SpaceX上場の熱狂にどう向き合うか テスタは見送り、大川智宏は「待ち」を勧める
新R25チャンネル投資を始めて2年足らずの青木さやかさんが、投資のプロに素朴な疑問をぶつける回である。回答するのは個人投資家のテスタさんと、今回初登場のオスカグループCEO・大川智宏さん。前半の中心は二つの問いだった。プロはどんなきっかけで銘柄に出会い、買おうと判断するのか。話題のSpaceX株はいまから買ってもよいのか。後者について、テスタさんは最初から投資対象に入れていなかったと話し、大川さんは「買うとしても待った方がいい」と答えた。
青木さやかさんとお金の来歴
番組ではまず青木さんの経歴をグラフで振り返った。青木さんは大学卒業時にアナウンサーを目指したが試験に落ち、就職活動でも他の試験に全部落ちて、名古屋でタレントになった。本人は自分を「芸人」とは感じていないという。ネタをそれほど作れないことが理由である。
売れる前は生活が荒れていた。バイトが続かず、現実を忘れたくて昼はパチンコ、店が閉まれば雀荘に通い、消費者金融から借りて回していた。借入は最大450万円ほど。周囲にも同じような人が多く、消費者金融を「私の銀行」と呼ぶ知人もいたため、普通のことだと思っていたと振り返る。
転機は2003年である。「エンタの神様」でネタを披露し、「笑っていいとも」や「ロンドンハーツ」にも出演して、グラフが直角に近い角度で上がるほど一気に売れた。2005年には番組の企画で写真集を出した。タイトルはフランス語で「どこ見てんのよ」を意味するもので、約8万5000部売れたという。当時は給与明細を一切見ていなかった。見ても変わらないと思っていたからだが、銀行には8000万円ほどあった。その後2007年に結婚し、2010年に出産、のちに離婚している。
大きく変わったのは2025年に、お金まわりの見直しをテーマにした本を出版してからだと青木さんは言う。自分がどれだけ散財し、人に渡し、貸して返ってこなかったかを見つめ直した。8000万円がそのまま残っていれば、とも口にしている。投資も2025年に始め、ふだんはChatGPTに相談している悩みを今回プロに聞きに来た。
大川さんの立場と、身近なところから銘柄を見る方法
最初の質問は「プロはいつ、どんなときに銘柄と出会い、何を見て買おうと思うのか」だった。
大川さんは、まず自分は投資をしていないと断った。自分で分析して情報を発信する立場上、個別銘柄の売買は規制があって基本的にできない。そのうえで質問を「どんな銘柄にピンとくるか」と読み替えて答えた。大川さんは野村総研などを経て、数学や統計学で株価や市場の値動きを予測する仕事をしてきた。本人は「気持ち悪いこと」と自嘲する。それでも、良い悪いを感じる銘柄は生活圏や自分の興味に偏ると話す。
例に挙げたのは宝(焼酎や日本酒のメーカー)である。大川さんは酒好きなので、業績や株価を常にモニタリングしている。株価が好調なので理由を調べると、海外展開を積極化しているというニュースが出ていた。酒に詳しいため、この種の酒は海外でも人気がある、といった文脈がすぐにつながる。好きな分野はずっと見ているので、良いニュースも目や耳に入りやすい。青木さんの場合なら猫の話のように、人より少し詳しい分野で前向きな話題が入ってきたときに投資を検討するとよい、というのが大川さんの勧めである。
ニュースを見てからでは遅いのか
青木さんは「ニュースで見た時にはもう遅いのではないか」と尋ねた。大川さんの答えは「全然遅くない」だった。ニュースが出た時点で業績の伸びがすべて株価に織り込まれるわけではない。後から乗っても悪くないという。
ただし条件がある。ニュースの中身が短期的なイベントならダメで、「こういうものが売れている」「人気がある」という状況であれば続く可能性が高い。ニュースがイベント性のものか、実際の業績の流れなのかを見極めることが必要で、後者ならゆっくり買っていっても問題はないというのが大川さんの見解である。
おにぎりの欧州進出と外食企業の海外展開
これを受けて出演者の一人が、その日に見たニュースを持ち出した。「おにぎり ごんべえ」のおにぎりがヨーロッパでよく売れているという話である。大川さんは個別銘柄の良し悪しは分からないと前置きし、外食関連の株価は全般に低迷していて、その理由ははっきりしていると説明した。
日本はいまインフレだが、外食は値上げしにくい。大川さんによれば、日本人はインフレに慣れておらず、昔は値上げしたら下がるまで待つのが日本人の感覚だった。最近は諦めて買うようになり、多少は慣れてきた。それでも値上げへの抵抗はまだ強く、すぐに値上げすると客が離れる。そうなると外食企業には海外進出しか道がない、と大川さんは見る。インバウンドで人気を得た企業が海外展開を強化するのはその流れの一環で、海外ではインフレが普通なので価格を上げやすい。この観点から、おにぎりのヨーロッパ進出は戦略として正しく、業績が拡大する可能性はあるというのが大川さんの評価だった。
テスタさんの場合:大きな値動きから理由を調べる
テスタさんのアイデアは、何か大きな出来事が起きたときに浮かぶという。値上がり・値下がりのランキングなどで大きく動いた銘柄を見つけたら、なぜ動いたかを調べる。
テスタさんが挙げた例はこうである。今月発売予定だったゲームがバグで3カ月延期になり、株価が10%下がったとする。延期だけが理由なら、3カ月後には10%戻ると考える。3カ月で10%、月3%程度ならそれほど魅力はないが、15%下がっていれば3カ月で15%取れる計算になり、少しずつ買い下がっていけば大きく損はしないだろう、と判断する。このように、出来事が起きたときに期間とリスク・リターンを比べ、投資する価値があるかを考える。インバウンドが増えているといったニュースから関連銘柄を検索して探すこともある。長年相場を見てきたので、蓄積したデータや傾向から自然に浮かんでくるイメージだという。
