバーをつけて、1万個発注したんだったら1万分の何千何百なのかみたいなのを付けさせたりだとか、もしくはエルメスとかはよく言われますけど、抜き打ちに工場に行って、抜き打ちで自分たちがオーダーしている工場に行って、本当に正しく生産してるのかとか、サードシフトやってないかどうかみたいなことを突然行ってチェックするみたいなこともあったりします。なので近年としては、そういう取り組みが行われてるからこそサードシフト品って減ってきてるんですけど、それでも中小のデザイナーズブランドにおいてはこれができなかったりするんですね。中小のデザイナーズブランドだと、どうしても資本力もないし、わざわざその工場に人を送るみたいなことができなかったりもするので、10億、20億ぐらいの規模のブランドであってもサードシフト品を止めることってのはなかなか難しいと思います。10億、20億ぐらいだと、あんまり人の売上とか把握してないですけど、大体ルメールとか多分今20億ぐらいなんじゃないかなと思うので、ルメールとかでも、あのぐらいのブランドでもサードシフト品が流通する可能性だって十分にあるわけですね。
もちろんそういったものは厳密には正規品ではないので、正規の流通になってないから販売後の保証も受けられないし、返品・修理も受けられない。ただ物としては本物に近くて、作ってる工場も同じ工場。こういったものが東南アジアだったりとか屋台とかでね、流通してることも決して珍しい話ではないです。
続いて、メルカリ、韓国や東南アジア市場の半額品は何なのか。冒頭の寸劇でも伝えた通りですけれども、東南アジアの市場とかに行くとですね、ナイキとかシュプリームの商品が半額以下で大量に売られてるケースとかってあると思います。ナイトマーケットに行くとよく分かるんですけど、僕もタイとかね、出張でよく行きますけど、ナイキとかアディダスとかサロモンとかオニツカタイガーとかが山になって積まれていて、サイズも選び放題で新作のモデルもあって、でも値段は半額以下みたいなのって結構あるんですね。じゃああれが全てサードシフト品なのかと言われると、もちろんそうじゃないです。
大きく分けるとですね、偽物もいくつかのパターンができるんですけれども、1つ目は普通に粗悪品としての偽物ですね。正規品を見て別の工場でコピーした商品です。昔の偽物って言うとロゴのスペルが間違ってる、例えばルイ・ヴィトンのLが足りてないとか、縫製がガタガタとか生地がペラペラとか、いかにも偽物っていうイメージがありましたけど、現在は正規品を工場が購入して分析して、型紙を取ることも全然できます。素材を分析して色合わせたりとか、タグとか箱までコピーするみたいなこともできるので、見た目だけでは簡単に分からない商品も増えています。東南アジアとかで積まれてる商品の半分ぐらいが、もしかしたらそのぐらいの普通に粗悪品としての偽物かなと思いますね。
で、2つ目が高品質コピーです。スーパーコピーと呼ばれるものですね。スーパーコピーだったりとかミラー品って言ったりしますね。これは普通のコピー品よりもかなり手間かけて作られてます。刺繍の密度だったりとか、プリントの厚みだったりとか、タグのフォントだったりとか、ステッチの幅だったりとか、箱の色はもちろんですけど、包装紙とかショッピングバッグ、場合によってはレシートまで複製してる場合もあります。こういう商品になると、正直ですね、メルカリとかでスマホで検索して判別するなんてことは絶対に不可能です。だからメルカリに出てる商品で写真だったりとかで判断することってのは不可能ですね。で、東南アジアのマーケットとかで見ても、そこまで高品質に作られているスーパーコピー品の場合だと、正直我々みたいなプロが見ても真贋の判定が難しいところがあります。
