40代男性が手放すべき小物5選:ガガミラノ、茶色のウォーキングシューズ、ラインマフラー、装飾の多いバッグ、ずり落ちる眼鏡

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概要

ファッションバイヤー・スタイリストのMBは、この動画で40代男性が持ちがちな「時代遅れに見える小物」を5つ挙げ、代わりに何を選べばよいかを提案している。MBによれば、服はスーツや「感動ジャケット」「感動パンツ」のような定番に頼れば大きく外さなくなった。一方で小物はユニクロなどのファストファッションがあまり助けてくれない分野なので、正解にたどり着きにくい。タイトルには「即廃棄」とあるが、MB自身も刺激的な言葉だと認めており、全体としては「こういう小物はちょっと時代遅れかもしれない」と穏やかに指摘する内容である。

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導入の寸劇:新橋の飲み会での「無礼講」

動画は新橋の居酒屋を舞台にした寸劇から始まる。プロジェクトの成功を祝う席で、部長が「無礼講だから何でも言ってくれ」と部下に促す。若手の佐々木は、部長の時計が「ちょっと昔のトレンド」であること、休日に見かけた部長が東京靴流通センターや地方の国道沿いの靴屋で買ったようなウォーキングスニーカーを履いていたことを指摘する。部長が「佐々木君のセンスではダサいだけだろう」と周囲に同意を求めると、小林も、部長がいつも持っているバッグをどこで買ったのか気になっていたと打ち明ける。「雑誌で勉強しなきゃ」と言う部長に、部下は「今は雑誌じゃなくてインスタ」と返す。

帰り道、酔いが覚めた部長は、大学時代はおしゃれと言われていたのに40を過ぎてダサくなったのかと落ち込む。普段はスーツなので服はいいが、問題は小物だと考えたところで「服神」が現れ、本題に入るという構成である。

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①時計:ガガミラノは「広がりすぎた」

1つ目は時計、具体的にはガガミラノである。MBは以前ガガミラノを取り扱って販売していた立場で、ガガミラノ自体はおしゃれだと前置きする。そのうえで、普及しすぎたせいでガガミラノを着けると「ガガミラノにしか見えない」状態になっていると指摘する。

MBが火付け役として挙げるのは本田圭佑選手だ。本田選手が着けたことで売上が爆発的に伸び、取り扱い店舗が一気に増え、都会から地方まで流行した。当時は大きくて分厚い時計がトレンドだったこともあり、一気に広がって一気に収束したという見立てである。MBはこれをA BATHING APEの全盛期と重ねる。みんなが猿柄のTシャツを着て飽きられ、今また復活しているという流れだ。

MBは問題をデザインの良し悪しより流通量にあると見ている。賢いブランドは100本売れるところを60本程度に絞って希少性を保ち、長く売れるようにする。MBはこれを「いわゆるルイ・ヴィトン商法」と呼び、それができていればガガミラノも違ったのではないかと述べる。

ガガミラノへの配慮として、現在は落ち着いた配色やおしゃれなモデルもあり、昔のような派手なものばかりではないとも補足している。ただ世間のイメージは依然として大きく派手なモデルで、ピンク色の大きなガガミラノを着けている男性はいまだに多いという。捨てる必要はなく、押し入れで10年ほど「寝かせて熟成」させればちょうど良くなるだろう、というのがMBの提案だ。

代わりに勧めるのは薄型のドレスウォッチである。服がストリートからクラシックへ移っているのと同じく、時計もブライトリングやベル&ロスのような大きく分厚いものから、カルティエ、ロレックス、パテック フィリップのカラトラバのような薄型でシンプルな上品なモデルへ人気が移っているとMBは言う。MB自身は今も大きく分厚い時計が好きだと明かし、時計は個性なのでトレンドに左右されなくても構わないとも話す。それでも、胸を張れるこだわりがないなら、ある程度トレンドを意識したほうがよいという立場だ。具体例として紹介されたのは、セイコーとナノ・ユニバースのコラボモデル(3万800円)。機械式ではなく電池式だが、この価格でシンプルなドレスウォッチが手に入るという。

