半沢直樹の「行章」と出向先リストを銀行員目線で読む:JKでも分かる日曜劇場 第6回
ぼくひぐま。〜おとなの学びや〜ドラマ『半沢直樹』を元銀行員の話者が細部まで解説するシリーズの第6回である。前回までの5本で第1話(90分強)を扱い終え、今回から第2話に入る。話者によると、第2話以降は登場人物同士の対立を描く場面が多く、解説すべきポイントは点在しているため、これまでよりペースを上げて進めるという。
今回の主題は二つある。一つは、東京中央銀行の行員が胸につける「行章」の作り込み。もう一つは、話者がメインと位置づける「半沢直樹の出向先がえぐすぎる問題」である。後者は第5話の内容に触れるため、話者はネタバレになることを断ったうえで解説している。最後には、第2話に出てくる東田社長の海外資産についての補足もある。
第2話冒頭で見落としていた「行章」
話者が取り上げるのは第2話の冒頭、5分50秒あたりの場面だ。第1話の終盤で半沢は東京の本部に乗り込み、聞き取り調査の場で「5億円は自分が回収するから黙っておけ」と啖呵を切る。大阪に戻ると、妻の花がお土産を期待するが、半沢は買い忘れている。話者はこのやり取り自体には触れず、その流れでたまたま目に入った、半沢の胸のピンバッジに注目する。これまで解説していなかった部分だという。
一般企業でいう社章、銀行でいう行章は、会社員が胸につけるピンバッジのことだ。話者は学生向けに補足し、一時期SNSでよく揶揄されていた虹色のSDGsバッジを例に挙げたうえで、企業に入れば社章のようなバッジは必ず配られると説明する。
東京中央銀行の行章は「T」の字をかたどったデザインになっている。話者によると、このドラマの題材は東京三菱(銀行)の話がもとになっているため、三菱のスリーダイヤを意識したロゴになっているという。
財閥系企業のマークの由来
話者は一般教養として、旧財閥系企業のマークの由来も紹介している。三菱のスリーダイヤは、創業者・岩崎弥太郎の家の家紋と、土佐藩山内家の家紋を組み合わせたデザインだとされる。財閥のマークは、もともとの家紋や家の由来に結びついていることが多い。
住友と三井は、どちらも「井桁」をベースにしたマークを使っている。三井の場合は井桁の中に「三」が入る。話者はこれを調べて知ったと前置きしたうえで、井桁とは井戸の上に乗せる枠のようなもので、枯れずに水が湧き続ける井戸は商売繁盛を表し、商いをする人にとって縁起がよい、と説明する。
一方、三井住友銀行のマークは「ライジングマーク」と呼ばれる右肩上がりのカーブを描いたもので、グループがより高い価値を提供していくという意味だと話者は紹介する。話者が在籍していた頃は、長方形の中に「SMBC」の文字とこのマークが入ったピンバッジが配られていたという。
「銀行員は目立ってはいけない」という話
話者がこの話題を選んだのは、銀行時代に上の人から聞いた話があるからだ。SMBCのピンバッジは非常にシンプルで、遠くから見ると何のバッジか分からない。会社によっては存在感の強い社章もあるのに、なぜこうなのか。上司か研修所の担当者からは「銀行員は目立ってはいけない」と言われ、その背景として、かつて旧住友銀行時代に起きた名古屋支店長射殺事件の話が出たという。話者は詳しくは語らず、関心があれば調べてほしいとしている。
その話によると、当時の住友銀行の行章は井桁マークが大きく色もついていて、遠くからでも住友銀行の行員だと分かるものだった。銀行員はそもそも目立ってはいけないうえに、こうした事件もあったため、シンプルで目立たないデザインになった、というのである。ただし話者自身は「正直、都市伝説というか半分嘘だと思っている」と述べ、行員の話は半分嘘だと付け加えている。
なくすと反省文、だから普段はつけない
行章は非常に大事なものとして扱われる。話者は銀行を辞める時に返却したし、フリマアプリで売ってはいけないものだという。
新人研修では行章を必ずつけなければならないが、後ろを少し引っ張るだけで外れやすい構造になっている。話者のクラスでは、同期の女性が研修中に行章をなくし、午後のプログラムが中止になった。約40人のクラス全員で探し、本人は泣きながら探していた。結局、マグネットのような機能があったため椅子の脚にくっついているのが見つかり、1時間ほどかけて回収したという。