そして3つ目。3つ目がサードシフト品ですね。今ほど説明したサードシフト品ですけど、これは正規工場とか関連工場が無断で追加生産したとされる商品ですね。サードシフト品をセールストークとして使ってる販売者もいると思いますけどね。例えば東南アジアの屋台とかでシュプリーム見て、これなんでこんなに安いんですか?って言ったら、いやこれサードシフト品だから本物と変わんないよって言ったりすることもあると思います。スーパーコピーって言っちゃうと勝手に作ったって感じがあるけど、サードシフトって言われると、本当に同じ工場を使って同じ人が作ってるから正規品と変わんないよねっていう言い訳、言い訳っていうか言い方になるので、セールストークとしてサードシフトっていうこともありますね。だから、順序立てするとサードシフト、スーパーコピー、ミラー品、そして粗悪品としての偽物、この辺がレイヤーとして存在してるかなと思います。クオリティがだんだん下がってくるって感じですね。
で、4つ目、4つ目なんですけれども、検品落ち品、B品。これも実はそこそこあります。物自体は正規ラインで作られていて、ブランドも承認して作ってるものなんだけど、検品した時にB品でしたと。で、プリントのずれだったりとか、汚れだったりとか、縫製不良だったりとか、ブランドの検品を通らなかったものですね。なのでブランドとしては廃棄って言ってるんだけど、工場側がひっそり取っておいて横流ししたみたいなことも、ないわけではないです。もちろん日本の工場でそんなリテラシーのないことをするところはないと思いますけれども、海外の工場だとどんな人がやってるか分からないので、そういったケースも無きにしも非ずですね。これは意外とあるんですよ。特にデザイナーズブランドだと難しい加工とか難しい縫製が入ってくるので、正直ユニクロだったりとか大量生産品だと、こういうB品とか検品落ちっていうのはそんなにむちゃくちゃ数が出るわけではないと思いますけれども、デザイナーズだと工場さんも慣れてない加工とかやらせられるじゃないですか。例えばギャルソンだったら、こういうジャケットここで切ってくれとか、切るんですか?みたいになるじゃないですか。そうするとB品出やすかったりするから、これせっかく作ったのにもったいないよね、じゃあこれ流しちゃおっかみたいなことを考える工場がいても不思議ではないよね。
そして5つ目、盗難品とか横流し品。これもありますね。倉庫とか物流とか店舗から不正に持ち出された正規品。これもあると思います。実はね、これうちもあって、海外で生産してたものなんですけど、段ボールごと盗まれたことがあったんですよ。輸入する作業の時に、シッピングの作業の時に段ボールごとうちの商品が丸ごと盗まれてしまって、結局最終的にはそれ回収できたんですけど、回収してもですね、盗難した人が運搬する過程で商品傷つけてしまったので、大きなマイナスが出ちゃったことが実はあります。そういったケースも海外では無きにしも非ずなんですよね。それも別に粗悪な安い工場を使ってるわけじゃ全然なくて、中国の工場とかじゃなくてイタリアの工場を使ってたんですよ。だから何があるか正直わかんないのね。
日本で生産して日本で流通するんだったら、全然ね、日本人ってそういう倫理観強いからそこまで意識しなくてもいいんだけど、洋服って海外を無視して純国産で作るってすごい難しいことなんですよ。例えば我々はウールが得意ですけど、MBアイテムはウールが得意だけど、ウールって基本的に100%純国産のウール製品って作れないです。厳密に言うとジャパンウールってのが一部あるんですけど、ものすごくごくごくわずかで、しかもジャパンウールって基本的に紡毛しかないと思うので、いわゆるスーパー何Sとかさ、こうつるっとした綺麗な梳毛のウールってのは基本的には日本では作れないと思います。だから日本で尾州のウールとかって言ってるけど、あれは元々羊さんの毛は海外から輸入して、それを生地にするっていうのが尾州の仕事であって、原毛自体は海外にあるんですよ。だから海外を通さないで物作りをするってのは極めて難しいことなんですね。なので、こういうリスクはどこのブランドでも起こり得ることなんだけど、最終的にその商品の仕上げがメイドインイタリーとかの場合、メイドインチャイナでもいいんですけど、そういう悪い泥棒みたいなのがね、倉庫に入り込んで段ボール盗んじゃうみたいなことが無きにしも非ずなんですね。僕も10年以上物作りやってて、1回だけですけれども、ちょっとびっくりしましたね。
