見逃しやすい皮膚がんと、皮膚に出る「がんのサイン」 内科医・森勇磨が語る見分け方
PIVOT 公式チャンネル皮膚がんは目に見える場所にできるのに、なぜ見逃されるのか。皮膚がん以外のがんが皮膚にサインを出すことはあるのか。内科医で「予防医学ch」を運営する森勇磨が、PIVOTの番組「ビジネス虎の巻」の後編で、MCの柴田阿弥、西岡孝洋の質問に答えた。森の立場ははっきりしている。皮膚がん全体の生存率は高いが、種類によっては命に関わる。見分け方の知識を持っておき、長引く症状や繰り返す症状、複数のサインが重なる場合には医療機関で相談すべきだという。
生存率9割超でも油断できない理由
番組の前編では主ながんの5年生存率のグラフが紹介されており、皮膚がんは9割を超えていた。柴田は、ほかのがんと比べれば怖くないのではないかと受け止めた。森はこれに対し、全体で見れば生存率は非常に高いが、種類によって事情が違うと説明する。特に注意が必要なのがメラノーマ(悪性黒色腫)で、とにかく進行が早く、急速に全身へ転移する。少し放っておく間に転移し、治療ができなくなってしまうのが特徴だという。
原因について森は、外的要因としては紫外線を挙げたうえで、物理的な刺激や日本人特有の原因もあると述べた。
柴田は、膵臓がんのように体内で見えないがんと違い、皮膚がんは目に見えるので早く見つけやすく、だから生存率が高いのではないかと考えていたという。森の答えは逆だった。毎日見ているからこそ見逃しやすい。さらにほくろやシミと形がよく似ているため、見えていてもがんだとは思わない、思うことすらないことがあるという。すでにあるほくろががん化することもあると森は述べた。西岡は、男性はほくろができても気にしないと話し、柴田も新しくできたほくろを把握していないかもしれないと応じた。森は、見分け方を知らなければ怪しいものができても危ないのか普通のほくろなのか判断できないとして、知識を持っておくことを勧めた。
基底細胞がん:最も多く、進行はゆっくり
森は「3大皮膚がん」を順に説明した。1つ目の基底細胞がんは、皮膚がんの中で最も数が多い。写真を見た柴田は、赤くて湿疹っぽく、肌荒れをかいたらかさぶたになったようなもので、自分もよくできると驚いた。
森によれば、基底細胞がんはメラノーマとは逆に進行がゆっくりで、これで命を落とす人は少ない。患者はがんを疑って受診するというより、赤みのある出来物がまったく改善しないという違和感から受診するケースが多いと森は見ている。顔にできやすく、大きさはあえて言えば10mmいかない程度が多いという。
柴田が「改善しない」という点が大事だと指摘すると、森はあらゆる症状に共通することとして、長引いている場合は油断しないことが肝心だと述べた。
有棘細胞がん:やけどの跡や皮膚炎から
2つ目の有棘細胞がんは、基底細胞がんの次に多い皮膚がんである。森は、やけどの跡や皮膚炎を起こしやすい場所を発生源として生じることがあると説明した。写真ではカリフラワーのように盛り上がるパターンや、潰瘍になってジュクジュクした状態が示された。そこまで進めば多くの人が病院に行くだろうが、さらに放置するとにおいや出血が出てくるという。見た目のわりに命に関わることは多くないとしつつ、森はがんである以上は同じように注意が必要だとした。
メラノーマ:日本人は足の裏や爪に注意
3つ目がメラノーマである。写真を見た柴田は「ほくろです」「一番わかりにくくないですか」と反応した。森は仕組みを工場にたとえて説明した。皮膚にはメラニンという色素をつくるメラノサイトという「工場」がある。メラノーマはその工場自体ががん化して暴走し、普通の色素ではなくがんのもとをどんどん生産してしまう状態だという。そのため進行が早い。
できやすい場所について、森は意外かもしれないとしたうえで、日本人では足の裏にできやすいと述べた。白人では腕など紫外線を浴びやすい部位に起きるのが基本だが、日本人の場合は足の裏や手に起きやすい。歩くときの物理的な刺激が原因かもしれないと言われている、というのが森の説明である。MCの2人は、靴下と靴で覆われて最も日が当たらず、普段ほとんど見ない場所だと驚いた。森も、対策としてはもう見るしかないと述べた。
爪にもできる。写真では爪に黒い1本の線が入っていた。森は、メラノーマ以外でもこうした線が出ることはあるので、これだけで絶対にメラノーマというわけではないと断ったうえで、爪にできるとこの形で現れるパターンがあると説明した。西岡がドアに挟んだときにも似たものができると言うと、森は血の塊がこう見えることもあると認めた。ただし、あまり改善しない、どんどん太くなる、広がるといった場合は早めに皮膚科に行くべきだという。手だけでなく足の爪にもできることがある。
ABCDEルールで怪しいほくろを見分ける
メラノーマの見分け方として、森は「ABCDEルール」を紹介した。5つの項目は次のとおりである。
- A(Asymmetry:非対称性):正常なほくろは対称的で円形のものが多い。非対称だからすべて悪性というわけではないが、非対称なほくろがあれば一度疑うきっかけにしてほしいという。
