お金の不安は「見える化」と「コントロールの実績」で扱う 統計のおねえさん・サトマイさんに聞く
新R25チャンネル老後2000万円問題や年金の先行きなど、将来のお金に漠然とした不安はある。それでも何も行動できていない。新R25編集部の十石泰誠さんが、この悩みを「統計のおねえさん」として知られるサトマイさんに相談した。サトマイさんは著書『あっという間にお金はなくなるから』で、貯め方や節約の方法より「お金の不安への対処法」を中心に書いている。対談でも、不安を分類し、見える化し、自分で扱えるという感覚を育てるという順序で話を進めた。
「不安を煽らないでほしい」という本音
本題の前に、編集部のメンバー同士で投資の話をしている。9月から投資を始めた人もいれば、取材先で「やれ」と言われて「明日やります」と答えたまま半年が経った人もいた。始めるのが面倒で、投資に回せば月々使える額が減る。「月3万円からでいい」と言われても、3万円あれば飲みに3回行ける、という声も出た。
お金は全部使え、という堀江貴文さんの考えに共感するメンバーもいた。一方で実家暮らしのメンバーは、家賃という固定費がない分を投資に回している。一人暮らしになったらできないので今のうちにやっておく、手元にあると使ってしまうので先に外しておく、という考え方だ。
十石さんの立場ははっきりしている。老後2000万円問題のような不安は「あまり大きい声で言わないでほしい」。そもそも2000万円で足りるのかも分からない。65歳までにいくら貯めればいいのか、明確なゴールを言い切ってくれれば動けるが、論調がばらばらなので何から手をつければいいか分からず、立ち止まってしまう。本人は、これは現実から目を背けたいだけだと認めている。
25歳、意図して貯金したことが一度もない
サトマイさんとの対話で、十石さんは自分の状況を具体的に話した。25歳で、貯金は多くなく、給料もそれほど高くない。東京で一人暮らしをしていて生活費がかかり、友人と旅行に行けばその分の出費もある。仕事も遊びも全力でやりたいので今の自分にお金を使いたい。しかし漠然とした不安のせいで、お金を使うことに後ろ向きになってしまう。このジレンマを抱えている。
実際にやっているお金の対策はiDeCoだけだ。これも前職の会社で確定拠出年金に入っていたのを移しただけで、積立NISAはやっていない。意図して貯金したことは人生で一度もなく、使わなかったお金がたまたま口座に残っているのが貯金になっている。不安は強いのに行動に移せないという性質が、自分の中にあると十石さんは語った。
サトマイさんは、自分も20代前半には同じような悩みを持っていたので「親近感」があると応じた。
メディアの戦略、実際のリスク、個人の生き方
「不安を煽りすぎではないか」という問いに対して、サトマイさんは三つの要素が複雑に絡み合って今の状況になっていると整理した。実際のリスクの話、個人の生き方の話、メディアの戦略の話である。
メディアについて、サトマイさんは自身もYouTubeやメディア運営をしている立場から説明した。不安を煽るサムネイルやタイトルのほうが注意を引くため、再生回数を優先すると、どうしてもそういう内容になる。ただし、老後2000万円問題や少子高齢化を踏まえて「ちゃんと貯めておかないと将来大変なことになる」という指摘自体は、確率で考えたリスクの話としては正しいとサトマイさんは考えている。
そこに個人の生き方の違いが加わる。貯蓄や節約に励んでお金を貯める生き方もあれば、若いうちにしかできない経験をしようと旅行や買い物、学習にお金を使う生き方もある。自分はこう生きたいのに、メディアから不安を煽られている気がする。多くの人はそんな状態で迷っているのではないか、というのがサトマイさんの見立てだ。そのうえで、確率的なリスクには備えたほうがよく、まったく貯金がなくて大変なことになる例も実際にあると付け加えた。
手取り20万円で300万円の車を買った新卒時代
サトマイさんは「偉そうに語れる立場ではない」として、自分の失敗も話した。新卒でパチンコ店に勤め、1年目の手取りは20万円ほどだった。どうしても欲しい車があって300万円の車を買い、そこから一気に生活が苦しくなった。後先はまったく考えていなかったという。
お金について考えるようになったきっかけは仕事だった。組織で働いていると、嫌な人とも付き合わなければならない。一緒に働く人を自分で選びたい、休みをもう少し自由に取りたい、副業を始める時間や旅行の時間もほしい。そう考えたとき、当時の仕事と収入ではそれが叶わなかった。自分の能力不足もあり、昇給して能力を発揮していけば上がるかもしれないが、それでもここにずっといることはないと感じて会社を辞めたという。
不安とは「はっきりしない脅威」である
サトマイさんの本では、不安を「将来起こるかもしれない、はっきりしない脅威」と定義している。お金の不安もまさにこれだという。計画どおり貯まるかもしれないが、病気になるかもしれない。教育費や介護費がどれくらいかかるか分からない。しかも、それが100%起こるかどうかも分からない。だから、今使うべきか貯めるべきか決められない。この状態が不安だ。十石さんは「まさにそう」と答えた。
脅威への反応を4つに分ける
サトマイさんは本の中で、脅威に対する人間の反応を2本の軸で4つに分類している。対談ではフリップを使って説明した。
一つ目の軸は、脅威の対象が見えているかどうか。目の前にクマがいるなら対象ははっきりしていて、これは不安というより恐怖だ。何が怖いのか分からない状態が「見えていない」状態である。二つ目の軸は、自分がその脅威に対処できると感じるかどうか。この二軸を組み合わせると、次の四つになる。
- 脅威が見えていて、対処できると感じる:逃げるか、向き合って戦うかを選べる
- 脅威が見えていて、対処できないと感じる:固まる(フリーズ)
- 脅威が見えていないが、なんとなく対処できると感じる:未知のことでも探索していける
- 脅威が見えておらず、対処もできないと感じる:どっちつかずのまま流される(漂流)
サトマイさんによれば、よくないのは2と4の間を行き来する状態で、現代人にはこれが多い。
十石さんは、自分がまさに2と4に当てはまると答え、例を挙げた。老後2000万円問題には「2000万円」という明確な数字があるので、脅威としては見えている。それでも積み立てなどの行動はしていないので、2の「フリーズ」にあたる。一方、本当に2000万円でいいのか、どんな生活を望むかで必要な額も変わる、といった漠然とした将来の不安は、脅威が見えていないので4の「漂流」にあたる。
