小田切ヒロが選ぶ2026年9月のお気に入り12品:夏に疲れた肌を立て直すスキンケアとベースメイク

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概要

ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロが、9月に出会って「心を躍らせてくれた」「美のアップデートに導いてくれた」アイテムを紹介する回である。紹介されたのはクリーム、下地、ハイライター、ローション、コンシーラー、ファンデーション、パウダー、チーク、美容液、アイシャドウの12品だ。小田切は夏の紫外線とハードスケジュールで疲れた肌を前提に話を進める。個々の製品の使用感に加えて、どの肌悩みにどう使うかという仕事の現場での使い方も説明している。

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Sulwhasoo 滋陰生 コンセントレート ジンセン リジュブネイティング クリーム

最初は韓国のプレステージブランド、ソルファスのクリームである。50年以上にわたる高麗人参の研究をもとに、古くから伝わる高麗人参の知恵と最先端の皮膚科学・バイオ技術を組み合わせたクリームだと小田切は説明する。小田切は普段から高麗人参を摂取しているほど好きで、外からも高麗人参を取り入れられる点を気に入っているという。

テクスチャーはみずみずしく、ジェルに近いがクリームらしさも残っている。塗るとシルクのようなつるっとした肌に仕上がり、使った瞬間にふっくらすると小田切は話す。高麗人参の香りも魅力の一つに挙げていた。

このブランドには思い出がある。小田切は韓国に15〜20回ほど行っており、コロナ前は毎月のように訪れていた時期もあった。当時付き合っていた、だいぶ年上で肌のきれいな人がソルファスのクリームを愛用していた。その人にきれいの秘訣を聞くうちにブランドを知り、以来渡韓のたびに買っていたという。日本に上陸したことで「金浦空港に買いに行かなくて済んだ」と喜んでいた。使うたびにその記憶がよみがえり、優しく穏やかな気持ちになるため、「人生に欠かせないクリーム」だと語っている。

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Clé de Peau Beauté アンベリスールデクラ

クレ・ド・ポー ボーテの下地は、小田切が毎日ヘビロテしているものだ。肌内部に取り込んだ光を跳ね返す「内部散乱光」に着目した下地で、表面がつやつやするのではなく、内側から光が放たれているように見えるという。

小田切は9月の肌の状態をこう見ている。夏に紫外線を浴びて、くすみ、たるみ、しぼみが出やすい季節で、スキンケアをしても元気にならないことがある。そういう時にこの下地を勧める。色はピンク寄りの白だが、小田切のような褐色肌でも浮かずに透明感、立体感、奥行きが出るという。実際に手の甲に伸ばして見せていた。

小田切は大人の肌の悩みとして、シミ、くすみ、肝斑などの「茶色いノイズ」を挙げる。明るい下地で無理にトーンアップするとグレーっぽく見えたり、具合が悪そうに見えたりする。この下地はそうならず、「きれいなレースのカーテンをかけたような」透明感が出ると表現した。ル・セラムと共通の成分を配合したスキンケア発想の下地であることが、この明るさの理由だろうと小田切は述べている。撮影時の自分の肌についても、8月のハードスケジュールと紫外線の後でもつるっと見えるのは、照明に加えてこの下地をベースにしているからだと話した。

CHANEL ネージュ ドール

シャネルのホリデーコレクションで、小田切は「個人的なただのお気に入り」と前置きした。パウダーの表面にアルプスの山並みと村、シャネルのゴンドラが刻印された特別仕様で、見るだけでテンションが上がるという。

名称はフェイスパウダーだが、小田切はハイライターとして使っている。シルバーとゴールドのパールがふんだんにミックスされ、偏光パールも少し入っているように感じると話し、どの肌色にも明るくなじむと評した。ボディや顔全体に使ってもよいが、小田切はさりげない立体感やきらめきが欲しい時に、頬の高いところやデコルテにポイント使いしている。ホリデー限定のため紹介するか迷ったが、つけるたびに気分が上がったので取り上げたという。

athletia コアバランス コンセントレイティッドローション

アスレティアは小田切がこれまで何度も紹介してきたブランドで、今回はブランド初のエイジングケアラインとして登場したローションを取り上げた。小じわを目立たなくし、ふっくら柔らかいもちもちの肌に導くという。古くから薬草として用いられてきた植物などから抽出した成分が鍵になっている。

