フィジカルAIブームで産業用ロボットはどう変わるか:ラストワンインチ、ROIの壁、中国勢の追い上げ
ものづくり太郎チャンネルものづくり太郎は、フィジカルAIが流行語になるなかで産業用ロボット(産ロボ)がこれからどうなるのか、どのメーカーが優位に立つのかを論じている。話者の立場ははっきりしている。フィジカルAIは産ロボの適用範囲を広げる可能性がある。ただし、サイクルタイムとコストの壁は高い。そして日本の産ロボメーカーにとって本当の脅威は、低価格帯から伸びてくる中国メーカーだという。動画の中盤では、提供元であるブリヂストンのソフトロボットハンド「TETOTE」も紹介された。
世界4強とフィジカルAIへの各社の動き
話者はまず、産業用ロボットの世界4強として安川電機、ファナック、美的集団に買収されたKUKA、ソフトバンクが買収したABBを挙げる。これとは別に「日本4強」を独自に定義している。ファナック、川崎重工、ソフトバンクによる買収で日本企業になったABB、安川電機の4社である。
フィジカルAIについて、話者はNVIDIAが中心にいると見ている。NVIDIAはFoxconn、ABBロボティクス、メルセデス・ベンツ、BYD、日産、現代、Uber、シーメンス、ダッソーなど各国の企業と協業している。人型ロボットでも中国・韓国・米国・日本の企業と組んでいる。フィジカルAIを作るプラットフォームの裏には常にNVIDIAがいるため、フィジカルAIが流行るほどNVIDIAが儲かる構図になっている、というのが話者の整理である。ジェンスン・フアンの来日時には日本の電子部品・半導体関連企業のトップが居酒屋に集まり、その店では「ジェンスン・フアンパッケージ」が売られるほど話題になった、という余談もあった。
ファナックについては、以前は閉じた企業という印象だったが「オープン」を掲げる戦略に転じた、と話者は述べる。NVIDIAとの協業を打ち出し、GoogleやNVIDIAとの提携をほぼ毎月のように発表しているという。話者が展示会で撮影した例では、Geminiを使ったGoogleとの協業があった。インターフェースに指示を出すと、ロボットが物を掴んで持ってくるといった柔軟な動作ができる。ほかにも、話者の記憶では予知保全に関するAWSとの取り組みや、NVIDIAのロボット訓練環境「Isaac Sim」を使った仮想空間でのトレーニングも発表されている。話者はこの状況を、ファナックが「フィジカルAIと言えばうちだ」と言わんばかりに力を入れている、と表現した。
産ロボと人型ロボットは用途がまったく違う
では、フィジカルAIで産ロボはどこまで活用できるのか。話者によれば、これまで産ロボの市場は自動車メーカーやTier1あたりまでだった。フィジカルAIによって投資対効果(ROI)の壁を突破できれば、市場が広がる可能性がある。
フィジカルAIには人型と産ロボ系の二つがある。話者は両者を明確に分けて考えるべきだと強調する。産ロボは高速・高精度で、大量生産に圧倒的に向く。人より速く、位置精度も繰り返し精度も出る。メンテナンスも年1回程度で動き続ける。量産は産ロボの土俵であり、フィジカルAIによってその守備範囲がさらに広がる可能性がある、というのが話者の見方だ。
人型ロボットは非常に汎用的で、一部の人間の作業を代替することを狙っている。しかし、どの産業から適用するかが決まっておらず、産ロボの代わりにはなりえないと話者は述べる。将来、人間を超えるような人型ロボットが出てきて柔軟に対応できるようになれば、産ロボの代わりになるかもしれない。ただ、それはまだずっと先の話であり、現状では両者の使いどころはほとんど違う、と話者は念を押した。
サイクルタイムの壁
適用範囲が広がったとしても、次にサイクルタイムの壁がある。AIでロボットを動かせるようになっても、動作が遅くて目標のタクトタイムに届かなければ、スループットの面で導入する意味がない。話者は、「黄色いものを持ってきて」といった指示をAIがその場で判断してこなす動画を例に挙げた。そうしたことができるようになっても、タクトタイムに合わない可能性はまだ十分にあると指摘している。
「タスクAI」が難しい理由
話者は、フィジカルAIと呼ばれているもののほとんどは「タスクAI」だと説明する。AIが自分で考えて処理していくものである。従来の産ロボは、動きを教え込み(ティーチング)、決められた動作を繰り返す。タスクAIは、どんなワークが来るか、どんな環境かが毎回違う状況に対応しなければならない。
例として話者は、Apple製の変換アダプターを取り上げた。人間はこれを簡単に掴めるが、それ自体がすごいことだという。アダプターが手の上にあるのか机の上にあるのかでXYZの位置はまったく違う。下にある物の材質も違う。垂直に立っているのか、バラ積みされているのかでも掴み方が変わる。「ベアリングを取って」「シリンダーを取って」と言われたときに、状況に応じてその都度動作を適応させるのが非常に難しい。この適応動作を指して、タスクAIと呼んでいる。
一方、Unitreeの人型ロボットが踊っている映像はすごく見える。しかし話者によれば、あれは教え込んだ動作を再生しているだけである。
データがないことと、VLMからVLAへの壁
タスクAIが難しい根本的な理由として、話者はデータの不足を挙げる。ChatGPT、Claude、Geminiなどの大規模言語モデルは、世界中のWeb上の文字情報を吸い上げて構築された。これに対して、物理的な作業には学習の元になる情報がない。
話者はこれを二段階で説明する。まずビジョン・ランゲージ・モデル(VLM)で、「これはApple製の変換アダプターだ」と動画や画像から認識する段階である。ここは進んできている。例としてNVIDIAの「VSS」が挙げられた。これまで理解できなかった動画を要約できるようになり、サーバーラックの組み立て工程のような作業を動画から認識できるようになりつつある。
難しいのはその先で、実際にロボットを動かすビジョン・ランゲージ・アクション・モデル(VLA)である。板金の曲げ加工を例にすれば、図面データを読み込み、金属をどう挿入するかといったアクションにつなげなければならない。状況に応じて人と同じように金属を掴んで処理させる技術はまったく確立されていない、と話者は言う。ここが今後の競争領域になる。つまり、フィジカルの世界でChatGPTのようなモデルを作り出す競争が起きているというのが話者の見立てだ。
