社員を抱えず年商10億円を目指す理由:2社を経営するソロプレナー、テサーの働き方

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概要

2つの会社を経営し、6つの事業を自分中心で動かしているテサーは、1年を通して休みらしい休みを取っていないと言う。ただし本人は、仕事が大好きで死ぬほど働いているという話ではないと断っている。テサーが考え続けているのは、どこに住み、どこで働き、誰と仕事をし、何を所有するのか、そして自分の人生をどこまで自分でコントロールできるのかという問題だ。この動画は、経営者・ソロプレナーとしての1日を追いながら、その働き方の背景を本人が語る内容になっている。

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ビジネスの1日を見せることにした経緯

テサーのチャンネルではこれまで、起業家としての一面をほとんど見せてこなかった。ところが視聴者から最も多く寄せられた質問は「仕事は何をしているのか」「どうやって生計を立てているのか」というものだった。そこでテサーは、どのようにビジネスをしてお金を運用しているのかを答える動画を先に公開した。その後に届いたDMで最も多かったのが、いつもの「メトロンブログ」とは違う、ビジネスとしての1日を見たいという声であり、今回の動画はそれに応える形で撮られている。

朝の様子について、テサーは食事の時間が1日で一番リラックスしている時間かもしれないと話す。朝一番から仕事のメールに取りかかることはせず、まずはいったん力を抜くという。

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ダンス講師からYouTuber、経営者へ

テサーは改めて経歴を紹介している。10代でダンスを始め、高校卒業後もダンスを続け、その延長で大阪芸術大学の「身体基礎演習」という体の使い方を教える授業で講師を務めた。並行して各地のダンススタジオでも教え続けており、教える仕事はおよそ12年になるという。イベントやメディアにも関わり、最も大きかったのはハリウッド映画だったと述べている。

2016年にドバイに住んだことをきっかけに、YouTubeを始めた。当時流行していた筋トレにも取り組み、テサーはそれを「筋トレの第1ブーム」と呼ぶ。チャンネルが有名になったきっかけは宅トレだった。教えることも言語化することも得意だったので、当時はなかったスタイルを誰でもできる形に変えて出したところ、大きく流行ったとテサーは振り返る。現在は2社を経営し、6つの事業を行っている。

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なぜ人に任せず自分でやるのか

「全部1人でやるより他人に頼んだ方が楽では」という疑問に対して、テサーは、自分も人に頼みたいことはたくさんあると答える。ただし、どうしても他人では代わりがきかない仕事がある。その代表が、視聴者が見ているYouTube動画の編集だ。これまで何人もの編集者を雇ったが、自分のスタイルを表現できる人は1人もいなかったという。フォーマットが完全に決まっている動画なら他人でも作れるが、テサーの動画には決まったフォーマットがない。

デザインも同じだとテサーは言う。サプリメントのパッケージや洋服のデザインをさまざまな人に頼んできたが、結局は最終的に自分で仕上げることの方が多かった。そうなると、1人でやった方が早いという結論に行き着く。

とはいえ、完全に1人というわけではない。各事業にはチームや協力してくれる会社があり、多くの人に働いてもらっている。ただし従業員として雇っているのではなく、必要なときに手を貸してくれるチームがあるという関係だ。

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AIとの役割分担

テサーは、ソロプレナーとして事業を回せている大きな要因として、AIを日常的に使っていることを挙げる。以前なら人に頼まなければできなかったことも、AIを使うことで自分でできる範囲が大きく増えたという。そのうえで、本当に人の力が必要なところは人に頼み、自分でできることはAIを使って自分でやる。こうした役割分担によって今のスタイルが成り立っている、というのが本人の認識である。

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場所に縛られず、物を持たない

テサーは昔から人や場所に縛られるのが苦手だと話す。好きな場所に行けて、そこでもいつもと同じように仕事ができる環境を作るために、今の働き方を選んでいる。やりたいと思ったらすぐ動け、行きたい場所があれば行ける。そして場所が変わっても、仕事の質やスピードを落とさずに事業を動かせる。テサーはこの点を非常に大切にしている。

もう1つのモットーが、なるべく物を所有しないことだ。人生において身軽であることが重要だと考え、日本では車も物件も所有していない。何かを持てば便利になる面はあるが、同時にそれを維持する責任や、場所に縛られる理由も増えていく。だから必要なものは必要なときに使えばいい、というのがテサーの考え方である。

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仕事に人生を合わせるのではなく、人生に仕事を合わせる

テサーにとって、ビジネスを大きくすることは人生の最大の目的ではない。事業を成長させ、売上や利益を伸ばしたい気持ちはもちろんある。しかしそれと同じくらい、自分の人生を自分でコントロールできる状態を作ることが大切だという。会社がどれだけ大きくなっても、毎日決まった時間に決まった場所へ行かなければならない生活や、誰かの予定に合わせなければならない生活は、テサーが求めるものではない。

だからテサーは、仕事のために人生を合わせるのではなく、自分の人生に合わせて仕事の仕組みを作っている。これがこの働き方をしている一番大きな理由かもしれないと本人は言う。その結果、1人でできることが増え、AIや周囲のチームの力を借りながら、以前なら考えられなかったほど身軽に事業を動かせるようになった。テサーは今後も、何を持つかよりどれだけ自由に働けるかを大事にしたいと述べ、それが自分にとって一番贅沢な生き方だと語っている。