情報源について問われると、テスタさんはいまはX(旧Twitter)が多いと答えた。投資家をたくさんフォローしておけば、今日動いている銘柄や大きなニュースが出た銘柄、ストップ安(1日の値幅制限の下限)になった銘柄などが話題として流れてくる。その銘柄名を検索欄に入れると、詳しく解説する人の投稿やニュースサイトの記事が出てきて、上がった理由や下がった理由(好決算など)が分かる。証券会社のツールの値上がり・値下がりランキングで見つけた銘柄を、またXで検索するというやり方もある。
最近はAIで理由を聞く人も増えているようだとテスタさんは言う。ただ自分が試した範囲では、AIは嘘をついたり、まったく違う理由を答えたりすることがまだある。それでも、いずれ普通の検索よりAIのほうが正確になるのではないかと見ている。
AIへの課金と、その使いどころ
話題はAIツールへの課金に移った。出演者の一人はChatGPTに月3000円払っていて、青木さんも同じ、加藤さんは無課金である。大川さんはClaudeだけを使っていて、いくつかあるプランのうち一番高いものを契約しており、月に数万円かかるという。
ただ、大川さんは実はあまり使っていないと話す。既存の情報をまとめて資料にする記者のような仕事なら使い道は多い。しかし大川さんは自分で考えることが求められる立場で、世の中に出ている情報を発信しても意味がない。AIはWeb上の情報を適切にまとめるのが仕事なので、たまに大川さん自身の発言が出てくることもあると笑う。一方で、プレゼン用の資料づくりには便利に使っている。情報を一気に集めてくれるうえ、最近は良いモデルを使えば資料そのものも作ってくれる。それでも「ネタ」は作ってくれない。芸人のネタと同じで、既存のウケたものをまとめるのは上手いが、自分で考える部分はまだ無理だというのが大川さんの評価である。別の出演者も、ゼロから1を生む最初のアイデアや、一次情報を組み合わせてシナリオを考えるのはまだ人間の役割だと同意し、そのうえで大量の情報をまとめる能力は非常に優れていると述べた。
大川さんの情報源:人と話すこと
X以外の情報源を聞かれた大川さんは、もともと数学や確率を使うクオンツをしていたため、多くの情報が入るとかえってノイズになるおそれがあったと話す。そのうえで、いまは1日に2〜3本の収録をこなし、対談や共演でプロ同士が集まる場で多くの情報を得ているという。その場でいろいろなアイデアが浮かび、この日も共演者の話を聞いて考えが浮かんだと認めた。
株にそれほど詳しくないが頑張っている人は、自分とは違うデータを見せてくれる。一部分だけやけに詳しい人は、質問しながら自分の答えを持っていて、話が独演会のようになる。そういう人の話からも得るものが多いという。最近の大川さんは、講演会が終わってもすぐに帰らず会場に残り、個人投資家からの質問を必ず受けるようにしている。個人投資家は集まれば市場を動かす立場で、その人たちが何を見てどう考えているかが参考になるからだ。投資は人がお金を出して行うものなので、その人たちの考えに接点を持つことが非常に重要だと最近気づき、積極的に話を聞いていると語った。
SpaceX株は買うべきか:テスタさんが見送った理由
次に青木さんは、SpaceX株を持っていたらかっこいいと思うが、いまから買うのはどうかと尋ねた。
テスタさんは自分の体験として、申し込みもせず、買ってもいないと答えた。理由は二つある。一つは米国株で身近ではないこと。大川さんが言うように身近なところから投資アイデアが浮かぶのだとすれば、遠い企業ほど状態を把握しにくい。いまどういう状況で、何月何日にどんなミッションがあるかを調べようにも英語が必要で、日本ではニュースになりにくい。テスタさんは遠い国の株はあまり買わないという。
もう一つは時価総額の大きさである。上場時点ですでに日本の名だたる企業の何倍もの規模で、将来とてつもない金額を稼ぐことが決定しているかのような値段がついているとテスタさんは表現する。宇宙事業なので想像もつかないほど稼ぐかもしれないが、ここからさらに2倍、3倍になるかといえば、時価総額が途方もない額になってしまう。だから夢は見にくい。日本で小さな会社が上場して何倍にもなった例はたくさんあり、小さい企業のほうがウォッチもしやすい。そのためSpaceXはもともと投資対象に入っていなかったという。
大川さんの見方:伸びしろと収益化の不透明さ
大川さんも規模の問題を強調した。宇宙ビジネスは夢を買うビジネスで、目先の業績はまだ赤字であり、投資家は将来の成長を取りにいっている。上場時の時価総額が100億円や1000億円なら良かったが、いまは何百兆円である。そこから100倍になる可能性はほぼゼロで、物理的に拡大しようがないと大川さんは述べる。宇宙関連で夢を買うなら、時価総額100億〜1000億円程度の宇宙ベンチャーのほうが理にかなっているという。
もう一つ重要なのは、宇宙ビジネスに限らず、本当に金になるのかを見極めることだと大川さんは言う。月の資源を事業の柱に掲げる宇宙ベンチャーもあるが、それが本当に必要かは分からない。宇宙旅行も、実現したとして収益化できるのかがクリアにならない。大川さん自身は宇宙旅行には怖くて行きたくないが、子どもの頃は天体観測をしていて宇宙は好きだという。夢があるから買いたいという人は、特にガンダム世代に多いだろうと見ている。それでも投資は夢と分けて考えなければならない。SpaceXは応援しているし好きな銘柄だが、今後大きく上昇を続けるかといえば、需給面も含めて現状は厳しいというのが大川さんの見立てだった。今後予想されるOpenAIやAnthropicの大型IPOについても、「ほぼ一緒の議論」になるとした。
PSRで見る割高感
続いて、スライドを使ってPSR(株価売上高倍率)を説明した出演者がいた(馬渕磨理子さんとみられる)。SpaceXは赤字なので、利益を基準に株価水準を比べられない。そこで売上に対して株価がどの水準かを見るのがPSRで、米国では赤字企業をこの指標で判断することが多いという。