話者はこれを「ラストワンインチ」の問題として整理した。ワークの位置までは既存の制御で行けても、最後にどう掴むかというワンアクションをどう構築するかが非常に重要になる。新しい開発が次々と出てきて、競争は激化すると見ている。工場のラインで使えるようになるのは、まだだいぶ先の話だという。
ROIの壁と「1タスク300万円」
話者が最大の課題と考えるのは、冒頭のROIの壁を越えられるかどうかである。既存の産ロボや協働ロボットにAIやAIエージェント、ビジョンを載せたとしても、既存の人より安く、タクトタイム内に収まらなければ導入されない。
しかも産ロボは、そもそも超量産工程にはすでに大量に入っている。仮にラストワンインチを考えられるロボットが出てきても、それが入るべき汎用的な作業がどれほどあるのか、と話者は問う。AIが載る分、価格も高くなる。パレタイジングのような作業では、既存のソリューションがすでに複雑なケースに対応し始めている。
そのほかの領域で、産ロボや協働ロボットに柔軟なハンドとタスクAIを組み合わせる場合、既存の価格と大差ない水準で実現する必要がある。話者の目安は、3直分の人件費と比べて人より安くすることで、1タスクあたり300万円程度で実現しないと難しいだろうという。最終的には汎用的なタスクAIや製造業特化型のものが出てきてこの世界は広がっていくと話者は予想する。同時に、既存の産ロボの側でも進化が起きていると述べ、話はハンドの紹介へ移る。
既存の産ロボ向けソフトハンド「TETOTE」
動画中盤は、ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズの提供によるロボットハンド「TETOTE」の紹介である。話者はまず課題を示す。日本の既存生産ラインにはスペースの制約があり、安全柵を設けてロボット用のスペースを新たに作ることが難しい。さらに、さまざまなワークや作業に対応するにはハンドをいちいち交換しなければならない。TETOTEはこれを一つのハンドで解決する、というのが紹介の趣旨だ。
動画で示されたモデルは4種類である。
- スタンダードモデル:可搬重量約3kg、ハンドサイズ約160mm
- スリムモデル:ハンド重量500g、サイズ100mm角程度
- ストロングモデル6:可搬重量6kg、サイズ約160mm
- ストロングモデル12:可搬重量12kg。アルミダイカストなど持ちにくいワークにも対応
特徴として挙げられたのは、非常に柔らかくワークを傷つけないことだ。空気圧で動作し、給気すると閉じ、排気すると開く。話者は実機で自分の手を掴ませ、痛くないことを示した。カプラーで接続するだけで簡単に付け替えられ、軽量である点も実演している。紹介された用途は、ちょっとした物を掴む、狭い隙間に入り込む、紙や部品箱をピックする、箱を寄せるといった作業だ。小物から12kgまで、ハンドを交換せずに扱えるという。
発想の元はブリヂストンのゴムの技術である。話者は、空気を入れると伸縮するゴムチューブを見せ、ふにゃふにゃのチューブに空気を入れると強い力が出ることを実演した。このチューブからヒントを得て作られたため、軽量なのに把持力が高い、と話者は説明している。
展示会での説明:自動車産業のどのワークに向くか
話者はロボット展のブリヂストンのブースで、TETOTEの責任者に各サイズの対象顧客を尋ねた。最大のモデルは15kg近くまで持てるとされ、エンジンを扱う自動車メーカーや部品メーカー向けだという。形状の違うワークにもフィットするので、一つのハンドで対応できると説明された。次のモデルはドアパネルのように薄くて長く大きい物向け。小型のモデルはコネクターのような小物向けで、アイシン、東海理化、デンソーといった企業が例に挙がった。小型ながら3kgまで持てるモデルは、バランスが良いと紹介された。
カバーの材質は変更でき、シリコンのカバーや耐油性のカバーも使える。エッジが鋭い部品やバリのある部品でも切れないという。耐久性をよく聞かれるが、外側のカバーを交換すれば使い続けられる、と責任者は答えた。話者はこれを受けて、アルミダイカスト、シート関連部品、スイッチ部品、トランスミッションやエンジン関連部品、インパネなど、傷が気になる自動車部品の用途を挙げ、特にトヨタグループや愛知県刈谷地方の企業に呼びかけた。
中国メーカーの急成長
動画の後半で、話者は今後の日本の産ロボの展望に移る。日本の産ロボメーカーが備えるべき相手は中国だという。話者が示したデータでは、Estunがついにファナックを抜いた。EstunのCAGR(年平均成長率)は19%で、別のメーカーは33%、Inovanceも伸びている。Efortはやや伏線状態とのことだが、55.8%伸びた企業もあるという。中国勢を抜きには産ロボを語れない水準になっている、と話者は述べる。
背景として話者が挙げるのは中国市場の大きさである。世界の産業用ロボット市場で最大なのは中国で、日本の市場は世界で2〜3番目でありながら、中国と比べると圧倒的に小さい。中国メーカーは巨大な国内市場で量産効果を得られる。中国は2015年に策定した国家戦略「中国製造2025」の重点10分野にロボットを含めた。2040年には労働人口が1億5400万人不足するとも言われる。話者は、中国にとってロボット産業の育成は国の生命線になるだろうと見ている。中国の導入台数は年間30万台で、2030年には60万台と言われているという。
中国での営業の実態として、話者は中国人から聞いた話を紹介した。「労働者はサボるが、弊社のロボットは文句を言わず、サボらず、24時間働く」という売り方をしており、安全面でもロボットの方が良いとして置き換えが進んでいる。ロボットを国の中核に据えているため、共産党の役人に対して導入実績を見せる体裁としても産ロボが売れている、という事情も話者は挙げた。
日本が負けるいつものパターン
話者は、日本が負けるパターンはいつも同じで、低価格製品を出せずに下から突き上げられることだと言う。日本企業は欧米を向いてビジネスをしている。例えばアメリカの自動車販売価格は700万円程度で、日本の倍ほどになる。高価格・高品質の市場に特化してきたため、あえて廉価版を作ることができない、と話者は評する。
例として話者は、デジカメとガラケーを挙げた。ハイスペック化を進め、ガラケーに800万画素のカメラを載せるような磨き込みを続けたが、スマートフォンという破壊的イノベーションについていけず市場が壊滅した。日本は既存製品の磨き込みやティーチングレス化のような高付加価値化に長けている。しかし、低スペックでもまあまあの製品が出てきて駆逐される同じことが産ロボでも起きないか、と話者は問う。命題は、中国に合わせたスペックを作り込めるかどうかだという。
