AI予算はどこまで積むべきか 安野貴博とハヤカワ五味が語る「AIが働ける会社」と個人の向き合い方
安野貴博の自由研究AIを使いこなす企業と使いこなせない企業の差は、どこで生まれるのか。エンジニア・起業家の安野貴博と、起業家のハヤカワ五味による対談の後編は、この問いを中心に進む。二人は、トークン費用をどう予算化するか、AIが仕事をできる環境をどう整えるかという「人事」に近い論点を掘り下げた。後半では、働く個人がいま何をしておくべきか、AIで作るショート動画の実践についても話している。
経理業務はほぼAIで回している
冒頭、ハヤカワは経理業務を今は「完全に」AIにやってもらっていると話した。自分は忘れっぽいが、エージェントのサポートがあれば回せるという。現在はClaude CoworkとNotionを組み合わせて運用している。最後に本人がチェックするものの、大まかなフローはほぼ自動化されている。
具体例として挙げたのが月末の振り込みだ。ハヤカワは振り込み作業が苦手だというが、振り込み用のCSVをAIに生成させ、内容を確認してからネットバンキングにアップロードすれば、振り込みがほぼ完了する状態になっている。
CTOがCHROになったという噂と、人事の課題としてのAI
ハヤカワは、ある会社でCTOがCHRO(最高人事責任者)になったという噂を「今年トップの熱いニュース」と評した。AI化には人事の側面が大事だと多くの人が思っていたが、実際にそうした人事が行われたことに意味があるという見方だ。
ハヤカワによれば、人事が関わる理由は二つある。一つは評価制度だ。AIをしっかり使ってパフォーマンスを上げた人がその分だけ評価され、給与に反映される。そうした仕組みまで含めて設計することが重要だという。もう一つはコストである。Fableのような最新モデルは「バリ高い」。これまで人員配置は人間のリソースだけを考えればよかったが、今後はそこにAIのリソースをどう当てるかを考えなければならない。人数によっては莫大な費用がかかるので、人件費と、人がAIでどれだけパフォーマンスを上げるかを含めた全体の設計が必要になる。だから人事とAIは切り離せない、とハヤカワは述べた。
人件費に対してAI費用をどれだけ積むか
安野も、これは最近自分が「めっちゃ言ってる」論点だと応じた。予算の中でトークン費用、つまりAI費用をどれくらい積むべきか、という問題である。安野は自身の政党でも相当な量のトークンを消費していて、「まずい」と冗談めかして話し、無視できない額になってきていると認めた。
安野は、テック企業ではエンジニア1人がサービス全体の改修のために400万円分ほどを使ったというニュースもあったと紹介した。AI投資のROIは全体としてはまだ見えないという議論がある一方で、ソフトウェアの改修や移行については明らかに速く、コストパフォーマンスも良いという。さらにFableが登場した今、できることは増え、価格も上がっていくだろうと安野は見ている。
そのうえで安野は自身の仮説を示した。まず大まかに言えば、これまでとは比べものにならないほどトークン費用を積んだ方が、会社は加速できるだろう。ただし、そうした予算を組める会社はおそらく多くない。では「比べものにならないほど」とはどの程度か。これについて安野は「全然まだ仮説」と断ったうえで、職種によって大きく違うと考えている。エンジニア職はAIをレバレッジとして使いこなす力が高く、AIもコードを書くのが得意だ。そのため、エンジニア職なら人件費の何割という水準になりうる。他の職種はAIを使える場面が少なく、使いこなす力もエンジニアほどではない。職種ごとのレバレッジ率を掛け合わせてトークン費用を見積もっていけばよいのではないか、というのが安野の考えである。
Fableの「10日間」と、ユースケース探索のコスト
ハヤカワは予算取りの難しさをFableの件で強く感じたという。当初の予定では、Fableは最初の10日間ほどはサブスクリプションの範囲で使え、それ以降は従量課金になるはずだった。予算を確保できていない会社は、その期間が過ぎたら使えなくなる恐れがある。そこでハヤカワは、偉い人も含めていろいろな人に使ったかどうかを聞いて回った。実際に使って強さを理解してもらわなければ、Fable用の予算は取れないと考えたからだ。結局、Fableは3日ほどで使えなくなったため、この心配は意味をなさなかったという。
それでもハヤカワは、Fableだからこそ可能になるユースケースは会社の一部に確かにあると考えている。問題は、それを探す作業に非常にお金がかかるようになってきたことだ。10日間でやり切るつもりだったが、利用が止められたため検証もできていない。今後解禁されても、なし崩し的にサブスクの対象外になりそうな気がすると話した。安野は、Anthropicもどこで使えるかを探索してほしいはずだと応じた。ハヤカワは、さらに強いモデルが出るたびに探索は必要になるが、その探索費も安くないと指摘した。ユースケースを見つけられた企業と、見つけられないままサブスク外に外れた企業とで、パフォーマンスが大きく変わりそうだと今回強く感じたという。
モデルにも適材適所がある
ハヤカワは、すべての業務に最上位モデルが必要なわけではないとも強調した。たとえばカレンダーの予定調整はOpus 4.5か4.6程度で十分うまくいく。4.7や4.8になってその能力が上がったかというと、そうでもないと感じたという。
ハヤカワはこれを人材配置になぞらえた。適切な人を適切な仕事に割り当てて全体のパフォーマンスを上げるのと同じように、モデルにも得意・不得意があり、強さもコストも違う。エンジニア以外の職種ではそもそもFableが必要なのか、オープンソースのモデルやローカルで動くモデルで足りる人もいるのではないか、という点も含めて検討が要る。どこに高価なモデルを使い、どこを軽量なモデルで済ませるか。この全体設計が「めっちゃ切実」だとハヤカワは言う。この1年ほどはとにかく大量に使ってユースケースを見つけようという段階だったが、そろそろ真剣に考えないとまずいタイミングが来ている、というのがハヤカワの見立てである。
どのAIにコミットするか、ロックインの悩み
安野はさらに、会社としてどのAIにどれだけコミットするかという論点を挙げた。1年契約で大量に買えば安くなるプランもあれば、特定のアーキテクチャの上で作り込んでいく選択肢もある。
安野は最近、AnthropicのClaude Managed Agentsを使ったという。Anthropicのサーバー上に多数のコンピューターが用意され、その上でClaude Codeのようなエージェントが動く仕組みだ。使い心地は「マジで」良かった。ただしAnthropicにロックインされ、他のサービスへ引っ越しにくくなる。考えるべきことは楽しいが、判断の深刻度は増している。以前はお小遣いの範囲で使い切ってもいいかという感覚だったが、もうシリアスな額になっている、と二人は笑い合った。
これに対してハヤカワは、どのモデルを使うにしても、ワークフローを整えることやデータベースを整理しておくことは損にならない、と述べた。安野も同意し、議論は次の段階へ移った。人間がいかにAIを使えるかという段階の先に、AIがいかに自律的に仕事をできるかという段階がある。そのためには認証やデータベースといった環境が欠かせない、と安野は整理した。
「ブラック企業をAIにしていないか」