サトマイさんはこの例を分かりやすいと評価した。そのうえで、お金をうまくコントロールして資産も貯めている人は、1と3の間を行き来しているという。対処できると感じられる理由は、お金を貯めるスキル、稼ぐスキル、知識があることかもしれない。あるいはスキルが特になくても「なんとかなる」と思えることかもしれない。2と4を行き来している状態を、1と3の側へ移すことが目標になる。
脅威は数字で見える化し、対処できる感覚を積み上げる
では、どうすれば移れるのか。サトマイさんの答えは二つある。
一つ目は、漠然とした脅威を可視化することだ。2000万円をどうやって貯めるのかという大きな問題も、数字にすれば扱いやすくなる。サトマイさんは「計測できるものは改善できる」と言う。年利4%や5%でいくら積み立てれば何歳でいくらになるか、実際に計算しておくことを勧めた。
二つ目は、より重要だとサトマイさんが言う「対処できると感じられるか」だ。そのためには、スキルや知識をつけることに加えて、何が起きても自分ならなんとかなると思える心理的な土台が必要になる。実家が裕福で頼れる場所があることも要素の一つであり、自分の健康に気を配ることも含まれるという。
冒険できない気質と「自己決定」
十石さんは、お金に限らず、冒険したい、いろいろ挑戦したいとあまり思えないと打ち明けた。転職は初めて「探索」ができた部分かもしれないが、それ以外では安定を求め、今のままがいいと保守的に考えてしまう。その根本的な考え方が、お金の不安にもつながっているのではないかと言う。
サトマイさんは、時間をテーマにした前著で紹介したデータを引いた。人間の幸福度に最も影響する変数は、学歴でも収入でもなく「自己決定」だという。周りに流されず、自分がこうしたいからこうする、という姿勢のことだ。これを持っている人は、収入や学歴よりも幸福度への影響が大きく、日本人のデータでそう示されているとサトマイさんは説明した。
十石さんはそれまでなんとなく保守的に、周りと同じように生きてきたが、自分の意思でサイバーエージェントへの転職を決めた。サトマイさんは、だから今はおそらく幸福度が高いはずだと話す。お金に対しても転職のときと同じ姿勢で臨めばいい。何のためにお金を貯めるのか、自分がどうありたいのかを定めれば、そのために貯めよう、リスクを取ろうと考えられるようになるという。
稼ぎ方より使い方をコントロールする
十石さんは、お金の情報が多すぎて何から始めればいいか分からず、それが行動を妨げていると話した。サトマイさんは、稼ぎ方よりも使い方をコントロールできるようになるほうがいいと答えた。
本の中では、どんな状況でも自分ならやれるという自信を「自己効力感」と呼んでいる。これを育てるうえで大切なのは、自分はお金をきちんとコントロールできる人間だという実績を作ることだ。衝動買いは自分でコントロールできている状態ではない。残ったお金をどう配分するかを計画し、そのとおりに行動する。この実績を積むと「自分はお金を扱える側の人間だ」という自信が育つという。サトマイさんはこれを「お金のリモコンを自分で握る」と表現した。
十石さんは、これまでの自分を振り返った。買い物ではなんとなく欲しいものを買い、旅行もお金のことは考えずに行きたいから行っていた。お金の使い道を外部の環境に決められていた部分がある。不安があるのに動けない自分がとても嫌だとも話した。
先延ばしした「未完了タスク」が頭を占める
サトマイさんによれば、不安にはもう一つの要素がある。本当はやろうと思っているのにできていないことだ。これを「未完了タスク」と呼ぶ。先延ばしし続けている状態は脳のリソースを消費し、気分が落ち込んだり不安に悩んだりする原因になる。だから、どこかのタイミングで一度片付けたほうがいい。
具体的には、前半で話した脅威の見える化を実際に終わらせることだ。この計画でお金を貯めれば何歳頃にいくらになる、という計画を一度立てる。収支を見直す。終わらせてしまえば、それは頭の中に浮かんでこなくなるはずだという。十石さんは先延ばし癖があると認め、今できる対処をやらずに持ち越しているから、不安がずっとつきまとっているのかもしれないと話した。
いきなり難しいことをしなくてもいい、ともサトマイさんは言う。お金や仕事の不安について「考える時間」を予定に入れるだけでもいい。悩むことをスケジュールしてしまうのだ。サトマイさん自身、誰かに謝らなければならないことを先延ばしにする傾向があるという。「誰々にこの日に謝る」と予定を入れてしまえば、一旦忘れられる。悩んでいることや不安なことを一度紙に全部書き出し、それぞれいつ考えるかを決めていくと、頭の中がかなり整理されるという。
十石さんは、仕事のタスクは帰る前にToDoリストとして書き出し、翌朝確認して終わったら消していると話した。それを実生活でもやればいいのかと尋ねると、サトマイさんはToDoリストとは別に「不安リスト」を作るよう勧めた。十石さんは今日からやると答えた。
「お金があればなんとかなる」は幻想
サトマイさんの本は冒頭で「人生お金があればなんとかなるは幻想」と結論を述べている。お金の不安の原因は自立が足りないことではなく、十分に依存できていないことだ、というのが本の主張だ。
NISAや貯金、ゴールドやプラチナといったコモディティでポートフォリオを組み、リスクを分散している人はいる。しかしそれは金融資本の中だけでの分散だとサトマイさんは指摘する。日本に住んで日本株だけを持っていて、日本の価値が下がったらどうするのか。実際にそうなるかは分からないが、そうした不安は残る。仮に金融資本を失っても、自分が持っている他の資本でもう一度資産を築ける状態こそが本当の経済的自立ではないか。本ではそう提案し、その築き方を説明しているという。
「8+1+1」の資本と積み上げる順番
本では「8+1+1」の資本を紹介している。対談で説明されたのは最初の8つの資本と、それを積み上げる基本的な順番だった(残りの「+1+1」の中身は対談では語られていない)。
まず土台になるのが、最低限の金融資本、健康資本、物的資本(住む場所や仕事用のパソコンなど)、心理的資本の4つだ。心理的資本について、サトマイさんは、どんなに良い環境で暮らしていても前向きに行動しようと思えなければ学習も成長もできないので、メンタルがある程度健全であることが必要だと説明した。