社会人になってからは、なくすと反省文を書かされる。そのため話者は普段は一切つけず、施錠できる机の中に入れっぱなしにしていたという。なくした際に「どこに行っていたのか」と聞かれても、サボっていた場所は言えないからだ、と冗談めかして語っている。話者の同期には2回なくした人がいて、ひどく叱られたそうだ。
この観点から見ると、東京に行ったり、工場で首を吊ろうとする人に体当たりしたりと激しく動き回る半沢が行章をつけたままなのは、リスク管理ができていないことになる、と話者は茶化す。なくせば5億円の回収どころではなく、反省文から始まってしまう、というわけだ。
話者はこの節を、東京中央銀行の「T」や三菱を意識したスリーダイヤを行章に埋め込んだ作り込みを「細部に神は宿る」と評価してまとめる。原作者の池井戸潤氏が、スリーダイヤを踏まえて東京中央銀行のロゴを思い描いていたのではないか、というのが話者の推測である。社会人になる視聴者には、社章は絶対になくしてはいけないので基本的には身につけない方がよく、使い道があるとすれば合コンで組織の結束を誇示する時くらいだ、と冗談で締めくくっている。
土下座で地方出向を免れた行員
本題の出向先の話に入る前に、話者は第2話の二つの場面を前提として紹介する。
一つ目は15分40秒あたり。大和田常務が部下を連れて本店を歩いていると、40歳過ぎの男性が駆け寄って土下座する。話者はこれを冗談で「銀行の日常風景」と言う。男性は地方への出向が確定していたが、両親の介護があるので東京に残してほしいと訴えたのだ。大和田常務はこれを聞き入れ、地方への出向を取り消して東京に残すよう指示する。話者はこの場面を受けて、半沢も土下座さえしていれば東京に残してもらえたはずだ、と皮肉っている。
近藤直弼と「追い出し部屋」
二つ目は27分10秒あたりで、シリーズ名にもなっている近藤直弼が久しぶりに登場する。近藤は、パソコンもないような部屋で、まったく意味のない資料を朝から晩まで作らされている。
話者はこの「追い出し部屋」を次のように説明する。うまく活躍できなかった人や何らかの問題を起こした人、銀行の場合はまだ出向先が決まっていない待機状態の人を置いておく部屋で、とりあえず何かさせておくために、どうでもいい資料を作らせる。話者は「現代社会にはありえない」「昔の企業にはあったかもしれない古い歴史の話」と皮肉を込めて語っている。
調べると、追い出し部屋にはWikipediaの記事があり、下の方には企業ごとの言い換えの名称が載っているという。話者が読み上げた例には「キャリアフォロープログラム」「訓練道場」「面談部屋」などがあった。いずれも、事情のある社員に自分から辞めることを考えさせたり、いつまでか分からない待機をさせたりする場所だと話者は説明する。
最近の話題として、話者はみずほ銀行をめぐる裁判にも触れている。中途入社した行員が、客から見える場所で新聞を読み足を組んでいた支店長の態度を「見栄えがよくない」と指摘したところ、支店長を怒らせ、その後4年半から5年ほど自宅待機を命じられたという。最終的にその人は会社を辞めざるを得なくなり、不当ではないかと裁判になった。詳細は検索すれば出てくるとして、話者は概略の紹介にとどめている。
第5話に一瞬映る出向先リスト
ここからが本題だ。近藤はこの後、取引先へ出向することになるが、会社の規模は小さくても東京に残れるので「めちゃくちゃいい」と話者は評価する。
一方、半沢の出向先が描かれる場面に気づいた人は「おそらくいない」と話者は言う。サブリミナル効果のように一瞬しか映らないからだ。第5話、浅野支店長との対決編の最後、18分30秒あたりで、大和田常務のもとに今回の出向先リストが届き、承認を求められる。その中に半沢の名前があり、出向先の企業名がちらっと見える。話者はリストの下の方から順に解説している。
一つ目は「国際投資.com証券 旭川支部」。ネット系や金融系の会社は、データセンターやコールセンターを、都心に置くとコストがかかるという理由で北海道や東北に置くことがある、と話者は説明する。旭川支部の主な仕事は営業ではなく、コールセンター部門でのクレーム対応のようなものだろう、というのが話者の見立てだ。先ほど土下座していた行員も、こういう所に行かされる可能性があったから東京に残してほしいと頼んだのだろう、と話者は結びつけている。
