カーブスはなぜ3年で600店舗に届き、競合を寄せ付けないのか 元ベンチャーリンク役員が語るFC本部の勝ち筋と落とし穴
M&A BANK女性向けフィットネスとして始まり、現在は高齢者の健康づくりの場として定着したカーブスは、なぜ短期間で急拡大し、いまも後発の追随を許さないのか。M&A BANKの島袋直樹が、カーブスの日本導入に関わったベンチャーリンク元取締役の永井隆志(タカ)に聞いた。永井は、カーブスの強さは商品ではなく「習慣」を売る仕組みにあると見る。話はカーブスの成り立ちから、20億円での買収、加盟店同士のM&A、東京チカラめしの失敗、FC本部の成長段階ごとの注意点へと広がった。
島袋はクラブピラティス(CLUB PILATES)の日本法人を率いている。ライセンスを取得した理由の一つがカーブスの存在だったという。カーブスはプロテインの販売でも知られ、島袋は販売額が250億円ほどに達していると話す。「国内で2番目に売っている販売会社」と言ってもおかしくなく、もはやプロテインの会社なのではないかと冗談交じりに語った。
ベンチャーリンクがアメリカから持ち込んだ
永井によると、ベンチャーリンクには2003年ごろから、海外のフランチャイズを日本に持ち込む流れがあった。当時役員だった松本さんがアメリカでカーブスを見つけて評価し、役員会でマスターフランチャイズ権を取得して日本のFC本部を始めることが決まった。スタートは2005年である。
そこから約3年で600店舗ほどに増えた。永井はこれを「ベンチャーリンクの営業力」によるものとしつつ、モデル自体が売りやすかったことも理由に挙げる。フィットネスとしては投資額が軽かった。少し広めのマンションの一室で開業でき、プールもシャワーも要らず、有酸素運動の設備だけで済む。さらに当時は女性専用のフィットネスがなかったため、人気が出た。
アメリカでの広がり方と日本でのローカライズ
島袋は2010年代にアメリカのカーブスを視察した。ロゴは日本と同じだったが、外観などの印象は日本とまったく違ったという。島袋は、カーブスジャパンをアメリカのモデルを思い切ってローカライズして成功した事例と位置づける。
永井は、アメリカでカーブスが全米に広がった理由を説明した。一般的なフィットネスクラブのテレビCMには、筋肉質の男性やスタイルのいい女性が汗をかく姿が映る。それを見た人は自分の体と比べ、恥ずかしくて通えないと感じていた。カーブスは、ややふくよかな人が汗だくで頑張るCMを流し、「ここなら安心して行ける」と受け止められた。通う人たちの間にコミュニティができ、会員自身が「私もカーブスをやりたい」と加盟店オーナーになって広がっていった。松本さんもこの仕組みを見て日本での展開を決めたのだろう、と永井は話す。
日本でも当初は女性専用だったため、一定の離脱率があった。その後、どう改善するかを松本さんが中心になって考え、高齢者にシフトする方針を取った。永井はこの頃にはすでにカーブスから離れていたと断ったうえで、そこで仕組み化を進めたことがカーブスの強みになったと述べる。高齢者へのシフトによって、離脱率は2%程度まで下がったという。
20億円の買収が数百億円の利益に
カーブスジャパン自体の業績は良かった。しかし親会社のベンチャーリンクは業績が右肩下がりになり、リーマンショックも重なった。ベンチャーリンクを維持するには売るしかない状況になり、松本さんがコシダカの腰高社長に買収を持ちかけた。2008年、コシダカが20億円で買収した。
永井によれば、当時のカーブスジャパンは年4億〜5億円ほどの利益を出していたので、「いい買い物」だった。コシダカは全株を取得したが、その際に松本さんをはじめとする人員をすべて受け入れる条件が出されたのではないか、と永井は推測する。
買収後も店舗は増え続け、高齢者向けへの転換もうまく回った。さらにアメリカ本部の買収を行い、ヨーロッパを含む事業も取得した。年間利益は50億〜60億円ほど出ているため、10〜11年の間に300億円程度の利益を生んだはずだと永井は見積もる。そしてこれを松本さんの経営能力の表れだと評価した。島袋は、現在の時価総額が1,800億円前後あると話し、20億円で買った会社が15〜20年でそうなったことに驚きを示した。
上場の形についても触れた。2020年の上場時、コシダカホールディングス傘下の子会社だったカーブスは、コシダカの株主に対してコシダカ1株につきカーブス1株を現物で配る、珍しいスピンオフの形をとったと二人は振り返る。島袋の記憶では、コシダカの時価総額は1,500億円ほどあり、それが750億円ずつに分かれる形になった。コシダカの株主にとっては非常に幸運で、20億円でカーブスを買えたタイミングが大きなメリットを生んだと二人は話した。
初期の加盟開発は「簡単に取れた」
島袋は、2005年の1号店から2年ほどで500店舗ほどに達した当時、現場はどういう状況だったのかを尋ねた。永井によると、アメリカでの成功実績を示し、「女性専用フィットネスにはこれから大きなニーズがある」「投資はこれくらいで、これくらいの期間で回収できそうだ」と説明した。フィットネスを始めるには数千万円から億単位のお金がかかるのが普通だったところ、2,000万円ほどで開業できるモデルは業界に例がなかった。そのため、加盟契約は比較的簡単に取れたという。
