『DREDGE』実況プレイ:のどかな釣りゲームが不穏なクトゥルフ物語に変わるまで

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概要

不穏な雰囲気のフィッシングアドベンチャーゲーム『DREDGE』を、ボイスロイド(紲星あかり)の実況でエンディングまで遊んだ動画である。実況者は冒頭で、このゲームを「楽しい雰囲気」の「ほのぼのとした釣り体験」と冗談めかして紹介する。しかしプレイが進むにつれて夜の危険や異形の魚、破滅に向かう手紙の物語が現れ、本当のジャンルが見えてくる。最終的に実況者は二つの結末を確認している。以下、その流れを追う。なお本動画は結末までの内容を含む。

7分で読めます
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霧の中の座礁から始まる釣り人生活

主人公の男は、釣り人募集の求人を見てある港町へ向かう。しかし深い霧に包まれ、港まであと一歩のところで岩礁にぶつかり、船は大破してしまう。町で古い船を用意してもらった主人公は、さっそく海に出る。

最初に釣れたのは、実況者が「太平洋などでもよく見られる手の届きやすいポピュラーなお魚」と紹介する魚だった。一つの釣り場では同じ魚が何匹か釣れるため、まずはどんどん釣っていく方針をとる。別の釣り場ではタラが釣れた。この作品では魚ごとに船倉で占める形が違い、タラはL字型をしている。実況者はこれを見て、今後もっと扱いにくい形の魚が出てきそうだと予想している。

序盤の流れは、釣った魚を魚屋で売り、そのお金で町長にローン(船の代金)を返済するというものだ。船の修理や新しい釣り竿の購入ができる店もある。今の竿では釣れないエリアがあったため、実況者は新しい竿を早く手に入れたいと考えていた。

3:50

竿の新調とクエスト形式の進行

2日目には前日の釣果で釣り竿を新調し、使える釣り場が増えた。ヒラメが釣れたが、4マスも場所を取るので船倉がすぐいっぱいになりそうだと実況者はこぼす。細長い魚影に近づいたときは穴子かと予想したが、釣れたのはウナギだった。ただ、もう船に入る場所がない。

いつもの魚屋に行くとクエストが発生し、ちょうど釣ってきたヒラメとウナギの注文が入っていた。実況者はここで、この作品がクエスト形式で物語を進めていくゲームだと理解する。

4:40

夜釣りの危険とカラスの襲撃

次にイカを求められた主人公は、夜釣りに出る。夜は目の前に突然岩礁が現れたり、「狂気度」が少しずつ上がって最後には死んでしまったりする危険な時間帯だという。実況者は最初、必要な分だけ釣ってすぐ帰って寝るつもりだった。ところが結局、明け方まで釣り続けてしまう。

その間にカラスが船を襲い、夜に釣ったイカが次々と盗まれていった。釣果のほとんどを持っていかれた実況者は、悲しみながら次の日の釣りを続ける。

5:32

異形の魚と謎の収集家

5日目、生活にも慣れてきた頃に、気持ち悪い見た目のタラが釣れる。ゲーム内では「大いなるものから瞳を借り受けたタラ」と説明される魚で、「ほのぼの」とは言えない要素がここからはっきり出てくる。

このタラをさばいてもらうと、中から謎の品が出てきた。それについて相談があると呼ばれ、主人公は謎の男が住む島へ向かう。その島は本来、無人島のはずだった。男は、ある沈没船の遺物を集めていると話す。目的はわからないが、実況者は「いい人そう」だと判断し、遺物探しを手伝うことにする。

最初の目標は、島の裏手にあるという遺物の鍵だ。船の照明を強化してもらったので、夜に潜む「目」をかわしながら進む。鍵らしき遺物を見つけたものの、暗すぎて発狂しそうだったため、実況者はすぐに収集家のもとへ戻った。

8:23

4つの地域と残り4つの遺物

収集家から謎の力を授かった主人公は、ブースト能力を使って大海を渡れるようになる。必要な遺物は残り4つで、それぞれ別の地域にある。

8:41

崖崩れの村と家紋

最初に訪れたのは、崖崩れで荒れ果てた村だ。探していた家紋は、村を滅ぼした化け物のそばにあった。化け物に追われた実況者は、岩場で追いかけっこをしてから反転し、一気に家紋だけを持ち去るという作戦をとる。急いで引き上げると、化け物は帰っていき、家紋も無事に手に入った。

この家紋を盗んだことで仲たがいしていた兄弟は、これをきっかけに仲直りする。兄からもらった爆薬で崩れた村の瓦礫を取り除き、収集家の地図が示す場所を探した。最初はガラクタばかりだったが、やがてオルゴールらしき遺物を引き上げる。届けたあと、主人公は収集家の島へワープできる力を与えられた。