スライドでは、SpaceXのPSRは113倍と100倍を超えていた。比較として、Microsoftは10倍程度と紹介された。話題のNVIDIAについても数値が示されたが、字幕では「230倍」と聞き取れるため、正確な数字はここでは断定しない。Amazonもかつては100倍だったが、現在はこの水準から下がっているという。倍率が高いほど割高で、赤字企業は倍率が高くなりやすい。黒字化して利益が出てくるとPSRが下がり、割安感が出てくる。SpaceXはいま値動きが激しく割高感もあるため、「ジャンピングキャッチ」の感があるという評価だった。PSRは多くのサイトで無料で確認できるので、100倍超は割高の目安と覚えておくとよい、とこの出演者は勧めた。
テスタさんは、株価は将来を想像してつくものだと補足した。創業以来赤字の会社は価値がないように見えても、将来とてつもなく稼ぐと多くの人が思えば、普通の黒字企業より高い値がつく。SpaceXは赤字でも宇宙で将来莫大な利益を上げると期待され、100兆円といった時価総額がついている、という説明である。
株に興味のない人が買ったことが危うい
大川さんが特に危ないと感じたのは、株にまったく興味のない人が周囲で買っていたことだった。大川さんの親も、株に詳しくないのに証券会社に申し込みに行ったと話していたという。PSRなどの指標は人によって評価が違い、高いから悪い、安いから良いという単純な話ではない。高い成長が見込め、将来の株価と業績がついてくるからこその割高なら許される。しかし「SpaceXというものがあるらしい」「イーロン・マスクがすごい企業を上場させたらしい」と買った人が多いのなら、分析に基づかない需給がかなり入っていることになる。だから買うとしても、変な需給が抜けて落ち着くまで待ったほうがいい、というのが大川さんの結論である。
テスタさんはこの状況を「お祭り」と表現した。普通は米国企業のIPOを日本の証券会社からわざわざ申し込んで取りにいくことはない。それだけ巨大な企業なので日本にも多く割り当てられた。企業側は上場時に大きな資金調達をしなければならず、米国だけでは足りないため、日本の投資家にも投資してほしいというニーズがあったという説明である。
さらに別の出演者は、今後SpaceX、Anthropic、OpenAIの3社が上場する可能性が言われているとしたうえで、3社を合計すると時価総額は600兆円になり、日本のGDPも600兆円だと指摘した。日本全体の企業が日々生産活動して生み出す規模を、3社で超えるほどのことが起きている。この「お祭り感」は知っておいたほうがいい、という指摘である。
決めるのは自分自身
話を聞いた青木さんは、ネットのニュースを見て「今買わなきゃ」と思うのではなく、自分でもきちんと調べようと思ったと語った。テスタさんは、出演者3人でも立場が少しずつ違い、立場が違えば意見も変わると述べた。必ずこの人が正解という世界ではないので、いろいろな意見を参考に自分の中で咀嚼し、自分の意見として投資してほしい。投資はあくまで自己責任で、決めるのは青木さん自身だ、と念を押した。
前編の最後では、次回のテーマとして青木さんの投資目標が示された。自分の老後資金、お世話になった人の葬儀費用、動物保護活動の費用として、7年以内、60歳までに3億円を目指したいという。その実現に向けたマネープランは後編で扱われる。
今回のゲストは……よろしくお願いします。青木さやかさんです。
お金にまつわる書籍も出版し、タレント・役者・作家としても活躍中の青木さやかさん。
銘柄といつ、どんな時にこう出会うのか。何を見て、あの銘柄を買おうっていう風に思うんですか?私のことを家族だと思ってお答えいただける?
そうですね。基本的にXが多いですね、今は。Xでやっぱ話題になるとか、投資家の人をたくさんフォローしとけば、今日動いてるとか、今日すごいニュースが起きたとか。そしたらその銘柄を今度は検索欄に入れたら……
1つの情報としては、その株に詳しい方ですとか、経済に詳しい方と会って話すこと。これね、本当にいろんなアイデアが湧いてくる。
さらにSpaceXに関して言うとね、やっぱ危ないと思ったのが、全く株に興味ない人が買ってたんすよ、結構周りで。ということは、分析に基づいて買ってるわけじゃない需給はかなり多分に入ってるんですね。
だからこれから大型のIPOでOpenAIとかAnthropicとか出てきますけども、買うとしても……うわあ。
マネープランニングバラエティ「どっちで増やしまショー」。
売れてお金を持ってしまった芸能人にお金の増やし方をアドバイスするこの番組。今回はなんと、私の直の先輩が来てくれました。こちらの方です。どうぞ。
よろしくお願いします。青木さやかさんです。よろしくお願いします。お久しぶりです。お久しぶりです。久しぶりです。
こちらはもう以前に味噌野さんっていう……味噌野さんね。味噌野さんですよ。僕は保護犬・保護猫のことで色々やってて、青木さんもやってて、一緒にね、何人かでお話しさせてもらったんです。
あ、そうですか。そうなんです。私が参加してる団体にもご寄付いただいて。
え、どういう先輩後輩の感じなん?どっちが先輩なんですか?いやいや、もちろん。もう直の先輩です。もう結構色々奢っていただきましたし、今後も奢っていただこうと思ってます。
事務所に入ったのはどっちが先?事務所に入ったのは僕の方が早いです。先輩じゃないですか?そうですよね。いや、でも青木さんは年上ですし、元々アナウンサーとかされた時期もありましたもんね。
だからそういったので行くと、僕はもうどうしても……後輩になりたいだけじゃない?奢ってもらいたいだけじゃないですか?いや、そういうわけじゃないんですけれど。ちなみに、馬渕さんは、青木さんの代表的なギャグというか。
「どこ見てんのよ」ね。どこ見てんのよ。嬉しい。2003年のヒットギャグです。2003年、じゃあもう23年前ですね。結構前だ。
もしよかったら1発やっていただいてよろしいですかね?カメラに向かって。すいません。あ、ちょっとそんな……そんな感じだったっけ?そんな感じ。いやいやいや、あんた、あんたちょっと……いやいやいや、あんたちょっとどこ見てんのよ。
変わってますよね。だいぶ変わってます。いやいやいや。まだやってる。まだやってるよ。そんなのありました。いや、そんなテレビサイズじゃなくなっちゃってるんじゃないですか、もう。