加盟店同士のM&Aと、第三者への売却
永井の元部下は現在、カーブスの加盟店として東京を中心に16店舗ほどを運営している。新たに出店できる場所はもう限られているため、売却を考えている加盟店があれば、すぐに買いに行っているという。つまり加盟店同士のM&Aである。
島袋は、フランチャイズでは本部の承諾なしに店舗を売却できず、契約書にもそう定められていると確認した。そのうえで、店舗数の多いFCほど加盟店間のM&Aが起きやすいと指摘する。では第三者に売るケースはあるのか。永井によれば、本部にとって最も困るのは撤退で店舗がなくなることなので、なくなるくらいなら別のオーナーに続けてもらいたい。ただし、加盟店が加盟店を買うなら問題は少ないが、新しいオーナーが買う場合、本部はそのオーナーに任せて大丈夫かを最も気にする。さらに15店舗を運営する会社をまとめて新オーナーが買うとなれば、店舗数が多い分だけ本部への発言力も大きくなる。そのため、オーナー審査は非常に厳しくなるという。
本部による買い取りの危うさ
島袋は、買い手が見つからないため本部がいったん買い取るケースに危うさを感じていると話した。自身も本部を運営しているので、店舗を減らしたくない気持ちや、利益の出る店舗なら買ってもいいと考える気持ちは分かる。しかしFC本部の仕事と店舗運営の仕事は、似ているようでまったく違う。前者はB2B、後者はB2Cである。本部が買い取った後にPMI(買収後の統合)がうまくいかず、潰れていくケースは多いのではないか、と島袋は問題提起した。
永井もこれに同意した。直営店を抱えると、加盟店のフォローアップに割ける工数が減る。期間限定のつなぎとして本部が買うことはよくあるが、本部が買ってそのまま直営として続けると、人員の問題などでうまくいかなくなるケースが多いという。その点でもカーブスはうまくいっている例であり、すべてが仕組み化されているからだと永井は述べる。
離脱を防ぐ仕組み――「習慣」を売る
永井はフィットネス業で最も重要な指標として離脱率を挙げる。離脱が増えれば集客費用をまたかけなければならず、利益に直結するからだ。カーブスでは、月2回来る会員と週2回来る会員とでは離脱率がまったく違い、月2回の会員のほうが離脱しやすい。そこで利用頻度を上げるための取り組みを定めている。たとえば2〜3週間来ていない会員には電話を入れ、「最近大丈夫ですか、具合が悪いんですか、また来てくださいね」と声をかける。こうしたフォローアップ体制がすべてマニュアル化されている。
永井は、カーブスは商品ではなく習慣を売っているから強い、とまとめる。習慣になると、言葉は悪いがカーブスは高齢者の「井戸端会議の場」になり、やめなくなる。
島袋はこれを実感したことがある。さいたま新都心にクラブピラティスが開業したとき、隣にカーブスが入っていた。壁が薄く、隣から多くの年配女性の楽しそうな声が聞こえてきた。100人くらい来ているのではないかと思うほどで、これはフィットネスというより別のものだと感じたという。
永井によれば、会員をファーストネームで呼ぶこともマニュアルで定められている。カーブス側は怒るかもしれないと前置きしたうえで、スタッフにはクラブピラティスのスタッフほどの専門知識は必要ないと言う。むしろ必要なのはコミュニケーション力や気遣いの力で、これが離脱率と利用頻度に直結する。本部はこの部分を継続的に磨き、SV(スーパーバイザー)を通じて現場に落とし込んでいる。
プロテインが売れるのは信頼関係があるから
島袋が挙げたプロテインの販売額についても、永井は同じ構造で説明する。スタッフと会員の間に、他のフィットネスとは比較にならないほどの信頼関係ができている。健康相談を受けるなかで、押し売りではなく本当に良いものとしてプロテインを勧める。
永井はこれをスターバックスのスタッフになぞらえた。スタバのスタッフはブランドへの愛着が強いため、商品のストーリーを語って売ることができる。カーブスでも「このプロテインはこういう理由でとても評判がいいんですよ」と勧められ、会員が「一度試してみよう」と買い、そのままリピートしていく。押し売りをしている感じはまったくなく、信頼関係で売れているのだという。
ブランド愛は初期の加盟店から生まれる
島袋は、スタバの例に出てきた「ブランド愛」がFC本部運営で非常に重要だと考えており、本部はそれをどう作ればいいのかを尋ねた。
永井の答えは、好きになってもらう働きかけをするというより、初期の加盟店を本当にそのブランドが好きな人で埋めることだった。いま支援しているアーリーステージのフランチャイズでも、そうした人たちで初期の枠が埋まる。好きな人同士が集まるので加盟店間の会話が盛り上がり、後から加盟した人もその雰囲気に引き込まれる。初期は、有名ブランドでなければ、実際に体験したり食べたりしてファンになった人から広げていくのが本部として最もやりやすいという。