- B(Border:境界):普通のほくろは滑らかな線で縁取られている。ギザギザやでこぼこがあったり、周りの皮膚との区別がつかずまだらになっていたりすると怪しい。
- C(Color:色):普通のほくろはほぼ一色だが、メラノーマは工場が暴走しているため、薄いところと濃く黒っぽいところなど色が混じる。
- D(Diameter:大きさ):6mm以上が1つの目安。MCの2人も、ほくろとしては結構大きいと受け止めた。森も、それだけ大きければ本人が認識しているはずだとした。
- E(Evolving:変化):A〜Dを統括する項目で、だんだん大きくなる、色がまだらになっていく、境界が崩れていく、形が変わるといった変化を、怪しいほくろがあれば定期的にチェックすることが大事だという。
大きいほくろ自体は普通にあるため、森はいくつ当てはまるかも重要だと述べ、1つ当てはまっただけで皮膚がんだと思う必要はないとした。最も着目すべき項目を問われると、森はあえて言えばわかりやすさの点で大きさを挙げた。ほくろが多い人なら、まず大きいものを「マーク」しておき、そこにA〜Cのサインが出てこないかを見ていくとよいという。
診断は皮膚科で、ほくろの部分を顕微鏡で見て悪性の組織がないか確認する。確定診断は自分ではできないので、ABCDEルールはあくまで怪しいかどうかを判別するための知識だと森は位置づけた。
予防は紫外線対策、ただしビタミンDとの兼ね合いも
予防について森は、足の裏の話はあったものの、できることとしてはやはり紫外線を避けることだと述べた。紫外線は日本人にも白人にも同じようにリスクになるという。帽子、日焼け止め、長袖の服、あるいは外に出ないことも含め、どの方法でもやってよいとした。
西岡は、男性が日傘を差すのは格好悪いとずっと思っていたが、去年からついに宗旨替えしたと明かした。
ただし森は、皮膚がんに限れば紫外線を全く浴びないのが一番だとしつつ、別の問題があると付け加えた。日光を浴びると皮膚でビタミンDがつくられ、これは腸でのカルシウム吸収を活性化させる。まったく浴びなければビタミンDがつくられず、食生活によっては不足して、将来骨がもろくなる骨粗しょう症のリスクになる。そのためバランスが大事だという。
柴田は、アトピーがあって日焼けすると肌がかゆくなるため、かなり気をつけていると話し、ビタミンDはサプリメントではだめかと尋ねた。森は、結局は総合点なので、皮膚の問題などがあればサプリメントを使うのも1つの選択肢だと答えた。
日焼け止めはSPFとPAを確認する
日焼け止めを選ぶ際の注意点として、森はSPFとPAという指標を挙げた。紫外線には2種類あり、それぞれを防ぐ指標になっている。目安はSPF30以上、PAは「++」以上だという。今の時期ならもう少し強いものでもよく、那覇と札幌でも違うように地域にもよるため一概には言えないが、目安としてはその辺りだと説明した。
塗り直しについては、ベストで言えば2〜3時間おきに塗り直したいという。実際にできるかどうかは別として、そのくらいやってもよいと森は述べた。西岡は中学時代にソフトテニス部でこんがり焼けていたこと、日焼け止めも去年から使い始めたが時々忘れることを話した。森は、次に購入するときはSPFとPAを確認してほしいと勧めた。
がん以外の病気のサイン:帯状疱疹を繰り返す
後半は、皮膚がん以外のがんが皮膚に出すサインに移った。森が挙げたのは、帯状疱疹を繰り返す、イボの急激な多発、皮膚の黒ずみ、まぶたの湿疹、水ぶくれの5つである。
帯状疱疹について森は、幼少期にかかった水ぼうそうのヘルペスウイルスが、治った後も体内の神経節に潜伏していると説明した。体調が悪くなったり免疫が落ちたりすると、かぶれのような発疹が体の片側に出る。がんになると免疫機能が落ちるため、帯状疱疹を繰り返してしまう。普通の生活をしているのに最近帯状疱疹を繰り返しており、その大元の原因ががんだったというエピソードはたまに聞くと森は話した。高齢になるとどうしても起きやすくなるとも付け加えた。
西岡は、帯状疱疹は「アナウンサーの病気」だと語った。ストレスや、朝の番組を担当する人の睡眠不足のような生活から、よく耳にしたという。
頻度の目安について森は、毎月起きるのはおかしいと述べた。1回なっただけではなく、1カ月程度の短期間で繰り返す場合は医師に相談すべきだという。どのがんのリスクかという質問には、特定のがんというわけではないと答えた。どのがんも進行すれば免疫機能が落ち、筋肉や脂肪を分解して体にダメージを与える。帯状疱疹の繰り返しは、特定のがんというより、がんが体にダメージを与えている状態を示す進行度の問題だと森は見ている。
イボが急に増える
2つ目のイボの急激な多発について、森は「正直マニアックな症状」だと前置きした。高齢になると背中などにブツブツとイボのようなものができることがあり、通常は少しずつできる。これが急激に広がっている場合には、まれにがんが原因のことがあるという。柴田は、祖父の背中にあったイボについて尋ねると「年を取るとできる」と言われた思い出を語った。
