『メタファー:リファンタジオ』をエンディングまで追う:お金を投げつけて王になるまでの実況記録

YouTubeで開く ↗
概要

この動画は、アトラスのファンタジーRPG『メタファー:リファンタジオ』を、ボイスロイドの琴葉茜による実況でエンディングまでたどったものである。実況者は冒頭で、ボス戦とイベントシーンを中心に王位争奪戦に挑む主人公たちの物語を追うと宣言している。物語の要所を紹介しつつ、ボス戦では攻略上の工夫を短く添える構成だ。中盤以降は、お金を消費して攻撃する能力を手に入れたことで、ほとんどの戦闘を「お金を投げつける」戦法で押し切っている。動画タイトルの「金をばらまいて王になる」はこの戦い方から来ている。

13分で読めます

なお、本記事はエンディングまでの内容に触れる。

0:33

王の死と、種族差別の残る王国

物語は、主人公たちが鎧戦車で王都へ向かう場面から始まる。道中の会話から、王が亡くなったこと、王には跡継ぎがいないとされていること、後継争いで揉めそうなことが語られる。軍は葬儀の準備に兵を取られて治安が悪く、各地には妙な怪物が出没しているという。

途中で武装集団が「王家も教会ももはや救いにならぬ」と言って鎧戦車の乗客から金品を奪おうとする場面がある。そこで主人公には角も長い耳もないことが指摘され、「汚れた種族」と蔑まれる。この世界では種族による差別が根強いことが、冒頭から示される。

3:08

王子の夢と主人公の決意

回想では、主人公が王子と語り合う。王子は理想世界を描いた小説を手に、いつか王国がその本に描かれた国のようになることが夢だと話す。どの種族が偉いとか汚れているとか、生まれで人生がすべて決まってしまう世の中を終わらせたい。自分をかくまってくれた里のエルダ族も、何もしていないのに虐げられている。王子はそう語る。王になる者は英雄でなければならず、英雄とは困難なときこそ先頭に立って困難を打ち倒す人のことだ、と父から教わったという。

王子は、どんな生まれの人でも自分の未来を信じていられる理想の国を作りたいと言い、苦しいときにはいつも主人公がいたから乗り越えられたと語る。主人公は「君ならなれるよ」と応じ、自分も諦めないと誓う。

実況者の解説によると、主人公は冒頭で崖から突き落とされた後、なんとか王都にたどり着いた。王子をかくまっている里からの密命を受けて、国軍への潜入に成功している。国軍に潜り込んでいる同志と連絡を取り、王子に呪いをかけている術者を倒したうえで、王子を次の王に立てる。これが主人公たちの計画である。実況者は「そんなうまいこと行くもんかね」とつぶやいている。

6:46

砦での覚醒とチュートリアルボス

砦の防衛任務に就いた主人公の前に、「ニンゲン」と呼ばれる怪物が現れる。窮地で謎の声に「試練へと赴くか、ここで倒れ伏すか」と選択を迫られ、主人公は力に目覚める。実況者の説明によると、これはすべての人の中に眠っているとされる魔法「アーキタイプ」の力だ。主人公に発現したのは、風属性魔法を得意とするシーカーだった。

このボスは足と羽が風属性に弱いため、覚えたての風魔法で攻め立てる。実況者は、弱点を突くと威力が上がるだけでなく行動回数も増えると解説している。戦闘中、敵は自分の体の一部を食べて回復する。リンゴのようなものが回復源で、いかにもそれを叩き落とせと言わんばかりの演出になっている。しかし実況者によれば、この後で妖精のガリカが対処してくれるので、本体を攻撃し続けて構わない。実況者はこの仕掛けを「ガリカの株を上げるための舞台装置」と評している。敵の攻撃は大して痛くなく、2回ほど攻撃すれば終わる。なぜ「ニンゲン」と呼ばれているのかは不明だが、世界観とバトルシステムを一通り学べるよいチュートリアルボスだった、というのが実況者の評価である。