で、6つ目、6つ目ですね。4つ目は、本当にこう在庫品ですよね。正規品だけど余剰在庫になっちゃった不人気カラーだったりとか、サイズ欠けたものだったりとか、海外アウトレットの商品とかが、表現は悪いけどバッタ屋さんに売って、それが屋台とか東南アジアとかに横流しされるみたいなことはまあないわけではないです。バッタ屋さんって意外と普通にあって、東京でも下町の方とかに行くとありますけど、あんまりこういうこと言うのもよくないんですけど、デザイナーズブランドとか仕入れてるセレクトショップさん、地方のセレクトショップさんとかが倒産するじゃないですか。で、倒産して、じゃあその在庫どうすんの?基本的に在庫ってめちゃくちゃあるんですよ、セレクトショップって。例えば在庫金額にして1億円ぐらい持ったまま倒産して閉店しちゃうみたいなことってそこそこあるのね。じゃ、その1億の在庫どこに行くのかって言われると、本当に90%オフとか95%オフとかでそういうバッタ屋さんとかに売っちゃうみたいなケースってあるんですよ。ただそれがどこから入ったのかってブランドさんにバレると問題になっちゃうので、バッタ屋さんってタグ切るんですね。タグを切って、正規品じゃないというか、このブランドの商品じゃないってのがなるべく分かりにくくする。だからタグに切れ込みが入ってたりだとか、タグそのものがなくなってるものっていうのは、正規品なんだけど正規のルートを通ってない売れ残り品みたいなケースが結構ありますね。
大体そのメルカリだったりとか韓国、東南アジア市場で激安で販売されてるものはこの6パターンだと思います。普通の偽物か、スーパーコピー品か、サードシフト品か、検品B品、それから横流し品、盗難品、そして在庫品。この辺だと思いますね。
では、なぜ半額でも利益が出るのか。ナイキとかシュプリームとか、仮にサードシフト品であったとしても全く同じもののはずなのに、なぜ半額でも利益が出るのかって不思議に思う人もいるかもしれませんけれども、もちろんこれはですね、ブランド側の企画費用だったりとかデザイン費用、サンプル制作費だったりとか広告費だったりとか販売スタッフの人件費だったりとか、そういったものが全てかかってないわけですね。洋服を作る時に準備段階でかかるお金って膨大にあるんですよ。だから工場がそれらをすっ飛ばして、例えば1万着のオーダーをもらって1万着作ったんだけど、こっそりサードシフトで1000枚作って、その1000枚を横流しして売るっていうのは、むちゃくちゃずるいフリーライダー的なやり方なわけですね。だってそもそもその商品を作る時に型紙パターンを組まなきゃいけないから、パタンナーを使って一生懸命考えてとかやらなきゃいけないし、生地を手配したりだとか、もしくは生地を別注して1から作ったりだとか、そういう時間とかコスト、いろんなものがかかってるわけですね。人件費だったりとか、そういったものを全てすっ飛ばして、ただ与えられた生地をそのまま縫ってるだけなので、非常にローコストでですね、フリーライダー的にものを作れてしまうんですね。だから半額ぐらいで売っても利益が出るっていう感じです。これは別にブランド側がボリにボってるって話ではなくて、そもそも型紙を用意したりだとか、いろんなことを準備するのに金額がかかってしまうので、もちろん従業員の給与だったりとかそういったものがたくさんあるので、それが乗っかって定価になってくるわけですから、単純にそれらを全てフリーライドしてですね、1000枚余分に作って横流しをすれば、半額でも当然利益は出るわけです。
