ソニー、サンリオはなぜ「買い」なのか:窪田真之が語る、AIブームの陰で売られたエンタメ株
PIVOT 公式チャンネル経済ニュースを起点に注目セクターを分析するPIVOTの番組「セクター超分析」で、エンタメ・コンテンツ産業が取り上げられた。ゲストは楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジストの窪田真之氏と、日経エンタテインメント!編集委員の平島綾子氏、番組のご意見番は杉村太蔵氏、進行は上重聡氏である。
番組の中心にある問いは、日本のコンテンツ産業は株式投資の対象として有望なのか、というものだ。窪田氏の立場ははっきりしている。「AIがコンテンツを作ってしまう」という連想でエンタメ株が売られたのは半分は誤解で、残りはAI・半導体ブームによる市場の流れにすぎない。だから業績のよい企業が割安に放置されている今は、投資の好機だという。前編では窪田氏が買いたい5銘柄のうちソニーグループとサンリオが詳しく解説され、あわせて「今は買いたくない」2銘柄が挙げられた。
国の戦略と「いいものを持っているのに稼げない」日本
冒頭で杉村氏は、国がコンテンツ産業で2033年までに191兆円を超える経済波及効果を狙っていると紹介し、「久々にキラキラしたセクター」だと期待を語った。成長戦略に自動車が入っていなかったことにも触れ、国の力の入れ方が違うと見ている。
窪田氏の見方では、日本はアニメなどすでに良いコンテンツを持っており、これから作る必要はない。国の仕事は、それを稼げるようにすることだという。窪田氏は、日本企業にはハードウェアや電子部品、電子材料など、それがなければ世界の産業が動かないものを作っているのに十分に儲けられない企業が多いと指摘した。例として挙げたのがシャープで、液晶で世界を変えたが、大量生産の段階ではアジア勢に押されて稼げなかった。「技術で勝ってビジネスで負ける」構図である。
その根本原因について平島氏は、海外で稼ぐには海外のルールに合わせる必要があると答えた。アメリカは日本と同じルールでは動かないため、現地とうまく連携し、現地のやり方に乗ってビジネスを進めなければならない。ところが、そのための教育がなかなか浸透していないのが課題だという。
窪田氏はさらに、有形資産で稼ぐ時代から無形資産で稼ぐ時代にはっきり変わったと述べた。自動車でも発想はすでに変わっており、ハードウェアは厳しくても、バスやトラックを中心とした自動運転なら日本がブレイクするかもしれない。そうした目に見えない部分で日本が注目されていくだろう、というのが窪田氏の見通しである。
海外売上を6.1兆円から20兆円へ:経産省の5カ年計画
番組は、経済産業省が2026年8月20日に公表した「エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026」を取り上げた。日本発コンテンツの海外売上を2024年の6.1兆円から2033年に20兆円へ、約3倍に増やす「物語大国5年計画」である。
窪田氏は株式投資の観点から、できていなかったことができるようになる局面で株価は大きく上がると説明した。いいコンテンツを持ちながら稼げていない会社が日本には多いので、この業界は投資先として面白いという。
また、日経は2026年5月に「日経エンタメ・コンテンツ株指数」の算出を始めた。杉村氏がこれを見て上場企業が多いと感じたのに対し、平島氏は、日本のエンタメ企業で上場しているところは実はそれほど多くないと説明した。クリエイティブの現場にさまざまな注文がつくとうまくいかないこと、そもそも規模が大きくない会社が多いこと、芸能事務所でも大企業は限られることが理由だという。上場企業は映画会社やゲーム会社、それにサンリオのようなIP企業が中心になる。窪田氏も、漫画やアニメ、昭和の数々の名作などは全然活用できておらず、上場企業として表に出てきたのはまだほんの一部だと述べた。
過去の名作は「リメイク」で生きる
杉村氏が、例えば高倉健の作品は海外で受けるのかと尋ねると、平島氏は、映画祭などで過去の映画を出す動きがあると答えた。アニメ業界では「エバーグリーン」と呼ばれる過去の作品のうち、海外にまったく出ていないものが多く、漫画も同様だという。それらを翻訳して売り出そうとする動きがあり、既存の作品を活用するのが一番楽なので、各社とも収益源にしようとしている。
窪田氏は、ウォルト・ディズニーが『ジャングル・ブック』などの過去作を次々にリメイクして大ヒットさせていることを引き合いに出した。高倉健の作品や昭和のスポ根ものも、そのまま出して受けるわけではなく、現代版にリメイクすることが重要だという。平島氏は、アメリカで作られ多数の賞を取った『SHOGUN 将軍』のように、時代劇を作り直すやり方もあると補足した。
「SaaSの死」は勘違いだった
前編のテーマは「SaaSの死で売られたエンタメ株」である。窪田氏によれば、「SaaSの死」とは、AIが高度に発達すれば既存のソフトウェアはいらなくなるという見方を指す。まずシステム開発会社が「人間がプログラミングしなくてよくなる」という理由で売られ、その延長で漫画も音楽もAIが作るという連想から、コンテンツなど無形資産関連の銘柄も一緒に売られた。
窪田氏はこれを「大間違い」だと断じる。汎用AIは世界中のさまざまなものから学習していろいろなものを作るが、個別のビジネスにぴったり合ったものは作ってくれない。ビジネスのドメイン知識を学んでカスタマイズしていくプロセスが大事で、それを担うのが既存のSaaSやシステムインテグレーターである。これらの銘柄は急激に売られた後に見直されつつあり、コンテンツ関連も同じように見直され始めている。市場は「SaaSの死」の勘違いに気づき始めているのではないか、と窪田氏は見る。
創作の世界については、可愛いキャラクターを作るだけならAIでもできるが、継続的に新しい物語を生み出さなければならない点を強調した。ミッキーマウスの絵だけならAIで簡単に描けるが、ディズニーは毎年新作を出している。そのプロセス全体はクリエイターがいなければできないという。
平島氏は、日本では人口が減っているため、AIで賄えるところは賄わなければ遅れていくと述べた。各社は様子を見つつ、裏では開発などの準備を進めているのではないかという見方である。
AIはむしろ日本のコンテンツを伸ばす
杉村氏が「AIが出てきても業績が大きく悪化するわけではない」とまとめようとすると、窪田氏は「私は逆だと思う」と応じた。日本の作品は日本語であるために、英語だったらブレイクしていたはずのものが多い。AIを使えば簡単に英語化できる。ただしそのままでは面白くないので、人間が目を通して面白いストーリーに仕上げる必要がある。単純作業はAIに任せればよく、AIを使うことで日本のコンテンツ業界はさらに伸びるというのが窪田氏の考えだ。
杉村氏は成長戦略の資料から、ゲームの音声翻訳の人口カバー率について、世界的ヒット作は6割ほどをカバーしているのに対し、日本発ゲームはまだ40%程度だという数字を紹介した。AIによる自動翻訳が進めば市場はさらに広がるという見立てに、窪田氏も同意した。日本のお化けのように、ドラキュラに負けない面白い素材は日本にたくさんある。それをAIで掘り起こし、クリエイターが生かしてリメイクすることで、ブレイクする作品が次々に出てくると窪田氏は期待している。
売られたのは「テーマ」で動く市場のせい
では、エンタメ株が売られたのは「IPで稼ぐモデルは終わる」という誤解のためだったのか。窪田氏は「半分は誤解」だと答えた。残りの半分以上は市場の流れによるものだという。市場は企業のファンダメンタルズだけでなくテーマで動く。AI・半導体ブームに投資家が集中した結果、それ以外が売られた面がある。