ハヤカワは、AIが働ける環境づくりもHR的な仕事だと考えている。社内で説明するときによく使うのが「新人のオンボーディングと同じ」という例えだ。ブラック企業のあるあるとして、何も説明されていないのにやれと言われる、評価基準を伝えられないまま怒られる、必要な権限がもらえない、といったことがある。ハヤカワは、AIに対して同じことをしていないかと時々思うという。
「なぜこんなこともできないのか」と言いたくなったとき、確認すべき点がある。適切な閲覧権限を渡しているか。読み書きを含めてツールを使える状態か、そもそもツールを接続しているか。プロジェクトが立ち上がった経緯などのコンテキストを伝えているか。ハヤカワは、オンボーディングがうまい会社はAI化もうまいはずだと述べた。ただし、オンボーディングがうまい会社は実は少ない。人に対しても難しいことは、AIに対しても難しい。だから、どのLLMを迎え入れるにしても、AIが働きやすい環境を作ることが重要な下ごしらえになる、というのがハヤカワの主張だ。
安野はこの例えを「めっちゃいい」と評し、AIは辞められないのでかわいそうだと笑った。そのうえで、AI向けに社内の暗黙知をきちんと明文化して読める形にすれば、人間のオンボーディングにも役立つはずだと付け加えた。HRのオンボーディングという仕事とAI活用はつながっている、という点で二人の意見は一致した。
言語化できない暗黙知と、人間とAIが混ざる難しさ
ハヤカワは、既存の日本企業などが当たりそうな壁として、「言語化してはいけない暗黙知」を挙げた。「Aさんはこういう案件が嫌いだからBさんに回した方がいい」「Cさんは以前これで大きく失敗していてトラウマになっている」といった類のものである。こうした情報は言語化すれば問題になるが、実際には企業ごとに存在し、AIの使いづらさを助長しているという。
ハヤカワはこれを自動運転に例えた。自動運転車だけなら意外と運転しやすいが、人間が急に飛び出してくるから難しい。同じように、AIだけの企業やAIだけの組織なら働きやすく、人間だけの企業も働きやすいが、混ざると難しい。人間の組織にはイレギュラーな部分があり、それはAIには理解しづらいうえ、誰も教えてあげないことも多い。
安野はこれを受けて、アプローチは二つあると整理した。一つは暗黙のルールをやめ、すべて明文化したルールにそろえること。できるならこれが最もシンプルだ。もう一つは、AIが「まず○○さんに言ってみて」といった形で人間とコミュニケーションを重ねる中で、「たぶんこういうことか」という暗黙知を自分の中に蓄積していくことだ。安野は、どちらが早いのかは分からないと述べた。
ハヤカワは、当面は暗黙知の部分を人間が担うことになるだろうと「悲しいかな」と見ている。一方で、暗黙知をなくすというのは、暗黙知が生まれない、あるいは完全に公開された組織をゼロから作ることに近い。そのため、別に新会社を立てたり、AIだけのチームを作ったりする選択肢もあるかもしれない。特にFable級のモデルが出てくればマネジメントもできると思う、とハヤカワは話した。安野も、AIが活躍できるAIネイティブな企業や組織を作れば、ものすごい馬力が出るかもしれないと応じた。
AIにマネジメントされたい人が増えている
マネジメントの話から、安野は自社で流行していることを紹介した。AIにマネージしてもらうという使い方だ。タスクを細かく分解し、「次はこれをやればいい」と一つずつ渡してくれる仕組みで、安野の会社ではタスク管理ツールのLinearと統合している。安野によれば、マネージされたがる人が「めっちゃ増えている」。理由はAIがマネージャーとして優しく、何度聞いても怒らないからだという。
ハヤカワもこれに共感した。自分は得意・不得意がはっきり分かれていて、能力をステータス表にすると凸凹が大きいタイプだという。AIは平均的な振る舞いがうまいので、凹んでいる部分を埋めるのが得意だ。尖った部分ではまだ物足りないが、平均的な水準に引き上げる力は高い。
ハヤカワは、そこで重要なのは自分が何を苦手としているかを自覚していることだと述べた。安野の周囲の人がマネジメントされたがるのも、自分ができないことを自覚しているからだろうという。ハヤカワ自身は気が散りやすく、カレンダーやメールなど複数の画面を開くとタスクが散らかり、関係ないことをしてしまう。そのため、やり取りは基本的にNotionの1ページに集約し、せいぜいNotionとClaude Coworkの1セッションで完結するようにしている。自分の苦手を理解していれば、どうケアしてもらえばいいかが明確になる。AIはそれに懲りずに付き合ってくれる、とハヤカワは話した。
働く個人はまず日常で使い倒す
話題は企業から個人に移った。安野が「働く人がいまやっておいた方がいいことはあるか」と尋ねると、ハヤカワはまず前提を語った。会社員としては、すぐ使ってパフォーマンスを上げることがメリットになる。ただ世の中全体を見ると、一時的なトレンドで終わるものと、インフラになるものがある。ハヤカワは、AIはインフラになるタイプの流行だと考えている。個人が反対しても、仮に一国が開発をやめても、他の国が開発する。基本的に流れは止まらない、というのがハヤカワの見方だ。
そうであれば、今のうちにAIとどう向き合うか、AIを自分のものにしたうえでどうキャリアを積むかに時間を使った方がいい。これまでの仕事がAIに代替される不安は正直あるだろう。ハヤカワのスタンスは、少なくともパソコン上で完結する仕事はほとんど代替されるというものだ。ただ、それは悪いことではなく、新しい仕事が生まれるということでもある。次の仕事を早めに探すためにも、AIに何ができて何がまだ苦手なのか、自分は何をすべきかを見極めるために、一度使ってみた方がいいという。
具体的には、日常で使うだけでよいとハヤカワは言う。X(旧Twitter)には難しい話もいろいろ流れてくるが、モデルの品質は今年に入ってから実用レベルでほぼ十分になり、若干飽和し始めているとハヤカワは見ている。今後コストが大きく上がる可能性や、使えなくなる可能性も否定できないので、今のうちにたくさん使うことがまずは大事だという。
物理的なものに戻る:味噌、社交ダンス、センサーとしての身体
では、AIの先で個人がどう価値を発揮するのか。この観点でハヤカワが意識しているのは「物理的なものに戻ってきた」ということだ。ロボットの組み立てもその一つである。冒頭でハヤカワは、パーツは3Dプリントすればよく、一度組み立てるとロボットへの解像度が上がると勧めていた。ロボットに関わる女性クリエイターが少ないので、それを増やしたいというのが最近の関心だという。
ハヤカワは、Claude Codeの開発者が日本で味噌を作っていたらしいという話にも触れた。自分も「ミソス」というモデルが出たタイミングが今年の味噌の仕込み時期だったので、味噌を仕込んだという。ほかに味噌を作った人はいなかったようだ、と笑いを誘った。
さらにハヤカワは最近、社交ダンスにはまっている。10種目を週4時間練習しているという。自分の身体をコントロールして動かしていると、ロボットは難しいと実感する。人間は体重移動がとても得意で、わずかな筋肉の動きで次の動きが決まる。安野も以前、妻と二人で社交ダンス教室に通っていたことがあり、リーダーとフォローの間では実は細かく押し合っていると応じた。それがフィジカルAIでできるようになるかは一つの論点だ、というのが安野の見方である。
