「判断しかしない」AI、Jevとは何か:ホリエモンが解説する新しいタイプのAI

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概要

元OpenAIの人物が2年間ステルスモードで研究してきたというAIツール「Jev(ジェブ)」が、ここ2〜3日で大きな注目を集めている。堀江貴文は、文章を生成せず「判断」だけを返すというこのAIの特徴を解説し、発想自体は画期的だと評価しつつも、誰でも作れるのではないかという声にも触れている。

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ウェイトリストへの登録

堀江は動画の収録前にJevのウェイトリストに登録したという。登録時にいくつかの質問に答えると、優先的に使えるようになる「ファストパス」のような仕組みがあった。そのために久しぶりにDiscordのアプリを開いてアカウントを提示したり、GitHubのURLを示したりしたと話している。すでに気の早い開発者たちがJevを使ったユースケースを数多く作っているとも紹介した。

3つの判断しか下さないAI

堀江によれば、Jevの中核となるLLMは「多分オープンソースか何か」を使っているのだろうという。これは堀江の推測である。ポイントは、Jevが3つの判断しか下さない、判断に特化したAIだという点だ。

例として堀江は、「日本の首都は何か」と聞かれれば「東京が94%」と答え、「福岡、札幌、名古屋、大阪、東京のどれか」と選択肢を与えれば「100%東京」と答える、という形を挙げた。出力される答えが確率として示されるため、ハルシネーション、つまり嘘をつくこともないと堀江は説明する。

従来のAIは、正しいかどうか確信できないグレーゾーンの場合でも答えを返してしまい、それがたまに間違えたり嘘を答えたりすることにつながっていたと堀江は見る。Jevはパーセンテージで返すので、たとえば9割以上なら採用するといった形で、しきい値をどこに設定するかによって使い方を決められる。

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用途:仕分けを速く安く

具体的な用途として堀江が挙げたのは、大量のメールの仕分け、アンケート回答の内容判定、問い合わせメールが怒っている客からのものか単なる質問かの判別などだ。こうした仕分けを秒単位で、非常に速く低コストで行える。

料金について、入力にはごく少額の費用がかかるが出力は無料だと堀江は紹介している。そのためコストとレスポンス速度の両面で既存のAIより優れ、判断だけを高速に下すAIだという。

従来のAIは文章を1文字ずつ生成するため時間とコストがかかり、さらに時間をかけたうえで時々嘘を返すことが問題だった。Jevはそこに特化して解決したAIだ、というのが堀江の整理である。

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速い思考と熟慮の役割分担

堀江は、心理学の研究で人間の思考には速いモードと熟慮するモードがあるとされていることを引き合いに出す。Jevはこのうち1番目の、速い思考を担う存在だという。

Jevで解決できない、あるいは確率がグレーゾーンだと判断されたものは、「GPT-6 Astra」のようなより高性能なモデルに熟考させる。さらに確率が低いものは人間が見る。このような役割分担ができると堀江は説明する。

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ゲーム、取引、デザイン判定への応用

この速さを生かせる領域として、堀江は高速でプレイするゲーム、株やビットコインなどの取引、いわゆる高速取引のようなものを挙げた。また、ウェブサイトなどのUIデザインの判定や、アクセシビリティがきちんと実現できているかどうかのチェックにも使えるとしている。

さらに堀江は、昨年ごろ「REAL VALUE」に出演した「お任せAI」のようなサービスにも言及した。これは、客がウェブサイトの商品について問い合わせると、自然な会話をしながら客が欲しそうな商品をリアルタイムで次々と提示していくものだという。堀江は、Jevを「Codex Astra」などと組み合わせれば、こうしたお任せAIのようなシステムをカスタムでもすぐに作れるだろうと見込んでいる。

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画期的だが「誰でもできる」との声も

堀江は、1文字ずつ出力して時間とコストをかけるのではなく、判断だけを下す新しいタイプのAIが登場したことについて、考え方自体は非常に画期的ではないかと評価する。

一方で、「ぶっちゃけこれ誰でもできるんじゃないか」という話も確かにあると認めている。既存のLLMの出力部分だけをJevと同じ考え方で作れば、同じことができるのではないか、という指摘をしている人たちがいるという。堀江はこの点について自身の結論は示さず、AIの分野では毎日ニュースが飛び込んできて目が離せないとして、次の動きに期待したいと述べて話を締めくくった。