窪田氏は、市場の目がAI・半導体だけに向かうなかで、好業績なのに売られている銘柄がたくさんあると述べ、今はそうしたセクターを掘り起こす時期だとした。杉村氏も、ブームの陰で割安に放置された良い企業を中長期で狙うのは、個人投資家にとって重要な戦略だと応じた。
窪田氏が挙げる買いたい5銘柄と円谷フィールズ
窪田氏が挙げた銘柄のうち、ソニーグループと任天堂は「王道銘柄」で、サンリオも「もはや王道になりつつある」という。一方、市場でまだほとんど認識されていない銘柄として円谷フィールズを挙げた。パチンコ・パチスロメーカーのフィールズが、経営危機にあった円谷プロを2010年に買収し、その資金で円谷プロが復活した。ウルトラマンがリメイクされ、『シン・ウルトラマン』などが日本でも世界でもブレイクし、ようやくコンテンツビジネスで稼げるようになってきた。それでもパチンコ・パチスロメーカーのイメージが強く、市場の評価が追いついていないため面白いと窪田氏は考えている。
ここでも窪田氏が強調したのはリメイクである。面白さの原点は昔の怪獣にあるが、そのままでは現代では受けない。新しい時代向けに作り直された作品が次々に出ていることで、サンリオと並んでIPで稼ぐ企業になってきたと評価した。
杉村氏は、前回取り上げた自動車セクターではPBRが0.4倍といった水準だったのに対し、コンテンツ企業の指標はまるで違うと驚いた。番組では円谷フィールズについて、PERは11倍程度とやや低め、PBRは2.7倍という数字が示された。窪田氏は会計基準の観点から、自社で創り出した無形資産はバランスシートに計上できないと説明した。製造業なら工場を建てればバランスシートに載るが、コンテンツ企業は帳簿に載らない稼ぐ資産を積み上げていくので、PBRが高くなるのは当然だという。
ソニー:製造業からエンタメ企業への転換
前編で最初に詳しく解説されたのは、窪田氏がファンドマネジャー時代から「大好き」だというソニーグループである。窪田氏によれば、日本が世界一と言われた1980年代は製造業の時代で、ソニーは松下やトヨタと並んで製造業で世界を制した。その後、製造業で稼げない時代が来てソニーは厳しい時期を経験したが、ビジネスの中身を変え続け、気づけば無形資産で稼ぐ総合エンターテインメント企業になっていた。窪田氏はこの経営力と変わり身を高く評価している。
番組のセグメント資料では、エンタメ関連の3事業が全体の約7割を占める。窪田氏は、その下にある「エンタテインメント・テクノロジー&サービス」は実は製造業で、テレビや携帯電話などを含み、テレビは撤退も含めて検討されていると説明した。1980〜90年代にはハードウェアで稼ぎ、映画でたまにヒットが出ても「映画は不安定で当てにならない」と言われていた。今は逆で、映画や音楽は安定的に稼げる一方、ハードウェアは今は利益が出ていても続けるうちに赤字になるかもしれない、という位置づけだという。
平島氏が注目点として挙げたのは、ソニー傘下のアニメ配信サービス「クランチロール」である。日本のアニメを配信しているが日本ではサービスを提供しておらず、世界200カ国以上で展開している。登録者は約2000万人で、3億人を超えるNetflixには及ばない。ただし平島氏によれば、ここにはアニメにお金を使う熱心なファンが集まっている。アニメは漫画、音楽、ライブへと波及するので、それらを一通り持っているソニーグループがアウトプット先を傘下に持つ意味は大きいという。
「行ったり来たり」だったソニーの経営
杉村氏が、出井氏、平井氏と続く経営者のもとで一貫した方向転換の流れがあったのかと尋ねると、窪田氏は、はっきりした流れがあったわけではなく「行ったり来たり」だったと答えた。ソフトウェアに向かおうとしてはハードへの揺り戻しが来る。その間の厳しい時代には金融事業で稼いできたが、金融はこれ以上伸ばせないとして縮小の方向にあり、今ははっきりと総合エンターテインメントの無形資産で稼ぐ時代になったという。
杉村氏は、家電メーカーのイメージが強い会社がエンタメに全振りするのは難しい発想だと感心した。富士フイルムが自社技術を使って新事業に転換した例はわかりやすいが、ソニーの転換はそれとも違うという。窪田氏は、日本の製造業も少しずつハードウェアのメンテナンスやカスタマイズといったサービスで稼ぐようになっており、ソニーはその大成功例だと位置づけた。さらに、ハードよりソフトのほうがコストがかからず、一度当たればあとは稼ぐだけだと説明した。杉村氏がNEC関係者から聞いた話として、システムを一件受注しても大して儲からないと紹介すると、窪田氏は、完全なパッケージソフトになると安売りに陥るので、世の中の流れに合わせてカスタマイズしながら標準化していくことが大事だと付け加えた。
2010年前後のソニーについて窪田氏は、ハードに行くかソフトに行くかで両論があったと振り返る。ゲーム事業を立ち上げた久夛良木健氏は一気にソフトで行くべきだと主張し、その後またハードへの揺り戻しがあった。後から振り返れば見事な経営だが、迷って動いた時期もあったという。
ソニーが割安だと考える理由
窪田氏は、株式投資では「変わり身が素晴らしい」と誰もが分かった企業は株価が高くなりがちだと述べる。ソニーにはまだハードウェアが残っており、撤退に伴う特別損失が出る可能性があるうえ、ソニーをハードウェアの会社だと思っている人もいるため、PERで見て割安になっている。番組で示されたPERは約18倍だった。窪田氏によれば、任天堂はゲームエンターテインメントで稼ぐ会社だと認識されているためPERが高い。ソニーはこれだけ良いものを持ち、成長するビジネスモデルを築いているのに、このPERはとても安いというのが窪田氏の評価である。
サンリオ:ようやく実現した「日本のウォルト・ディズニー」
次に取り上げられたのはサンリオである。窪田氏はファンドマネジャー時代からサンリオを「次の日本のウォルト・ディズニー」だと期待しては裏切られることを繰り返してきた。それから約20年を経て、ついに本当の日本版ウォルト・ディズニーとして成長し始めたという。株価は大きく上昇したが、その後のAI・半導体ブームでちょうど売られたところなので、見直すにはよいタイミングだと窪田氏は見る。
2022年ごろから株価が上がった理由について、窪田氏は海外のロイヤリティ収入が一気に増えたためだと説明した。投資家はキティちゃんが世界で人気だから買うのではない。人気を実際のロイヤリティ収入の大きな伸びにつなげる仕組みができ、ウォルト・ディズニー型の成長軌道にすでに乗っていることを評価しているのだという。杉村氏が円安の恩恵を受ける企業なのかと尋ねると、窪田氏は、為替は非常に短期的な要因にすぎず、重要なのは海外売上が伸びるかどうかだと答えた。以前のようにキャラクターグッズを作って売ることに主眼があった時代は評価できなかったが、配信やロイヤリティで稼ぐようになったことで評価できるようになったという。
平島氏は、サンリオは2010年代に海外でつまずいたこともあったが、ここ数年で北米戦略を大きく変えたと説明した。ポイントは「キティちゃん一本足打法」からの脱却である。以前はキティちゃんだけが有名だったが、今はクロミが人気で、Netflixではマイメロディとクロミのアニメも作られている。シナモロールなども含め、大人、Z世代、子どもとそれぞれの層に違うキャラクターを当て、複数のキャラクターのポートフォリオを持つ形に転換したことで人気が出ているという。
「売れているのにギャラの安いタレント」
杉村氏が、サンリオは持っていればいつかヒットを出すのではないかと期待させる銘柄だと述べると、窪田氏は、新しいヒットを出すというより、すでにヒットしたものをどう使うかに気づいた結果として売上が伸びたのだと訂正した。持っているキャラクターをどうマネタイズするか、という話である。平島氏は、サンリオにはキャラクターが非常に多く、年代別の事業もあり、それぞれの事業からさまざまな企画が出てくるので、今後にかなり期待できると述べた。
