大会2日前、体重73.5kgからのカーボアップ 枯渇した体で語った食事・ポージング・ひとり起業

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概要

フィジーク大会を2日後に控えた朝、投稿者は「人生でいちばん軽い」体で炭水化物を摂るカーボアップの日を迎えた。動画では、減量最終週の仕組みや食事内容を説明しながら、9年ぶりの大会出場への思い、ひとりで6つの事業を回す働き方、AIの使い方、最近のコンテンツへの反響まで、食べながら話している。

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人生でいちばん絞れた朝

撮影日は大会2日前の朝で、体重は73.5kgだという。投稿者は「こんなに体が軽いことはない」と話し、体重と体の薄さでは今がピークだろうと見ている。炭水化物を抜くディプリートは前日で終わり、この日からカーボアップに入る。そのため体重は増え、筋肉の張りも変わってくるはずだと説明する。

水分摂取も変わる。前日までは1日6Lの水を飲んでいたが、この日から2.5Lに減らす。喉が渇きやすい食べ物とのバランスをうまく取らなければならないという。

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ディプリートとカーボアップの仕組み

ディプリート中の炭水化物は1日100g以下に抑えていた。ご飯ではなくオートミールで過ごしていたが、投稿者はご飯に換算して量の感覚を説明する。炊いたご飯300gで炭水化物は111gほどになり、一般的な茶碗1杯は150g程度、大盛りでも200g前後だろうという。つまり1日に茶碗1杯ほどの炭水化物しか摂らない生活を4日間続けてきた。カーボアップ初日は、これを炭水化物750gまで一気に増やす。

ボディメイクを知らない人向けに、投稿者は仕組みも説明している。筋肉の中にはグリコーゲンという糖が蓄えられていて、筋肉の張りや成長に関わる。ディプリートでこのグリコーゲンをいったん大きく減らしておき、カーボアップで一気に炭水化物を入れると、普段より多くの糖を筋肉に取り込める。その結果、筋肉が強く張る。この1週間はその反応を引き出すためのものだという。

投稿者はこの最終週を「儀式のようなもの」と表現する。体を意図的に異常な状態へ持っていき、その生理的な反応を利用して筋肉を張らせ、そのピークをステージ当日に合わせるという考え方だ。

カーボアップ中はタンパク質をあまり摂らない。タンパク質はアミノ酸であり、アミノ酸が多く入りすぎるとグリコーゲンが筋肉に溜まりにくくなる、と投稿者は説明する。そのためプロテインはいつもの半分以下に抑えている。また、指導を受けている先輩から、1食ごとに塩を2g摂るよう指示されている。料理に入れれば気にならない量だが、そのまま食べ物に加える2gは「地獄」だという。

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ライスクラッカー、蜂蜜、餅

カーボアップ用に用意したのは、ライスクラッカー、餅、チョコレート、蜂蜜、おかきなどだ。メインはライスクラッカーに蜂蜜を塗り、餅を合わせる組み合わせで、これを1日中食べ続ける。ライスクラッカーは早めに注文しておいたもので、届いてからもずっと食べられずにいたという。

最初の一口から、投稿者は言葉にならないほどの反応を繰り返す。思ったよりパサパサだが、蜂蜜とピーナッツバターを合わせると「うますぎて喋れない」。ディプリート中も寝る前のピーナッツバター10gだけは許されていて、甘いものが食べられない時期にはそれが何より嬉しかったという。炭水化物以外の食材だけで食事を組もうとしても、世の中には炭水化物を含まない食べ物が意外に少ない、という苦労も話している。

食べながら投稿者は、9年前に大会に出たときも同じルーティンをこなしたことを思い出す。細かいことはあまり覚えていないが、大会後に美容院で口にした飴が衝撃的に美味しく、思わず声を上げて担当の美容師を驚かせたという。今、大会前の段階で、そのときと同じ感覚を味わっていると話す。

この反応はカメラ向けの演技ではないと投稿者は強調する。カメラを回していなくても声が出てしまうほど美味しいという。そのうえで、普段の生活でこの感覚が得られないのは味覚が麻痺しているからだろうとも言う。甘いものは中毒性しかないとして、大会に出なくても、太っていなくてもいいから一度やってみてほしい、食のありがたみが分かると勧めている。

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大会までの段取りと、見る側からやる側へ

この日は全身を軽くトレーニングしてパンプさせるだけにとどめ、翌日は休み、その次が本番になる。

投稿者はこの9年間、仲間たちが大会に出る様子を視聴者として見てきた。普段はふざけた雰囲気でカメラの前にいる人たちが、大会が近づくにつれて頬がこけていく。その姿を見て、関心がなくても頑張っているのは伝わるし、実際に徹底していてプロだと思っていたという。自分でやってみた今は、努力に対するご褒美の大きさを実感していると話す。

