MBアイテム8月の発売予定:スタンダードライン、CMF別注モックスニーカー、オックスジュエリー新作

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概要

MBアイテムは毎週日曜日に新作を発売しているが、翌週に何が出るかは直前にならないと分からない。予定を立てにくいという声を受けて、MBは毎月「先々の予定」を動画で発表している。今回は撮影が遅れたと謝りつつ、8月9日から30日までのラインナップを順に紹介した。価格を抑えた「スタンダードライン」、CMFアウトドアガーメントとの別注スニーカー、会員限定のシャツ、定番のウールジャージーのカットソー、ジュエリーブランド「オックスジュエリー」のオンライン新作が並ぶ。

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8月9日:年2回のスタンダードライン

8月9日発売はスタンダードラインである。年に2回しか実施しないシリーズで、MBは「MBアイテムの入り口」になるよう価格を意図的に抑えていると説明する。ただし「スタンダード」は定番品ばかりという意味ではない。今回もチャイナシャツやシャツコートのような、ひねりのあるアイテムが含まれる。着こなしが難しいもの、高い金額では手を出しにくいものを手頃な価格で試してもらい、「こういう服があるのか」「こうすればかっこよくなるのか」を知ってもらうための入り口だという。

安くするために素材を粗悪にしたわけではないと、MBは強調する。作り方は普段のMBアイテムと変わらず、品質は下げていないという。コストはポケットの数を減らす、素材をまとめて大量に確保する、といった方法で下げている。たとえばウーリーツイルは、サルエルスラックスとテーパードスラックスで以前から使い続けている素材だ。素材を共通化して大量に押さえることで価格を下げる、工業製品のようなやり方だという。そのぶん素材の使い方にはやや制約があるが、うまく扱えているとMBは自己評価している。今回はこれまでのスタンダードラインで最多のモデル数になるという。

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ジップネックウォーマーとエクセラジップへのこだわり

1つ目はジップネックウォーマーで、価格は7,500円。本来の性能が高い良質なフリースを使っているが、使用量が少ないため、切り詰めればこの価格まで下げられたという。エクセラ以外のジップを選べばさらに安くできる。それでも、最も目立つ部分を安っぽくしても仕方がないとして、エクセラジップを採用した。

MBによると、YKKの安価なジップならすぐに納品されるが、エクセラは納品に時間がかかる。コスト面でも製造の段取りの面でも手間がかかるため、「本当はどのブランドもエクセラを使いたくないのでは」とMBは推測する。それでも代わりになる良いジップはなかなかない。ヴィンテージ風のデザインにはエクセラは合わないが、今回のようなクリーンでモダンなデザインではエクセラが一番かっこいいので、結局選んでしまうという。

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ベジタブルタンニンのスタッズベルト

2つ目は「ナローロングベジタブルタンニンスタッズレザーベルト」で、税込9,500円。MBはこれを驚異的な価格だとする。ここでMBは「鞣し(なめし)」を説明した。動物の「皮」を皮革製品の「革」にする工程が鞣しで、剥いだ皮のままではカピカピに硬くなってしまう。鞣し方にはベジタブルタンニン鞣し、クロム鞣し、両者を組み合わせた混合鞣しなどがある。

MBによれば、クロム鞣しは車や家具のソファー、経年変化を出したくないバッグなどに使われる。一方、植物性の原料を使うベジタブルタンニン鞣しは経年変化が起きやすい。今回はヴィンテージらしい雰囲気を出すため、こちらを選んだという。スタッズを打ち込み、フロントのバックルには光沢のあるものを使っている。使い込むと革が柔らかくなるので、少し垂らして着けるのもおすすめだという。

MBは毎回説明しているとして、革製品について補足もした。「アパレルは動物を殺していない」という。食肉用に使われた動物の余剰品である皮を回収して使っており、服のために動物を殺しているわけではない。ただし、個別のブランドの事情は知らないとし、「自分が知る限り」徹底されているはずだという留保をつけている。

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コーデュロイシリーズ:「自分が着たいもの」

MBは今回のメインをコーデュロイシリーズだと位置づけ、「僕が着たいものを存分に作らせていただいた」と話す。素材は、コットンコーデュロイに手間をかけてヴィンテージ風に仕上げたものだ。

チャイナシャツは、チャイニーズなディテールを強くしていないので、シンプルに使えるという。一方で、普通のシャツアウターとは違う雰囲気があり、「すごく色気がある」とMBは評価する。タンクトップに合わせ、同じコーデュロイのワイドパンツとセットアップにすると非常におしゃれになるという。チャイナシャツはハードルが高いと感じる人も多いと考え、価格を極限まで下げた。このチャイナシャツが最も利益を削ったアイテムで、12,500円である。アウターとしても使える。