イボとがんがつながる理由について、森は、がんが血流に乗って転移するなど体内で悪さをする中で、皮膚にも症状を出すことがあると説明した。ただし、がんによるイボと普通のイボは見た目だけでは区別できない。そのため、急激に進行しているか、数の増えるスピードはどうかといった変化に気をつけることが大事で、普通のイボをむやみに怖がる必要はないという。関連が多いのは胃がんや大腸がんだと森は述べた。かゆみが出ることもあるが、ただのイボでもかゆいことはあるため、それだけでは判断しにくい。爆発的に出たときはよく見た方がよいというのが森の考えである。
皮膚の黒ずみは体型と合わせて見る
3つ目は皮膚の黒ずみである。わきや股関節など皮膚がこすれやすい場所が黒くなる現象で、太っている人には出ることがあり、ゆっくり進行する場合もあると森は説明した。柴田は、力士に肉の下が黒くなっている人がいることを例に挙げた。問題は、そうした要因がないケースだという。痩せている、持病がないのに急に黒ずみが広がっている場合は、イボと同様、がんが体内で悪さをして起きていることがあると森は述べた。
かゆみや痛みについては、普通の黒ずみでもあり得るため区別しにくいという。柴田が前編で話した体重減少などと組み合わせて考えるべきかと尋ねると、森は同意した。全体的なメッセージとして、1つのサインだけでなく2つ3つと当てはまれば確率が上がるので、知識としてまんべんなく持っておき、気になる症状が複数当てはまる場合は一度医師に聞いてみるという考え方もある、と森はまとめた。
まぶたの湿疹:皮膚筋炎とがんのリスク
4つ目のまぶたの湿疹は、厳密にはがんそのもののサインではなく、がんのリスクを上げる病気のサインだと森は説明した。その病気が皮膚筋炎である。関節リウマチのように、自分の免疫が暴走して自分自身を攻撃する膠原病の一種で、皮膚と筋肉に炎症が起き、力が入りにくくなることもある。症状の1つとして、まぶたの表面、両側が腫れて重くなるような湿疹ができることがあり、特に中年女性に多いという。
柴田は、まぶたの腫れはよくできるので難しいと指摘した。森も、筋力低下など他の症状と合わせて判断することになると認めた。そのうえで、自己免疫疾患はがんのリスクを上げることがあるため、まぶたが重くなる症状がもし膠原病によるものなら、早めに治療した方がよいと述べた。
水ぶくれ:治らない、繰り返す場合は皮膚科へ
5つ目の水ぶくれについて、森は類天疱瘡を挙げた。これも自己免疫疾患の一種で、足に急に水ぶくれができ、やけどでもないのに治らなければこの病気の可能性があるため、皮膚科に行ってほしいという。西岡は、放っておけば割れて終わると思っていた、自分は水を抜いてしまうと話した。森は、割れて落着すればよいが、同じ場所から再び出てくる、大きく赤くなって広がっていくといった場合には注意が必要だとした。単発で終わらず何度も繰り返す場合は、大元の原因が潜んでいることが多いという。
忙しいビジネスパーソンへのメッセージ
最後に森は、産業医として働く中で、忙しくてがん検診や健康診断を受けられない人や、受けてみたら血糖値が上がっていたという事例を多く見てきたと語った。医学的に正しいがん検診や健康診断はそれほど数が多くなく、打ち手も比較的シンプルだという。30代や40代から予防医学に関心を持ってほしいと森は呼びかけた。健康診断の結果の見方は一度覚えれば一生使えるというのが、森が最後に伝えたかった点である。
西岡は、気合でがんも治せるのではないかと思っていたところがあったと振り返り、まず当たり前のこととして検診には行かなければならないと反省を口にした。柴田も、忙しいと検診の予約をしてその日に行くのはハードルが高いと認めつつ、健康が第一だと締めくくった。
皮膚がんの中で非常に凶悪な種類、メラノーマという種類になるんですけれども、こちらは非常に要注意。ほくろですよ。一番分かりにくくないですか?そもそも見えるけれども、がんと思わない。ちょっと放っておくと急速に全身に転移をしていくので、治療ができなくなってしまう。
森さん、メラノーマの見分け方を教えてください。
はい。ABCDEルールというものがございまして、要はだんだん大きくなるとか、色がまだらになっていくとか、境界がぐちゃぐちゃになっていくとか、その形の変化とか、その辺りを定期的にチェックしていく。
はあ。実は皮膚がん以外のがんでも皮膚にサインが出ることがあるということで、じゃ、まず上から行きましょうか。1つ目、帯状疱疹を繰り返すですが、
体調が悪くなったり免疫が落ちると、かさぶたみたいな発疹が片側に出るっていうのが帯状疱疹の特徴でして、普通の生活をしてるのになんか帯状疱疹が最近繰り返される。それが大元はがんが原因だったっていうエピソードはたまに聞きます。では続いてのトピックです。
命に関わる皮膚がんですが、森さん、前半でも紹介した主ながんの5年生存率のグラフになりますが、皮膚がんは9割を超えているんですよね。やっぱり膵臓がんと比べると、がんの中で比較的怖くないのかなと思ってしまったりもするんですが、命に関わるというのはどういうことでしょうか?
