銀行の仕事は「預金・融資・為替」で説明できる:元銀行員が語る業務の全体像と、行員が病む理由
ぼくひぐま。〜おとなの学びや〜三井住友銀行で働いていた話者が、就活生や悩んでいる若手行員に向けて「銀行業務とはそもそも何か」を説明した回である。話者の立場ははっきりしている。銀行の業務は細かく見ると複雑に見えるが、大きく捉えれば預金・融資・為替の三つとその派生にすぎず、業務そのものの難易度は高くない。それでも行員が病むのは業務の難しさではなく、競争環境と規則の厳しさのせいだ、というのが話者の見方である。この回は、今後予定している『半沢直樹』の解説動画の前提知識としても位置づけられている。
企画の動機と「5年で5%」という批判
話者はもともと『半沢直樹』の解説動画を撮るつもりだったが、その前に視聴者が銀行業務を知らなすぎると感じたという。キッザニアにも三井住友銀行が出展していることを挙げ、子どもが会議室で案件の進捗を詰められる光景を想像して笑いを取りつつ、銀行側も業務への理解を広げたがっている、と前置きした。
話者はSNSで受けた批判も紹介している。5年しか働いておらず、日比谷の拠点には1年しかいなかったのだから、銀行業務の5%も理解していないだろう、というコメントである。話者はこれを「おっしゃる通り」と受け流し、5年で5%なら100%理解するには100年勤める必要がある、と冗談で返した。そのうえで本音として、自分は銀行業務の7〜8割は理解していると思うと述べ、この発言も批判してかまわないと付け加えている。
銀行の三大業務:預金・融資・為替
話者が銀行時代に上司から言われ、今も一番役に立っている言葉は「そもそも論で考えなさい」だという。まず全体を大きく捉え、それから細部に降りていけば、銀行は難しいことをしていない。銀行が難しそうだと感じる人は、業務を細かく見すぎているというのが話者の診断である。
大きく見たときの銀行業務が、預金・融資・為替の三大業務だ。銀行には細かい金融商品が大量にあるが、やっていることは主にこの三つで、そこにデリバティブのような特殊な金融商品の組成・販売が一部加わる。話者は、これだけで今日の話の半分は済んだ、この三つを押さえれば就活で困らない、とまで言う。部門や商品が多く見えても、すべてはこの延長線上にあるという主張である。
預金と融資:派生商品は「延長線上」にある
預金は、個人や企業がATMや窓口で入金したお金を銀行が預かる業務だ。話者によれば、預かったお金の運用提案も預金の延長にすぎない。個人担当の行員が富裕層に手数料の高い金融商品を勧めるような話も含め、結局は「預かったお金の置き場所をどうするか」を提案しているだけだという。商品ごとに本部の担当部署はあるが、本質は変わらない。
融資は資金を融通することで、その方法にさまざまな種類がある。話者が例に挙げたのがプロジェクトファイナンスとシンジケートローンだ。通常の融資は企業や個人への貸し出しだが、プロジェクトファイナンスは海外の鉄道や空港のような大型案件に、複数の銀行が協力してプロジェクト単位で資金を出す仕組みだと話者は説明する。
シンジケートローンについては、自身が日比谷で関わった例を挙げた。ビル1棟の建設で数百億円規模、話者の記憶では100数十億円の資金が必要になる案件があり、三井住友銀行1行で貸すにはリスクが大きい。そこで主幹事にあたるアレンジャーが他の金融機関に声をかけ、複数の機関で融資する。話者はこれを「みんなで死ぬ時は一緒に死のう」という形だと表現した。ただし、案件の組み方や貸し手の数が違うだけで、資金を融通するという本質は同じだというのが話者の強調点である。
直接金融と間接金融の違いは「誰がリスクを取るか」
融資の話の流れで、話者は就活生が必ず知っておくべきものとして直接金融と間接金融を取り上げた。銀行は間接金融、証券会社は直接金融を担う。両者の違いを理解するポイントは、リスクを誰が負っているかだけだという。
間接金融では、個人が銀行に預けたお金を銀行が企業に融資する。融資先が倒産しても、銀行が預金者に「あなたの100万円はお返しできません」とは言わない。つまり、お金が企業に流れる際のリスクは銀行がすべて負っている。話者は、融資先の破綻で担当者のキャリアが傷つくこともある、と付け加えている。
直接金融では、証券会社が間に入るものの、個人は企業が発行した株式を直接買う。話者は、上場して半年ほどで倒産した企業の株を「AIが世界を変える」と信じて100万円分買った場合を例に挙げた。その損失は個人が負い、証券会社が代わりに補填することはない。証券会社は株式の発行・販売の手数料を得ているだけで、本質的にリスクを取っていない、と話者は言う。証券会社の営業が銀行より積極的に見えるのは、自らリスクを負わないビジネスモデルだからだ、というのが話者の解釈である。
為替:お金を送る仕組み
為替は「為す(替える)」ことで、もともとは現金と手形などを交換する業務を指すが、話者は送金と捉えればよいと説明する。誰かにお金を送るとき、銀行が現金を包んで郵送するわけではなく、銀行が間に入って相手に届ける。国内なら内国為替、海外なら外国為替で、海外送金では両替も挟まる。細かな仕組みはあっても、誰かに送るという根本は変わらない。
