韓国ブランド、古着、シルバー、YOOX。MBが語る「得する服・損する服」
MBチャンネルファッションバイヤーのMBが、同じ服でも買う場所や買い方で支払う金額が大きく変わる例を4つ紹介する回である。業界的には触れにくい部分もあると前置きしたうえで、価格差が生まれる理由と、自分ならどう買うかを具体的な数字を挙げて話している。番組名は、かつて日本テレビで放送され、本人も出演したことがある『得する人損する人』から借りたものだという。
海外ブランドが日本で高くなる理由
1つ目のテーマは韓国ブランドだ。MBの結論は、韓国ブランドを韓国で買う人は得をし、日本のセレクトショップで買う人は損をする、というものである。
前提として、MBは海外ブランドが日本で売られるまでの流通経路を説明する。分かりやすいのはヨーロッパで、プラダの服をイタリアで買うと、MBの感覚では日本価格の20%オフ程度になる。以前は40%オフくらいだったが、今は為替が日本人に不利なので20%程度だという。日本で10万円の商品が、現地では8万円で買える計算になる。
本国より他国のほうが高くなる理由として、MBは物流コスト、代理店に払う費用、タグや製品表示を日本向けに作り直す手間を挙げる。プラダには日本法人があるが、小さな海外ブランドは日本の代理店を通して流通させるので、本国と同じ価格にはできない。これらのコストがゼロになることはないので、原理的に他国のほうが高くなる、とMBは説明する。
服が好きな人のなかには、ヨーロッパのアウトレットへ買い物旅行に行き、日本価格と比べると100万円分ほど得をした、という人もいるとMBは言う。ただ今はロシア上空を飛べず遠回りになるため、イタリアまではトランジットを含めて20時間ほどかかり、あまり現実的ではない。
韓国なら日帰りでも元が取れる
韓国なら事情が違う、とMBは続ける。東京から福岡へ行くくらいの感覚で行けて、LCCを使えば1万円かからずに渡航できることもある。代理店費用や物流コストが上乗せされた日本価格で韓国ブランドをわざわざ買うのは、少し損だとMBは考えている。
MBは実際に、日本で人気のある韓国メンズブランドの日韓価格差を調べた。名前を挙げたのは、Juun.J、SYSTEM、WOOYOUNGMI、SONGZIO、ANDERSSON BELL、POST ARCHIVE FACTION(PAF)、ADER ERRORである。
ADER ERRORは差が小さく、韓国で買っても15%ほど安いだけだった。この15%にはタックスリファンドを含めている。外国人旅行者は韓国の消費税にあたる税金を負担する必要がなく、帰りの空港の機械で手続きすると、10%には届かないものの7〜8%ほどが戻ってくるという。
ADER ERRORは例外で、ほとんどのブランドは韓国で買うと30%ほど安かったという。特にJuun.Jは差が大きく、最大で40%以上になる。MBが撮影中に見ていた商品は、韓国では13万9000円ほどだが、まったく同じものが日本では24万9600円だった。タックスリファンドまで含めると約40%の差で、10万円以上安くなる計算だ。
そのためMBは、日本で20万円のJuun.Jを迷った末に買うのは賢いとは言えないと話す。時間に余裕があるなら日帰りでも韓国へ行くべきだという。LCCなら往復1万円ちょっとの航空券があり、空港からタクシーで狎鴎亭あたりにある旗艦店か、ロッテ百貨店のJuun.Jへ行けばよい。交通費や食事代を足しても10万円はかからないので、韓国旅行のついでに買ったほうが得になる、というのがMBの計算である。
転売という「褒められない使い方」
MBは、この価格差を使って韓国で人気ブランドの服を買い、日本のメルカリで売って差額を稼ぐこともおそらくできるとも話した。ただし、販売目的で仕入れる以上は税関を通さないと違法になる。旅行ついでに仕入れ、キャリーケースに入れたまま申告せずに持ち帰る人は実際に多いとMBは見ているが、違法行為なので自分のチャンネルでは勧めないと明言している。それでも、この方法で稼いでいる人は少なくないという。
この話は余談だとしたうえで、MBは日本で韓国ブランドを買うときは本国の値段を一度調べるくらいはしてよいと勧める。ブランドによっては、本国価格に送料を払えば日本まで発送してくれる場合もある。送料はかかるが、基本的には日本で買うよりずっと安いという。
ADER ERRORだけ差が小さい理由
ADER ERRORの価格差が小さいのは、日本に進出して東京や大阪に店舗を構えているからだとMBは説明する。本国との価格差が大きすぎると日本の店で売れなくなるので、「内外価格差」を調整する必要がある。ADER ERRORはそれだけ大きなブランドになった、というのがMBの見方である。