二つ目は「中央東京不動産 沖縄営業所」。出向先や転勤先には当たり外れがあり、沖縄営業所は「さすがに当たりすぎ」だと話者は言う。注目すべきは社名が「東京中央」ではなく「中央東京」である点だ。話者の解釈では、これは旧産業中央銀行系の不動産会社が母体で、東京第一銀行側が後からくっついた形になっている。母体となった側の出身者が社長になり、銀行である程度偉くなった人の最後の出向先にもなる、というのが話者の説明だ。さらに話者は、近藤が後に自宅を売却する際、この中央東京不動産を経由していたことを指摘し、仲介手数料までグループ会社に落とす近藤の銀行愛を称えている。
旭川の証券会社は金融の畑を続ける道、不動産会社はグループ会社でのキャリア、沖縄はバカンス気分も楽しめる場所と考えれば、ここまでは理解できる、と話者は言う。
半沢だけがフィリピンの工場へ
その中で半沢一人だけが、「レイエス工機 マニラ中央工場」という、フィリピンにあるメーカーの工場への出向になっている。銀行員がものづくりの現場に送り込まれる形だ。
ただし話者は、これは実は悪くないと論じる。まず、東京からマニラへは直行便で約5時間とアクセスがよく、しかも首都である。さらに話者は、給料は出向先の中で一番よい可能性があると見積もる。海外勤務扱いになり、海外赴任手当などがつくからだ。
話者の試算はこうだ。40歳前後の課長クラスの半沢の年収は、2010年時点でおよそ1,400万円。出向は、少なくとも最初の2年間は銀行員扱いで行くため、海外手当を加えると額面で1.5倍ほどになり、福利厚生の手当もつく。そうなると、半沢の年収は初めて2,000万円を超えるだろう、という。加えて、子どもがまだ小学生なので英語教育ができ、営業しか経験してこなかった半沢の経歴に海外経験がつく。
一方で話者はリスクも挙げる。銀行員扱いは2年間なので、最悪の場合、2年後には現地採用に切り替わる。そうなるとレイエス工機のマニラ拠点の給与水準になり、年収は1,000万円を切るかどうかで、給与の全額か半分がフィリピンペソで支払われる可能性もあるという。
それでも話者は、40歳を過ぎてからマニラでもう一花咲かせ、年収2,000万円を超え、子どもに英語を学ばせ、キャリアアップも望めるのだから、浅野支店長をここで追い詰めずに出向を受け入れるべきだった、と半ば本気で主張する。
浅野支店長の行く末
話者はさらに先の展開にも触れる。最終的にはこのマニラの工場に浅野支店長が行くことになるという。話者は、ずっと本部畑だった浅野支店長には結構きついだろうと推測する。
話者が一番好きだという場面がある。浅野支店長が「半沢を残してやってください」と頼む場面で、大和田常務が「浅野君、英語できたっけ」と返すのだ。話者は、浅野支店長は毛並みからして英語ができそうだと茶化しつつ、劇中では「銀行員は出向したら片道切符だ」と悲壮に語られるが、物価は安く、お金は貯まるし、年収は2,000万円を超えるので、近藤の人生よりも将来幸せになれたのではないか、と繰り返している。
補足:東田社長のハワイの物件
最後に話者は、海外の話のついでとして第2話12分30秒あたりの場面を取り上げる。東田社長は計画倒産して逃げているが、海外に5,000万円の物件を買った記録が残っている。銀行としてはそれを先に押さえれば、5億円のうち5,000万円は回収できるのではないか、という場面だ。話者は、社名が「東亜細亜リゾート開発」なのに物件がハワイにある点にも、池井戸作品らしさを感じている。
話者は撮影に向けてハワイの物価を調べたという。5,000万円という金額は、2010年当時のハワイのコンドミニアムの平均価格とちょうど同じくらいで、当時のドル円が80〜90円台だったので、40万ドル前後が約5,000万円に相当する。話者によれば、同等の物件は現在ドルベースで約100万ドルになっており、ドル円も150〜160円なので、円換算では約1億5,000万円になるという。
つまり、東田社長が捕まらずにこの物件を十数年保有していれば、5,000万円が約1億5,000万円になっていた計算になる。話者はこれを「東田社長、投資うますぎ問題」と呼び、物件価格が当時の相場をきちんと押さえている点もドラマの作り込みの高さだとして、今回の解説を終えている。シリーズが第何話まで続くかはまだ分からないとのことだ。