話者はここで上司の「そもそも論」に戻る。運用と言っても預け方を変えているだけで、融資の仕組みがいくつあっても資金を融通しているだけだ。行員の業務はすべて三大業務の派生にすぎないので、複雑に考えないほうがよいという。
四つ目の柱としての金融商品:原油デリバティブと天候デリバティブ
三大業務に加える要素として、話者は金融商品を挙げ、自分で扱った例として原油デリバティブ(金融派生商品)を紹介した。提案先は軽油を使う運送会社だった。運送会社は、前年と同じ量の荷物を運んでも、原油や軽油の価格が上がれば輸送コストが膨らみ、赤字になり得る。原油デリバティブは、価格が一定水準まで上がったときにそのリスクを引き受けて支払いをする仕組みで、リスクヘッジになると話者はざっくり説明した。
話者が提案していたのはリーマン・ショック後で、軽油価格が下がっていた時期だった。そこで「今の低い価格で固めませんか」と持ちかけたという。原油価格が大きく上がれば企業は得をするが、さらに下がれば損が膨らむ。話者はこの商品を「魔物」と呼んでいる。
もっと面白い商品として挙げたのが天候デリバティブだ。雨が多いと工事業者は工事を進められず、農家は不作になる。そこで、雨の日数が一定以上になれば一定額が支払われる仕組みを作る。雨が降らなければ手数料を払うだけになるが、その場合は事業がうまくいったということになる。話者は、「派生」という考え方を使えば何でも金融商品にできると述べている。
フロント・ミドル・バックと、厳格なルールがあることの利点
話者は、銀行業務そのものの難易度は高くないと考えている。理由の一つが、組織が大きく役割分担が細かいことだ。フロントは顧客を訪問する営業部隊で、日比谷法人営業第一部や豊橋法人営業部のような部署がこれにあたる。話者は自分たちを「ソルジャー」と呼んでいる。プロジェクトファイナンスやシンジケートローン、デリバティブの案件は、フロントだけでは完結しない。金融の専門部隊であるミドルが顧客訪問に同行し、フロントが拾ってきたニーズを一緒に形にする。コンプライアンスが非常に厳しい業界なので、その部分はバックオフィスが支える。
もう一つの理由が、ルールの厳格さである。話者によれば、金融の仕組みや商品は金融商品取引法や金融商品販売法などで細かく縛られ、金融庁の認可を受けた状態で販売される。だから調べれば答えが書いてあり、聞けば誰かが教えてくれる。話者自身はずっとフロントにいたが、ミドルでもバックでも、部署ごとのルールや商品の作り方が決まっており、それを守って普通に仕事を続ければ、銀行員として最低限の業務はこなせるという。三大業務に金融商品を加えても4つ程度の業務しかなく、役割は分かれ、ルールも整っている。わからないところを調べて人に聞けば、できない業務はほとんどない、というのが話者の結論である。
なぜ銀行員は病むのか:「競争のあるインフラ」と無形商材
それでも行員が病む理由について、話者は最大の要因を「ライバルが多すぎること」だと言う。話者は、地球上のサービスの中で銀行がもっともライバルが多いと思っている。
たとえばITサービスなら、導入していない企業が大量にあり、片っ端から営業すれば取引できる余地がある。一方、銀行は話者の言葉で言えば「競争のあるインフラ」だ。個人も法人もほぼ必ず口座を持っている。ある程度お金がある個人や売上のある企業には、すべての金融機関が営業をかけられる。さらに、取引先のメインバンクに口座を持てば振込手数料が安くなるなど、口座を複数持つデメリットが小さい。そのため十数の金融機関に口座を持つ企業もある。売上の大きい企業を見つけて営業に行くと、すでに十数行が押しかけている、という状況になる。
加えて、金融商品は形のない無形商材である。話者によれば、無形商材は技術を必要とせず、仕組みを真似すればまったく同じ商品が作れる。iPhoneと同じくらい売れる携帯電話を今から作るのは難しいが、金融商品なら後出しじゃんけんができる。話者は、自行が身を切る思いで1%の条件を出しても、翌週には他行が0.5%で出してくる、という例を挙げた。顧客企業は当然、有利なほうで借りる。
同じ商品を誰でも出せる状況では、よく「人間力」が大事だと言われる。話者はこれに半信半疑だが、担当者を気に入ってメインバンクを切り替えるという逆転が実際にそれなりにあることも認めている。同じ商品で競い合い、後出しもされる中で収益を上げ続けなければならない。この環境に置かれて病む人が多い、と話者は見ている。
コンプライアンスの重圧
もう一つの要因として、話者はコンプライアンスとルールの多さを挙げる。確認事項が大量にあり、一つでも問題が起きると非常に厳しく詰められる。話者はこれを当然だとも言う。ルールを守らなければ銀行自身も顧客も守れないからだ。ただ、その細かさで病む人もいるのだろう、というのが話者の見立てである。前の節で「ルールがあるから助かる」と述べた厳格さが、ここでは負担の源として語られている。
活躍する銀行員に必要なのは「想像力」
最後に話者は、どんな人が銀行員として活躍するかを語った。結論は、必要な能力は想像力の一つだけ、というものだ。業務は三大業務しかなく、顧客にプロジェクトファイナンスやデリバティブ、運用商品を提案するにしても、どの提案が刺さるかを考えるのは想像力だという。
