『ENDER LILIES』ボス戦で辿る、果ての国の浄化の物語

YouTubeで開く ↗
概要

探索型2DアクションRPG『ENDER LILIES』を、ボス戦ごとに区切ってプレイした実況動画である。話者は各ボスを倒すたびに、その人物が獣になるまでの経緯を語り、その戦闘で連れていったスキルの構成と狙いを説明している。滅びた王国の物語と、仲間の力を組み合わせる戦闘システムの両方を、最初のボスから「穢れの王」まで順に追っていく。

10分で読めます
0:53

記憶のない白巫女と、戦えない主人公

物語は、この国の巫女の最後の生き残りが辺境で目を覚ます場面から始まる。主人公の少女は長く眠っていたが、騎士に発見されて目覚める。国はすでに滅んでおり、少女には記憶がない。少女は騎士とともに外の様子を確かめに出る。

聖堂を進んだ先で最初に戦うのが、穢れの雨によって獣になった守り人シーグリッドである。話者がまず強調するのは、主人公自身の非力さだ。主人公は武器を振ることもできず、できるのは回避行動くらいだという。その代わりに、連れている騎士を呼び出して攻撃してもらう。この力を使って穢れに染まった王国を巡り、各地の獣を浄化していく。話者はこれを物語の大まかな流れとして紹介している。

戦闘の基本も、この最初のボス戦で説明される。敵の頭上には2本のゲージがあり、上が体力、下がスタミナである。攻撃するとスタミナも減り、0になると敵は一定時間ダウンする。その隙に攻撃を集中させれば、体力を一気に削れる。

シーグリッドを倒すと、白巫女の力が働く。主人公は獣に触れることでその穢れを引き受け、記憶を読み取り、自分の力にできる。これでシーグリッドを呼び出せるようになり、2段ジャンプも可能になった。倒したボスが仲間やスキルとして加わるこの仕組みが、以降のスキル構成の話の前提になる。

5:06

黒の魔女イレイェンと、探索の楽しさ

聖堂を出た主人公は魔女の森に入り、獣となった黒の魔女イレイェンと戦う。この場所は、魔術師たちが共同で設立した組織「魔術協会」の跡地だという。イレイェンは幼い頃から天才魔術師ともてはやされた実力者で、白巫女の負担を少しでも和らげようと、ここで研究を続けていた。しかし穢れの雨には抗えず、最後には獣になってしまった。

この戦闘で話者は、空中の敵を削りやすい守り人シーグリッドと花の魔女を使っている。また、このゲームは経路が一本道ではなく、強化要素がさまざまな場所に隠されていると説明する。探索するほど使えるスキルが増えるので、隅々まで探す楽しみがあるという評価だ。

第2形態では、弾幕ゲームのような行動パターンが加わる。話者は音楽の使い方を高く評価しており、第1形態は静かで落ち着いたBGM、第2形態は緊張感のある差し迫ったBGMと、雰囲気を切り替えている点を挙げる。探索中のBGMも素晴らしく、探索を終えたあともその場に残って聴き入ってしまうことが何度もあったと話している。

8:40

老戦士ゲルロッドとカウンタースキル

城に続く橋では、老戦士ゲルロッドとの戦闘になる。話者によれば、ゲルロッドは果ての国の大英雄である。この地にはびこっていた獣を一掃し、獣の軍勢が再び侵攻してきた際には、自らを獣化させる薬を飲んで王国の防衛に大きく貢献した。しかし獣となった身であったため周囲から疎まれ、孤独な晩年を過ごしたという。そのゲルロッドも穢れの雨で完全に獣と化し、主人公に襲いかかる。

この戦闘では、相手の攻撃を防いで反撃するスキル「首なしの騎士」を持ち込んだ。強力な一撃を難なくいなせて快適だったという。話者は、どのスキルを持っていくか悩む瞬間を、この作品の楽しい時間の一つに挙げている。第2形態では2連続のジャンプ攻撃からの追撃など攻撃が激しくなるが、そのぶんカウンターが活躍する。クールダウンが明けたガードを再び使い、ダウンした相手を削り切って撃破した。穢れを引き受けようと近づくと、ゲルロッドの記憶が流れ込んでくる。