お疲れ様です。忘れた頃にやってくる、JKでも分かる日曜劇場近藤直弼、パート6。よろしくお願いします。誰の記憶にもないであろう、間が空いてしまっていて、もはや日曜劇場近藤直弼のことなんて誰も覚えてない。むしろ近藤のことを誰も覚えてない。銀行出向したしね。
前回までのおさらいをすると、皆さん覚えてますかね? パート5まで駆け抜けた結果として、半沢直樹の第1話、90分プラスちょっとぐらいが終わりましたと。やっとこれから第2話にはなるんですけれども、結論、こっからはチャンバラ劇も多いし、つまんでいく要素っていうのが点々とするので、今までよりもかなりペースアップをさせていただきつつ、今回お話をしたいなと思ったのが、まず1つ目、中央銀行から学ぶ行章ですね。前回が銀行の動画で、少し銀行業務について理解を深めていただいたので、銀行の常識は社会の非常識、こういったところも含めてちょっと学んでいけたらいいかなっていうところが1個目。
メインは2つ目ですね。半沢直樹の出向先エグすぎ問題ですね。こういうのが1番盛り上がりますね。先の方のネタバレ的な要素にもなってきてしまうんですけれども、出向の描写が出てきたので、ここの解像度を少し上げつつ、エグすぎるんじゃないかというところを皆さんにお伝えできたらと思いますので、よろしくお願いします。
東京中央銀行から行章というところからお話をさせていただきます。おそらくU-NEXT、皆さん解約済みだと。最近コメント欄で散見されるのは、いつやるんだという叱咤激励プラス、もう解約したぞと。もう1回見たし満足したっていう話の中で、引き続きやるのが第2話冒頭5分50秒のところ。半沢直樹が東京の人事部のところに喧嘩を売りに行くという描写が第1話の最後にあって、東京に行ったんですよ。聞き取り調査みたいな。そこで半沢直樹が、うるさいと、回収するから黙っとけっていう。
覇王色を見せて、原宿のJKたちが、直樹やっぱ違うねみたいな、上戸に育てられただけあるね、花ちゃんのオーラが直樹にも憑依してるねっていうところでバズったのが第1話の最後で、そっから帰ってきて、花ちゃんがお土産は? 当たり前、キャバ嬢なので、お土産ぐらい包んでくるだろうと、直樹は。と思ったら、やっぱ直樹、場末のキャバ嬢としか付き合っておりませんので、そんな文化はなく、当たり前のように土産を忘れますと。描写はどうでもいいんですと。
僕、今まで見落としたのが行章の部分。一般的な企業だったら社章になるんですかね。何かって言った時に、原宿のJKたち、よう分かんないと思うし、学生たち分かんないと思うんで、軽く説明をすると、サラリーマンってさ、ここにピンバッジつけてたりするじゃないですか。ちょっと前、死ぬほどいじられたのは虹色のSDGsバッジですね。これをつけている社会人はやばいみたいなのがTwitterでは定期的にバズるんですけれども、一般的な企業に入ると、社章、行章みたいなピンバッジ、必ず配られるんですよ。
たまたま気づいたのは、家帰った時に花ちゃんとのお土産の流れの中で、たまたまそれが目に入って、やべえ、これ解説してないなと。半沢直樹は東京中央銀行なので、Tの字をかたどったようなピンバッジ。プラス、もともとこのテーマって東京三菱のお話になっているので、三菱らしくスリーダイヤを意識した、よく見るロゴなんですけれども、あんな感じで会社って必ず会社を示すような社章、行章みたいなものがあるんですね。
一般的な教養として三菱のところとかを触れさせていただくと、スリーダイヤですね。由来は、創業者・岩崎弥太郎の家紋、三階菱と、土佐藩の山内家の家紋、三つ柏を組み合わせたデザインです、みたいな形で、もともとの家の由来にひもづくものだったり、家紋から財閥、来ていたりするわけなんですよ。
住友と三井はしかし、ロゴで井桁っていうマークなんですよ。井桁マーク。三井であれば、井桁の中に三井の三が入ってるっていうマーク。たまたま住友と三井が井桁っていうところで近しいのは、もともと商売繁盛の意味合いがあるらしく、こんな、もうGoogle様のおかげですと。井戸の上に乗せる蓋みたいならしくて、枯れない井戸っていうのは商売繁盛を表すみたいな、ずっと水があふれ続けるから。井桁、井戸のマークっていうのは、商いをする人たちにとっては縁起がいいっていうので、住友だったりとか三井とかは井桁マークをベースに取ってるわけなんですよ。