さて、続いてここからが本題といえば本題ですね。偽物は見た目で見分けられるのかっていう話なんですけど、結論としてはですね、さっき申し上げた普通の粗悪品の偽物だったら簡単に見分けることができます。で、僕もメルカリだったりとかで写真でも分かるものもありますし、東南アジアだったりとかの市場でですね、マーケットで、あ、これはもう偽物だなって分かるものも結構あります。例えば縫製がガタガタだったりだとか、生地が明らかにおかしかったりとか、タイとかのね、ナイトマーケットとかでもサロモンの新作とかあったんですけれども、どう見ても生地が違うなとか。ただ、パッと見は多分分かんないと思いますけど、触れば、あ、これ違うなとかって分かるんですね。あとはバランスが悪かったりとか、普通シューズってこう平らなとこに置けばそのまますって落ちる、落ちるっていうか、その立つわけなんですけれども、偽物とか粗悪品ってガタガタになるんですよ。靴をこうやってポンって置いても、こう揺れるのね。こういうのだったりとか、いろんなケースがありますけど、粗悪品だったら全然見分けられます。
ただ高品質コピー、スーパーコピー、ミラー品だったりとか、もしくはサードシフト品とかになると、商品だけで100%判断するってのは非常に困難です。だから、ロゴの形だったり、タグのフォントだったり、縫製、プリント位置だったり、洗濯表示とか品番、QRコード、箱とか、そういったところを総合的に見て判断するしかないんですけど、それでもジャッジができないことって結構あります。というのも最近本当にすごいんですよ、スーパーコピーが。今ってやっぱりいろんな技術が90年代とか80年代とかと比べると発達してきて、すでにその物として原品として用意できるわけじゃない。本物はブランドのショップに行って買えば本物が用意できるので、それ見てコピーを作るって、正直そんなに難しい話じゃないのね。昔だったらそういうの手作業でコピーしなきゃいけなかったかもしれないけど、いろんな技術があるじゃないですか。3Dプリンターがあったりとか、CADも随分発達しましたし、いろんな方法があってコピーってできるんですよ。だから正直、商品だけで本物か偽物か、正規品か非正規品かっての判断するのってかなり難しいです。
さて、ではどこで偽物か本物かを見極めるかと言うと、我々、もしくは僕よりも詳しいのは中古市場の人たちですね。なんぼやさんとか僕取材に行ったこと実はありますけど、なんぼやさんの倉庫ですね。あそこはハイブランドの取扱額だったら日本で1番でかいと思いますけど、なんぼやさんのたまたま取締役というか代表の方がね、知り合いで、繋がっていて見学させてもらったことがあるんですけど、あそことかはその真贋技術が大変高いです。なので偽物が自分たちの店に流通しないようにむっちゃくちゃ頑張ってるし、それをむしろLVMHとかの側がね、認めてくれて、中古市場の会社だけど協業するみたいなこともできたりするわけですよ。LVMHもその偽物の撲滅みたいなことを当然求めているわけで、真贋の判定ができる企業ってのがすごく重宝されるわけですね。
で、そういった人達ってじゃあ一体どこで見てるかって言うと、当然そのロゴの形とかフォントのデザインとか、そういったところも大事ではあるんだけど、結局それだけだと判別できないことも大いにあるんですね。だから判別するためには商流で考えるしかないです。この商品がどこで作られて、どういう経路で物流していったのか。その商品の流通経路ですね。商流を見て決めるっていうのが一般的ですね。誰が販売してんのか、どこで販売されてるのか、どっから仕入れたのか、購入証明があるのか、返品できるのか、価格が安い理由を具体的に説明できるのかみたいな商流を考える。全体的に総合的に見るしかないんです。だから正直、消費者レベルでこれが本物か偽物か、正規品か非正規品かってのをジャッジすることってのは極めて難しい。