11:40

守り人シルヴァと、白巫女たちの過去

地下で待ち構えていたのは、獣となったシーグリッドの姉、守り人シルヴァである。シルヴァは「泉の白巫女」フリーティア(字幕表記のまま)の守り人だった。リリィにはシーグリッド、フリーティアにはシルヴァというように、白巫女にはそれぞれ1人ずつ守り人がついていたと話者は説明する。

泉の白巫女は人々の希望であり、精力的に穢れを浄化していた。しかしやがて体内に穢れが溜まり、最終的にある実験施設へ送られる。その様子を見かねたシルヴァは、魔術師たちにそそのかされたこともあって、力を得るための薬を受け入れた。だが白巫女への実験内容が恐ろしくなり、その場から地下へ逃亡し、最後には獣と化してしまった。

戦闘面では、スキル構成を形態ごとに使い分けた例として語られる。第1形態のシルヴァは飛び回りながら攻撃してくるため、普通の攻撃が当てにくい。そこで優秀な自動攻撃を行うスキル「西の商人」(字幕表記のまま)を連れていった。スキルセットは合計2つまで持ち込めるため、第2形態用には、広範囲に弾をばらまくスキルを別に用意した。大型のボスにはたくさん当ててダメージを稼ぎやすく、遠距離から当てやすい点も相性が良いという。体力が半分以上残っている段階から弾を多段ヒットさせて一気に削り、ダウン中の集中攻撃と起き上がり際の攻撃を経て撃破している。

15:49

狂い騎士ウルヴと奥義を軸にした戦法

かつて獣からの防衛の要所だった大きな城壁では、獣と化した狂い騎士ウルヴと戦う。戦い一筋の寡黙な騎士で、戦場で傍若無人に暴れる姿から「狂い騎士」と呼ばれた。獣の侵攻の際には薬を服して戦い抜いたが、その防衛戦のあとはぱたりと戦いをやめ、この地でただ花の世話だけをするようになったという。

この戦闘から、仲間の力を引き出す奥義が使えるようになった。攻撃を当てるとゲージが溜まり、ゲージ1本を消費して大技を放てる。話者が連れていったのは、守り人の姉妹2人と、花が好きなウルヴのための花の魔女である。シーグリッドと花の魔女でゲージを溜め、シルヴァの奥義で体力とスタミナを削り、ダウンしたところで再びゲージを溜める。この循環で戦ってウルヴを撃破した。

19:00

深淵の番人ヘニールと暗部

薄暗い地下処刑場では、獣となった深淵の番人ヘニールが待つ。ここには罪人の管理や処刑といった汚れ仕事を担う暗部があり、ヘニールはそれを束ねていた。穢れの雨が降り始めたとき、ヘニールは白巫女の1人を国外へ逃がすため、この地下処刑場を通って脱出を試みた。しかし獣たちに阻まれて惜しくも失敗し、ここで獣となり果ててしまった。

この戦闘には大量の取り巻きがいる。話者はそれらを飛び越えて攻撃できる「崖の村の村長」や「成れ果ての衛兵」を連れていき、メインスキルには先ほど倒した狂い騎士ウルヴを採用して、逃げ回るヘニールに素早い攻撃を仕掛けた。第2形態のヘニールはさらに素早く飛び回り、細かい攻撃で削ってくる。それでもシルヴァの翼で回避行動が強化されていたため、こうした場所でも楽に立ち回れたという。2段ジャンプも含め「あの姉妹様様」だと話者は振り返っている。

22:09

騎士長ユリウスの出自

王城の玉座にいたのは、殺された王と、獣となった騎士長ユリウスだった。話者は、ユリウスが複雑な生まれだと説明する。父親は王、母親はヘニールの妹で、ユリウスは庶子として生まれた。母親は出産直後に亡くなり、その後はヘニールの手で育てられた。暗部の者には戦災孤児も多く、暗部長のヘニールは彼らの親代わりをするなど、意外と面倒見の良い一面があったようだと話者は付け加える。