上重氏が「売れていないタレントをたくさん抱えているようなもの」と冗談を言うと、窪田氏は「すごく売れているのにギャラの安いタレント」を抱えている状態だと言い換えた。杉村氏はこれを受けて、新人の発掘ではなく、大御所がいるのにギャラが安かったので、大御所にふさわしいギャラをもらえるようになりつつあるのが現状だと整理した。
株価について窪田氏は、一時は過熱していたが売られて戻ってきたので、成長企業として再び面白いバリュエーションになっていると述べた。平島氏は、東京ゲームショウでサンリオが「サンリオゲームズ」を始めたことが話題になっていると紹介した。スマートフォン向けにキャラクターを使ったゲームを展開し、会場には行列ができていたという。平島氏はこれでグローバル展開がさらに加速すると期待している。
日本からディズニーは生まれるか
杉村氏に、ウォルト・ディズニーはどれほどコンテンツで稼いでいるのかと問われた窪田氏は、ビジネスのほぼすべてがコンテンツでできていると答えた。グローバルに仕組み化され、著作権侵害にはすぐ対処できる体制があり、そのうえで歴史的なストーリーやリメイク作品を作っているという。日本のディズニーのような企業がこれから出てくる可能性について窪田氏は「そうだと思っている」と述べたが、それはサンリオだけではないとした。サンリオは、日本にたくさんあるポテンシャルの一つを実現した会社だという位置づけである。
平島氏は、世界のアニメの現場では日本への期待が非常に大きいと語った。興行収入を見てもディズニーは強いが、日本のアニメが世界のトップ10に入ってきている。日本の強みは物語性にあり、学園ものや、不遇な男の子と女の子の物語などは日本独特のもので、アメリカのZ世代の若者が泣き、フランスの子どもが影響を受けているという。
杉村氏は、今年のワールドカップでも、海外の有名選手がサッカーを始めたきっかけに『キャプテン翼』を挙げていると紹介し、『スラムダンク』なども含め、海外で稼いで日本の成長に取り込むことはもっとできないのかと問題提起した。平島氏は、特に出版社がさまざまな言語に翻訳して海外に出し、反応を試していると答えた。窪田氏は、古い作品ほど権利関係が複雑で、多くの人が間接的に権利を持っているため一気に売り出せないと指摘し、それをうまく整理できればよいと述べた。杉村氏が、クールジャパン機構がそうした作品をまとめて買えばいいのではと冗談交じりに言うと、窪田氏は、それでも現代版の『キャプテン翼』や『スラムダンク』のようにリメイクしなければならないと念を押した。平島氏も、実際に多くの作品がリメイクされ始めていると述べた。
今は買わない2銘柄:フジ・メディアHDとANYCOLOR
前編の最後には、窪田氏が「今は買いたくない」2銘柄が挙げられた。1つ目はフジ・メディア・ホールディングスである。いいコンテンツは多く持っているはずだが、買いたくない理由は経営状態だけでなく株価にもあるという。問題を起こして赤字に転落したのが2025年3月期で、そこから株価は大きく上昇した。経営陣が代わることで、コンテンツや不動産の含み益を生かした経営ができるのではという期待から株価が先に跳ね上がった。番組では約2.5倍になったと紹介された。窪田氏は、業績が改善しないうちに株価が先に行ってしまったので、ここからは投資したくないと述べた。
一方で窪田氏は、テレビ局全般の株価はそれほど高くなく、稼ぐ仕組みを作り始めたと判断できれば買いたいとも話した。杉村氏が、2000年代のフジテレビは『踊る大捜査線』のようにドラマで当てて映画に展開するのが上手だったと言うと、窪田氏は、それは国内だけの話で、アメリカでもヨーロッパでもヒットしていないと返した。毎週ドラマを作っているのになぜ海外で稼ごうとしないのか不思議だ、という点で両者の話は一致した。
2つ目はANYCOLORである。窪田氏はVTuberには需要があると見ている。ただ、かつてブロガーなどのマネジメントを手がけていたUUUMの例を挙げ、マネジメントだけで利益を継続的に伸ばすのは難しいと指摘した。ANYCOLORは多くのVTuberを抱えて利益を伸ばしているが、ある程度稼げるようになったタレントが卒業や独立をする可能性もある。窪田氏は推奨するかかなり迷ったものの、継続的に成長する企業ではないと判断したという。
平島氏は、VTuberは日本では10代、20代の比較的若い層が中心で、世代的な広がりや世界への広がりがもっと見えてくれば面白いと述べた。株価は一度上がって下がり、またじわじわ上がってきているが、窪田氏は気にはなりつつも、アナリストとしてもファンドマネジャーとしても現時点では積極的に投資しにくいと結論づけた。司会は、IPを持っているかではなく、IPで稼げる仕組みを持っているかが分かれ目だと整理した。
杉村氏の中間ジャッジは「50点」
前編の締めくくりに、杉村氏は中間ジャッジを「正直まだ50点くらい」とした。サンリオのように、これまでの「大御所」がきちんと稼げるようになるにはどうすればよいのか、そして市場規模はどれくらいあるのかが、まだつかめないという。自動車なら、アジアで所得が上がれば車を持つ人がこれだけ増える、という形で需要と供給の見通しを立てられる。しかしコンテンツ分野では需給が読みにくいのではないか、というのが杉村氏の疑問である。
コンテンツ産業の需要をどう見積もるのか、世界で最も見られている日本のアニメは本当に稼げるようになるのか。この問いは後編に持ち越され、残る3銘柄の解説とともに議論されることになった。
いつかヒット作を出すんじゃねえかみたいな、こういう期待を持たせてくれるセクターですね。
SaaSの死の勘違いっていうのにマーケットが気づき始めてるんじゃないかな。その中で買いたい5銘柄ということで、今日はズバッと教えてくださるということで。ソニーグループ、あと任天堂はもう王道銘柄ですからね。王道ですね。でサンリオももはや王道になりつつあるんですよ。
サンリオはもう次の日本のウォルト・ディズニーだって言って。キティちゃんだけが有名だったんですけど、今もうクロミちゃんとかですね。クロミちゃん。
ソニーは20世紀には製造業で世界を制覇したんですよ。今気づいたら総合エンターテイメント企業として稼げるようになってるけど、経営力と変わり身っていうものが素晴らしいと私は思って。
あとハードじゃなくてソフトの方がコストかからないんですよね。最終的には一気に。当たればでかいと。
さあ、始まりました。セクター超分析。この番組は経済のニュースを起点に注目セクター及び関連銘柄をゲストと一緒に超分析していく番組です。番組のご意見番、杉村太蔵さんです。よろしくお願いします。
いや、よろしくお願いします。ありがとうございます。いや、でもコンテンツ産業って、今ちらっと確認したらね、2033年までに191兆円を超える経済波及効果を狙ってるっていうのよ。これすごいことでしょ。だからそういう意味では久々にキラキラしたセクターかなと思って楽しみにしてきました。
だって初めて太蔵さんがパソコン持ち込んでましたから。それぐらい気合入ってる。本気をね。で、国も気合入ってる。国も気合入ってるし。だって自動車は日本成長戦略になかったですから。そうですよね。いや、今日楽しみにしてました。
はい、わかりました。ではゲストをご紹介しましょう。まずは窪田真之さんです。楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジスト、2000億円超を運用した元ファンドマネージャーでございます。また9月8日のレポートではSaaSの死で売られたエンタメ株を今投資して面白いと名指しして話題になったと。太蔵さんのこの気合いを見ていかがですか?