知識は後から身につければよい、と話者は言う。人事部は公には言わないが、顧客のためなら土日や平日の夜に勉強しておけ、という考えも銀行にはあると話者は明かしている。ただ、それも想像力から始まる。担当している業界を踏まえ、業界本を読んだり、刺さりそうな金融商品を調べたりする、という順序である。
話者はもう一つ、行内に向けた想像力も挙げた。特殊な金融商品や大型案件では、顧客に加えて、同じ拠点の上司、本部やミドルの事業部、案件の規模によっては役員の決裁まで、登場人物が非常に多くなる。どんな人が関わるか、その人たちを説得するのにどんな資料が必要か、いつまでに何を済ませないと詰められるかを先回りして考え、期日を守る。これができればだいたいやっていける、と話者は言う。知識はイントラネットのルールブックに書いてあり、周囲も助けてくれる。つまずくのは、最初に味方につけるべき人を押さえられない、初動が遅れる、案件のゴールを見ていない、といった想像力の欠落だという。
コミュニケーション力や提案力は必要かという問いには、後から鍛えられると答えている。顧客は行員の話がうまいから取引するのではない。話し方は少し苦手そうでも、自社のことをよく理解して良い提案をしてくれる相手を選ぶ、というのが話者の考えだ。話者は、半沢直樹が優れているのもこの想像力の点だと言う。案件を進めるうえで誰を先に押さえるべきか、どんな障害があるかをすべて想像してから動いているからだ。
話者が見えていない唯一の領域:行内政治
話者は、今回の内容で銀行業務の7割ほどは説明できたと考えている。フロントしか経験していないが、ミドルやバックに行ってもルールブックがあるので1か月ほどで順応でき、海外勤務でも数か月で慣れられるタイプだと自己評価している。
そのうえで、唯一想像できていない部分として挙げたのが行内政治だ。誰が誰を引き上げるのか、誰についていくべきなのかといった世界は、在籍中には見えなかった。もっと年次が上がってから関わる領域で、今ちょうど出世レースに乗っている話者の同期たちが足を踏み入れ始めているのではないか、と話者は推測している。この点については、飲み会などで教えてほしいと視聴者に呼びかけた。
締めくくりとして話者は、悩んでいる若手行員に向けて、銀行業務はもっとシンプルに「そもそも論」で考えればよい、周りはみんな助けてくれるのだから、くらいの気持ちで臨むのがちょうどいい、と述べて話を終えた。
お疲れ様です。JKでも分かる銀行業務やってまいりました。よろしくお願いします。
これは何でやりたいかっていうところからお話をすると、半沢直樹の動画を撮ろうかなと思ったんですけれども、ここから少し専門的になってくると、そこに至るまでに皆さん銀行業務知らなすぎ問題があるなと。今そもそもね、キッザニアで三井住友銀行出してんのよ。おそらく材料会議やってる。5歳児、6歳児が会議室に詰められて、真っ白な材留法で「お前は今年どれをやるんだ。この案件はどんな進捗なんだ?」5歳児が立たされて「申し訳ございません」っていう、キッザニアですら銀行業務に対してどんどん裾を広げていきたいと、理解をして欲しいと。
で、これはもう原宿JKも就職人気ランキング、これから銀行が多分ね、地球一位に上がってくると。で、そこに向けて「私たちそろそろタピオカ屋じゃなくて銀行に行きたいね、働いてみたいな」、こういうのもちょっと増やさなくちゃいけないので、今日は銀行業務そのものについて話したいと。就活生とかは死ぬほど役に立つと、面接で使うから。
今回この話を進める前に、僕SNSとかXのゴキブリから、お前は5年しか働いてないぞと。銀行に対して何の理解もしてないだろうみたいな言葉、もうおっしゃる通りです。絶望するですね。そういったご指摘はおっしゃる通りでございますと。1人ですね、一方的に向こうから来たコメントなんですけれども、読ませていただきますと、四十重方さん「少なくとも5年じゃ全然仕組みなんて分からないでしょう」。おっしゃる通りです。「しかも日比谷で1年しか働いてないならなおさら銀行業務の5%も理解しないと思うけどね。単なる若手底辺バンカーの不幸エンタメよな」。分かります。5年で5%です。5年で5%なので、人生100年時代です。100%を理解するには100年は務めていただかないといけませんと。キャリアのサグラダファミリアと言っても過言ではない働き方に対して、まあ正直ね、僕銀行業務で言った時には7、8割は理解してると思う。もちろん今の発言も批判の対象です。どんどん批判をしてくださいと。コメント欄は銀行員からのね、全然理解できないだろ的な話とかも受け止めつつ、僕の中では70%以上理解していると思うので、今日はそういった面も含めて、そもそも銀行業務ってなんちゃらほいというところを就活生でも分かりやすくお話をしたいと思いますので、本日はよろしくお願いします。
まず銀行の3大業務からお話をしましょうという感じなんですけれども、銀行に成り立ての若手とかで病んでる人とか、銀行業務って難しいなとか思ってらっしゃる人いると思うんですけれども、そもそものところで銀行難しそうって思ってる人は銀行業務を細かく見すぎなんすよ。僕、銀行の時に上司から呼ばれて、1番未だに役に立つ単語として「そもそも論で考えなさい」と。大きく見ようねみたいな話なんですよ。大きく見た上で細かくしていけば、そんな難しいことやってないんだよみたいな話なので、就活生とか悩める若手銀行員の人たちに、いやいや銀行業務なんてぶっちゃけ大したことないよと。