ハヤカワは、慣れてくると相手の腹部あたりのわずかな筋肉の動きで「前に進むな」と分かるようになるという。人間が日頃受け取っている情報の多さに驚き、人間は「超ハイクオリティなセンサー」だと感じている。だから、いろいろなものを見る、おいしいものを食べる、身体を動かすといった形で、センサーを磨くことが重要だと考えている。この先どうなるかは分からないが、どちらにしても重要なことだろう、とハヤカワは述べた。
安野が「ハヤカワさんがヒューマノイドと社交ダンスしているところを見たい」と言うと、ハヤカワは意外にありだと応じた。社交ダンスは基本的に先生と1対1で習うのでコストが高い。ポップやジャズのように10対1で踊れるジャンルとは違う。そこがヒューマノイドで置き換えられないかと考えているという。ただし、先ほどのAIと人間が混ざる話からすると、そこが一番難しい。二人は、ヒューマノイド同士の社交ダンスの方が先に来そうだという点で意見が一致した。
ハヤカワはさらに、ヒューマノイドが普及すれば、スマートフォンケースが流行ったようにロボットの服も流行るはずだと話した。ハヤカワはもともと10年間アパレルに携わり、美大出身で物作りも好きなので、ヒューマノイドの服を作ることも考えているという。安野はこれを「全てのフラグを回収している」と評した。ハヤカワ自身は、いろいろなことをつまみ食いしているが、AIで全体的に強化されたことで、以前よりコミットできることの幅が大きく広がったと話した。
AIで回すショート動画のワークフロー
最後の大きな話題は、ハヤカワがAIで作っている動画だ。きっかけは、ロボットを女性に広めるには動画をやらなければならないと考えたことだった。ハヤカワは高校生の頃からアメブロなどでブログを書いてきた人で、テキスト以外は基本的に苦手だという。そこで友人と、30日間毎日更新し続けたらキル フェ ボンのタルトをホールで買ってもらう、という約束をして始めた。しかし10日目くらいでつらくなり、なんとかしなければと思って生まれたのがこの仕組みだという。
ワークフローは、Fableが使えた3日間で作ってくれたもので、ローカルで動く。全体の進行管理はClaudeがPM的に担い、Fable以外のモデルでも動く。台本をもとにAI音声を生成し、それに合わせて映像を作り、すべてを合成してショート動画に仕上げるまでを自動化している。30日の毎日更新はこの仕組みで乗り切り、それとは別にじっくり撮る動画も作っている。
出来栄えを問われたハヤカワは「めちゃいい」と答えた。一方で、ショート動画としての作法はまだ足りないという。ゲームは作れることと面白いことが別であるのと同じで、ショート動画として伸びるものになっているかは別問題だ。冒頭のフックが弱いといった課題があり、そこをクリアできればかなりの品質になるとハヤカワは見ている。
見分けがつかない自分の声、決めておく合言葉
音声については、オープンソースのTTSモデルを使っている。そこに友人がハヤカワの声に近づけたLoRAモデルを作ってくれた。ハヤカワがポッドキャストで話している音声が元になっていて学習データが豊富なため、ハヤカワによれば本人を知っている人でもAI音声だとは分からないという。
その品質の高さゆえに、ハヤカワは親に今のうちに伝えておかなければと考えている。電話をかけたら最初に「おにぎり」と言うといった合言葉を決め、それ以外は詐欺とみなす。そのくらいのことが必要だと感じるほど品質が高い、という。
映像は「お弁当箱」のフレームで制御する
映像についてハヤカワは、動画生成は思っている以上にプログラミングで制御しやすいと説明した。何分何秒でカットするといった処理や、素材の生成・合成をコードで扱えるからだ。
まずFableかClaude Designで、デザインのフレームを作る。縦長のショート動画では、TikTokの場合は画面の一番上に検索欄が来るので空けておき、右側と下にはアイコンが来るので空けておく。上半分に説明、下半分にキャラクター、真ん中にテキスト、というレイアウトを決めておく。ハヤカワはこれを「お弁当箱」にたとえた。区切られたブロックごとに何を生成して入れるかを決めておき、そのフレームに合わせて動画を生成する。シチュエーションによってグラフを入れたり、Nano Bananaで画像を生成して入れたりする。
安野が、生成した画像を動画化しているのかと尋ねると、ハヤカワは画像をそのまま使っていると答えた。音声のパートAに対して画像Aを何秒から何秒まで表示する、という対応づけを行い、最後に一本の動画にまとめる。そのため意外と制御しやすいという。
ハヤカワは、Fableは画像の認識能力が高い点も効いているという。これまでは図や表を作らせると枠から文字がはみ出すことがよくあり、「お前チェックしたのか」と言いたくなることも多かった。Fableは生成したものを一度見て、はみ出している、キャラクターと被っているといった問題を自分で検出し、直してくれることがよくあったという。超いい動画になるかどうかはまだ自分の力が足りないが、見やすいものは作れるようになったとハヤカワは話した。
用途として、ハヤカワは速さが求められる技術系の動画やニュース解説を挙げた。加えて、自分がこれまでやれていなかったものとして、「LLMとは何か」「ハルシネーションとは何か」といった基本的なAIキーワードの説明がある。すべて自分で説明するのは正直面倒なので、AIで作る価値があると考えている。
Fableの漫才と、M-1への再挑戦
終盤、ハヤカワは3Dプリンターとロボットをあらためて勧めた。自分が使っているBambu Labの製品は今なら3万円ほどで買え、Nintendo Switchより安い。ロボットを一度組み立てたい人には、タミヤのロボットキットが入門編としてよくできている。基板が入っているものなら、AIでカスタマイズして動かすこともできるという。
安野は、ロボットを作るより既製品で漫才をさせたいと話した。二人はFableの漫才が面白いという点で一致した。ハヤカワは、Fableの言語センスが上がっていると感じており、2Dや3Dの認識能力と同様に音声の認識能力も上がっているなら、間の取り方もうまくなるはずだと推測した。ただし音声についてはまだ確認できていないという。安野は、Fableは言語センスが明らかに良く、メタ的に見て改善していく認知があると評した。ハヤカワは、上司としてはうっとうしいほど出したものに細かく指摘してくる、Codexなどが出したものを見せると細かく突っ込む、と話した。その力を自分自身のネタに向ければ、「これは面白くない」と判断して面白くしてくれるかもしれない。
ここから話はM-1グランプリに及んだ。安野は10年前に2回戦で敗退している。二人は「この10年の成果」を見せるべく3回戦を目指そうと冗談交じりに盛り上がり、対談は締めくくられた。
ただやっぱり世の中全体の流れを見た時に、本当に一時的なトレンドで終わるものと
人件費対AI費用をどれくらいで考えるべきか
オンボーディングがうまい会社は多分AI化もうまいはずで
企業側としてAIをどう使うかって話しましたけど、働く人的に今これやっといた方がいいなとか
具体的に何したらいいのってとこで言うと、図とか表を作らせる時にこの枠を文字が超えるとか結構…。はいはいはい。あそこら辺全部検出してくれるってこと?