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②靴:茶色のウォーキングシューズは素材の粗が出る

2つ目はウォーキングシューズだ。特定のブランドを指しているわけではなく、量販店やABCマート、東京靴流通センターなどの安売り靴店に必ずあるカテゴリーを指す。歩きやすく、きれいめでどんな服にも合うという触れ込みで40〜50代を中心に売れている。イオンモールに行くとこの靴を履いた男性が大勢いる、とMBは言う。

MBは、買う側もおしゃれだと思って買っているわけではなく、「これでいいや」という人が大半だろうと見ている。それなら同じお金でおしゃれなほうを選んだほうがいい、というのが主張だ。

特に問題視するのが茶色である。30〜50代の男性はなぜか茶色を好むようになるとMBは言い、理由ははっきりしないと前置きしたうえで推測を述べる。黒や白は定番すぎて若々しく見える、あるいは普通すぎると感じ、茶色やレザー調ならおしゃれだと思い込むのではないか、というものだ。チノパンに合わせて色を選んでいる可能性にも触れ、その考え方自体は間違っていないと認めている。

ただしMBによれば、明るめの茶色のレザーは実は最も難しい。黒や白なら風合いの差が分かりにくいが、中途半端に明るい茶色は革の質がそのまま見えてしまう。切り替えも紐の形状もソールも全部はっきり分かるので、数千円の茶色のウォーキングシューズは「イオンモール量産おじさん」になってしまうという。

代わりに勧めるのはスタンスミスで、それもABCマートで売っている安いものではなく、1万9800円の「スタンスミス ラックス」である。靴、とくにレザーは頻繁に買い替えないので、この程度は出してもよいという理屈だ。服を変えなければ「イオンモールおじさん」であることは変わらないが、それでも白のスタンスミスのほうが洗練されて見えるとMBは言う。中途半端な価格で茶色の靴を買うより、白か黒のレザースニーカーのほうがすっきりモダンに見える、というのが結論である。

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③マフラー:顔回りの小物にお金をかける

3つ目はラインの入ったマフラーである。新橋でも新宿でも地方都市でも、ビジネススーツにチェスターコートを合わせ、ラインマフラーを巻いている人は非常に多いとMBは言う。

理屈は茶色の靴と同じで、デザインが入るほど素材の粗さが見えやすくなる。加えてマフラーは顔の近くにある。人と話すとき、相手は肩や腕ではなく顔回りを見るので、この部分は「印象の要」になる。ここに安っぽいデザインと高くない素材を持ってくると、いいスーツやコートを着ていても台無しになるとMBは言う。逆に3万円以上のカシミヤやウールのマフラーを入れれば、安いスーツやコートでもある程度ごまかせるほど雰囲気が変わるという。

本来はカシミヤ、ウール、ヤクなどの良い素材を選んでほしいとしつつ、長く使わないならユニクロのカシミヤマフラー(5990円)でもよいとMBは言う。ラインマフラーとおそらく同程度の金額で買える。ユニクロのものは薄くて軽く、少し頼りないが、光沢があるので高級感は出る。長く使うとよれて安っぽさにつながるものの、2シーズン程度なら十分もつとMBは見積もっている。

色は無地、できれば黒を勧める。無地は素材の悪さをごまかせるからだ。ネイビーのスーツに黒のマフラーでは地味になると心配してラインマフラーを選ぶ人もいるだろうが、MBは優先順位として、目立つ顔回りに安く見えない高級素材を置くほうが先だと考えている。色はシャツやネクタイ、他の小物で足せばよい。動画では、白シャツをサックスブルーのシャツに替え、黒のマフラーと合わせる例を示している。

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④バッグ:装飾は「棚から手に取らせる」ための戦略

4つ目はバッグだ。ベルトが付いている、切り替えがある、ネイビーと茶色の組み合わせ、といったバッグは安っぽく見える代表格で、メンズファッションの本では必ず言われることだとMBは言う。