ちなみに三井住友銀行は、ライジングマークっていう右肩上がりの、ライジングマーク、上昇カーブを描くマークはグループが提供する一層の価値、サービス、云々かんぬん。結論、右肩上がりですと。どんどん伸びてこうぜみたいな、そんなノリにはなって。実際、僕の銀行の時とかは、長方形のピンバッジの中にSMBCとこのライジングマークが入ってるのが、ピンバッジとして配られたわけなんですよ。
なんで今日この話をしたいかって言った時に、僕が銀行にいた時、上の人から聞いた話なんだけれども、SMBCのピンバッジって死ぬほどシンプルなわけよ。遠くから見たら何かよく分かんないわけよ、会社のロゴなのに。会社によっては存在感バキバキの社章とかあるわけよ。これはなんでかって言った時に、銀行員は目立っちゃいけませんみたいな、本当に上司に言われて。
そん時に話が出たのは、ここあんま語らないですけれども、ググってください。名古屋支店長射殺事件っていうのが昔あったんですよ。旧住友の時に、さんみたいな人にやられちゃったねみたいな、結構大きい事件があったわけよ。多分、住友銀行の時の行章とか社章って調べると、井桁マーク、ドカンみたいな、色とかもついてて、遠目から見ても住友銀行の人って分かるようなロゴだったらしいのよ。
結果的に銀行員って目立っちゃそもそもいけないし、こういう事件とかもあったことを踏まえた時に、すごくシンプルで目立たないデザインになったんだぜ、みたいな。俺は正直、都市伝説というか半分嘘だと思ってる。行員の話は半分嘘だから。そんな話を上司か、研修所の上の人かな、そんな話を聞いたことがあって。
結果的にこれってもうめちゃくちゃ大事だ。俺、銀行辞める時返したし、もちろんメルカリで売っちゃいけませんと。これなくすとマジ反省文。新人研修の時にさ、同期の女の子が、研修中絶対つけなくちゃいけないわけよ。結構これ外れやすい構造になってて、ちょっと後ろ引っ張ると外れちゃうわけよ。だから本当に研修中になくした女の子がいて、午後のプログラム、うちのクラスなしになって。女の子、泣き叫びながら探してるし、クラス全員で40人で、あいつ、割に合わって。結局マグネットみたいな機能がついてたから、椅子の足のとこにくっついてて、1時間ぐらいかけて、海使って、よかったなみたいな感じになるし。
社会人出た後は、これなくすと反省文書くから、絶対にもう携行しないんだけど、施錠できる机の中に一生入れっぱなし。
じゃあ普段つけないですか? 一切つけないです。だって、万が一なくして、お前どこ行ってたんだみたいなこと言った時に、行きつけの土手とか言えないじゃないですか。バローの2階の駐車場のとこで寝てましたとかね。バローってのは多分、愛知県の人たちぐらいなんですけども、スーパーバローですね。みんなの憩いの、そういうのとかがバレちゃう。もしかしたら、なくして、カメラかなんかに乗っかってんじゃないかな。いつ来たかこれで分かるよね。半日ずっと寝てるなとか出てくるかもしんない。だからつけないで。俺の同期で聞いてる話は、2回なくしてるやつがいる。死ぬほど怒られるらしいけど。
半沢直樹さ、東京に行ったりとか工場に行ったりとか、工場に行って首吊ろうとしてるおっちゃんに体当たりをして、ボーンみたいな、あんな動くことをやってんのに、行章を身につけてるリスク。だから半沢直樹って終始リスク管理ができてないわけよ。なくしたら、だって5億の回収どころじゃない。半沢直樹、反省文から始まるから、本当に危なかったよ。
だから基本的にはバッジっていうのは会社を表すものだし、今日ちょっとお伝えをしたかったのはここの作り込みだね。東京中央銀行、Tの字をかたどってるし、三菱ならではのスリーダイヤっていうところとかをちゃんと埋め込んでる部分に、細部に神は宿るというか。さすがTBS。いやいや、もうさすが池井戸潤さんですよ。これは絶対、池井戸潤さんが執筆中に東京中央銀行のロゴは頭に描きながら、スリーダイヤを踏まえて東中の顔ができるのかっていうのはあったと思いますと。
一方、僕たちは井桁マークだったし、住友と三井は、もっと言うと三井住友銀行だとライジングマークっていう、趣のないような感じになっちゃってるよねっていう。これから皆さん社会人になられる方とかは、会社の行章、社章みたいなやつ配られるし、絶対なくしちゃいけないから、基本身につけないのがいいよみたいな。
