塩で水を抜いたもやしと後のせ納豆:リュウジが普段食べている「マルちゃん焼そば」

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概要

料理研究家のリュウジが、自分がいつも食べているという焼きそばを紹介した回である。使うのはマルちゃん焼そば、もやし、納豆、卵。本人は「正統な作り方ではなく、かなり特殊な作り方」と前置きしたうえで、マルちゃん焼そばはこの食べ方が一番うまいと繰り返し主張する。ポイントは、もやしを塩でもんで水分を抜くことと、納豆を炒めずに最後にのせることの2つだ。

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2年前のレシピノートに眠っていた一品

リュウジによれば、このレシピは2年ほど前にレシピノートに書き留めていたもので、作るのを忘れていたという。試食の後には「これを2年間も眠らせてしまった」と悔やんでいた。動画の中でも「バズらせたい」「バズってほしい」と何度も口にしており、本人の自信作として出している。

今回は2人前で作り、1人前なら半量にするよう呼びかけている。普段使いの料理なので包丁は使わない。焼きそばの麺も袋を開けずにそのまま電子レンジで温め、2袋なので1分半を目安にしていた。袋を開けなくていいのかとスタッフに聞かれると、「面倒だから開けなくていい」と答えている。

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もやしは塩でもんで浸透圧で水を抜く

この回でリュウジが一番強調したのは、もやしの下ごしらえだ。もやしに塩をまぶすと浸透圧でもやしが「汗をかいて」水分が出る。こうしておくと炒めたときに水が出ず、焼きそばが水っぽくならない。最近もやしを「完全にマスターした」と話し、この方法を見つけたときは思わず声が出たとも語っている。

リュウジによれば、焼きそばにもやしを入れない派の人がいて、その理由は水っぽくなるからだという。この下処理をすれば、もやしが焼きそばに完全になじむというのがリュウジの主張だ。塩をまぶしておく時間は3分ほど。かさが目に見えて減ったもやしをザルにあけ、そのままでは塩辛いので水で洗い流す。洗っても適度な塩味は残り、この一手間で焼きそばは「本当に変わる」とリュウジは言う。試食の場面でも、以前は塩をして油を絡ませる方法を使っていたが、塩で水を出す今のやり方のほうがずっとうまいと話していた。

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材料はすべて安い「大学生の飯」

リュウジは材料の安さも繰り返し強調した。マルちゃん焼そば、卵、納豆、もやしはどれも安く、タンパク質は納豆と卵でとれる。「大学生が食べる飯」というたとえも何度も使い、若い頃は本能で動いているのでうまくなければ食べない、だから大学生の飯はうまいのだと説明している。

納豆は付属のタレを入れて混ぜておくだけ。ひきわり納豆でもいいかとスタッフに聞かれると、ひきわりは麺によく絡むのでむしろおすすめだと答えた。ただ、ひきわりを常備していない人も多いだろうとも付け加えている。

ここで少し脱線があった。リュウジは最近、動画で納豆を出すのを控えているという。納豆を出すと、納豆が食べられないと悲しむコメントがつくからだ。スタッフは「何千本も動画があるのだから、そういう人は次の動画を見ればいい」と返していた。また、リュウジが使っている箸はサンリオとコラボしたときのもので、色がついていて見つけやすく、子ども用で小さく軽いので手元に残しているという話も出た。

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中卒の自分が「学校は出た方がいい」と言う理由

目玉焼きを焼く前後で、話は学歴に移った。リュウジは自身を中卒で高校も出ていないと話し、ラグナロクオンラインにはまって学校をやめたと振り返る。そのため、引きこもりや不登校の若者から希望のように見られることがあり、メッセージも結構届くし、講演のような依頼を受けることもあるという。