ユリウス本人は、王に捨てられたと考えていた。そこで自分の存在を王に認めさせるため、並大抵ではない努力を重ね、身分を隠したまま若くして騎士長にまで上り詰めた。この愚直さが仲間を引きつけ、騎士たちからの信頼は厚かったとされる。

戦闘では、正面からの攻撃はほとんど通じず、背後に回ってもすぐに退避されてしまう。そのため、発動の早い花の魔女や「隻眼の王の盾」を連れていった。第2形態では巨大な槍による攻撃が特徴になる。話者はこの槍を、前の騎士長だったゲルロッドに関わるものとして触れている。攻撃を当て続ければ奥義を使う機会も多く簡単に削れるといい、最後はダウンさせて奥義で締めくくった。

26:00

禁じられた領域とミーリエル

獣の研究が行われていたとされる禁域では、より暗い事実が明かされる。ここでは泉の白巫女の穢れを移すために白巫女のクローンが作られ、穢れた白巫女の肉をもとに人為的に不死を得られる薬も作られていたようだと、話者は説明する。

立ちはだかるのはミーリエルである。ミーリエルはここで研究していた魔術師団のファーデンの恋人だった。研究中に恋人が獣化したことで、ファーデンはますます研究にのめり込み、その結果として先ほど話者が触れた研究成果の化け物が生まれたという。

この戦闘で連れていったのは、黒の魔女イレイェンである。密着状態から奥義を当てると大きなダメージを出せる。奥義5発を当ててミーリエルを撃破した。獣になったミーリエルが最後まで守っていたのは、ファーデンだった。

28:54

穢れの王と、黒く染まった主人公

禁域の最奥には、穢れを抑えきれなくなった泉の白巫女が1人佇んでいた。ここで最後のボス、穢れの王との対決になる。話者によれば、かつての獣の大侵攻で最も強大だった敵がこの穢れの王で、当時は泉の白巫女フリーティアによって浄化されたかのように思われていた。しかし穢れは白巫女を内側から確実に蝕み、抑えきれなくなった穢れが地上に漏れ出した。その結果、国中に降り注いだのが穢れの雨である。

主人公は、穢れの王も含め、フリーティアが抱えてきた穢れをその身に引き受ける覚悟を決めている。ここまで多くの穢れを引き受けてきた主人公は、もともと純白の髪に真っ白な肌だったが、今では髪が黒く染まり、体中に異変が現れている。それでも主人公は、ほかのリリィたちの思いを引き継ぎ、フリーティアを浄化することを決めた。

話者は、白巫女は穢れに耐性を持つものの、その苦しみまでは避けられないと説明する。しかし探索で古代呪術を解き明かし、ファーデンの残したものから作った、白巫女の苦しみを抑えるお守りを使うことで、浄化の苦しみに抗えるようになった。背後に浮かぶのは8人のリリィたちで、ここまで連れてきたリリィたちと協力することで、穢れの連鎖をようやく終わらせられそうだと話者は語る。

最終戦の構成として話者が挙げたのは、毒を吐く魔術師や、熱線を吐くスキル、いつも世話になっている花の魔女、リリィの守り人シーグリッド、そして奥義で恋人ミーリエルの爪を呼び出すファーデンである。ファーデンについて話者は、非道な人体実験を繰り返したものの当初の目的は忘れず、最後まで恋人と巫女の救済に尽力した人物だと位置づけている。

32:09

エンディングと作品への評価

穢れの王を倒し、再び浄化を試みた主人公によって、すべての穢れの浄化が叶う。浄化されたフリーティアは心穏やかになり、穢れの雨は止み、果ての国の呪いは終わりを告げた。

話者は作品全体について、2Dでも3Dでもない独特の趣のあるグラフィック、物語を彩る多種多様な音楽、奥行きのあるストーリーを挙げ、いずれも心地よく、最後まで楽しく遊べたと評価している。そのうえで、今回の動画では紹介しきれなかった要素がまだ多くあると述べて締めくくった。