いや、同じですよ、僕。これもういいもの持ってんだから。これから作るんじゃない。もうすでにアニメとかいいものあって、それを稼げるようにするっていうのが国の仕事かなって思うんですよね。
はい。ありがとうございます。では続いて平島綾子さんです。日経BP 日経エンタテインメント!編集委員でございます。エンタメ業界を20年以上取材。こちらに本があるんですが、『アニメ経済圏』を執筆されましたということでございます。まずこちらどういった本なんでしょうか?
はい。こちらはですね、日本のアニメ業界、今海外に進出をすごくしてるんですけども、そこの現場の取材をまとめたものになります。それでどういう風に成長戦略をしてるのかというのと、あと課題が結構あるので、そこもまとめさせていただきました。
でも、実際もう自動車に次ぐ稼ぎ頭になっているってのは間違いないことですか?
数字としては、自動車に次ぐとは言いませんけれども、少なくとも半導体を超えてるというのは結果として出てますし、本当にいろんな業界がね、エンターテイメント業界あるので、それぞれ。特にゲームが、今東京ゲームショウちょうどやってる時期ではありますけれども。
すごいらしいですね、人が。はい。本当に会場が盛り上がりで、過去最高の人数を集めてると。いや、すごいで。行かれました?
いや、それはちょっと行ってないんですけれども、でも私は今無形資産全体をむしろ自分で見るっていうことを直接頑張るようにしてますね。無形資産全体をご自分で見るというと?
有形資産で稼ぐ時代から無形資産で稼ぐ時代にもうはっきり変わっているんで、自動車ももうすでに発想は変わってるんだけど、ハードウェアはちょっとダメかもしれないけれども、自動運転とか、バスとかトラックなんかを中心に自動運転ではひょっとしたら日本がブレイクするかもしれないし、でもそういうのって目に見えないものだから、ハードウェアじゃない部分でこれから日本が注目されるんだろうなと思ってます。
なるほどね。で、それだけ強いコンテンツがあるのにうまく日本稼げてないんじゃないかみたいなイメージもあったりだとか、これだけ予算も今回つけますけど、じゃあどういう風に予算をうまく使ってくれるんですかみたいな、こういった懸念もあると思うんですが。
僕は本当、日本企業ってハードウェアから電子部品だとか電子材料だとか、これないと世界の経済が動かないみたいなものを作ってる企業が全然儲けられない。シャープは液晶を作って世界を変えたけども、大量生産の時に全然アジアに勝てなくて稼げないっていうことで、いいもの持ってんだけど稼げないっていうのが日本企業に多いんで、その稼げる仕組みを作るっていうのが国の仕事だと思う。
要は技術で勝ってビジネスで負けるってことですよね。それが何が根本的な原因なんですか?
まさにおっしゃる通りで、そのビジネスの仕組みというものを、特に今海外で稼がなきゃいけないという時に、海外は海外でルールがあるんですよね。日本と同じルールではやっぱりアメリカとかは動かない。現地とうまく連携をして現地に乗ってビジネスを進める必要があるんだけれども、そこへの教育っていうのはなかなか浸透しないのかなというのは課題だと思います。
お隣はね、エンタメ国策でやって、もうね、BTSとかもう生み出してるってなると、日本もできるんじゃないかというところも含めて色々お話聞きたいと思います。さあ、ではエンタメコンテンツに関する経済から参りましょう。
2026年8月20日、経済産業省がエンタメ・クリエイティブ産業戦略2026を公表しました。日本発コンテンツの海外売上を2024年の6.1兆円から2033年に20兆円と3倍にする物語大国5年計画というのを発表しました。
さあこれですが太蔵さんいかがですか?3倍はなかなかすごいことですよね。あともうちょっとですもんね、これ。そうです。もう7、6、7年ですね。7年ですよね。こうなったら株価のインパクトも大きいんじゃないですか?
そうですね。株式投資っていうことで言うと、できてないものができる時になる時に株価がすごい上がるんで、すでにいいコンテンツを持ってるのに稼げてないっていう会社が日本に多いから、そういう意味ではこの業界、株式投資として面白いと思いますよ。
はい。さらにこの5月ですね、日経が日経エンタメコンテンツ指数の算出を開始いたしました。太蔵さん、これはもう国も市場もエンタメをもう産業セクターとして見ていると。だからそのくらいやっぱり日本には多いってことなんですね、このエンタメセクターの企業が。
確かに言われたら上場してる会社多いですね。パッとソニー、任天堂はなるほどなと思いますし。へえ。で、これ全部が日本のエンタメとしてまとめて買えるようになったってことですね。これ上場してる会社って多いんですか?
いえ、日本の企業は実は上場してる会社はそんなに多くなくて、というのも、やっぱりクリエイティブに色々注文がつけられるとなかなかうまくいかないということもありますし、そもそも規模としてそんなには大きくない会社が多い。あと例えば芸能事務所でも大きい企業は非常に限られるとかありますので、上場してる会社自体は映画会社であるとかゲーム会社っていうのが見ても多いですよね。あとはサンリオのようなIPですかね。
なるほど。エンタメって言っても確かにその映画とか、確かに東宝さんとかありますもんね。ああ、なるほどね。ありますよね。
いや、むしろここは、すでに日本が持っている漫画にしてもアニメにしても、あと昭和の時代の数々の名作にしても全然活用できてなくて、ここに上場企業として出てきたのっていうのはまだほんの一部だと私は思ってます。
僕もちょっとあんまり詳しくないですけど、例えば高倉健さんとかって海外でも流行るんですか?
