売上6億円の低迷企業をM&A11件で再建したfonfun・水口翼氏が語る、次の3年で時価総額300億円を目指す方法
M&A BANKM&A BANKの島袋直樹氏が、fonfun代表取締役社長の水口翼氏に、同社が新たに発表した中期経営計画「プロジェクトフェニックス2」について聞いた回である。水口氏はグロース市場上場のPostPrimeで取締役会長も務めており、冒頭では2社のリリースを1本の動画で扱うと予告された。字幕の大半はfonfunの話である。中心となる問いは、前回の中期計画を達成した会社が、次に売上100億円、時価総額300億円という目標を本当に実現できるのか、その根拠は何か、という点である。
ガラケーのサービスから始まった低迷銘柄をTOBで取得
fonfunは2002年に上場した会社で、元々はガラケー向けの「リモートメール」というサービスを手がけていた。水口氏によれば、時価総額も業績もここ10数年はずっと低迷していた。水口氏がもともと経営するソフトウェア開発会社サイブリッジが、約3年前にTOBで同社を買収し、株式の約65%を保有した。それから3年ほど、経営改革を続けてきたという。
現在のfonfunは、SaaSなどのプロダクト事業と、SESなどのエンジニア事業を営んでいる。TOBの時点では売上6億円、時価総額10億円だった。島袋氏は、ベンチャーを創業し、そこから上場企業を買って株価を上げてきた水口氏を「叩き上げのプロ経営者」と紹介している。
第1次中期計画はすべて達成したと報告
TOBの際に水口氏が掲げたのが「プロジェクトフェニックス」第1次中期計画である。目標は時価総額100億円、連結売上20億円、エンジニア100名、EBITDA4億円の4つだった。約2年半の経営を経て、2026年3月期の段階でこれらをすべて達成したと水口氏は報告する。連結売上は21億円、EBITDAは4.5億円程度になった。エンジニアは、合計11件のM&Aを経て200名前後まで増えたという。
時価総額は直近では80億〜90億円で推移している。ただし一度は100億円に届いたため、目標は達成できたと水口氏は説明する。収録当日の時価総額について島袋氏は約84億円と紹介し、1年で株価が4.5〜5倍ほどになったと述べた。これに対し水口氏は、2〜3年かけて上がってきたものだと補足している。
プロジェクトフェニックス2の数値目標
前回の目標を達成したことを受けて、次の3年間でfonfunが目指す姿を示すために出したのがプロジェクトフェニックス2である。今期の業績予想は売上35億円、利益4億円だ。これに対し、3年後の2029年3月期に売上高100億円、EBITDA20億円、時価総額300億円を目指す。島袋氏が確認したとおり、時価総額は現在の約3倍にあたる。
島袋氏は、視聴者の中には「本当にできるのか」と疑う人もいるはずだとして、どうやって実現するのかを尋ねた。
「ストック型」の事業だけを買ってきた
水口氏はまず、これまでの実績の中身を説明した。売上6億円で利益がほぼなかった会社で、3年間にM&Aを11件実行した。その際、「適当な買い方は一切してない」という。対象は、売上と利益がストック型で積み上がるSaaSやSESの事業に絞り、比較的丁寧に買収してきた。その積み重ねで、売上は6億円から21億円になり、今期予想は35億円に達した。売上で見ると3年で約5倍である。
資金面では、元の会社は規模が小さく手元資金も多くなかった。そのため3年間で合計約21億円を調達し、そのうち20億円は銀行借入だったという。毎月お金が入るストック型のビジネスを買っているので、銀行からも「その事業なら貸せる」と信用を得て調達できた、と水口氏は説明する。