11:38

仕組まれた砦の壊滅と追撃戦

砦の壊滅は、「ニンゲンによって壊滅した」という印象を国民に植え付けるために仕組まれたものだった。生き残りがいると都合が悪いため、主人公は軍に追われる。王都へ戻る道中で国軍の待ち伏せに遭い、生き残った兵士ストロールや同志とともに切り抜ける。実況者によると、主人公と通じ合ったおかげか仲間にもアーキタイプの力が発現していくので、ここではそのスキルを連打するだけで片付く。兵士長を倒した後も、別の「ニンゲン」と遭遇する。この敵には新たなアーキタイプであるマジシャンの属性魔法で弱点を突いた。実況者は、魔法攻撃は後列からでも威力が落ちないと補足している。

窮地を切り抜けた一行は改めて仲間と認め合い、王子の襲撃事件や術者の殺害計画を共有する。

16:40

前王の葬儀と「王の魔法」:王位争奪戦の始まり

一行は前王の葬儀の日に、兵士に扮して紛れ込み、殺害計画を実行しようとする。実況者はここを「物語を形作る重要なシーン」と紹介している。

葬儀の場に、ルイという人物が「ニンゲン」を持ち込む。ルイは、愚かな王は貴族や宗教家に失望し、自らの弱さに打ちひしがれて死んだと言い放つ。国境の砦までニンゲンに落とされ、いずれ全土がそうなるとも訴える。一方で、ある将軍が「力ある者こそ新たな王にふさわしい」と自ら王を名乗り出る。その瞬間、前王の魔法が発動する。

亡き国王の声は、新たな王の誕生を望む願いを聞き届けると宣言する。定められた日までに国民の信託を最も集めた者が次の王となる資格を得る、という内容だ。王の魂は天空からすべての者の心の声を集め、誰一人として本心を偽ることはできない。人々の頭上には支持を集める者の顔が示され、その場で最も支持を集めていたのはルイだった。

ルイは群衆に向かって、生まれや種族は関係ない、従うならニンゲンの脅威から守る、と語りかける。その一方で、従わない者は王族であっても容赦なく殺すと公言する。民衆の間には「奴隷でも支持すれば守ってくれる」「騙されるな」と賛否の声が入り混じる。この場で同志のグライアスは倒れる。前王の魔法は、あらゆる種族・身分の万民に王位に挑む権利があると告げ、王位争奪戦が始まる。

27:39

聖堂での戦いと連携技

ルイの配下の術使いを追って聖堂に向かうと、操られた敵が立ちはだかる。ここで騎士が仲間に加わる。実況者によれば、彼女に発現したナイトは防御に優れ、敵の攻撃を引きつける力を持つ。ただ、実況者は「さっさと倒した方が楽」として攻撃に参加させた。敵は光属性が弱点なので、ほかの2人はヒーラーの光属性魔法で攻めている。

続く戦闘で初めて連携技が登場する。特定のアーキタイプ同士を組み合わせると使える技で、攻撃しながら弱点を増やせるものがある。実況者は弱点を持たないボスにこれを使い、弱点を作って行動回数を増やした。

その後、ルイの腹心ゾルバが使役する巨大な「ニンゲン」が現れる。仲間の分析に従って、まず胴体を叩いて体勢を崩し、通常攻撃も届く状態にしてから、心臓らしき部分を3人の連携技で狙う。この戦いを経て主人公は王位争奪戦への出場を決め、鎧戦車に乗って旅に出る。

32:29

旅の途中のボスたち

旅の各地でもボス戦が続く。HPを8割ほど削ると終わる戦闘では、属性連携技を連発する。行方不明者を呪いで取り込んでいた「ニンゲン」との戦いでは、強制的に突属性を弱点にする連携技を活用した。実況者はこの技を「便利な連携技」と紹介している。ここでは、我が子を救おうとする母親が子の姿をした怪物に魔力を注ぐ場面もある。ある程度削ると敵が回復するので、状態異常をかけて立て直す。パーティーの人数が増えて行動回数も多くなり、実況者は戦闘が「賑やか」になったと述べている。

35:18

水の都と「お金を投げつける」戦法

水の都ブライハーヴェンでは、ある有力者の鎧戦車にこっそり忍び込み、王子にかけられた魔法の設計図を盗み出す。ここから実況者は新たなアーキタイプ、ディーラーの力を使い始める。お金を消費して攻撃するスロット系の技で、当たればクリティカルが出る。