映画祭とかですね、そういう過去の映画とかを出したりとか。あと今アニメでは言われてるんですけど、エバーグリーンと言って、やっぱ過去の作品で全然出てないんですね。漫画もそうなんですけど。で、それを翻訳したりとかして出して売ろうという動きはあります。
ああ、それは収益源になりそうですか?それを収益源にしたいと思って、みんなやって。あるものをやっぱ利用するのって一番楽じゃないですか。ああ、それそうですよね。はい。で、名作が多いわけですから。
これってウォルト・ディズニーが『ディズニーズ・ジャングル・ブック』とか、ディズニーズって言って過去の作品をどんどんどんどんリメイクして大ヒットさせてるでしょ。だからリメイクしたらすごいのになるっていう意味では、高倉健さんとか、昔のスポーツ根性ものとかあるけど、でもそのまま出したんじゃ、そのまま受けるっていうわけではないと思いますね。
ちょっと変えますか?ちょっと現代版にリメイクしてくっていう意味では。高倉健さんのヤクザ映画の現代版って見てみたいですけど、どんな感じになんのかな?
『SHOGUN 将軍』とかも流行ったんで、例えば時代劇をちょっとこうね。ああ、なるほどね。そうです。あれはアメリカがね作って、今ね、もう賞もいっぱい取りましたけど、ああいうやり方もありますよね。なるほど。
さあ、今回ですね、このエンタメコンテンツ分野を前編・後編の2回に分けまして超分析していきたいと思います。まずは前編のテーマこちらです。SaaSの死で売られたエンタメ株、買いたい銘柄5銘柄と買いたくない銘柄2銘柄とズバッと行きますか。はい。窪田さん、まずこのSaaSの死というもの、これどういうことなんでしょうか?
はい。AIが高度に発達したら既存のソフトウェアいらなくなるよっていう。それがまず、システム開発会社、AIが高度に発達したらもう人間がプログラミングしなくていいよみたいな話で、その延長線上で、コンテンツ、無形資産関連も一緒に売られてる。漫画だって音楽だって、みんなAIが作っちゃうよって言うけど、これ大間違いですよね。
汎用AIなんか使っても、世界中のいろんなものから勉強していろんなもの作るけれども、自分のビジネスにぴったり合ったものって作ってくれないんですよ。だからビジネスのドメイン知識をしっかり学んでカスタマイズしてくってプロセスが大事で、それが既存のSaaS、AI SaaS、またシステムインテグレーターもそうですし。だから今急激に売られて今見直されてきてるとこなんですけど、コンテンツ、無形資産関連も同じように売られて今見直されてきてるっていうことで、SaaSの死の勘違いっていうのにマーケットが気づき始めてるんじゃないかなという風に思います。
その死の勘違いってことは、これからどんどんどんどんAIが進んでいこうとも、このクリエイティブの世界はなかなかまだ侵食できないよということなんでしょうか?
いや、例えば可愛いキャラクターを作るだけだったら作れるけれども、それが継続的に新しい物語を生み出していかないとダメなんですよ。可愛いキャラなんかいっぱいある。ディズニーのミッキーマウスだったら、それだけだったらAIで簡単に描けるけど、毎年毎年新作出してくでしょ。で、そういうことをやってくプロセス全体っていうのはクリエイターがいないとできないですよ。
あとやっぱり人がいないので。どんどん日本とか人口も減ってきてますし、AIで賄えるところは賄わないとどんどん遅れていくというか。多分皆さん様子見をしつつ、裏ではこの開発とか色々やってらっしゃって、準備はしてらっしゃるんじゃないかなと思います。だからうまく使えばいいというところですよね。
そうすると今のこのエンタメ界の上場企業っていうのは、このAIが出てきたからと言ってものすごく業績が悪化するようなことには繋がらないんじゃないかっていう、そういう結論です。
いや、私は逆だと思うんですよ。AIが出てくるから。例えば日本の作品って日本語が多いから、すごいいいものいっぱいあるのに日本語だから。こんなの英語だったらもうブレイクしてるよねっていうものがいっぱいあるんで、AIになったら簡単に英語化できますでしょ。でもそのままじゃ面白くないから、やっぱり人間がちゃんとそこんところは目を通して面白いストーリーにしなきゃいけないんで。そういう意味でAIを使って日本のコンテンツ業界っていうのはさらに大きく伸びてくと思うし、あと単純作業は本当にAIにやらせてしまえばいいわけですからね。
これは日本成長戦略でも書いてあるんですけど、日本発ゲームの音声翻訳人口カバー率ってのがあるらしくて、世界的ヒット作って6割ぐらいはもうカバーしてるらしいんですけど、日本ってまだ40%ぐらいらしいんですね。だからここは確かにおっしゃるAIなんかでその自動翻訳がもっと進めば、このコンテンツはもう世界にもっとマーケットが広がる可能性が高いってことですね。
いや、そうですよね。ちょっと考えても、日本のお化けとか、海外のね、ドラキュラもいいけれども、面白いもの本当にいっぱいあるんで、日本に。それを掘り起こすのがAIになって、それをまたクリエイターがうまく生かしてって、ディズニーズみたいにリメイクしてどんどんブレイクするっていうものがいっぱい出てくるっていう風に私は期待してますけどね。
これは誤解なんですか?エンタメが売られたのは、IPで稼ぐモデルは終わるという誤解だったと。
半分は誤解ですよね。いや、もうこんなものは、アニメでも何でも音楽でもAIで作っちゃうよっていう、半分は誤解ですけど、残り半分以上はマーケットの流れなんですよ。マーケットって企業のファンダメンタルズ見てるだけじゃなくて、テーマで動くんで。AI半導体ブームっていうことになってみんなうわーって言ったから、それ以外が売られたっていうところもあるんですよ。誤解っていうのもそうだけど、マーケットの流れですよね。
じゃあちょっと一時のものみたいな捉え方でいいっていうこと。そうです。そうです。だから今はAI半導体だけに市場の目が向かっている中で、好業績なのに売られてきてるみたいなのがいっぱいあるから、そういうセクター今すごい掘り起こす。
それすごい大事な視点ですよね。個人投資家にとって、本当にいい企業がこのブームによって放置されている、割安に置かれている、ここを中長期で狙ってくってのは、やっぱ個人投資家の投資戦略としては重要なポイントになるんでしょうね。そうですよね。
そのSaaSの死で売られているソフトウェア、SaaS、コンテンツ無形資産っていうのは今面白いっていうことで窪田さんがレポート書いて、その中で買いたい5銘柄ということで今日はズバッと教えてくださるということで、ズバリどんな会社なんでしょうか?