ちなみに青木さんは投資を始めてどれぐらいになるんですか?やり始めたのは2025年からですから、2年弱です。おお。まだ聞きたいこととかはいっぱいありますよね。めちゃくちゃあります。今日はプライベートというか、本当の悩みを、いつもChatGPTに相談してることを、ここで皆さんにお聞きできるのは本当に……なるほど。お任せください。
そんな青木さんの投資の悩みに答えていただくのは、スペシャルプランナーの大川智宏さんです。お願いします。大川さんは投資戦略のガチのプロです。野村総研など国内外の大手金融機関を経て、現在はOskarグループのCEOを務める、もうプロ中のプロであります。よろしくお願いします。
分かりやすく言うと、どういったことを今されてる感じなんですかね。金融機関に対して投資戦略を考えて提供するような、そういった仕事をしてるんですけど、私の今までやってきたことっていうのは、基本的には数字ですね。数学とか統計学とか、そういうのを使って株価の値動きとか市場の値動きを予測したりとか、そういう気持ち悪いことやってきたわけですよ。いや、素晴らしいこと。
そうそう。あまりにプロ向けに気持ち悪いことやってたから、それを個人向けに分かりやすくお伝えするというのが今のお仕事ですかね、簡単に言うとね。
あ、すごい細かい作業をやられてきたってことですね。もうずっと、同じ暗い部屋の中でパソコン打ち続けてね、ずっとこう眺めながら、酒飲みながらやってるんですけど。それをずっとやり続けてるっていう。いい声でしょ。いい声ですね。ちょっとね、酒焼けしてきたんで。仕事は大丈夫だと思うんですけど。
とにかく私のために……大丈夫です。仕事はちゃんとやるんで大丈夫です。そこだけは。これは頼りになりますね。はい、よろしくお願いします。
大川さんも青木さんと一緒で猫ちゃんが好きなんですよね。もう猫しか目に入らないぐらい。家にいるんですか?家にはいますよ。だから出てくる時もね、「どっか行っちゃうの」みたいな感じでね、こう見られちゃうし。好きなんだ。そう。
さあ、それではですね、まずは青木さんの人生チャートを折れ線グラフにしてみましたので、見ていきましょう。ありがとうございます。
大学を卒業した時からアナウンサーになりたかったんですけれども、アナウンサーの試験に落ちて、就職活動で他の試験も全部落ちたんですよ。で、名古屋でタレントになったっていうね。ああ。
あ、じゃあ芸人さんっていう入りじゃない。タレントさん。僕とかは芸人さんだと思ってました。どっかでシフトチェンジしたんですか?それともずっと芸人さんではないっていう感じなんですか?
いや、私は芸人だっていう感覚はないんですが、なんとなくネタがそんなにできないので。あの頃もずっと、他の人たちは芸人さんだけど、違う感じだったんですね。うん、そうね。お笑いタレントみたいな感じですよね。まあまあ、そうね。
僕もいや、芸人というか……難しいですよ。そんな感じですか?いや、がっつり今ネタやってないんで。そうなんだよ。ネタやってなかったらもう芸人じゃなくなる意識があるんですね、みんな。うん。昔はね、ネタやってないのに芸人って言うなよみたいな風潮があった。そんなのもあるし。だから、難しいですね。
ネタって漫才のことなんですか?漫才とかコントの舞台で。今僕はやってないんですよ。青木さんもやってないですけれど。なので、胸張って芸人ってちょっと言いづらいかな。なるほど。芸をやってるかみたいなこと。
そう。皆さんを笑わせることができたら芸人だと私たちは思ってたけど。難しいですよね、その辺。へえ。そこら辺、ちょっとワタナベエンターテインメントでまとめてきます。
青木さんはこう、売れる前に金融から、マックスいくらだったんですか?いや、でもそんな大したことない……でも450万ありましたかね。
だらしがないというか、バイトもなかなか続かなくて、でも現実を忘れたいから、昼間はパチンコに行って、パチンコ屋さんが閉まったら雀荘に行ったりして、それで消費者金融さんからちょっとお金を借りながら回していたって時期のところですね。
はい。で、私の周りにはそういう人が多くて、消費者金融のことを「私の銀行」って呼んでた人もいて、だから普通のことなんだろうなと思いながら。そうか。そうする人も多かったですし。
でもね、2003年で一気に……すごい角度で上がってます。直角に上がってますもんね。いや、本当に一瞬で売れたっていう感じですかね。何が契機だった?
『エンタの神様』っていう番組でネタをやらせていただいたっていうのもありますし、『笑っていいとも!』に出たっていうのもあるかもしれないし、『ロンドンハーツ』に出させていただいて、全てのものがこう重なってはいるんですけど、一気に。
そして、写真集を出したのは2005年ですか?あ、そうですね。それぐらい。『ロンハー』という番組の中で、『ボアイエウ』っていうですね、フランス語で「どこ見てんのよ」っていうタイトルの。フランス語なんですね、あれ。そう、8万5000部ぐらい売れたんですよ。すげえ。
この頃はもう貯金もすごかったんですか?私、給料明細を一切見てなかったんですけど。忙しすぎてってことですか?いやあ、忙しいっていうか、あんまりそれを見ない方がいいんじゃないかなって思っていて。だって見たって別に変わらないし。おお。でも銀行には8000万ぐらいあった、当時。
そして2007年に結婚されて、2010年に出産ということですね。この後離婚もしたんですけれども。あ、そうなんすね。
そして、去年ですね、2025年に『貯蓄が苦手な人に読んで欲しいお金の第一歩 お金回りを見直したら人生が変わった』を出版と。はい。そこからですね、私は大いに変わりました。へえ。
自分が今までどれだけ散財してきたかってこともそうだし、人に渡してしまったかとか、貸したけど返ってこないとか、これはいるものだったんだろうかとか、色々ですね。だから8000万円がもしこのまま残っていたら、私は本当にお金があったでしょうね。
いや、でもそういうのがあって今の青木さんがあるんで、そこはそこでいいじゃないですか。ありがとう。
そして今回はですね、青木さんが投資のプロに教えてもらいたい素朴な疑問を持ってきていただきました。まずはどんな疑問でしょうか?