この戦法が動画後半の基調になる。すべての物理攻撃を反射する厄介な相手が出てきても、実況者は「お金は反射されないので問題ない」と言ってそのまま押し切った。スロットは命中率に難があるようだが、警備の者に目撃されたときもお金を投げつけて黙らせている。また、力の値が低い仲間について、戦闘に参加させるのはこれが最後になるだろうと述べている。

海を渡ろうとする一行を巨大な「ニンゲン」が襲う場面もある。このボスは雷属性が弱点だが、実況者は弱点を突かなくてもクリティカルで同等の効果が得られるとし、「もはや属性の概念を気にする時代は終わりました」と語っている。

39:06

竜神の島と竜神の槍

一行が島に立ち寄ったのは、竜神の槍を借りるためだった。実況者の説明では、この槍は王の魔法に縛られずに対象を殺せるという特別な力を持つらしい。島では生贄に捧げられる予定だった仲間を救い出す。島の竜神には「ニンゲン」がとりついていた。お金を投げつけて「ニンゲン」を撃破した後、竜神の本体を狙う。実況者は主人公のステータスを力に特化させて振っていたので、よいダメージが出たと述べている。

倒したはずの「ニンゲン」は別の場所に潜んでいて、再び戦うことになる。このボスは一定のタイミングで弱点を変化させ、それ以外の属性での攻撃を無効化してくる。しかし実況者は、お金での攻撃には関係がないとして、気にせずばらまき続けた。

41:33

アルタベリでの暗殺の試みと決闘

惺教の聖地アルタベリに着いた一行は、ついにルイの暗殺に踏み切る。主人公はホールの天井裏に忍び込み、王国の歌姫ジュナの公演中に生まれるわずかな隙を突いて、竜神の槍でルイを狙う。しかし暗殺は失敗し、ルイ本人が現れる。結局、主人公たちは正面から決闘を申し込む形になった。

実況者は、ルイが意外にもすんなり決闘を受けた点に注目している。力による覇道を唱えるこの男なりの一面がうかがえる場面だ、という見方である。戦闘については「この世界ではお金こそ力」として、こちらも全力でお金を投げつけた。

44:59

呪いの真犯人と、呪いが解けた理由

ルイを倒しても、王子の呪いは消えなかった。ルイは「あの図面を探っていたのもお前たちか。だが全て徒労だったな」と言い残す。ここで呪いの真犯人が現れる。犯人は「弱さや愚かさが悪徳ではない国、それをなす覚悟と力を見せてもらう」と主人公たちに迫り、竜の力をまとって戦いを挑んでくる。実況者によれば、この人物にも妹をめぐる事情があったようだが、仕方ないので倒していくという。

このボスは属性を無効化する障壁を展開する。実況者は、いつも通りお金で殴るので関係ないと述べている。属性攻撃に対しては、ナイトの連携技マジックガードで防いだ。

戦いの後、術者は自分の命が呪いに蝕まれて残りわずかだと明かす。そのうえで、ジュナとこの国のことを主人公たちに託す。「1秒だって人生を他人に任せない、私もそんな風に生きてみたかった」という言葉を残して術者が去ると、王子の呪いが解けた。

51:00

主人公の正体と、プリンスの覚醒

一方で、死んだとされていたルイは、ゾルバの力であっさりと復活する。改めて決闘の場が設けられたが、ルイが魔法で刺激すると主人公は「ニンゲン」の姿に変わってしまう。ルイは群衆の前で、「ニンゲン」とはエルダ族のもう一つの姿であり、王子と崇められる者の正体はこれだと暴露する。人々は「化け物じゃねえか」と逃げ惑う。仲間はルイの見せる幻だと否定しようとするが、魔力の感じは本物の「ニンゲン」と同じだという声も上がる。

元の姿に戻った主人公は、王子の眠る里へ向かう。そこで主人公の正体が明かされる。主人公は、世界を変えたいと願う王子の意志として、王子の体から生まれた存在だった。王子に代わって世界を旅し、王子の心を支えてきた。王子がなりたかった理想の姿そのものだったのである。すべての始まりは、王子が持つ小説だったとも語られる。