その上に積むのが人的資本と社会関係資本である。人的資本は知識、スキル、仕事の能力、技術など。社会関係資本は人脈や、実績などに基づく社会的な信頼を指す。
さらにその上に、自然資本と文化教養資本がある。サトマイさんは田舎に住んでいて自然資本は満たされているが、東京にも家がある。東京にいると自然がなくて気分が落ち込むという。日当たりの悪い場所に住むと、日光を浴びないとセロトニンが作られないため鬱っぽくなることがある。日光を浴びられるか、空気が汚れていないかといった点が自然資本にあたる。文化教養資本は、生き方、哲学、思想、自分が何に価値を感じるかという価値観のことだ。これがある程度明確でないと燃え尽きやすいという。25歳ではまだないかもしれないが、30代から40代、結婚後、あるいは社会的に成功して目標を達成した後に目標を見失い、バーンアウトする人がいる。自分の中に一本通った軸を持てるかどうかが問われる。仕事やお金の話しかしない人は人間的な魅力を疑われることもあるので、教養も必要だとサトマイさんは述べた。
順番は人それぞれだが、これが基本的なやり方だとサトマイさんは考えている。最も大事なのは土台の4つだという。
Z世代の土台はある程度整っている
では20代はまず土台の4つを固めるべきなのか。十石さんの問いに、サトマイさんは時代によると答えた。今のZ世代は、昔に比べてブラック企業が減りホワイト化も進んでいるため、土台が損なわれにくい環境にある。明らかに欠けていると感じる部分がなければ、次の段階へ進んでいいという。
十石さんが、今やるべきは社会関係資本と人的資本を身につけることかと確認すると、サトマイさんはそれに加えて、不安があるなら金融資本の部分、つまり計算することや書き出すことを一番最初にやるよう勧めた。
土台が大事な理由について、サトマイさんは「不安を生むから」というより、欠けていると他の資本が育ちにくいからだと説明した。お金がたくさんあっても健康でなければ、物や服を買っても楽しめない。十石さんは、健康で心が満たされていてもお金がなければやりたいことができないし、お金があっても趣味がなく仕事も楽しくなければ幸福を感じられない、と受け止めた。そして自分は金融資本が欠けているから幸せを感じにくいのかもしれないと話した。
サトマイさんはここで補足した。大事なのは金融資産の額よりも、自分が金融資本をコントロールできるかどうかだ。きちんと計画を立て、自分はお金を扱える、仮に失っても取り戻せる、と思える状態をまず作る。資産額より先にそちらが大事だという。
何のために働くのか
最後に十石さんは、今回の悩みの根本にある問いを投げかけた。老後のための投資は、60歳以降、定年後の「守り」のお金というイメージがある。老後のために働くと考えれば、若者の勤労意欲は削がれるのではないか。自分は何のために仕事をして稼いでいるのか。
サトマイさんは「何のために稼ぐのか」より「何のために仕事をするのか」を自分に問うよう勧めた。サトマイさん自身は、少し前までは自己実現、つまり自分の才能を使って世の中に貢献するために働いていると明確に考えていたという。
「何のために」を考えるコツは、利己的な部分と利他的な部分が重なっているかどうかだという。人間は自分のためだけではあまり頑張れない。人が喜んでくれるから頑張ろうと思える。お金のためだけに働くと燃え尽きやすい。1000万円貯めたら目標がなくなり、どうしようとなる。誰かがいるから頑張れるのが人間の特性だとサトマイさんは考えており、自分にとっても相手にとっても幸せになる部分を言葉で定義してほしいと述べた。
十石さんは、これが先ほどの自立と依存の話にもつながると受け止めた。これまではお金さえあれば何でもできると思い、お金に依存していた。一つだけに依存していると、それを失ったときに崩れてしまう。いろいろなものに頼れる状態を作っておけば、お金への不安も薄れ、生きる目的を持ちながら充実した生活が送れるのではないか。
サトマイさんは、お金を失っても、これがあれば自分は再起できると思える何かを持つことが大事だと応じた。椅子の脚と同じで、少なくとも三つあれば立つ。20代のうちは、まず三つほど安定した土台を作ってほしい。それがサトマイさんの最後の助言だった。
皆さんは将来への投資をしっかりとやってる方々ですか? しっかりやってる方々ですね。君やってますよね。僕ね、9月から始めました。NISA。NISA。田中さんに取材して、今せねばと。おお。やばいです。私。おみさんは? え、してないんですか? おみさんって、僕勝手に、すいません。勝手にしてると思ってました。
えっとですね、ていうかね、常年さんに取材、これも常年さんに見て欲しくないんですけど、常年さんに取材した時にやれって言われたの、NISAを。はい。おお。やれって。で、分かりました、明日やりますとか言って半年経ちましたね。あら。
でも俺本当に分かる。投資結構始めるのめんどくさかったな。あ、でしょ。で、しかも手持ちが一応その投資とはいえなくなっていくわけじゃん。そうね。そう。で、そうすると自分のその月々に使える額みたいなのも減るし。そう。それですもんね。僕はそれなんですよ。それで始められないんですよ。
え、若いからってのもありますよ、私。あ、本当ですか? そう。え、3万円とかでいいとかって言うけど、え、大きいよ、3万円あったら。回らないし、3回行けるんだよ。
そのお金を、ま、もちろんこう将来、ま、今少子高齢化進んでます。年金どうなるか分かりません。老後2000万円問題、色々こう言われてるじゃないですか。だから金は貯めとけと。貯金をしろ、投資をしろ。だけど今20代で、ま、1人暮らしをしています。趣味いっぱいあります。お金たくさん使いたいです。いけますか?それって。無理ですよ。
でも確かにこれは2つの論があるんです、世の中に。もうぱっくり言われてるんですよ。僕とおみさんが大好きなホリエモンさん。大好き。有り金は全て使えと。あ、はい。僕もその派です。私も大好き。もう数年、日頃言ってますからね。
だから僕はそこそこだけ逆らってるんですよ。だから僕は本当に実家なんだ、やっぱり。その家賃という固定費がない。だからその、一緒に。そう、だからその固定費っすよね。その固定費がかかってない分を投資してるって感じね。そっか、そっか。だからぶっちゃけ1人暮らしだったらできないですよ。そうだね。だから1人暮らしになる前にやろうって感じです。あ、まず偉いですよね。強制的にね、そうできるタイミングでやっておいて。そう。で、あると使っちゃうから先にもう外しとく派っすね。僕は先に使えないようにしちゃうっていう。ああ。