店内にFC募集の告知を出すことに効果はあるか、という島袋の質問に、永井は何度も試したが問い合わせはかなり入ると答えた。島袋も、クラブピラティスでは通っている会員が正社員やインストラクターになる例が多いと話す。そこでFC募集をすれば、ブランド愛のある人が「私もやろう」となるのではないか。実際、アメリカ本部からもそうするよう言われたという。永井は、これは先ほどのアメリカのカーブスと同じパターンだと応じた。数字だけを見て投資回収が早いから試そうという人と、自分がはまって広げるのを手伝いたいという人とでは全然違い、特にアーリーステージではその思い入れが大事だと述べた。
スピード出店で競合の入る余地をなくす
カーブスほどの規模になると、後発はもう出てこないし、出ても勝てない。島袋も、挑もうとは思わないと言う。永井の記憶では、途中で競合として出てきたのはごく小さな事業者が数店舗出した程度だった。
永井は、ゴルフパートナーの時もそうだったと振り返る。当時のFC本部の勝ち筋は、競合が入る前にスピード出店でシェアを取り切ることだった。カーブスも同じやり方で追随を許さなかった。3年で600店舗という数字を「ありえない」と表現し、本部は毎日の研修受け入れ、物件の立地診断、開業準備でおそらく大混乱だっただろうと話す。
一方で、出店のしやすさもあった。カーブスは目的来店型なので、立地の基準は比較的緩く、空中階でも出店できる。物件選びにはそれほど困らない。商圏が非常に狭く、同じ駅の少し離れた場所にもう1店舗出しても既存店の売上に影響しない。狭い商圏でなければ2,000店舗も出せない、と永井は言う。飲食店を1店舗出す労力と比べると、本部の負担はそれほど大きくなかった。
今後について永井は、日本の人口ピラミッドを見れば高齢者は増え続けるので、仮に店舗数が増えなくても加盟店の売上と利益は伸び、本部の売上と利益も伸びていくのは間違いないという見方を示した。
東京チカラめしの誤算――直営100店舗のうち80店舗が赤字
島袋は、一気に面を取りに行く戦略には失敗例もあるとして、三光マーケティングフーズの東京チカラめしを挙げた。永井は実はこの案件に関わっていた。焼き牛丼の業態で直営100店舗を出し、そこからフランチャイズ展開したいので手伝ってほしいと依頼されたという。
運営してみると、アイドルタイムは問題ないが、忙しい時間帯には焼きムラが出て品質に差が生じた。当時の会長は、この差をなくすために煮る牛丼に切り替えると言い出した。永井は反対した。焼き牛丼だから差別化できているのであって、煮る牛丼では今から大手3社(吉野家、松屋、すき家)に勝てない、というのが永井の意見だった。それでも切り替えることになったため、永井は手を引いた。
島袋は客として見た印象を語った。客は入っていたが、吉野家などと比べてオペレーションが回っておらず、食べ終わった皿が20枚ほど片付けられずに残っていることもあったという。
永井によれば、直営100店舗のうち80店舗が赤字だった。会長の「これは絶対いける」という思いから、繁華街とロードサイドに一気に直営で出店する号令がかかった。全部うまくいくと思って出したが、データを見ると8割が赤字だった。黒字だったのは、家族客が入れるテーブル席を置いたロードサイド店だけだったという。
赤字の理由を永井は次のように説明する。牛丼店の勝負は、ランチでも、アルコールがあまり出ないディナーでも、短時間でどれだけ客をさばけるかにある。吉野家や松屋はオーダーから3〜4分で提供するが、東京チカラめしは焼く工程が入る。生焼けなら食中毒の問題があり、焦げれば品質の評価が下がる。そのため提供まで10分ほどかかり、さばける客数が吉野家の半分程度になった。売上は思ったほど取れず、スタッフの人件費は吉野家の1.2〜1.3倍かかっていた。
FC展開はフェーズを分ける
永井は、この状態でフランチャイズ展開すれば、成長段階を正しく理解していない本部は体制が追いつかないと指摘する。人気が出て一気に50店舗、100店舗になっても、本部がSV2人、プロモーション担当1人といった体制なら、必ずクレームの嵐になる。
永井のやり方はこうだ。第1フェーズでは、本当にファンである人にリスクを説明したうえで、本部の体制に応じて5店舗だけ、10店舗だけと募集数を絞る。その店舗を直営と同じように手厚く支援して収益を出させる。その過程で本部自身も鍛えられる。この10店舗がうまくいったら次のフェーズに移り、一気に増やす。分かっていない本部は最初から一気に増やそうとし、後工程が追いつかずにクレームや訴訟が増えるという。
島袋は、最近X(旧Twitter)などで急成長しているフランチャイズを見て、その時期の本部社長は自分が無敵だと思っているはずだと話した。島袋自身もかつて、何でもできると思っていたという。小さなクレームから始まり、それが大きくなって、実は巨大な時限爆弾を抱えていたということがある。そのとき本部の社長は精神的に追い込まれがちになる。島袋の感覚では、30〜50店舗の間に最初の「ジャブ」が来て、50〜100店舗の間にもっと大きなものが来る。