ハヤカワ五味さんです。はい。お願いします。ハヤカワ五味です。最近はなぜかロボにはまっております。皆さん是非ロボを組み立ててください。
ロボはまってるんですか?ロボはまってて、マジで会う人会う人に「もうロボ組み立てました?」って聞いてます。パーツは3Dプリントすればいいんで。それで1回組み立てると、やっぱ世の中のこのロボの解像度が上がるんで。女性のクリエイターが少ないんですよね。
そうですね。わかる、わかる。そうで、これちょっと増やそうっていうのは自分の最近のホットトピックですね。なるほど。
一部業務は今完全にAIにやってもらってる?完全に。そうですね。ちょっと私忘れっぽいんですけど、エージェントのサポートありであれば一緒に回せるかなって感じですね。今結局Claude Cowork+Notionで運用してますね。はい。Notionですね。
はい。最後私のチェックは入るんですけど、大枠のフローはもうほぼ自動化で。私、振り込み作業も苦手なんです。はいはいはい。月末にしなきゃいけないと。でもそれのCSVを自動で生成するとかも割とできるんで、生成してもらって最後確認はするけど、そうしたらバコンってネットに上げたらそのまんま振り込み完了ちょっと手前までできるんで。
とある会社、はい、CTOがCHROになったという噂を。あっちがすごい、このAI化に大事だよねってのは多分みんな思って、実現しなかったことが実現したので、結構私的にはもう今年トップの熱いニュースくらいですね。
うん。本当ね。人事のところだから、本当に評価制度、やっぱりAIをしっかり使ってパフォーマンスを上げたらその分評価される、給与に反映されるとか、そういったとこも含めて設計していくっていうのがすごい重要だなと思いますし、あともう1つ論点として、やっぱFable とか使ってみるとバリ高いじゃないですか。
本当高いんですよ。もう人数に対して、今までヒューマンリソース、人間のリソースでしたけど、ここにどうAIのリソースを当てていくかとかって、結構人数とかによってはすごい莫大なコストがかかるし、ある意味その人件費とか、どういう風にその人が稼働してAIによってパフォーマンスを上げるかみたいな全体の設計が重要だと思うんですよ。だからそういうの考えるとやっぱね、切っては切り離せないですね。
いやマジで大事な話だと思う。これ僕最近めっちゃ言ってるんですけど、トークン費用、AI費用をどれくらい積むのがいいんだろうかって、予算において。そうですね。
で、これはそうですね、某政党でもめちゃめちゃ今すごい量のトークンが消費されてて、まずいんですよ。はい。まずいまずい。まずい。仕事してるけど、見逃せないくらいにはなってきてますよね。
見逃せないですし、テック企業を見てみても相当な分量投下してるビッグテックとかもある。ちょっと前にニュースで見ましたけど、サービス全体を改修するために1エンジニアが400万円分くらい使ったとか。全然ありますから。
そう。全然あり得るし。しかもそのROI、投資対効果が、まだ全体的にまだまだ見えないねっていう論もあるけど、ただ特にソフトウェアの改修とか移行とかに関してはもう明らかに早いみたいな、明らかにコスパもいいみたいになってて。
で、多分しかもFableが今ある状態で、今後どんどんできること増えていくと思うんですよ。で、さらに高くなっていくと思うんですよ。ってなった時に、人件費対AI費用をどれくらいで考えるべきかっていう、ここがかなり肝だと思うんですよ。
で、僕の仮説は、ざっくり言うと、今までの比じゃないくらいトークン費を積んだ方が会社としては多分加速できると思う。だけど、そういう予算を組める会社は多分多くない。そうなんですよね。多くなくて。組めるんならそれが競争優位に多分なると思うんですけど。
で、もう1つが、じゃあ今までの比じゃないくらいってどれくらいなのっていう話があって、これも全然まだまだ仮説だと思って聞いてほしいんですけど、これ職種によって結構やっぱ違うと思うんですよ。
つまりエンジニア職であれば、AIをレバレッジして使いこなす力が高いし、実際AIもコード書くのは得意だったりするので、ソフトウェアエンジニア職だったら人件費の何割みたいな。で、他の職種はもうちょっとAIを使えるところが少なかったりするし、使いこなす力もエンジニアほどではないので。この掛け算、職種かけるレバレッジ率でトークン費用を見積もっていくとええんちゃうかと、いう気がしている。いや、大事や。
でも分かりますし、それこそ予算取りみたいな話で、その予算を作れるところも少ないんじゃないかみたいな話あったじゃないですか。これ私結構Fableの時に強く感じたんで、急いで3日間でいろんな人に、偉い人も含めて「Fable使ってます?」って言いまくったのは、今使ってもらわないと…。今使えないんですけど、元々の予定だと最初10日間くらいはサブスクの中で使えて、それ以降は別で課金がかかるから、予算を取れてなかった場合、その10日間なりが過ぎた後に使えなくなる可能性があるなって思ったんで。使ってもらって、この強さを理解してもらわないと、こういうFable予算取れないなって思ったんですよ。
だから人に「使えました?」って聞きまくったんですけど、そう関係なく閉じたんで、いいんですけど。やっぱここの予算取りとかすごいシビアだなと思いますし、あとそれこそ、エンジニア以外の職種になった場合に、そもそもFableが必要なのかみたいなのも含めて、意外に結構過剰なコストにもなり得るし、もしかしたらオープンソースのものとか、ローカルで動くものとかで済むかもしれない人とかも含めて、この全体の設計、どこに特にコストがかかるモデルを使って、どこは軽量でいくかとか、その全体設計めっちゃ切実だなとすごい思います。
めっちゃ切実ですよ。そう、サチってるのもすごい大事だと思ってて。はい。だからやっぱカレンダーの調整とかって、Opus 4.5くらいかな、4.6くらいかな、あれば、そこそこいい感じなので。別に4.7が4.8になって、そのカレンダーの予定調整の力が上がったかなって言うと、そうでもないなと思ったんですよね。
そう。いや、分かります。そんな高いの一旦ちょっと…ってなるから。だからやっぱそこの適切で、それって多分人材と一緒だと思うんですよ。適切な人を適切な仕事にアサインして、その全体のパフォーマンスを良くするみたいな。で、このモデル間でもやっぱ得意不得意もあるし、その強さだってコストも違うじゃないですか。
この全体の設計っていうのは、これまでの1年間とかはもうとにかくジャブジャブ使っていろんなユースケース見つけてきましょうって感じだったんですけど、ちょっといい加減考えないとやばいかもなっていうタイミングがやっぱ来てるなと思います。