はい。ソニーグループ、あと任天堂。これはもう王道銘柄ですからね。王道ですね。でサンリオももはや王道になりつつあるんですよ。サンリオはキティちゃん。例えばキティちゃん。
であと円谷フィールズっていうのはまだ全然マーケットでも認識されてないんですけども、パチンコ・パチスロメーカーのフィールズが、経営危機にあった円谷プロを2010年に買収して、そのお金を使って円谷プロが大復活して、ウルトラマンがリメイクされて、シン・ウルトラマンとかも日本でも世界でもブレイクして、やっとそこのコンテンツビジネスで稼げるようになってきたんだけど、まだパチンコ・パチスロメーカーっていうイメージが強くて、あんまりマーケットで認識されてないんで、非常に面白いなという風に思ってます。
ウルトラマンが世界で売れるようになったってなんかとても嬉しい話ですね。
いや、そうなんですよ。リメイクしてるっていうのが大きいんですよ。リメイクがね。で、面白さの原点っていうのは昔の怪獣にあるんですけど、あれそのままだと現代では受けないんで、それがもうAI時代の新時代にリメイクされて次々いい物が出てるから、そういう意味ではサンリオなんかと並んでIPで稼ぐ企業になってきたんだなという風に思ってますけどね。
でもなんかあれですね、やっぱりコンテンツの、この今ご紹介いただいてる企業は軒並み2倍。自動車セクターとは比べ物にならない。いや、もうPBR0.4とかそんなんでしたから、自動車。いやいやいや、あれがすごく印象に残っちゃってね。円谷なんてまだPER11倍でちょっと低めですけどもね。PBRが2.7で相当稼いでるってことですね、これね。
会計基準の話をすると、自己創設の無形資産っていうのはバランスシートに出しちゃいけないんですよ。だからいろんなものを作ってきていて、それが製造業だったら、はい、工場建てましたなんとか言ったらバランスシートにどんどんどんどん乗ってくでしょ。だからバランスシートに乗ってない稼ぐ無形資産をいっぱい作ってくと、PBRは高いのが当然なんだ。急に上がってくるんだ。あ、そっか、そっか。
この銘柄を前後編に分けてちょっと詳しく解説していきたいんですが、まず前編どっから行きましょうか?じゃあ、ソニーグループ。ソニーから。はい。もう大好きなソニー。大好き。もうファンドマネージャー時代の頃からね、もう大好きなソニーなんですけど。
何がすごいかって、ソニーのすごさ。ソニーは20世紀には製造業で世界を制覇したんですよ。日本が世界一って言われた1980年代は製造業の時代だったんで、それこそソニーとか松下とかトヨタとか、製造業で世界を制した。で、製造業で稼げない時代になった。で、一回相当厳しい時代があったんだけども、ビジネスを変えて変えて変えて中身を変えて、今気づいたら無形資産、エンターテイメントで稼ぐ総合エンターテイメント企業として稼げるようになってるってこと。経営力と変わり身っていうものが素晴らしいと私は思ってますね。
でもソニーグループ、今セグメントで見ると、エンタメ3事業、兆円。これ全社の7割なんですね。もうすでに。そうですね。
で、その下にエンタテインメント・テクノロジー&サービスって書いてあるけど、これが実は製造業なんですよ。テレビだとか携帯電話とか、テレビも撤退を含めて検討されているところですけれども。で、昔1980年代、90年代には、このハードウェアで稼いで、たまに映画でなんかヒット作が出たよって言って、いや、映画なんて不安定だから当てになんないよね、ちゃんとエレクトロニクスで稼いでなきゃって言ってたのと、今全然逆ですよね。
なるほど。映画とか音楽とかってのはもう安定的に稼げるけれども、製造業のハードウェアのところは今利益が出てても、ずっとやってると赤字になっちゃうかもしれない、心配だなっていうとこですね。
平島さんどうですか?これ見て。そうですね。本当にソニーはもう、社長もおっしゃってますけど、本当エンターテイメントに振っていて、全振りをしていて。で、個人的にやっぱり注目してるのが、クランチロールというソニー傘下のアニメの動画配信サービス会社がありまして、ご存知ですか?
クランチ?クランチロール。いや。実はですね、日本のアニメを配信してる会社なんですけども、日本でだけサービスをしてなくて、全世界200カ国以上で配信サービスをしていて。で、何が重要かというと、その配信サービスって今Netflixとか色々あるんですけど、ここ2000万人が登録ユーザーなんですが。有料会員すごいですね。Netflixだと3億超えてる。3億ね。
でもここでポイントなのが、いわゆる推し活をする人っていうか、今流行りの、お金を使うアニメが大好きだっていう方々がここに集結してるんですね。ああ、もうアニメファンの集い。そうです。そうです。アニメファンってお金使うらしいですね。そうです。
で、ここのサービス、やっぱり漫画、アニメって、その漫画とか音楽とかライブとかに全部波及していくので、それを一応全部持っているソニーグループということもあるんですけど。なのでここがポイントかなという。
このクランチロールをソニーが持ってるわけですか?そうです。なのでそういうところ、ソニーはやっぱり考えてアウトプット先を考えて、ちゃんと傘下にしてるっていうのがポイントかなと思っています。
出井さん、平井さんの経営者のこの流れから、そういう風に方向転換していくっていう流れがずっとソニーの中にあったんですか?
ソニーの中ではっきり流れがあったんじゃなくて、行ったり来たりなんですよ。なるほど。ソフトウェアの方に行こうとしてハードに揺り戻しが来たりしながら、行ったり来たりして。でその間、厳しい時代に金融で稼いできたんだけど、金融はこれ以上は伸ばせないっていうことで縮小していく方向になっていて、で今はもうはっきり総合エンターテイメント、無形資産で稼いでくっていう時代になりましたね。
すごいですよね。なかなか、ソニーっつったらなんか相変わらず家電メーカーみたいな印象がありますけど、なかなかこのエンタメに全振りできないじゃないですか。例えば変な話、日立とか東芝とか。日立はまたちょっと違うね。インフラになってます。それこそシャープとか。
なかなかこの転換できない中で、例えば富士フイルムがですね、この技術を使って事業転換して、全く新しい事業をやって収益上げてるって、これ分かるんですけど、ソニーグループがですね、自社の技術を使ってエンタメに行くってなかなか難しい発想だと思いますけどね。
そうですね。でも、元々日本の製造業も少しずつ、少しずつハードウェアメンテナンスだとかカスタマイズとか、そういうサービスで稼ぐようになってきている中で、ソニーってのはそういうので大成功した一つの事例ですよね。
あとハードじゃなくてソフトの方がコストかからないんですよね。最終的には一気に。そうです。そうです。そうです。投資の価値があるんですよ。ここで当たればあとはもう稼げるだけなので。
確かにそれ、NECの方が言ってたな。一件一件システムを受注しても大して儲かんないんですよ。
ええ、確かにそこの狙い目大きいですよね。で、それで完全なパッケージソフトウェアになっちゃうと、チープ化してまたダメになってしまうんで、世の中の流れに合わせてカスタマイズしながら標準化しながらブレイクするっていうのが大事ですよね。
これ、アナリスト時代っていうか、ファンドマネージャー時代に、2010年のあの頃のソニーってどんな空気だったんですか?
あの頃はハードに行くのかソフトに行くのかっていうことで両論があって、ソニーでゲームを立ち上げた久夛良木さんが、もう一気にソフトで行くぞ。で、そっからまたハードウェアに揺り戻しがあったりして、後から振り返ると見事な経営なんだけども、迷ってあっちこっち動いた時はあるんですよ。
すごい逆転ですね。今買いの理由とやっぱりそのエンタメの部分がよりグローバル化してお金稼げるっていうところの成長っていうことで。はい。プラスアルファあるんです。
株式投資ってもう強みが素晴らしいとわかったやつは株価的に高かったりするんですけど、ここはまだハードウェアが残っていて、そのハードウェアの撤退で特別損失が出たり、あとそもそもソニーってハードウェアの会社だなって思ってる人もいるんで、株価的に、PER的に割安になっているんで、投資対象として非常に面白いということですね。
あ、PER何倍ですか?あ、18倍。うわ、ちょうどいいですね。任天堂なんかPER高いでしょうね。
これはもうゲーム、エンターテイメントで稼ぐ会社っていう風にもう認識されてるからPER高くなってるんですけど、だからソニーはこれだけいいものを持って成長のビジネスモデルを作っていて、最高益なんかも更新していって、このPERっていうのはとても安いと思いますよ。面白い。
では続いてサンリオ行きましょうか。ファンドマネージャーの時に、これ本当なんですけど、サンリオはもう次の日本のウォルト・ディズニーだって言って、で期待しては裏切られ、期待しては裏切られ、そんなことを繰り返してきて、ついに、苦節20年、本当の日本版ウォルト・ディズニーになって成長し始めたというところなんですけど、株価が派手にぶっ飛んで、やっぱり流れがあるから、そっからAI半導体ブームになってちょうど売られたところだから、もう一回見直すのにいいタイミングだなという風に思います。
これなんですけど、なんで2022年ぐらいからあんなにキティ上がっちゃったんですか?
