クリティ・サノンのブロンズ系ツヤ肌イブニンググラム:スキンプレップ、ソフトな立体感、そして500個のチーク
Vogue翻訳元 English
このVogue『Beauty Secrets』のセッションで、女優のクリティ・サノンは「女子会ナイト」の前に行うルーティンを披露している。保湿を重視した入念なスキンプレップに続き、温かみのあるブロンズ系のツヤ感メイクを仕上げていく。サノンのアプローチは、全編を通して繰り返し語られる2つの考え方に基づいている。1つ目は、メイクはしっかり保湿された肌の上でこそ美しく映えるということ。2つ目は、自分の顔はシャープに彫り込むよりも柔らかく見せたほうが一番きれいに見えるということで、これは映画の仕事を通じて学んだことだという。工程の合間には、エンジニアとしての経歴、勉強熱心だった子ども時代から俳優の道に進んだ経緯、そしてメイクとの向き合い方がどう変わってきたかについても語っている。
クレイマスクから始める、遅れてきたスキンケアへの目覚め
サノンはまず雰囲気づくりのためにキャンドルに火を灯す。それから髪をまとめ、未発売のHyphenのクレイマスクを手で顔に広げていく。
初期のスキンケアはごく最低限だったという。子どもの頃から10代にかけては洗顔をして、そして必ず保湿剤と日焼け止めを使っていたと強調する。関心が深まったのはコロナ禍、ちょうど30歳を迎えた頃だった。そのとき、肌のことを真剣に考えなければと決意し、成分や製品について調べ始めたという。これを自身の学歴と結びつけて、「私はエンジニアだから、細かいところまでつい掘り下げちゃうの」と語る。成分によって働き方が異なることを興味深く感じ、オンラインでたくさんの製品を注文するようになり、スキンケアに「ほとんど取り憑かれた」ようになったと話す。
毎日の習慣としての食物繊維
マスクを置いている間、サノンは食物繊維と電解質を水に溶かしたドリンクを飲む。これは毎日飲んでいるという。また、食物繊維は見過ごされがちだとも主張する。みんな「プロテイン、プロテイン、プロテイン」と言うばかりで、食物繊維のことを忘れているというのだ。
車内で使うマイクロカレント美顔器
マスクを落とした後、サノンが「新しい恋人」と呼ぶアイテム、アクティベータージェルと併用するマイクロカレント美顔器を紹介する。主に移動中に使っているそうだ。撮影に向かう車の中で10分あれば十分で、それが便利なのだという。顔とフェイスラインに沿って上向きに動かす様子を実演し、カメラに向かって効果を示す。「リフトアップしたの、わかる? 一瞬なの」
手作りミスト、美容液、保湿クリーム
次に登場するのは、「ずっと昔から」使っているというミストだ。ローズウォーターとグリセリンで作った手作りのものだという。グリセリンは保湿力が非常に高く、ローズウォーターは肌を引き締めてくれる、というのがその理由だ。
続いて、Double Shot Radiance Lift Serumを使う。水と油の両方を含む二層式であるところが気に入っているという。今回は夜のメイクなので日焼け止めは省き、そのまま保湿クリームのBarrier Care Creamへ。サノンはスキンプレップを「一番大事な」工程だと言う。メイクを美しくのせるには、肌がとことん潤っている必要があるからだ。
最前列の優等生から俳優へ
スキンプレップの間、サノンは自身の生い立ちについて語る。とても勉強熱心な子どもだった。母親は物理学の教授、父親は公認会計士で、教育は常に最優先事項とされていた。自らを「いつも90点台を取るタイプ」で、最前列に座る「ガリ勉っ子」だったと言うが、ダンスにもとても興味があった。とはいえ、ダンスが自分のキャリアの一部になるとは思ってもいなかったという。
両親からは学位を必ず取るようにとはっきり言われていたため、B.Tech(工学士)を取得した。就職するつもりはないとわかっていながらキャンパス就職選考まで受けたそうで、それは「最高の気分」だったという。その後ムンバイに移り、オーディションを受け始めた。その経験を、サノンはこうまとめる。「夢は本当に叶うの。だから大きな夢を見なきゃ」
ツヤ感のあるブロンズベースづくり
ベースでは、肌をとにかくツヤっぽく見せたいという。まずシャーロット・ティルバリーのFlawless Filterを顔全体と目の下に塗る。目の下は目に見えて明るくなるそうだ。ブロンズ系のルックに合わせて、Saieのブロンザーを少量保湿クリームに混ぜてなじませる。製品の色がかなり濃く見えることについて、視聴者に「怖がらないで」と声をかける。
本格的なプロのメイクを初めて目にしたのは、モデルとしてバックステージにいたときだったという。そのときの受け止め方は複雑だった。自分の見た目が気に入る日もあれば、そうでない日もあった。モデルには、あまり好きになれないかなり実験的なメイクが施されることもあったからだ。映画のメイクはまったく違うと説明する。カメラはあらゆる細部をとらえるので、メイクは素肌のように見える必要がある。そこが大好きなのだという。
他の人がシェーディングする場所をコンシーラーで
サノンは「乾燥肌女子」なので、クリーミーな製品が好みだという。マットな仕上がりは好きではなく、肌にはツヤ感がほしい。コンシーラーはKosasのクリーミーなコンシーラーだ。赤みをカバーした後、顔のサイドに沿ってうっすら色素沈着があることを指摘し、「たいていの人はここにシェーディングを入れるけど、私はコンシーラーで隠すの」と話す。これは映画の現場で学んだことで、シャープに作り込まないほうが顔がずっと柔らかく見えるのだという。