そこで切っても切り離せないのが銀行の3大業務。これ皆さんそらで言えると思うんですけども、原宿のJKなら。預金・融資・為替。銀行ってめちゃくちゃいろんな細かい金融商品あれど、やってることって主にこの3つしかやってないんですよ。これを細かく見すぎちゃうから、みんなわけわかめになってしまうと。
預金っていうのは皆さんよくありますね。お金を銀行は預かってますね。皆さんATMとか行ってお金を入金をしたりとか、窓口行ってお金を渡して銀行に預かっていただく。まあ預金業務。融資は資金を融通するという話ですね。為替はね、「替える」ことを「為す」っていう。替えるっていうのは昔、現金と、細かくは説明しませんけど手形とか、ああいうのとかを交換することを為すなんだけども、めっちゃ分かりやすく言うと送金とかね。銀行ってさ、誰かにお金を送るってなった時に、わざわざ現金を持ってって銀行が現金を包んで郵送するわけじゃないじゃないですか。銀行っていうのが真ん中に挟まって、基本的にお金を相手のとこに送ってあげる。その中に国内の送金とかであれば内国、海外であれば外国。まあそんな形で基本的にはお金を送ることだから。
銀行のやってることって、めちゃくちゃ細かく紐解くと色々やってるように見えちゃうんだけれども、ベースやってんのって預金・融資・為替、この3つしかやってないですよ。もうちょっと細かく1個だけ付け加えるとするのであれば、金融商品ね。特殊金融商品みたいな形で、これちょっと後で細かく説明しますけど、デリバティブとか特殊な金融商品を作って売ってますみたいな形にはなるんだけども、主には預金・融資・為替で、一部特殊な金融商品を売っているが、もう銀行のほぼ全てと言っても過言でないと。これだけで今日の話の5割終わりました。素晴らしい。この3つさえ覚えとけば、皆さんは就活で無双できるはず。
色々さ、業務ってめちゃくちゃいろんな部門があるよねとか、いろんな商品があるよねってあるんだけれども、全部この延長線上に色々あるだけなんすよ。だからまず3大業務の預金って、銀行がお金を預かるじゃん。預かったお金を運用に回したりとか、置く場所を変えるとか、そんな形で個人担当とかが金持ちんとこに無邪気にバーってルンルン気分で行って、えげつないとんでもない手数料の金融商品をぶち込むみたいな話とかも含めて、結局は預かったお金に対して何かしらの細かい提案をしていくだけの話なんすよ。全て金融商品のところにはちゃんと本部みたいなところとかがあって、そこのところとかが担当する金融商品だよねみたいなところとかもあるんですけれども、ベース、預かったお金の置き場所をどうしましょうかっていう提案をただしているだけ。
融資も全く同じで、資金を融通するだけ。資金の融通の仕方に企業融資もあれば、最近和コードたちに人気なもので行くのであれば、プロジェクトファイナンス、プロファイとか言われるんですけれども、これは通常の融資って企業とかね、まあもっと細かい信用組合とか信用金庫さんとかであれば、個人の人とかにローンとかを組んであげるんですけれども、プロファイみたいなものとかは、例えば海外の鉄道プロジェクトにとか空港をみたいな話とか、大きいまとまったお金みたいなものとかを、銀行1つよりもいろんな銀行とかが協力してプロジェクト単位に対してお金を融通してあげるだけ。
あとよく聞くのがシンジケートローンみたいなやつね。銀行1つだけで融資やるにはちょっとリスクが高いよねみたいな。であれば、いろんな人たちと一緒に犠牲になろうぜ、みんなで死ぬ時は一緒に死のうぜみたいな形になって。実際に僕が日比谷の時にやっていたのとかは、1つのビルを建てますみたいな、数百億かかってしまう場合があると。そうなった時とかに、確か100何十億とかかな、三井住友銀行1行とかでやるとちょっと怖いじゃん。そうなった時に、アレンジャーって言って主幹事って言うんですけども、例えば三井住友銀行が「みんな、こんな大きい案件があるよ、一緒にやらないか」みたいな感じで声をかけて、エージェントですね、「俺もその話一口噛みたいな」っていう形で、1個の金融機関だとちょっと怖いからみんなでやろうぜみたいなのがシンジケートローンなんですよ。
話戻って、ちょっと案件の作り方がとか、お金の貸し方が1人じゃなくてみんなでとか、そういうのはあれど、ただただ資金を融通するだけでしかないんすよ。だからプロファイって難しそうだなとか、シンジケートローンとか難しそうだなとかあるんですけれども、元の元を正すと、資金を融通する仕組みの中にいろんな金融商品があるよねっていう、ただそれだけでしかないと。
この資金を融通する中で、皆さんテストに出ます。必ず今年の原宿JKの来年の冬ぐらいの試験に必ず出ますし、絶対知っといてほしい。直接金融・間接金融という、そんな仕組みがあります。聞いたことはもちろんございません。残念。落第です。
直接金融っていうのは主に証券会社がやってんですよ。銀行は間接金融って言われてんですね。何かって言うと、お金の融通の仕方の違い。これはもうめちゃくちゃ就活生知っておくべきなんですけれども、どういうお話かって言うと、証券会社と銀行、そもそものお金の融通の仕方が違うっていう話で。間接金融から説明した方が早いんですけれども、例えば個人の人たちから銀行がお金を預かります。で、その預かったお金を企業に流していくというか、融資に回っていくってなった時に、真ん中に銀行が入って、最終的に企業に融資という形でお金が流れていくんですけれども、ポイントです。リスクを誰が取るかっていう話になるんですね。