本部の社長がフランチャイズを知らない
永井は現在、10社ほどのFC本部のコンサルティングを手がけている。そこで痛感するのは、FC本部の社長が意外なほど、というよりほとんどフランチャイズのことを知らないという点だ。契約書はどこかからコピーしたようなもので、必要な条項が抜けていたり、「合意なく解約できる」という条項と「3カ月前に解約できる」という条項が矛盾していたりする。
法的な問題だけでなく、本部体制が整っていないため、アーリーステージでは請求ミスやロイヤリティの計算ミスも起こる。永井は、起きてしまうこと自体は仕方がないと言う。問題はフォローアップができていないことだ。知らないうちに加盟店同士で「おたくもそうだったのか」「うちも納品数が合っていなかった」と話が広がり、「この本部はダメだ」「弁護士に相談しよう」となるケースは非常に多い。初期の体制がファンで成り立っていれば、「一緒にこのブランドを育てていくのだから」とミスを許してもらえる。しかしコミュニケーションが取れていないと、いきなり内容証明が届くような事態になるという。
加盟店が儲かって本部が儲かる仕組みだけが続く
永井は、加盟店が儲かった結果として本部が儲かる仕組みだけが永続すると述べる。実際には本部しか儲からない仕組みも多い。形のうえでは加盟店が儲かれば本部も儲かる設計になっていても、中身がぐだぐだなケースも多い。その整理をしっかり行い、フェーズを守りさえすれば、売れるモデルであれば必ず成功に導けると永井は話す。
島袋は、フランチャイズの営業代行はあっても、本部構築をフェーズごとに経験して理解している支援者は限られていると指摘した。永井も、ベンチャーリンク出身でFCコンサルや加盟開発をしている人は多いが、まともにやっている人もいれば、2カ月いただけの人もいると話す。そのうえで、日本のフランチャイズ業界はまだまだ発展途上であり、少しでも良くしていきたいと締めくくった。
100店舗直営で出して80店舗赤だったからね。そんなフェーズをちゃんと正しく理解してないと本部体制が追いつかないんですよ。めっちゃ人気が出たとして一気に50店舗、100店舗になって本部体制、SV2人とかプロモーション担当1人とかでやってると絶対にクレームの嵐になるから。
カーブスだって3年で600店舗よ。ありえないよね。
20億で買われて2020年に上場したんだけど、年間利益で50億、60億ぐらい出してるから、多分10年、11年の間に300億ぐらいの利益は出してるんですよ。皆さんこんにちは。
今日もですね、タカさんと動画撮っていきたいと思います。よろしくお願いします。よろしくお願いします。タカさん、今日はカーブスについてでございます。
懐かしい、カーブス。
カーブスってもうずっと昔から、この会社本当すごいなっていう風に思っていて、僕がクラブピラティスのライセンスを取る1つの理由になった企業でもあるんですよ。へえ。
今ももちろん拡大してるし、なんならプロテイン、多分国内で2番目に売ってる。すごいよね。販売会社って言っても、もうプロテインの会社なんじゃないかってよくわかんないですよね。確かに。250億ぐらいいってますよね。
で、確かカーブスって、タカさんが役員をやられていたベンチャーリンクと深い関わりがある。そうそう。と思ってるんで、今日色々教えてください。よろしくお願いします。
じゃあ最初にちょっとカーブスの成り立ちをお話ししたいんだけど、2005年に、要はその頃ってベンチャーリンクは海外のフランチャイズを日本に持ってこようみたいな流れがあったんですよ。2005年。2003年ぐらいからね。
で、その時に当時役員だった松本さんがアメリカに行って、カーブスっていうのを見つけて、これすごいぞみたいな話になって、役員会でカーブスのマスター権を取ってベンチャーリンクが日本のフランチャイズ本部をやろうって言ってスタートしたのが始まり。2005年。あ、そうなんですか。そう、スタートして3年で600店舗ぐらいまで増やしたね。そこですよ。すごいよね。すごい。どういうことみたいな。
さすがベンチャーリンクの営業なんだけど、まあ言ってもその投資額がフィットネスでは軽いから。ちょっと広めのマンションで、別にプールもシャワーもいらないし、有酸素運動だけの設備だからそんなに設備費がかからないと。で、女性専用のフィットネスってのは当時なかったから、結構それで人気が出て、600店舗までいきました。
でもその頃は女性専用ではあったんだけれども、今のカーブスって高齢者じゃない。当時は女性専用でやってたのよ。だからやっぱりその離脱率はある程度あったし、どう改善していくかみたいなのを、多分その後、その頃はもう私離れてたんだけど、カーブスの中で松本さん中心に話をされて、高齢者にシフトしていこうみたいな流れになって、そこで色々仕組み化していったのがやっぱりカーブスの強みなんだよね。