次の3年で必要な資金は約50億円、増資より借入を中心に
今期のEBITDA予想は約7億円である。目標の20億円まで、残り約13億円分をM&Aとオーガニック成長で積み上げる必要がある。そのためのM&A資金として、水口氏はおおよそ50億円を想定している。買う対象はこれまでと同じく、ストック収入が積み上がる事業だ。ただし目利きが正しかったかどうかは、これから世間に評価されることになるとも述べている。
調達方法について水口氏は、上場会社では増資が一般的だと認める。そのうえで、増資をすると1株あたり利益が下がり、理論株価も下がるため、既存株主にとって不利益になる面があると指摘する。そのためこれまでと同様に、銀行借入を中心に調達する方針だという。
一方で水口氏は、エクイティファイナンスができることは上場している意味の大部分を占めているとも考えている。エクイティファイナンスも活用はするが、既存株主にとって有利な方法を選ぶという。自身が6割以上を持つ大株主であり、会社の価値が下がっては意味がない、という立場からの説明である。
島袋氏はこれを受けて、一か八かの投資ではなく、返済可能で安定した事業のロールアップだと整理した。Jカーブを描くような先の見えない事業ではなく、先行きが見えるものを買うということかと確認し、水口氏も同意した。
ロールアップ競争の中での優位性
上場・非上場を問わず、ロールアップを掲げる会社は増えている。島袋氏は、なぜfonfunは良い会社を買えるのかと問うた。
水口氏は、今後は買い慣れた「ストロングバイヤー」が増え、その間での競争になるとの見方を示した。一方で、M&Aをしなければと考えているがまだ経験のない会社と比べれば、fonfunには強みがあるという。これまでのM&Aの経験や知見に加え、買収後に一緒に事業を伸ばせるメンバーが社内で増えているからだ。
M&A仲介会社を兼務することの意味と線引き
島袋氏が差別化要因として挙げたのが、M&ADXという仲介会社である。同社はfonfunグループの持分法適用会社で、水口氏が代表を兼務している。島袋氏は、事業に細かく入り込む水口氏のことだから、どんな会社がどんな理由で売りに出ているか、どこを押せば交渉がうまくいくかといった理解が、前回出演時よりさらに上がっているのではないかと述べた。
水口氏も、売り手や買い手の事情、M&A仲介業界の思惑の変化を感じ取れる点で、fonfunの強みや自身の知見のプラスになっている部分は多いと認めた。ただし、仲介会社として持つネットワークをfonfunに優先的に回そうとは考えていないという。線引きをして情報もきちんと管理しており、混同はしていないと強調した。
買収対象の規模を「同規模」まで広げる
買収対象の規模や業種について、水口氏は、fonfunの方針はすべて情報開示していると述べる。これまで自社が売上数億〜10億円強の規模だったため、自社より大きな会社は買わず、売上数億円で利益1億円程度の会社をこつこつ買ってきた。この路線は再現性があり、コンフォートゾーンとして手堅くできるので今後も続けるという。
加えて、規模が大きくなった今は、売上20億〜30億円といった自社と同規模の会社を買い、きちんとマネジメントする体制を作れれば、さらに飛躍できると考えている。ただし知見のない領域ではうまくいくか分からないため、IT、プロダクト、SESといった同じ領域に絞って大きな会社を買いたいという。
「SaaS is dead」はM&Aの機会になる