フィジカルAIに対応して高付加価値化を進め、タスクAIを実装したとしても、既存の産ロボの導入費用より安くなければ使われない。だから下に向けて対応するのか、本当に高付加価値の領域でやっていけるのかという問いが重要になる、と話者は述べる。
現地で見た「In China for China」と川崎の廉価版
話者がこう考える理由は、中国の無錫や上海のR&Dセンターを訪れた経験にある。ある企業では、中国市場向けの製品を中国人が開発し中国で展開する「In China for China」が加速しており、現地で行うスピードが重要だと語られていた。別の企業は「China for Global」を掲げていた。中国でスペックインした製品は、スペックコントロールが最適化されているのでグローバルでも売れる、という考え方だという。
話者は川崎重工も訪問しており、川崎は廉価版を投入して対抗していたと紹介する。3割程度価格を抑えた、まあまあの性能の製品を出しているという。話者によれば、無駄なスペックは確かに存在する。米国市場で求められる位置精度や、意図した軌跡を正確に通る制御のような性能は、中国向けにはあまり必要ないことがある。中国市場に合わせた製品を戦略的に出していくということだ。
産ロボ市場で日本メーカーは約半分を占めているが、中国メーカーは国内市場の強みを生かして猛追してくる。ファナック、エプソン、安川電機には対中国戦略が必ず必要になる、と話者は述べる。
QCD+VSIの6項目で考える
話者は、産ロボのビジネスを製造・SIer・メンテナンスの組み合わせとして捉える。そのうえで、どこで付加価値をつけるかをQCD(品質・コスト・納期)とVSI(バリエーション・サービス・インテグレーション)の6項目で整理した。
品質は、標準・オプション・カスタマイズのどのスペックを用意し、耐久性や性能をどこに置くかの問題で、自社の設備投資やサプライチェーン管理にも関わる。コストもスペックコントロールの問題で、どのスペックにするかで売れる市場が決まり、量産効果の最大値も決まる。納期は産ロボではそれほど重要ではないと話者は見ている。最後はロボットシステムインテグレーターが構築するからだ。中国のような超量産では同じラインを何本も引くので、ソフトウェアで作り込んだものを横展開すれば問題ないという。
最重要とされたのは、バリエーションとサービスである。バリエーションは、顧客が選びたい仕様に絞り込んで展開するスペックコントロールそのものだ。サービスについて、話者はInovanceの例を挙げた。顧客が三菱電機やオムロンのPLCを使っていれば、その制御情報をもらってInovanceの製品で動く状態に代理で作り替えて提供する。わからない点は遠隔操作で教える。その結果、Inovanceでいいという判断になり、中国の低価格帯に劇的に入り込んでいるという。システムの立ち上げやすさをどう作るか、現地のSIerをどう支援するかが問われる、と話者は述べる。
これら6項目で廉価版を戦略的に作り分け、地域別に投入する必要がある。話者は日本の工場ビジネスを、言い方は良くないがと断ったうえで「植民地」的だと批判した。工場をコストセンターとして扱い、同じものを中国に作って「あとは作っておけばいい」というやり方では持たない。川崎のように地域に合わせたスペックを作り込まなければ難しいだろう、という。
結論:5年後を見据えた意思決定と、ラストワンインチのハンド
話者の結論はこうだ。中国勢を無視して既存の高付加価値領域だけで戦えば、一時的な延命になる可能性がある。少なくとも5年後を見据え、「中国はおそらくこれだけ伸びるから、こう意思決定する」というシナリオを策定しなければ、力をつけた中国の産ロボメーカーにやられてしまうだろう。
そのうえで話者は、フィジカルAIやタスクAIが産ロボとどう絡むかという論点に立ち返る。ラストワンインチの戦いはフィジカルAIでも、既存の産ロボが入っている現場でも起きており、そこではフレキシブルなハンドが必要になるのではないか、と述べて締めくくった。フィジカルAIがROIとタクトタイムの壁を越えられるのか、日本メーカーが中国向けのスペックを作り込めるのかは、動画の中では答えの出ていない問いとして残されている。
どうもこんにちは。ものづくり太郎チャンネルのものづくり太郎でございます。ロボットハンド最後の1インチの争いが始まるということで、見えてますね、このロゴが。本日はですね、なんと産ロボ回になってまして、最近フィジカルAI、フィジカルAI、ロボットロボット言われるわけじゃないですか。これがどうなるんだっていうことですね。
いろんな動画でこのフィジカルAIにはフォーカス当ててやっていきたいんですけども、ちょっとですね、今回は産ロボがどうなっていくんだとか、産ロボの争いはどこが優勢なんだみたいな話をさせていただきたいと思ってますと。ということで産ロボ界の未来を偉そうに占っていこうではないかと。製造業PRはものづくり太郎チャンネルへ。スポンサーも一緒に働いてくれる仲間を募集中。
では世界4強がありますね。産業ロボット。はい、皆さん言えますね。これ言えなければものづくり太郎チャンネル潜りでございますので。この世界4強どこかと、1つはそう、皆様大好き青いロボット安川、そしてこれは皆様大好き黄色いロボットファナック、そして美的集団に買収されたKUKA、ソフトバンクが買収したABBというこの4強になっておりますと。
この他にも僕がですね、勝手に定義させていただいてる日本4強。そう、王者ファナックがいますと。で、川崎がここに入ってきますと。さらにABBが買収されて日本企業になっちゃったわけですよ。そして安川さんということで、この4強がありますと。
NVIDIAのGTCに訪問して、これは何回もこすってるわけですけども、これですよ、これ。ジェンスン・フアンのフィジカルAIみたいな。最近も来たじゃないですか。居酒屋でキオクシアとかですね、日立とか村田製作所とかですね、ファナックとか東京エレクトロンの社長とかですね、伝説級の人がですね、ここに集結して、4000円ぐらいのですね、居酒屋パッケージで皆さん串カツだったかな、焼き鳥だったかも忘れましたけど、それを食べてですね、今はジェンスン・フアンパッケージみたいなものもですね、焼き鳥屋で売られちゃってるっていうことですね。