で、これもう1つあるのが、煽らないで欲しい、不安を。ああ、老後2000万問題とか。そう。あんま言うなって思う。現実から目を背けたいだけ。逃げたい。ええ。でも分かる。私もこっち側だもん。もう本当にあんまり大きい声出さないで欲しいと思う。そうだよね。今目の前のことでただでさえ大変なのに、そんな先のことなんて考えられないよって話よね。
そう。で、しかもなんか老後2000万円問題も本当に2000万でいいのかっていう、その正解があんまわかんないじゃないですか。まあ、なんか足りない説とかもありますよね、2000万じゃ。そう。足りないでしょう。はい。じゃあこんだけのお金を65歳まで貯めてくださいって明確なゴールがあるんだったら、それぐらいはっきりこう正解をバシンって言ってくれたらいいんですけど、論調があるじゃないですか。あ、そう。そこっすよね。何から手を出していいのかもわかんないし。だからもう自分の場合は正解がわかんないんで、もう全然行動に踏み出せないっていうのがある。
でもどうするんですか?やっぱ投資は。自分的にはやりたいなとか貯金はしときたいなっていう思いはある。そう。ああ、そっか。だけど現実的に難しいし、正解があまり分からないから、どうしていいのか分からず立ち止まってしまってるっていう。同じです。同じですか? 同じですよね。天さんといい、十石さんといい、おみさんといい。こういう人が集まるんですね。はい、ということでサトマイさん、本日はよろしくお願いいたします。お願いします。
私の悩みに今回乗っていただきたいと思ってですね。取材させていただいたんですけども、率直にちょっとどう思われたかっていうのをお聞きしたいんですけど。いや、でも私も20代前半ぐらいの時は同じような悩み持ってたなって思ってるので、もう親近感。親近感です。
本当ですか? いや、ま、我々みたいなビジネスメディアを始め、ま、例えば書店に行ったらいろんな投資の本が今並んでたり。めっちゃ並んでますよね。お金に関する本並んでるじゃないですか。もうそれを見るたびに、あんまり不安煽らないでよっていう風に思うんですね。
っていうのも、もちろん当然将来への投資というか、ま、今老後2000万円問題であったりとか、やっぱり年金が今後どうなるかわからないみたいな不安要素があって、当然自分がそれに直面してるっていうのは、ま、分かってはいるんですけど、とはいえ今まだ25歳で、当然貯金もすごいあるわけじゃないし、給料も別にそんなにあるわけでもないし、使えるわけではないし。で、ま、東京で1人暮らしをしていて生活費もかかるし、友達と旅行に行ったらその分お金がかかったりとか、これどうやってお金貯めればいいんだっていうのもあり、お金に対する漠然とした不安感があるせいで、すごいお金を使うことに対して後ろ向きになっちゃうというか。今仕事も遊びも全力でありたいっていう風に思ってるので、今の自分にお金を使いたいって思いもあるっていう、結構そこのジレンマというか、感じてて。
そんな中、今回こちらのサトマイさんが出版された『あっという間にお金はなくなるから』という本ですけども、読ませていただいて、本当にあっという間になくなりますよねっていう。そうですね。まさに今感じてるなと思って読ませていただいたんですけど、今日はちょっとこちらのご著書もですね、色々と参考にしながら、お話をお伺いできたらと思いますので。はい、よろしくお願いします。
ま、結構今ってやっぱり投資とか、ま、貯金とか、いろんな声がある感がありまして、ま、そもそも少子化であったりとか老後2000万円問題など要因は多分たくさんあると思うんですけど、なんかあまりに不安を煽りすぎてるんじゃないかっていう風に僕自身感じてるんですけど、ま、まずこれについてサトマイさんどういう風にお考えかってのをお伺いしたいんですけど。
ありがとうございます。これいろんな視点から話せるんですけど、なんかその実際のリスクの話と個人の生き方の話と、あとメディアの戦略っていうのが結構複雑に絡み合って今の形になってるんじゃないかなと思ってて。
じゃ、メディアの話からすると、やっぱどうしても私もYouTubeやったりとかメディア運営やっていくと、どうしてもその不安を煽ったようなサムネとかタイトルの方が皆さん注意が向くので、そういう内容になっちゃうっていう。その再生回数ファーストでやるとなっちゃうっていうのはまああるなっていうのと、あとその老後2000万円問題とか、ま、少子高齢化だったりとか、こういうのにちゃんと貯めとかないと将来大変なことになるよみたいなのって、実際問題それって正しいとは思うんですよ。
だからその実際の確率で考えた時のそのリスクの話と、メディアのその戦略っていう話と、あともう1個がその個人の生き方の問題で。で、そこの個人の生き方ってまありますよね。それこそ貯蓄とか節約に没頭してお金をある程度貯めるっていう生き方もあれば、いやいや若い時なんだから若い時しかできない経験しようと思って、旅行だったりとか、いろんなものを買ったりとか、学習に色々使ったりとか、そういったところが結構複雑に絡み合ってて、みんな迷い始めてるっていう感じだと思うんですよ。
だから一般の人で考えた時に、自分はこういう風に生きたいんだけど、でもなんかメディアから不安を煽られてるような気がするみたいな。多分そういう感じなんじゃないかなって思ってますね。
なるほど。いろんな複雑な要因が絡まり合って、いろんなところからいろんな声が聞こえてくるから、それに圧迫されてるというか、押し潰されそうになってる人がやっぱ多いっていう。そうですよね。
はい。ま、ただその実際問題、確率的なリスクはもちろん抑えた方がいいと思うので。全く貯金してなくて大変なことになりましたみたいなことってあるし。私お金の本出しましたけど、偉そうに語れる立場でもなくて。
私がそれこそ新卒1年目ぐらいで、その時手取り多分20万ぐらいだったんですよ。私ファーストキャリアがパチンコ屋なんですけど、パチンコ屋さんで働いてた時、手取り20万ぐらいでどうしても欲しい車があって、車買っちゃって。1年目で300万円の車買っちゃって、そっから一気に生活苦しくなったぐらいなんで、何にも後先考えてなかったです。
そうか。そっから考え出したきっかけというか、タイミングってどういうのがあったんですか?