島袋氏は、今年2月頃にAIに関連して「SaaS is dead」という話が広がり、SaaS企業の株価が下がったことに触れた。上場している会社はまだよいが、上場準備中の会社は大きなダメージを受けたという。ベンチャーキャピタルから高いバリュエーションで出資を受けた会社の出口が見えなくなっているのではないか、と島袋氏は指摘する。そのうえで、サービスは良いが現在の評価はそこまで高くない、といった複雑な案件が来たら、どう口説くのかと尋ねた。
水口氏は、そうした案件こそ積極的に見ていくつもりだと答えた。M&AとSaaS is deadの話は、今回の中期計画のプレゼン資料にも盛り込んでいるという。これまでfonfunが対象にしてきたSaaS企業は、AIの登場でM&A市場で値がつきにくくなっている。IPOを目指していた会社も、市場再編の影響を含めて評価がつきにくくなっている。それでも出口戦略が必要だったり期限があったりと、さまざまな事情がある。fonfunは上場していることを生かし、株式交換などの手法も組み合わせられるので、「適切なバリュエーション」で積極的に相談を受けたい、と水口氏は述べた。
株式交換を使うための条件
島袋氏は視聴者向けに株式交換を解説した。未上場の会社が上場企業に入る際、現金ではなく株式を対価に買収できる仕組みで、全部を交換するのか、一部を株式交付にするのかなど形態には幅がある。上場株が上がれば、売り手が受け取った株の価値も上がる。だからこそ、株価が上がっていく会社と株式交換することが大事だという。
島袋氏は、株価の実績がない人が株式交換を持ちかけても疑わしく見えるとして、誰が言うかが重要だと述べた。そして、11件の買収と株価上昇の実績を持つ水口氏の今回のリリースは「積極的にやろう」というメッセージだと解釈し、水口氏もこれを肯定した。島袋氏がYahoo!ファイナンスで確認したところ、時価総額は約84億円、1日の出来高は約4700万円だった。
流動性について水口氏は、まだ小さく、もっと上げていく必要があると認めた。また、大規模な株式交換を行うと、将来の売り圧力になると市場に懸念され、株価が上がらなくなる可能性にも言及した。これについて水口氏は、自身も元々投資家のようなことをしていたので、投資家目線で他の株主が不安にならないような設計にするという。売り手には市場で早く売りたいニーズがあるかもしれないが、株価が上がることでリターンを得られるのだから、こういう設計でやろうと交渉できると考えている。
島袋氏は、ベンチャーキャピタルから出資を受けているSaaS事業者はまず水口氏に相談してほしいと呼びかけた。自身には手数料は入らないとも断っている。
断片的に残る「9億円」の話
字幕の終盤には、別の話題が短く残っているだけである。島袋氏が「9億円」は救済のためか攻めのための予算かと尋ね、水口氏は攻めるための資金だと答えている。ユーザー層やネットワークを生かしてマネタイズできる事業をM&Aし、拡大に使うという。対象ジャンルについては、YouTuberなどのインフルエンサーがファンを集めてマネタイズするようなものを挙げたところで字幕は途切れている。冒頭で予告されたPostPrimeに関する解説の詳細は、この字幕の範囲には含まれていない。
のかっていうのをちょっと教えて欲しいんですけど、それどうやって考えられてるんですか?
はい。売上と利益がストック型で積み上がるようなビジネスっていうのを、SaaSだったりSESだったりっていうのをM&Aさせてもらっていて、3年間で5倍ぐらいか、売上で言うとなってますという状況です。20億円強が実は銀行からの借入れで、その借入れを元にしてM&Aっていうのを実行してますと。
上場株が上がっていけば、その方がバリュエーション上がっていくよね。積極的にやろうよっていうメッセージで合ってます?