皆さんにお聞きしたいのは、投資のプロじゃないですか?どんな時にあの銘柄を買おうっていう風に思うんですか?銘柄といつ、どんな時にこう出会うのか、何を見て買おうと思うのか、是非知りたいです。私のことを家族だと思ってお答えいただけ……
そうですね。大川さんどうですか?まず正直に最初に私の立場を言わせていただくと、私、投資してないんですよ。できないわけじゃないんだけど、要は自分で分析して情報発信するっていう立場上ですね、自分で銘柄を売買するって基本的には難しいんですね。規制があるんでできないんですけど。
ただ、ご質問の意図を読み替えると、要は自分がどういう銘柄にバシッと感じるかってとこですよね。これいいんじゃないかとか悪いんじゃないかとか感じるところだとすると、やっぱりこれ結構身近なところなんですよね、私の場合って。
すごい数字で小難しいことやってるんですけど、実際に銘柄を、これいいな悪いなって感じるのっていうのは、やっぱり生活圏の中だったりとか、自分が興味のあるところにやっぱ偏っちゃうんですよね、どうしても。
例えば一番分かりやすいところで、私、酒飲みなんですけど、個人的に好きなところで宝って会社があるんですね。焼酎とか日本酒とかの宝ですよ。あの辺というのは、酒好きなんで常にモニタリングはしてるわけですよ。どういった業績だったのかとか、その中で今株価結構なんですよね。
で、これなんでなんだろうなと思って調べてみたら、結構いいニュースが出てるんですけど、やっぱりね、海外展開を積極化してたりとか、そういったニュースは結構出てるんですよ。それでふとした瞬間に、業績がいいとかいうニュースが出たりとかってのは色々繋がるんですよね。
元々自分は酒好きだから、それに詳しいから、こういうのってやっぱり海外の人にやっぱ人気だしみたいな。自分が好きなものだから興味を持ってずっと見てるんだけど、それに対していいニュースってやっぱ耳目に入ってきやすいんですよね。目にもつきやすいし。
だからそういった時に、ご自身の中でも多分、趣味とか、さっきの猫とかのお話もそうですけど、そういった周りの中で、ちょっと人より詳しい、もしくはそのニュースがちゃんと前向きに見える、そういったところでポジティブなというか、前向きな話題が入ってきた時に、私なんかは投資を進めるっていうところはありますね。
大川さん、質問してもよろしいですか?ニュースで見た時にはもう遅いんじゃないかなって、タイミング的には思ったりするんですよ。
あのね、遅くないんですよ、全然。全然遅くなくて、ニュースが出た後も、業績がそれでちゃんと伸びるっていうか、全て織り込まれてるわけじゃないんですよ。なので、それは別に後出しで乗っかっていっても全然悪い話じゃないですね。へえ。
少なくとも、自分が聞いたニュースのネタが短期的なイベントだとダメなんですよ。じゃなくて、例えばこういうものが売れてます、こういうものが人気がありますっていう状況であるんだったら、それが続く可能性が高いですよね。
だからニュースが出た時のそのニュースの内容が、まずイベント性があるのか、それとも本当に業績の流れなのかっていうのを判断する必要があるし、それに対して、別に出たからすぐにそれが全て織り込まれるわけじゃないので、ゆっくり買っていっても全然問題はないと思いますね。
大川さん、ちょっとよろしいですか?それで言うと、今日見たニュースで、ヨーロッパでおにぎりのゴンベ……はいはいはい。ゴンベのおにぎりがすごい売れてるんだっていう。どうですか?ゴンベ。
ゴンベがいいかどうかわかんないですけども、基本的に今、外食関連の銘柄とか株価って結構低迷してるんですよ。低迷していて、これが理由はもう明白なんですよね。日本って今インフレじゃないですか?スーパー行ってもいろんなものが高くなっちゃうって本当イライラしますよね、あれね。
そういう状況の中なんですけども、結局外食ってなかなか値上げしにくいんですよ。これなんでかって言うと、やっぱり日本人の感覚からすると、インフレに慣れてないから。すぐ値上げしちゃうと消費者が離れてっちゃうんですよね。日本って多少慣れてきましたけど。
昔だったらそれこそ、値上げしたら下がるまで待とうっていうのが日本人の精神なんですよ。だけど今はもう諦めて買うんですよね。ワンランク上に上がってきたんですけど、それでもまだやっぱりインフレに抵抗がある、値上げに抵抗がある。そうしたら外食企業はどうするべきかって言ったら、海外に進出するしか道がないんですよ、もう。
その流れの一環で、インバウンドで人気があったところが海外展開を強化しますということをやって、そうすると海外ってほら、インフレが普通だから。その点からすると、ヨーロッパにおにぎりが進出してるっていうところの戦略としてはもう正しいんですよね。業績としては拡大する可能性あると思いますよ。なるほど。ありがとうございました。
テスタさんはどうですか?僕の場合は、何かしら大きな出来事が起こった時にアイデアが浮かぶみたいな感じで、例えば何か1つの銘柄が下がってるなとか、上がってるなとか、ランキングとかで、なんかすごい上がってる、下がってるとかあるんですね。
で、これなんで下がってんだろうって調べて、こういう理由で下がってんだと。例えば今月出す予定だったゲームが出ません、ちょっとバグとか見つかっちゃったんで3ヶ月延期しますみたいなんで、じゃあ10%下がってるとするじゃないですか。
そしたら僕の中では、この理由で3ヶ月延期するだけで10%下がったんだったら、3ヶ月後には10%戻るなって考える。3ヶ月で10%だったら1ヶ月3%ぐらいだからあれだけど、15%下がってるとかってなってきたら、3ヶ月で15%取れるんだったら、ここからちょっと買い下がっていったらそんな損しないだろうとか。簡単に言うとね。
そういう風に何か起こった時に、このリスクとリターンを考えて、これぐらいの期間でこれぐらい取れるんだったら投資しとく価値があるなって思ったりとか、そういうのが多いですね。
もちろん、例えばすごいインバウンドが増えてるとかっていうニュースを見て、何か検索してそういう銘柄を探すとかもありますし、何かしら大きな出来事が起こったっていうのを目にした時に、そこから関連する銘柄を探したりとかっていうのが浮かんでくる感じ。ずっと相場を見てるんで、今までの蓄積したデータとか傾向とか考えとかから、そういうのが見てたら浮かんでくるっていうイメージですね。
テスタさん、よろしいですか?何を見て下がってるってチェックして、何を見てどういう理由かっていうのを調べるんですか?