一方、それ以外のブランドは調べてみて驚くほど安かったという。MB自身はJuun.Jを「着やすいバレンシアガ」のような感覚で気に入っていて、毎回韓国で買っており、日本で買ったことはないと思うと話す。何度も通うので、店員から「どこに住んでいるのか」と2回ほど聞かれた。日本から来ていると答えると「その割に先月も来たよね」と言われ、片言の英語同士でのやり取りを楽しんでいるという。
地方の古着屋と東京の古着屋の価格差
2つ目のテーマは古着である。得をするのは地方の古着屋で買う人、損をするのは東京の古着屋で買う人だという。
MBが例に挙げるのは、人気のある青のラルフローレンのオックスフォードシャツ、XLサイズだ。地方の古着屋では4000円ほどで買えることもあるが、高円寺や下北沢の店では、高いところだと1万円を超える。4000円は安めの例で、MBの地元・新潟などでは6000円ほどが多いという。東京では1万円に届かなくても9000円ほどにはなるだろう、とMBは見積もる。
MBはこれを古着ならではの性質だと説明する。新品のブランド品は本部が定価を決めているので、地方でも東京でも同じ価格になる。古着は値付けが店ごとに任されている。状態がそれぞれ違うので完全に同じ商品とは言えないが、仕入れ値はだいたい同じだという。
MBは自身も古着の仕入れをしていた経験から、国内の倉庫でラルフローレンのシャツを仕入れると今は2000円前後、卸倉庫で最も安く仕入れれば500円程度ではないかと見積もる。東京の古着屋の掛け率はだいたい3倍で、3000円で仕入れたものを9000円で売るのが普通だという。
固定費の違いと、東京の「付加価値」
地方の店が安くできるのは固定費が低いからだとMBは説明する。家賃が3万円ほどで、オーナー1人で営業しているような店なら、限界まで値段を下げられる。地方で9000円で売ろうとしても、そうした店があるので太刀打ちできない。そのため新潟などでは自然と値段が下がる。逆に東京は家賃も人件費も高いので、下北沢や高円寺の一等地で店を出すなら、それを値段に反映させないと割に合わない。
MBによれば、そのぶん東京にはコンセプトのはっきりした店が多い。「90年代の古着を集めた店」や「ラルフローレン専門店」のように世界観を作って付加価値をつける店で、特に中目黒に多いという。仕入れたものをそのまま並べる地方の店と違い、商品を厳選し見せ方を考えているので、高い値段でも売れてファンがつく。
MBはどちらが良い悪いという話ではないと繰り返す。ビジネスとしては、仕入れ値が安く売り値が高いほうが正しく、客が納得して買っているならそれに越したことはない。「地方の店はこれだけ安いのだから値段を下げろ」と求めるのは明らかにおかしく、そんなことを言ったら日本経済が回らなくなる、とMBは言う。付加価値をつけて高く売れるよう演出するのがブランドの考え方であり、BEAMSをはじめとするセレクトショップもそうしてやってきた、と話している。
古着を安く買う具体的な方法
そのうえでMBは、得をしたいなら地方の古着屋のネットショップを調べると、同じものが東京より安く見つかるかもしれないと勧める。さらに安いのはタイの古着屋やナイトマーケットで、国内の古着バイヤーが仕入れに行く場所だが一般の人でも行けるという。旅行がてらタイのナイトマーケットへ行くのが一番得だとMBは考えている。ただ、フライトが6時間ほどかかり航空券もそれなりにするので、ハードルは高いと認めている。
現実的な方法として、中目黒で気に入ったラルフローレンのシャツを見つけたら、地方でもっと安く売っている店を検索してみる、という使い方をMBは提案する。これはラルフローレンに限らず、カーハート、リーバイス、パタゴニア、L.L.Bean、エディー・バウアー、チャンピオン、ブルックス ブラザーズ、GAP、NIKE ACGなど、定番のブランドネームが入った古着全般に当てはまるという。
一方でMBは、世界観があり、スタッフがアドバイスしてくれる東京の店で買いたいと思うなら、その付加価値に対価を払うのも1つの選択だとも付け加えている。
シルバーとゴールドは素材そのものに価値がある
3つ目のテーマはシルバーとゴールドだ。MBは「得」という話とは少し違うと断りつつ、どうしても伝えたいと話し始めた。
MBによれば、服は布と糸でできていて原材料費はたかが知れている。綿を紡いで糸にし、生地にして加工し、縫製して服にするという工程で、職人などの人件費がかかって値段が上がる。素材自体にはほとんど価値がないので、時代やトレンドが変われば無価値になるのが服の宿命だという。