実はですね、ジェンスンが来ることはだいぶ前にこれ決まってたらしくてですね、NVIDIAの人に確か聞いたんですけども、ジェンスン・フアンが日本を素通りしたっていう時には既にジェンスン・フアンが日本に来ることも確定してましたと。
いずれにしろフィジカルAIが今バズワード化しちゃってまして、いろんなものがNVIDIAと協業と。フォックスコン、これ台湾。ABBロボティクス、日本。メルセデス・ベンツ、ドイツ。GDグループですね、これ中国。自動車、アメリカ。BYD、日産、現代。Uberテクノロジーズ、これ米国。Tモバイル、ドイツ。過去、米国。シーメンス、ダッソー、フランス。ヒューマノイドで言うと中国、韓国、米国、日本等と。人型ロボット、ソロモンテクノロジー、これ台湾らしいです。
みたいな感じで、もう本当にNVIDIAですね、AI半導体って言われてるわけですけども、いろんなソリューションこれ出してまして、NVIDIAが実は裏側にいますよと。要するにフィジカルAIを作るためのプラットフォームの後ろにはNVIDIAがいまして、フィジカルAIが流行れば流行るほどNVIDIAが儲かる。そういう構図に実はなってると。
で、あの、ファナックでさえですね、これ見てください。確かね、動画3回目でこするんですけど、あの黄色いロボットがオープンみたいな。ファナックの辞書にオープンという字あったんだみたいな感じで、オープン戦略を展開してますと。ファナックのですね、ウェブページ見ていくとですね、NVIDIAと協業していきますよと。GoogleやNVIDIAとの提携をね、もう順次1ヶ月ごとに出して、これやるぞ、これやるぞっていうことで発表してってということで、ファナックもですね、力を入れまくってるって感じですね。
実際に僕が撮ってきたんですけども、Google Cloudって書かれてますね。with Gemini、Googleロボティクスとですね、これ協業して、例えばこのGoogleのロボットのインターフェースにですね、指示をすると、それでロボットが動いて色々持ってきてくれるみたいな。柔軟に助け合いとして掴んだり、特に持ってったり、そういったことができるようになってるということで、ファナックはリリースを発表。
もうそれだけじゃないということで、ロボットに見て考えて動く力を与えたファナックがAWSと次に目指すもので、これは予知保全関係だったと思いますと。改めてですね、ファナック見てみるとですね、米国企業ですよね。Isaac Simとの連携で仮想空間でトレーニングっていうの、これはNVIDIAのですね、Isaac Simというロボットのトレーニング環境を提供してるプラットフォームをIsaac Simというわけですけども、NVIDIAとトレーニングのリリースを発表したりですね、もう本当に矢継ぎ早にですね、記事を公開しまして、ああ、もうフィジカルって言えばもう来るでしょみたいな。実際にそう言ってるかは別としてですね、そう言わんばかりであると。
産ロボ×フィジカルAIの適用範囲ということですね。皆さん産ロボすげえのかとか思うわけじゃないですか。フィジカルAIで産ロボめちゃめちゃ活用できるんか本当にっていう風に思うわけで、その適用範囲もですね、今日は皆さんに分かりやすくお話をさせていただきたい。
今まではOEMがあります。そしてですね、ティア1があります。ここぐらいが産ロボの市場だったわけですよ。でもフィジカルAIが来ることによって、ROIっていう投資対効果があるんですけども、ここが突破できれば市場が大きくなる可能性がありますねと。
フィジカルAIって言うと人型と産ロボ系があるわけで、何が違うんですかって話なんですけど、産ロボは高速・高精度・量産、大量生産で圧倒的有利っていうことで、人よりも早い。そして位置精度もばっちりあると。繰り返し精度も出ると。もしメンテもですね、1年に1回ぐらいで動いてくれると。量産は本当に産ロボの土俵であると。で、フィジカルAIが来ることによって勝ち範囲を今後拡大する可能性があります。
日本の人型って何ですか?って、めちゃくちゃ汎用で、ああいう風にさ、中国のさ、G1がわーとか言って踊ってるじゃないですか。あれ製造現場に適用できるんすかみたいな感じなんですけど、一部の人間の作業を代替することを狙ってると。どの産業から適用するかが未確定で、産ロボの代替とはなりえないですね。ほとんど分からないですよ。将来超人間みたいな人型の汎用のロボットが出てきて柔軟に対応できるって言ったら産ロボの代わりになるかもしんないんですけど、それはまだ全然先の話ですと。現状は使うところがほとんど違いますねってことを留意させていただきたいと。
適用範囲が広がってもサイクルタイムの壁があるわけですね。これ何かって言うと、実際にAIで動かせたとしてもですね、いや、こいつサイクルタイムめっちゃ遅いやん、目標のタクトタイム全然届かんやんみたいなですね。スループットから考えるとこいつ意味あんのみたいな。ということで求められてる処理能力を超えないと導入はできないですね。
これ確か動画がある。ま、こういう風に黄色を持ってきてとかですね、判断するっていうことはできるようになったとしても、タクトタイム合わない可能性まだ全然ありますねっていうことで、本当にいけるんすかっていう話なんですね。
要するにフィジカルAIと呼ばれてるものはほとんどがタスクAIということで、AIが自分で考えてそれを処理していくっていうことになるわけですね。何かって言うと、今までの産ロボをイメージいただくと、動きを教え込むっていう作業があって、決められた動作に対して同じ動作を繰り返すっていうことをするわけですね。
一方のタスクAIって何かって言うと、どんなワークが来るかとか環境も色々あるわけですよ。例えばですよ、Appleのですね、変換ケーブルがあるわけですよ。これをじゃあ掴みなさいって言ったとしても、人間はいとも簡単にこれ掴めるわけですよ。これってかなりすごいことであって、AIが掴もうとすると、手の上に置かれてんのか、それともデスクの上に置かれてんのかっていうことで、XYZの位置が全く違うわけですよね。しかも下の材質が違うっていうことで、手であればこういう風に着地すればいいかなとか、こういう向きがですね、垂直方向に立ってるっていうことで、これ掴み方が違いますし、バラ積みされてるとですね、これどういう風に掴めばいいんだとかですね。
例えばベアリング取って、シリンダー取ってよって言ってもですね、状況に応じて都度適用していくっていうことがこれ超難しいわけですね。その条件にて適用する動作のことを皆さん大脳とかですね、タスクAIっていう風に呼んでるっていうことですよね。