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数秒のために毎朝続けるポージング練習

朝は毎日ポージングを練習している。フィジークは登場して数秒ポーズを取るだけで終わる競技だが、その数秒にすべてを込める必要がある、と投稿者は説明する。筋肉を一つずつ動かして手の位置を決め、抜くところは抜き、入れるところはしっかり入れて、体を大きく見せる。その技術は簡単ではない。毎日練習して神経を通わせ、本番でも同じ動きができるよう体に覚えさせる作業だという。体のバランスや、筋肉そのもの以外の「ポージングの美しさ」など、短い時間に詰まっている要素は多い。

9年前の初出場では、ほかの出場者が緊張で顔をこわばらせる中、舞台経験のある投稿者はまったく緊張せず、むしろ楽しかったという。ただ、何年も舞台に立っていない今回は自分も緊張するかもしれない。引きつった笑顔になっていたら笑ってほしい、と冗談まじりに話している。

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枯渇状態で回す仕事と、ひとり起業という選択

減量の限界に近い状態でも、複数のプロジェクトを同時に進めている。ほぼ週2本のペースで動画を上げていて、1本ごとの制作にもかなり時間がかかるという。

投稿者はこれまで、このVlogで仕事やビジネスの話をほとんど見せてこなかった。ジャンルが違いすぎると感じていたうえ、お金の話は日本人にはいやらしく聞こえるという感覚が分かるからだ。ところが最近そうした内容を出すと大きな反響があり、こういうものも求められているのかと意外に思ったという。

投稿者は現在、ソロプレナー(ひとり起業家)として、6つの事業をほぼひとりで回している。珍しいかもしれないが、特別なことをしているわけではなく、誰にでもできる現実的なやり方だと本人は考えている。

ひとりで回す理由として、投稿者は採用の難しさを挙げる。周りの企業を見ても、いちばん手こずっていてお金がかかっているのは人材探しだという。人材紹介会社の友人が多く、紹介するだけでそれほど儲かるのかと不思議に思うほどだが、それだけ人が見つからないということでもある。人によって考え方も相性も違うので、会社に合う人に出会える確率は低い。出会えても関係を築き、時間とお金をかけて教え込み、ようやく戦力になったところで辞めてしまう。経営者の友人たちもこの問題に悩まされていて、投稿者自身も同じ経験が何度もあるという。

だから今はひとりでやっている。そのほうが圧倒的に楽で、売上もそれほど変わらない、と投稿者は言う。やることが多いので時間は取られるが、やりたい仕事だけをしているので、嫌な仕事は一つもないという。

YouTubeについても、もう一度頑張ると宣言した動画に多くの応援が集まり、ずっと欠かさず見ているというコメントも届くことに驚いていると話す。

18:25

AIは「調べもの」以外に使い倒すべき

今後見たいコンテンツについて意見を募りつつ、投稿者はソロプレナーが今の時代だからこそやりやすくなったと話す。AIをあまり使えていない人は早めに使ったほうがいいと勧める。ただし、リサーチだけに使うのはもったいない。それはGoogle検索を使うのと変わらず、調べものをしているだけではAIを使っているとは言えない。投稿者の言う「使う」とは、使い倒すことだという。

18:58

大会への手応え:優勝は狙うが、比べる基準がない

大会の見込みについて、投稿者は優勝を目指すと言う。ただ、9年間出場していないので実質的には完全な初心者であり、比べる基準がないとも認めている。毎年出ていれば自分のレベルも周りのレベルも分かるが、今回は何をもって優勝なのかが分からない。それでも、自分史上最強の体になっていることは間違いなく約束できるという。トレーニングはずっと続けてきたが、減量しなければ自分の本当の体は見られない。ここまでいい体に出会えるとは思っていなかったことが、やってよかった理由の一つだと話す。

20:30

700万回再生の「突撃ダンス」と、膝の状態

視聴者からは「突撃ダンス」をまた見たいという声も多いという。アメリカで、はるきさんとノリで始めた企画で、Vlogをしばらく休んでいた期間にいちばんバズった。ロサンゼルスで撮った回は700万回ほど再生されているという。仕事で珍しくタクシーに乗ったとき、年配の運転手に「アメリカのダンスの動画が良かった」と声をかけられ、ああいう企画は本当に幅広い人が見るのだと実感したそうだ。

投稿者は、筋肉を素敵だと思っているが、誰もが見るコンテンツではないことも分かっているという。筋肉に興味のない人にとっては、人の体を見せられても気分のいいものではない。その感覚も理解できるから、筋肉ではないエンタメ企画の見やすさに納得している。

ただ、ダンス企画を再開できるほど膝はまだ治っていない。少し前に始めたボクシングも止め、ランニングも約1か月休んでいる。運動量を減らしているのに体重が雪だるま式に落ち続けていて、有酸素運動を加えると落ちすぎると判断したからだという。例外として、自身が主催するフィットネスコミュニティ「SUB α」のイベントで約4.5km走った。誰でも参加でき、参加費も取らないボランティアの活動だと説明している。

動画の最後、投稿者は餅を口にして「発明品だ」「日本人すごい」と声を上げ、こんなものを食べていいのかと繰り返す。カーボアップ初日の食事を続けながら、2日後の本番に向かうところで動画は終わる。