「AIの限界」をメモリと先端ロジックで越えられるか:Rapidus東会長と東北大・遠藤教授が語るNAND、MRAM、電力、人材
ものづくり太郎チャンネルものづくり太郎チャンネルによるRapidus対談の後半である。Rapidusの東会長に、スピントロニクス研究で知られる東北大学の遠藤教授が加わった。前半で扱われなかった話題として、ホストのものづくり太郎が最初に投げかけたのは、キオクシアの株価がなぜ急騰し、その後急落したのかという問いだった。議論はそこから、AIの性能を決めるボトルネックがどこにあるか、国家戦略としての半導体、データセンターの電力問題、設計人材の不足、そして「産業を作る」ことの意味へ広がっていく。
二人に共通しているのは、AIの需要はこれからも移り変わるので、市場が変わる前に次の技術と作り方を用意しておかなければならない、という考え方である。
なぜいまNANDメモリが必要とされるのか:KVキャッシュの肥大化
ホストはまず、半導体企業が時価総額で国内1位になったことと、キオクシアの株価が大きく動いていることに触れた。そのうえで、なぜ今NANDメモリがこれほど求められるのかを遠藤教授に尋ねた。
遠藤教授は、2年ほど前にNVIDIAのCEOが「KVキャッシュ」の問題を指摘したことが発端だと説明する。従来の機械学習では、隣り合うデータ同士を計算して比較すれば、そのデータはもう使わない。一方、大規模言語モデル(LLM)では、あるデータを他のすべてのデータと比較するため、同じデータを何度も使う。そのたびに計算し直すとGPUが発熱し、エネルギーの無駄も大きい。そこで、あるレイヤーで一度計算した結果をKVキャッシュとして保存し、あとは読み出して比較するだけにすれば、消費エネルギーを下げられる。
問題はその容量である。遠藤教授によれば、トークン数を長くするほど生成の精度は上がる。モデル本体の大きさは世代ごとにほぼ固定されているが、トークン数を2倍にすればKVキャッシュも2倍、4倍、8倍と増えていく。その結果、いまはモデル本体よりもKVキャッシュのほうが多くのメモリを使っているという。推論時にはこのKVキャッシュを読み出すので、KVキャッシュが大きいほど推論性能が上がる、という関係になる。
HBMからHBFへ:DRAMの容量の伸びが鈍るなかで
遠藤教授の説明では、NVIDIAのCEOは、DRAMの容量の伸びが鈍っているため、数年後にはKVキャッシュがHBM(DRAMを積層して帯域幅を広げたメモリ)に収まりきらなくなると述べた。DRAMの次に容量が大きいのはNANDなので、NANDメーカーに何とかしてほしい、という趣旨だったという。
そこで出てきたのが「ハイバンドフラッシュ(HBF)」である。フラッシュを積層し、HBMと同じ仕組みで同じ帯域幅を出す。容量の面では、DRAMが現在32GB程度なのに対してNANDは桁が違い、メモリ空間が一気に100倍以上に広がる。それだけトークン数を伸ばせ、質の高い生成ができるという。
レイテンシの点ではDRAMのほうが速い。しかし遠藤教授によると、この用途ではレイテンシが効くのは1%から数%程度にとどまる。それよりもメモリ空間を確保してトークン数を伸ばすほうがユーザーにとって有益なので、HBMが丸ごとHBFに置き換わるのではないかという噂もあり、NANDメーカーはそこを狙っているという。
遠藤教授は、これをビジネスの構図としても説明した。パソコン向けのように利益率が抑えめのSSD事業から、データセンター向けSSDへ、さらにKVキャッシュ向けの「超ゴージャスなフラッシュ」へ移れば、利益率は非常に高くなる。汎用DRAMとHBMでは同じDRAMでも利益率が大きく違うのと同じ論理だという。NANDメーカーが急に「AI銘柄」になったのはそのためだ、という流れである。
遠藤教授はさらに、ボトルネックは移り変わるとも付け加えた。今はGPUの演算性能よりもメモリの性能がシステム全体の性能を左右しているが、メモリが大きく進化すれば、今度は演算側が足を引っ張るようになる。そうなれば、10年ほど先にはロジックが再び重要になり、Rapidusが手がける2nmや1.4nmのロジックが求められる、という見立てだ。
エージェントAIではレイテンシが効く:SOT-MRAMの位置づけ
では、遠藤教授が開発するMRAMはこの流れのどこに入るのか。遠藤教授は、機械学習の時代にはHBMが使われ、それがHBFになるかもしれないという段階に来ていると整理する。そのうえで、エージェントAIへの移行とともに「GPUからCPUへ」と言われている点を挙げた。エージェントAIの処理は細かく、ここではレイテンシが大きく効くという。ホストも、東京の利用者にすぐ応答するには米国だけでなく東京にもデータセンターが必要だという話を聞いた、と応じた。
遠藤教授によれば、これまでのAI向けメモリはメモリ空間と帯域幅を最優先してきた。しかしエージェントAIではレイテンシが大きなボトルネックになる。レイテンシが最も短いのはSRAMだが、SRAMはエネルギーを多く消費するうえ、容量がまったく足りない。遠藤教授のグループが開発している新しいタイプのSOT-MRAMは0.3ナノ秒で動作し、3GHz相当、つまりメモリでありながら二次キャッシュ並みの速度で動くという。SRAM並みのレイテンシを持ちながら、SRAMの10倍以上の容量を実現でき、しかも不揮発性なのでパッケージの放熱の問題にも対応できる、というのが遠藤教授の説明である。