ここでもMBは中間色とデザインの問題を繰り返す。のっぺりした黒いTシャツは高いのか安いのか分からないが、色が入ると値段の差が見えてくる。黒や白のように「潰れたり飛んだり」して見える色と違い、ネイビーや茶色などの中間色は風合いが出やすい。さらにパーツが増えるほど凹凸ができて目が行き、粗い作りや素材の悪さが目立つ。その意味で、こうしたバッグは「言っちゃえば最悪」だとMBは言う。3000〜4000円で売っていても手を出すべきではない、という評価だ。機能性を気に入っている人やこだわりのある人を止めるつもりはないとしつつ、これをおしゃれに使える人はいないだろうと述べている。

MBはこうしたデザインが生まれる理由も説明する。ベルトや切り替えのあるデザインはイタリアのバッグブランドにもあるが、それは質の高い素材とセンスのいいデザインだから映える。一方、安いブランドが黒のシンプルなレザートートを出しても、目を引かないので売れない。ファッションに関心の薄い男性がショッピングモールでぱっと手に取るように、デザインを入れる必要がある。結果として安っぽくなるが、買う側は実用性があればよく、棚から手に取ってもらえればいいので、こういう物作りになるという分析である。

MBはこれをドラッグストアのシャンプーにたとえる。並んだ商品の中から手に取ってもらうため派手なパッケージにして、容器にお金をかけ、中身はそれほど頑張っていない。対してル・ラボやイソップは中身とブランディングを追求し、シンプルなデザインにしている。良いものはごまかさないが、粗悪なものはごまかそうとし、そのごまかしが裏目に出る、というのがMBの見方だ。

代わりに勧めるのは、黒のシンプルなレザーバッグである。具体例としてHushTugのブラックジップレザートート(4万3800円)を挙げる。MBは、レザーのバッグならこのくらいの値段はするし、大げさに言えば10年以上使えると説明する。これが最高にかっこいいわけではないと断りつつ、HushTugはD2Cで卸を通さず直販しているためコストがかからず、この価格では他のブランドでは難しい質だと評価している。40〜50代男性を想定してノートパソコンが入るなど機能性も考えられているという。2000〜3000円の装飾の多いバッグをやめ、1回買えば10年使えると考えれば高い買い物ではない、というのがMBのまとめである。

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⑤眼鏡:ずり落ちを鼻パッドで直す

最後は眼鏡で、ここで問題にしているのは眼鏡の種類ではなく、かけたときの位置だ。眼鏡やサングラスは本来、高い位置にあるほうがかっこよく見え、できれば眉毛が隠れるほうがいい。今は小さいサングラスも流行っていて眉を隠せないこともあるが、ずり落ちていると「間抜け」に見え、眉がサングラスに乗っているような顔になるとMBは言う。

原因としてMBが挙げるのは鼻の形である。欧米人は鼻の始まる位置、つまり付け根が高い。最終的な鼻の高さはそれほど変わらないこともあるが、付け根が高いとサングラスが高い位置で保たれる。日本人は付け根が低いのでずれる、という説明だ。

さらに、ユニクロやGUなどの安いサングラスはフレームを調整できない。MBによれば、5000円未満程度のものは型に流し込んで作るインジェクション方式で、鼻に合わせて直そうとすると割れてしまうことがある。ハンドメイドの眼鏡なら直せるという。

そこでMBが勧めるのが、シリコン製の貼り付け式の鼻パッド(385円)である。MB自身も鼻の付け根が低い「いかにも日本人な顔」で、普段から使っていると話す。安くて直せない眼鏡はもちろん、直せる眼鏡でも直しに行くのが面倒なときは貼ってしまう。貼っても目立たず、位置がぐっと上がり、跡も残りにくくなるという。眼鏡やサングラスが似合わないと思っている人ほど、これを付ければ「こういうことか」と分かるはずだとMBは言い、日本人に多い鼻の形の人なら常備しておくべきだと勧めて、5つの紹介を締めくくっている。