銀行って、僕たち個人の人たちが銀行にお金を預けて、その預けたお金がどっかしらの企業に流れていったとして、例えば、ちょっと社名分かんないですけども、全等っていうですね、複雑な会社があるんですけども、最近話題の全等にお金が流れていったとしましょうってなった時に、全等という会社が万が一潰れてしまったとした時に、銀行が個人のところに来て「すいません、ひぐさん名義で預かっていたお金なんですけれども、私どもの判断で全等という経型企業にぶち込んだら飛んでしまったんです。ひぐさんが銀行に預けていた100万円お戻しできません」ってならないじゃないですか。これはどういうことかって言うと、資金の流れですね。お金の流れですよ。個人のお金っていうのが銀行っていう金融機関を通して、銀行がリスクを取って間接的に企業に流れていく。だからお金を融通する時のリスクは全て銀行が背負ってるわけなんですよ。企業が倒産してしまったら銀行がリスクを全部被るみたいな。まあそれで飛んでいく人たちがたまにいるんですけれども、キャリア的にね。
で、直接金融って何かって言うと、人がいますと。で、真ん中に同じような形で証券会社が入り、企業にお金が流れるんですけども、流れ方は、まあ融資っていうよりも株式の発行っていう形にはなるんだけれども、例えば上場企業が株を発行してね、僕たち個人っていうのはその企業の株を直接買うわけなんですよ。だから結果的に企業が倒産をしてしまったとしましょう。まあオルツという会社があるとしましょう。売上の90%を粉飾してしまったオルツという謎の企業があったとしましょう。で、上場して半年ぐらいで倒産したとしましょう。僕はね、例えばそのオルツを信じていて、AIが世界を変えるんだみたいな感じで100万円分の株を買った時に、直接金融って何かって言うと、お金がオルツに株の購入って形で直接流れてるんですよ。リスクを個人が取ってるんですね。
証券会社の役割は何かって言うと、株式を発行して販売する時の手数料をちょろまかしてるだけで、本質的にはこの人たちは全くリスクを取ってないんですよ。もっと言うと他人のふんどしで商売してんですね。オルツが潰れたところで、僕のとこに来て「僕たちが被りましょう、これを」みたいにならないんですよ。オルツが潰れたところで「残念でした」みたいな。「オルツの損失取り戻しましょう。今度はこんなやん家な企業があるんです」みたいな形で、基本的には自分たちがリスクを取らないから。だから証券会社って銀行よりも、作戦で言うとガンガン行こうぜ感あるじゃないですか。どんどん売ってこうぜみたいな、バーって売ってこうぜみたいな、まあそんなノリであるんですけども、これは証券会社がリスクを取ってないだけなんですよ。
だから間接金融っていうのは、銀行が間接的にリスクを取ることでお金を融通する仕組みができてると。証券会社はあくまで真ん中に仲介として入って、個人の人のお金は直接企業に株式の購入という形で流れていって、リスクは個人が取る。ビジネスモデルがちょっと違うんすよ。こっちは企業が飛んでいった時に死ぬほどいろんな人が不幸になる可能性がある、キャリア的にって感じのビジネスモデルでしかないんすよ。直接金融、間接金融って就活生とかはよく質問をしてくるんだけども、全く理解できてない人が多い。ポイントとしてはリスクの所在地、リスクのあり方だけを理解しておけば100点満点です。面接だろうが、JKたちがテスト出ちゃっても「これ僕ひぐまでやったとこだ」。
真剣全割りに話戻って、資金をまあ融通する仕組みのものがあるけれども、直接金融、間接金融、こんなのがありまして、銀行の間接金融の仕組みの中で、プロジェクトファイナンスだとかシンジケートローンだみたいな形で、いろんなお金の融通の仕方がね、まあそんなお話なんですね。ひぐま。
最後は為替になるんですけれども、預金とかね、融資とかよりもあっさりとした説明になるんですけれども、例えばね、ATMとか窓口を通じてどっかの誰かにお金を送金するだったりとか、海外とかであればそこに両替みたいなものが挟まって、銀行が代わりにやってくれると。替えることを為すみたいな話になるんですよ。もちろん為替についても多少の金融の仕組みはあれど、誰かに送るっていう根の部分は変わんないんすよ。
だから僕の上司の大好きなそもそも論で考えると、みんながやってる業務って全部預金・融資・為替業務の派生商品でしかないんですと。ただそれだけだから、あんま複雑に考えなくていいよみたいな。運用だなんだって言っても、ただね、お金の預け方変えるだけじゃんみたいな話だし、いやいろんな融資の仕組みあるな、まあでも融資の仕組み違えど、ただお金を融通するだけだからみたいな、そんなお話でイメージをしとくといいかなと。