それは海外のロイヤリティ収入っていうものが一気に増えてきたからで、投資家としてはキティちゃんが世界で人気だから買うじゃないんですよ。それを使って、実際にロイヤリティの収入が大きく伸びてきたっていうことで、しかも仕組みができてますよね。ウォルト・ディズニー型の成長軌道にもうすでに乗っているという風に思いますね。
そう考えるとこのコンテンツセクターって案外円安恩恵企業なんですね。
まあそうですけど、それってものすごい短期的なことで、それよりも海外で売上が伸びてくかどうかっていうことが重要で、それを円に換算した時に円高だとちょっと減って円安だと、っていうのはもうものすごい短期的な動きで、株式投資の人が言うことで。
じゃあこの株価の上昇は決して円安要因ではなく、海外の売上が2022年からグッと上がったっていう。そうです。そうです。
で、今までキャラクターグッズを作って売るっていうことに主眼があった時は評価できなかったんですけど、そうじゃなくて、いろんなところに配信をしたり、ロイヤリティで稼ぐようになったから今評価できるようになった。
平島さん、この辺りサンリオはその海外戦略みたいな、変えてきたっていうとこあるんですか?
そうですね。多分2010年代とかですと、ちょっと海外でつまずいたりしてたんですけども、これが先ほどの年数ぐらいで、かなり北米戦略っていうのを変えてきて、で、ポイントとしてはやっぱりキティちゃん一本足打法というか、キティちゃんだけが有名だったんですけど、今もうクロミちゃんとかですね。クロミちゃん。クロミちゃんわかります。
クロミちゃん結構人気なんですか?クロミちゃん人気で、Netflixとかでもアニメになったりとかしてます。マイメロディとクロミちゃんでアニメになったりとか。
あとシナモンロールだったりとか、そのまま大人とか、Z世代、乳幼児と、いろんなところに違うキャラクターを当てていくというか、ちゃんとポートフォリオをいくつも持つというところに転換して人気が出てる。ドジャースとかとコラボやってますからね。
これはキティちゃんです。キティちゃんでそうです。で、クロミちゃんは右ですね。クロミちゃんっていうんですか?はい。へえ。これが爆発的人気。他にももう人気、以外でももうみんなに色々、Z世代とかなんとか人気が。
だからそう考えるとなんか投資家的には、持ってればいつかヒット作を出すんじゃねえかみたいな、こういう期待を持たせてくれるセクターですね。
ヒットを出すっていうよりも、元々ヒットしたものをどう使うかっていうところに気づき始めたら、これだけ売上が伸びたってこと。あ、そういうことか。そういうことか。持ってるわけですね。それをどうマネタイズしてくか。ああ、そういうことか。
これがある意味日本は下手だったってことですね、今まで。
そうですね。そういう意味ではそういう仕組みができなかったんですけども、サンリオさんの場合は実はキャラクターが本当にたくさんあって、周年事業がもうずっと。でそういうやっぱりビジネスをする時、周年事業って結構重要じゃないですか。周年事業ごとに色々なところから企画があるので、もうこっからはかなり期待ができるんじゃないかなと。
なんかあれですね。売れてないタレントをいっぱい抱えてるみたいな。いやいやいや。一時に流行った人たちがいて、ブレブレみたいな。いやいやいやいや。みんな人気人気。しかもそれ海外で。怒られるサンリオさんが。誰が売れないタレントやねん。
すごい売れてるのにギャラの安いタレントを抱えたら。あ、そういうこと。すごい売れてるのにギャラが安いタレントを抱えた。なるほど。勉強なります。
サンリオも株価っていうところでは一時株価過熱してたんですけども、売られてまた戻ってきたんで、成長企業として今また面白いバリュエーションになってるんで、評価していけると思ってます。
ちょうど東京ゲームショウでサンリオさんすごくニュースに今なってるんですけども、サンリオゲームズというゲームを始めまして、で、これで多分またグローバルが過熱する。みんなスマホでゲームをやるじゃないですか。なんでこれもすごく今期待がかかってるポイントかなと。
そのキャラクターを使ったゲームですもんね。はい。すっごい可愛いんですよ。昨日も東京ゲームショウでみんな行列を作って皆さんやってましたね。なるほど。
で、ソニーグループとサンリオ、前半2つの企業ご紹介します。面白い。どうですか?この流れというのは続いてきそうですか?
そうですね。全体的にはその方向で皆さん頑張るんじゃないかなと。で、サンリオさんとかは本当に戦略をちゃんと立ててうまくいってるんじゃないかと思ってます。
いや、でもさっきの窪田さんの話がすっごく分かりました。要は新人タレントの発掘じゃなくて大御所たちがいるんだけど、その大御所のギャラが安いと。じゃあ大御所にふさわしいギャラをちゃんともらいましょうと。それがだんだんだんだんできつつあるというのが現状。そうですね。
で、ちなみにウォルト・ディズニーとかってのは、どのくらいそういう意味ではミッキーとかって稼いでるんですか?
ほとんどビジネスの全部がコンテンツで出来上がっていて、それでもうグローバルに仕組み化されていて、それを勝手に著作権を違反するようなものあればすぐに取り締まれるような体制を作って、その中でいろんな歴史的なストーリーも作って、リメイク作品も作ってるという意味ではほぼ全部っていうことじゃないですか?
おっしゃるように日本のウォルト・ディズニーみたいな企業がこれからこの中から生まれ出てくる可能性もあるってことですよね。そうだという風に思ってますよ。それを今ご期待なさってるわけですね。そうです。
そのサンリオこそが日本のディズニーだと。これ近いんじゃないですか?その夢が実現するのは。サンリオだけじゃないですよね。サンリオはたくさんあるポテンシャルの中の一つを実現した会社だと思ってますよね。
ちょっとあれですか、平島さん的にはそれは言いすぎだって感じですか?