市場が変わる前に動く:「嗅覚」と一次情報
遠藤教授は、半導体の歴史をこうまとめた。大量生産のバッチ型の時代があり、今はRapidusのようにアジャイルに作る時代になった。演算はGPUからテンソルプロセッサ、ニューラルネットワーク向けへ、そしてまたCPUへと移り、メモリもDRAMからフラッシュへ、できればMRAMへと進んでほしい。市場が変わるにつれて、作るものも作り方も変わっていかなければならない。そして、変化が起きてから始めたのでは間に合わない。それを見極めるのが「嗅覚」であり、将来こうなるというイメージを持つことが重要だという。
ホストは、日本の展示会にはもう意味がないと感じており、ドイツやアメリカのGTC、最近では中国の展示会から次の世代を読み取っていると話した。AIは二次情報は知っていても一次情報は知らないので、一次情報の優先度が高まっている、という見方である。遠藤教授も、ニュースやウェブに書かれていることをやっても仕方がないと同意した。そのうえで、いろいろ読み、知っている人と会話を重ねるなかで、東会長の頭の中でどんな未来像ができたのかを尋ねた。東会長は大げさなものではないとしつつ、聞いたときに引っかかるものがあり、それはあまりロジックの世界の話ではない、と答えている。
国家戦略としての半導体:中国の動きとRapidusの立ち位置
話題は国家戦略に移る。ホストは、国同士がブロック化するなかでRapidusの重要性が日増しに高まっていると見ている。その根拠として、中国の国家半導体ファンドが1兆円規模の出資をしたこと、金融系の事業で余った計算資源から生まれたDeepSeekがこれまで中国政府と距離があったのに、国家ファンドの出資を受けたことを挙げた。さらに、米国でもトランプ大統領がAI企業の株式を国が取得すべきではないかと考え、AnthropicのMythosも米国政府の管理下に置かれている、とホストは述べる。半導体をどうするかは安全保障の問題になりつつある、というのがホストの認識である。
ホストはさらに、中国を侮れないと強調した。2015年の「中国製造2025」ではロボット、ドローン、フラットパネルディスプレイ、太陽光パネル、ゼロエミッション車でかなり成功した。2015年のクラウド戦略、2017年のAI戦略から10年あまりが経ち、その多くが的中し、対米構想も具体化している、とホストは見る。そのうえで、日本がフィジカルAIを軸に据えるなら、半導体のポテンシャルは今よりも大きくなると考えている、と二人に問いかけた。
東会長は、国家戦略と経済が非常に密接になったことをパラダイムシフトと表現した。半導体そのものが国家戦略になり、国がRapidusにも投資している。その中で、どれだけ早く最先端に進めるかが勝負の分かれ目になるという。東会長は、今回の取り組みが有利な点として、日本だけで固まるのではなく、アメリカやヨーロッパと連合しながら道を切り開けることを挙げた。一つの頂点からすべてを指示されて進める開発ではなく、多極的に進めながら、それが国家戦略として動いている点が従来とは違う、というのが東会長の見方である。
人材と応用分野:Tenstorrentへの派遣設計プログラム
ホストは、最先端半導体の設計・製造をやりたい人を求めているという点に話をつなげた。走りながら考える進め方には、そうした人材が不足しており、仲間作りが必要なのではないかという問いである。東会長はまさにその通りだと答え、アメリカやアカデミアと連携しながら人材を育てていると説明した。製造と設計とアプリケーションを、立体的にすべて進めていかなければならないという。
アプリケーションの例として、東会長はロボット向けのSoCを挙げた。ホストが、遠藤教授のMRAMもキーアプリケーションになりうるかと確認すると、東会長は同意した。さらに、遠藤教授が前半で触れた宇宙産業向けの半導体や、日本にとって重要だと考える医療分野として、画像処理や新薬開発を挙げた。そうした分野で品質の良いものを出していき、製造、設計、開発がうまく絡み合いながら動いているという。
具体的なプログラムとして東会長が挙げたのは、Tenstorrentへの派遣設計プログラムである。東会長自身も翌日Tenstorrentに行く予定だと話していた。
なぜ設計が重要なのかと問われると、東会長ははっきりと、日本で設計できる人材が不足しているからだと答えた。アメリカは先へ進んでいるが、日本の会社がアメリカに設計を依頼しても後回しにされてしまう。だから、将来どんなアプリケーションが必要になるかを予測し、その設計を自分たちで始めておかなければならない、という説明だった。
AIが電力を使い尽くす:SRCレポートと「ご飯も炊けない」未来
終盤では、AI普及に伴うエネルギー問題が取り上げられた。ホストは、MRAMの低消費電力や、変種変量生産に対応するRapidusの先端ファウンドリーの意義については、会話の中でほぼ答えが出ていると前置きしつつ、二人の見方を尋ねた。