万が一つける時とかは、若手の財閥系の人は合コンの時だけつけてください。本当に唯一役に立つのは合コンの時に、みんなで結束力、組織の三菱だよ。ダイヤが目に入らないかいっていうのとかを、ギラギラの状態でやる時ぐらいしか活用することはないので、社章もらったタイミングのとこで、ぜひ合コンに行っていただいて、それをつけて、なくしていただくのが1番素晴らしいことかなっていうふうに思いますので、ぜひともこれ楽しみにしといてください。半沢直樹の動画見ながら行章に注目してんの俺だけだろ。
僕マ、後編、半沢直樹、出向先エグすぎ問題です。この理由っていうのは、第2話だと15分40秒のところと27分10秒のところ。万が一U-NEXTをまだ契約してる方、見ていただきたいんですけども、15分40秒の時に何が起きるかって言うと、大和田常務ですね。大和田常務が本店のところで、部下を引き連れて歩いてると、急に40過ぎのおっさんが走ってきて土下座をするんですよ。銀行の日常光景ですよ。本当に当たり前の風景。
この理由は、出向やめてください、銀行から出さないでくださいと。しかも地方が確定してるらしいので、この方は両親の介護があるからどうしても東京に残してほしいって言って、大和田常務に土下座、直談判をして。大和田常務は非常に心優しい、権力を持った常務でございますので、分かりましたと、配慮しようじゃないかって言って、地方への出向を消してくれて、東京に残してあげなさいと。なんて人格者。
だから逆に、半沢直樹も出向どうせするんだよ。現実の半沢直樹は倍返しができないから。だから土下座さえしておけば東京に残してもらえたんですよ。頭が高すぎる。土下座1個で東京に残れるなら土下座でもしましょう。当たり前ですと。
27分10秒のところは、久しぶりにJK歓喜、近藤直弼、久しぶりに出てきます。どんなシーンか。追い出し部屋で謎の資料を作ってます。本当に絵がひどすぎる。パソコンも何もない独房のような部屋で、隣が言います。全く意味のない資料を作らされてると。悲しすぎる。何の役にも、何の意味もなさない資料を朝から晩まで1日中作らされるという、そんな狂気的なシーンが始まりますと。
この追い出し部屋って、よく分からないシャバ僧多いと思いますので、何かって言うと、これはですね、現代社会にはありえないんですけれども、うまく活躍ができなかった方だったりとか、何かしら問題を起こしてしまった方とか。今回銀行の場合は、まだどこに行くか決まってはいない。ウェイトというかね、待ちの状態になっている。出向前で、こいつどこに出向させようかな、でもまだ決まってないから、とりあえず何かやらせなくちゃいけないな。そうだ、追い出し部屋でどうでもいい資料を作らせてみよう。本当、アリの観察キットのようなノリで、当たり前のようにそういうことやってきますと。
ググったんだよ。そしたらちゃんと追い出し部屋のWikipedia出てきます。めちゃくちゃ面白いのは、下の方に、追い出し部屋って現代ではちょっと聞こえが悪いよね、名前変えてみようぜ、企業努力が載ってます。社名は申し上げづらいんですけど、FGが用いてる名称、キャリアフォロープログラム。郵便局が用いてる名称、訓練道場。JRが用いてる名称、日勤教育。Jは普通ですね、面談部屋。
みたいな形で、ちょっといろんな事情がある方々が、場合によっては自分からね、会社を辞めてみてはどうかな、こんなとこで毎日来るの大変でしょみたいなところとか、ちょっと君待っててね、いつまで待つか分かんないけどみたいなとかが、今はきっとございませんね。昔の企業にはあったかもしれないっていう、そういう古い歴史の話。
直近ちょっとバズったのはさ、社名は出さないですけども、みずほ銀行という企業様がございまして、裁判になってるからググれば出てくる。細かくは話さないんですけれども、転職で入ってきた人を、ちょっと支店長の態度が悪いと。お客さんが見えてるところで新聞読んで足組んでたみたいなのとかを、良くないっすよみたいな、見栄え的にって言ったら、めちゃくちゃその支店長怒らせちゃって、そっから5年間自宅待機っていう。4年半か5年自宅待機。結果的には会社を辞めざるをえなくなったんだけれども、これはさすがに不当解雇というか、良くないんじゃないみたいな裁判が出てきますので、みずほ銀行、自宅待機とかでググれば、きっといろいろ出てきますので、興味ある方はぜひ。
