元恋人と鎖でつながれて30日:25万ドルをかけたMrBeastの挑戦

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概要

MrBeast(ジミー)が今回用意したのは、かつて4年間交際していたジョシュとスージーを鎖でつなぎ、30日間同じ部屋で過ごさせる企画である。成功すれば賞金25万ドルが与えられる。別れて3年、ジョシュは「フられた、まだ引きずっている」と打ち明ける。動画の焦点は、次々と提示される取引に2人がどう応じるか、そして最後に相手を出し抜いて賞金を独り占めするかどうかにある。

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ルール:18メートルの鎖と赤いライン

手錠をかけた瞬間にチャレンジは始まる。どちらかが脱落を決めて赤いラインを越えれば、2人とも手錠を外されて動画は終わり、賞金は出ない。新居にはキッチン、運動スペース、別々のベッドがあり、ハテナマークのついた「謎のドア」は後で意味が明かされると説明される。トイレやシャワーも鎖をつけたまま使う必要があり、途中で外せば即終了となる。

スージーは以前、見知らぬ人と100日間同じ部屋で暮らす似た企画に参加した経験がある。ただ今回の相手は、互いを知りすぎている元恋人だ。初日、ジョシュのシャワー中にスージーは「すごく不安」と記録し、どちらかがいずれ爆発するかもしれないと話している。

最初の数日:ぎこちない同居

最初の鎖は18メートルあり、2人は基本的に別々に過ごすことを選んだ。それでも衝突は起きる。スージーが洗っていた油まみれのフライパンの水がジョシュにかかる場面があり、ジョシュはカメラに向かって「今日は結構きつく当たった。でもフったのはあっちだから」と語る。スージーは「いつかは私たちのことを話し合うべき」と考えていたが、ジョシュは「まだ無理」だった。数日経っても部屋は静かなままで、制作側は鎖を短くすれば関係が動くのではないかと考える。

5日目:鎖を半分にすれば2万5千ドル追加

5日目、ジミーは2つの選択肢を示した。どちらにしても鎖は短くなる。1つは3メートル短い15メートルの鎖。もう1つは半分の9メートルの鎖で、こちらを選べば賞金に2万5千ドルが加算される。スージーは短すぎるとためらったが、ジョシュは「4年間タダで君のそばにいた。ちょっとくらい近くても耐えられる」と言い、2人は9メートルを選んだ。

当初ジョシュは実感がないと言っていたが、24時間も経たないうちにスージーは強いストレスを訴えるようになる。ジョシュがシャワー中だとスージーはベッドまで届かず、朝4時には起こされてトイレに付き合わされた。

冗談をめぐる口論

鎖が短くなると、ジョシュの一言をきっかけに激しい口論が始まる。スージーは、自分をネタにして笑いを取ろうとする態度を責め、「何人が見てるかも分からないのに」と訴えた。ジョシュは「ただの冗談」「悪意なんてない」と返し、さらに「君が主役で俺はおまけか」と反発する。スージーが、ジョシュの発言のせいでひどく傷つくと感情をぶつけると、ジョシュは謝ったうえで「過ぎたことは置いといて、30日乗り越えるしかない」と提案した。2人はチャレンジのために仲良くすることでいったん落ち着く。ジョシュは別の場面で「生き残って賞金をもらえば、二度と話さないですむ」とも口にしている。

10日目:鎖をさらに3メートル短く、家具の配置換え

10日目、ジミーは鎖をさらに3メートル短くすると告げた。今回は見返りのない、ただの短縮である。その代わり、鎖が短くなるほどスペースが問題になるとして、この日1回だけ家具を動かすことが許された。スタッフの手を借りて、2人は各エリアの家具を互いに近づけ、特にトイレとベッドの位置関係に力を入れた。この配置で残りの20日を過ごすことになる。

家具を動かしたことで2人の気分は上向き、鎖が縮まった分だけ距離も縮まったと動画は伝える。退屈な日には空き箱をハート型に貼って遊び、ジョシュが寝転んで日記を書きたいとき、スージーがランニングマシンを使いたいときの折り合いのつけ方も工夫した。2人は「友達」に戻ったと確認し合う。

なぜ別れたのか

関係が和らいだところで、ジョシュは別れた理由をスージーに尋ねた。スージーは、交際中は自分のやりたいことを常にジョシュと共有しなければならないと感じていたと話し、復縁するなら以前とはまったく違う関係だと思えなければまたうまくいかないだろう、と答えた。