東会長は、データセンターの消費電力は2020年と2030年で10数倍違うと述べ、圧倒的に電力を消費する時代が目の前に来ているので、エネルギーの枯渇は本当に重要な問題だとした。
遠藤教授は、米国のSemiconductor Research Corporation(SRC)のレポートを紹介した。データセンターやICTが使うエネルギーは指数関数的に増えている。発電量も増やしてはいるが、増え方の傾きがまったく違うため、2042年には世界中の全エネルギーをデータセンターだけに注ぎ込んでも足りなくなる、という内容だという。遠藤教授は「そのときにはご飯を炊くエネルギーも、遊びに行くエネルギーも残っていない」と冗談めかし、データセンターだけが動いて人間はエネルギーを使わずにいる映画『マトリックス』のような世界になると例えた。
実際には、人間はエアコンなどのヒートポンプや車にもエネルギーを使って生活しなければならない。遠藤教授によると、半導体業界の側から見れば、AI半導体に100兆円以上を使いたいという絵になる。しかし、地球上のエネルギーを誰がどう使うかという配分から見れば、半導体・ICTが使えるのはせいぜい3分の1程度だという。そう考えると、2032年ごろにはエネルギー律速でデータセンターの稼働率を上げられなくなり、作っても動かせないはずだ、と遠藤教授は見積もる。エネルギーや水が足りないという話はすでに現実に起きている、とも話した。
取れる手は二つ:AIを止めるか、10分の1の電力で動かすか
遠藤教授は、取れる手は二つしかないと言う。エネルギーがないのだからAIの拡大はここで終わりにするか、2nm、1.4nm、MRAMといった新しい技術を取り入れて消費電力を10分の1にし、同じエネルギーで10倍のデータセンターを動かせるようにするかである。
AIをめぐる競争は、どれだけ計算資源を持っているかの競争である。今はどの国の機器も1台あたりのエネルギー消費は同じなので、エネルギーを多く持つほうが勝つ。日本はエネルギーの8〜8.5割を輸入しており、必ずしもエネルギーリッチな国ではない。だから、同じエネルギーで10台、100台を動かす技術を作っていくほうが良いのではないか、というのが遠藤教授の考えである。東会長も、日本で現在作っている40nm程度の半導体に比べ、ナノレベルの先端品では消費電力が大きく下がると述べ、技術でエネルギー問題に取り組むべきで、我慢しているだけではだめだと応じた。
MRAMの市場について遠藤教授は、当たればという前置きをしたうえで、2032年には3兆円産業になるという予想があると紹介した。そこまでに主要なメモリの一つになれるかどうか、という思いを語っている。遠藤教授が関わるパワースピンはまだ上場していない。遠藤教授は、そうした取り組みもすべて、2011年に東会長が最初に「井戸を掘ってくれた」おかげだと述べた。
産業を作る:IBMアルバニーと東北
最後のメッセージとして東会長が強調したのは「産業を作る」ことである。技術を買ってくるだけでは国民は豊かにならない、というのが東会長の考えだ。
東会長は、Rapidusが技術を導入したIBMのニューヨーク州アルバニーの経緯を紹介した。その技術はアルバニーのナノテクノロジーセンターで開発されたもので、センターができたのは2002年である。2001年の9.11の後、ニューヨークを復興させるために技術と産業の集積をアルバニーに作ると、当時のニューヨーク州知事とIBMが決めたという。一方で遠藤教授の拠点は、東北の震災の後、ゼロから産業をもう一度立ち上げるという挑戦だった。どちらも災害の後に最大の挑戦をした例だが、今はそうした災害がない中で新しく産業を作る時期であり、それはむしろ良いことだと東会長は話した。タイミングとしても同じくらいの時期に当たり、今回はAIがまさにその契機になるだろう、というやりとりが続いた。
遠藤教授は、論文を書くだけではだめで、できれば新産業を生むようにと言われ、今もそれを実現するために頑張っていると語った。TSMCなど業界とも組み、会社も作ってきたという。
設計者は市場と製造をつなぐ
締めくくりに遠藤教授は、言い足りないことが二つあるとして話を続けた。
一つ目は設計の重要性である。半導体を作るだけでは「部品屋」になってしまい、市場とつながらなければならない。市場とものづくりの技術をつなぐのが設計者だ、と遠藤教授は言う。アプリケーションに合わせて設計する必要があり、アプリケーション、半導体のものづくり、製造というエコシステムがある。ただし、設計だけが大事なのではなく、いくら設計できても作れなければ以前に戻ってしまう。ようやくものづくりが復活し始めた中で、「作れるようになりました」で終われば受託工場になるだけなので、三位一体で進めるという意味で設計者が非常に大事だ、というのが遠藤教授の主張だった。