シャツアウターは、以前ラフ・シモンズのシャツアウターに惚れ込んで長く着ていた経験から、そのイメージをもとに作ったオーバーサイズのコーデュロイアウターだ。MB自身が「趣味案件」と呼び、それほど売れるとは思っていないと明かしている。ただ、自分では頻繁に着るという。セットアップ用のワイドパンツは、チャイナシャツやシャツアウターと組み合わせると効果的で、単体でも使える。

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プリントニットと定番スラックス

ルーズフィットのニットはハイゲージで編まれ、かなりクリーンな印象になる。ただ、クリーンなハイゲージニットはありふれているため、白のプリントで表情を加えた。プリントは花柄がモチーフだが、モノトーンなので、花柄でありながらマニッシュで男性らしい印象になるという。

定番のサルエルスラックスとテーパードスラックスも発売される。MBによれば、テーパードはビジネス用に使う人も多い。サルエルについては、サルエル嫌いが治ったという報告を全国から受けていると語り、「サルエルアレルギーが治るサルエルパンツ」とテレビショッピング風に冗談めかして紹介した。

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8月16日:CMFアウトドアガーメントとの別注モックスニーカー

8月16日発売は、CMFアウトドアガーメントのオリジナルモックミッドスニーカーで、税込29,700円。CMFが展開していたスニーカーを、交渉の末に別注したモデルだ。

経緯はこうだ。約1年前、MBは元となったスニーカーを動画で紹介した。お金をもらって紹介したわけではないため、不満点もそのまま挙げた。すると、CMFを手がける代表の奥さんから連絡が来た。伝説的な古着屋を営んでいた人物で、MBは怒られるかと思ったという。ところが、フラットな目線で評価してくれたと褒められた。MBはこれをチャンスと考えて別注を持ちかけ、了承を得た。

別注では、1年前の動画で指摘した「ワイヤーが食い込んで痛い」という点に対応した。ワイヤーの構造を根本から変え、痛くならないようにしたという。ダイヤルクロージャーシステムは同色に揃えた。アッパーは透湿防水のファブリックで、雨を通さず蒸れにくい設計になっている。元のモデルでは前にあったファブリックのロゴを後ろに移した。カラーリングはオリジナルで、ミッドソールまで統一感のある色にしている。

MBが狙ったのは「ブーツライクなスニーカー」だ。テック素材を使ったハイクオリティなスニーカーでありながら、モック形状で紐や切り替えがないため、革靴やブーツのように見える。ダイヤルを回すと内部のワイヤーが締まってフィット感が強まり、フォルムがきれいに出る。逆方向に1回回すだけで解放されるので、着脱も楽だという。

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オリジナルアウトソールの意味

MBがこのスニーカーの特徴として強調したのが、アウトソールがオリジナルである点だ。MBによれば、一般にブランドがソールを独自に作るのは、大量のロットを積む必要があるためほぼ不可能だという。ソールによってアッパーのフォルムもある程度決まってしまうので、どのブランドのスニーカーも似たようなデザインになりがちだ。CMFがオリジナルのソールを作れるのは、代表の奥さんが幅広い仕事をしていて多くの工場とつながりがあるからではないか、とMBは見ている。

このソールはかなり細身でありながら、ボリューム感もある。あまり見ない形で、身長を盛る厚みがあるのに盛っている感じがなく、シャープな雰囲気だという。黒は完全にブーツにしか見えず、白はモードでモダンな軽めのブーツのような雰囲気になる。MBは、最近マルジェラもモックスニーカーを出していることに触れ、今のトレンドではモックスニーカーが「答え」ではないかと話す。ミュウミュウのようなヴィンテージ調スニーカーもありだとしたうえで、テックスニーカーの答えはモックだというのがMBの見方である。税込29,700円は破格だとしている。

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8月20日:会員限定のカットジャカードシャツ

8月20日(木)には、LINE会員、メルマガ会員、YouTubeメンバーシップ登録者だけが購入できるリミテッドアイテムが発売される。正式名称はまだ決まっておらず、社内では「カットジャカードシャツ」と呼んでいる。

ジャカードをカットして、わずかに起毛感やヒラヒラした質感を出したシャツだ。フリルのようでいて、完全なフリルまではいかない。オープンカラーで、黒やネイビーなどシックな色を基本にし、女性的になりすぎないようにしたという。白はややフェミニンな雰囲気があるが、ワイドパンツと合わせると「めちゃめちゃイケメンになる」とMBは話し、「着るだけでイケメンっぽくなるイケメンシャツ」と紹介した。

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8月23日:定番ウールジャージーのカットソー、新色バイオレット

8月23日(日)は、毎年発売している人気の定番、ウールのニットカットソーだ。タートルネックとクルーネックの2型を展開する。ウールジャージー素材で光沢感が強く、原料のウールも非常に良いものを使っているという。縫い合わせて作るので分類上はカットソーだが、見た目はニットにしか見えず、大人っぽくドレッシーに仕上がる。

2型はネック以外も違う。タートルは首に高さがありドレス感が強いため、フィットをやや強めて、レギュラーフィット程度のサイズ感にした。クルーネックはルーズなフィットだ。MBによると、デザイナーズブランドではネックだけを変えることが多いが、自社はパターンそのものが違うため、両方買っても違う印象で楽しめるという。