基本的にXが多いですね、今は。Xで下がってるとか。Xでやっぱ話題になるとか、投資家の人をたくさんフォローしとけば、結構話題になってる銘柄とかって、今日動いてるとか、今日すごいニュースが起きたとか。すごい下がったことをストップ安とかって、その日の値幅制限があって、1番下のことをストップ安とかって言うんですけど、何々がストップ安になってるとか、みんなやっぱりこう呟いてくれたりするんですね。
そしたらその銘柄を今度は検索欄に入れたら、もっと詳しく解説してくれる人だったり、ニュースサイトのニュースが出てきたりで、こういう理由で下がってんだとか、逆にこういう理由で上がってるんだとか、すごいいい決算が出たとか。そういうのを見て、その理由と銘柄を知るみたいなことがやっぱ多いですね。
あとは証券会社のツールでランキングっていう表示のところがあるんですよ。今日のランキングってなったら、今日上がってる上位から1位からガーって並べてくれますし、逆に値下がりランキングとかだったら下がってるのから並べてくれますから、そしたらその上がってるやつをまたXの検索のとこに入れてとかってやったらできますね。
最近だとやっぱりそれをAIとかで聞く人も増えてる気もしますけど、自分がやってる範囲では、AIは結構嘘ついたり、全然違う理由を言ってきたりとかっていうのがまだあったりするんで。でもそれはだんだん追いついてきて、普通の検索よりAIの方が正確になってくるんじゃないかなとは思います。
僕ちょっと大川さんに聞きたいんですけど、馬渕さんとかはAIのツールとかに10万円ぐらい課金してるみたいなこと聞いたんですよね。僕、ChatGPTに3000円なんですよ。私も同じだ。そうですよね。加藤さんは?僕、無課金です。そうですよね。なんですけど、大川さんってどれぐらい課金してんですか?
いや、私はClaudeだけですね。だからClaudeで数万行ってる。え、それなんで数万する?プランがあるん?プランがあるんですよ。いくつか。1番高いやつをやってるんですけど。それが何万円かする。そう、何万かする感じですね。
ただ、それでも私の場合って、実はあんまり使ってなくて。記者さんとかだったら結構使い道あると思うんですよね。既存の情報、出てる情報をまとめて資料にするだとか、そういったところはいいんですけど、私の場合どっちかというと自分で考えなきゃいけないんで。要は世の中に出てる情報を発信してもしょうがないんですよ。
だから結局、今のAIってWeb上に落ちてる情報を適切にまとめてくるのが仕事じゃないですか。で、たまにあれね、自分が出てくるんですよ、あれ。そうだ、意味ない。だからたまにそれこそ仕事としてプレゼンテーション用の資料とかあるんで、それには使うんですけど、積極的に使ってはいないですかね。
でもやっぱ資料作る時って便利なんですか?便利ですね。あれはすごい情報を一気にバーって集めてくれるんで。さらに最近だと、ちゃんといいモデル使ってると、資料を作ってくれっていうと作ってくれるんですよ。そこまでやってくれるんで。
講演する時とか便利ってこと?便利なんですよね。ただやっぱりネタを作ってくれないんでね。それこそ芸人さんもそうだと思うんですけど、ネタ作りまでは多分クリエイティブにやってくれる感じじゃないんですよ、要は。まだちょっと無理なんですね。無理ですね。既存に出てる受けてるネタとかをまとめてくれるのは多分うまいと思うんですけど、自分で考えるところは多分無理なんですよね、まだね。
でも確かに0から1っていうのは、なかなかまだ難しいかもしれないので、そこはまだ人間が持ってるとか。最初のアイデアで一次情報を組み合わせてどうだろうってシナリオを考えたりするのは、確かに私もそうなんですけど、世の中にあるものを大量にまとめてくれるっていう能力は非常に優れてるなと思いますね。
大川さんはインプットするのにX以外に何か使われてますか?