二つ目は、RapidusはIBMから技術を持ってきただけだ、という批判への反論である。遠藤教授は、この批判には苛立つと率直に語った。データをもらってくるだけなら簡単だが、それを自分で作れるようになるのは別の話だ。オリンピック選手に1年間トレーニングを受けても、同じように100mを9秒台で走れるかといえば無理である。Rapidusは教わった相手への敬意からIBMに教わったと言っているが、実際にはそれを短期間で自分の血肉にし、実際に物を作り、ファブが動き始めている。遠藤教授はこれを、選手にトレーニングを受けて4年後のオリンピックに出場しているような世界だと例え、そこをすごいと思ってほしいと話した。
続けて、IBMの側も、自分たちは製造が得意ではなく、製造とアプリケーションは日本が強いと考えている、という指摘があった。IBMは先端技術の開発を担い、製造やアプリケーションは日本が担う。互いに持っていないものを補い合う組み合わせだからうまくいく、という見方である。話者の一人は、東芝でNANDに携わっていた当時も、NANDの生産は東芝が強かったが、SDカードやUSBメモリのようにコンピューターとのインターフェースを通じて普及させる窓口は東芝だけでは作れず、IBMの力を借りて一緒に進めたと振り返った。昔も今もその関係は変わらない、という結びである。
最後にホストは、半導体業界で働きたいならRapidus、大学で半導体を学びたいなら東北大学だとまとめた。遠藤教授は、自分たちのセンターは設計もし、実際に物も作り、材料開発やシステム開発も行う、つまり全部をやっていると説明した。対談は、次の産業を作り、半導体の変革を起こしたい、とりわけ設計をやりたい人を求めているというメッセージで終わった。
どうもこんにちは。ものづくり太郎チャンネルのものづくり太郎でございます。ついにやってまいりましたRapidus対談の後半動画になってきまして、前回盛り上がってきましたと。キオクシアの秘密が今回知れちゃう。今来てるAI半導体、どうしてキオクシアが株価爆上げして、今爆上げから爆下げしておりますけども、今日は何なんだというところも見えてくる動画になっておりますと。ということで、なんと東会長だけでなくて、2025年ものづくり太郎チャンネル・オブ・ザ・イヤーのスピントロニクスの遠藤教授を交えたスペシャル対談の後半でございます。
そんな回にスポンサードいただいてるのがサテライトオフィス。はい、もう38歳でこのテンションきついすね。ということでサテライトオフィスさん、弊社も使っています。例えばOffice 365、Google Cloud、Gmailとか、ドメインを取得して会社で使いたいなっていった場合は、皆さんサテライトオフィスでございます。一気に環境を整えたいということであれば、サテライトオフィスさんに連絡いただければ幸いでございます。概要欄チェックしてあげてください。ということでRapidusの後半です。いってらっしゃい。
今日はレジェンド2人でございまして。AIが自分で修正しながら成長していってる。シンギュラリティの入り口に近づいてきてる。宇宙線にも強い、なんだ、スピントロニクスじゃねえかと。はい。100倍以上放射線浴びても誤動作しません。がすごいってなってるかもしんないです。これを救ったのがさんですよね。そう。建物からクリーンルームから現物出資で。現物出資。分からない時に始めなきゃいけない。成功なハンターやらない。
ちょっと息抜きをしたいなと思って。せっかくだからね、キオクシアのね、話もしたいなという風に思って。ホットだし、トヨタもソフトバンクも抜いて、なんと半導体企業が日本で1位になったじゃないですか。これはすごいことで、アメリカはね、NVIDIAが1位になってますけども、2位がMicron、Google、Apple、まあその辺じゃないですか。も作ってますから。このNANDメモリーがなんでこんな必要なんですか?ちょっと是非先生から分かりやすく。
元々は2年ほど前ですかね。NVIDIAのCEOがですね、KVキャッシュっていうのがあるんです。これ簡単に言うとね、さっきみたいに機械学習の時は隣のことやるから、ここを計算して、ここ計算して、その結果同士比較して、比較終わりだからもうこのデータは使わないんです。だけど例えばデータを全部と比較しようとすると、このデータ何回も何回も使うじゃないですか。それを毎回毎回計算してると、GPUはもう発熱しすぎてエネルギー的にロスなので、LLMの世界になったら、あるレイヤで1回全部のノードを計算したら、KVキャッシュってとこに取っといて。
なるほど。
あとはもうリードオンリーだけで、読み出し比較だけをやって結果をバンと出しましょうって言った方がエネルギーが下げられるっていうので、KVキャッシュっていうのが生まれてるんですけども、それが今トークン数が伸びる、長くした方がより正確な生成ができるじゃないですか。だからLLMのモデル自身は、モデルのジェネレーションで固定だから、まあそれは一定の大きさなんですけど、トークン数を2倍増やせばKVキャッシュが2倍、4倍、8倍ってなっていくので、モデルよりもKVキャッシュの方がメモリーを多く食ってるんです。
ということは、ラージランゲージモデルのインファレンスの時にこのKVキャッシュを読む。そしてそのKVキャッシュが大きいほど推論の性能が上がる。
そう、そう、そう。それでジェンスンさんが、DRAMっていう容量の伸びがちょっと今サチってるじゃないですか。
うん。
数年後にはHBMの上に乗らなくなる。
何が乗らなくなる?