こういう風に踊ってるじゃないですか。にゃんこにゃんにゃんにゃんにゃにゃんにゃにゃんって踊ってるんですけど、さっきも言ったようにユニツリーがピーつって踊ってる。すごく見えるんですけど、これって一見すごいように思われるわけですけども、動作も教示なんですよ。これは教え込んだ動作をやってるだけなんですね。もちろん教示されて動くような小脳と言われるところですよね。この動作で、ま、進化ポイントあるけども、本日はちょっと深くなるんで触れませんと。
なぜタスクAIがですね、考えて物を取る必要があるかっていうことなんですよね。今までのチャッピーちゃんとかですね、Claude、Geminiとかですね、こういった言語モデルっていうものは世界中のWebの文字情報を吸い上げ、ラージランゲージモデルを構築してきたわけですね。タスクAIになると何が問題かっていうことなんですけども、まず情報がないんですよ。タスクAIのVLM、ビジョンランゲージモデルと呼ばれるようなものを作る。要するに理解できるようなものがないので、これをですね、作っていくっていう話と。
ビジョンランゲージモデルを作ったとしても、例えばですね、ロボットにはビジョンが付いてます。そのビジョンでこれはApple製の変換アダプターであるっていう動画とか画像からですね、認識できるようになってきてるんですよね。一方で最終的に動かさないといけないわけですから、動かすっていうものも、VLA、ビジョンランゲージアクションモデルっていうことで、動かすようなこともですね、作っていかないといけないということで、この世の中にはですね、ビジョンランゲージモデルの元になる動作の動画だったり、VLMのためのですね、データがない。つまりフィジカルにおいて、我々がチャッピーさん使ってるようなですね、モデルを作り出す競争が起こってるっていうことなんですよ。
さらにですね、ま、VLMというものはですね、大体NVIDIAがこれVSSってことで出してきてるんですけども、動画っていうのは今まで理解できなかったんですけど、サマライズできるようになってきてるわけですね。要するに世の中のもの、ある程度のものであれば、今何を行ってるかっていうことを理解できるようになってきてると。要するにサーバーラックの組み立て工程ですとか、画像を動画から認識する。これはビジョンランゲージモデルになってくるわけですね。
じゃ、最後ハンドで動かして組み立てをしていくとかですね、板金のための動作があるサーボプレスみたいなものがあってですね、板金を食わせてやったとしても、図面データを読み込むとかですね、金属をどのように挿入するとかですね、こういったアクションにつなげないといけないので、これがすごい難しいと。その場の環境や状況に応じて人と同じように金属を掴んで処理するみたいな。ロボットを最終的にアクションさせると、これが確立全くされてませんから、今後の競争領域になっていくわけですね。これがないとロボットは最終的に動かせないわけですよ。
状況に応じて動かしていくっていうことが必要になってくるわけですから、工場の中でも動かしたりですね、ラインで使うようになればまだまだだいぶ先の話なんですね。ここをどう構築するか、ロボットの最後の1インチをどういう風に動かしていくか。こういう風にワークがありますと。ここまでは教示でいいんだけど、最後どういう風にこれを掴んでいくかみたいなです。最後のワンインチのアクションをどう構築するかが超重要になってくると。新しい開発品がたくさん出てくるし、今後の競争が激化することが想定されてますと。
今日は本当に分かりやすいようにお伝えしてるんですけども、タスクAI+ロボットの課題があるという風に思ってます。冒頭お伝えしたようにですね、ROIを超越する必要がある。壁を超えられるかって話なんです。既存の産ロボとか協働ロボットがあります。そこに対してAIとかAIエージェントが乗って、さらにビジョンで動かしていくっていう必要があるじゃないですか。産ロボ+AIとかヒューマノイドロボット+AIにしたとしてもですね、既存の人より安くなり、タクトタイム以内であるっていうね、必要が出てくると。
つまりですね、当該領域はそこまで多いのかって話ですよね。産ロボで考えると、そもそも産ロボっていうのは超量産の工程でめちゃくちゃ入ってるわけですよ。ということで、もうその量産領域にはほとんど入らなくていいだろうと。じゃあ最後のワンインチを考えられるロボが出てきたとしても、そんな汎用な作業って多いんですか?しかもAIがつくから高くなるじゃんって話なんですよね。
例えばパレタイジングみたいな作業ありますよねって言うと、これはMUJINさんみたいなものがですね、複雑な荷姿も対応し始めてる。それ以外のところですね。産ロボ、協働ロボット+フレキシブルなハンド、さらにタスクAIみたいなところですよね。既存の価格と大差がない状況のリアライズがこれ必要になってくると。つまり人より結局安くしないといけない。3直分のもちろん費用としてですね、1人より安くしないといけない。1タスクですね、300万とかでリアライズしていかないと難しいだろうっていうことなんですね。
つまり競争が激化していきますと。最終的にはおそらくタスクAI、汎用的なですね、ものが出てきたりとか、製造業特化型とかですね、色々出てくると思って、この世界がどんどん広がっていくんですけども、既存の産ロボでも進化が起こってるっていうことでお話をさせていただきたいと思ってます。
ということで皆さん気になってますね。これ何かって言うと、そうなんです。かっこいいですね。ブリヂストンさんから案件をいただいてですね、既存の産ロボでも使えるですね、ハンドを紹介させていただくと。4種類あって、ほら、こういう小型なものとかね、3kgぐらい持てるものとかね、こういうもの結構ね、軽いでしょ?これの特徴はですね、後でやるんですけども、いろんなもの掴めます。
どういった時に使えるかってことなんですけど、既存の生産ラインはもう日本だと特にそうなんですけど、スペースの制約があるわけですよ。例えば安全柵どうしようかな。ライン構築されてるから、ここにスペースをロボット用に作るの無理じゃねみたいな。様々なワークとか様々な作業に対応したハンドがないわけですよ。製造で働いてる方よく理解されてると思うんですけども、様々なワークと様々な作業に対応するためには、ハンドをいちいち変えないといけないじゃないですか。