商流を見て、例えば分かりやすいのが、冒頭でもちょっと触れたけど、メルカリに並行輸入品なのでご配慮くださいみたいなこと書いてあったりするじゃないですか。ああいうのがまさに怪しい商流ですよね。並行輸入品っていうのは海外で販売されたものを海外で買ってきただけですと。日本の代理店通してませんと。そうすると、どこで買ったか明確じゃないわけですよ。日本の代理店を通してると、日本の代理店タグってのが基本的にはつくのね。代理店タグがついてるっていうことは、日本の企業がこれは本物ですと認めてるわけですから、問題ないだろうというジャッジができるんですけど、そうじゃない場合、並行輸入品の場合というのはどこで買ってるか分からないので、それこそ東南アジアのマーケットで買ったかもしれないし、たまたまフランスのバッタ屋さんとかがあって、そこで買ったのかもしれないし、わかんないじゃないですか。だから代理店タグがついてるかどうか。並行輸入だとどうしても偽物の可能性が比較的高いわけですね。もちろん全てが偽物ではないんですけど、メルカリとかは特に出品者の人はね、偽物って言えないから、並行輸入品なのでみたいな言い訳をする方も非常に多いですよね。
さて、最後にこの問題行きましょう。安ければ偽物でいいのかという話になってくるんですけど、正直ここまで見てですね、見た目が同じだったら偽物でも別に良くないって思った方も、正直少なくないんじゃないかなという風に思います。ここをちょっと深掘りして話していきましょう。
まず正規品じゃない場合、偽物を買った場合の法的な話を少ししていきましょう。4つ話があります。1つ目、日本国内で自分で使うために偽物を1点買う場合。これは合法です。偽物と分かっていても、通常は購入者の購入・私的所持だけで処罰されることはありません。商標法が主に規制するのは製造・販売・輸入。販売目的の所持ですね、主には取り締まりの対象になっているわけで、偽物を自分のために1点だけ買う、日本国内でね、これは倫理的には分からないですけど、法的には一応許される行為ではあります。
2つ目、海外で偽物を買って日本に送ってもらう。これは2022年かな?2022年以降、個人使用であったとしても輸入不可です。知らずに買った場合でも税関で止められて没収対象に一応なります。もちろんそれをすり抜けて買ってる人もいるとは思いますが、購入者に転売とかの事業性がなければ通常は刑事罰までは科されないんですけれども、商品代金が返ってくる保証もないですし、税関で止められる可能性があるというのはありますね。厳密に言えばもちろん違法です。ただ刑事罰は存在しないっていう感じになってますね。
で、3つ目いきましょう。韓国で買って自分の旅行荷物として持ち帰る。これ一時期、コンバースのCTですね。コンバースの日本で売ってないオールスターがあるんですけれども、それを韓国で買って持ち帰る。で、それをメルカリに出すとそこそこの値段になりますよみたいなのがあったと思います。今コンバースって日本だと伊藤忠がやってるので、伊藤忠が作ってるものが日本における正規品。でもそれは日本国内だけです。海外のコンバースと日本のコンバースってのは物が全然違うんですよ。だからこそ海外の方がこのモデルに関してはかっこいいよねっていうのがあって、それが特にCTですね。CTに関しては韓国行ったついでに買って、2足買って、1足はメルカリで出してちょっと儲けて、1足は自分で履くみたいなのがよくあったと思うんですけど、これね、結構危ない話で、自分用で事業性がない範囲だったら、海外業者から転送される場合を対象にした現在の規制には該当しないそうです。だから韓国のコンバースで1足だけCT買って自分用に楽しむっていうのは別にダメではないんだけど、2足買って1足を例えば転売しちゃうとか、事業性を感じられる場合は、これは取り締まり対象になっています。
4つ目、偽物を販売する。これは偽物と知りながら販売・転売するっていうのはもちろん商標権侵害になるので、これは明確に犯罪行為になっています。つまり4つのパターンを言いましたけど、まとめるとですね、偽物を買うこと自体が即犯罪というわけではなくて、輸入と販売、転売ですね。輸入、販売、転売が法律上の大きな境界線になってると考えた方がいいと思います。自分用に国内で買うんだったら合法なんだけど、例えば海外で輸入しちゃう、事業用に仕入れてしまう、売る、転売する。そういったことをすると犯罪になってしまいますよ、というのが非正規品のポイントですね。法的なポイントですね。