そうですね。皮膚がん全体で見るとこのように生存率は非常に高いんですけれども、皮膚がんの種類によるというところになりまして、皮膚がんの中で非常に凶悪な種類、メラノーマという種類になるんですけれども、こちらが非常に要注意なので、ぜひ今回お話しさせていただきたいなと思います。
メラノーマの特徴を軽く教えていただけますか?
そうですね。皮膚がんの何個かの中で言うと、とにかく進行が早い。急速に全身に転移をしていくので、ちょっと放っておくとその間に転移をして治療ができなくなってしまう。とにかく進行の速さというのが特徴になります。さて、皮膚がんの原因って、なんとなく紫外線かなって思ったりするんですけど、原因はどんなことが挙げられますか?
そうですね。外部の原因で言うと紫外線になるんですけれども、ただそれ以外にもですね、物理的な刺激であったりとか、あとは日本人特有の原因みたいなものもあるので。なんとなく皮膚がんは目に見える。
そうなんですよね。
膵臓がんって、わかんないから怖いっていう感じがあるんですけど、皮膚がんって出たら目に見えるから、分かっていて見つけやすいんじゃないかと。で、見つけやすいがゆえに早めに発見できるんじゃないかっていう風に素人考えで思ってしまう。だから5年生存率が高いのかなんて思ったりしましたね、私も。その辺いかがですか?
そうですね。高いんですけれど、本当に膵臓がんとは逆ですね、毎日見てるからこそ見逃しやすいですし、あるいはほくろであったりシミ、こちらに非常に形が似てるので、そもそも見えるけれども、がんと思わない、思うことすらないっていうことがありますね。
そうか。ちなみに今すでにあるほくろががんになることもありますか?
そういうこともあります。
あ、そうなんですか。だってほくろできても気にしないですもん、男は。
でも私もほくろが新しくできたのとかわかんないかもしれませんね。把握してないかも。逆によく見てるからこそ見落としてしまう。
そうですね。あとはその見分け方を知らないと、なんか怪しいものができた時に、これが危ないものなのか普通のほくろなのかってのが分からないので、その知識はぜひ持っといていただけるといいかなと。早めに見つけたいですよね。では皮膚がんにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
3大皮膚がんと呼ばれているのがこちらになります。まずは基底細胞がんからいきましょうか。こちらがこの写真になりますが。
え、だってこんなのよくできません?
できます。赤いちょっとなんか湿疹っぽいのですよね。なんかちょっと肌が荒れてて、ちょっと掻いたのかな?それがかさぶたになっちゃったのかなとかって。私よくこんなんできますけど。
この基底細胞がんっていうのが、先ほどお伝えした皮膚がんの種類の中で最も数が多いです。
へえ。
数が多いってのが特徴なんですが、先ほどのメラノーマとは逆で進行がゆっくりです。なので比較的、先ほどの生存率もありましたけど、こちらの基底細胞がんで命を落とされるって方は少ないがんになります。
この状態で見つけられます?がんじゃないかって病院行く人います?
そうですね。がんじゃないかと言えば、イボができて、赤みがあって、全然改善をしなくて多分受診されるっていうケースが多いので、がんだと思って受診するってよりは、違和感で、その出来物みたいな認識で受診されることが多いと。
今おっしゃったことで言うと、改善しないっていうのが大事ですね。他のものはもうちょっと早く改善するけど、ちょっと長引いてると思ったら病院行ってもいいって感じですか?
そうですね。もう本当にあらゆる症状に共通なんですけど、長引いてる場合は本当に油断しないことが肝心です。大きさってどれくらいですか?
大きさで言うと、分かりやすく言うと普通のイボであったりとかかさぶたみたいなものができたりすると思うんですけど、顔にできやすいんですけど、あえて言えば、それこそ10mmいかないぐらいというのが多いですね。
では続いて有棘細胞がんに行きましょうか。これは、これは分かりそうですね。
そうですね。こちらお願いします。
これは潰瘍っていう状態になってるんですけれども、有棘細胞がんは、さっきの基底細胞がんの次に多い皮膚がんになりまして、火傷の痕であったりとか、あとは皮膚炎を起こしやすい場所から、そこを原発として発生していくってことがありまして、例えばその左下の写真みたいにカリフラワーみたいに盛り上がるっていうパターンもありますし、放っとくとジュクジュクになっちゃう。それこそこの右の写真のような。
ここまで行くとさすがにほとんどの方が病院に行かれるとは思うんですけど、ここからさらに放っておくと匂いが出てきたりとか血が出てきたりしますんで、こちらも、そんなに命に関わることは多くないんですけど、この見た目の割には。ただ、先ほどと同じようにがんなので。
それはそうですよね。
わかりました。では3つ目が最も要注意なものですね。こちらがメラノーマ、黒色腫について教えてください。
はい。こちらがですね、
いや、ほくろです。一番分かりにくくないですか?
ほくろです。で、皮膚ってメラニンっていう色素を作り出す、メラノサイトという工場があるんですけれども、このメラノーマ、悪性黒色腫の状態になると、その工場がもう暴走してる状態で、どんどんどんどんそこから普通の色素じゃなくて、がんの元になるものをどんどん生産してしまうんですね。なんで工場自体ががん化するみたいなイメージですね。なので進行が早い。
なるほど。これどんな場所にできやすいんですか?