私は特に元々クオンツっていうね、変な職業やってまして、要は数学使ったりとか確率使ったりしてやってるもんですから、逆にいろんな情報が入ってくると、それでノイズになる可能性があったっていうのも元々そうなんですよね。
やっぱね、不思議なもんで、1日2本3本収録してるじゃないですか。そうすると対談すること多いんですよね。それでやっぱすごい情報を得る。対談とか共演とか、そういうのでプロ同士集まるじゃないですか。あれはね、すごくて、もう本当にいろんなアイデアがボンボンボンボン思い浮かぶの、その時に。
やっぱりだから、1つの情報としては、株に詳しい方ですとか、経済に詳しい方と会って話すこと。これね、本当にいろんなアイデアが湧いてくる。そっか。じゃあ今日も馬渕さんの話を聞いてて、自分でなんかアイデア浮かんでみたいな感じ。
そう、そう、そう、そう。あるし。それこそ、株にあんまり詳しくないけど頑張ってますっていう方って、自分たちが見てるものと違うデータを見せたりするんですよ。こんなの見てんだとか。あと、1部分だけやたら詳しい人っているじゃないですか。そういう人って色々質問してくるんだけど、自分の中でもう答えがあって、逆にあっちが独演会みたいな感じになるわけですよね。それを「あ、そうなんだ」って言って聞きながら、やっぱ得るもの多いんすよ。
だから私、本当に最近よくやってるのは、講演会とかあるじゃないですか。みんな終わったらすぐ帰っちゃうんですけど、私はその場にいるんですよ。いて、個人投資家さんから質問を絶対受けるようにしてんですね。そこで話すんですよ、必ず。もう面白くて。
だって個人投資家さんは当然ながらお金を動かす立場じゃないですか?みんなが集まればね。動かせる立場の人たちがどういうものを見て、どうやって考えてるんだろうっていうところが、やっぱ参考になるのね、これ。へえ。
もちろん世の中に出てる情報を調べることも大事なんだけど、やっぱり投資っていうのは人が金を出してやるもんだから、そこの人たちが何を考えてるかっていうところで交流を、接点を持つっていうのは非常に重要だと私は最近気づいて、積極的に結構聞いてますよ、本当に。
青木さん、他の質問は……あ、いいですか?はい。スペースXの株っていうのがあるじゃないですか。あれ持ってたらいいだろうなって思うんですけど、なんかかっこいいし。今から買ってもどうですか?どう思いますか?今からスペースXの株を。
なるほど。僕の体験からすると、僕は買ってないんですよ。申し込んでもないし、買ってもなかったんです。というのは、まず日本株じゃないんですよ。あれは向こうの株、アメリカって言って、あんまり身近じゃないっていうのが1つ。
大川さんがさっきおっしゃってたように、やっぱ普段の身近なところから投資アイデアが浮かぶとか。逆に言うと、遠ければ遠いほど、何してるかがちょっと把握しにくいと思うんですね。今どういう状態なのかとか、今どういうミッションで、何月何日にこういうミッションがあるみたいなのって、調べようと思っても英語で調べるとか、日本ではなかなかニュースになりにくいとか。だから僕は結構、遠い国のやつはあんまり株を買ったりしてないっていうのが1つ。
あと、時価総額って言って、会社の大きさがめちゃくちゃ大きいんですね。上場した時からもうとんでもない時価総額なんですよ。日本の名だたる企業よりもう全然何倍みたいな。なので、もう相当将来的にめちゃくちゃとんでもない金額を稼ぐっていうことが決定してるかのような金額なんですね。
もちろん宇宙の事業ですから、もう想像もつかないぐらい稼ぐかもしれないけど、でもそんだけ大きいから、それがさらに2倍3倍になるかって言ったら、時価総額がもうとんでもない金額にどんどんなっていくから、逆に夢は見れないんじゃないかなみたいな感じで。
もっとちっちゃい会社が日本で上場して、それこそ何倍にもなったみたいなのはたくさんあるわけだし、そういう企業の方がウォッチしやすい、ちっちゃいやつの方が。っていうのはあるので、僕は投資対象として元々入ってないっていう感じです。なるほど。
大川さんはいかがですか?そもそも宇宙のビジネスっていうのは、もう皆さん言ってますけど夢じゃないですか?夢を買うビジネスですよね。だから目先の業績がいいか悪いかっていうところで言うと、まだ赤字なんですけども、将来的にビジネスがかなり拡大して、そこの成長を取りに行きたいっていう話なんですけども。
このスペースXに関して言うと、上場した時の時価総額が本当100億とか1000億だったらまだ良かったんですよ。良かったんだけど、今もう何百兆円なわけですよ。これが100倍になる可能性ってほぼ0ですからね。ならないんですよ。だってなりようがないから、もう既にでかいから。
だからそう考えたら、時価総額100億とか1000億ぐらいの、そういった宇宙ベンチャーを買った方がいいわけですよね。物理的に拡大しようがないんですよ、もう既に。伸び代がもう……それだけの時価総額になっちゃって、それが100倍になったら4京とか5京になっちゃうわけだから、そんなことありえないわけですよね、現状ね。そうはならないっていうのはもう確定的なんですよね。だからあんまり夢を持てないんですよ、そもそも。
夢を持てないし、あともう1個やっぱ重要なのが、これ宇宙ビジネスに限った話じゃないんですけど、金になるのかをはっきりと見極めないといけない。要はロケット打ち上げて月まで行くのがいいですと。で、月面の資源っていうのが事業の中に結構入ってる宇宙ベンチャーってあるんですけど、それって本当に必要なのかどうかわかんないじゃないですか。
しかも宇宙旅行とかもね、私なんか宇宙旅行なんか絶対行きたくないですけど、怖いから。稼働したとしてもマネタイズになるのかってところが、やっぱりどうしてもクリアにならない。
私個人としては、宇宙には行きたくないけど宇宙自体は好きなんですよ。例えば天体観測とか、ちっちゃい頃やってたんでね。そういうのは夢があってすごくいいし、夢があるからそれを買いたいっていう人がいっぱいいるっていうのは、特にガンダム世代とか多いと思うんですけど、ただそれとやっぱり投資っていうのは分けて考えなきゃいけない。
なので応援はしてるんですよ。すごい応援してるし、好きな銘柄なんだけど、今後大きく上昇を続けるかというと、現状ちょっと需給的にも厳しいかと思います。だからこれから同じように大型のIPOでOpenAIとかAnthropicとか出てきますけども、これもほぼ一緒の議論ですね。でかすぎる。
