無人戦闘機FQ-44がAMRAAMを発射、米空軍はF-35と組むCCA2機種の量産へ

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概要

2026年7月、モハーベ砂漠の上空で1機の戦闘機が空対空ミサイルAMRAAM(アムラーム)を発射した。この機体にパイロットは乗っていない。機体はアメリカ空軍が開発中の無人戦闘機FQ-44「フューリー」である。動画は、これがCGで描いた未来の構想ではなく、実機が飛び、ミサイルを搭載し、本物のAMRAAMを撃つ段階まで来ていると強調する。そのうえで、F-35などの有人戦闘機とチームを組んで戦う無人戦闘機CCAとは何か、開発がどこまで進んでいるのかを解説している。

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CCAとは何か:遠隔操縦ドローンとの違い

アメリカ空軍が開発しているCCAは、有人戦闘機と連携して作戦を行う、自律機能を備えた新しい無人戦闘機である。現在開発されているのは、ジェネラル・アトミックスのFQ-42「ダークマーリン」と、アンドゥリルのFQ-44「フューリー」の2機種だ。

無人機と聞くと、MQ-9リーパーのように離れた場所から人間が操縦するドローンを思い浮かべるかもしれない。動画は、CCAはそうした人間がずっと操縦し続けるドローンではないと説明する。自律機能を使い、戦闘機と連携して任務を行う点が違いだという。アメリカ空軍はCCAによって、有人戦闘機が行動できる範囲、周囲を把握する能力、そして生き残る能力を広げようとしている。

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F-35を「クォーターバック」にするチーム構想

この構想で中心になるのがF-35である。F-35は高性能なセンサーで集めた情報を統合し、他の航空機や部隊と共有できる。ロッキード・マーティンは将来の有人・無人チーミングについて、F-35をアメリカンフットボールのクォーターバックに例えている。

F-35が周囲の状況を把握しながら、無人機に偵察や攻撃などの役割を分担させる。1機ですべてをこなすのではなく、複数の航空機を1つのチームとして戦わせる考え方である。動画は、もともと描かれていたF-35を中心に複数の無人機が連携するという構想が、FQ-42とFQ-44によって現実になり始めていると位置づける。

名称にも意味がある。FQのFはファイター、つまり戦闘機を、Qは無人航空機を表す。アメリカ空軍はこの2機を単なるドローンではなく、正式に戦闘機として分類した。

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先行したFQ-42「ダークマーリン」

先に飛んだのはジェネラル・アトミックスのFQ-42で、2025年8月に最初の飛行試験に成功した。同社はMQ-9リーパーなど長年にわたって軍用無人機を開発してきたメーカーであり、FQ-42にもそれまで積み重ねてきた無人技術が使われているという。

2026年2月、FQ-42には「ダークマーリン」という名前が付けられた。この時点でジェネラル・アトミックスはすでに複数のダークマーリンを製造・飛行させており、ボタン操作による自動離陸・自動着陸、さらに任務用の自律ソフトウェアを使った飛行試験まで実施していたと動画は伝える。

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FQ-44「フューリー」とAMRAAMの実射試験

もう一方のFQ-44を開発しているのはアンドゥリルで、愛称は「フューリー」。2025年10月に飛行試験を開始した。

動画によれば、2026年になるとCCA計画は「無人戦闘機を飛ばす」段階から「実際に戦うための機能を持たせる」段階へ進んだ。そして7月、FQ-44がAMRAAMを実際に発射する。標的はモハーベ砂漠上空に設定されたデジタル上のターゲットだった。試験では、人間から与えられた指示を機体が受け取り、決められた条件の中で兵器使用の一連の手順を自律的に実行したという。

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「AIが勝手に撃つ」わけではない

AI戦闘機と聞くと、AIが自分で敵を選び、勝手にミサイルを発射する姿を想像するかもしれない。動画は、現在のCCAはそうではないと明言する。アメリカ空軍は、武器を発射するかどうかを決める権限は人間だけが持つとはっきり説明しており、CCAが自分の判断だけで兵器を使用することはないという。

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1機種に絞らず、両方を量産へ

2機はもともとCCAの候補として競争形式で開発されていた。ところが2026年6月、アメリカ空軍はどちらか1機を選ぶのではなく、FQ-42とFQ-44の両方を生産へ進めることを決定した。

アメリカ空軍は2020年代末までに150機を超える戦闘可能なCCAを調達する方針を示しており、さらに長期的にはおよそ1000機のCCAを配備する考えだとされる。

また、CCAは機体と「頭脳」を別々に開発する。自律ソフトウェアは現在6社が競争中で、機体を作り直さなくてもソフトを更新することで能力を進化させられる仕組みだという。

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現時点で分かっている能力と想定される役割

詳しい最高速度や航続距離はまだ公表されていない。それでも動画は、すでに分かっている能力だけでも普通のドローンとはかなり違うと述べる。人がずっと操縦しなくても自ら離陸し、設定された任務に沿って飛行し、有人戦闘機と連携しながら行動し、任務を終えれば自動で着陸できる。両機とも任務に応じてセンサーやシステムを変更できるよう、拡張性を重視して設計されている。

将来的には、有人戦闘機より前方に出て敵を探す、センサーとして情報を集める、必要なら武器を使うといった形で、危険な場所へ先に入る役割をパイロットの代わりに担うことが可能になると動画は説明する。

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有人機と無人機が1つのチームになる空

これまで戦闘機のコックピットには人間が乗っているのが当たり前だった。動画は、アメリカ空軍がいまその常識を変えようとしていると述べ、有人機と無人機が1つのチームとして飛ぶという、未来の空中戦として描かれてきた光景が、すでに試作機の段階を超えて量産へ向かい始めていると締めくくっている。