別れた後、スージーは寂しくて泣き続けたと言い、ジョシュも泣いていたと答える。ジョシュはフォローを外した後もスージーのInstagramのユーザー名を忘れられず、毎週検索していたと告白した。そして、別れたときもまだ大好きだった、別れたくなかった、ずっと心のどこかで愛していたと打ち明ける。スージーは、このチャレンジでジョシュの新たな一面が見えてきたと話す。ただしナレーションは、部屋の中で起きることは外の生活とつながっていないと釘を刺し、チャレンジの内容は何も変わらないと付け加える。

隔離の重圧と、断られた屋外スペース

2週間外に出ていないことが、ジョシュの気持ちを重くしていく。生活のすべてを捨ててここに来たことを今になって実感していると語り、「メンタルがやられてる」と漏らした。

そこでジミーは15日目、屋外の敷地を解放してスペースを倍にする提案を持ってくる。条件は、鎖を3メートルに付け替えることだった。夕焼けや日の出を見たいジョシュは受けたがったが、スージーは、15日目で3メートルになったらこの先どれだけきつくなるか分からない、日光を浴びなくても我慢できると反対した。結局2人は提案を断り、ジョシュは10秒のカウントダウンで屋内に戻された。この判断はジョシュにこたえたようで、翌日も「人生で一番長い一ヵ月」「何かすごいことが起きると思ったけど、何も起きなかった」と沈んでいた。

謎のドアとテスラ

スージーは謎のドアの向こうにテスラがあることを期待していた。以前の企画で、スージーは5万ドルと大好きなテスラが入ったミステリーボックスを逃している。今度こそ手に入れたいという思いが、スージーを支えていた。

一方のジョシュは落ち込んだままで、「マジで帰らせて」とまで口にする。スージーは、相手が落ち込んでいるときはパートナーが引っ張るべきだと考え、ハート型のベーコンエッグをベッドまで運んだ。ジョシュはこの行動の意味が分からず、苦手な読書にまで手を出して『よく分かる女性ガイド』を読み始める。本にある「じっと目を見る」「ほほえむ」「何度もちらちら見る」といったサインを当てはめて、ジョシュは「俺のことが好き」と推測した。

同じころ、スージーはジョシュが昔贈った指輪を今もときどき着けていることに気づく。ジョシュは、2人に関するものは何一つ捨てられなかったが、一つだけ売らなければならなかったと話し、その理由は最終日前夜に教えると約束した。スージーはこの秘密を知ることが、最後までやりきる原動力になるかもしれないと語っている。

20日目:謎のドアを開ける5つの提案

20日目、ジミーは謎のドアを開けるための提案を5つ用意し、右から順に1つずつ示した。受け入れればドアの向こうのものが手に入るが、断ると次の提案に移り、もう戻れない。つまり、後ろにもっと良い条件がある可能性を承知で決めなければならない。

1つ目の「5万ドルを支払う」も、2つ目の「10万ドルを支払う」も、2人は断った。3つ目は「2万5千ドルを支払い、鎖を1.5メートルにする」。まだ10日残っている段階での1.5メートルに2人は驚くが、ジミーはスージーが以前テスラを逃したことに触れる。ジョシュは「君のため」と言って受け入れた。後から明かされた残り2つは、「2万5千ドル支払うが鎖はそのまま」と「タダ」だった。

ドアの向こうには新品のテスラが2台あった。ジョシュは1台4万ドルほどの車だと言い、スージーは「リベンジできた」と喜んだ。

1.5メートルの鎖と、初めてのデート

代償はすぐに表れた。1.5メートルでは手を洗うことも、腕を上げることもままならず、スージーがシャワーに届かないこともあった。2人は同時に別々のことができなくなり、疲れ切っていく。

その間もジョシュは例の本を読み進めていた。椅子を引く、ドアを開ける、会話を相手中心にする、オープンな質問をする、といった助言を試している。本の最終章には、相手に特別な存在だと感じさせるデートができなければ関係は壊れる、と書かれていた。スージーは交際当時を振り返り、3か月ぶりにデートしたいといったささやかな願いまで自分から言わなければならなかったと話す。ジョシュも、そうしたデートを怠り、スージーの望みを軽んじていたと認めた。

ジョシュが制作側にデートを相談し、キャンドルを灯したディナーが実現する。スージーは気持ちが近づいている気がする一方で、別れたときを思い出すと少し怖いとも言う。ジョシュは、ここを出たら外で本当のデートに誘っていいかと尋ね、スージーは承諾した。スージーにとっては3年ぶりのデートだったが、この先何が起きるか分からず緊張していると語っている。

25日目:手錠の鍵とウソ発見器

25日目、ジミーはチャレンジの前提を覆すものを持ってきた。手錠の鍵である。これまでは手錠を外せば2人とも脱落だったが、ここからは、動画の終わりまでに手錠を外した側が25万ドルとテスラ2台をすべて手に入れ、相手は何も得られない。加えて、鎖は毎日30センチずつ短くなっていく。