11:54

巨大イカの海と結婚指輪

ここまでの航海で、実況者はメッセージボトルをいくつも拾っていた。中身は、漁師と結婚した妻が結婚生活をつづった手紙だ。日付が進むにつれて夫婦の様子がおかしくなり、最後には破滅的な結末を迎える。実況者は、ほのぼの釣りゲームのはずが雲行きが怪しくなってきたと話す。気づけばゲーム内では27日目、もうすぐ1か月が経つところだった。

左下の地域では、島の中央に巨大なイカが居座っている。主人公は地元の研究者と協力し、実験サンプルの魚を集める代わりに、深海魚用の道具とイカを妨害する装置を用意してもらった。放棄された研究拠点で発電機を動かして撃退装置を起動すると、イカはしばらく眠る。装置を起動しないままイカの寝床に近づくと、その場でゲームオーバーになるという。

イカが眠っている間に、深海の草や巨大なアンフィポッド(端脚類)を釣り上げる。実況者はアンフィポッドについて「無視して食べると美味しそう」と言っている。最後に引き上げた遺物は指輪だった。実況者は、以前読んだ手紙に宝石をちりばめた結婚指輪の話が出ていたことを思い出す。

14:23

マングローブの熱帯地域

次はマングローブが広がる熱帯地域だ。ここでは、部隊を壊滅させられた生存者と協力して、この地にすむ化け物を退治する。近くで釣れる魚から餌を作り、罠に仕掛けて様子をうかがう。退治に成功して報告に行くと、化け物の体内から遺物が見つかった。残りの遺物は一つになる。

16:59

火山地域と「無限の炎」

最後の遺物を探しに、主人公は煙の立ちこめる火山地域へ向かう。ここでは神殿のような建物を見つけ、試練を受けるために各地の像を巡って魚を捧げていく。以前もらった爆薬で道を切り開き、実況者が「日本の路地裏みたい」と言う狭い水路を、船体をぶつけないように進んだ。何かにぶつかると船が破損し、どこかの機能が壊れてしまうという。

像に魚を届けると「無限の炎」というアイテムが手に入る。この地域で最初に出会ったおじさんに炎を捧げると、青い炎が上がり、おじさんは燃え上がって消えてしまった。実況者は「まあいっか」と流し、最後の遺物を手に入れる。そして収集家に教わった技で素早く報告に戻った。

20:25

一つ目の結末:復活の儀式と世界の滅亡

すべての遺物がそろうと、主人公は収集家を連れて「最後の航海」に出る。収集家は何かをつぶやきながら、集めた遺物を次々と海へ投げ込んだ。すると海が荒れ始め、亡くなった妻と思われる女性が海の中から姿を現す。実況者はここで、収集家が遺物を集めていた理由をようやく理解する。

しかし実況者が言うとおり、復活の儀式で幸せな結末を迎えられるはずはなかった。海の中からは名状しがたいものが現れ、世界は滅亡する。ただし妻の残した手紙によれば、彼女自身はこの結果を望んでいなかった。そこで実況者は時をさかのぼり、別の結末を探すことにする。

22:25

二つ目の結末:「深みの書」を海に還す

やり直しの展開では、主人公が収集家を殴り飛ばして「深みの書」を奪い取る。字幕では、収集家はそれまでも「ただの鏡」にすぎなかったと語られている。

これまでの航海では、意味ありげなことを言う老人が何度か現れていた。主人公は始まりの港町に戻り、事情を知っていそうな灯台守に話を聞く。そして時が満ちるのを待ち、あの日の事件と同じ場所へ向かう。灯台守に明かりで照らしてもらいながら、主人公は覚悟を決めて進む。妻が望んでいたのは復活ではなく海へ還ることだった。主人公はその願いをかなえるため、深みの書を海に投げ入れる。

その結果、港町の霧は晴れ、邪神の復活による世界の滅亡も起こらず、平和が保たれた。ただし主人公自身は最後にリヴァイアサンに飲み込まれて終わる。実況者はこれを「少しビターな展開」と呼びながらも、この作品らしさがよく出た好きな終わり方だったと評価している。

26:48

実況者の感想

実況者は、ほのぼの釣りゲームとして始めた作品だったが、断片的に語られる物語にも深みがあり、なかなか良い釣り体験ができたとまとめている。メッセージボトルの手紙や拾った遺物が、最後の儀式と結末の選択にそのままつながっていく構成が、プレイの中で少しずつ見えてきたことが感想の背景にある。