ところがシルバーとゴールドは無価値にならない、とMBは言う。ゴールドが貴金属として価値を持つのは周知のとおりだが、シルバーもこの20年で約20倍になったとMBは話す。MBの記憶では20年前は1グラム20円ほどで、今は380円ほどだという。極端に言えば、20年前に1万円で買ったシルバーが今は20万円分の価値になっている。シルバーアイテムの価格には職人の加工費やブランド料も含まれているが、それを差し引いても、20年前に買ったものは今売れば購入価格を超える値段で買い取られるはずだ、とMBは見ている。20年間使って楽しんだうえで、お金が必要になったら購入額を大きく上回る金額を回収できるという話である。
シルバーは曇っても黒ずんでも元に戻せるほど安定した素材なので、黒ずんでいても問題なく買い取ってもらえるという。量が少なくても多くても、1グラムあたりいくらで買い取ってくれるので、リセールにとても強いとMBは説明する。
「迷ったら買い」という提案と、その留保
今だけ高いのではないかという疑問に対し、MBは銀価格の推移を見ると、上下はあっても全体としては右肩上がりだと答える。ただし、今後絶対に下がらないとはまったく保証できないとはっきり断っている。そのうえで、長い期間で見て大きく下がることは少ないだろうというのが業界の見方であり、金は特にそうだと述べている。
服はトレンドが過ぎるとリセールが難しく二束三文になるが、シルバーはどんなトレンドになっても素材自体に価値がある。田中貴金属に持っていけばグラム単位で買い取ってもらえる。そのため、気に入らずに失敗したと思ったものでも、持っていれば価値が上がる可能性がある、とMBは話す。損をさせることが「ないとは言えない」と言葉を選びつつ、売る側としても勧めやすい商品だという。
MBの結論は、欲しくないものを買う必要はまったくないが、欲しいけれど高くて迷うくらいなら、シルバーやゴールドはあまりためらわずに買ってよいのではないか、というものだ。これはあくまで個人的な考えだと前置きしている。
YOOXで「型落ち」のハイブランドを買う
最後のテーマはYOOX(ユークス)である。ハイブランドやメゾンブランドのアウトレット品、型落ち品を通販で扱うサイトで、たとえばバレンシアガを見ると、御殿場のアウトレットとほぼ同じ価格・同じ品揃えで買えるという。仕組みはアウトレットを通販にしただけで特別なものではない、とMB自身も言っている。
それでもMBがこれを得な買い方として挙げるのは、海外のデザイナーズブランドがトレンドの1歩も2歩も先を行っているからだ。日本で着るなら型落ちくらいがちょうどよく、1年落ち、2年落ちでも十分だという。例として、日本ではようやくぺたんこのスニーカーが流行り始めたが、マルジェラやドリス・ヴァン・ノッテンは2年ほど前からやっていた、とMBは指摘する。
さらに今は為替が日本に不利で、メゾンブランドを新作で買うと現実的ではない値段になる。マルジェラのTシャツが10万円もするのは「何かの冗談かと思う」とMBは言い、自分が若い頃のマルジェラはそれほど高いブランドではなく、Tシャツも3〜4万円ほどで買えたと記憶している。もちろん当時との物価の差もある、とMBは付け加えている。
無理をして新作を買うより、40〜50%オフになっていることもあるYOOXで型落ち品を手に入れれば十分だとMBは考えている。MB自身もそれで満足できているという。
得する服、損する服。さあ、この時間がやってまいりました。得する服、損する服でございます。この番組では得する服と損する服。これ買うと得します、これ買うと損しますという、買うべき服と買っちゃいけない服、この辺を明確に数字として出していくコーナーでございます。
「得する人、損する人」っていう、昔、日テレでそんな番組ありましたけど、僕、出演したことありまして、そこから取らせていただきました。本当に申し訳ありません。勝手にネタとして使わせていただいて。もう終わった番組ですけどね。
そんなわけで今回は得する服、損する服ということで、実はこれ買うと得みたいな話をやっていこうと思います。なかなか業界的にタブーな部分もあるんですけれども、大胆に切り込んでいきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
その前に、私、毎週日曜日、自分のオリジナルブランドMBアイテムの新作を、必ず日曜日の夜9時から発売しています。概要欄にMBアイテムストアのリンクを貼ってあります。ぜひよかったらチェックしてみてください。よろしくお願いします。