それでもリュウジの考えははっきりしている。学校は絶対に出たほうがよく、出ない意味はあまりない。だから「引きこもり代表として励ましてほしい」と頼まれても高校や大学は出たほうがいいと答えることになり、相手をさらに落ち込ませてしまうのであまり言いたくない、と笑いながら話した。中卒で活躍している人はほとんどいないとも述べ、自分については「宝くじに当たったようなもの」で、そうでなければ出世コースから外れて年収300万円ほどだっただろうと語っている。スタッフも、大人になってから歴史などをもっと勉強しておけばよかったと思う、と応じた。最後には「こういう道もあるけどね」と一言添えつつ、「皆さん学校は出ましょう」とまとめている。

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調理:麺はしっかり焼き、油はけちらない

目玉焼きは油を引いて卵を割り入れ、ふたをして蒸し焼きにする。少しパリッと焼くのがいいそうだ。本来は最初に焼いておいたほうがいいとも言っていた。焼いた目玉焼きは取り出しておく。

麺は、レンジで温めてほぐしておくことで炒めるときに水をほとんど使わずに済む。フライパンに油を熱して麺を入れ、表面に焼き目がつくまで炒める。小麦が焼けた香り、つまりメイラード反応による香りをつけるのが大事で、しっかり焼かない焼きそばはあまりおいしくないとリュウジは言う。油はサラダ油でもいいが、あればラードを使ったほうがいいとのことだった。

油の量についても持論を語っている。焼きそばを作るときに油をけちる人がいるが、けちると焼きそばはおいしくならない。家庭料理はけちけちしすぎるとおいしくなくなる、というのがリュウジの見方だ。油は悪者ではなく、脂質もとらないと肌がかさかさになるとも言い、80歳くらいまで肌がきれいだった祖母がマグロのトロをよく食べていた例を挙げた。もっとも本人も「俺の持論だけどな」と断っている。

麺に焼き目がついたら、水切りしたもやしを加えて炒める。続けて付属のソース2人前分と酒大さじ3を入れて炒め合わせれば完成だ。酒を加えることでうまみと香りが上がるという。スタッフが「めちゃシンプルですね」と言うと、リュウジは炒め工程はこれで十分だと答えていた。

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納豆は炒めずに後のせ

器に焼きそばを盛り、目玉焼きをのせ、混ぜておいた納豆を最後にかける。スタッフに納豆は炒めないのかと聞かれ、リュウジは入れない、後のせだと答えた。

納豆のタレは出汁が効いているので焼きそばとよく合う、というのがリュウジの説明だ。漫画喫茶で働いていた頃にもこうした作り方をしていたという。好みでマヨネーズをかけてもいいとし、見た目にも酒が進む一品だと話していた。

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試食:もやしの食感と後のせ納豆への評価

試食ではリュウジもスタッフも「うまい」を連発した。リュウジは、マルちゃん焼そばはこれが一番うまいと改めて言い、後がけの納豆がいい、炒めてはだめだと付け加えた。スタッフが一番驚いていたのはもやしの食感で、水っぽくないと何度も口にしている。リュウジは、この処理をしないともやしを噛んだときに水が出るが、それがないと説明し、塩で水を出す方法を「全国で流行らせたい」と話した。

大学に行っていないリュウジが「大学生の気分になれる」と冗談を言い、大卒のスタッフたちを「大学生組」と呼んで食べさせる場面もあった。スタッフからは、納豆を入れるとこんなにうまいのかという声が上がった。

ではなぜみんな作らないのかについて、リュウジは見た目が雑な飯に見えるからではないかと言う。彩りは卵の黄身くらいしかない。一方で、マルちゃん焼そばは3袋入り、納豆も3パック入りなので、パッケージごと全部この料理に使えるという話も出た。調理時間は撮影しながらで30分ほど、1人で手早く作れば15分ほどだという。

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結論:何も足さず、何も引かない

リュウジは最後に、安さについて改めて触れ、もやし、納豆、卵は大学生の味方だと述べた。そのうえで、この料理には何も足さず何も引かないほうがいいと言い切る。ニンジンなどを加えると「黄金バランス」が崩れるので、この形が完成形だというのがリュウジの結論である。