今回これはあくまで前段階で、皆さんやっと注目できます、出向先エグすぎ問題。これから俺たちの近藤直弼とかは、経理さんみたいな形で取引先に行くんだけれども、ありがたいことに東京なんですよ。近藤の出向はもうめちゃくちゃいいよ。会社の規模はちっちゃくても東京に残れますと。関西で自宅売却してましたけど。
半沢直樹の出向先の描写した人、多分世にいないと思う。なぜならばサブリミナル効果のように一瞬だけ出てくるんですよ。ちなみにちょっとごめん、先の部分に触れちゃうんだけれども、せっかくなので今解説しましょう。本当にごめんなさい。僕の解説に合わせてリアルタイムで見てる人、ちょっとネタバレ入ってしまうんですけども。
第5話、半沢直樹、第1章、浅野店長とのバトル編だね、の最後のところ。18分30秒で一瞬サブリミナル効果的に半沢直樹の出向先リストが出てくる。これを注目してるのは、日本広しといえど僕のチャンネルだけなんですけれども、大和田常務のところに、今回の出向先リストですみたいな。その中に半沢直樹が入っていますと。この男も入っていますと。見てください、承認してくださいみたいな形になって、ちらっと見える企業エグすぎ問題。下の方の3行の部分。
まず1個目、出てくるのが国際投資.com証券、旭川支部。一体何をするねんみたいな話なんだけど、ちょっと解像度上げると、ネット系とか金融系の会社とかって、北海道とか青森とかに拠点あったりするのよ。何かって言うと、データセンターだったりとかコールセンターとか、都心とかに置くとコストがかかるから、東北の方とか北海道のところとかに支部とか支社があって、メインは営業っていうよりも、コールセンター部門みたいなところとかのクレーム対応みたいなところをする、旭川支部。さっき土下座してた人とかは、こういうところに行かされる可能性があったから、東京に残してくださいと。
次が中央東京不動産、沖縄営業所。当たりです。あるのよ、出向先、転勤先に当たり外れみたいな。沖縄営業所はさすがに当たりすぎる。ここでちょっと気になるのは中央東京不動産ですよ。東中じゃない。これは何かって言うと、旧産業中央銀行の方の不動産会社が母体となって、東京銀行がくっついてくる。めちゃくちゃリアルな話をすると、中央東京不動産、旧産業中央がメインになってるから、ここの社長は旧産業中央出身です。基本的に母体となってる企業のところの出向先だったり、銀行でバーッといって、ある程度偉くなった人とかの最後の終の住処。
皆さんこれ全然忘れてると思うんですけども、我らが近藤直弼、この中央東京不動産経由で不動産売却します。思い出しましたか? 近藤直弼は素晴らしい。銀行愛が強すぎて、グループ会社にまで収益を、逃走するからね。仲介手数料は中央東京不動産経由。あまりにもすごい、偉すぎる。
結構この出向先は、今まで金融で頑張ってきたな、ちょっと金融系の畑、引き続きだね、だったりとか、グループ会社で不動産系行ってみる? バカンスでも楽しんできな、沖縄営業所みたいな感じで、まあまあ理解はできますよねっていう中、やっぱ俺たちの半沢直樹、1人だけ出向先エグすぎ問題。
出ました、レイエス工機、マニラ中央工場。フィリピンにある謎のメーカーの工場。まさかのものづくりの現場にぶち込まれます。40過ぎで、松戸、柏、まだ取手のキャバ嬢、花ちゃん連れてフィリピンに行きます。フィリピンのマニラの解像度上げますと、東京から直行便があって、約5時間程度で行けると。めちゃくちゃ近い、アクセス最高ですと。しかも首都。
ここ、さらに出向の解像度上げると、地味に給料は1番いい可能性ある。なんでかって言うと、海外勤務扱いになるから、海外転勤手当、赴任手当がつくから。おそらく半沢直樹の年収が、40前後、課長クラス、2010年時点、1400万円ぐらい。出向って基本的には2年間は年収保障ではないけれども、銀行員扱いで行くわけよ。そうすると、だからね、1.5倍ぐらい。しかも多分いろいろ福利厚生、手当もつくから、半沢直樹、ここで初めて年収2本行きます。花ちゃん歓喜。やっと、やっとうちの直樹2本乗ったんだ。半沢家も確定申告しなくちゃね。花ちゃん歓喜です。しかもお子さんがまだ小学生とかだから、英語教育できます。グローバルキッズが育てられますと。