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トレーニングはデジタルからのデトックス

動画の中盤ではトレーニングの場面が映る。テサーはこの時間を非常に有意義だと感じている。普段ずっとパソコンに向かってデジタルの仕事をしているテサーにとって、トレーニングは最高のデトックスになっているという。トレーニング中はスマホをほとんど触らないため、画面を見ない。目にも脳にもよく、リフレッシュできる時間になっている。テサーにとってトレーニングは、体を鍛えるだけでなく、よい仕事をするために頭をリセットする時間でもある。

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目標は「ソロプレナーとして年商10億円」

DMで寄せられた「ビジネスに数字的な目標はあるか」という質問に、テサーは、ソロプレナーとしてまず年商10億円まで持っていきたいと答えている。それが可能かと疑う人もいるだろうが、本人は十分可能だと考えている。世の中には莫大な金額を稼ぐ経営者が大勢おり、テサーの周りにも10億円、100億円、それ以上を稼ぐ人がいるという。

ただし、それだけの規模の会社を作れば、抱える社員も責任も大きくなる。人が増えるほど、組織の問題、人間関係、雇用、マネジメントといった、自分1人ではコントロールできない事柄も増える。テサーの周りにも、大きく稼いでいるのにいつも人のことで悩んでいたり、背負うものが大きいためにずっと疲弊していたりする人がいるという。テサーはそれが悪いとは言わず、ただ自分には向いていないと述べる。

テサーは、多くの社員を抱えて年商100億円の会社を経営することと、ソロプレナーとして年商10億円を作ることを比べ、後者に魅力を感じると言う。事業によって利益率は違うものの、固定費や人件費を大きく抱えない分、営業利益を残しやすく、組織を大きくすることによるリスクも大幅に小さくできる、というのが本人の見立てだ。そして何より、そこには自由がある。多くの社員を抱えながら、明日から突然数か月海外へ行くといった動き方はできないが、ソロプレナーならそれができる。

したがって、テサーにとって年商10億円という数字は、単に10億円を稼ぎたいという話ではない。自分の自由を失わずにどこまで事業を大きくできるか、少人数あるいは自分を中心としたチームでどこまで大きなビジネスを作れるか。売上の最大化と自由の最大化をどこまで両立できるかが、テサーがこれからビジネスで挑戦したいことだという。

1人にこだわる理由:ダンスとYouTubeでの経験

なぜそこまで1人にこだわるのかについて、テサーは、共同事業もこの先やってみたいと考えており、1人でやること自体に固執しているわけではないと説明する。ただ、実現したいビジョンの1つとして、ソロプレナーだけでも大きな規模の売上を作れる状態になっておきたい。1人でもそれくらいできることを証明したいのだという。

テサーは、これまで基本的に人に頼らず、ほぼ1人でさまざまなことを成し遂げてきたと振り返る。ダンスで上まで行けたのはチームメイトがいたからだが、そのチームを最初に作ったのは自分だったと、半ば冗談めかして付け加えている。チームで活動する途中で、ソロでも頂点まで登り詰めたいと考えた。そのためには自分のダンススタイルを変えなければならないと判断し、1年ほどかけてスタイルを変えた。そこから一気に、ソロでも世界中から呼ばれるようになったという。

YouTubeでも同じ姿勢を取った。5〜6年前は、コラボでチャンネルを伸ばすのが主流で、YouTube側もYouTuber同士のコラボを積極的に促していたとテサーは語る。しかしテサーはこのとき、コラボはせず1人で伸ばすと決めた。当時はかなりの数のYouTuberからコラボの誘いがあったが、すべて断ったという。

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ビジネスに集中して失ったもの

一方で、この数年ビジネスだけに力を入れたことで失ったものもあるとテサーは認める。それがこのチャンネルだ。かつては動画を出すだけで何十万回も再生され、話題になるコンテンツを次々に出していた。しかし今は、チャンネルの規模から考えると全然見られていない。テサーはこれを、ビジネスにフォーカスしてYouTubeをおろそかにしてきた結果だと述べている。

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家族との時間を作るための仕組みづくり

テサーのビジョンは、1人でも大きな売上を作れること、そして自分だけでなく関わる人たちを豊かにしていくことだ。今後はさらに事業を拡大し、テクノロジーも駆使して、自分が24時間働かなくてもお金が生まれるシステムを作っていくつもりだという。

その理由について、テサーは暇を作りたいのではないと断ったうえで、今のような生活をずっと続けていたら将来の奥さんに出会うこともないだろうと話す。家族ができたときに家族との時間を最も多く作れる経済的な仕組みを、今から本気で作るという。また、人生は1度きりで、許されている時間は限られている。生きている間にやりたいことをすべてできるようにするためでもあると語る。

「地味」な平日と、経済的自由への挑戦

テサーは、今回見せた平日の日常を自ら「地味」だと表現する。12か月仕事を一切しなくても生活できるくらいの自由はすでに手にしているが、仕事をするのが大好きで、起きている時間は常に仕事をしているという。暇な時間を作ると余計なことを考えてしまうから、という理由も口にしている。

テサーが達成したいのは、圧倒的な経済的自由だ。人間はやればできるということを、自分の身をもって示し、このチャンネルでも共有していきたいと述べる。動画の最後では、なぜここまでエネルギッシュなのかが垣間見える動画を次に出す予定だと予告して締めくくっている。