逆に、世界のアニメとかの現場を見ていると日本に対する期待は多分すごく大きくて、多分ディズニーさんの例えば映画とかの興行収入とかを見ても、ディズニーさんももちろん強いんですけど、日本のアニメがかなり世界のトップ10とかに入ってきてるんですよね。超えると言ったらおこがましいかもしれないですけど、色々可能性がやっぱりあるかなという風には思ってます。
平島さん全然おこがましくないですよ。もう超えていきましょうよ。いや、ウォルト・ディズニーを超えてったらとんでもないことになるじゃないですか。
海外の方から評価が高いのは、ゲームにしてもキャラクターにしても、やっぱり日本のこのクオリティが高いってことなんですか。
まさに物語と言われているものってなんていうんですかね、そこがやっぱ日本の強みと言いますか。例えば学園とか、色々不遇な男の子と女の子がいたりとかって、ああいう物語性って日本独特のものなんですよね。今、アメリカ人のZ世代の若者とかもみんなそれで泣いたりとかするんですよ。フランス人の子もそれで感銘を受けたりとかするわけですね。そういう物語の強さっていうのがやっぱり日本の魅力かなと思って。
確かに今年ワールドカップあったじゃないですか。有名な海外のサッカー選手、何を見てサッカー始めたかっていうとキャプテン翼なんですよ。ああ、なるほどね。翼君。そういったアニメいっぱいあるじゃん。スラムダンクとか。
で、それを海外で稼いで日本の成長に取り込むみたいなものってもっとできないのかなと。たまたまサンリオのキティちゃんはサンリオが持ってたからいいですけども、放置されているものってのは結構いいものがマネタイズできないっていうのが、なんかちょっともったいないなと思って聞いてたんですけど。
そうですね。今、例えば出版社さんが特にそうなんですけども、やはりおっしゃる通りで、いろんな言語に変えて外に出しているというところありますね。それで試して反応を見てるとかっていうのはあると思います。
古い作品になるほど権利関係が複雑すぎて、もうたくさんの人がいろんな権利を間接的に持ってるから、なんか一発で売り出せないっていうことだけど、うまく整理してあげるっていうことができるといいですね。
それこそクールジャパンが買えばいいのにね。そういうクールジャパン機構みたいなのが買って、もうキャプテン翼からスラムダンクから、もうものを全部買って、それで売り出したらすごいことになりそうですね。500億、一気に回収できるんじゃないですか。
でもやっぱりリメイクして、現代版のキャプテン翼とか現代版スラムダンクとか作ってかなきゃいけないですよね。それを元になるような、リメイクしたらすごい化けそうな昭和のスポコンだとかいっぱいありますよ。そのまま出したらね、ダメなんだけど。
そうですね。で、今リメイクはやっぱりおっしゃる通りで色々な作品リメイクして出していますね。出し始めてますね。
はい。さあ、買いたい銘柄、残りの3つは後編にということで、まだ前編、この買いたくない2銘柄ということで、これもちょっと気になるんですが、窪田さん。
はい。可能性はあるんだけども、ちょっと今の状況じゃ厳しいかなっていうのはフジ・メディア・ホールディングスですよね。そういう意味では、いいコンテンツはいっぱい持ってるだろうと思うんですけど、ただ今の株価で買いたくないっていうのは、経営状態だけじゃなくて株価もあるんですよ。
高いんでしたっけ?上がりましたもんね。問題が起こってから株価が大きく上昇したんですよ。これまた珍しい株価の。
そう。問題を起こして赤字に転落したのが2025年3月期ですけど、そっから株価がバーンと上がってるでしょ。これで問題が起こって経営陣が変わるから、これでいろんなコンテンツとか、あと不動産の含み益もあるんで、そういうものを生かした経営ができるようになるんじゃないかって期待で株価がもうブーっていっちゃったんで。この辺、改善をしないうちにああ行っちゃったって言うから、もうちょっと今ここからは買いたい、とは私はしたくないなと思ってます。
だからもう今年の株主総会なんてみんなホクホクの顔してたらしい。株価上がってるからさ。経営陣何やってるかじゃなくて、あ、上がってる、ありがとうみたいな。上がってるからね。2.5倍になってますからね。
でもそう考えたらテレビ局っていっぱいいいコンテンツありますよね。
だから推奨してないだけで、テレビ局だって本当は稼ぐような仕組みを作り始めたと思ったらすぐ買いたいっていう。株価的にはそんな高くないですからね、全般に。
でも2000年代のフジテレビ、それがすごくうまくて、踊る大捜査線とか、ドラマでやって当てて、それを映画に持っていってみたいな、こういう流れってフジテレビやっぱり上手だったと思いますね。
いや、上手っていうけど。アメリカで踊る、踊ってないでしょう。踊ってない。どこで踊ってる?ヨーロッパで踊ってないでしょ?あれ踊るドラマじゃないんですよ。踊るドラマじゃない。でもやっぱそういうとこじゃね。
テレビ局がせっかくね、毎週毎週なんかドラマ作ってるのに、それをなんで海外で稼ごうとしないのかな?不思議なとこですね。
で、もう一つはANYCOLORなんですけど、VTuberに将来性あると思うんですよ。ただUUUMって会社もかつてマネジメント会社で、えっとYouTuberなんかをやってたんですけど、やっぱりマネジメントしてるだけじゃ所詮、利益をずっと継続的に成長させるってのは難しいかなということで。ANYCOLORはVTuberをたくさん持って今稼いで利益増えてるんですけど、ある程度稼ぐようになったら卒業、独立っていうこともあるかもしれないし。かなり迷ったんです。推奨しようと思ったけど、やっぱりこれは違うな、継続的に成長してく企業じゃないなという風に判断しました。
IPを持ってるかではなくIPで稼げる仕組みを持っているかっていうところですけども、ということはIPで稼げる仕組みを作れば評価が転換する可能性も出てくるって見方でいいですか?
そうですね。で、VTuberがちょっと今日本でも10代、20代とか比較的若い方々中心であり、世代的に広がって世界に広がるっていうところがもっと見えてきてたら面白いとは思うんですけど。
可能性はあるけど現時点ではちょっと投資判断するのは時期尚早。ただ株価はちょっと上がってる感じなんですけども。
いや、一回上がって一回下がって、またじわじわと来てるところで、気にはなってるんだけども、やっぱりアナリストとしてもファンドマネージャーとしても、今の時点ではちょっと積極的には投資しにくいなと思ってます。
さあ、前編を終えて、ここまでを踏まえて中間ジャッジで言うとどうですかね?
中間ジャッジで言うと、実は正直言ってまだ50点ぐらいで。おお。いや、あれだけ熱を持って。いやいやいや、なんですけど、サンリオにしても。
今までの大御所たちがちゃんと稼げるようになるっていうのは、どうやったらいいのかなっていうのと、どのくらいね、市場規模があんのかな。この市場規模のところが、もうちょっとこう後半詳しく聞きたいなと思っていて。
ただ車だったら、ああ、これからアジアだったらこれくらいの人たちがね、所得が上がってその車を持つようになるよねと、なんとなくそこに合わしていけっていう、需要に対して供給のあれが計算立つじゃないですか。このね、コンテンツの分野ってなんかこの需給ってなかなか見にくくなるんですか?
需給が読みづらいっていうところが、今度後編でちょっと確認っていうか色々教えていただ… なので50%でまだ半信半疑という、僕の理解力も50点ぐらいなの。
なるほど。
もっと知りたいですよということで後編へということでございます。
世界一見られてる日本アニメはこれから稼げるのかということで、回収率がわずか5.5%です。2丁売上ってたった5%。94.5%はどこに行ってるんですか?
これが今変わりつつありまして、ここからが投資家もうワクワクしちゃうんですよね。
日本ですごいブレイクしたっていうのは相当質が高いので可能性あるんですよ。東宝なんかもうゴジラとかすでにもう人気になっていた銘柄なので、株価的にはまだそういう評価を受けていない円谷フィールズが面白いと思うし。
なるほど。今日はね、もう仕組みが全てで、期待が大きい。
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