そうなんすね。僕実はアメリカでカーブス見に行ったんですよ。2010年代かな。だからカーブスジャパンってすごいのが、アメリカのライセンスをマスターフランチャイズで加盟した後、今度アメリカ本国、世界のライセンスを逆に買収してますよね。した。
タカさん、今おっしゃったように今は高齢者の健康体操になってるけど、元々カーブスって、カーブ、くびれのSみたいな、なんかそういう意味なんで、その上でアメリカの事務所に行ったら日本と全然違うデザインというか。ロゴは一緒だったのかな? ロゴは確かに一緒だな。外観とか全然違った印象があって、それをこう日本向けに思いっきりローカライズして成功した事例じゃないですか? そうだね。
元々そのアメリカでも、なんでカーブスが全米でわっと広がったかって言うと、フィットネスクラブのテレビCMって、男だとめっちゃマッチョな人、女性だとめっちゃスタイルのいい人が汗かいてるのを見て、自分の体見ると恥ずかしくていけないっていう感じだったんだけど、結構ぽっちゃりした人が一生懸命汗だらだらかきながらやってるCMを流して、あ、ここだったら安心していけるって広がったんですよ。なるほど。
だからそこでアメリカでコミュニティができて、そのカーブスに通ってる人たちが、私もカーブスやりたいやりたいで加盟店になって広がっていった仕組みだったのね。あ、そうなんですね。
そう、そこも多分松本さんはこれすごいなと思って、日本で展開することを決めましたと。で、順調に600店舗ぐらい、2005年に設立して、2008年にコシダカが買ったんだけど、業績良かったのよ。カーブスジャパンとしては良かったんだけど、本体であるベンチャーリンクが右肩下がりになっていって、プラスそのリーマンショックがあって、もう売るしかないと。ベンチャーリンクを維持するためには売るしかないってなって、松本さんがコシダカの社長に買ってくださいっていう話をして。あ、そうだったんですね。
で、コシダカさんが20億で買収したんです。20億で。大体あの時に4億から5億ぐらい利益出てたのよ、年間。だからまあまあいい買い物じゃない? で、コシダカさんがすごいのは、カーブスの株を全株買ったんだけど、全株買った時に松本さん始め人も全部受け入れるっていう、多分条件を出されたのかな。で、買収しましたと。
で、そこから店舗もどんどん増やしていって、さっき言った女性専用から高齢者にシフトしていく。そうすると離脱率が2%に下がるみたいなことがずっとうまく回転していって、だからコシダカさんが2008年かなに20億で買われて、2020年に上場。そんなもんだったんですか? 2020年に上場したんだけど、その間、さっき言ったアメリカ本部の買収で、ヨーロッパも含めた買収をして、年間利益で50億、60億ぐらい出してるから、多分10年、11年の間に300億ぐらいの利益は出してるんですよ。これはやっぱ松本さんの経営能力というか、すごさなんだよね。
すごいな。だって今時価総額が800とか700とか。800あるよね。ですよね。20億で買ったのが、15年ぐらいで、20年ぐらいか。やばい。やばいなあ。
だからM&A、私は全然知見ないけど、そのM&Aっていう観点からしても面白い事例だと思うし、あれ確かコシダカさんって、その上場した時にコシダカの株主に対して、コシダカ1株に対してカーブス1株を現物付与したんだよね、確か。そうすね。確かコシダカホールディングスの傘下の子会社がカーブスジャパンで、珍しいスピンオフっていう、両方上場させるみたいな。
こっちはだから1500億ぐらいの時価総額あったと記憶してるんですけど、だから半分になって750、750ぐらい。そうそう。2社を上場して株主は同じっていうね。ですよね。それもね。だからコシダカの株主めちゃくちゃラッキーというか、カーブスがあのタイミングで20億で買収できたおかげですごいメリットがあったっていう。そうですね。
でもそれもすごいんですけど、遡ると2005年に1店オープンして、2年ぐらいで500店舗ぐらい開けてるじゃないですか。その間多分タカさんもむっちゃ売ってたんですか? どんな状況? 最初の頃をちょっと…。加盟契約は取ったけど、やっぱりアメリカでこれだけ成功してますよっていう実績をもとに、これから女性専用のフィットネスってめちゃくちゃニーズあると思いませんか? 投資だってこれだけで、回収もこのぐらいの期間でできそうですよ、というモデルがフィットネス業界ではなかったから。フィットネスやろうと思ったらやっぱり数千万、億っていうお金がかかるのに、2000万でできますよみたいな珍しいパターンだったから、契約は結構簡単に取れたんだよ。
私の元部下もそのフランチャイジーでやってるけど、今16店舗ぐらいやってる。東京中心にやってるけど、もう出すところが本当に限られてるから、売りたいなっていうところがあったらすぐそこ買いに行ってる。カーブスの加盟店で売りたいなっていうとこ。あ、だから加盟店同士のM&A。そう、そういうこと。