これがですね、日本人だと、先ほど紫外線の話があって意外に思われるかもしれないですけど、足の裏に多いんです。
足の裏、日に当たってません。
はい。一番当たってないですね。
当たってないですよね。
なので白人だと基本的には紫外線を受けやすい部位、腕とかに起きるんですけど、日本人の場合は、これ特有なんですけど、足の裏とか手とかに起きやすくて、歩く中での物理的刺激も原因かもとは言われてるんです。日本人の特性による、人に人ぐらいが足の裏に起きるって言われてます。
え、だって一番ね、靴下まで履いて靴履いて、一番日が当たらなくて、
足、全く当たってないですよね。
ね。あと足の裏見ないっすよ。
あんま見ないですね。痛みとかないと。そんなほくろみたいのできてないかとかって確認したりってしないですよね。
あんまり対策としてはしようがないし、もう見るしかないですね。足裏ってなかなかおっしゃるように見ないので。あとは爪にもできますね。
へえ。こちらお写真です。
これの黒い1本の線。これ別にメラノーマ以外でもなることってあるので、これが出たから絶対メラノーマってわけじゃないんですけど、ただメラノーマが爪にできると、この黒い線となって出るっていうパターンがあるよと。
ドアとかに挟んだりしたら結構なったりする時ある。ありますよね。ああいう感じのが、何にもないのに、原因がないのにこうなってたりしたら、ちょっと気をつけた方がいい。
そうですね。今おっしゃったような血の塊がこういう風に見えるってこともあるんですけど、ただやっぱりあまり改善しないとか、どんどん太くなるとか。
広がるんですか?
そうですね。広がることもあるので、そういう場合は早めに皮膚科に行かれた方がいいです。
爪の方が見つけやすそうですね。
そうですね。爪はさすがにちょっと見るかもしんないですね。
これ手の写真だと思うんですけど、足の爪にもできますか?
そうですね。手だけじゃなくて足にもできることがあります。
じゃあどうやって見つけたらいいのか気になりますね。続いてのトピックはそのメラノーマの見分け方です。森さん、メラノーマの見分け方を教えてください。
はい。こちらはですね、ABCDEルールというものがございまして、この5つを覚えといていただければ見分けられるんじゃないかなと思います。
では上から行きましょうか。非対称性ということなんですね。良性の場合は左右対称で、メラノーマの場合は左右非対称ということですか?
そうですね。これ、AはアシンメトリーのAなんですけれども、基本的には正常なほくろであれば、対称というか、円形のものが多いんです。もちろん非対称だから全部悪性黒色腫ってわけではないんですけれども、この非対称なほくろがあったら、まず一旦「うん?」という風に思っていただくっていうのがきっかけになるかなと思うので、このAのサインをまず覚えていただきたいですね。
しかも写真で見ると形は非対称っぽい感じです。
そうですね。ちょっと普通のほくろよりは複雑な形をしてる感じがしますよね。
分かりました。Bはボーダーという。
はい。境界の部分になりまして、比較的、普通のほくろっていうのは滑らかな線で描かれてるんですけども、ギザギザギザっていうとか、でこぼこ、境界が分かりづらいと言いますか、周りの皮膚と区別がつかないというか、そういう部分があるみたいなところが1つ黒色腫の特徴になるので、不明瞭で言うと、ここだと上の方になります。そうですね。ちょっとまだらになってるような部分とか、こういうのがあると怪しいですね。
あ、確かにそうか。で、続いてCカラーですね。色味。
基本的には普通のほくろだったら一色というか、そういう感じなんですけど、いろんな色が混じってると、Cの部分でちょっと注意ってことですね。
はい。注意ですね。この写真見ていただければ分かるように、ちょっと薄いところと濃い、中心部とかなんかすごい黒っぽくなってたりとか、工場が暴走してるので、薄いとこと濃いところといろんなパターンが出てくるので。普通の正常な工場だったらしっかり綺麗な色で仕上げてくれるというか、そこが狂ってしまうっていうところになります。
分かりました。そして続いてが大きさですね。
大きさに関しては、これも普通の大きいほくろもあるんで、このABCDルールに関しては何個当てはまるかみたいなところも大事なんですけど、
そうなんですね。じゃ、1個当てはまったら皮膚がんとまで思わなくてもいい。
はい。先ほどの膵臓がんと違って、そこは当てはまらないんですけど、ただやっぱり6mm以上ってのは1つの目安になるので。
6mm。良性の方は6mm未満。そうですね。6mm。確かに6mm。結構大きいのかな?結構大きいです。普通のほくろで大きい気はします。
なので結構目立つとは思うので、そういう大きいほくろがあったら多分自分で認識してるはずだし、そこのやっぱり変化っていうのは、その後見ていかなければいけないですね。
そしてその変化、Eが大事なんですね。
そうですね。まあ、統括するようなものなんですけど、このA、B、C、Dの部分が変わってないかどうかっていうのを時間と共にチェックする必要がありまして、要はだんだん大きくなるとか、色がまだらになっていくとか、境界がぐちゃぐちゃになっていくとか、その形の変化とか、その辺りを、怪しいほくろがあったら定期的にチェックしていくというのが大事になりますね。
あえて言うと、このABCDEの中で一番気をつけなければいけない、着目しなければいけない項目っていうのはどれになりますか?