で、銀行業務、預金・融資・為替の3大業務以外でもう1個付け加えるのは、金融商品っていう話をさっきしたんで軽く触れると、金融商品は結構いろんな仕組みがありますと。一例を挙げさせていただくと、実際に僕がやった金融商品名でいくのであれば、原油デリバティブ商品です。このデリバティブっていうのは金融派生商品っていう形なんですね。原油派生商品、どういうものかって言うと、本当にさらっとなんですけども、原油とかを使う会社、工場だったりとか、僕が実際にやったのは運送会社さん、軽油を使ってたんですけども、例えば運送会社さんって商売をやっていく時にどんなリスクがあるかって言うと、原油価格、軽油価格めっちゃ上がっちゃったじゃんってなると、輸送コストが上がるんすよ。いつも通りちゃんと荷物を届けてる、去年と全く変わらない量の荷物を届けたにも関わらず、軽油価格、原油価格が上がってしまったことで赤字になっちゃったよみたいな話とかって多々あるんですよ。最近さ、いろんな原材料高だったりとか資材高とか、プロテイン上がってるとか、そういうニュースはあるんですけども、それと全く同じ。物の価格が上がった時にリスクあるよねみたいな。
そうなった時に原油デリバティブ、軽油デリバティブって何をしてくれるかって言った時に、もし万が一軽油の価格がここまで上がっちゃった時に、そのリスクを代わりに受け止めてお金をお支払いしますみたいなイメージ。超ざっくりイメージ。そうするとリスクヘッジになんのよ。実際に僕が提案していた時とかはリーマンショックの後ぐらいで、軽油価格が下がっているタイミングのところだったから、今この低い軽油の価格で金額を固めちゃいませんかみたいな。企業からすると、もしこれで軽油価格、原油が爆上がりしたら儲かるんですよ。一方で、これもっと下がっちゃうと企業がさらにバイプして損するという、そういう魔物なんですけれども。
もっと面白い商品があってさ、天候デリバティブとかあんのよ。農家さんとか、まああとは工事をやってるような業者さんとかが、雨がめちゃくちゃ降っちゃいましたみたいなってなった時に、工事って進めなくなっちゃったりするじゃん。農家だったら元々期待していたような収穫物が取れない、不作になっちゃうみたいなってなった時に、雨の日数、何日以上雨が降ったらいくらいくらお金が出ますみたいな。逆に降らなかったら降らなかったで手数料とかは頂戴をするんだけども、その場合は逆に会社としては良かったね、晴れだったねみたいなお話になるから。本当ね、これ何でもあんだよ。いろんなものとかを派生っていう単語を使いながら金融商品として作れる。まあだから主に3大業務、預金・融資・為替っていうところが本業でありつつ、今はいろんな金融の仕組みとかを使って金融商品っていうものが広く複雑になってるけれども、まあこれを足したところって話なんですけれども。
銀行業務、ぶっちゃけそんなに僕は業務そのものはね、難易度は高いと思ってないんですよ。銀行ってさ、会社がでかいじゃん。会社がでかいからこそ役割分担がめちゃくちゃ細かいのよ。フロント、ミドル、バックってあるんだけども、フロントっていうのは僕たち竹兵です。ソルジャーと言われる人たちですね。日比谷法人営業第1部とか豊橋法人営業部みたいな形で、お客さんのとこに直接足を運ぶ人たち。そうなった時に、さっき出てきたプロファイがとか、シンジケートローンがとか、デリバティブがってなった時に、フロントだけで完結することってないんすよ。必ずそれを司るミドルっていうポジションとバックっていうポジションがいるんですよ。
ミドルって金融の専門部隊の人たちが、フロントと一緒にお客さんに同行しますよみたいな。逆に言うと、フロントの人たちっていうのはお客さんのところに対してあの手この手でいろんな巻をして、そこでピッカッたものとかを本部の人に連絡して「ちょっとニーズあるんで一緒にぶち込みに行きましょう」みたいなノリとかをやってくれて、助けてくれる本部がいるんすよ。金融って本当にルール、コンプラえぐいんで、そういったところとかも今度はバックですね。バックオフィスの人たちがちゃんとサポートをしてくれるわけなんですよ。
究極論、役割が全部分かれていて、金融のいいところって何かって言うと、ルールが厳格にあるんすよ。だから調べれば何でも答えが書いてあるんですね。全ての金融の仕組みとか金融商品って、金融商品取引法とか金融商品販売法ね、そういったところとかのルールにちゃんとがんじがらめになってて、それぞれの金融商品って金融庁から認可をもらった状態で売るから、全てルールがあるんですよ。だから正直な話をすると、調べれば、聞けば何でも誰かが教えてくれるんすよ。
だから金融の仕事とか銀行の仕事って、みんな幅広く捉えちゃってるんだけども、そもそも全ての金融の仕組みって3大業務のどれかに準ずるものをやっていて、それぞれのところに対して全部ルールがあって、ルールに紐づいたいろんなポジションの人が助けてくれる。ずっともがいて「こういうものを売りたいんだ、こういう仕組みで提案したいんだ」って言った時に、必ずミドルの人たち、バックの人たちが助けてくれる。僕はずっとフロントしかいなかったんですけども、ミドルになろうがバックに行こうが、それぞれの部署のルールがあって、それぞれの金融商品の作り方っていうのがちゃんと決まっていて、そのルールを厳格に守りながら自分たちの業務をただただ普通にやり続ければ、一応銀行員としての最低限の業務ってのはできるんですよ。
みんな、すげえ銀行って難しそうだなとか、なんか病んでんなみたいなやつあるんですけども、これは多分銀行の業務を複雑に考えすぎて。3大業務、金融商品入れたら4つぐらいの業務しかなくて、その中でフロント、ミドル、バック、みんな役割が決まっていて、役割を全うしようね。しかもルールまでちゃんとある。めちゃくちゃ細かくちゃんと全て教えてくれるから、ちゃんと調べていって、分かんないところはいろんな人に聞きながらいけば、ほとんどの業務っていうのはできるわけなんですよ。できない業務はほとんどない。