KVキャッシュのメモリー量がHBMの上に乗りきらなくなるので困ると。DRAMよりも次に容量が大きいのはNANDだから、これはNANDのメーカーが何とかしてくれなきゃいけないって言ったんです。
それで今ハイバンドフラッシュっていう。
あ、ハイバンドフラッシュ。
ハイバンドメモリーってのはDRAMを積層してバンド幅を広げますと。フラッシュはフラッシュを積層して、HBMと同じシステムなので同じバンド幅ができて、だけど容量は、DRAMは今32GB、NANDは数TBあるから、一気に100倍以上メモリ空間が広がるので、それだけよりトークン数の長い、より質の高い生成ができるっていうので、そこが一気にブレイクすると。実はDRAMは速いんですけど、この領域はですね、って言えばレイテンシはあんまり言わないので、だからNANDのデメリットが見えなくて。
レイテンシってそんなに。
いや、効くんですよ。でも1%ぐらいか数%しか効かないと。それよりはメモリー空間が取れてトークン数を伸ばした方がユーザーにとってはいいっていうので、もしかしたらHBMがガラっと全部HBFになるんじゃないかっていう噂話とか、NANDメモリーメーカーはそこを狙ってるっていう。
なるほど。だから皆さん、いわゆる廉価版って言ったら失礼ですけども、従来のパソコンとかに入ってる利益率の少し抑え気味なSSD事業よりは、データセンター向けのSSDに切り替えて、さらにその先のKVキャッシュ向けの超ゴージャスフラッシュに行くと、ものすごい利益率。
それはもうDDRのDRAM売ってるのと、HBMでDRAM売るのと同じ論理なんですよ。
そう。なるほど。それで今NANDメーカーが急にAI銘柄です。そういうことですか?
AIっていうのは常に、多分10年経ったらまたロジックが大事になってくるんですけど、でも今はGPUの性能よりもメモリーの性能がシステムの性能を引っ張ってるので、だから今はAIのメモリーが性能を上げてくれる、容量を広げてくれるっていうのがボトルネックになってると。でメモリがぐっと進化すれば、またこの演算側が足を引っ張ってくるって言われて、Rapidusさん作られて、2ナノとか1.4ナノが欲しいって。
そう。すごい勉強になりました。
そのことと遠藤さんがやってるMRAMとね、どういう風に関係し。
そういう意味では、機械学習時代はHBM、AIの時にはメモリー、最初はHBMだったんだけども、今それがHBFになるかもしれないと言われて、今度はエージェントAIになるのと、GPUからCPUって言われてるじゃないですか。実はエージェントAIってのは結構細かい。これはですね、レイテンシがものすごく効くとこなんです。
だからサーバーをアメリカだけじゃなくて日本、東京に作っとかないと、東京の人はすぐ応答できないからデータセンターが必要なんだっていうこと聞きました。
レイテンシがものすごく効くので、AIメモリーの中でも今まではメモリー空間とバンド幅至上主義だったのが、エージェントAIになるとレイテンシがものすごくボトルネックになるので、じゃあメモリの中でレイテンシが速いのは誰って言われた時に、当然1番速いのはSRAMなんですけど、それだとエネルギー食いしちゃうし、あと容量が全然ない。DRAMは30ナノ秒で、今我々が開発してるSOT-MRAMって新しいタイプで、それだと0.3ナノ秒ですから3GHzで動いてるんです。メモリーなのにセカンドキャッシュぐらいのスピードで動いてるので、SRAMレベルのレイテンシを持ちながら、SRAMよりも10倍以上の容量が実現できて、しかも耐熱があるので。パッケージの放熱の問題もあるじゃないですか。
うんうん。
だから先ほど言った、大量生産でバッチ型で生産するぞっていう時代もあったし、Rapidusがやられてる枚葉でアジャイルにやってくって、それとか、GPUからテンソルプロセッサー、ニューラルネットワーク、またCPUへとか、メモリーもDRAMからフラッシュ、MRAMに行ってくれれば嬉しいですけども、マーケットが変わってくのに従って、作るものも作り方もどんどん変わっていかなきゃいけない。そうなってから始めたんじゃあ、あと3年はもうできないので。それが嗅覚ですかね。
そう、嗅覚、嗅覚だし、将来こうなるぞっていうイメージが重要なんすよ。
そう、そう、そう、そう。日本の展示会ってもう意味ないなって僕思ってて、ドイツだったりアメリカのGTCだったり、中国は最近行くんですけど、やっぱりそこからこういう世代来るよねっていうことを。逆にこのAI時代って、AIって2次情報は分かるんだけど1次情報は知らないです。
うん。1次情報しかプライオリティないのかなというふうに思って。
そう。大体のことはね、ニュースとかウェブに書かれてることやったってしょうがない。そういうことを色々読んだり、知ってる人とコミュニケーションしたり会話をしたりしてると、何となく東さんの頭の中でどういう未来像が作られたかっていうこと。
いやいや、そんな大げさなもんじゃ。
それはすごいよ。でもなんか行けるなってあるじゃないですか。そういうひらめきみたいな。
なんか聞いた時に、未来感だって言われても、なんかこう引っかかるものがある時と。あんまりロジックの世界ではない。
分かります。あ、ごめんなさい。僕もね、偉そうに言えないんだけど。中に入ろうとしてます。