主人公は本来の姿を取り戻し、プリンスのアーキタイプに覚醒する。直後、ゾルバが里に放った「ニンゲン」とぶつかる。実況者は、新しい力に目覚めた途端にまたこの相手と戦うのは「ちょっと運命的」だと述べ、「懐かしの相手」をすぐに倒している。

56:51

最終決戦:ゾルバ、ルイ、そして前王の幻想世界

なぜか空を飛べるようになった鎧戦車に乗り込み、一行は王都へ向かう。犠牲を前提にした世界を掲げるゾルバは、強化された姿で立ちはだかるが、一行はこれを退ける。続いてルイとの最終決戦に入る。ルイは「互いの目指す世界をかけた勝負」として挑んでくる。一行は「魔王カラドリウス」となったルイを撃破する。

しかしルイはさらに魔力を注ぎ込み、主人公を再び変異させる。仲間たちが呼びかける中、主人公は前王の化身によって別の世界に呼び寄せられる。前王は、息子である王子が書いた小説に描かれた世界こそが現実であり、これまで現実だと思っていた世界の方が幻想なのだと語る。ここには危険な魔法も歪んだ差別もない。あの世界で理想は作れないのだから、今までのすべてを幻想と認めてこちらで生きよ、と前王は迫る。

主人公はこれを拒み、前王と戦う。前王は、甘い理想を抱かせたのは自分の書いた小説のせいだとし、父としてその無謀を止めると言う。実況者は、主人公がプリンスに覚醒するまではそれ以外の手段で殴っていくと説明している。主人公はこの戦いにも勝利する。

1:03:52

ラスボス「破滅王カラドリウス」

現実の世界に戻ると、ルイの魔力は暴走していた。ルイ自身が「ニンゲン」と化し、世界は終わらせて作り直されねばならないと叫ぶ。仲間は、結局ルイも自分自身の不安からは逃れられなかったのだと語る。

実況者によると、ラスボス戦は前半と後半に分かれ、前半では3つの顔を撃破する必要がある。実況者は、お金をばらまいて敵全体を殴れる連携技を使い、ひたすら攻め続けた。後半では、何も信じず誰も頼らないルイの理想に対して、仲間たちが最後の力を合わせる。そして「破滅王カラドリウス」を撃破する。

戦いの後、王の魔法が示す民の支持は、ついにルイを上回った。仲間は主人公に、誰もが恐れと不安に負けそうで何が正しいのか分からないが、それでも人々はお前が王だと言っている、理想を貫くことこそ王の使命だ、と語りかける。主人公は、幻想はただの絵空事ではなく、いつかこの現実を変える力だと応える。

1:10:34

戴冠と、その後の王国

戴冠式で、新たな国王はどんな国に導くのかと問われる。主人公は、自分はまだ未熟で何をなせるかは分からないが、世界は変われると信じている、どんな難題にも立ち向かう、と答える。自分を支持しなかった人々の声にはどう応えるのかとも問われる。これには、失望させてしまうことはきっとある、結果を積み重ねるしかない、と答えた。そして、たとえ王を好きになれない人でも自分の未来は信じていられる国にしたいと語る。冒頭で王子が語った理想と重なる言葉である。

エピローグは1年後の場面だ。王のもとには陳情が山のように積まれている。仲間たちは、王位継承で国が荒れるかと思ったが意外と混乱は少なかったと振り返る。揉め事を握りつぶさない気風が育ってきたから陳情もこれだけ多いのだ、とも話す。当の王は姿を消していて、仲間たちが探しに行くと、王は再び旅に出ようとしていた。かつて荒れていた土地には緑が戻り、未知の景色が広がっている。最後に、理想の国を小説に記した書き手の語りが入る。幻想の物語を信じた人々によって王国は息を吹き返した、未知なるものを信じる力こそがすべてを変えていく、恐れず未知なる世界へ歩みなさい、という内容で物語は幕を閉じる。

実況者の感想

プレイを終えた実況者は、世界設定に情緒が丁寧に落とし込まれていると評価している。どこか影がありながら、根底にはニンゲン賛歌の姿勢が描かれている点も挙げ、王道ファンタジーとして楽しめたと述べた。戦闘や育成のシステムもなかなか深く、プレイヤーの選択次第で異なる物語になりそうだ、というのが実況者の締めくくりの言葉である。