問題はね、2年間が銀行員扱いだから、最悪2年後、現地採用になります。そっから先はレイエス工機の年収、しかもマニラの拠点の年収になるから、おそらく1000切る、切らないぐらい。かつ下手したら給料全部フィリピンペソで、ペソペソで着金します。やばい。それね、もらってもね、ほら、金からね。ペソでよくあるのは半分円、半分ペソみたいな。
一周してね、半沢直樹さ、出向ちょっとやばいな、銀行員駄目になっちゃうなと思ったけど、いやいや何をおっしゃいますかと。逆に40過ぎてからもう一花、マニラで咲かせましょうって。年収2本超えます。子供の教育に向けても英語学べます。もう銀行の営業畑ですよ、営業しかしてこなかったのに、急に海外経験が履歴につきます。キャリアアップ望めます。行っとけばよかった。本当に浅野支店長をここでばらすことなく行っとけば、半沢キャリアアップできた説が。もったいない。受け入れるべき。
ちなみに、動画はちゃんとね、半沢直樹見られてる方とかは、浅野支店長を、Aや、最終的には浅野店長がレイエス工機、マニラ中央工場。結構きついと思う。浅野支店長はずっと本部畑だしね。
僕が1番好きなところが、浅野店長が、すいません、半沢を残してやってくださいって言ってる時に、大和田常務が、浅野君、英語できたっけ? 浅野店長、毛並みが英語できそうだよね。6語5じゃなくてよかったよ、本当に。レイエス工機、マニラ中央工場、浅野店長はこれからしばらく行くんですけれども、そもそも半沢は行ったところで、いい出向先だったんじゃないかなみたいな。僕ひグ。
今回ちょっとお話をしたかった1つ目っていうところとかは、たまたま気になった行章のお話をさせていただきつつ、半沢直樹、ずっと出向が出向がとか、銀行員は片道切符だみたいな話をされたけども、いやいや、お前、出向すんのも結構ありだったんじゃない? 物価は安いし、金は貯まるよ、本当に。全然近藤の人生よりも将来ハッピーになれるよ。2000万超えるし。ちょっとお話をしたかったっていうと。
最後ちょっとね、解説一瞬で終わるんですけれども、ちょっと海外の話が出てきたんで、第2話の12分30秒のところ、東亜細亜リゾート開発。これ何かって言うと、東田社長が結果的には計画倒産して、トンズラこいてますと。その中で実は東田社長が海外に5000万円の物件を買ってる、そんな履歴が残っていますと。であれば銀行として海外を先に押さえちゃえば、5億分の5000万円は返済できるんじゃないかと。
東田社長、この東、今どき漢字の亜細亜なんて、池井戸潤さん、やっぱ好きすぎる。まさかの東亜細亜リゾート開発のところで、5000万円の物件がハワイにあるんだよ。俺、今日の撮影に向けてハワイの物価指数とか調べてきたわけよ。どうなってますでしょうかって言った時に、この5000万円ぐらいの金額って、ちょうど2010年当時ぐらいのハワイのコンドミニアムとかの平均価格、これぐらいなのよ。だからちゃんと調べてる。すごい。当時40万米ドルぐらい。しかも当時ドル円が80、90とかだったから、大体5000万円ぐらいになってるわけよ。
今これが大体どれぐらいかって言うと、ドルベースなんですけども、ちょうど100万ドルぐらい。しかも為替が今、ドル円が150、160円。この物件、5000万円のが、為替とかも鑑みると、今1億5000万ぐらいだ。東田社長、投資うますぎ問題です、本当に最後の最後で。だからこれを東田社長がばれずに10数年間保有していれば、今1億5000万円になっていたと。
実はここら辺の5000万円の物件っていうところも地味に解像度が高くて、当時のハワイのコンドミニアムの平均価格くらい、ちゃんと押さえているというところと、せっかくなんで東田社長出てきてもらって、実は投資がうまかったよっていう、そんなお話ができたらというふうに思って、今日は終わりにさせていただければと思います。
またパート6。これ第何話まで続くかはちょっと分からないんですけども、せっかくなんで気長に待っていただけたらと思いますので、JKでも分かる日曜劇場近藤直弼、引き続きよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。
記事公開 · 更新