ちょっとかなり面白くなってきたんですけど、話題を変えてですね、Rapidusのポジショニングが日増しに重要になってきてるという風に思ってました。というのも、国家戦略の考え方とか、デカップリングの次で国同士がブロック化してしまったので、これを持つ意味っていうのはすごく重要になってきたんじゃないかなっていうのを。例えば今月の3日ですよね。中国の国家半導体、何だったか忘れましたけども、半導体ファンドが1兆円出資したじゃないですか。
うん。
今までそのDeepSeekって、フィンテックの方で余った計算資源でDeepSeek作ったわけですけども、だから中国政府と若干距離があったわけですけど、国家ファンドからの出資を受けて、もうあれは中国になっちゃったわけですよね。で、その動きを受けてアメリカも、トランプさんがAI企業の株を国が取得した方がいいんじゃないかなっていうことで、AnthropicのMythosも米国政府の管理になっちゃってるので、こういった中では国の戦略、日本国として半導体どうするんだとか、安全保障になりつつあるんだっていう風に僕は見てるんですよね。
で、さらにやっぱり中国侮れないっていうのが、2015年に中国製造2025でかなり成功したとこ。ロボット、造船、ドローン、フラットパネルディスプレイ、太陽光パネル、ゼロエミッションビークルですね。さらに2015年にクラウドの戦略っていうことと、2017年にAI戦略が出てくるわけですけど、それから10年ちょっと経ちますけども、かなり当たってるんですよね。対アメリカの構想っていうのがかなり具体化してきてるし、侮れないっていう風に僕は見てて。日本はフィジカルAIをやっぱ軸に置いてやってくってなった時に、半導体のポテンシャルが今よりも高くなるという風に思えてならないと考えてるんですけど、そこら辺どう2人は見てるのかなっていう。
先ほど言われたように、国家戦略と経済ってのはものすごい密接になっちゃった。これはもうパラダイムシフト、ここ数年の。だからそういう中で半導体そのものが国家戦略になってきてるっていうところなんですよね。だから我々のところにも国がどんどん投資してくれてるという領域で、ここでどれだけ早く我々が先端のところで進んでいくかっていうところが勝負の分かれ目になるわけです。
そこら辺が、国がちゃんとやってるのとやってないのと大違い。
そうですね。それと今回の場合は我々有利だなと思ってんのは、日本っていう塊だけじゃなくて、アメリカ、それからヨーロッパというところで色々連合しながら道を切り開くことができるのが大きな違い。
ポジションもいいですよね。日本っていう1つだけじゃないですけど。
そう、そこら辺が、スピードから行っても何から行っても違う。1つの頂点から全てを下請けてやっていくような開発よりか、多面的なところでやりながら進めていく。しかもそれが国家戦略として動くというところがまた全然違う。
素晴らしい。
うん。
プラス、このキーを埋めるところ、最先端半導体の設計製造をやりたい、やってみたい人が欲しいと、ここにも通じるのかなという風に思ってまして。さっきの2人のレジェンドの話でも、走りながら考えるっていったところで、こういう人材もおそらく不足してるし、仲間作りをしたいんじゃないかなという風に思ってるんですが、どうでしょう?
まさにその通りで、今僕なんかがやってるのはそこを一生懸命やってね、アメリカとか、いわゆるアカデミアとの連合しながらそういう人材を育てていくというようなことをやって、特に製造と設計とアプリケーション、非常に立体的に全部やっていかないとなんで。
アプリケーションっていうとどういう?
例えばロボットで使うようなSoCみたいな、今のSoC、ああいうようなアプリケーションとかね。
まさに遠藤さんがやられてるMRAMみたいなものは、キーアプリケーションになり得る可能性があると。
そう。先ほど遠藤先生が言われたような宇宙産業で使うような半導体とかね、ところもありますし、あるいは日本としては重要だなと思ってるのは医療分野。医療分野で画像処理関係もあるし、あるいは医薬で。
新しい創薬ですね。
そうそう。そういう分野がどんどん今後使われていくというところで、そういうとこで品質でいいものを出していくと。
なるほど。
ちょうど製造と設計と開発っていうのがうまく絡み合いながら動いている。
これは例えば、Rapidusさんと一緒にやりたいとか、仕事でRapidusに行けばこういうことをやれるっていう、そういうことなんか、そういうプログラムを準備されてるんですよね。
それ走りながらね。
そう。例えばあれですよ。明日僕Tenstorrentに行かないといけないですけど、Tenstorrentへの派遣設計プログラムとかありますね。
これが俺言いたかったんですよ。特に設計が重要って話もあったじゃないですか。なんで設計が重要なんですか?
なんでっていうのは、はっきり言うと日本が今不足しています。
あ、設計できる担当者。
うん。アメリカはアメリカでどんどん進んでますよね。
あ、進んでますね。
ね。例えば日本の会社がこの設計をお願いしますって言っても、後になっちゃうわけですよ。
ああ。
というようなことがあって。
未来を予測して、こういうアプリケーション設計が必要だなってことを考えて設計しとくってことですか?
