日本チャンピオンの若手選手に胸のトレーニングを習う:リアデルトのほぐしからディップスまで

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概要

フィジーク大会への挑戦企画「PHYSIQUE ROAD」の一回として、チャンネルの話者が若手選手のエイト君(字幕では「エースエイト」とも呼ばれる)と合同トレーニングを行った。話者は9年前に一度大会に出たことはあるものの、自分は素人で、今回は完全に初心の気持ちで挑むと語る。今年や来年の大会を目指す視聴者にも、食事やトレーニングの参考になる部分があるはずだという。この回は普段の話者のトレーニングではなく、エイト君の胸のトレーニングを「学ぶ姿勢」で教わる内容になっている。

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エイト君の経歴と今年の目標

エイト君は「ナバ」という団体のスポーツモデル部門で、2024年に日本チャンピオンになった選手である。翌年は大会に出ず、今年はディフェンディングチャンピオンとして再び出場する。本人によれば、このカテゴリーで最も強いのは韓国で、2023年に一度韓国の大会に挑戦して敗れている。今年はそのリベンジの意味もあり、休んでいた期間に自分のレベルを上げてきたという。大会は2年ぶりになる。

エイト君は胸が長年の弱点だった。4〜5年大会に出続けるなかで「胸が薄い」と言われ続けたが、日本チャンピオンになるまでの1年間、後述するダンベルフライのやり方に取り組んだところ胸が厚くなり、周囲からも変化を指摘された。今では胸がむしろストロングポイントになったと本人は話す。この日教わったのは、その胸、特に厚みと上部を鍛える方法である。

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準備:リアデルトをほぐす

最初に行ったのは、肩の後ろ側(リアデルト)をほぐすことだった。話者はこれを初めて聞いたという。エイト君によれば、リアをほぐすと胸と肩の種目で筋肉に負荷が乗りやすくなる。リアをほぐすようになってから胸の種目での効き方が変わり、胸だけでなく背中や肩も入りやすくなったと説明する。

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1種目目:単関節種目で胸に先に刺激を入れる

最初の種目について、エイト君は「単関節種目」を取り入れていると説明する。ほぼ肩関節しか動かない種目で、後でプレス系を行うため、ここでは三頭筋をあまり使いたくないという意図がある。先に胸に刺激を入れておくことで、その後のプレスで胸に効かせやすい状態を作るのが狙いだ。

フォームのポイントは肘の高さである。エイト君によると、肘が下がっている人が多く、そうすると肩の前側に負荷が乗ってしまう。肘を少し上げて大胸筋上部のラインとほぼ平行にすると、胸にきれいに乗るという。手の位置は、腕を水平に広げたときに胸の横に来るあたり。大胸筋は肘が伸びるほど収縮が入るので、それを目指して動かす。呼吸は鼻で行うことが大事だとも付け加えた。

マシンの軌道が思ったより高いため、少し浅く座る。肩甲骨を寄せて胸を軽く張り、へその周辺に力を入れた状態をずっとキープする。そのうえで、大胸筋上部のラインに沿って二頭筋側で押し寄せるような感覚で動かすのがコツだという。

話者はエイト君の説明について、寺島選手と話していても、エイト君と話していてもマニアックで、ゲームオタクと会話しているように何を言っているのか分からない部分があると冗談交じりに語っている。

8:09

プレス:重量ではなく回数でパンプさせる

続くプレス系の種目では、話者が重量に苦戦する場面があった。話者は「自分のプレスが弱いのではなく、エイト君が強いだけ」と言い訳し、エイト君はダンベルプレスを片手65kgで行うと明かした。

エイト君のコツは「潜り込みながら押す」感覚である。こうすると逃げ場がなくなり、狙った部位に入りやすくなるという。この種目では重量を狙うよりも回数を重ね、部位への血流量を増やしてパンプさせることを目的にしている。エイト君は、パンプさせた姿が最終的に自分が成長していく姿になっていくと考えており、パンプで形を作っていく感覚に近いと語った。

ここでは「1と1/2」というやり方も紹介された。通常の1回の動作に加え、半分の可動域での動作を合わせて1回と数え、これを10回行う。つまり実質20回の動作になる。話者は途中で回数が分からなくなったが、エイト君は回数を正確に把握していた。話者はこれを受けて、エイト君はパスポートを忘れたり貴重品をすぐなくしたりするのにレップ数だけは絶対に忘れない人だと紹介し、エイト君自身もオーストラリアで携帯電話を7回なくしたと明かしている。