要は加盟店の立場としてですね。加盟店の立場として、クラブピラティスしましょう。クラブピラティス10店舗やりましたと。じゃ、ここでちょっと売却を考えてるってなった時に、基本的にフランチャイズって本部に承諾を得ないと売れないし。契約書にはそうなってるよね。なってますよね。で、要は加盟店内でM&Aが行われるじゃないですか。だから加盟店舗数が多いFCの方が加盟店のM&Aはしやすい。でもそうじゃなくて第三者に売るケースってあるんですか? やっぱり本部としては撤退される、要は店舗がなくなるっていうのが1番嫌なわけ。ですよ。だからもしなくなるんだったら違うオーナーに継続してやってもらった方がいいし。ただその時に本部が1番気を使うのは、加盟店が加盟店を買うんだったらいいんだけど、新たなオーナーが買う場合に、このオーナーに任せて大丈夫かっていうところは1番気にするし、もっと言うと15店舗やってる会社のこの15店舗を売ります、新しいオーナーが15店舗買いますってなってくると、結構本部に対する発言力も店舗数いっぱい持ってるから出てくるので、このオーナー審査に関してはめちゃくちゃシビアに。なるほど。
あとなんかこういうケースもあるじゃないですか。ちょっと買い手が見つからないんで、一旦本部で買おうみたいな。あるある。で、僕これちょっと危険なんじゃないかなと思ってて。自分が本部やってて分かるんですけど、店舗減らしたくないし、利益出る店舗を買うからいいよねってなるけど、やっぱ店舗数が増えてくると、フランチャイズ本部としての仕事と加盟店の店舗を運営する仕事って、同じように見えて全然違うじゃないですか。B2BとB2Cなんで。それで結構本部で買ってしまって、そのPMIとかがうまくいかなくて潰れていくケースって結構あるんじゃないかなと思ってて。
やっぱりそれに対して加盟店に対するフォローアップの工数が削減されるっていうところも出てくるので、期間限定であくまでもつなぎで本部が買うっていうのはよくあるんだけど、本部が買ってずっと直営に変えて継続していくってなると、そこで人員の問題でとか、うまくいかなくなったっていうケースは結構多い。そういう意味でもカーブスは本当にうまくいってるパターンだし、仕組み化してるのよ、全部。
例えばフィットネス業は、これは直樹もそうだけど、離脱率っていうのが1番、販促費もまたかけないといけないしって、利益に直結する部分じゃない。じゃあそのカーブスの場合、月2回来るお客さんと週2回来るお客さんとでは、もう離脱率全然違うのよね。当然その月2回来る人の方が離脱しやすくなる。だから利用頻度を上げるためにこういうことをしましょうねってされてるし、2週間だか3週間とか来なかったらコール、電話を入れて、「最近大丈夫? 具合悪いんですか? 大丈夫ですか? また来てくださいね」っていうコールを入れるみたいな形のフォローアップ体制が全部マニュアル化されてる。
だから売ってるからあそこは強いんだ。なるほど。そう。商品を売ってるんじゃなくて習慣を売ってるから。習慣化されると、高齢者の、言葉悪いけど井戸端会議の場になってるから、やめないんだよね、本当は。
いや、本当、さいたま新都心にクラブピラティスできたんですよ。その隣にカーブスさんが入られてて、ちょっと壁が薄かったんで、そしたら隣のカーブスさんのおばちゃま方が、もう本当何人、100人ぐらい多分来てんじゃないかってぐらいで、むっちゃくちゃ楽しそうで、あれすごいなって。え、これフィットネス?っていう。そうだよね。
全部ファーストネームで言うってのもマニュアルなんで。あ、なるほど。おばちゃんの、たか子さんとか。たか子さんと…子さん。そうそう。きみこさんみたいな感じですよね。もうファーストネームでやって、もうそのスタッフって、これカーブスの人から言わせると怒るかもわかんないけど、例えばクラブピラティスのスタッフみたいに専門知識ってそんなにいらないんだよね。はいはい。どっちかっていうとそのコミュニケーション力、気遣い力っていうのかな? これがもう本当に離脱率と直結する、利用頻度を上げるために直結するところなんで、ここをもうとにもかくにも本部はブラッシュアップしてSVを行ってる。
さっき直樹が言ってたそのプロテインがなんであんな売れるのって言うと、もうやっぱりスタッフとそのお客さんとの信頼関係がすごく出来上がってる。これ絶対に他のフィットネスとは比較にならないぐらい信頼関係がもう出来上がっちゃってるんで。すごいな。健康相談を受けると、押し売りじゃなくて、本当にプロテインがいい。これスタバのスタッフと近いニュアンスなんだけど、スタバのスタッフってスタバ愛すごいから、なんでもストーリーを語って商品売るじゃない。あれと同じで、このプロテインはどうのこうのですごく評判いいんですよみたいな。じゃあ私1つ、1回試してみるってなって、それでどんどんリピートしていくっていう感じなんで、決して押し売りしてる感も全然ないんだけど、信頼関係で売れてるっていう。
そのなんか今ちょっと話あったスタバ愛ってあるじゃないですか。ブランド愛ってあると思うんですけど、これフランチャイズ本部やってて、めちゃくちゃ僕重要だなと思うんですよね。絶対大事。このブランド愛を本部は作るためにどういうことをやった方がいいんですかね?