これ見ていただくと、PSRっていう指標があるんですよね。今スペースXって赤字なので、損失が出てる状態で今の株価がどういう水準かって、ピンクとグレーは比較できないので、立ってる売上と比較するっていう考え方がPSRなんですよね。
プライス・セールス・レシオなんで、売上に対して今の株価がどうかっていうのを見る。アメリカは結構これで見たりとか、赤字の企業をこの計算で判断することが多いんですよね。
次のスライドを見ていただくと、今スペースXは1番下にある、100倍超えてます。え、113倍だ。結構高いんですけど、Microsoftがまあ10倍程度で、話題のNVIDIAが23倍。これ倍数が高ければ高いほど割高ですよね。割高なんだ。そうなんです。
Amazonとかも昔100倍だったんですけど、今はもうこの水準が落ちてきているので。赤字の企業はやっぱりこの割合が高くなるので、やっぱちょっと割高感はありますよと。これがだんだん黒字になって利益とかが出てくると、このPSRが低下していくと、割安感が出てくるので。
今はやっぱりボラティリティがすごい、株の値動きが日々激しいんですけども、ちょっと割高感があるので、なんかこうジャンピングキャッチ感があるかなっていう風に思います。これいろんなサイトで無料で見れるので、今の水準が100倍超えてるってちょっと割高感あるんだなぐらいのことをイメージいただけると、1つの目安になるので。100倍は高いみたいな。
株の面白いところで、株って将来のことを想像して株価がつくんですね。だから創業以来ずっと赤字の会社とかって価値がないような気がするじゃないですか。でもみんなそうじゃなくて、これは将来めちゃくちゃ稼ぐぞって思ったら、もう普通の黒字の企業より全然高く価値がついたりするんですね。
スペースXとかはもうそういう状態で、赤字なんだけど、これは宇宙で将来とんでもない利益を上げるぞって思われてるから、100兆とかっていう時価総額がついてるっていう状態ですね。期待値が。そうです。期待値がもうとんでもないですよ。
でもスペースXに関して言うとね、やっぱ危ないと思ったのが、全く株に興味ない人が買ってたんですよ、結構周りで。あ、そうですか。スペースXに関しては、本当に私の親もそうだし、全然株詳しくないですよ。だけど証券会社に申し込みに行ったと言ってたし。
だから要は、こういう指標っていうのはもちろん人によって評価全然違うんでね。高いから悪いとか、安いからいいとか、そういう話でもないんですけど。ただこれだけやっぱりPSRとかPER、まあ2期先の黒字のところで計算できないですけど、要は高いんすよ。高い状態っていうのが、成長が高くて将来的に株価と業績がついていくからこそ割高だっていうんだったらいいんですよ。それは許される。
だけど、多分ね、なんかスペースXっていうのがあるらしい、買ってみようっていう人が結構買っちゃってるんですよね、これ。分かりますよ。イーロン・マスクがすごい企業を上場させたらしいっていうので買っちゃってる人が多いので、ということは、こういった分析に基づいて買ってるわけじゃない需給はかなり多分に入ってるんですね。
だから少しね、買うとしても待った方がいい。そこのところが落ち着いて、ちゃんと適正というか、変な需給が抜けるまでは、ちょっと乱高下が続くと思うんで。
お祭りだったんですよね。普通はアメリカの企業のIPOを、日本の証券会社からそんなわざわざ申し込んで取りに行くとかっていうのはないんですけど、やっぱそれだけでかい企業だから、日本にもたくさん割り当てられたから、そういうお祭り状態でしたね。それだけでかいってことですね。
企業側としては、たくさんいろんな投資家から上場前にお金を集めて、上場した時にやっぱ資金調達しないといけない。アメリカだけじゃ足りないから、日本の投資家の方も投資してくださいっていうニーズが企業にあるんですよね。お金を集めないといけないっていうお祭りが起きたっていう現象は多分知っておくべきで。
この後スペースX、Anthropic、OpenAIと3つあるかもしれないって言われてて、これ全部総合すると時価総額600兆なんです。日本のGDPが600兆なんですよ。私たち全員がすごい努力して日々生産活動して、企業部門も生産活動してますけど、日本全体の力が600兆なので。それを3つで超えるぐらいのことが起きてるっていう、お祭り感っていうのは知ってた方がいいかもしれない。うわあ。
プロのお話を聞いていかがでしょうか?いやいや、もう本当に、自分がネットのニュースを見て、これは今買わなきゃいけないっていう風に思うよりも、ちゃんと自分でも調べようと思いました。
やっぱり立場が三者三様ちょっとずつ違って、見てる人も、もしかしたら株を始めたばっかりの人とかって、みんな同じような感じかなって思うけど、ちょっと立場が違ったらやっぱ意見もちょっと変わったりするんで、必ずこの人が正解とかっていうのはない世界なんで。
自分の中で、この人の意見もあるんだ、こういう意見もあってと参考にして、それを自分の中で咀嚼して、自分の意見として投資をしてほしいなと思います。
あくまでも決めるのは青木さん自身です。青木さんの人生なんで、あくまでも投資は自己責任なんで、皆さんの言ってることが絶対ではないですよ。そこだけは、あの時ああ言ってたのにっていうのはもう一切受け付けてないんで。やだ、ほっとしました。
そして次回は、投資で叶えたい目標を教えていただきたいと思います。自分の老後資金と、お世話になった人のお葬式の費用、そして動物愛護の活動費として、7年以内、60歳までに3億円いただきたいです。ええ。例えば加藤君がお金なくなったりしたら、お葬式の費用ぐらいは……あざす。
そんな青木さんの夢を叶えるマネープランが……ありがとうございます。はい、どこ見てんのよ。え、嬉しい。ちゃんと見なさいよ。あれ、違った。
国とか世界の大きな流れに便乗しちゃおうじゃないかっていうね。国が17分野、成長分野っていうのを決めたんですよ。トータルで370兆円のお金を呼び込むと。へえ。
さらに、私がなんでアメリカが1番おすすめかって言うと、実はね、これ日本株市場で銘柄を選ぶよりも簡単なんです。圧倒的に簡単です。業績が高い銘柄がそのまま株価が上がるんですよ。アメリカっていうのはシンプルで。
唯一やっぱりリスクとして考えておかなくちゃいけないことを1つだけ言えば、その時は逃げてくださいね。へえ。次回もお楽しみに。
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