うん。そうだと思います。そうだと思うし、で、言うて私はFableだからできるユースケースって会社の一部にはやっぱりあると思ってて。あります。で、そこの探索にめっちゃお金がかかるようになってきてるんですよね。多分。
そう、だからそれを私はこの10日間の間にやりきるくらいのつもりだったんですけど、封鎖されてFableが使えないんで。だから検証もできないし、多分この後解禁されても、ふわっとそのサブスク外に入りそうな気がしてて。
いやでもさすがにあれなんじゃない?Anthropic社も、その探索してほしいじゃないですか。「あ、ここで使えるやん」っていうの。わかった。
いや、そう、だから探索期間がないと厳しいし、10日間で走りきれるかみたいな話もあるし、その後もやっぱまたさらに強いモデルが出た時に探索する必要があると思うんですけど、とはいえ探索費も結構するなみたいな。探索費も結構します。
そう。だからそこら辺のユースケースを見つけられる企業さんと、見つけられずにそのサブスク外に外れちゃった企業さんとかで、割とパフォーマンスが顕著に変わりそうなイメージは今回はすごく感じましたね。
うん。あともう1個あるのがあれですよね。どのAIにどれだけコミットするかっていうことも多分会社としては考えなくちゃいけなくて。切実すね。1年パックで大量に買えば安くなるみたいなプランも色々あったりすると思うんですけど、うん。あとは、このアーキテクチャの上でもう作り込んでいこうみたいなのも多分あってですね。はい。いや、そうすね。
最近僕、Claude Managed AgentsっていうAnthropic社のサーバーの中でパソコンがいっぱいあって、その上で全部Claude Codeみたいなのが動いてくれるっていう、そういうAnthropic社が全部用意してますプランを使ったんですけど、マジで使い心地は良くてですね。あ、だけどこれはAnthropicにロックインされちゃうんで。
そうですね。他にお引っ越ししづらく。そう。他にお引っ越ししづらくなるとか、ちょっとね、ありますね。悩ましいポイントいっぱいあって、楽しいんすけど。楽しいんすけど、その考えるポイントがね、割と深刻さが高まってるという。
そう、そう、そう。昔はお小遣いの中で、お小遣い全部使っちゃってもいいかなみたいな感じだけど、もう今はシリアスな、お小遣いの量じゃないんで。うん。
でも結構そのお引っ越しみたいな話とか、どのモデルにコミットするか、どのアーキテクチャにコミットするかもやっぱり大事だと思いますし、その上で言うと、実際ユーザーとしてとか会社で働く中で使う方にとっては、少なくともワークフローだったりとか、データベースを整理しとくとか、そういったことは何のモデルを使ってもやっぱり生きてくるんで、それは別にやって損はない。本当おっしゃる通りだと思います。
本当におっしゃる通りで、だからやっぱり3段階、というか2段階で、人間がいかにAIを使えるかみたいな話があるんですけど、その次の段階としてはAIがいかに仕事を勝手にできるかっていうことがあって、で、これはやっぱ環境がないとできないわけですよね。認証であるとか、データベースであるとか。はい。そう。
そう。だからそこもちょっとやっぱりHR的だなと私は思っていて。例えば私が結構社内で説明する時とかに使うのが、新人のオンボーディングと一緒ですよみたいな感じで。よくブラック企業みたいな話が出てくる時に、何も説明されてないのにやれって言われるとか、評価基準を伝えられてないのに怒られるとか、あと権限をもらえてなかったりとか、結構あるじゃないですか、ブラック企業あるあるみたいな。でも私は、ブラック企業をAIにしてないかってたまに思うんすよ。
何の説明もしてないのに「なんでこんなことできないんだよ」みたいに言っちゃうことあるけど、それって適切な閲覧の権限を渡してますかとか、適切なライトとかリードとか含めてツールを使えますか、ツールを繋げてますか、そもそもコンテキスト、例えばそもそもどうしてこのプロジェクトが立ち上がったかとかの経緯を伝えられてますかとか。オンボーディングがうまい会社は多分AI化もうまいはずで。でもね、意外にオンボーディングうまい会社ってなくないですか?
うん。いや、そこめっちゃむずいですもんね。そもそも人に対してもむずいし、これAIに対しても同様にむずいっていうので。いかに適切に会社のこととか、AIが働きやすい環境を作るかみたいなのは大事だなと思うし、それはどのLLMをお迎えするにあたっても重要な下ごしらえだと思ってますね。
うん。あ、ブラック企業の例えめっちゃいいすね。分かりやすい。でもやってる気がする。やってる、やってる。なんでできないのって。それは情報なかったらできないよっていう。できないよ。でもAIは辞められないんで、かわいそうですよ。そうですよね。無理ってなれないです。
こんなに能力高い超大型新人が来てるのに、ちゃんとオンボーディングさせてあげ…。でもそれで言うと、AI向けに社内の暗黙知をしっかりと明文化していって、AIが読めるようにすると、多分人間のオンボーディングにもすごい役立つと思うんですよね。はい。役立つと思います。
だからそういう意味でも確かにHRのオンボーディングという仕事の重要さと、そこの接続性ってあるよなと思いますよ。
そうで、プラス今の暗黙知みたいな話で言うと、既存の日本企業とか、いろんな企業が多分当たるだろうなって思う壁として、言語化しちゃいけない暗黙知が多分存在すると思うんですよ。例えば、Aさんってこういう案件嫌いだからBさんに回した方がいいよねとかも意外にあったりするじゃない?そう。
非公式の暗黙知、「Cさん前これで大きく失敗してるから、これ結構トラウマなんだよね」とか、これ言語化したら多分しばかれると思うんですけど、そういうのが意外に企業ごとにあったりして。私は結構そういうのがAIの使いづらさを助長してるというか、そもそも自動運転とかと一緒で、多分AIだけの企業だったら働きやすいし、人間だけの企業だと働きやすいと思うんですけど、混じるのがね、難しいと思います。
そう、結構自動運転とかも、自動運転だけだと意外に運転しやすいみたいじゃないですか。そこに人間がぴょこって出てきたりするから大変なんですけど、結構そういうイレギュラーみたいなところがやっぱり人間組織のとこに実は多分あると思ってて、それが結構AIにとって理解しづらかったり、そもそも誰も教えてあげないみたいなのがちょっとあると思いますね。