うーん、あえて言えばそうですね。まあでも分かりやすさで言えば大きさ。例えば人によってほくろが非常に多い方とかいらっしゃると思うんですけど、そういう方であれば、やっぱり大きいものをまずマークしておくってことが大事ですし、その大きいものに、こういったABCのサインが出てこないかを見ていただくってのがあるかなと思いますね。
なるほど。どうやって皮膚がんは診断するのでしょう。
ほくろの部分を顕微鏡で見て、そこに悪性の組織がないかどうかチェックすると。それを皮膚科で行ってくれます。
じゃあもしちょっとこれ怪しいかもと思った時には、皮膚科で相談するのがいいですか?
そうですね。確定診断は自分でできないので、あくまでこのABCDルールっていうのは、怪しいかどうかを判別するための知識になりますね。
分かりました。ありがとうございます。それではここからは皮膚がんの予防について伺っていきたいのですが、どういった方法がありますか?
そうですね、結局さっき足の裏の話をしたんですけれども、できることとしてはやはり紫外線を避けるということ。
あ、それはやっぱ大事なんですね。
そうですね。そっちはそっちで、日本人も白人も結局同じようにリスクなので、そこは重要になってきます。
これは日焼け止めを塗ったり、上着を着たりっていう方法があると思うんですけど、どっちでもいいんですか?
そうですね。基本的には全てやっていただく分にはいいと思います。帽子を被るであったりとか、日焼け止めを塗るとか、長い袖の服を着るとか、あるいは外に出ないでもいいんですけど、
外に出ないこと。西岡さん、日焼け対策は?
いや、私、男が日傘を差すのがすごくかっこ悪いとずっと思ってきたんですよ。これは良くないと。男たるもの、堂々とね、暑い中歩けと。で、去年からついに宗旨替えしまして。
素晴らしい。素晴らしい。でも私はずっと思ってましたよ。私は日傘差してましたけど、男性の上にも日は照っていますぞって思ってました。同じく日は照っていますって思ってました。
でもやっぱり浴びない、全く浴びないのが一番いいってことですかね、紫外線としては。
まあ皮膚がんに関してはそうですね。ただ、一方で別の問題が起きてきまして、日光を浴びることで皮膚でビタミンDっていうものが作られていて、これは何かっていうと、腸の中でカルシウムの吸収を活性化させてくれるようなものなんですね。どういうことかというと、全く浴びないとそれが作られないので、その人の食生活によってはビタミンD不足になって、将来の骨粗鬆症、骨が脆くなる状態のリスクになってしまうんですね。なので、塩梅が大事っていうところになります。
これは私は。これはどうですか?女性ですよね。特に。
特に女性に日差しなんかいらないと思って、すいません、もう鬼なんですけど、ほぼ生活はもう、もうすごい気をつけてます。めっちゃ気をつけてます。私そもそもアトピーなんで日焼け結構ダメなんです。日焼けすると肌が痒くなるし、熱もダメなんで、結構気をつけてるんですけど、ビタミンDはサプリじゃダメですか?
そうです。結局総合点なので、そこで皮膚の問題とかがあれば、全然サプリを使うってのも1つの選択肢だと思います。たまには出ますよ。だから朝起きられないんだって別の番組で言われたから、ちょっと開けますね、朝。ちょっと開ける。
いや、そうなんですよ。ちなみに日焼け止めも私塗ってるんですけど、選ぶ時の注意点はありますか?
そうですね。一応注意点としては、あんまりメジャーじゃないですけど、SPFとPAっていう指標があって、一応日焼け止めだったら基本的には書いてあるんですけど、紫外線の中で2種類あって、それぞれを防ぐための指標になってまして、SPFは30っていうのを超えてるし、PAはプラスプラスプラスで表示されるんですけど、プラス2以上のものを。
あ、それくらいでいいんですか?
そうですね。例えば今の時期だと、もう少し強度の高いものでもいいと思いますし、あとは地域にもよるので、結局那覇と札幌でも違ってきますし、そこは一概には言えないんですけど、あくまで目安としてはその辺りになります。
なんか結構塗り直してくださいって最近聞くようになったんですけど、そちらはいかがですか?
そうですね。ベストで言えば2、3時間おきぐらいで塗り直したい。ベストで言えばですけど、実際にできるかどうかは置いといて、そのぐらいやってもいいっていうところにはなりますね。
西岡さん、日焼け止めは塗っていますか?
私ね、元々男たるもの日焼け止めなんか塗っちゃいけないってずっと思ってたんですよ。あと中学校の時、私軟式テニス部で、もうめちゃくちゃこんがり焼けてたんですよ。で、未だにちょっと残ってるんですけど。でもさすがに去年から宗旨替えしまして。
去年何が?