テクスチャーは水っぽいのにとろみがあり、ベタつきは一切ないと小田切は説明する。特に香りを強く推しており、「この香りだけ買いたい」と言うほどだ。小田切にとってスキンケアの時間は「心の鎖を解きほぐす時間」で、このローションがあるとリラックスできるという。

8:51

DECORTÉ トーン&フラット パーフェクティング パレット

コスメデコルテのパレットコンシーラーはリニューアル品である。標準色は02番だが、肌のトーンが低い小田切は03番が合うという。リニューアル前から良かったのにさらに良くなったと評価し、美容液コンシーラーとして、トントンとなじませるだけで肌と一体化する「セカンドスキン」になると説明した。カバーしているのにカバーした感が出ないという。

小田切がパレット形式を勧める理由はこうだ。肌にはくま、シミ、赤み、肝斑、ニキビなど色の異なるノイズがあり、1色のコンシーラーで隠すのは難しい。エフォートレスで軽やかに仕上げるには、色でコントロールしながらカバーするのがよいと考えている。コンシーラーを使う場所はトラブルがあることが多いので、美容成分の多いものを選ぶべきだとも話した。仕事の現場で使っており、周囲のメイクアップアーティストもヘビロテしているという。どのファンデーションとも相性がよく、コンシーラー部分だけ色が違って見える心配がない点も評価していた。

小田切は、この種のパレットは明るい色ばかりのことが多いが、これは暗い色も入っている点が「かゆいところに手が届く」と話す。自身はくまが強いので、色で補正し、濃いコンシーラーでカバーしてから肌色で整えるという手順を紹介した。撮影当日もこのパレットでくまを隠しており、「疲れていても疲れた顔に見えない」と話した。付属ブラシでニキビ跡や目尻のくすみにスタンプのようにのせる使い方も実演している。カラーバリエーションがあるので店頭で確認することを勧めていた。

SUQQU ザ ファンデーション

スックのクリームファンデーションは、発売10年目で5代目のアップデートにあたる。小田切は「これ以上のクリームファンデーションはないかもしれない」とまで言う。根拠として挙げたのは自身の経験だ。小田切はきれいな人を見かけると使っているファンデーションを聞くようにしていて、なめらかで品のある肌の人はみなこれを使っていたという。

時間の経過とともに出てくる皮脂と混ざり合い、新たな美しい艶へ変化するのが特徴だと説明する。重さや厚膜感はなく、高級感のある肌でありながら、Tシャツやデニムにも合う。小田切はこれを「クワイエットラグジュアリー」と表現し、昼、夕方、夜と移り変わる艶に色気があると話した。自分に自信がない時や、人前で自信を持って話さなければならない時にこのファンデーションに頼っているという。自分の肌に自信がない人に勧めていた。

Saie グロウイ スーパージェル ルミナイザー

ニューヨーク発のクリーンビューティーブランド、セイのルミナイザーは顔用の製品だが、小田切はこの夏ボディにたくさん使っていたという。下地のようなハイライターで伸びがよく、ぎらぎらせずにつやつやのみずみずしい肌に仕上がる。繊細なパールが入っているがラメ感は出ない。

小田切はボディクリームを塗ってもかさつきやすい肘と膝にのせる使い方を紹介した。ポップアップで脚や膝を出す機会があった時にボディ全体に塗り、膝や肘もきれいに見えたという。つけていることを忘れるほどベタつかず、香りはすずらんやジャスミンのようなみずみずしいフローラル系だと話した。

15:24

RMK ルースパウダー ブラーリングミント

夏は暑さと皮脂でメイクが崩れやすく、小田切の仕事ではフェイスパウダーが大いに活躍したという。RMKのルースパウダーは4色展開で色と質感が異なり、全部良かったが、中でもブラーリングミントが断然良かったと小田切は言う。

ブラーリングとは、肌をなめらかに見せ、毛穴や小じわを目立たなくする効果のことだと小田切は説明する。この色はパールなしのセミマットな質感で、ミントグリーンが透明感を足す。夏は紫外線やストレスで炎症が起き、赤みが出やすい。小田切は顔の赤みを肌色のノイズと捉えており、仕上げに顔の中心にふわっとかけると赤みが消えてトーンが整い、清潔感が出ると話した。