あ、ありがとうございます。やっぱり1番は仕事。嫌な人とどうしても付き合わなきゃいけないとか、どうしても組織で働いてると。いや、それよりも自分が働きたい人を自分で選べる方がいいなとか、あとは休みをもうちょっと自由に取れるようにしたいなとか。本業以外に例えば副業もちょっと始めてみたかったから、その時間も欲しいし、旅行行ったりとかもしたいし。そうなってくると今の仕事かつ収入だとそれが叶わないと。ああ、なるほど。
で、もちろん自分自身の能力がないっていうのもありました。昇給して仕事の能力を発揮していけば上がるかもしれないけど、それでもここにずっとはないなみたいなのがあって、会社辞めたっていうのはありますね。ああ、なるほど。
お金の不安というか、不安に対して何かやってることとかはあるんですか? 実際に例えば貯金とかNISAやってるとか。
それが全くなくて。そうなんですよ。もうこれが結構問題で。本当に何もしてないんですよ。25歳か。はい。で、強いて言えばiDeCo。ああ、iDeCo。はい。で、これは元々その前職の会社が確定拠出年金をやってたので、それをiDeCoに移管しただけっていう感じなんですけど、本当それぐらいで、意図して貯金したこと1回も人生でなくて。使わなかったお金がたまたま口座にあったのが貯金になってるみたいな感じで。貯金とか投資とかがまったくできないっていうところもあって。積立NISAとかもやってないと。やってないですね。
だからこれ別の問題が絡んでんじゃないかなっていう風に思うんですけど、ちょっとADHDみたいな感じじゃないですけど、すごい不安はあるのになかなか行動に移せないみたいなところが結構自分の中ではあって。
なるほど。そうなんですよ。あの、お金の貯め方とか節約の仕方みたいな話はほぼしてなくて、どっちかというとお金の不安の対処方法みたいなところが結構メインで書いてるんですけど、その不安の、ま、定義ですよね。不安の定義を本書の中で引用させてもらってるのが、将来起こるかもしれないはっきりしない脅威のことが不安なんですよね。
で、多分そのお金の不安ってそういうことだと思うんですよ。ま、実際に貯めていってこのぐらい貯まるかもしれないけど、でも病気になるかもしれないとか、教育費にこれぐらいかかっちゃうかもしれないとか、あと介護にどれぐらいかかっちゃうかもしれないとか。でもそれが100%起こるかどうかわかんないから、どうしよう、今使おうかな、それとも貯めようかなみたいな、そういう状態が不安。
はい。いや、もうまさにそうですね。ああ、やっぱそうですよね。もう漠然とした脅威というか不安感っていうのがすごい恐れになって、とはいえ行動できてない、立ち止まってしまってるっていうような状況ですね、今。
不安というか、その脅威に対する人間の対処方法を本書の中で4分類してて。フリップ作っちゃって。あ、ありがとうございます。わざわざ。説明するように。
この脅威を2軸でまず分けたんですね。その脅威の対象が見えてるか見えていないか。例えば目の前にクマがいますと。これってすごく分かりやすいじゃないですか。そうですね。で、分かりやすいから、それは不安というよりも恐怖なんですよ。その状態が脅威が見えてる。で、なんか怖いけどその対象が何かわからないっていうのが脅威が見えてない状態ですね。で、これが1つ目の軸で、もう1つがその脅威に対して自分がそれに対処できると感じるか、できないと感じているかがもう1つの軸になります。
で、その脅威が見えていて、なおかつ自分がそれに対して対処できるなっていう風に感じてると、人間はその脅威に対して逃げるか、向き合うか、戦うかっていうのができると。で、脅威が見えていて、なんだけども対処できない。もう目の前に大変なことがあるみたいな。だけども自分じゃもう対処できないってなった時に固まるんですね、人は。
で、この脅威が見えていない、漠然としている。何が起こるかわかんないけど、なんとなく自分だったら対処できるよねって思えると、未知のことでも探索していけるようなマインドになる。で、最後が、脅威が見えていないし、なおかつ自分が対処できないという風に感じてると、そのままどっちつかず、なんかこう漂流するみたいな、流されちゃうみたいな感じ。この4分類になっています。1番良くないというか現代人に多いのが、このフリーズか漂流の状態を行ったり来たりしてる感じですね。
いや、僕が多分1番その2と4に当てはまってるんじゃないかなって思いましたね。なるほど。何か例あります? 凍りついてる状態とか漂流してる状態。
そうですね。脅威が見えてるもので言うと、やっぱり例えば老後2000万円問題って、まさに2000万っていう明確な数字があるじゃないですか。なのである程度、あ、2000万貯めとかないといけないのかなっていう、これが脅威とするなら、それは見えてると。ただ見えてるんだけど、じゃあそれに対して積み立てとかやってんのかっていうと、やってない、行動できてないので、これは1つ、2番になってるのかなっていう。
で、脅威が見えてないものとすると、もうそれ以外全てというか。今後例えば本当に2000万円でいいのかというか、ぶっちゃけどれだけ貯めとかないといけないのか、どういう生活を今後望むかというか。もちろん生活レベルによって使うお金も当然変わってくると思うので、そういう漠然とした将来への不安みたいなところで言うと、全く脅威が見えてない状態なので、4番の漂流なのかなっていうのは。めっちゃ分かりやすい例。いや、ありがとうございます。
ありがとうございます。十石さんの状態の人、多分多いと思うんですよ。どっちかで行ったり来たりしてるみたいな。で、お金を自分でうまくコントロールしてて、なおかつちゃんと資産も貯めてる状態の人っていうのは、こっちで行き来するんじゃなくて、こっちで行き来してるんですよね。ああ。
自分はその何かしらの脅威に対して対処できるって思った時に、ま、実際のそのお金を貯めるスキルがあるとか、稼ぐスキルがついてるとか、知識があるとか、あとはそんなに別にスキルがあるわけじゃないけど、まあなんとかなるって思えてるかどうかとかも大事だし。こっちで行き来してる状態を、こっちで行き来できるように持ってきたい。なるほど。どうやったら持ってこれるのかっていうのは確かに気になりますね。