そう、そう、そう。そこから始めないといけない。それと製造の方とセットにならないと済まない。
なるほど。その設計に挑戦したい人材をより熱く募集してると。
そう、そう。
最後の方に入っていきたいんですけども、これはご要望いただきまして、AI普及におけるエネルギーっていうことが今出てきてるじゃないですか。MRAM、今の低消費電力ロジック半導体と、柔軟な少量多品種生産を可能にするRapidusの先端ファウンドリーの重要性みたいに書かれてるんですけども、これはもう会話しながらもう答え出ちゃったみたいな。
そう。
エネルギー問題はお2人にどう見られてる?言うまでもないですけど。
そうですね。まあ先ほどデータセンターって言われましたけども、データセンターで消費する電力っていうのが、2020年と2030年とかすると10数倍違う。
10数倍。
だから圧倒的に電力を消費する時代がすぐ目の前に来てるところで、だからエネルギーの枯渇っていうのが本当に重要な感じ。
アメリカのSRCから出てるレポートだと。
はい。SRCってどこのですか?
アメリカのね、Semiconductor Research Corporationっていうところから出てるとですね、今のデータセンターとかICTが使うエネルギーって指数関数的に増えてる。で、エネルギーも頑張って増やしてってるんだけど、傾きが全然違うので、2042年には世界中の全エネルギーをデータセンターだけにぶち込んでも足りない。ってことは太郎さん、そん時ね、僕たちね、ご飯炊くエネルギー残ってないですよ。
残ってない。
どっか遊びに行こうって言っても、そんなエネルギーないんですよ。だからどっかのマトリックスとかいう映画と同じで、データセンターだけが動いてて、人間はやってて、エネルギー使わないでブーンと動いてるって。だけどやっぱ我々生きてかなきゃいけないので、ヒートポンプ、いわゆるエアコンだとか温度調整かけるとか、車も必要ですよとかですね。ヒートポンプのエネルギー変換効率はなかなか上がらないので、大体半導体、ICTに使えるエネルギーってどれぐらい。みんなAI半導体使いたいのって言ったら、100兆円以上使うねっていうのが半導体側から見た絵面なんですよ。でも一方で、全然半導体関係なく、地球上のエネルギーを誰がどう使うんだという分担を見ると、半導体って大体使っても1/3ぐらいが精一杯だよねと。
今、電動化ですもんね。
そうなんですよ。だってデータセンターだけ動いたってしょうがないので。そう考えると、2032年ぐらいにはエネルギー律速でデータセンターの稼働率が上げられないっていうか、作っても動かないはず。
動かせない。もう現実に起きてるって言いますね。今ね、エネルギーが足らないとか、水も足らない。
そう、そう、そう。そうすると取る手は2つしかない。エネルギーがないんだから使わないようにしましょう。だからAI戦略はここでおしまいねっていう風にするのか。もし我々がAIの世界をね、2ナノとか1.4ナノとか、MRAMみたいなね、新しい技術も入れて1/10にね、できれば、同じエネルギーで10倍のデータセンターが稼働できるわけです。
うん。
そうすると先ほど言ったAIバトル、どれだけAIの計算資源を持ってるかの競争ですから。今はみんな1台1台が同じエネルギーを食うから、同じエネルギー持ってたら100対100でやってて、エネルギーたくさん持ってる方の勝ちってなると、日本は必ずしもエネルギーリッチな国じゃないので。
ほぼ輸入しますもんね。8割、8.5割ぐらい。
そう思うと、やっぱり同じエネルギーで10台、100台動かしますよっていうエネルギー技術を作ってく方がいいんじゃないかなと。
そうですね。今日本で40ナノとか、それぐらいの半導体をやってるわけですよね。それに対して2ナノというレベルだと何分の1になる、電力消費が。
確かに。
そういうようなレベルでの技術的なエネルギー、それをやんないと。我慢してんじゃダメ。
そうですね。人間の欲の方が多分強いと思いますので。ってなった時に、MRAMだったり、技術融合が効いてくると。
そう。
MRAMなんてどれぐらい消費電力減るんですか?
対DRAMに比べると何分の1。
ええ。全部持ってかれた感じがするな。
ね。当たればいいんですけど、予想だと2032年には3兆円産業って言われ、追いついてくるメジャーなメモリーになれるかどうかなっていう思いです。
まだパワースピンさんは上場しないんですか?