うん。めっちゃ面白い。それはそうで、その時のアプローチって2つだと思うんですよ。1つは、もうそういう暗黙ルールとかやめようみたいな、もう明文化したルールに全部揃えようぜっていうのが多分アプローチ1で。はい。で、これができるんだったら一番シンプルだと思う。シンプルですね。
で、アプローチ2としては、AIが「まず〇〇さんに言って」みたいな感じで、コミュニケーションをAIにされてる中で、AIが多分こういうことかなっていう暗黙知を自分の中に貯めていくっていうこともあるなと思って。あ、ありえますね。そう、そう、そう。どっちが早いんだろうなみたいな。どっちが早いんですかね。
でもそれこそ多分当面は、その暗黙知部分は人間がやるんだろうなとかいうのは、ちょっと悲しきかなあるかなと思うし、あと、AI系とか技術系の人がCHROみたいになるみたいな流れの次の展開なのか、並列の展開として、多分そもそもAIしか原則いない企業みたいなのを作るとかもあり得ると思いますけど。そもそも前者の話で言うと、暗黙知をなくすっていうのは、フレッシュな組織で暗黙知が醸成されない、もしくはもう完全公開された状態の組織を1から作るに近いと思うんで、
結構別で新規の会社を立てるとか、AIだけのチームなのかとかを作るとかは、もしかしたらあるのかもなって。特にFable級が出てくると全然多分マネジメントできると思って、そっちの方がいいのかなとか思うとこであります。
AIネイティブ企業、本当にね、AIが活躍できるAIネイティブ企業とかAIネイティブ組織にしたら、ものすごい馬力が出るかもしれないので。はい。それはかなりやり得るんだと思いますね。
そうですよね。で、マネージで思い出したんですけど、最近うちの社内で流行ってるのが、AIにマネージしてもらうっていう。あ、わかります。わかります。うん。1個ずつ、これを次やればいいよっていう、めちゃめちゃタスクを細かくして、自分に次から次に渡してくれると。で、それがうちだとLinearっていうToDo管理ツールと統合してて、
で、マネージされたがってる人がめっちゃ増えてる。で、これはやっぱね、AIは優しい。マネージャーとして優しいし。優しい。何回聞いても怒らない。そう。何回聞いても怒らないから。いいなって思いました。
でも分かります。私も結構得意不得意がすごく分かれているし、ステータス表みたいなのを多分作ったらすごいでこぼこがある方だと思うんですけど、結構やっぱAIのいいところって平均的な振る舞いがうまいんで、この凹凸のへこんでる方を埋めるのはやっぱすごい得意だと思うんですよね。
そう、だから尖ってる方は、いや、まだAIはちょっと…みたいなとこあるけど、少なくとも平均的な振る舞いに持っていくのはやっぱ得意だなって思いますし、そういう意味で言うと、苦手があるところをマネジメントでフォローしてもらうみたいなのはすごく得意だなって思うから。で、その時に多分重要なのが、多分安野さんとか周りにいる方だと、自分が何ができないかってすごく自覚されてるから、マネジメントされたいって多分なるじゃないですか。これ得意じゃないからみたいな。
この自分が何が苦手か知ってるって結構重要だなと思ってて。私も結構気が散りやすいんで、それこそカレンダー開いて、メール開いてとかすると、ふわっとタスクが離れていくというか、次のことに…いつの間にか関係ないことしてたなみたいなの結構あるから、1箇所だけ見てたいですよねみたいな。だから複数を私に開かせるとめちゃくちゃになるんで、1箇所にまとめましょうねってので、私はもうNotionの1ページで基本やり取りしてるんですよ。
ああ、なるほど。Notion上でしかやり取りしないとか、せいぜいNotionとCoworkの1セッションで完結するようにしてたりとか、そういう風に自分が苦手なことを理解してると、そこに対してどういう風にケアしてもらうとかはすごく明確だし、そういうのやっぱAIはすごい得意だなというか、懲りずに付き合ってくれるなって思いますね。うん。めっちゃいい話。
そう。企業側としてAIをどう使うかって話をしてきましたけど、働く人的に、今これやっといた方がいいなとか、そういうのありますかね。
ああ、でも結構、AIとの向き合い方としての前提で言うと、さっきお伝えしたように、正直会社員として見た時は、すぐ使ってそれでパフォーマンスを上げるってメリットだとは思うんですけど、ただやっぱり世の中全体の流れを見た時に、本当に一時的なトレンドで終わるものと、インフラとなるもの、結構色々あると思うんですけど、少なくともAIに関しては、私はインフラになる時の流行りですからね、これね。もうこれは止められないし、別に個人が反対したりとか、それこそ国単位でもう開発やめますと仮に言ったとしても他の国が開発するみたいな感じで、基本的には流れは止まんないと思うんですよ。
ってなった時に、いかに今のうちから自分はそのAIとどう向き合うかとか、そもそも自分のものにした上で今後どういう風にキャリアを積むかとか、そういうところに時間を使った方がいいとは思っていて。もちろん、自分がこれまでしてきた仕事が場合によってはAIに代替されてしまうかもしれない不安はあると思うんですよ、正直。
私の考えとかスタンスで言うと、今ある仕事に関しては、少なくともパソコン上で完結するものはほとんど代替されると思ってて。ただ別にこれって悪いことじゃないし、あと悲しきかな、そんなに変わらないと思うんですよ。また新しい仕事が生まれるってことなんで。であれば、早めにその次の仕事を探すっていう意味で知っておくとか、何ができて何がまだ不得意なのか、自分は何をすべきなのかっていうのを見つめるためにも、一旦使った方がいいと思ってます。
とにかく日常で使うってところだけでいい気はしてて。色々出てくるし、結構難しい話とか、Twitter見てると色々流れてくるじゃないですか。うん。でも、正直今年入ってから、モデルのクオリティだけで言うと、実用レベルでもほとんど十分というか、超えてるって話もありましたけども、若干飽和し始めてると思ってるんですね。
個人で言うと、だから一旦それをもう使いまくるってことがいいと思うし、今後もしかしたらコストがめっちゃ上がるとかの可能性も否定できないですし、場合によっては使えなくなる可能性もあり得るんで、今のうちにいっぱい使うっていうのがまずは大事かなって感じですね。プラス一応、個人でどういう風に、AIの先のバリューを発揮するかみたいな観点で意識してることで言うと、結構物理的なものに戻ってきましたね。ほう、ほう。