で、もうこれはここに書いてある通りで、まず脅威が漠然としてるんだったら、それをちゃんと可視化しましょうっていうのがまず1つ目ですね。その老後2000万円問題っていうのって結構大きい問題じゃないですか。2000万円ってどうやって貯めるんだろうみたいな。確かに。で、数字のいいところは、計測できるものって改善できるので。その数字で、じゃあ2000万円貯めるために、年利4%とか5%とかの積み立てをいくらしてったらこれぐらいになるよね、何歳の時にこれぐらいになれるよねみたいな、ちゃんと数字で計算しとくっていうのは1個大事ですね。その脅威をちゃんと見える化する状態にするとかですね。
で、あと重要なのが、この対処できると感じるかっていうのがもっと大事なところで。対処できると感じるためには、自分がそれに対して対処できるスキルがあるとか知識があるっていうのもそうなんですけど、まあ将来何が起こるかわかんないけど、でも自分だったらなんとかなれるっていう、その心理的な面、どっちもあります。なるほど。はい。あとは実家が太いとかですね。ああ、そうか。頼れる場所があるというか。そうです、そうです。
脅威を見える化しましょう、数字で計算することをお勧めします。で、対処できると感じるっていうことを積み上げていくためには、ちゃんとスキルとか知識をつけるっていうことと、心理的な土台をつけるってこと、あともちろん自分の健康面を気にするとかもありますし、っていうことですね。なるほど。
お金に限らず冒険したいというか、いろんなことにチャレンジしたいってそんなに思えない。へえ、ここに転職したのにですね。ま、そうなんですよ。転職はだから初めて3番のエクスプローラができた部分かなと本当思うんですけど、それ以外はなんとなくやっぱり安定を求めてしまって、今のままがいいなっていう風にすごい保守的な考え方をやっぱりしちゃうんですよね。根本的にそういう考え方をしてるのが今のお金の不安にも繋がってるんじゃないかなっていうのが思いましたね。
あ、なるほど。ありがとうございます。今回の書籍の中では書いてないんですけど、前回の書籍で、ま、時間に関する本を書いたんですけど、あそこに書いたのが、1番その人間の幸福度に影響を与える変数が、実は学歴よりも収入よりも自己決定っていう変数なんですよ。で、自己決定っていうのは、周りに流されるんじゃなくて、自分がこうしたいからこうする。その姿勢。それを持ってる人っていうのは、収入よりも学歴よりも上回って幸福度が高いんですよ。これちゃんと日本人のデータなんですけど。
で、多分十石さんの場合は、今までなんとなく保守的に、こういう感じがいいんじゃないか、周りもこういう感じで生きていたのが、あれ、待てよと。サイバーエージェントに自分で転職するっていう意思を出してここに来たわけですよね。多分結構今幸福度高いはずなんですよ。
なので、そのお金に対しても、転職してた時と同じようなマインドでそこに活かせると。自己決定して、じゃあお金を貯めることの自分の目的は、これをやりたいからお金を貯めるとか、その目的とか自分のありたい状態をちゃんと定めて、じゃあそのためにお金貯めるの必要だよね、そのリスクを取っていこうっていう風になっていけると、いい感じになると思います。
なるほど。そういうことか。とはいえ、やっぱり今お金に関する話って結構情報量が多すぎるというか。ま、本当投資もそうですし、貯蓄もそうですし、何から始めていいのかがいまいち、情報量が多すぎるあまり分からなくなってるっていう部分もあって。ま、それによって行動が阻害されてるっていう要因もあるのかなっていう風に思うんですけど、何から始めるのが1番得策なのかみたいな。ま、本当これ人によると思うんですけど。
お金の稼ぎ方よりも、どっちかって言ったらお金の使い方をコントロールできるようになった方がいいと思っていて。で、本書の中で、どういう状況であっても自分だったらやれるでしょっていう自信のことを自己効力感って言うんですけど、その自己効力感を育む上で大切なのが、自分はお金をちゃんと自分でコントロールできる人間だっていう実績を作ることなんですよね。ああ、なるほど。
なので、その衝動買いするっていうのは、自分でコントロールできているわけじゃないじゃないですか。なので、この残ったお金をどういう風に配分するかっていうのをある程度自分で計画的にやって、その通りに自分が行動できるようになる実績を作っておくと、あ、自分はお金を扱える側の人間なんだなっていう自信が育っていくと思います。だからお金のリモコンを自分で握るっていうこと。
なるほど。でも確かに今までって、例えばショッピングというか買い物に行くと、なんとなく欲しいものがあるから買っちゃうみたいな。で、旅行とかもお金のこと特に考えずに行きたいから行くみたいな選択をずっとしてたんですよね。だからお金の決定権が結構外的な環境によって決められてた部分はあるので。だから本当に不安があるくせに、それに対して動けてない自分もすごい嫌なんですよね。
なるほど。その不安、ま、一応本の中では、その将来起こるかもしれないはっきりしない脅威っていう風に定義してるんですけど、実は本当に色々パターンがあって。不安のもう1つの要素として、自分が本当はやろうと思ってるんだけどなかなかできていないことだったりもするんですよ。で、これ、未完了タスクって言って、その本当はこういうことやろうと思ってるんだけど、ずっと先延ばししてる状態って脳のリソースを食うんですよね。で、それがある状態だと、ちょっとうつっぽくなったりとか、不安に悩んだりとかするんですよ。