さあ、行きましょう。得する服、損する服。1つ目は韓国ブランド。得する服、損する服で言うと、得するのは韓国ブランドを韓国で買う人。損するのは韓国ブランドを国内のセレクトショップで買う人って感じですね。具体的に説明していきましょう。
海外のファッションブランドが日本で販売される流通経路っていうのを考えれば分かると思うんですけど、例えば一番分かりやすいのはヨーロッパですよね。プラダのお洋服とかをイタリアで買おうと思うと、大体、日本の価格の今だと20%オフぐらいで買えるかな。昔は40%オフぐらいだったんですけど、今、為替がちょっと我々に不利に働いちゃってるので、20%オフぐらいかなって感じがします。なので、例えばこっちで10万円で買えるものが、向こうに行くと8万円で買えるっていう感じになるわけですね。
なんでそんなことが起こるかっていうと、当たり前ですけど、プラダの洋服をそのまま日本と本国で同じ価格で売るわけにいかないわけですね。物流の問題だって当然あるわけだし、プラダの洋服をまず日本の代理店が扱うみたいなこともあるわけです。プラダはプラダジャパンがあるけど、他のちっちゃい海外のブランドだと日本の代理店を通して流通経路を作っていくので、そうすると代理店に払うお金が必要になってくるから、本国と同じ価格で展開するっていうのがなかなか難しくなってるわけです。
だから物流コストだったりとか、代理店フィーだったりとか、あとはタグだったりとか製品表示だったりとかの日本のローカライズの手間などもありますから、当然それが全部0円でできるわけないので、原理的に本国よりも他国の方が高くなるっていうのは、皆さんお分かりの通りだと思います。
ヨーロッパとかはね、お洋服が本当に好きな人は、買い物旅行でヨーロッパのアウトレットとかに行って、がっつり買ってきてっていうことをやる人もいると思いますし、結果的にそれで電卓を叩くと、こんだけ買ってきたけど、日本で買うとこれ100万円分ぐらい得しちゃったみたいな話、割とあると思いますけれども、ヨーロッパってなかなか行くには大変じゃないですか。今だと飛行機でロシアの上空、戦争中だから飛べないので、大回りしていくことになるんですけど、今だと大体イタリアまで行くのに20時間ぐらいかかるわけです。トランジット入れてね。
そう考えるとなかなか現実的じゃないと思うんですけど、韓国だったら話は違います。東京から、正直、福岡に行くぐらいの感覚で行けるのが韓国、隣の国の韓国なわけですよ。LCCの飛行機とか使えば1万円かからない値段で韓国まで行けたりするわけですから、韓国のブランドを日本でわざわざ買う、つまり代理店フィーだったりとか物流コストとかを払って、韓国価格よりも日本価格の方が当然高いわけですから、韓国ブランドを日本のセレクトショップで買うっていうのは、実はちょっと損かなと僕は思ってます。
実際にちょっと調べてみました。メンズの人気の韓国ブランドだと、例えばJuun.JとかSYSTEM HOMMEとかWOOYOUNGMIとかSONGZIO、アンダーソンベル、POST ARCHIVE FACTION、PAFですね。POST ARCHIVE FACTIONとか、あとはアーダーエラーとかですね。この辺が多分、日本で人気な韓国のメンズブランドだと思うんですけれども、これが日本の価格と韓国の価格でどのぐらいの差があるかと言われると、アーダーエラーに関しては正直そんなに変わんなかったです。せいぜい15%ぐらいかなって感じですね。アーダーエラー、めちゃめちゃ人気なブランドですけれども、日本で買うと15%増しぐらいです。
この15%っていうのはタックスリファンドを入れてます。タックスリファンドっていうのは、消費税とかみたいな話で、韓国の消費税とかを外国人である我々が払う必要ってないわけね。だから韓国でお買い物するときっていうのは、自動的に税金がかかっちゃってるわけなんだけど、帰りの空港でタックスリファンドっていう、機械で簡単にできるやつがあるんですけど、そうすると大体10%もいかないけど、8とか7%とかが返ってくるんですよ。それも計算に入れると、大体アーダーエラーは15%ぐらい安いです。韓国に行った方がね。