これ?日本の日差しを、やっぱ日焼け止めなしで生きてはいけないと思ってやってます。今ちょっとやってますけど、でも時々忘れちゃうこともあって、やっぱり改めてやんなきゃいけないなって思いました。
今回このSPFとPAってのをぜひ覚えていただいて、次購入する時はそこをチェックしてもらえるといいかなと思います。ぜひ使っていただければと思います。
さて、ここまでは皮膚がんについて伺いました。最後のトピックは皮膚に出るがんのサインです。実は皮膚がん以外のがんでも皮膚にサインが出ることがあるということで、今回は主なものを5つ挙げていただきました。こちらです。帯状疱疹を繰り返す、イボの急激な多発、皮膚の黒ずみ、まぶたの湿疹、水ぶくれということです。で、まず上から行きましょうか。1つ目、帯状疱疹を繰り返すですが、まず帯状疱疹とは何かからお願いします。
えっと、帯状疱疹っていうのが、元々皆さんおそらく幼少期に水ぼうそうやられたと思うんですけど、あの時は治るんですけど、そこから体の中に潜伏してるんですね、そのヘルペスのウイルスが。
で、体調が悪くなったり、免疫が落ちると、かさぶたみたいな発疹が片側に出るっていうのが帯状疱疹の特徴でして、がんになるとそういう免疫機能が落ちてしまうので、この帯状疱疹を繰り返してしまう。別にそれこそ普通の生活をしてるのに、なんか帯状疱疹が最近繰り返される。高齢者になるとどうしても起きやすくなるんですけど、それが大元はがんが原因だったっていうエピソードはたまに聞きますね。
通常は抑え込まれてるんですね。
普通の状態では神経節っていうところに潜伏してくれてるんですけど、疲れてると、なんか調子に乗って外に出てくるような感じですね。
帯状疱疹はね、柴田さんね、アナウンサーの病気なんですよ。
え、そうなんですか。
アナウンサーはね、めちゃめちゃ帯状疱疹多いんですよね。やっぱストレスとか、あと朝の番組とかやってらっしゃる方って、結構生活がずっとストレスが溜まる生活になってくるじゃないですか。不規則みたいな。で、帯状疱疹は僕よく聞いたんですよね。
そうなんです。
だからそういうところにつながって、繰り返すようだとやっぱちょっと注意しなきゃいけないなっていうことですよね。
分かりました。ちなみに繰り返すってどれくらいの頻度ですか?
まあ、目安で言えば、やっぱり毎月起きるとかはおかしいです。
ああ、じゃあもう1回なったとかではなくて、短期、1ヶ月ぐらいで繰り返す時はもう医師に相談すると。
そうですね。
繰り返した場合に、これどんながんのリスクっていうのが考えられるんですか?
帯状疱疹を繰り返したから特定のがんっていうわけではないんですけど、結局どのがんもやはり進行していくと、それこそ免疫機能も落ちますし、それこそ先ほど体重の話ありましたけど、筋肉とか脂肪を分解して、体の代謝を落としたりもしますので、どのがんってよりは、結構そのがんが体にダメージを与えている状態みたいな、進度の部分になるかなと思います。
では2つ目行きましょうか。イボの急激な多発、お願いします。
はい。これ結構正直マニアックな症状ではあるんですけど、高齢者になるとちょっとブツブツブツっていうイボみたいなものができたりするんですけど、それが急激に、ちょっとずつできることが多いんですけど、急激に広がってる場合は、まあ、たまにがんの原因があると。
どこら辺にできますか?
多いのは背中一帯とか。
そうです。なんかうちは祖父なんかが、もう亡くなった祖父ですけど、昔背中とか、子供だから遊んでお風呂上がりとかに見てたら、なんかちょっと盛り上がってるイボみたいなのが結構あったりして、おじいちゃんこれ何って言ったら、年取ったらできんだよみたいなこと言われたりしたんですけど。
イボって、イボじゃないですか。なんかがんだっていう風にやっぱなかなか思わないと思うんですけど、がんとイボっていう風に関連してくるっていうのは何か理由ってのはあるんですか?
メカニズムみたいなところで言うと、暴れて、例えば血流に乗って他のとこに転移したりする。その悪さをする過程の中で皮膚に対しても症状を出してくるみたいなところがあるので。結局、がんによってできるイボと普通のイボってそれだけじゃ分からないので、どちらかというとその急激に進行してるかどうかとか、数の増えるスピードとか、さっきのABCDのEじゃないですけど、変化の部分っていうのを気にかけていただいて。
普通のイボでそんなに怖がる必要はない。ちなみにこういうのがあると、どんながんのリスクってのが考えられるんですか?
ここは胃がんとか大腸がんっていうのが多い。
あ、そうなんですか。胃がんでイボができそうですね。へえ。このイボは痒かったり痛かったりしますか?