じゃあここで、いやいやMBさんと。気持ちは分かるんですと。法律的に厳密に言えばアウトなのは分かるんだけど、どうしてもブランド品が欲しいんですと。で、そこでサードシフト品とかスーパーコピー品だったら安く手に入るんで、正直それで良くないですかって思ってる人もいると思うんですね。じゃあスーパーコピー品とか非正規品を買うデメリットって何だろうってちょっと考えてみましょう。
僕が考えるスーパーコピー品を買うデメリットって大きく4つあると思います。これは俯瞰的な話ではなくて、あくまで消費者レベルにおけるデメリットですね。社会的に見れば、例えばブランドビジネスってのが崩壊していくとか、チープ化していくみたいな話はあるかもしれないけど、そんなん知ったこっちゃないでしょ。だから個人レベルでデメリットって考えた時に、4つデメリットがあると僕は思います。
1つ目はどこにお金が流れるかって話ですね。反社会的組織だったりとかアンダーグラウンドの世界にお金が流れるっていうことが、まあ1つ、実際の実害ではないけれども心情的には非常に嫌だよね。うん。だから自分がコピー品を買うことによって、そのコピー品で儲けている反社会的組織だったりとかアンダーグラウンドのところに自分のお金が入って、それらが儲かってしまうっていうのが心情的には嫌だと思うんですね。だからデメリットに入ると思います。と言ってもですね、一般流通している普通のアパレルブランドが実は反社のフロント企業なんてケースも実際にあります。だから、その辺りは厳密に掘り返しても分からない部分ってのはどうしてもあるんですね。皆さんが喜んで買ってるブランドも、実は裏では反社会組織が糸を引いてるみたいな話も、正直なくはないんですよ。あるはあるんです。そんなの口が裂けても絶対言えないですけど。ありますね。あります。だからここをシビアに見てくのって結構難しいです。ただ非正規品であれば明確にそれを感じられることはあると思います。
続いていきましょう。スーパーコピー品、非正規品を買うことのデメリット2つ目。保証、返品、修理が期待できない。これはよく言われることですけれども、ただこれもですね、服を修理したことあるかって言われると、そんなに多くの人が服修理してないと思うんですよ。で、保証とか返品とか修理とかを使ったことがあるって人、そもそも結構珍しいんじゃないかなと思うんですよね。例えばシュプリームの非正規品のTシャツ買って、Tシャツを修理に出しますかって言われると出さないじゃないですか。ナイキのスニーカー買って、ナイキのスニーカー修理に出したことありますかって言われるとないじゃない。で、仮に修理に出すとしても、街のお直し屋さんとかに出したりするじゃないですか。で、そう考えると保証、返品、修理の必要性ってそもそもそんなにないわけだから。まあ、あるものもあるけどね。例えばずっと使うレザーのシューズだったりとか、そういったものはもしかしたらあるかもしれないし、時計とかだったらあるかもしれないけど、基本的に洋服だったらそんなに多くはないですよね。だから、デメリットかと言われると多少あるけど、正直多くの人にとってはそこまで気にすることではないのかなという風にも思います。
スーパーコピー品を買うことのデメリット3つ目いきましょう。3つ目。リセールできない。これは明確なデメリットだと思いますけど、先ほどの話の通りなんだけど、リセールした瞬間に加害者になるわけですよ。偽物として自分で使ってる分には合法なわけだけど、それを転売するとか販売した瞬間に加害者になってしまうので、犯罪行為になっちゃいます。だからリセールバリューとしては0に等しいわけですよね。ブランド品を買う時に、結構多くの人が今リセールバリューとかを考えて買ってると思うんですけど、それが0になるわけですから、これは明確なデメリットなのかなという風に思いますね。