まだ上場かな?あ、そうですね。でもそれもこれも2011年に東さんが。
あ、そうだよ。
井戸を最初に掘ってくれたんです。
そう。最後のメッセージとして、産業を作りたいっていうのがあるじゃん。
ここですよね。やっぱり産業を作んないと、買ってきただけだと国民が豊かにならない。
うん。そういう意味で言うとね、僕らIBMのアルバニー、ニューヨークのところ、そこから技術を我々買ってやり始めたでしょ。その技術はアルバニーのナノテクノロジーセンターというとこでやったんだけど、それを作ったのが2002年なんです。2001年の9.11だったでしょ?セプテンバーイレブン。あれからニューヨークを復興させるのに、技術と産業の集積をアルバニーに作ろうというふうに決めたのが、当時のニューヨーク州知事とIBM。それと、そういう意味では、こっちは東北の震災やったと。こっちはゼロからっていうところで、いかに産業をもう1度復興させてやるかっていうところで、みんな最大のチャレンジをその時にしてるわけでしょ。今はそういう災害はないわけで、新しく産業をつくる時期だから、いいぐらいに僕は思って。
確かにタイミングでいくと同じぐらいですからね。AIが出るので。
まさにそこに当たるだろ。
ですよね。
そうです。僕でね、チャンスいただいたじゃないですか。今でも僕それを勝てるように頑張ってんです。でも結構厳しいことで、論文だけ書いて遊ぶのはダメだよと。できれば新産業を産むと。
だから遠藤先生はそこを常にやってきたってことですよ。GSMCとも、装置業界ともやったしね。
だから会社も作りました。
全然こういったところで、もうメッセージとしては、次の産業を作りたい、半導体の変革を起こしたい、開発・設計・製造、特に設計やりたい人は概要欄チェックいただければいいと、ですかね。
はい。そうですね。
終わりに、その他意見があれば話してくださいってことで、もう十分だよね。
僕ね、2つある。
じゃ、それ次回でいいですか?
さっき言った設計のところなんですけど、それすごく大事なんです。半導体だけ作っても部品屋になっちゃうんですよ。市場と繋がらなきゃいけない。
なるほど。どういう需要があるかってマーケティングですね。
そう。市場とものづくりの技術をつなげてくれるのが設計者なんです。
アプリケーションに合わせて設計しなきゃいけないので、アプリケーションがあって、半導体のものづくりがあって、製造とか、そういうエコシステムがあると。設計だけが大事なんじゃなくて、いくら設計できても作れなかったら昔に戻っちゃうわけで。ようやくものづくりのところが復活し始めてきてる中で、ナノができましたね、で、おしまいだと、結局ものづくりの受託工場になっちゃうので、それを三位一体で行くっていうところの意味で、設計者がすごく大事っていうのは僕も大いにアグリーなんですよ。
すごい教授みたいなこと言いますね。
教授なんです。
教授です。素晴らしい。
もう1個は、よくRapidusはIBMから持ってきただけだろうっていう人いるんですよ。で、僕あれイラっとくるんです。なぜかね、データもらってくるなら簡単ですよ。でもそれが自分で作れるようになるっていうことは、オリンピック選手に1年間トレーニング受けたら同じように100m9秒で走れるかっつって、そら無理ですよ。でもRapidusさん、IBMから教えてもらった人は尊敬しなきゃいけないから、IBMから教わりましたと言ってるけども、それを実際自分の血肉にして、短い期間で実際に物が作れて、ファブが動き出してて。選手にトレーニング受けて、4年後のオリンピックにその人が出てるみたいな世界ですから、そういうのをすごいと思ってほしいの。
という意味では、IBMを尊敬してんのは、IBMは自分たちは製造するのは得意じゃないと思ってるわけ。それは日本だと思ってるわけ。だから自分たちは先端なものね、開発したり、そういうのをやって、その技術はちゃんとやっていきましょう。だけど製造とアプリケーション、ここら辺は日本が強いんだと思ってやってくれてるわけ。そういうコンビネーションだからうまくいく。
そうですね。お互い持ってない。そう。
そう。東芝で僕がNANDやってた時も、NANDのメモリの生産は東芝が強かった。だけどそれを普及させるために、SDカードとかUSBメモリーっていう、コンピューターとのインターフェイス、アプリケーションへリーチする窓口は東芝だけではできなくて、あの時はIBMの力を借りて一緒にやって。
コンピューティング業界のレジェンドですか、IBM。ビッグデータとかいろんなもので売り出してきます。
その関係、昔も今も変わらないなと思って。そう。ありがとうございます。
ということで、本当に素晴らしい、ありがたいと思いまして。東北大で教鞭も取られてるんですよね。教鞭取られてるですから、半導体業界で働きたかったらRapidusさんで、大学で半導体学びたいなら東北大学だね。
東さんが作ったファブで、しっかり半導体を実際に格闘して覚えていけると。
設計もやれる。製造もやれると。
大学であんなの持ってるの、東北大学だけですもんね。
そうです。我々のセンターだから、設計もするし、物も作るし、材料開発もする、全部やるんです。システム開発もしますから。
素晴らしい。
はい。
ということで今回は半導体会ということで、お2人の超レジェンド対談をさせていただきまして。半導体に限らず、ものづくり太郎チャンネルはね、工作機械とかフィジカルAIとかNVIDIAとかですね、色々やってますというところで、製造業で働いてる方は是非チャンネル登録いただいて応援いただきたいのと。ありがとうございます。
じゃ、じゃ、じゃ。少しでも良かったねって思った方は、いいね押していただければ幸いでございます。ということで本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
またやりましょう。
頑張ります。
じゃあね。バイバイ。
バイバイ。
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