そうですね。
なるほど。
はい、皆さんこんにちは。今回はですね、水口さんが2026年5月25日にリリースをFacebookで上げられていたので、今日ですね、速報という形で色々質問させていただきたいと思います。水口さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。いつもありがとうございます。
水口さんはですね、いろんな顔がありまして、まず1つは、今日最初1本目です。背景にもあるように上場企業のfonfunという、スタンダードですね、に上場されて、確か今現在時価総額84億円ぐらいの会社、これが確か1年間で4.5倍ぐらい株価上がってる会社ですよね。
5倍ぐらい、1年間。そうですね、2、3年ぐらいかけて7、8倍ぐらい上がってるんですけども、直近でもだいぶ上がりました。
はい。そんなね、やり手な水口さん、fonfunの代表取締役社長です。で、上場企業のスタンダードに上がってる会社ですと。で、まずこの会社のリリースが1つ目ですよね。
はい。
で、ややこしいんですけど、2つ目はですね、水口さんまた別の顔があってですね、別の上場企業、今度はこっちはスタンダードじゃなくてグロースの市場に上場されてる、PostPrimeっていう会社の、こっちは取締役会長というポジションで、そっちの方のリリースもあるんで、皆さんちょっとややこしいんですけど、この1つの動画で2つの上場企業のニュースを解説させていただきたいなと思ってます。じゃあ、水口さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
じゃ、まず1つ目ですね。fonfunという会社での、今回リリースされたプロジェクトフェニックス2っていうところで、これ聞いていきたいと思うんですけど、もしかしたらこの動画で初めて見た、fonfun何やってんだっけっていう風に思ってる人もいるかもしれないんで、簡単にちょっと事業内容を教えていただけますか。
はい。改めまして、fonfunの代表取締役の水口と申します。よろしくお願いします。fonfunという会社、元々2002年に上場した銘柄なんですけれども、ガラケーのリモートメールっていうサービスをやっていて、そこから時価総額とか業績とかですね、ここ10何年かはずっと低迷してた銘柄を、私元々サイブリッジというソフト開発会社をやってるんですが、そのサイブリッジで約3年ほど前にTOBで買収をして、65%ぐらい株式を持って、この3年ぐらい経営改革をしてきましたと。で、今はSaaSとかプロダクトのビジネスと、SESとかのエンジニアのビジネスをやっている会社でして、元々売上が6億円、時価総額が10億円だった会社を私がTOBで買収をしていまして。
で、その時に掲げた目標、時価総額10億からちゃんと成長するっていうのを掲げてですね、出した目標っていうのが今こちらに出ているプロジェクトフェニックスの第1次中期計画で、時価総額100億、連結売上20億、それからエンジニアが100名、EBITDAで4億っていう目標を出しましたと。
で、これがですね、2年半ぐらい私経営してきまして、26年3月なので、今から1ヶ月ちょっとぐらい前の段階で、この目標一応全て達成をしました。連結売上が21億、EBITDAでも4.5億ぐらいかな。で、エンジニアもですね、100名を大きく超えて、最終的にM&A11件全部でやってるんですけども、200名前後ぐらいまでですね、増えましたという状況です。
で、おかげ様で、直近では時価総額80から90億ぐらいで推移はしてるんですけれども、100億円の時価総額も達成をできたということもあって、次の中期、次の3年間で目指すべきfonfunの姿をですね、世間にちゃんと示そうということで、プロジェクトフェニックス2という中期計画を出しましたという形です。
なるほど。だから皆さんね、水口さんプロ経営者なんですよ。もうこれ叩き上げのプロ経営者なんですよ。だからベンチャー企業を創業して、そこから上場企業を買って、それで株価も上げてこられてるんで。で、その第1号のリリースが中計で出したこのプロジェクトフェニックスですよね。
はい。
で、2を出したってことは、これ今が80、90億ですけど、29年のだから、えっと約何倍?3倍、今ぐらい。
はい。3倍、そうですね。次の中期経営計画の目標は、今期の業績予想が売上35億で利益も4億円、今なんですけれども、3年後2029年3月には売上高100億円、それからEBITDAで20億円で、時価総額は300億円を目指すという内容を発表させてもらいました。
なんで、有言実行してきてる水口さんだから、これすごいじゃないの、これすごいリリースじゃないかと思ってる人いると思うんですよ。でも本当にできますか、本当に信じていいのっていう人もいると思うんで、じゃあどうやってやるのかっていうのをちょっと教えて欲しいんですけど、それどうやって考えられてるんですか?
