リュウジがSUSURUの「北ノ醤油チーホー」を、ファミマのチルド版と自作の再現版で食べ比べる

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概要

料理研究家リュウジの動画は二部構成になっている。前半では、ラーメンYouTuberのSUSURUが手がける店「北ノ醤油チーホー」の味をファミリーマートが商品化したチルドラーメンを試食する。後半では、ファミマ版の発売前に撮影しておいた自作の再現レシピ「ジェネリックSUSURUラーメン」を作る。リュウジは以前、SUSURUの商品を「しょっぱい」と評したことがあると自分で触れている。そのうえで今回は、店の味を知っている立場から、チルド版と自作の再現版がどこまで店に近いかを確かめている。

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ファミマ版チルドラーメンの中身

リュウジとスタッフのA子さんは、すでに実店舗で北ノ醤油チーホーを食べている。そのためリュウジは、チルド版を見る目は厳しくなると前置きした。コンビニのラーメンに美味しいイメージはなく、チルドなので本物ほどうまくはならないだろうとも話していた。

パッケージの表示はカロリー583kcal、塩分7.8g。リュウジは塩分を「強い方」としつつ、こういうタイプのラーメンならそんなものだろうと受け止めた。具はもやしと挽き肉で、背脂らしきものも乗っている。電子レンジ500Wで5分温める指定だ。開けてみると麺はかなり黄色く、二人は店の麺に近いと話していた。背脂が溶け、肉味噌もたっぷり入っている。

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「初めてチルドラーメンを美味しいと感じた」

食べ始めてすぐ、リュウジはスープが店っぽいと驚いた。生姜や肉がよく効いているという。A子さんも、以前食べた別の商品より美味しいと話した。リュウジは、コンビニのチルドラーメンでこれほど美味しいことがあるのか、チルドラーメンを美味しいと感じたのは初めてだ、と繰り返した。

具体的に評価したのは次の点だ。挽き肉を入れているのがよい。麺が柔らかいとはまったく感じなかった。もやしがシャキッとしていて肉の感じもよい。スープの濃厚さが店のようで、豚清湯(とんちんたん)の感じもよく表現されている。塩気については、ラーメンとしての塩分の強さはあるものの、刺すような塩味ではないと話した。

A子さんは、SUSURUが発売を告知した動画のコメント欄を読んでいた。今回は食べた人の好意的なコメントしか見つからなかったという。リュウジはその理由を、元の店がうまいのだから、それをきちんと再現できればうまいに決まっている、と説明した。

価格は税込698円で、リュウジはチルドラーメンとしては強気だと認めた。それでも評価はS。チルドラーメンにSをつけたのは初めてだという。SUSURUを見直したと何度も言い、過去にからかったことを笑いながら謝っていた。

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再現を思い立った経緯

後半は、ファミマ版の発売前に撮った再現レシピの動画である。リュウジによると、SUSURUの他の商品はそれほどでもなかったが、北ノ醤油チーホーの店舗だけは非常に美味しかった。あまりに感動したため、翌日には再現レシピを作ったという。作ったのは今年の3月26日だとA子さんと確認している。

ただ、訪れたのはプレオープンの時期だった。開店と同時に再現レシピを出すと商売の邪魔になるので、すぐには公開しなかったとリュウジは振り返る。自分はSUSURUの邪魔ばかりしている、と自虐気味に話していた。A子さんはSUSURUの動画をよく見ていて、店で油そばや昆布つけ麺も出していると話す。二人とももう一度行きたいと言い合っていた。

飲食店の味を再現すると「邪魔するな」と言われることがある、とリュウジは明かす。それでも本人としては、元の味をまず食べてほしいと思っている。実店舗に行って食べ比べるのもかなりよいはずだという。再現で伝えたいのは「こういうふうに再現するのか」という知的好奇心のほうだ、と話している。

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札幌味噌ラーメンの作り方で醤油ラーメンを作る

リュウジが北ノ醤油チーホーの特徴として挙げたのは作り方である。札幌味噌ラーメンは、鍋で具材を炒め、そこにスープを入れて味噌と一緒に沸かし、それを麺にかける。北ノ醤油チーホーは、この手順で醤油ラーメンを作っているという。以前この番組で作ったスタミナラーメンも、具材を炒めてからスープを入れて沸かすやり方だった。

再現版もこの手順に従う。リュウジによれば、ここで肝心なのは、スープを入れたらすぐ沸かしてすぐ食べることだ。

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材料の選び方:豚バラで背脂を、菊水の麺で黄色い麺を

材料は、ニンニク、生姜、もやし、豚バラ肉、麺、メンマ、長ねぎ。店ではニンニクがかなり効いていて、食べてすぐニンニクだと分かるほどだったという。そこでニンニクは15gと多めに使う。大きめのニンニクで2かけほどの量だ。生姜も8g使う。リュウジは、これだけ薬味が入るラーメンは珍しいと言う。どちらもみじん切りにする。

店では挽き肉を使っており、スープには背脂が浮いている。しかし背脂は家庭ではなかなか手に入らない。精肉店で売っていることはあるが、店は背脂を何時間も煮てぷるぷるにしてから砕いて入れており、家では同じことができない。そこで、豚バラ肉を細かく刻んでミンチ状にし、それを煮て背脂の味を出す方針にした。豚バラはできれば脂の多い部分を80g用意する。今回は薄切りを細切りにしてから、横向きにしてさらに細かく刻んでいた。普通の赤身ミンチだけでは脂が足りず、醤油ラーメンを美味しくするのは難しいとリュウジは説明する。