こういう風に…しかし、でもグリッパーでも扱えない複数は、このTETOTEなら解決しちゃいますと。そういうことでございますと。
で、いろんなモデルがありまして、スタンダードモデルでございますと。これはですね、約3kgになってます。ハンドサイズは約160mm。そしてですね、スリムモデル、スリムちゃんがあります。ハンド重量は500gですね。ハンドサイズは1cm角ぐらい、100mm角ぐらいですね。続いてこのストロングモデル6kg、ハンドサイズ約160と。さらにストロングモデル12。動画流れてるかもしんないですけども、いろんなですね、アルミダイキャストとかですね、ワークがちょっと持ちにくいようなものもですね、持っちゃいます。っていう超フレキシブルなハンドをブリヂストンが投入してくると。
まずですね、注目、めちゃくちゃ柔らかいです。つまりワークを傷つけません。空圧でこれキュッキュキュキュキュキュッキュしますから、ちょっと動かしてみましょうか。スリムちゃん。これ動かしますね。こういう感じですよ。これめちゃめちゃコンプレッサーの音がうるさい。ここに入れておこうか。あ、痛くない。痛くない。オッケー。
ハンドをね、変えてみたいと思います。減圧、減圧。シュー。スタンダードモデル行っちゃいましょうかね。カプラーでプってやるだけ。おい。おい。おい。次はこれですよ。ストロングタイプです。ストロングタイプはここに穴があって繋げていきますよ。うい。うい。うや。顔ゲーじゃねえんだ。本当に簡単です。しかもね、これね、すごい軽量なんですよ。軽い。軽い。
皆さんですね、TETOTEはですね、様々なワークに対応してます。こういった紙ですね、ちょって掴めるんですね。狭い隙間にもですね、これ入っていけるっていうこともできるし、小さいものから大きいものまで1つのハンドでフレキシブルに対応ができると。付帯作業も一緒に自動化するっていうことで、紙、部品箱のピック、箱を寄せるみたいなこともできると。小物からなんと12kgまで把持っていうことで、通い箱の寄せも、そして紙の把持も、そして狭い隙間も、重い機械部品もできると。ハンドの交換なしに様々なワークに対応しまして、ソフトな手触りで痛くございません。これがブリヂストンのTETOTEでございますと。
ハンドの制御方法はもう見ていただいた通り、これですね。吸気すると…排気すると開くと。これどこから来てるかって言うと、ブリヂストンですからゴムのやっぱプロなんですよ。ゴムチューブに空気を入れると伸縮するっていうですね、発想から作ってきたと。ゴムチューブ今回いただいてますから。このゴムチューブ、これすごいんです。これふにゃふにゃじゃないですか?ふにゃふにゃ。これ入れると、ほら、お、怖。ほいほい。これすごいんすよ、力がこれ。これからヒントを得てTETOTEを作られたと。
特徴はですね、軽量なのにめちゃくちゃ高把持力なんですよ。今動画流れると思うんですけども、重たいものもいけちゃうと。フレキシブル性だけじゃなくてですね、重たいものも把持できちゃうことなんですね。さらにさらに、TETOTEの社長とどういったワークがいいのかっていうものをですね、潜入して撮ってきたんで、それちょっとお見せしたいと思います。
今日はですね、ロボット展にお邪魔して、いろんなハンドがありますね。いろんなサイズあるんですよ。なので、それぞれどんな企業さんが対象なのか、それを教えてください。ちょっとね、1番大きいのから行きたいんですけど、いいですか?分かりやすいので。はい。
まず1番大きいのがこれね、すごいんですよ。15kg近く持てるんですけど、もう自動車メーカー、はい、もう部品メーカー、エンジン扱ってる方ですね。これ重たいのにしっかり持てますので。はい。同じ形してるんですけど、ちょっと違うとこに全部フィットしますんで、もう1つのハンドでいけます。いけますと。
はい。次。こっちはですね、ちょっと小型になってるんですけども、いわゆるね、ドアパネルみたいな薄いんだけど長くて大きいものですね。紡織さんとか。あ、そうですね。配信待ってるぞ。はい。もう本当待ってます。
はい。次。こっちはね、あの、結構小型のものなんで、小さいコネクターとか。コネクターもいけるんです。これもアイシンとか東海理化さんとかデンソーさんだね。こっちは何が違う?これ、あのね、ちょっと大きさが違ってて、こっちはね、そんなに小物なんで数100gなんですけど、これ実は力持ち、3kgまで持てるんですよ。ええ、これはもうね、本当にバランス良くて1番いいモデルで。
この材質みたいなものは変えれるんですか?はい。カバーも色々自由で、シリコンの綺麗なカバーも使えまして、耐油性にも行けまして、あ、よくね、あの、ほら部品ってすごいシャープで危ないでしょ。エッジがあるやつももう切れないです。バリがあっても大丈夫。はい。よくね、聞かれるんですよ。使うとこれどれぐらい持つんですかって言われるんですけど、外側のカバーだけ交換していただければいいので。あ、ずっと使えますね、これ。ずっと使えますね。はい。
ということで種類を社長にご紹介いただきました。ありがとうございます。はい、ありがとうございます。
生産技術の皆様、愛知県にお住まいのですね、特に刈谷地方の方々ですね。こんなワークいかがでしょうかと。アルミダイキャスト出ました。シート関連部品、あ、紡織さんとかですね。スイッチ部品、あ、東海理化さん、デンソーさん。みたいな。トランスミッション、アイシンさんとかですね。エンジン関連、…さんとかですね。その他金属部品、インパネです。インパネ。これデンソーとかアイシンとか…ですかね。傷が気になる部品でも柔らかく把持できますね。
特にトヨタグループさん待っております。あ、もちろん日産もスバルもホンダもマツダもスズキも大歓迎でございます。自動車メーカーの皆さんよろしくお願いします。
さらにですね、保守面どうすんだって皆さん思うじゃないですか。保守面の際はですね、指のカバーを交換するだけでこれオッケーでございます。楽勝です。TETOTEでもう1回やってみましょうか。いきますよ。ほいほい。痛くない。ブリヂストンさん監修の元やってます。こういう使い方はしちゃだめです。傷がつかないことをですね、表現したいということになります。すごかったですね。
最後ですね、フィジカルAIブームですけど、産ロボが爆発的に増えるかとかですね、今後の日本の産ロボの展望もですね、話しておきたいと思います。で、日本の産ロボメーカー、備える必要があります。じゃ、どこにですか?そうです。中国の存在です。もう無視できないです。