さらにウソ発見器の専門家が呼ばれ、2人のブログをもとに作った質問で互いを調べることになった。ジョシュは、スージーへの一途さを疑ったことはないと答え、これは真実と判定された。しかし、ここに来てから独身のほうがいいと思ったかという問いへの「いいえ」はウソとされる。25万ドルを全額奪うつもりかという問いにも「いいえ」と答えたが、最初は「少し反応がありました」、聞き直すと「完全にウソ」と判定された。

スージーは、ジョシュが傷つく隠し事があるかという問いに「はい」と答えて真実とされ、別れている間に他の誰かとどれだけ親しくなったか、といったことだと説明した。ジョシュが自分の邪魔になっていると思うかという問いにも「はい」、ジョシュは自分の完璧な未来にいるかという問いにも「はい」で、どちらも真実だった。ジョシュがこの矛盾を指摘すると、スージーは、もう一度デートするとはどういうことかを知りたいのだと答えた。鎖を外すつもりはないと答え、もうジョシュを愛していないかという問いへの「いいえ」も真実と判定された。

検査の後、スージーは、お金を受け取りたいというジョシュの答えが真実だったことに引っかかる。ジョシュは、スージーは以前の企画で20万ドルほど獲得しているから、と説明した。一方でカメラの前では、スージーにフられたのだから全額を持ち出せば完璧な復讐劇だ、とも語っている。

防音ボックスと、30センチずつ縮む鎖

26日目に鎖は120センチになり、ジミーは相手に聞こえない防音ボックスを置いていった。中でスージーは、ジョシュがまだ別れを引きずっているなら復讐したいのかもしれない、と不安を打ち明ける。ジョシュの即答ぶりは、まるで自分のほうが賞金にふさわしいと思っているかのようだったと言う。ジョシュは、今すぐ手錠を外す選択肢を考えていると話した。

27日目には90センチになり、互いへの苛立ちが目立ってくる。ジョシュはスージーの動きが遅くていらつくと言い、スージーはジョシュが自分のしたいことのために自分を抱えて連れていくのがうんざりだと話す。水を飲みにキッチンへ行くだけでも衝突が起きた。以前は軽くぶつかっても謝れば済んだが、今はそれだけで出て行きたくなる、という発言もある。ジョシュが「いつでも出ていける」と口にしたことで、スージーは本当に手錠を外すのではないかと心配し始めた。

最終日前夜:売られた婚約指輪

残り24時間。鎖を30センチにする前に、ジョシュは約束していた秘密を明かした。交際最後の8か月間、ジョシュは婚約指輪のためにお金を貯めて実際に購入し、スージーの家族旅行の際に滝の下でプロポーズするつもりだった。しかしその前に2人は別れ、ジョシュは指輪を売ってバイクを買った。スージーは泣きそうになりながら、やはりジョシュは優しい人だと分かった、ジョシュとの未来がまた見えてきたと語った。

それでもスージーの不安は消えなかった。自分はウソ発見器で手錠を外さないと答えて真実と判定されたが、ジョシュからは同じ答えを引き出せなかったからだ。ジョシュはカメラに向かい、25万ドルは半分でも人生を変える金額だと言い、別れてから長い間自分を見失って孤独だったから、スージーからお金を受け取るのは当然だとも語った。ただ一方で、全額を奪っても二度と話さなくなるだけかもしれない、とも口にしている。

最後の10分

タイマーが残り10分を切り、どちらも手錠を外さなければそれぞれ12万5千ドルという状況になる。ジミーは、ジョシュが全額を奪うつもりはないと答えてウソ発見器に反応が出たことを改めて持ち出した。残り1分12秒、ジョシュは「究極の復讐」とふざけて鍵に手をかけるそぶりを見せ、スージーは「やめて!」と叫ぶ。

放送時にスージーに伝えたいことを聞かれ、ジョシュは、別れた後も愛は消えず、その気持ちを抱えたまま前に進めず、ほかの誰も愛せなかったと話した。そして改めて、ここを出たら本物のデートをしようと誘い、スージーも応じた。スージーには、ジョシュがふざけているようにしか見えなかった。ジョシュは「やらないよ」と言い、カウントダウンを経てタイムアップを迎える。

2人は手錠を外し、それぞれ12万5千ドルを手にした。最後にジミーが「これからどうする?」と尋ねると、その場面にジミーは「これは予想してなかった」と反応するが、2人がどう答えたのかは字幕からは分からない。