実はアーダーエラーが今言った中で例外。ほとんどのブランドが30%ぐらい安かったりします、向こうで買った方が。例えばJuun.Jはかなりえぐくて、最大40%以上、向こうで買った方が安いんですよ。例えばですね、Juun.Jとか実際に韓国のショップとかで見てもらえば分かるんですけど、13万9000円ぐらいのアイテムを今僕見てるんですけど、日本価格だと全く同じものが24万9600円なので、大体タックスリファンドまで入れると40%ぐらいの差額になるので、10万円以上安いんですよ、向こうで買った方が。はあ?って感じしません? そりゃしょうがないんだけど。
だから日本でね、Juun.J買おうと思って、20万だけどどうしようかな、買おうかな、えいって買うのは、正直あんまり賢いとは思えないです。時間に余裕があるんだったら、日帰りでもいいから韓国に行くべきですね。だって日帰りで韓国に行って、往復で1万ちょいぐらいの航空券で買えるじゃないですか。LCCだったらね。空港からUberタクシーを使って、Juun.Jのオフィシャルのフラッグショップ、あれどこにあったっけ? 江南じゃなくて、あれは狎鴎亭だっけ? 狎鴎亭かどっかにあると思いますけど、もしくはロッテ百貨店のJuun.Jでもいいですけど、そこまで行って買えば10万円以上安く買えるわけですよ。かかった渡航費とご飯代とか考えても、10万円なんて絶対かかんないからね。って考えると、韓国旅行ついでに買っていった方がいいわけで。
もうちょっと言うと、これは褒められた方法じゃないけど、この価格差を利用して韓国で人気のブランドのアイテム、例えばJuun.Jだったりとか、アンダーソンベルだったりとか、SONGZIOだったりとか、SYSTEMだったりとか、そういったアイテムを向こうで買ってきて、こっちに持ってきてメルカリで出すっていうので、差額で儲けるっていうこともおそらくできますよね。ただこの場合は商売として買っちゃってるわけですから、税関を通さないと違法になるわけです。
とはいえね、多くの人がやっちゃってますよね。ハンドキャリーで、旅行ついでに仕入れをしてきて、キャリーケースに入れたまま税関を通さないで、そのまま手で持って帰っちゃうみたいな。でも本当はメルカリで売る目的で買ってるけど税関を通してないみたいなのって、もちろん違法行為なんで、僕のYouTubeチャンネルではもちろん推奨はしないけど、そういうことをやってる人も当然います。本来であれば商売として販売目的で買ってるわけですから、それは税関を通さないと違法になるわけで、良くないことなんですけれども、残念ながらそれをやってお金を稼いでる人も少なくはないですね。
だから、その話は余談として、少なからず日本で韓国ブランドを買うときっていうのは、本国の値段をちょっと調べるぐらいはしてもいいと思います。場合によっては本国価格でシッピングフィーを払えば、本国のブランドが日本までシッピングしてくれるっていうケースもなくはないです。ちょっと値段はしますけど、シッピングフィーがかかるけど、でも基本的には日本で買うよりは全然安い。
アーダーエラーに関しては、なぜそんなに変わらないかって言われると、アーダーエラーは日本に進出してきて、日本に店舗を構えてるんですよ。東京にもあるかな? 東京にもあって、大阪にもありますよね。だからそうなってくると、あんまり価格差をつけちゃうと日本のお店が売れなくなっちゃうので、内外価格差って言うんですけど、内外価格差の調整をしなきゃいけないから。そのぐらいアーダーエラーはでかいブランドになっちゃったから、あんまり価格差っていうのをそこまで感じ取れないとは思うんですけれども、ただそれ以外のブランドに関しては、今回調べたらびっくりするぐらい安かった。
僕、Juun.J結構好きなんですけど、着やすいバレンシアガみたいな感じで割と好きなんですけど、Juun.Jは必ず僕、韓国に行って買ってます。日本でJuun.J買ったこと、僕ないと思いますね。韓国に行ってJuun.Jをがっつり買って、日本に持って帰って楽しむっていうことをやっているから、Juun.Jの店員さんに「どこにお住まいなんですか」って2回ぐらい言われました。「いやいやいやいや、日本人で、日本から来てるんです」みたいな。「え?」みたいな。「その割には先月も来たよね」みたいなっていうのを英語でね、お互い片言の英語でやり取りしてるんですけど、楽しいです。
続いていきましょう。得する服、損する服。続いては地方の古着屋さんで買う古着、東京の古着屋さんで買う古着。得する人は地方の古着屋さんで古着を買う。損する人は東京の古着屋さんで古着を買うっていうところですね。これはちょっと面白い話なんですけど、例えば地方の古着屋さんで、ラルフローレンのオックスフォードのシャツのXL、人気の青色、4000円ぐらいで買えたりします。ところが高円寺とか下北の東京の古着屋さんで買おうとすると、正直、高いところだと1万円超えます。そのぐらい価格差があるんですよ。一番大きなところでね。