はい。そうですね。実際に今まで何をやってきたかというと、売上6億円で利益がほぼなかった会社の3年間で、M&Aっていうのを11件やってきましたと。で、11件も適当な買い方は一切してなくて、しっかりと売上と利益がストック型で積み上がるようなビジネスの、比較的丁寧にSaaSだったりSESだったりっていうのをM&Aさせてもらっていて、そういうものが積み上がって、この3年間では6億から21億で、今期の業績予想35億っていうところまで増えましたと。で、実際業績としては、この3年間で5倍ぐらいか、売上で言うとなってますという状況です。
で、この3年間で、元々現金もそんなに、時価総額も規模も小さかった会社なので、手元のキャッシュもそんなになかった状況もあったので、全部で21億円かな、資金調達をしてます。で、20億円強が実は銀行からの借入れで、その借入れを元にしてM&Aっていうのを実行してますと。で、ちゃんと毎月お金が入ってくるようなストック型のビジネスをちゃんと買収してるので、銀行さんからもそのビジネスだったらお金を貸せますということで、信用力を持ってですね、調達ができましたと。
で、次も引き続き、このM&Aのちゃんと目利きができてきたかどうかっていうのはこれから先もまた世間で評価される部分だと思うんですけれども、今までのやり方と同じようにM&Aでちゃんとストック収入が積み上がってるようなビジネスっていうのを買っていこうと思っていて、EBITDAで言うと今期の業績予想で7億ぐらいがEBITDAの数値になってるので、ざっくりですけど、あと13億円分、この3年間でM&Aと事業のオーガニック成長で獲得しに行こうという風に思っていて、想定で言うと大体50億円ぐらいM&A資金が必要になるということを想定してますと。で、そういう資金をちゃんと獲得をしていきたいと。
で、一方で上場会社で資金の獲得方法って、一般的には増資による資金調達が一般的なんですけど、これを実行すると1株あたりの利益とかそういうものが下がると。で、そうすると理論株価が下がるっていうので、既存株主さんにとっては不利益な部分もあったりするので、今まで通りですね、しっかり増資ではなくて銀行借入れを中心にしながら、既存の投資家にも評価してもらえる形で調達をしてM&Aをやって、しっかりと3年後に目標を達成したい。こんな風に考えてます。
わかりました。だからつまりは、株主の株価は希薄化させずに、デットファイナンスを活用してM&Aをやっていくってことですよね。
そうですね。一方で上場会社なので、せっかく上場していることって、やっぱりその直接金融というか、エクイティファイナンスができることも上場してる意味の結構大部分を占めてるとも思ってるので、そこはちゃんと活用しながら、でも既存の株主さんのことをちゃんと意識をして、会社にとって最も有利な、会社にとってっていうのは既存株主さんにとってちゃんと有利な方法で調達をしたいと。それはもう私自身が6割以上株を持っている大株主なので、この会社の価値が下がったら意味がないので、目標割でファイナンスしても、なので、そこはしっかりやっていきたいなっていう風に思ってます。
ということは、博打じゃなくて、ちゃんと返済ができる、かつ安定性のある事業のロールアップをやっていくよっていうことでもある。
そうですね。
だからボラというか、Jカーブを描くようなとか、先行きが見通せないのではなくてってことですね。
そうですね。はい。しっかりと見えるもの。
しっかり見えて。これも聞きたいんですよ。多分他の上場企業もM&A戦略を掲げてるところ多いじゃないですか。で、ロールアップやってきましたと。
はい。
まず、なぜfonfunがそういう銘柄を買えるんですか?