なので、それを一旦片付けるっていうことをやった方が良くて、どっかのタイミングで。なんで、今前半にお話ししたように、ちゃんとその脅威を見える化する、まず数字で計算して、自分はこういう計画を立てて少しでもお金貯めていけば何歳ぐらいにはこのぐらいになってるだろうっていう風に一旦計画立てるとか、あとは自分の収支見直すとか、それをまず終わらせる。終わらせると頭の中に出てこないはずなんですよ。なんで、その多分先延ばししてる何かしらの不安があるはずなんで、それを一旦綺麗にするっていうのはめっちゃお勧めします。
そうか。確かにめっちゃ先延ばし癖あるんですよね。あ、そうなんですよね。それはすごいもったいないです。そうか。だから楽しみきれないし、ま、お金に対する話もまさにそうで、なんとなく漠然とした脅威に対しての、今できる対処をやらずに持ち越してしまってるから、それがずっとつきまとってくるというか。それが結構自分の人生の中でずっとあるのかなっていう。
ま、でも難しいことをいきなりしようとしなくても良くて、例えばその将来のことを考える時間を先延ばしにするでもいいんですよ。その、お金とか仕事のことで不安が何かしらあるわけですよ。未完了のタスクが。それを考える時間を、じゃあその時間を取ると。もうそれ考えなくていいので。なんかそれだけでも大丈夫だなと思います。なるほど。計画しちゃう。悩むなら悩むスケジュールをするっていう。
なるほど。自分の頭の中にある持ってることとか、あとは意外と誰かに謝んなきゃいけないこととか、多分仕事してるとあると思うんですけど、それも先延ばしにしちゃう。私そういう傾向あって。誰々に謝る、この日っていう風にスケジュールしちゃうと一旦忘れるんですよ。だからそれも、悩んでることとか不安に思ってることとか、1回紙に全部書き出しちゃって、それをじゃあいつ考えるかっていうのをスケジューリングしてくと、結構綺麗になります、頭の中。
あ、そうか。結構今それ、仕事のタスクは割と総失するようにしてるんですよ。帰る前にメモって。ToDoリスト。あ、そうです、そうです。もう本当ノートの隙間とかにバーって書いて、で、次の日朝来た時に確認して、やったら消していくみたいなことやってて。それをだから実生活でも実践すればいいってことですね。不安リストを作ってください。ToDoリストとはまた別に。はい。ちょっとこれやります、今日から。ありがとうございます。
本書の中で結構最初に書いてるんですけど、結論から言います、人生お金があればなんとかなるは幻想ですと。で、そのお金に対する不安の原因ですね、自立が足りないんじゃなくて、十分に依存できてないからだっていう風に最初に言っていて。金融資本の中で、NISA、貯金とか、コモディティ、ゴールド、プラチナとか、その中でのポートフォリオを作ってリスク分散を考えてる人はいるんですけど、それって金融資本の中だけでの分散なんですよね。
ただ、そのお金の価値がなくなったらどうするのっていうこともあるじゃないですか。仮に日本で住んでて、日本株しか買ってなくて、日本の価値が下がってったら、日本の価値がなくなった時にじゃあどうするのっていう風になった時に、やっぱ不安に、ま、そうなるかどうかわかんないんですけど、不安になって。じゃあその時に、仮にお金っていう金融資本がなくなったとしても、自分が持ってる他の資本でもう1回資産を構築できる状態を、真の経済的な自立なんじゃないかっていう風に本書では提唱していて、で、その構築の仕方を説明してるんですね。
で、順番あると思うんですよ。ご紹介しますと、本書の中では8+1+1の資本を紹介していて。で、最初のその8の資本を最初にご紹介しますと、色々な資本があるんですけど、最初にある程度土台固めをするんであれば、最低限の金融資本と、あと健康資本ですね。あとは物的資本、ま、住んでる場所だったりとか、仕事するパソコンがあるとか。あとは心理的資本ですね。どんなにいい環境で生活していたとしても、自分が前向きに行動しようって思わなかったら学習もできないし成長できないので、これもある程度メンタルが健全な状態であるっていう。
この4つを最低限土台にした上で、その次に人的資本。これは自分の知識とかスキルとか、仕事での能力、何らかの技術とかですね。あと社会関係資本っていうのは、自分の人脈もそうだし、自分に対する社会的な信頼ですね。実績があるとか。ま、そういうものを積み上げてって、で、その上に自然資本と文化教養資本。
自然資本っていうのは、どうしても東京とかで暮らしてると。私は田舎に住んでるんで、結構自然資本は満たされてるんですけど、東京にも家があるんですよ。東京に住んでると、なんか落ち込むんですよね。なんか落ち込む。自然がなくて。とか、あとはその日当たりの悪いところに住みすぎてると、やっぱ太陽浴びないと人間ってセロトニン生成できないので、うつっぽくなっちゃったりとか。ま、太陽が浴びれるとか、大気汚染されてないとか、そういったような自然がちゃんと満たされてるかどうか。
あとは文化教養資本っていうのは、どうしてもその人の生き方とか哲学とか思想とか、自分はこういうものに価値を感じてるのか、自分の価値観とかっていうのがある程度明確じゃないと、結構燃え尽きちゃうんです。多分まだないと思うんですけど、25歳なんで。これが結構30から40ぐらいとか、あとは結婚した後とか、ある程度社会的に成功して目標を達成した後とかに、目標を見失ってバーンアウトした人とかいるんですけど、その中に自分なりの1本通った軸を自分の中で持てるかどうかとか。仕事とかお金の話しかしない人って結構人間的な魅力とかも疑われちゃったりとかするんで、教養があるとか。
そういったものをその後に身につけましょうっていう。ま、もちろん順番は人それぞれあるんですけど、ベーシックなのはこのやり方かなっていう風に思ってますね。大事なのはここですね、1番。
だから今の例えば僕みたいな20代の時期というかは、まずやっぱりこの4つの資本をしっかりと着実に身につけるっていうことに重きを置いた方がいいってことですかね。そう思いますね。ただ、これ時代によると思うんですけど、結構今の、特にZ世代、十石さんとかの年代だと、比較的ここはあんまり侵害されないような環境にはなってきてると思います。昔に比べたらブラック企業も減ってますし、結構ホワイト化してるので。サイバーエージェントで働いてるんだから、ホワイトじゃないですか。そうですね。確かにそうか。