ROKAEに行った時に、CAGRなんですけども、黒いところ近くなんですね。エストンがついにファナック抜いちゃいましたっていうことで、CAGRがですね、19%。CAGR、1年の成長速度ですね。区間も爆速で伸びてまして33%。1.3倍ですよ。で、イノバンスも伸びてる。エフォートは若干伏線してんのかな。で、ロ海なんて55.8%上昇してるってことで、やっぱりですね、中国抜きには語れないレベルにこの産ロボになっちゃってますと。
なぜかと言うと、これグローバルの産業ロボットの市場なんですけど、青いところが中国市場なんですよね。日本の市場は世界で圧倒的に小さいって言うと、あれの2番目とか3番目なんですけども、中国の市場が大きすぎるっていう話なんですね。量産効果出されちゃうっていうことですと。中国市場では量産効果が出ることになります。
中国製造2025の力を入れる重点10品目の中にもCNC、ロボットって書いてあって、2015年作成した国家戦略の中で、10の産業の中の1産業を占めるのがこの産業ロボットとか基盤ロボットであると。中国市場もですね、2040年、あと10数年で労働人口は1億5400万不足するっていう風に言われてる。ロボット産業育成は国の生命線になりうるだろうっていうことがおそらく言えるわけですね。
なので中国、年間30万台ですよ。2030年に60万台っていう風に言われてるわけですから、労働人口がこんだけ減ってくっていうことでは、この代替を産ロボかもしくはヒューマノイドにさせよう、それしないと国が持たないよねっていう風に中国人でさえも思ってると。実際にこういう風に工場を、過去にこの動画流してると思うんですけども、めっちゃ動いてるん。
あ、分かります。今ヒントありましたね。これ何かって言うと、中国労働者の特徴なんですけども、はい、サボるんすよ。ということで、産ロボの方がいいっしょっていう風に営業トークで皆さん言ってて、なおさらいいよね。なぜかって安全だからって話です。難しい作業代替を目的としてるっていうことです。
こんなもないであればいいよねみたいなところにバンバンバンバン入ってきてるし、そしてやっぱロボットを国の中核に据えてるわけですから、中国共産党の役人さんに向けてですね、うちもこんだけロボット入れてますっていう体裁をですね、見せることも、この産ロボが爆売れしてるようになってきてるわけですね。弊社のロボットは文句言いません、サボりません、24時間働きます。で、これ実際に僕が言ってるわけではなくて、中国人がそう言ってましたからね。我々はこういう風に営業します。で、しかも向こうよく分かってて、あ、そうですねっていうことでどんどん置き換えされるっていうこと。
日本が敗北するパターンいつも同じで、低価格製品のリリースができなくていつもやられる。なんでこうなるかっていうと、日本ってどこ向いてビジネスしてるかって言うと、ヨーロッパとかアメリカを向いてこれビジネスしてるんですよ。例えばアメリカの自動車の販売価格って700万とかなんですよ。日本の倍ぐらいの値段で売ってるわけですから。欧米に対してですね、高価格、高品質の販売に特化していってるんで、あえて廉価バージョンを製造することができない民族なんですね。イノベーションのジレンマで突き上げを食らうっていういつものお約束パターンですよね。
デジカメ作りました。伸ばしていきます。ハイスペック化します。だけどガラケー、日本はやっぱガラケー通じてて、破壊的イノベーションで出てきて、ガラケーにデジカメの800万画素とか言ってるわけですよ。これも伸ばしちゃいます。だけどスマホっていうものについていけなくて市場が壊滅するっていうことなんですね。破壊的イノベーションに取って代わられると。
既存商品の磨き込みにめちゃくちゃ日本って長けてるんですよ。なんで産ロボもですね、世界4強の3つをですね、1社買収したわけですけど、作り込みによるとかですね、ティーチングレスにするみたいなところ、これめちゃくちゃ長けてるんですよ。高付加価値にしていくっていうことは本当に得意なんですよね。だけど低スペックでまあまあなものが出てきて、いつかは駆逐されるっていうことが、産ロボでも同じようなことが起こらないかっていう話なんです。
命題はスペックの最適化で、中国に合わしたスペックを作り込めるかっていうことにかかってるわけなんですよね。産ロボの業界なんですけども、中国ロボット企業から突き上げが起こると。そしてフィジカルAIに対応して市場を伸ばす方向にですね、高付加価値のものを伸ばしていく。タスクAIを混ぜたような産ロボを作っていくっつっても、タスクAIを実装したとしてもですね、既存の産ロボのインプリメント費用よりも安くないと使用としてはできないわけですよね。なので下に向けて対応していくのか、本当に高付加価値のところでやれるんですかっていう話が非常に重要なんですね。
なんでそういうこと言うかって言うと、中国の無錫とか上海行って、R&Dセンター行ってきたわけで、チャイナ・フォー・チャイナが加速してたわけですね。要するに中国市場向けのものは中国人が開発して中国内でしていくっていう。中国内で現地で行うスピードがこれ重要だよねっていう話してたし、シナイトは何をしてたかって言うと、チャイナ・フォー・チャイナから、チャイナ・フォー・グローバルですね。中国でスペックインしたものがグローバルでも売れると。スペックコントロールが最適なのでグローバルでも売れちゃいますよね。
で、僕ですね、実は川崎にも訪問してまして、川崎何をしてたかって言うと、廉価バージョンをリリースして対抗してたんですね。川崎すごいよねっていう風に思いますよね。地場サプライヤーの成長を脅威と感じる。やっぱり3割ぐらい安い価格でまあまあなものをリリースすると。一方で無駄なスペックっていうのはあるわけですね。要するに米国でこれぐらいの位置精度しないといけないよと。意図した線をしっかり通ってくれるみたいなところ。この辺の制御って密天とか強いわけですよね。そういったものが中国仕様で必要かって言われると、あんま必要なかったりするんで、中国市場に合わせたものを方針的にやっていくっていう話なんですね。
産ロボの市場って日本が約半分ぐらいになってるわけですね。高いところが中国なんで、中国メーカーが地の利を生かして猛追してくるわけなんですよね。ファナック、エプソン、安川は対中国戦略の必要性が必ず出てくる。市場を鑑みてどういうスペックを出していくんだっていうことをしないとですね、いずれ彼らがやってくるだろうと。地域に合わせたスペック及び保守メンテ戦略の構築が必須である。