それこそロボ作るみたいな物理的なものもあるし、あとちょっと前に、Claude Codeを作った人が日本で味噌を作ってたらしい。ボリス・チャーニーなんです。そう。味噌を作ったらしい。あ、そう、そう。で、私、ミソスが出た時に味噌作りました。これはタイミングだと思って、今年の味噌作りのタイミングで。はい。
味噌を仕込んだんですけど。だから、そういう料理をしてみるとか。ミソスが出た時に味噌作ろうって人、他にいなかったですね。みんな作るのかなって思ったんですけど。味噌作ったりとか、あと最近社交ダンスにはまってるんですけど、結構面白いですね。自分の体をコントロールして動かすとか。で、それやっていくと、やっぱロボってむずいなとか思うんすよ。
人間ってこの体重移動すげえ得意じゃんみたいな。ちょっとした筋肉の動きで社交ダンスって次の動きが決まるんですけど、人間ってすごいなって思うんで、私はそういうちょっとフィジカル的な、物理的なものに使う時間っていうのを最近は増やしてますね。
うん。うん。いい話。いい話。そう。社交ダンス、僕も昔微妙にやってたんですけど。え、そうなんすか。大学時代。いや、大学でもないな。妻と2人で社交ダンス教室に行ってたことがあるんですけど、リード&フォロー、リーダー&フォロワーあるじゃないですか。この間めっちゃ実は押してたりするから。そう。すごい。
あれがフィジカルAIでできるようになるかどうかって1つあると思ってて。いや、そうなんすよね。そう。だから結構おもろいなって思ったのが、だんだん慣れてくると、相手の筋肉のちょっとした動き、お腹ら辺が当たってるんですけど、その動きで「あれ、前に進むな」とか。
そう、ちなみに私、テンダンスというか10種目なぜかやらされてるんで。あ、じゃあラテンもやってる?はい、ラテンもやってます。なぜか10種目やらされてるんですけど。え、ガチですね。ガチや。週4時間やってるんですよ。ガチすぎ。ちょっと大変なんですけど。
でもやってると、このちょっとした動きとかで、自分もやるうちにコントロールできるようになってくるし、それを理解できるようになってきて。日頃得てる情報ってこんなに多いんだって思うんで、人間ってセンサーすごいなって思うんですよ。やっぱ超ハイクオリティセンサーだなって思うんで、自分はそのセンサーを磨くってところが重要かなと結構思ってますね。
だから、ものを見る、いろんなものを食べるとか、美味しいものを知ってみるとか、いろんな体を動かしてみるとか、このセンサーを使うっていうのは、この後どうなるかわかんないですけど、どっちにしろ重要なのかなって思ってますね。
うん。うん。うん。いや、もう僕はハヤカワさんがヒューマノイドロボットと社交ダンスしてるところが見たい。したい。したいし、いや、私意外にいいんじゃないかなって思ってます。社交ダンスって基本先生と習う場合1対1なんでコストが高いんですよ。その他は10対1とかなんで、先生のコストが1/10じゃないですか。確かにね。1対1なんでコストが高いんですよ。
ヒップホップとかジャズとかだと、前でみんなで踊ればいいから。だから基本マンツーマンだから高いんですけど、これヒューマノイドになるのかならないかなとか思いつつ。最近たまにヒューマノイドも軽く踊ってて、上手になってますけど。
でもさっきのAIと人間が混ざるみたいな話で言うと、一番難しいからね、そこ。そう、多分ヒューマノイド同士の社交ダンスが先に来そうすね。確かに。それはそうですね。それはそれで見たいですね。それはそれで見たいですね。
いや、いいな。いろんなフューチャープロジェクトを。あ、そう。フューチャープロジェクトやりつつ。だからそれこそロボとかも、今後ヒューマノイドがもし流行っていく場合に、スマートフォンのケースが流行るように、多分ロボットの服とかも流行ると思うんですよ。で、元々自分の場合10年アパレルでやってたんで。確かに。じゃあ1周回って戻ってきてるのか。あ、そう。全てのフラグを回収して。
元々しかも美大なんで、ちょっと物作りとかも好きで。だからちょっとヒューマノイドの服作るかとかも考えたりとか、結構色々ちょいちょいつまみ食いして。でもAIで全体的に強化されてるんで、以前よりは全部もっとコミットできる、できることの幅がすごい増えましたね。
あともう1個聞いてみたかったのが、最近動画結構AIで作ってませんっていう話で。はい。あ、そう、そう、そう。動画やってますね。そう。どんなことやってるんですか?そうですね。
やってることから話すと、動画編集を、Claude Fableが作ってくれたフレームワークで、あの3日間に残してくれたもので、そのローカルで動くものなんですけど。Claudeが一応Fable以外でも動くんすけど、全体のPM的な、動かす進行は…
…似せたAI生成の音声を作れるってやつで、台本を元に音声を生成して、それに合わせて動画を作って、それを全部ガッチャンコして、ショート動画にするみたいなのを自動化するワークフローっていうのを、Fableが作ってくれたやつを使ってますね。ほ、ほ、ほ。
で、なんでショート動画やってるかっていうと、そもそもやっぱこのロボを女子に広げたいみたいな時に、ショート動画とか、横動画でもいいんですけど、動画やんなきゃなと思ってるんですけど、私、元々高校生時代くらいからずっとブロガーなんですよ。アメブロとかブログしてて、だからテキストベース以外は基本苦手なんですよね。
いや、ポッドキャストとかは元々してたんですけど、それもちょっと自分としては新鮮で。動画いつかやんなきゃなと思ってたんですけど、もうやろうっていうので、30日間1日1回更新するって、友達に約束して、30日更新し続けたらキル フェ ボンのタルトをホールで買ってもらうって約束で始まったんですよ。はい。
で、それでもとはいえ、10日目くらいでちょっと辛くなってきて、これなんとかしなきゃっていうので、その仕組みが生まれましたね。だから一旦もう30日はそいつで解決して、ちょっとそれと別で動画をゆっくり撮ってます。
ああ、なるほど。ちなみにそのワークフロー面白いなと思うんですけど、出来はどんな感じなんですか?いい感じ?あ、めちゃいいですね。普通にめちゃくちゃいいんですけど、ただそもそも、ショート動画としての作法がまだ足りないと思います。
さっきのゲームの話と近いんですけど、ゲームは作れるっていうのと面白いが別みたいな感じで、ショート動画として伸びるものになってるかっていうと、まだショート動画としての作法が足りないですね。だから最初のフックみたいなのが弱いとか。だからそこさえクリアできたら、かなりいいクオリティだと思います。
なるほど。少なくとも動画単体で見て、あと私のこと知ってる人であっても、AI生成の音声だってわかんないですね。音声のAIモデルってどういうの使ってるんですか?