麺は北海道のメーカー菊水の札幌生ラーメンを使う。札幌の生ラーメンは黄色く、SUSURUの店の麺も非常に黄色かったので、こちらのほうがより近くなるという。手に入らなければ普通の中華麺でもよいとした。リュウジによれば、スーパーで売っている麺は1玉130g前後が多いが、この菊水の麺は1玉110gと少なめだ。そのため1と1/3玉を使うのがおすすめだという。4人前の袋を3回で使い切る計算で、少し大盛りになる。

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醤油ラーメンは家で再現しやすい

豚バラを刻みながら、リュウジは醤油ラーメンの再現しやすさを語った。豚骨なら骨から煮る必要があるが、醤油ラーメンは家で頑張れば作れてしまう。だから醤油ラーメンを商売にするのはかなりの度胸がいる、というのがリュウジの見方だ。A子さんは、鶏のどろっとしたスープの専門店も家では大変そうだと応じた。

リュウジは、家系も家では作れないものだと言いつつ、自分は再現してしまうと笑う。終盤では、個人的に再現が一番難しいのは家系で、二郎系は割といけるとも話している。豚の旨味と旨味調味料を効かせれば二郎っぽくなるという。

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炒め工程とあらかじめ作る合わせ調味料

フライパンにラードを大さじ2入れる。サラダ油でもよいが、ラードのほうが濃く出る。店のスープには油がかなり浮いていて、これくらいがっつり入れないとチーホーにならないという。ニンニクと生姜を炒めて香りを出し、刻んだ豚バラを加え、軽く塩コショウする。リュウジは鍋に出てきた大量の脂を見せ、これが旨味だと強調した。本当はもう少し炊くと脂がとろっとするとも付け加えている。

スープを入れたらすぐ沸かして食べたいので、合わせ調味料は先に作っておく。SUSURUの店のスープは豚清湯なので、豚の味を中華あじ小さじ2で足す。リュウジは中華あじを、市販の調味料の中で一番豚エキスが入っているものだと説明する。醤油は大さじ1と小さじ1。旨味は、肉の旨味がすでにあるのでハイミーではなく味の素を使い、7振りとかなり多めに入れる。店では卓上にホワイトペッパーがあったので、ホワイトペッパーを3振り加え、食べるときにも後がけする。

もやしは、本家が50gほどのところを、今回はたくさん食べたいので80〜100gに増やした。もやしはさっと炒めるだけでよい。そこに電子レンジで熱々にした水(説明欄のレシピでは300cc)と合わせ調味料を入れ、強火でしっかり沸かす。リュウジは、スープの色も、油の浮き方も、少し白濁した感じも店と同じだと話していた。

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仕上げ:丼を温め、麺は少し固めに

麺は大きめの鍋で茹で、少し固めに上げる。スープは盛り付けの直前まで沸かし続け、最後にもう一度ぐわっと沸かす。リュウジは、店ではこういう器だったと見せたうえで、ラーメン店のように丼にお湯を張って温めた。時間がなかったため、一瞬温めただけで湯を捨てている。

スープを注いでメンマと長ねぎを乗せて完成。もやしを増やしたので見た目ではもやしが主張しすぎた、とリュウジは認めた。それでも、自分はこれくらいもやしを増やすほうが好きで、店でももやし増しを頼みたいと話していた。

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再現版の試食:一口目から「店」の味

食べたリュウジの最初の感想は「一口目がもう店」だった。A子さんはスープから飲み、豚バラのところが非常によいと評した。麺についてリュウジは、硬すぎないほうがこのラーメンには合うと言う。SUSURUの店でも固めには茹でていなかったと記憶している。ただし、固め・柔らかめは完全に好みの問題なので視聴者に任せるとした。撮影でインサートを撮っていると麺が伸びるので、視聴者は出来上がったらすぐ食べてほしいとも言っている。

熱々の状態が続くことも、このやり方の利点としてリュウジは挙げた。直前までスープを沸かしているうえ、油が多いラーメンは冷めにくい。札幌は寒く、熱々のものを食べたい人が多いから温め直す作り方になったのかもしれない、とリュウジは推測している。普通は返し(タレ)を丼に入れてスープを注ぐが、この店ではそうせず、具材と一緒に加熱するから美味しい、と話していたという。スープが真っ黒ではなく茶色く白濁するのは、豚と一緒に煮ているからだと説明した。

A子さんは普段あまりスープを飲まないが、今回はほとんど飲み干した。感想は「めっちゃ美味しかった」で、自分にはもう1分ほど固めがいいかもしれないと付け加えた。リュウジは次は撮影なしで固めに作ると約束した。

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賛否が分かれる理由と、SUSURUへの評価

最後にリュウジは、北ノ醤油チーホーの評価が分かれていることに触れた。非常にうまいラーメンだが、地味だと言う人も多いという。その理由についてリュウジは、ラーメン好きはガツンとくる二郎っぽいものや、家では取れないスープの家系を求めがちだからではないか、と見ている。そもそもラーメンは何がうまいかという正解がなく、家系でも美味しくないと言う人がいる、とも話していた。

そのうえでリュウジは、自分ではこのラーメンにたどり着けなかったと認めた。札幌味噌ラーメンのやり方で醤油味を出すという発想は、自分の知識にはなかったという。SUSURUにはその知識があったから、変化球でありながら多くの人が美味しいと思うラーメンにできた、というのがリュウジの評価だ。まずは実店舗に行ってほしい、遠くて行けない人はジェネリック版を作ってほしい、と呼びかけて動画は終わる。