というよりも、今私がお手伝いしてるアーリーステージのフランチャイズなんかもそうだけど、好きになってもらうような話ではなくって、本当にガチでこれが好きですみたいな人でアーリーステージは埋まっちゃう。そうすると加盟店同士で好きな人ばっかりが加盟してるから話が盛り上がる。そこに新たに加盟した人が入ったら、そこに引き込まれるっていうようなイメージが多い。そうすると初期の頃って、有名なブランドだったらいいですよ。じゃなかったら、なんかその体験をして、そのものを食べてファンになったっていう人から広げていくのが1番本部としてもやりやすいよね。
あとじゃあそれに関連するかもしれないですけど、なんか店舗内にフランチャイズ募集みたいな告知、あれって効果あるんですかね? 結構ね、何度もそれやったけど、結構問い合わせ入るよ。あ、入る。入る。
やっぱ、だから今の話聞いてて、そのブランド愛を考えるんだったら、クラブピラティスもそうですけど、店舗に通ってくれてるお客様が正社員になったり、インストラクターになったりって結構多いんですよ。あ、やっぱそうだよね。だったらもしかしたら、そこにフランチャイズ募集ってやったら、もうブランド愛絶対あるじゃないですか。じゃ、私もやろうってなるのかなと思って。なんならこれアメリカにもそれやれって言われたんですよ。あ、なるほどね。だからさっき言ったアメリカのカーブスと同じパターンだよね。そうそう。
だからやっぱりそこに熱い思いとか思い入れがあるっていうのはめちゃくちゃやっぱ強いし、成功しやすいと思うんだよね。なんか数字だけ見て、それだったら投資回収も早いから試しにしようかっていう人と、これめっちゃ美味しくて俺ドハマりしてさ、これちょっと俺も広げるのを手伝いたいみたいな思いと全然やっぱ違うじゃん。だからやっぱ特にアーリーステージはそこがすごく大事かな。
でもカーブスほどにもうなっちゃったら、もう後発出ないよね。出ても勝てないもんね。出ない。勝てないし、挑もうと思わないすね。競合って途中出てきたんすか? 俺の記憶だと本当に小さいところが数店舗は出してるはず。あ、なるほど。
でもあれだけのスピード感で全部出されると…。昔ゴルフパートナーやった時もそうだけど、競合が入る前にスピード出店して全部シェア取っちゃえっていうのが、やっぱりフランチャイズ本部の勝ち筋だったんで、当時はね。だからスピードで一気にシェアを取っちゃうっていうやり方で追随を許さないっていう方法を取ってたんで。カーブスだって3年で600店舗よ。ありえないよね。本部はもうそのまま毎日研修の受け入れと、それから物件の立地診断とオープン前の準備とで、もう多分バタバタだったと思うけど。バタバタですね。
でも設備投資とかそういう意味では、立地診断基準自体も結構カーブスの場合緩いんですよ。目的来店で必ず行くから、空中階もあるし。そういう意味では物件選びはそんなに困らない。と、商圏がめちゃくちゃ狭いので、当然狭くないと2000店舗も出せないじゃない。で、本当に商圏狭いから、同じ駅のちょっと離れたところでもう1店舗なんてのは全然ありなんで、それでもその既存の売上に左右されない。だからそういう意味では本部は、飲食1店舗出すことを考えると、労力的にはそんなにかからなかった。
これからじゃあカーブスがどうなっていくかって考えると、日本の今の人口ピラミッド見ても高齢者がどんどんやっぱり増えていくから、今の店舗数が仮に増えなかったとしても、各加盟店の売上利益は増えるし、本部の売上利益も増えていくということは間違いないと思います。
なるほど。フランチャイズ本部の勝ち筋としては一気に面を取りに行くって話あるじゃないですか。僕もそうだなとは思うものの、一気に面を取って失敗した事例もあるじゃないですか。例えば牛丼の三光でしょ。三光マーケティング。私手伝いましたけどね。あ、そうなんですか。焼き牛丼のやつね。そうそう。
直営で100店舗出して、そこからフランチャイズ展開したいから、永井さんちょっと手伝ってくれって入ったんですよ。15年ぐらい前から、あの時の三光の会長が焼き牛丼でスタートをして、実際店舗運営してみると、アイドルタイムはいいんだけど、忙しい時間帯になると焼き牛丼だから焼きムラが出て、品質に結構差が出ちゃったんですよ。だから、この差をなくすためには煮る牛丼に変えるって言い始めて、ダメですと。煮る牛丼だと大手3強に今から絶対勝てないから。焼き牛丼だから差別化されてるのであって、煮る牛丼になったら吉野家、松屋、すき家に勝てないよと言ったんだけど、切り替わったから、もうそれだったら俺引くわって言って引いたんで。なるほど。東京チカラめしですね。
東京チカラめし、一時期わっと広がったからね。でもやっぱり明らかにオペレーション回ってなかったですもんね。そう。お客さんやっぱ入ってたけれども、スタッフは本当に吉野家とかと比較すると、食べ終わったお皿とかがもう明らかに20個ぐらい見えたりとか。回ってないよな。そうだろうな。100店舗直営で出して80店舗赤だったからね。
それはどういうロジックでそんだけ出したんですか? 会長の思いがあって、これは絶対いける、直営で繁華街とロードサイドに一気に出せっていう感じで号令がかかって、ワッと直営で100出して、全部うまくいくだろうと思って、ちょっとデータ出してみたら、8割赤字やんみたいな。で、唯一うまくいってるのはロードサイドで、ファミリー客が入れるようなテーブルを置いてるところだけが結構黒だったんだよね。なるほど。