また、「最悪の癖」としてニキビをつぶしてしまうことも打ち明ける。ニキビが我慢できず、治るのに時間がかかりすぎると感じてしまうのだ。特に撮影があるのにポツポツができてしまったときはなおさらだという。コンシーラーで隠すことはできるが、つぶすと跡が残ってしまうとも付け加える。
シェーディングを、場所を選んで取り入れるように
以前はまったくシェーディングをしなかったという。それが変わったのは、ブロンズ系の日焼け肌ルックだった最新作の映画がきっかけだ。それ以来シェーディングが好きになったが、使うのは特定の場所だけだ。フェイスラインをシャープに見せるため、あごの下にうっすらと影を入れる。ここは控えめにするべきだと強調し、「絶対にバレちゃいけないの」と言う。顔の外側にも温かみを足す。自分はとても色白だと考えているので、シェーディングとチークで血色と生き生きした印象を取り戻すのが好きなのだという。今回のルックでは、自然に日が当たるはずの高めの位置に温かみをのせる。
自分には「チーク盲目」があると前置きし、チークを500個ほど持っていると明かす。
簡単アイメイク:ティント、インラインアイライン、ペンシルをライナー代わりに
ベースをセットした後、アルマーニのアイティントを使う。とても使いやすいと評し、手軽な製品が大好きだという。わりと適当に塗って、完璧である必要はないと話す。下まつげのきわには、ピーチとピンクがほのかに感じられる色を混ぜて締め色を足す。目の下にはいつも少し赤みのあるブラウンを使うそうで、そうすると目元が際立ち、生き生きと見えるからだという。
上まつげのきわについては、「あまり快適じゃないけど、やり方を覚えたら魔法みたい」と認めるテクニックを実演する。上まぶたの粘膜を手持ちのブラウンペンシルで塗り、いかにもアイラインを引いたようには見せずに、ごくわずかに輪郭を締めるのが狙いだ。同じペンシルでまつげのきわを軽くなぞり、少し外側に伸ばして、爪でぼかす。
どこでもできるビューラー
続いてまつげをビューラーで上げる。走っている車の中でもできるという。すぐに違いが出ると指摘する。まつげはもともと直毛なので、撮影では何度もカールさせなければならないこともあるそうだ。マスカラは、下まつげが長く「ちょっとスパイダーラッシュみたい」なので、下は軽めにし、きわに触れる程度にとどめる。そして、メイクアップフォーエバーのリップペンシル「Limitless Brown」を下まつげのきわに沿って引き、指でぼかす。これは唇に使うのも大好きだそうで、複数の場所に使える製品が好きなのだという。
赤チーク、ブロンズ、ハイライト
チークに戻り、赤を怖がらないでと視聴者に呼びかける。サノンによれば、赤は肌の上で美しいピンクに変わり、「いかにもなピンクには見えない」のだという。チークを目の下の方へ少し持ち上げ、すべてがなじむようにする。続いてブロンズ系のMACの製品を使うが、とても発色が良いので慎重にならなければいけないと話す。最後にスティラのハイライターを高い部分だけにのせる。
カージャルだけの時代から、少ないメイクへ
メイクは「アートみたい」で面白いと感じていると振り返る。10代から大学時代にかけて、していたメイクはせいぜいカージャルくらいだった。当時はカージャルなしでは病人のように見えると感じていて、それなしで過ごすことなど考えられなかったという。モデルや映画の仕事を通じてさまざまなルックを経験し、次第にナチュラルなメイクへと移っていった。カージャルなしの自分、そして全体的にメイクが少ない自分を好きになり始めたという。
何かが残るようにリップを重ねる
リップについて、サノンは「私の唇には何も残らない」と言い、それが悩みだと話す。解決策は複数の色を重ねることだ。上下の唇の中央部分を少しだけオーバーライン気味に描き、ある程度は持つものの長くは持たないリップスティックをベースとして塗る。その後、メイベリンの明るめのシェードを重ね、最初の層が一部落ちてきているので輪郭を描き直す。使っているリップスティックのひとつは、実際に使い切ったごく数少ないもののひとつで、切らさないように2本買ったのだという。唇の中央を少し明るくするのが好きなので、そこに色を追加でトントンとのせる。チークのお直しをするなら、少しトントンとのせるだけだとも付け加える。
セラピーとしての眉
眉はあまり描き足さず、何年も自分で毛抜きで整えてきたという。サノンによると、彼女が始めるとチームのメンバーから「45分くらい消える」とからかわれるそうだ。集中力が必要なので、セラピーのように感じるのだという。眉はレア・ビューティーのアイブロウジェルで整え、目に見えるフレークが残らないところが気に入っている。
仕上げ
仕上げに、チークをもう少し足す。今回はほのかなツヤが気に入っているピンクコーラルのシェードだ。メイクをセットし、唇の中央にグロスを少しのせる。これで、サノンが言うところのブロンズ系ツヤ肌イブニンググラムが完成し、女子会ナイトへ向かうために挨拶をして締めくくる。
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