取りTTSってやつを使ってて、オープンソースのものですかね。で、友達のロテジさんって方が、私に近づけたLoRAモデルっていうのを作ってくれて、そいつを当てるとマジでそっくり。私がポッドキャストで喋ってる時の音声が元になってるんで。はい。学習データいっぱいあるからね。学習データいっぱいあるし、私がポッドキャストで喋ってる時の音声まんますぎて、マジでわかんないす。
だからちょっと逆に、親とかには今のうち伝えとかなきゃみたいな。私の音声生成はクオリティ高すぎるから、もう合言葉とか決めといた方がいいかなみたいな。オレオレ詐欺電話がかかってきても大丈夫なように。わかんない、もう電話かけたら最初に「おにぎり」って言うみたいな合言葉決めといて、それ以外は詐欺だってことにしなきゃいけないんじゃないかってくらい、やっぱクオリティは高いですね。
うん。うん。いや、そうですよね。動画の画像の方、映像の方ってどうやってるんですか?はい。映像の方も結構、動画生成って思ってる以上にプログラミングでコントロールしやすいというか、何分何秒でカットしてみたいなとかで、意外にプログラミングで色々生成したりとかガッチャンコしたりとかできるんですよ。うん。うん。
だから最初のフレームに関しては、FableかClaude Design、Claude Designって意外に最近みんな忘れてた時あったじゃないですか、ブラウザ上であるんですけど、あれでそのデザインのフレームを最初に作る。だから例えば、ショート動画の縦長のフレームがあって、一番上ってTikTokだと検索欄が来ちゃうんで開けといた方がいいと。で、右側もアイコンが来るんで、下と右は開けた方がいいと。
で、上半分に説明が入って、下半分にキャラが入って、真ん中にテキストみたいなこのフレームを最初に作っちゃって、で、このお弁当箱みたいのを取った時に、このお弁当箱のここのブロックにはこれを生成して入れる、ここのブロックにはこのキャラを生成して入れるみたいな、フレームだけ作って、そこに合わせて動画を生成するみたいにしてますね。ああ。
で、こういうシチュエーションの時はグラフを入れる、こういうシチュエーションの時は画像生成をNano Bananaでして入れるとか。はい。はい。はい。画像生成したものを動画に、イメージtoビデオにしてるって感じなんですか?
そのまま画像で入れる感じですね。なんて言うんですかね、画像を生成してきて、この画像の1枚を作って、これを何秒から何秒まで表示するみたいな感じで、それが音声に合ってる。音声のパートAに対してAの画像が何秒まで入るみたいな感じで、最後それが動画になるっていう。だから意外に制御しやすいすね。
うん。へえ。いいな。僕もショート動画、AIあるので、やりたいなみたいな気持ちもあるんですけど。
いや、結構意外にやり得ますし、それこそFableの場合だと、画像の認識が強いんで、これまでって図とか表を作らせる時に、この枠を文字が超えるとかって結構あったじゃないですか。はいはい。あそこら辺全部検出してくれるってことですか?
あ、1回その生成したやつを見て、はみ出てるとか、例えばキャラクターにも被ってるからとか。今まではあんまり…お前チェックしたんかみたいな、キレるみたいなの結構あったんですけど、自分で「こう被ってるから直しときます」みたいな感じによくしてくれて。だからそういうのも含めて、動画生成割としやすく。もちろん超いい動画になるかは、まだそこは自分の力が足んないですけど、生成するって観点では、かなり見やすいものは作れるようになりましたね。
うん。うん。うん。なるほど。ちょっとそれは僕もやってみたいなと思いました。あ、ぜひぜひ。うん。だからそれこそ技術系の動画、安野さんめっちゃ早いじゃないですか。もう出てるなみたいな。Fableとかもそうすけど、だからそういう系の、早くする必要があるものとかはAIでやる価値あります。
ニュースとかね。あ、そうそう。ニュース系とか、ニュース小話とか。そうそう。うん。結構自分的にやれてなかったのが、すごい基本的なAIのキーワードの説明とかですね。例えば、LLMって何とか、ハルシネーションって何とかって、今全部説明するのちょっと正直めんどくさいなって気持ちもあって、それをAIでやるとかは価値があるかなって思いましたね。
うん。うん。うん。参考にさせていただきます。是非、動画生成も意外におすすめです。はい。はい。
ということで、色々めちゃめちゃ実用的な話をいっぱい聞かせていただきました。最後に告知とか、宣伝するイベントとかあれば。
ああ、そうですね。普段ポッドキャストを、流らAIっていうAI関連をゆるく話すポッドキャストをやってたりとか、あとそれ以外にも色々発信してますので、よかったら見てくださいっていうのと。流らAIで検索してください。
ぜひぜひ。流らはね、普通にいい感じのポッドキャストです。あと、マジで別に私何のメリットもないんですけど、本当に3Dプリンターとロボをいろんな人に勧めてて、是非1回組み立ててほしいですね、みんなに。
うん。検索キーワードとしては、3Dプリンターは?あ、3Dプリンターは、私はBambu Labってとこのやつを買ってるんですけど、結構安いんですよ。今3万とかで買えるんですけど、それぐらい。そう。だからNintendo Switchとかより安い。ゲームより全然明らかに今安いですね。
だから割とおすすめだし、あとロボ一旦組み立てたいみたいな感じだと、タミヤがロボキット出してて、それがすごいよくできてるんで、導入編としておすすめですし、基盤とか入ってたりするものだったりすると、それをちょっとAIでカスタマイズしてAIに動かさせるとかもできるんで。うん。タミヤのキットは私は結構おすすめですね。
なるほど。時間があったらやりたい。はい。時間があったらやりたい。時間作ってほしい。時間があったらやりたいです。はい。
ロボットは作るのもいいと思うんですけど、既製品で漫才をさせたいなという気持ちが。もうやってたじゃないですか。やってたんですけど、さらに…。Fableに漫才やらせたらおもろいみたいな。そう。Fableの、あのんじラの漫才面白い、あれ面白いから。あ、だからシンギュラリティ来たみたいな。そう。あれはね、良かったですよね。そう。
Fable、やっぱ言語センスちょっと上がってるのはすごい感じて。うん。しかも私さっき2Dとか3Dの認識能力が上がったって話したじゃないですか。仮に音声とかの認識も上がってるのであれば、この間の取り方とかも多分うまくなるはずで。確かに。音声どれくらい強いんだろうな。
そう。だからちょっと音声は私も確認できてないんですけど、そういうの強い方にちょっと最近振ってきてるような気はしていて。言語とか以外のもの、その場合だと漫才うまい可能性ある。そうですよね。そう。やっぱFableの漫才面白いんで、検索してみてください。そう。そう。
言語センスはね、明らかにいいし、やっぱメタ的に見て改善していける認知がある。そう。だからちょっと、上司的にはうざいというか、すごいチクチク言ってくるんですよね。出したものに対して、ここがこうでみたいな。それこそCodexとかに出したもの見せると、チクチク言ってくるみたいな。
でもそれを自分のことに対して使ってくれたら、やっぱ「これは面白くない」みたいな感じで面白くしてくれるかも。そうそうそう。あ、じゃあちょっともう1回、M-1とかに出るみたいな。そう。前回2回戦負けだったんで。はい。3回戦行ってね。そう。10年前ですよ。10年前。この10年の成果を。そう。この10年の成果を。割と期待してます。頑張ります。頑張ります。
ということで、ゲストはハヤカワ五味さんでした。ありがとうございました。ありがとうございました。
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