これは結構痒かったりすることもあるんですけど、ただこれも無症状というか、ただのイボってこともあるので。
難しい。爆発的に出た時にはやっぱちょっとよく見た方がいい感じ。
先生にちょっとがんじゃないかと思ってて、って言いにくいですよね。その辺がやっぱり難しいところありますよね。
そうですね。でもちょっとしっかりチェックしてみるのが大事ですね。
そして3つ目の皮膚の黒ずみについて教えてください。
皮膚の擦れやすいところ、例えば脇であったりとか股関節であったりとか、その辺が結構黒くなっていく。太ってる方とかって、ちょっとその黒ずみが出るみたいなところがあるんですね。ゆっくり進行するってこともあるんですけど、例えばそういうのがなくて痩せていたりとか、別に持病がないのに急に黒ずみが広がってるって場合は、さっきのイボの話と同じように、がんが体の中で悪さをして起きていることが一応ある。
確かにお相撲さんとかって時々お肉の下が黒くなってる人とかいるじゃないですか。あれは肥満とか、ある意味鍛えてらっしゃいます。
そうじゃないパターンで出てくるのはちょっと気をつけた方がいい。正常体型で出るとちょっと注意かなと。
痒かったり痛かったりはしますか?
それもあるとは思うんですけど、結局それって普通の黒ずみでもあるので、なかなかそこも区別しづらい部分かなと思います。
じゃ、冒頭で教えていただいた、例えば体重が減ってきたなどと組み合わせて考えるのが大事ですか?
そうですね。なので全体的なメッセージとしては、1つのサインだけじゃなくて、やっぱり総合的に2つ3つ、今日話したようなサインとかが当てはまった場合は、よりやっぱり確率が上がっていきますから、満遍なく知識として持っておいて、なんか気になる症状が複数当てはまる場合は、1回医者に聞いてみるっていう考え方もあるかなと思います。
では続いて、まぶたの湿疹について教えてください。
こちらはですね、厳密にはがんではなくて、がんのリスクが上がる病気っていうところになってまして、皮膚筋炎っていう病気なんですけど、あんまり聞いたことはないかもしれないんですけど、関節リウマチって聞いたことあると思うんですけど、あれが膠原病って言って、結局自分の免疫が暴走して自分自身を攻撃しちゃう病気の総称みたいなもんですけど、その膠原病の一種です。皮膚筋炎は、これは要は皮膚と筋肉に炎症が起きるんですね。
おお。
なので力が入りづらくなったりもするんですけど、その症状の1つとして、まぶたの部分に湿疹ができてしまうっていうことがありまして、特に中年の女性の方とかに多いです。
表面ですか?裏、表面にできるんですか?
そうですね。表面の部分ですね。この両方側にボーンと、なんかちょっとめばちこというか、重くなるような。
へえ。でもまぶたのめばちこは本当よくできるから難しいですね。
そうですね。だから結局、力が入りづらいとか、あるいは他の筋力低下とか、他の症状と合わせてにはなるんですけど、ちょっと作用機序あるんですけど、この自己免疫疾患っていう、自分の免疫が自分を攻撃する病気は、がんのリスクを上げることが結構ありまして、なのでこのまぶたが重くなってくるっていう症状がもし膠原病だとしたら、早めに治療をした方がいいと思います。
分かりました。では続いて水ぶくれお願いします。
こちらもですね、類天疱瘡と言いまして、これも今説明した自己免疫、自分で攻撃してしまう病気の一種なんですけど、足に急に水ぶくれがポヨンとできて、火傷じゃなくて治らなければ、そういう病気の可能性があるので皮膚科に行ってください。
なんだ、だったらなんか、まあ放置しとけばそのうち割れて終わるかと思ったんですけど、僕なんか水抜いちゃいます。
そうですね。割れて一件落着してくれればいいんですけど、また水ぶくれが同じ場所から出てくるとか、大きくなって赤くなって広がっていくとか、これもそうなんですけど、やっぱり単発で終わらずに何回も何回も繰り返す場合は、その大元の原因が何か潜んでるって場合が多いので、繰り返す水ぶくれは気をつけていただければ。
そうか。やっぱりちょっと繰り返すのは要注意なんですね。
そうですね。
分かりました。やっぱちょっと思い当たるなっていうことが重なった時には、受診して早めに行動につなげていくのが大事だなと、今日勉強になりました。
森さん、最後に健康が気になるビジネスパーソンにお伝えしたいことはありますか?
ビジネスマンの方、非常にお忙しくてですね、なかなかそれこそ検診を受けられないとか、健康診断もなんか数値を見てないとか、そういう方が結構いらっしゃって、受けたところですごく血糖値が上がってるとか、そういう事例、僕も産業医をやってる中でいっぱい見てきまして。それで言うとやはり医学的に正しいがん検診だったりとか健康診断って、そんなに数は少なくないですし、打ち手としても結構シンプルなので、ぜひこの予防医学っていうジャンルに関して、ビジネスの方、それこそ30代とか40代から関心を持っていただいて。健康診断の結果、1回見方を覚えればずっとその先一生使えますので、ぜひこういったところも、お忙しいかと思いますが、実際に検診に行っていただきたいなと思います。
森さんの話を聞いていかがでしたか。はい。もうね、本当男たるものね、やっぱり気合いでがんなんかね、治せんじゃねえかって思ってた九州男児のところがあったんですけど、本当にもう今の話を聞いて、ちゃんと検診には行かなきゃいけないなって。まずは当たり前のことですけど、なんとなくそこはできてなくて、ちょっと反省しました。
でもやっぱ忙しいとなかなか検診って予約してその日行くっての、結構ハードル高いなと思ったりするんですけど、やっぱり皆さん健康が第一ですので、ぜひ今日のこの動画が皆さんの健康の助けになったら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。
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