地方でも4000円ってちょっと安めに今言ったけど、実際にそういうところもあるけど。でも多くは6000円ぐらいじゃないかな、地方だと。特に僕の地元の新潟とかだと6000円ぐらいで売られてます。でも東京でラルフローレンのオックスフォードのXLの青とか買おうと思うと、9000円ぐらいはいくんじゃない? 1万円いかなくても9000円ぐらいは多分いくと思いますね。
これは古着っていうものの特異性だと思いますね。ブランド品っていうのは、ある程度ブランドの本部が定価設定っていうのをしてるから、地方でも東京でも同じ価格になるわけじゃないですか。でも古着っていうのは、値付けがそれぞれの店舗に任されてるというか、自由なわけですよ。もちろん状態とかも違うから、全部が全部同じ商品とは言えないからね。それぞれのお店で、それぞれの価値観に基づいて、考え方に基づいて値段をつけるわけなんですけれども、仕入れ値は大体一緒です。
僕も古着の仕入れをやってたんで分かるんですけど、国内の倉庫からラルフローレンのシャツを買おうと思うと、今だとどのぐらいですかね。多分2000円ぐらいで買えるんじゃないかなと思いますけど、もうちょっとするかな。でも2000円ぐらいかな。古着屋さんとかで、卸倉庫で買おうと思うと、一番安くて多分500円ぐらいで仕入れられるんじゃないかなというふうに思います。それをどういう値付けにするかって話になるんですけど、東京の古着屋さんって大体3掛けだと思うんですよね。3000円ぐらいで仕入れたもの×3で9000円ぐらいで売るっていうのが普通だと思います。
でも地方の古着屋さんっていうのは、結局固定費が安いわけですよ。家賃が東京と比べると3万円ぐらいしかしませんとか、販売員がオーナー1人でやってますってなると、かかる費用が少ないので限界まで値段を落とせるんですね。東京だと9000円でも売れるけど、地方だと9000円でやると、そういう人たちがいるから立ち打ちできなかったりする。そうすると必然的に新潟とかで物を売ろうとすると値段が安くなるわけですね。固定費も安いし人件費も安いから、それが当然成り立つわけなんですけれども、逆に言うと東京は固定費が極めて高いので、人件費も高いので、値段はそのぐらいじゃないと割に合わないわけですよね。
下北とか高円寺の一等地で古着屋さんをやろうと思うと、値付けに当然反映させなきゃいけないわけですね。それが通常のブランドだったら定価設定がされてるから、どこで買っても同じ価格っていうのはなるけど、古着は定価設定が当然のことながらされてないので、それぞれの固定費だったりとか人件費に基づいて値段が決まってしまうので、地方と東京の価格差が生まれるとなるわけです。
だから東京の古着屋さんっていうのは、コンセプチュアルなところがちょっと多いですよね。90年代の古着を集めましたとか、ラルフローレンの専門店ですみたいな感じでコンセプトを作って、世界観を作ってあげて、付加価値をつけてあげるっていうことをやってる店が結構、特に中目黒とかはそういう店が多いですよね。そうすると、例えば地方の店みたいに、買ってきたものをバーッと並べて売ってますじゃなくて、厳選してちゃんと見せ方を考えてやってるから、値段を高く設定しても売れるし、ファンがつくっていうことはやってますね。
古着の世界はだからすごく面白いですよね。どっちがいいとか悪いとか言ってるわけじゃ全然ないんですよ。地方のやり方も1つだと思うし、東京みたいに付加価値をつけて世界観を作って価格を上げていくっていうのも1つのやり方だと思います。経済的に見ればですね、高いものがしっかり売れる方が当然いいわけですよ。仕入れ値がなるべく安くて、売り値がなるべく高くなるっていうのがビジネスにおいては正しいわけで、それを納得してお客様が買ってくれてるんであれば、それに越したことはないわけですよね。
適正価格なんていう言葉がありますけど、「いやいや、他の店は、地方の店だとこのぐらい安いんだから、お前もこのぐらいの値段にしろよ」っていうのは明らかにおかしいわけですよね。そんなこと言ったら日本経済が回らなくなっちゃうので、なるべく付加価値をつけて、なるべく高く売れるように演出するっていうのがブランドって考え方だし、セレクトショップもそういうふうな考え方で今まで四半世紀、頑張ってるわけじゃないですか。ビームスをはじめね。だから、それが悪いとは全く思わないんですけど。