で、なんで赤字かって言うと、結局工程で提供までに時間がかかるということ。で、ランチタイムとディナータイム、ディナータイムは当然アルコールあんまり出ないから、どれだけその短時間でさばくかが勝負なんですよ。だって松屋とか吉野家とかってオーダー入ってから3分、4分でもう提供されるんだけど、焼くっていう工程を入れるから。それも生焼けになると食中毒の問題とかがあるし、焦げちゃうとかっていうのでクオリティ評価がダメだったんだけど、だから提供までに10分とかかかっちゃう。じゃあその量が半分になっちゃう。さばける量が半分になっちゃう、吉野家と比べると。だからあんまり思ってたほど売上が取れなかった。あ、そうなんだ。で、スタッフは吉野家よりもちょっと1.2、3倍人件費がかかってたんで。あ、そうなんですね。
だからそれをフランチャイズでやっちゃうと、前も言ったけど、そのフェーズをちゃんと正しく理解してないと本部体制が追いつかないんですよ。めっちゃ人気が出たとして、一気に50店舗、100店舗になって本部体制、SV2人とかプロモーション担当1人とかでやってると、絶対にクレームの嵐になるから。
だから第1フェーズは、本当にファンの方にリスク説明した上で、本部の体制によって俺大体決めてるんだけど、第1フェーズの第1次募集は5店舗だけねとか10店舗だけねとかで、この5店舗、10店舗を直営と同じようにガンガンサポートをして収益出させる。これで本部もトレーニングしてるから。で、この10店舗がうまくいったら次のフェーズに移って一気に増やすっていうのをやるんだけど、分かってないやつは最初から一気にバーっと増やそうとして、後工程が追いつかないからクレームして訴訟が増えると。はいはい。
だから僕最近Xとかでめちゃくちゃ右肩上がりで伸びてるフランチャイズとか見てて、すごいなと思って。多分そん時って本当に本部の社長は俺無敵って思って。僕も思ってたんですよ、何でもできると思ってたんです。甘くないね。そうなったのに、ちっちゃなクレームだけど、そっからどんどん大きくなって、実はめちゃくちゃでかい時限爆弾を抱えてたりする。で、そん時に大体本部の社長は病みがち。病みがちそう。病みがちっすよね。それが訪れるの、大体30店舗から50店舗の間ぐらいに1回。これは単なるジャブだと思うんですよ。50店舗から100店舗ぐらいの間に、なんかまた結構大きいやつが来ますよね。
最近俺、今10社ぐらいFC本部のコンサルやらせてもらってるんだけど、つくづく思うのは、フランチャイズ本部の社長だけど、意外とっていうか、ほとんどフランチャイズのこと知らないのよ。知らないっすよ。わかんないっすよ。だから契約書作りましたって、どっかのコピペしたようなフランチャイズ契約書で、これも項目抜けてますけどとか、合意なく解約できるって書いてあるけど、こっちの条項には3ヶ月前に解約できるって、これ矛盾してる内容2つありますよとか。契約書のリーガル的な問題もそうだし、本部体制がしっかりしてないから、やっぱりその請求ミスとか、例えばロイヤリティの計算ミスとか、そういったことも最初のアーリーステージで起こるわけだよね。
で、これは起こったことはしょうがないんだけど、それに対するフォローアップがしっかりできてないから、知らない間に加盟店同士で「おたくも請求ミスあったの?」「いや、うちもあったんですよ。納品した数が全然合ってないんですよ」とかっていうのが、加盟店同士でわーわー言い始めて、もうこの本部ダメだね、もうちょっと弁護士に相談しようかみたいなケースってめちゃくちゃあるから。そこをやっぱり本部は、最初の体制がしっかりファンで成り立つと、そういったことをまず許してもらえる。一緒にこのブランド育てていくんですから、ちょっとすいませんでしたで終わるんだけど、コミュニケーションをちゃんとしないと、いきなりなんか内容証明が届くみたいなのは、もうめちゃくちゃ恐ろしい。加盟店が儲かった結果本部が儲かる仕組みが唯一永続するんで。意外と本部しか儲からないのも多いし、一応加盟店が儲かったら本部が儲かる仕組みにはしてるんだけど、中身がグダグダだったりっていうのが多いんで、その辺の整理をしっかりすれば、で、フェーズをしっかり守っていきさえすれば、売れるモデルであれば必ず成功まで導けると思うんで。
結構そのサポートする会社って意外と少ないんで。そうっすね。なんかフランチャイズの営業代行あるけど、中の本部構築をそのフェーズごとに経験されて理解されてる人っていうのは限られてる気がしますね。そうだね。元ベンチャーリンク出身者でフランチャイズのコンサルとか加盟開発やってるやついっぱいいるけど、めちゃくちゃいい、本当にこいつまともにやってるやんていうのもいっぱいいるし、ほんま2ヶ月いただけやんみたいなやつもいっぱいいるし。だからそういうフランチャイズ業界って意外となんかね、日本はまだまだなんで、少しでもよくしたいと思ってますから。よろしくお願いします。
なんで、もしフランチャイズ本部やられていて、タカさんにちょっと相談したいなっていう人がいたら、概要欄から連絡ください。はい。じゃ、タカさん、今回もありがとうございました。ありがとうございました。じゃあまたFC BANKでお会いしましょう。ありがとうございました。ありがとうございました。
今見た動画よりももっと深い情報、皆さん興味ありませんか? M&A BANKサロンでは表に出せないような深い話もやってます。M&Aを学びたい人、そして会社を売却してお時間がある人、友達集めに是非入会参加いただけると幸いです。概要欄から。僕じゃないんだ。
しだって苦しだって生きてくんだ、そう消えない思い膝み込むん。
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