じゃあ最後に、なんでそんな中でも病んでしまうのか。ここからがデスマーチのパートです。僕昼間。たまには直球ストレート。なぜ銀行員は病んでしまうのかというとこなんですけども、ポイントとしては個人的に1個しかなくて、ライバル多すぎ問題です。超超用のいろんなサービスあるじゃん。いろんなサービスがある中で、銀行が1番ライバル多いと思うのよ、地球に現存するサービスの中で。例えばITとかのサービスがあった時に、用見渡した時に導入しない企業って腐るほどあるじゃん。大企業はみんな入れてるけれども、じゃあ中堅行ってないね。で、企業なんてさ、何万社、何十万社、何百万社ってあるわけだから、とりあえず片っ端から行けば取引できる可能性があるわけじゃん。
でも銀行ってさ、個人的には競争のあるインフラだと思ってるのよ。個人の人も法人企業の人も、必ずみんな口座って持つじゃん。口座を持ってない人なんて、まあ触れづらい人たちですね。そうですね。必ずみんな口座を持ってんのよ。銀行ってインフラだから。だからある程度お金を持ってるだったりとか、企業として売上があるなってなった時に、全ての金融機関がそこに対して営業に行くチャンスがある。取引するチャンスがある。場合によっては先に口座を持っている場合がある。しかも銀行って、よく分かんないけど口座を持ったらそれはそれでお得になるパターンあるじゃん。まあ例えば取引先のメインが三井住友銀行だったら、うちも三井住友銀行の口座持っておけば振込手数料安くなるなみたいなお話ね。だから口座って、管理面とかを置いといても、たくさん持つことに対してデメリットがない。企業によっては10何金融機関の口座を持ってますみたいなっていう場合もある。
で、みんなそこに対して配のように行くんすよ。地獄へ得ずですよ。ちょっと口座があるな、調べたら売上めっちゃあるじゃんみたいな。よし、ちょっと営業でも行ってみようかって言ったら、もう10何行がみんな営業行ってますみたいな。原型とどめてないだろ、早だったらみたいな形で、競争のあるインフラっていうところでライバルがすごく多い。
よく皆さんが口にするのは、金融商品って無形商材なわけなんですね。ないじゃん、形。無形商材って技術がいらないんすよ。だから誰でも同じものを作ることができちゃう。仕組みを真似すれば全く同じ金融商品って作れちゃうんすよ。だからどんどん後出しじゃんけんとかもできちゃうんすよ。iPhoneとかをさ、全く今から同じぐらい売れるような携帯作ろうって言っても、なかなかバーが高いじゃん。でも無形商材って全く同じものを作れるから、僕たち三井住友銀行の人たちが腹切りの気持ちぐらいで「出来上がり1%の脂を持ってきました」みたいな感じで、血の涙を流して白小でここに刀を突き立ててきても、本当その翌週に我郡が0.5%とかで出してくるわけなんです。あいつらが。こんなん赤字じゃないかみたいな。で、当たり前、企業はこっちの方が得だから、こっちで借りたりする。後出しじゃんけん側だったりするわけなんですよ。もちろんちょっと変わったね、金融商品とかはあるんでしょうけれども、どこの会社でも真似することがしやすいんですよ。
だから競争のあるインフラだし、無形商材だから、いろんな会社が同じものを売れちゃう。そうなった時によく言いますね、人間力だみたいな。ほんまかいなっていう。みんな同じもの売れる中で、急に「今までメインバンクはここだったんだけれども、誰々さん気に入ったから今日から君がメインバンクだ」みたいなひっくり返しも、まあまあただある話。だから一応カッコ人間力カッコ笑いになってしまうんですけれども、そこはすごい銀行としての難しさだから。病むっていうとこにフォーカスをすると、みんな同じ商品が提案できちゃう。ライバルが。しかも後出しじゃんけんとかもできるけれども、会社としては収益を上げ続けなくちゃいけない。そういった常に競争のね、みたいなとこにぶち込まれてしまうから、人によっては結構病んでしまうこととかが多いと。
結構病むところだと、コンプラとかさ、ルール、これがめちゃくちゃ多い。確認事項とかで。しかもこういうのが1個爆発してしまうと、信じらんないぐらい激詰めをされる。当たり前です。コンプラとかルールを守らないと自分たちを守れないんで、客も守れないんで。なんでここら辺を徹底しないと怒られちゃうよねみたいなところの細かい部分とかで病んじゃう人もいるのかなみたいな、そんなお話なわけなんですよ。
そして最後に、どんな人が銀行員として活躍するのか。大体こんな能力あれば銀行なんとかなるぜっていう話を最後させていただけたらと。活躍する銀行員、なんかいいですね。結論としては、能力としては全て1つ、想像力。想像力があれば大体みんな何とかやってけますと。やってる業務なんてさ、3大業務しかやってないんだよ。細かいところにプロファイがとか、シンジケートローンがとか、デリバティブ商品がとか、運用商品がみたいな話をお客さんのところに提案をするんですけども、そもそもお客さんのところでどんな提案が刺さるかとか、はまるかとかって想像力じゃん。究極論の話。