そうですね。他の上場会社さんとか非上場会社さんとかでもロールアップされてる会社さん増えてきてるので、これから先そこの競争っていうのは、多分買い慣れているストロングバイヤーというか、買い慣れてる会社さんっていうのが今後は増えていくと思っているので、そこの競争になるかなという風には思ってます。一方で、実はまだM&Aしたことがないけどしなきゃいけないと思ってるような会社さんに比べれば、今までのM&Aの経験とか知見とか、それからM&Aした後にちゃんと一緒にビジネスして上げていくところを取り組めるメンバーも増えているので、そこのアドバンテージはあるんかなっていう風に思ってます。
なるほど。上場企業と言えども、本当にもうストロングバイヤーになってる会社と、なりそうな会社と、全く知見がない会社とで、どの会社が今後M&A戦略をやっていきますかっていうのって全然違うよね。
はい。そうですね。
で、水口さんはもうおっしゃるように、自分たちで11件買ってきて、もう会社の株価も目標達成してるんだから、一応プロなんですよ。だから銀行のファイナンスも調達はできますと。で、今回も予算50億ぐらいですよね。
はい。
僕1つちょっと他社と差別化になるところで行くと、ここで出てくるんですけど、M&A DXという会社があるってこと。
ああ、そうですね。ありますね。はい。
で、そこの代表取締役でもありますもんね。
そうですね。はい。今は持分法適用なんですけども、M&A DXっていう仲介会社もfonfunでグループにしていて、私が代表を兼務してるという状況はありますと。
これが何を意味するかと言うと、僕わかってなかったですよ。で、水口さんって結構事業に細かく自分が入っていくじゃないですか。だからM&Aの、要は事業の解像度がむちゃくちゃ上がってるんじゃないかなと思っていて。だから要は、世の中にどういう会社がどういう理由で売りに出ていて、どういうところを押すとうまく交渉ができるかっていうのは、前回の動画の時よりも多分レベルがさらにアップしてるんじゃないかと。
ありがとうございます。
はい。そうですね。売り手さんの事情とか、買い手さんの事情とか、あと、M&A仲介業界の、やっぱりちょっと潮目も変わってきてるのはあるという風には感じていて、そこは利益相反も別にない中で、私もその仲介会社としていろんな案件をやらせてもらっている部分もあるので、ここはfonfunとしての強みとか、私の知見のプラスになってるところっていうのは結構あるかなと思ってます。
で、ただ、M&A仲介とかの業界そのものの中で自分が持ってるネットワークを優先的にfonfunにとかっていうのを別に思ってるわけではないので、そこはちゃんと線引きをしながら、しっかりと情報とかも管理してやっているので、そこをぐちゃぐちゃにしたりはしてないってのはありますね。
なるほど。なるほど。わかりました。ちなみに、どういう会社、どれくらいの規模感、どういう業種みたいなものっていうのは、どういう風にお考えになってるんですか?
元々fonfunとしてどういう会社、どういう規模感の事業を買っていきますっていうのは、一応実は情報としても開示を全てしていて、今まで元々fonfunの規模が本当に売上数億、それから10億ちょいっていう規模感だったので、自分たちの規模よりはるかに大きな会社っていうのはM&Aしないと。本当に売上数億で1億ぐらい利益が出てるような、そんな会社をコツコツ買ってきたんですね。で、これはこれで自分たちにとって再現性があって、コンフォートゾーンじゃないですけども、手堅くやれる部分なので今後も続けていこうと思ってるんですけども、自分たちの規模が大きくなったからこそ、今後は売上20億とか30億とか、自分たちと規模が同じような会社を買って、きちんとマネジメントしていく体制が作れれば、さらに飛躍できるなと思っていて。そういう自分たちと同じような規模感の会社をしっかりとM&Aしていく。でも全然知見のない会社だったらやっぱりうまくできるかどうか分からないので、あくまでも同じ領域、ITだったりプロダクトだったりSESだったりっていうところをシナジーにして、大きな会社をM&Aしたいなっていう風に思ってます。
なるほど。先ほどちょっと言われてた、SaaS is deadですよね。あれがリリースされたの2月ぐらいでしたっけ?今年の。そうですよね。AIの。ですよね。で、あれが出てから、SaaS系の企業がやっぱり株価が下がったりもしていて。
うん。はい。
上場されてたらいいんですけど、やっぱり上場準備中の会社ってものすごいダメージくらったというと、要はベンチャーキャピタルから出資して、ハイバリュエーションで入れた会社の出口が今迷子になってるような気がするんですね。
はい。
だから例えば僕思ったのが、要はハイバリュエーションで調達しているけれど、サービスはいいけど今のバリュエーションとしてはそこまで高くないっていうような、ちょっと複雑な案件がもし相談に来た場合、水口さんだったらどういう風にその会社を口説くんですか?