なんで、ある程度ここら辺は結構ポテンシャル、めっちゃ整ってる方だと思うんです。なんで、ここら辺、心当たりが、ここら辺めっちゃ欠けてるなとかなければ、全然次に行ってもらっていいと思いますね。自分のスキルとか知識をつけるとか、人脈形成するとかですかね、次は。
だから今僕がやるべきことは、社会関係資本と人的資本をしっかりと身につけるっていうこと。あとはもちろん、この不安があるんであれば金融資本のところですね。そこは多分1番最初にやった方がいいと思います。この計算するとか書き出すとか。この4つの土台がしっかりしてないと、やっぱりなんて言うんだろうな、それが不安を産んでしまうというか、人生において悪循環になってしまうっていうことなんですかね。
それが不安を産んでしまうというよりも、例えばお金はめっちゃあるんだけど健康じゃないとかだと、色々楽しめないと思うんですよ。物買っても服買っても、自分が健康じゃないと面白くないじゃないですか。五感でも楽しめないし。そう、ここ欠けてると他の資本もなかなか育ちにくいよね。土台になりやすいのがここですね。なるほど。本当に土台なんですね。そうです。資本を高めるための土台というか。
なるほど。だからやっぱり幸福感みたいなところも結構絡んでくるのかなっていうのは、今聞いてて思いましたね。やっぱどれか1つ欠けてしまうと、何かにつけて幸せを感じられなくなってしまうというか。ああ、そうですね。例えば健康だし心は満たされてるし、物的資本もあるけど、お金が全然なかったら、やっぱやりたいことできないから幸福感じられないし。お金がいっぱいあったとしても心が全然満たされてない、例えば趣味が全くないとか、仕事も全然楽しくないってなると、それはそれでつまらないというか幸福感じられないしみたいな。だから今私自身はやっぱ金融資本が欠けてるから、なんとなく幸せを感じないなっていう部分はあるのかなっていう。
金融資本が、実際その金融的な資産が欠けてるっていうよりは、自分はある程度金融資本をコントロールできるかどうかっていう方が大事だと思います。あ、そうか。だからそれこそ、やっぱりちゃんと計画立てて、自分はお金を扱える、仮に失ったとしても取り戻せるよねっていう状態をまず作った方がいいと思います。なるほど。実際のその資産額の前に、その方が大事ですね。いくら貯めるかってよりかは、まずは自分でコントロールするというか。そうです。なるほど。分かりやすかったです。ありがとうございます。
やっぱりもう1番今回の質問の根幹になってる部分というか、老後のため、本当投資ってまさにそうだと思うんですよね。60歳以降、自分が定年退職した以降の、要は守りのためのお金っていうイメージがやっぱあるんですけど、老後のために働くって思うと、当然若者の勤労意欲って削がれるんじゃないかっていう。だから本当に今何のために自分は頑張って仕事をして稼いでるのかっていう問いに対して、サトマイさんの率直なご意見というかお伺いしたいんですけど。
ありがとうございます。何のために稼いでるのかっていうよりも、何のために自分は仕事するのかっていうのを自分に投げかけてもらって。私はそれは、ま、自分のためでもあるし、他人のためでもあるんですけど、1つは、ちょっと昔までは自己実現。自分の才能を使って世の中に貢献するために働いてるっていう風に、結構明確にそこは思ってたんですね。
何のためにを考える時のコツが、ちゃんと利己的なことと、あと利他的なところがちゃんと重なってるかどうかっていうのが重要ですね。自分のためだけになっちゃうと、意外と人間って頑張れなくて。人が喜んでるから自分も頑張ろうって思えるし。本当お金のためだけだと、結構これ燃え尽きるんですよ。ああ。1000万頑張って貯めた、あ、目標なくなった、どうしようってなって。そこに誰かがいるから頑張れるって、人間の特性だと思ってるんですよ。なんで、その自分にとっても幸せだし、相手にとっても幸せな、この重なる部分がこの何のためにっていうところに来ると思ってるので、それを言葉で定義してもらえるといいかなと思います。
なるほど。両方大事なんですね。だから自分自身と、利己的な部分と利他的な部分っていう。本当にそれこそさっきおっしゃってた自立と依存みたいなところも結構重なってくるのかなっていう。やっぱり1つだけに依存してしまうと、どうしてもそれがなくなった時に困ってしまうというか。だからまさに今僕自身は、もう本当にお金に依存してたというか。お金さえあれば何でもできるだろうっていう風に思ってたんですけど、それだとやっぱ自立できてなくて。いろんなところに依存できるような状態を作っておくことによって、お金に対する不安感も薄れるし、生きていくための目的というか、それも明確に持ちながら充実した生活を送ることができるっていうようなことですか。
なんかすごい真面目になっちゃいましたけど、お金がなくなったとしても、それがあれば自分は再起できるっていう風に思える何かを持っとくのもすごく大事ですね。そうか。本当にいろんなところに頼れるような、ま、それが多分資本になると思うんですけど、それぞれ頼れる資本を自分の中で見つけたりとか作ることっていうのがやっぱ大事ってことですね。
はい、そうですね。少なくとも、やっぱ3つ、3つあると立つんで。できればいいんですけど、最初とりあえず3つぐらい安定した土台を作るっていうことを、特に20代でやっていただけるといいかなと思います。
なるほど。ありがとうございます。本当に今日、そのお金の話だけじゃなくて、やっぱり人生そのものというか、生きる上での考え方っていうのが色々今日学べたなっていう風に思いますので、今後の人生、というか今日からですね、ぜひサトマイさんにおっしゃっていただいたこと実践できたらと思います。ぜひ。はい、今日はありがとうございました。ありがとうございました。
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