想像力のちょっと先のところに、いろんな提案しなくちゃいけないからどんどん勉強しなくちゃとかで知識とか必要になるやもしんないんですけれども、知識なんて後からつきゃいいんすよ。基本的には土日勉強しろと、平日に勉強しろって話なんですけども、これね、人事部は声を大にして言わないんですけれども、客のためだったら土日だろうが平日の夜ぐらい勉強しとけよっていう、そんな議論ではありつつ、これも想像力じゃん。今自分のお客さん、こういう業界担当してるなみたいな。じゃあそういうところで提案しようと思った時には、業界の本でも読んでおこうかなみたいな、勉強しておこうかなとか、そこに刺さりそうな金融商品勉強しておこうかなとか。もう知識は後からっすよ。
じゃあこの想像力、客のことを思った想像力もあれば、今度裏っ側の想像力ね。銀行内の想像力。結構特殊な金融商品、大きい案件をやろうと思うと、登場人物めちゃくちゃ多いんすよ。お客さんももちろんそうだし、内部でも同じ拠点の中の上司もそうだし、本部、ミドルみたいなどこどこ事業部を入れなくちゃいけないとか、案件が大きくなれば役員とかの決裁も必要になるってなった時に、あらかじめどういう登場人物が出てくるかなとか、その人たちを納得、説得させるためにどういう資料が必要かなみたいなのも、ちょっと先を見通した想像力なんすよ。
基本的にはこの活躍する銀行員みたいなところとかって、想像力がフロントのところから内側のところまで全部想像できた上で、いつまでにこれやんなくちゃな、いつまでにこれやっとかないと死んじゃうな、やられちゃうな、詰められちゃうなみたいなとかを想像して、期日を守りながらやることができたら、大体銀行員としてはやってけるんすよ。なんでかって言った時に、さっき言ったどこの部門、商品にもルールがあって、全ての会社のイントラとかを開けば全てこのルールブックの中に書いてあるから、知識なんて別に後から拾えばいいんすよ。みんな助けてくれるんすよ。ただ想像力が足りていない部分、いわゆる味方につける人とかをなかなか1番最初に味方につけられないとか、初動だったりとか、案件のゴールを見てなかったりする、この想像力の欠落だと思うんですけども、これさえあれば大体何とかなると。
コミュ力とかさ、提案力とか必要なのかなみたいな話とかあるかもしんないんですけども、そんなん後天的に鍛えられるんで。別にさ、行員がおしりお化けだからって取引始めないわけよ。ちゃんとお客さんのことに対してニーズ把握して、いい提案してくれたね、なんか喋りはちょっと苦手そうだけども、うちの会社のことめちゃくちゃ理解してるじゃん、好きみたいな話じゃん。おしりお化けの女と付き合わないだろ。本当に自分たちのことを思ってくれる人と付き合うわけなんですよ、私どもは。
なんでこの想像力がめちゃくちゃ大事だから。これから解説をする半沢直樹のすごさって、想像力がすごいんすよ。この仕事に対して、この案件に対して進めていく上で、どういう登場人物を先に押さえなくちゃいけないかなとか、そもそも先回りしようと思った時にどんな障害があるかとかを全部想像した上で行動を取ってるから、半沢直樹ってすごいわけなんですよ。これからね、銀行で活躍したいと思ってる人、これから銀行を受けようと思ってる人、必要な能力の主たるものは想像力。想像力の先には知識だったり、いろんな人を巻き込む的なやつね。登場人物とかは想像して巻き込むだけだし、そういったものとかを含めて、とにかく想像力大事っていう、そんなお話ですね。
銀行業務って本当ただこれだけなんすよ。仮に今の話だけで銀行業務の70%ぐらいだと思うんですよ。僕フロントしかやっていないんで。じゃあミドルは、バックはって言ったけど、どうせルールブックあるから、そこに行ったら1ヶ月かけて順応するタイプだし。じゃあ海外行けよって言われたら、海外も別にね、数ヶ月で順応できちゃうタイプなんですよ。これさえあれば。唯一僕がイメージできてない、想像できてない部分、最後オチになります。政治です。行内政治の世界はさすがに見れなかった。ここだけですね。誰が誰を引っ張り上げるんだとか、どこのとこについていかなくちゃいけないんだとか。これはもっとはるかに年次が上になって、ちょうど今僕の同期ぐらいで出世レースに乗っている方々が、今ここにちゃんと足を突っ込み始めたんじゃないかと。なんで、あの、そういう情報とかは是非飲み会で教えていただければと思いつつ。
少なくとも今日のお話とかは、就活生から、これから半沢直樹というドラマの解説、いや、間違えました、日曜劇場半沢直樹という大作をお話しする上でも、そもそも銀行業務ってどんなもんなんじゃろうっていうところとかを理解すると、より楽しめるというお話だったので、お話をさせていただきました。僕、あの、銀行業務の本当5%しか理解ができていないやもしれないんですけれども、人生100年時代ですね、残り100歳ぐらいまで働き続ければ、銀行業務もしかしたら100%まで理解できるかもしれないので、そういう人も含めて是非ともですね、銀行員就活目指していただきつつ、もし今病んでる、悩んでる若手の人たちがいたら、銀行業務もっとシンプルにそもそも論で考えようぜ、もうみんな助けてくれるんだから、ぐらいの気持ちでやるとちょうどいいんじゃないかなという風に思います。JKでも分かる銀行業務、ご清聴どうもありがとうございました。
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