最後いきましょう。スーパーコピー品を買うデメリット。4つ目は安心感とか満足感。これはもう言わなくても分かると思いますけど、正規品を着ていないっていう、偽物を着てるっていう後ろめたさ。だから安心感とか満足感を犠牲にして安い値段で買うっていうことになるのかなという風に思います。
でね、4つ今デメリットを言いましたけど、具体的で論理的なデメリットを伝えたつもりですけど、でもね、結局ね、偽物を買うか買わないかってのはそういう話じゃ僕はないと思うんですよ。結局倫理観だと思うんですよね。例えばそれは電車の中で大声出しちゃだめとか、そういうしつけの問題だと僕は思うんですよ。電話とかそうじゃないですか?電車の中で携帯電話で通話しちゃダメ。なんでダメなの?便利じゃん。いや、僕は電話するよ。別に犯罪でもないでしょ。でもこれって、おそらく見ている皆さん分かると思うけど、ほとんどの人がそれはダメなことだよねって分かるじゃないですか。これしつけの問題だと僕は思うんですよ。
実際、携帯電話が普及し始めた90年代とか2000年の初頭っていうのは、電車の中乗るとみんな電話してたもんね。本当に僕が高校生ぐらいの時は、普通に僕電車で学校行ってたんですけど、電車に乗るとめちゃめちゃいろんな人が電話してました。みんな1人で喋ってみたいな感じ。今だったら考えられないですね。で、それが、いや、それってうるさくてしょうがないでしょうと。周りに迷惑だよねっていうしつけによって倫理観が構築されて、今は日本の電車、どこの地域でも日本の電車に乗って電話をしてる人ってのはほとんど見かけないし、例えば山手線でピルルって電話が鳴って、はいもしもしってやったら、みんなその人見るよね。これはもうしつけの問題なんですよ。
タバコもそうですよね。今って公共交通機関だったりとか公共の施設とかで堂々とタバコをするのって倫理的にNGじゃないですか?別に法律で決まってなかったとしても、いや、こいつ何考えてんのってなるじゃないですか。昔は電車のボックス席の脇に灰皿があって、普通に大人がタバコ吸いながら電車乗ってたわけですよ。で、俺たち子供とかは臭いなと思いながらやってるけど、でもそれが普通だったのね。ところが10年、20年としつけがうまくいって倫理観が構築されていて、電車の中でタバコを吸うのって別に違法行為ではないけれども、やっちゃいけないことだよねっていう倫理観が構築されてたわけですよ。だからスーパーコピー品とか非正規品も、この倫理観、しつけの問題だと僕は思うんですね。
アジアのマーケットもだんだんこのしつけがうまくできてると思います。例えば韓国なんて顕著ですけど、韓国って本当昔、明洞に行くとスーパーコピー品だらけだったですけど、最近は明洞行ってもそんなに多くないんですよ。探さないとないぐらいですよね。なかなか昔みたいな感じじゃない。昔はもうシュプリームとかステューシーだったりとか、オフホワイトだったりとか、ディオールだったりとか、もうずらっとスーパーコピーが並んでたりしましたけど、最近どんどん減ってきてます。これはやっぱりしつけの問題だと思うんですよね。中国でもそれがあると思うし、日本だって90年代とかはサードシフト品とか横行してたんですよ。なんか雑誌の裏表紙とかにある怪しげな広告で、ディオールが半額みたいな在庫処分みたいなもの。本当に在庫処分の場合もあるけど、スーパーコピー品として売られてるものだったりとか結構ありました。ナンバーナインの偽物とかエイプの偽物とか、割とガンガン作られてたじゃないですか。おじさんだったら分かると思うけど。これはなんで最近日本でそれがないのかって言われると、もちろん取り締まりもたくさんあるんだろうけど、基本的にはしつけの問題だと思うんだよね。だからスーパーコピー品を見て、あ、これ安いからいいじゃん、別に偽物でもいいやって思って買うっていうのが倫理的に良くないというのが、価値観として根付いてきたってのがあると思うんですね。