価格は調整中で、決まり次第発表する。原材料や工賃の高騰で少し値上がりしそうだが、それでも安いと感じてもらえる価格で出せるのではないか、とMBは見込んでいる。

今回は新色としてバイオレットを作った。バイオレットは去年から今年、そして来年にかけてメンズのトレンドになってきている、とMBは話す。一方で、バイオレットやパープルは良い素材でないと発色がきれいにならず、安い素材ではおもちゃのような雰囲気になるため、手を出しにくい色でもあるという。光沢の強い良質な原料で発色させれば、大人っぽく色っぽくなる。タートルを黒のセットアップのインナーにする着こなしをMBは勧めている。ブラウンやグレーなどのベーシックカラーもある。

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8月30日:オックスジュエリーのオンライン新作

8月の最後、30日は、MBが手がけるジュエリーブランド「オックスジュエリー」のオンライン新作発表だ。パリで展示を行い、次の1月もパリか、候補になっている別の国で展示会を予定しているという。MBは「まだまだではあるが、一応世界展開になっている」と話す。先日は阪急でポップアップも開いた。オンラインで出すのは、ポップアップでは扱っていない完全新作で、名前はまだ決めておらず、仮称での紹介になった。

価格は、どのアイテムもまだ見積もりが出ていない。銀の確保と製品の製造を分けて考えるなど計算が複雑で、ぎりぎりまで決まらないという。それでも他ブランドと比べるとシルバーは非常に安くなる、とMBは見ている。その理由として、自社はシルバー専業ではないことを挙げた。専業ブランドは毎回一定量を作るために毎回銀を仕入れる必要があるが、自社は銀が安いタイミングで新作をまとめて作り、在庫として温存することもできる。そのため、生産面で有利だという。

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多重チェーンネックレスとOXシグネチャーのブレスレット

まず紹介されたのは、複数のチェーンが重なった多重チェーンネックレスだ。発想の元は、ネックレスを適当に置くと絡まってしまうことにある。普通はそれをほどいてきちんと着けるが、MBはその雑さ、アンコンシャスな感じを色っぽさとして取り入れたという。太さや編み目の異なるチェーンを組み合わせているため作りは複雑で、トップはなくても迫力がある。シルバーの量が多いので価格はそれなりに高くなるが、MBは他ブランドではあまり見ない、ブランドのシグネチャー的なアイテムになったと自信を見せた。

シグネチャーのブレスレットは、OとXを重ねたデザインだ。Oは螺旋のようにねじれた構造、Xはいつものクリーンで輝きのある仕上げになっている。ファーストサンプルは大きく作りすぎ、価格も迫力も過剰だったため、アクセントになる程度のサイズに調整した。MBによれば、他ブランドは銀価格の高騰を受けて細いチェーンなどで価格を抑える方向に進んでおり、こうした複雑なデザインは高価格でも売れるブランドでなければ作らなくなっている。だからこそ目立つデザインになるという。自社は商売の仕方(MBは「DC」と表現)の関係で価格を安くできるので、この点が有利だと話した。

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エラーシリーズのバングルほか

バングルは、MBが「エラーシリーズ」と呼ぶ新作だ。生産工程で何かにぶつかってへこんだり、ねじれたりした不良品のような変形を、あえてデザインに取り入れている。シンプルなバングルに、アンコンシャスなかっこよさを加える狙いだという。なお、ポップアップでお披露目したものはポップアップ限定で、オンラインでは販売しないと説明した。

ほかにも多くのアイテムがある。チェーンリングは、定番の「アノニマスプレート」ネックレスをリングにしたものだ。オリジナルのハットは、ストラップ付きのマウンテンハット風で、ウールフェルトではなくオールシーズン使えるコットンライクな素材を使っている。ショートパンツにもコートにも合う。形は本格的なマウンテンハットのようなバケット型ではなく、つばを広めにしてドレスハットのように見せ、ナチュラルモードな印象にした。動画で合わせていたミリタリーアウターは、開発中の新作フライトジャケット(CWU)だという。

さらに、チェーンが垂れる喜平チェーンのイヤーカフも出る。MBは待っていた人が多いのではないかと話す。ビーズネックレスは、次のトレンドとして注目されているとMBが見るアイテムで、MB自身も最近ずっと着けている。アソートなので一つずつ組み方が違い、印象はほぼ揃えつつも人と被りにくいという。そのほか、OXのシグネチャーをリングにしたボックスロゴリング、スネークを思わせる柄のリング(ピンキーリングも用意)、既存のバッグやベルトに付けて鍵や車のスマートキーを下げられるバッグチャームも発売される。

MBは、8月30日のオックスジュエリーはラインナップが豊富だと述べ、8月の予定紹介を締めくくった。カットソーとジュエリーの価格、およびジュエリーの正式名称は、動画の時点では未定のままである。