積極的にそういうのは案件として実は見ていこうと思ってて、これも今回の中期計画の中で、M&A、それからSaaS is deadの話は、計画のプレゼンテーション資料の中にも実は織り込んでいて、我々が今までターゲットスコープにしていたそういうSaaSの会社っていうのが、AIの登場によって今までよりもM&Aマーケットの中で価値がつかなかったりとか、まさにIPOを目指してたけども、それは東証の市場再編も含めてですけども、値段がつきづらくなっていく中で、一方で出口戦略が必要だとか、期限があるとか、いろんな事情があると思っているので、そこは我々が上場してるというところも生かしてですね、株式交換とかそういう手法も当然取れますし、その辺りは色々組み合わせながら、積極的に、適切なバリュエーションと言い方はしてるんですけども、見ていきたい、取り組んでいきたい、積極的に相談を受け付けていきたいっていう風に思ってます。
なるほど。だからこれ皆さんね、今株式交換って言ったじゃないですか。だからこれは多分、未上場の会社が水口さんの上場企業に入る時に株を交換する。これを全部なのか一部の株式交付なのか、色々隙間あるんですけど、株を元手に、現金じゃなくて買えると。で、そしたら、上場株が上がっていけば、結果的にその方がバリュエーション上がっていくよねみたいな感じだから、ちゃんと株価が上がっていく会社と株式交換するのが大事だよねって言うと、いや、僕たちは11件やってきたんで、株も上げてきたんで、しかもこういうリリースを出してるんで、積極的にやろうよっていうメッセージで合ってます?
そうですね。はい。
なるほど。これも確かに誰が言うかで全然違いますよね。株価で全然実績がない人が株式交換しようよとか言っても、ちょっとうーんってなるし。これ今日現在ですよ。僕はちょっとYahoo!ファイナンスで見たら84億で、出来高も1日4700万ぐらいあるんですよね。ちゃんと流動性もなんか確保できるしっすね。
そうですね。流動性に関してはもっともっと本当に上げていかないと、やっぱりまだまだ小さいと思ってるんですけども、株式交換もめちゃくちゃ大きい規模でやっちゃうと、それが将来の売り圧力になるということを懸念されて株価がまた上がらなくなったりすると思うんですけど、そこはもう私も元々投資家的なことはやってたので、投資家目線で見て他の人たちが不安にならないような設計で。それは売り手さんからすると、もしかしたら市場で早く売りたいっていうニーズはあるかもしれないですけど、そういったところはちゃんと交渉させてもらって、一緒に株価が上がることによってリターンを得られるんだから、こういう設計でやろうよっていう話はできると思ってるんで、そこは積極的にやっていきたいと思ってます。
なるほど。わかりました。じゃあ見てる方で、もしSaaS系のビジネスをやられていて、ベンチャーキャピタルとかから出資を受けられてるところは、一旦ちょっと水口さんに相談ですね。
はい。
はい。概要欄にfonfunの水口さんとして貼ってますんで、ホームページもそこからちょっとポチっと直接問い合わせを。M&A BANK見たよって言ってくれるとちょっとありがたいなと思います。もちろん僕、全然手数料も何も入らないですよ。でもそう言ってくれるとありがたいなと思ってます。
その9億円なんですが、救済なのか、それとも攻めるための予算なのか。
攻めるための資金です。このユーザー層とかネットワークを生かしてマネタイズができるようないいビジネスをM&Aしていって、拡大するために使用して取り組んでいきます。
これもそれこそジャンルのこだわりだったりとか、そういうのはあるんですかね。
はい。今は、YouTuberとかそういうインフルエンサーの方が自分のファンを集めてマネタイズしていくようなもの。
今見た動画よりももっとオフレコの深い情報、皆さん興味ありませんか?M&A BANKサロンでは表に出せないような深い話もやってます。M&Aを学びたい人、そして会社を売却してお時間がある人、友達集めに是非入会、参加いただけると幸いです。概要欄から。
だって苦しくたって生きてくんだ、そう消えない思い。
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