それに反して、合法だから別に自分で使う分にはいいでしょと思って買う人がいたとしても、それを我々が止めることもできないし、法律で止めることももちろんできないんだけど、ただ倫理的にどうかっていうしつけの問題になってくるわけですね。だから人の価値観ってのはそれぞれなので、別に止めようもないし止める気も僕もないですけれども、電車の中で電話すんのと同じって考えてもらった方がいいんじゃないかなと思うんですよね。公共交通機関でタバコ吸い出すのと同じって感じです。で、それが自分にとって許されるのであればそれでいいのかなとも、ちょっと思いますけど、ただ周りの人がそう思うかどうかってのは分かんないですよって話。
でも結局そこにしか行きつかないんですよ。スーパーコピー品を自分の責任の範疇で自分だけで楽しむっていうことが明確に違法でもないし、刑事罰を受けるわけでもないのね。だから僕らとしてはやめてくださいって言いたいけど、そのやめてくださいっていう強制力がそもそも存在しない。じゃあやめる理由って何なの?だってブランド品が安く手に入るんだったら我々に利があるじゃん。やめる理由なくない?って言われると、いや、それは電車の中で電話すんのと一緒です。電車の中でタバコ吸うのと一緒ですと。しつけの問題ですということにしかならないと思うんですよね。
で、僕は、そういう自分に後ろめたいことをして満足度を得られる、特に服なんかでね、大した話じゃないじゃないですか。それが例えば家族が生きるか死ぬかみたいな、自分が生きるか死ぬかの問題だったら、ちょっと汚いやり方かもしれないけど家族のために頑張るしかないとかって、例えばね、お仕事とかお金だったりとか、そういうことでやるんだったらまあ分からんでもないんだけど、たかが洋服の話じゃないですか。シュプリームが着たい、でもお金がない、だから偽物を買うっていうのは極めて短絡的ですよね。で、それはしつけでしかないと思うんですよ。でこの辺はね、本当に偽物を買う、非正規品でいいじゃんって思う人に問いかけたいと思いますね。それでいいのかどうか。いいと思うんだったら
もちろん個人の価値判断なんでそれはしょうがないと思うんですけど、やはりこのしつけの問題が、近年においてはやはりアジア圏なかなかそういうね、そのブランド品のコピーが良くないっていうのが長年浸透しなかったわけですけれども、最近では中国とか韓国だったりとか、スーパーコピーが非常に横行していた市場であったとしてもかなり撲滅が進んでいる。それでもまだまだありますけれども。
日本市場も90年代とかにはたくさんあったけど、今だったらもうほぼ見ない。むしろ偽物で集めてる店とかたまにありますよね。竹下通りとかでもたまにありますけど、ちょっとこう嫌な目で見るじゃないですか、みんな。あれ偽物でしょみたいな。で、その辺のしつけがうまくいって倫理観が形成されてるのかなとは思うんですけどね。
フリーライドして誰かに損を与えてるっていうのは間違いないと思いますから、いいことではないですから、是非やめていただきたいんですけれども、ただ、個人の価値判断なので、強制力もないですし、そこは倫理観、しつけの問題かなというところで話を閉じさせていただきます。
というわけで、今日はサードシフト品を初めとしてですね、偽物の流通、ブランドの偽物について徹底的にお話をしていきました。参考になれば幸いでございます。
メンバーシップやっております。メンバーシップではさらにディープなお話展開してるので、よかったら概要欄から登録してみてください。また、LINE公式アカウントもやってます。公式アカウント登録すると毎週日曜日配信してるライブ配信に参加することができますので、是非よかったら参加してみてください。概要欄書いてありますので、是非よかったらチェックしてみてください。無料です。
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