もうちょっと深掘りをしていこうと思うんですけど、製造・SIer・保守メンテっていうのが産ロボのビジネスなんです。これ何を言ってるかって言うと、QCD、要するにクオリティ、コスト、デリバリータイム、VSIって、バリエーション、サービス、プラスインテグレーション、どこで付加価値をつけるかっていうことを戦略でつけないといけないと。
例えばクオリティってのは品質、標準、オプション、カスタマイズ、どういったスペックのものを用意しときますか、どういったクオリティ品数なのかと。あとは耐久性とかですね、製品の性能をどこに持っていくかで、自社装置の投資、BOP設計、サプライチェーンマネジメントをどうしてくかっていうこと。スペックに合わせた投資とか意思決定をしていかないといけない。そしてコストですね。標準、オプション、カスタマイズ。これもスペックコントロールなんですね。選定のスペックによって売れる市場が決まり、量産効果の最大化は決まっていくだろう。
で、納期っていうことでデリバリータイム。デリバリータイムはそこまで産ロボって重要じゃないですね。ロボットシステムインテグレーターがおそらくはこれインテグレーションするわけですから、そのロボットシステムインテグレーターが最後構築できるように提供しちゃえばいいと。しかも中国はですね、超量産になるわけですから、同じようなラインを何本も引くわけですね。なのでIPCでソフトウェアで最後詰めちゃって、最後バーってラインにC&Eファクトリーで同じようなライン作っていくんで、そこは特に問題ないだろうと。
バリエーションですね。これが重要。顧客が選定したい仕様を絞り込み展開する、スペックコントロールの最たるもので最重要である。中国でバリエーションをどうしていくんだってことですね。意思決定しないといけないと。そしてサービス、保守メンテの体制、フォローアップできる仕組み。これも最重要ですけど、システムとして構築するための支援をどうするか。
例えばイノバンスってどういうことをしてるかって言うと、三菱とかオムロンのPLC使ってるっていうことであれば、その制御情報くださいつって、コピーしたのバーって作って、イノバンスに落とせる状態で制御内容をですね、我々代理で作りますっていうことで作っちゃって、それを提供するとか。しかもですね、遠隔操作してですね、分かんないところは教えてあげるとか、そういったことしてるそうなんですね。ああ、いや、そうだったらイノバンス製でいいやっていうことで、イノバンスが劇的に中国の低価格帯に入っちゃってるわけですね。
システムとしての構成をどういう風に立ち上げていくんだ。その立ち上げ方の容易性をどういう風に作っていくんだっていうことですね。こういったものを地場のSIerに対してどういう風に提供していくんだって、この支援の仕方をですね、問われるだろうっていうことで、6個の項目でどういう風にロボットビジネスをですね、構築していくかってことが重要ですと。廉価バージョンをですね、各項目で戦略的に塗り分けして地域別に投入していくことが必要なんですね。
日本の工場ビジネスって、言い方良くないようですが、植民地なんですよね。工場はコストセンターで、同じようなものをはい、中国に作りました、あとは作っとけばいいよっていうやり方だと持たなくて、川崎さんみたいにその地域に合わせたような工場、スペックを作り込んでいかないと難しいだろうと。中国勢を無視して既存領域、高付加価値領域で戦うのか。一時的な延命になる可能性がありますよね。少なくとも5年後見据えたシナリオ策定が必要で、中国はおそらくこれだけ伸びるからこういう風に意思決定するじゃないと、力をつけたですね、中国産ロボメーカーにやられてしまうっていうことが想定されるということですね。
皆さんですね、産ロボの業界の俯瞰とですね、フィジカルAI、タスクAI、これがどういう風に絡んでいくんだ。そしてですね、ブリヂストンさんのロボットハンドですね、TETOTEの紹介をさせていただきました。最後の1インチの戦いですね。タスクAIでも必要だし、産ロボが入ってるようなところですね、フレキシブルなハンドも必要になってくるんじゃないですかっていうことでございます。ということで、ソフトロボティクス ベンチャーズ、ブリヂストンさんからいただきました。
このようにですね、ものづくり太郎チャンネルでは製造業にありとあらゆることをですね、動画にしてまとめて皆さんにお届けしてます。今回は産ロボのことでしたが、フィジカルAIのこと、セミコンダクター、半導体、工作機械、そして自動車、もうあらゆる製造のことをやっておりますので、製造業で働いてる方は是非チャンネル登録いただきたいと思います。そして1つでも刺激になった方、特にですね、正義の人、いいねマークをしていただくとありがたいと思います。
最後になりますが、最新の情報取りに行きたい同志とか、PLMを一緒にやりたいフリーランスの方ですね、PM、PMOの方も是非募集してますので、ご連絡お待ちしております。そしてブリヂストンのようにですね、PRしてほしいっていう方は是非ご連絡いただきたいと思います。そして次回の動画の前にスポンサー動画でございます。どうぞ。
太郎さん、製造業本気で変えたいんですけどどうしたらいいですか?製造業本気で変えたいだって。製造業を本気で変えたい現場の皆様にご朗報でございます。9月30日、そして10月2日の3日間、東京ビッグサイトにて製造業DX EXPOが開催されます。最新ソリューションが集結し、課題解決製品を直接体感できるんです。
さらに絶対に見逃せない2つの目玉企画がございます。現場改善のプロが集まる現場改善ラボみたいなものもあって、特別カンファレンスが開催されます。僕も登壇し、現場力、組織力を上げるリアルな声をお届けします。そしてセミナーの後は講師や参加者で交流会を実施します。もちろん僕とも名刺交換できるし、個別の相談なんかも特別に若干無料で、深いところは有料で僕は承りますけども、普段は交われない製造業人同士のリアルなネットワークが広がるチャンスでございます。1人で悩まず、共に製造業の未来を変える現場改善仲間を作りましょう。分かったかい?
次回は未定でございますが、おそらく半導体系になるのか、NVIDIAなことになるのか。ということで、本日もどうもありがとうございました。次の動画でまたお会いしましょう。じゃあね。バイバイ。
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