ただ、得する人、損する人って言い方をするのであれば、地方の古着屋さんのEショップとかを調べた方が、もしかしたら東京で買うよりも同じものが安く買えるってことはあるかもしれないし、もっと言うとタイの古着屋さんとか、タイのナイトマーケットとかに行くとさらに安く買えるので。国内の古着のバイヤーさんが仕入れに行くようなところですから、それが一般の人でも全然行けます。なので、ぶっちゃけタイのナイトマーケットに旅行がてら行くのが一番得すると思いますけど、そこまでするにはちょっとハードルが高いので。タイは6時間ぐらいかかるので、航空券も少し値段はするし、まあまあまあって感じなんですけど。
でも地方のお店と東京のお店で値段の差は確実にあるので、それを活用して、例えば中目黒でいいなと思ったラルフローレンのシャツがあったとしても、検索をかけて、地方でもっと安く売ってるところみたいなのを調べると出てきたりするかもしれないですよね。これはラルフローレンだけじゃなくて、もちろんカーハートだったりとか、リーバイスだったりとか、パタゴニアだったりとか、L.L.Beanだったりとか、エディー・バウアーとか、チャンピオンだったりとか、ブラザーズだったりとか、ギャップだったりとか、NIKE ACGだったりとか、いろんなものに適用されるので、そういった定番的なブランドネームが入ってる古着に関しては、東京で買うときは得したいと思うのであれば、ぜひ1回検索をして地方のお店の価格を調べるっていうのも1つだと思います。
ただ、やっぱり東京は東京で世界観を持って、スタッフさんもアドバイスしてくれてっていうところで、「このお店で買いたいな」と思ってくださるんであれば、そのぐらいの付加価値を感じてお金を払っていただくというのも1つだと思うので、どっちが正しくてどっちが間違ってるっていう話ではないので、あしからず。
続いていきましょう。得する服、損する服。続いてはシルバー、ゴールド。この話はしなきゃいけないと思うんですけれども、得って話でもないんですけれども、服は布と糸なんで、原材料費はたかが知れてるんですよ。原材料なんてめちゃめちゃ安いのね。服って基本的に人件費で高くなってるんですよ。職人さんだったりとかの人件費によって高くなってるので、基本的には服の値段って、糸と布、材料の値段ってめちゃめちゃ安いです。
だって綿花っていくらよって話になるじゃないですか。それを紡績して糸にして、糸を生地にして、生地を加工して縫製して服にしてっていう、その技術の過程において値段が高くなる。つまり人件費によって値段が高くなってくるわけですから、原材料費っていうのはないわけね。ということは、時代が変わってトレンドが変わっていくと、これはもう本当に無価値になるのが洋服の宿命なんですけど、ところがファッションにおいて無価値にならないものがある。それはシルバーとゴールドです。
ゴールドはもちろんね、皆さん貴金属でお分かりだと思うんですけど、シルバーもそうで、シルバーはここ20年でなんと20倍ぐらいの価値が出ています。20年前は確か1g20円ぐらいでしたよね。今って400円近く上がってて、今380円とかなので、およそ20倍になってるんですよ。20倍になってるってことは、極端な話、20年前に1万円で買ったシルバーが今20万になってるんです。だから20年前に買ったシルバーアイテムって、今下取りに出すと買ったときの金額以上で買い取られるはずです。
だからこういうシルバーの、どんなシルバーでもいいですよ。シルバーって別に変わらないんで、曇ろうが黒ずみがつこうがシルバーはシルバーです。変わんないです。元に戻せます。銀っていうのは安定性が高いので、いくらでも元に戻せるので、黒でも全然大丈夫です。買い取ってくれます。わずかでも、たくさん入ってても買い取ってくれます。1gいくらでしっかり買い取ってくれるので、基本的にはリセールに非常に優れたものなんですね。材料に価値がそもそも存在しているので。
だから20年前に1万円で買ったものを今売ろうと思うと、20倍になってるわけですから。当然ね、これってシルバーの原材料の価格だけじゃなくて、職人さんの加工費だったりとか、ブランドフィーだったりとか、いろんなものが入ってるわけですけど、それを超越して20年前のシルバーっていうのは、はるかに買ったときの金額を超えて今下取りされると思うので、めちゃめちゃお得なわけですね。20年間楽しんでシルバーを使ってきて、お金ないからこれ売ろうかなと思ったら、買った金額のはるかに高い金額を回収できるってわけです。