自身も赤みが出やすい部分にだけ使っており、皮脂吸着効果のおかげで夏場にメイクが崩れなかったという。粒子が細かいので、メイク直しで重ねても粉っぽくならない。これからの季節にも役立つとして、赤みが気になる人や透明感を保ちたい人に勧めていた。

17:44

NARS インセイシャブル リキッドブラッシュ

小田切はこのリキッドチークを「今月じゃなく今年の大ニュースアイテム」と位置づけ、リキッドチークの概念を崩したと評する。これまでのリキッドチークはなじませるのにテクニックが必要だったが、これは不要だという。発色が強そうに見えるが、ブラシでのせるか、指の腹で一度温めてからトントンとのせると、内側から上気したような質感と色になる。これはパウダーでは出せない質感だと小田切は言う。

小田切によれば、鼻筋にかけてのせるような、じゅわっとした血色感は今期から来年にかけてのトレンドだという。内側から上気した感じは、その人の色気や健康的な印象を一発で引き出すと話す。今回使ったのはブラウンとオレンジの2色で、少量で済むのでなかなか減らない。小田切は、チークの乗り方は本来肌のコンディションに左右されるが、これはくすんでいたり肌質が良くなかったりしても濁らずに発色すると評価した。血が通った健康的な肌こそ美しさの根底だと考えており、その根底を底上げするチークだと述べている。今後はほかの色も仕事とプライベートで使っていくつもりだという。

20:33

est シルキーメルト パウダーファンデーション

パウダーファンデーション好きの小田切が紹介したのは、「しっとりなめらか絹ごしパウダーファンデーション」とうたわれるエストの新製品である。小田切はパウダーファンデーションにしかない効果として「凹凸をフラットに見せる効果が一番強い」ことを挙げる。目の下、頬骨の下、ほうれい線の横、マリオネットラインなどのくぼみにだけ重ねると、段差がふわっと平らに見えるという。手の甲の骨や血管による凹凸にのせて、段差が消えて見えることを実演していた。

メルティベール処方でぴたっと密着し、軽いのにカバー力があり、重ねても重さが出ないと説明する。小田切自身も、メイクをするモデルなどでも、年齢を重ねるとさまざまな場所に段差が出てくる。その段差に重ねるだけで若返って見えるので、パウダーファンデーションは自分のメイクに欠かせないと話し、この製品を「マイブーム」と呼んでいた。

VT COSMETICS レチナール ペプチド セラム

VTコスメティクスの美容液は、今期の韓国コスメの中で断トツに良かったと小田切が評価したものだ。ナノレチナールとマルチペプチドで年齢サインに多角的にアプローチする。小田切は、レチナールをレチノールより優しく効果的なものとして紹介し、夏にも使えるタイプだと話した。

小田切は美容液の黄色い色も気に入っている。レチノールやレチナールを使ったことがある人ならわかると思うが、この色を見ると「肌がふっくらする」という高揚感につながるという。ベタつかず、1回では足りないと感じるほどなじみ、2回重ねても重さや負担がない。使った翌朝は肌がふっくらしていると話し、手の届きやすい価格であることも推していた。

LUNASOL アイカラーレーションN 24 Fearless Glow

最後はルナソルのアイシャドウパレットである。小田切は新作が出るたびに良いと言い続けているという。目元を美しく見せるだけでなく、パールの配合が目元の立体に沿うので、目の形や骨格がきれいに見えると説明する。俳優やアーティストにナチュラルに目元の最大値を出さなければならない時に使うもので、そうした人たちも皆この製品を評価しているという。

24番はエネルギッシュなオレンジブラウンの王道カラーで、オレンジにゴールドパールが入っている。ハイライトカラーもパール入りの肌なじみの良い色だ。小田切が特に「使える」と強調したのはベージュで、まぶた全体に大きく広くのせると目の形がきれいに見えるという。目にコンプレックスがある人は自分の目が好きになるだろうと話した。締め色も含めて高発色ではないナチュラルなミドル発色で、指、チップ、ブラシのどれでも簡単につけられる。仕事で重宝しているが日常使いにも向くとして、「必ず1つポーチに入れてください」と勧めていた。

締めくくり

小田切は今回の12品について、自分の心を豊かにし躍らせてくれたもの、そして仕事にも役立ち視聴者にも良いと思えるものを選んだと振り返って、動画を締めくくった。