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胸を弱点から強みに変えたダンベルフライ

日本チャンピオンになる前の1年間取り組んだダンベルフライのやり方は、エイト君によると特別なものではない。少しだけ開いた位置から、まっすぐ突き刺すように動かす。このとき軽くお腹を締めると、胸の張りが強くなる。ボトムのストレッチポジションで4秒耐えてから上げ、再び下ろして4秒耐える。これを8レップほど行う。

話者はカメラの外での会話にも触れながら、自分は胸が比較的強いこともあって、誰かのトレーニングをきちんとやったのは人生で初めてだと話した。普段自分がやらない方法に触れ、筋トレの新しい扉を開けている感じがする、効き方がまったく違うので翌日の筋肉痛が楽しみだと語っている。

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筋肉痛はストレッチのかかり方で決まる

筋肉痛について、エイト君は「どれだけストレッチが上手にかかるか」で決まるというイメージを持っている。その例として肩を挙げた。肩は筋肉痛が来にくいが、話者は収縮しにくいからだと応じる。エイト君の説明では、サイドレイズのボトムが一般的なストレッチポジションとされるが、実際に肩の筋肉を伸ばすときは腕を体の反対側に持っていく。つまり体の反対側まで持ってこないと肩にストレッチはかからない。こうした種目を多く取り入れると肩は成長するという。話者はインクラインのベンチに座って行う方法や、ケーブルを使う方法を例に挙げ、エイト君も同意した。今回の胸の種目もストレッチを強くかけるため、翌日は特に上部に強い筋肉痛が来るとエイト君は話す。

肩が痛い人向けのディップス

最後の種目は、エイト君が「肩が痛い人向け」として紹介したディップスである。ディップスは主に大胸筋の外側、胸の形を作る種目だという。

エイト君は、1レップ目はトップのポジションが大事で、その後はボトムが大事だと説明する。よくある失敗は、毎回頑張って一番上まで押し上げようとすることだ。そうすると腕の疲労が強くなり、胸をやっていたはずなのに三頭筋が疲れてしまう。

手順は次の通りである。最初のトップの状態で肘を軽く締め、肩甲骨を寄せて胸を軽く張ると、胸にテンションが入る。そこから少し前かがみになり、足は後ろで軽く組んで重心を調整する。肘を軽く開きながら下ろし、大胸筋にストレッチがかかるところを探す。そこからまっすぐ上げる。きつくなってきたら可動域を徐々に狭くするが、ボトムには毎回行く。こうすると終わったときに胸が熱くなるという。

下ろす際に肘を締めない理由について、エイト君は、肘を締めると三頭筋の直線的な動きに近くなり、胸ではなく三頭筋を使ってしまうからだと説明した。話者は実際に試したが、それでも肩が少し痛むと漏らしている。エイト君は、深く落としすぎない範囲で10レップ程度が限界になるだろうと述べた。

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Instagramからの質問:サイズ、三頭のトレーニング、体の作り方

話者は事前にInstagramで質問を募っていた。胸囲については、エイト君は5年ほど前に測ったときに113cm程度だったと答え、今は120cmくらいかもしれないと推測したが、はっきりとは分からない様子だった。腕回りについても、話者が自分は45cmだと言い、2人で比べながら同程度ではないかという話になった。

三頭筋のトレーニングについては、頭の後ろにダンベルを置いて行うフレンチプレスが一番効いたとエイト君は答える。かなりの重量で25回ほど行っていたと話したが(字幕では重量の数字が聞き取りにくい)、あくまで自分が扱える範囲で効いている重さで行うことを強調していた。

「どうやったらその体になれるか」という質問に対し、エイト君は「みんなが思っている10倍バカになって筋トレをすること」と答えた。話者はこの答えを評価し、「バカ」を良い意味で捉えるなら、エイト君は筋トレが本当に好きで、用語をよく知り、細部まで神経が行き渡っていて、自分の体の感覚を言語化する力もある人だと述べる。後半は話についていけず上の空になっていたと冗談を言いつつ、久しぶりに「筋トレバカ」と話せて楽しかった、こういう人をもっと増やしたいと語った。エイト君自身も、どれだけそのことを好きになれるかが体を作ると考えており、パーソナルトレーニングの指導先には「狂え」と伝えているという。

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話者の体の強みと課題

最後に話者は、自分の体のどこが強みに見えるかをエイト君に尋ねた。エイト君は、胸の外側、僧帽筋、腕、そして脊柱起立筋を挙げ、特に脊柱起立筋は非常に強いと評した。

課題としては、この日鍛えた大胸筋上部のラインがどれだけ埋まるか、そして肩の張り出しをどれだけきれいに作れるかで、見え方が大きく変わりそうだと指摘した。話者が背中の広がりについて尋ねると、エイト君は、フィジークとしてはもう少しあってもいいと答えた。話者は、この日は学ぶことが多かったと振り返って回を締めくくっている。