それが今高くなってるからでしょって思うかもしれないけど、銀価格の高騰を見てもらえば分かりますけれども、多少の上下はもちろん存在するんですけど、全体的に右肩上がりにしっかりなっています。もちろん、これから銀価格が絶対に下がらないとかっていうことを保証することは全くできないんですけれども、ただ今までの20年間とか、長いスパンで物を見てきて、およそそこまで大きく下がることは少ないだろうというのは、我々業界の見方なわけですね。金なんか特にそうですよね。
考えると、ある程度、銀とかのアイテムっていうのは僕ら的にも提案しやすいんですよね。服っていうのはリセールがどうしても難しいアイテムで、トレンドが去ってしまったら二束三文になってしまうけど、銀っていうのはどんなトレンドになっても材料そのものに価値が存在するわけだから、田中貴金属さんに持っていけば1gあたりいくらとかで買ってくれるわけですよ。そうすると、無駄のない買い物って言ったら大げさかもしれないけど、あまりお客様に損させることっていうのは、ないとは言えないけど、仮にちょっと気に入らなくて失敗しちゃったなっていうものだとしても、持ってさえおけば価値が上がる可能性があるという言い方になるわけですよね。
考えると、シルバーとかゴールドとかっていうのは、迷ったら買いじゃないかなと僕は正直思ってます。だからこっち側としても提案しやすいよね。「いいな、でも高いな、どうしようかな」って迷うぐらいだったら、買っといた方がいいと思います。別に欲しくないものを買えとは全く思わないけど、「欲しいな、でもどうしようかな」って迷ってるぐらいだったら、銀と金は服と全く違って、原材料そのものに価値が存在するものですから、そんなに躊躇しなくていいんじゃないかなと個人的には思うわけですね。得する損するって範疇からはちょっとずれるかもしれないけど、ぜひ意識してみてください。
続いていきましょう。得する服、損する服。最後にしましょうか。最後はYOOX。ユークスでございます。ユークス知ってます? YOOX。ハイブランド、メゾンのアウトレット通販サイトなんですけれども、大量に海外ブランド、ハイブランドのアウトレット、型落ち品が安く並んでます。バレンシアガとか見てもらうと分かるんですけど、御殿場のアウトレットに並んでるものが、ほぼ同じ価格、同じ商品ラインナップで見れて買えたりするんですね。仕組みとしてはアウトレットを通販でやってますっていうだけなんで、別に特別なことは何もないんですけれども。
なんでこれが得する損するみたいな話になるかっていうと、海外デザイナーズってトレンドがやっぱり早いんですよ。我々が着るものよりも、やはり海外のデザイナーズっていうのは1歩か2歩先に行ってるのね。だから型落ちぐらいでちょうどいいんですよ、正直。今売られているハイブランドのアイテムとかって魅力的に見えるかもしれないけど、別にあえてそこを買わなくても、正直1年型落ち、2年型落ちぐらいでも全然ちょうどいいんです。だってぺたんこのスニーカーとか、日本だとようやく流行り始めてきたけど、マルジェラとかドリスとかなんて、もう2年前ぐらいからやってるでしょ。って考えると、ちょっと型落ちぐらいがちょうどいいんですよ。
なのでユークスとかは、その上40%オフとか50%オフとかになってるわけですから、お得な買い物としては。メゾンブランドとかは今リアルタイムで買おうと思うとめっちゃ高いじゃないですか。為替も敵になっちゃってるから、我々に不利になっちゃってるので、どうしても今、海外製品が高くなっちゃってる。現実的な値段じゃないよね。Tシャツを買うにしても10万とかしちゃうわけだし。マルジェラのTシャツが10万って何かの冗談かと思いますよ。昔マルジェラってそんな高いブランドじゃなかったからね。Tシャツなんて、僕が若いとき、マルジェラなんて多分3、4万出せば買えたんじゃないかなと思いますけど。もちろん物価の差もありますけどね。
なんだけど、そうやって無理して買うよりも、正直、型落ちぐらいでちょうどいいと思います。だから今のリアルタイムでメゾンのブランドを買うっていうよりも、ユークスとかで型落ち品とかをゲットする方が、僕はそれで十分じゃないかなと思うし、僕自身もそれで全然満足できたりするので、よかったらユークスをまだ知らない人はチェックしてみてください。
というわけで今日は得する服、損する服ということでお届けいたしました。ぜひよかったら参考にしてみてください。こんな動画を毎日のようにアップしております。よろしければチャンネル登録といいねボタンもぜひお願いします。またお会いしましょう。MBでした。バイバイ。
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