形成外科医から見た『ダウンタイム』のルイ先生 「直美」医師という存在
高須幹弥(高須クリニック)Netflixの美容整形ドラマ『ダウンタイム』の登場人物を解説するシリーズの一本である。これまでは患者側の症例を取り上げてきたが、今回は医師、間宮祥太朗が演じるルイ先生を扱う。高須クリニックで働く形成外科医の高須幹弥医師が、このキャラクターを手がかりに、いわゆる「直美(ちょくび)」医師の実態や、美容外科業界で見聞きする慣行を自身の見方として語っている。
集客役としてのイケメン医師
ルイ先生は遠山美容外科クリニックの副院長を務める直美医師だ。金髪メッシュにカラーコンタクト、メイクもしたホスト風の外見をしている。ドラマ内のセリフにもあるとおり、女性患者を集めるための存在として使われていた、と高須医師は整理する。
実際、イケメンで格好いい先生がいると打ち出すと、そういう先生に治療してほしいという患者は一定数いると高須医師は言う。トークがうまい、ホスト風の雰囲気が好きという層もいる。それに腕が伴っていれば悪くないのかもしれないが、ルイ先生の腕がいいかどうかはドラマからはよくわからなかったという。ただ、手術中に沼田先生からメスでの切開の仕方を注意される場面があった。高須医師はこれを、形成外科専門医から見て基本手技ができていない、という描写だと受け取っている。
手術件数は美容クリニックの方が多い
一方でドラマには、ルイ先生が「手術の数はこなしている」と主張する場面もある。高須医師によれば、大学病院や大きな病院の形成外科より美容外科クリニックの方が手術件数が多いのは普通にあり得ることだという。高須医師は大学病院を含む複数の病院を形成外科医として渡り歩いてきたが、高須クリニックの手術件数は大学病院の形成外科の何十倍にもなると話す。
ただし大きな病院には、美容外科では行わない大がかりな再建手術やクラニオフェイシャルサージャリーなど、そこでしかできないことがあるとも付け加えている。件数で言えば美容クリニックが圧倒的に多い、というのがルイ先生の言いたかったことであり、件数が多いからといってうまいかどうかは別だ、と高須医師は見る。
沼田先生のフェイスリフトは現実的か
これとの対比で、高須医師は沼田先生の描かれ方にも触れている。沼田先生は形成外科専門医として大きな病院で働き、救急も経験してきた人物で、ドラマでは最初からフェイスリフトが上手だったように描かれている。
これについて高須医師は、形成外科専門医でもフェイスリフトは最初は下手なものだと言う。初めは8時間、10時間かかっていたものが、何年もやるうちに時間が短くなり、出血量も合併症も減って洗練されていく。いきなり上手にこなす展開は現実にはあまりないだろう、ただ絶対にないとは言い切れない、というのが高須医師の評価である。
推し活感覚と「色恋営業」
話をルイ先生に戻すと、推し活のような感覚で女性患者の人気を集めるキャラクターであり、色恋営業的な、典型的な「キラキラ系」の直美医師だと高須医師は表現する。ルイ先生のモデルが実在するのかはよく聞かれるそうだが、これにはノーコメントとしている。
クリニック内の男女関係と歩合給
ドラマのルイ先生はさまざまな女性と親密にしている。序盤、腕を組んで座るルイ先生の上に受付の女性が乗ってくる場面について、高須医師は二人は「99.999%」性的関係にあるだろうと冗談交じりに推測する。そのうえで、美容外科医と受付スタッフの愛人関係・肉体関係は業界の「あるある」だと語る。高須クリニックではないと信じているし、そうした院内不倫があれば処分する、と高須医師は述べる。院外の不倫には関知しないが、院内不倫は秩序が乱れ人間関係も壊れるので禁止だ、という立場だ。
なぜこの組み合わせが多いのかについて、高須医師は二つの理由を挙げる。一つは、権力を持つ男性に近づく女性と、その権力を使って女性を得ようとする男性が一定数いて、利害が一致すること。もう一つは給与体系である。医師のカウンセリング後、受付やカウンセラーが料金説明をして契約を取り、アップセルする役割を担う。美容クリニックでは医師もカウンセラーも契約額に応じた歩合給であることが多いため、愛人同士が組むと「最強」と言われるという。カウンセラーが愛人の医師のために100万円の手術を契約させれば、両者に歩合がつく。売上になるので院長や経営者も黙認する、というのが高須医師の説明だ。
看護師主任への肩ボトックスと社員特典
田中みな実が演じる看護師の主任格の女性に、ルイ先生が肩にボトックスを打つ場面もある。打ち方も受ける側の様子も「いやらしかった」とし、この二人も「98%くらい」の確率で関係があるのではないかと高須医師は推測する。
この場面から話は社員特典に移る。美容クリニックには社員割引や社員モニターでの無料施術があり、それを目当てに入職する看護師や受付スタッフもいるという。院内でボトックスを打っていたのは社員割引か、社員無料の制度なのだろうと高須医師は見る。法律上は3割引き程度だと思うがはっきりはわからない、モニター扱いなどの抜け道で無料にしているところもあるだろう、とも述べている。
カナブンとの関係についての推測
手術後に自殺してしまう患者、カナブンについても触れている。ボトックスパーティーで、手術のダウンタイム中で脇に傷があるカナブンにルイ先生が覆いかぶさり、脇にボトックス(おそらく脇汗の治療)を打ちながらディープキスをしていた場面だ。胸も触っていたかもしれないが、よく覚えていないと高須医師は言う。この二人は「100%」関係があるだろうとした。
医師が患者に手を出すことは絶対にあってはならず、高須クリニックでは厳禁だが、実際にする医師はいるという。そのうえで高須医師は、二人は手術前からそういう関係だったのではないかと推測する。美容外科医がよく行く港区の飲み会に、インフルエンサーとしてギャラ付きなどで呼ばれたカナブンと意気投合し、「うちで整形してやる」という流れで肉体関係になり、その後手術をした。こうした流れは「キラキラ系」直美医師のあるあるだと高須医師は話す。
「直美」とは何か、医師のキャリアの分類
直美という言葉を知らない人向けに、高須医師は説明を加えている。医学部6年、国家試験、2年間の初期研修を終えてすぐ美容クリニックに就職する医師を直美と呼ぶ。本来は研修後に自分の専門科へ進み、保険診療の医師は3年目以降が大変になる。
高須医師によれば、今の研修医は「ほぼお客さん状態」で、5時ごろに帰れ、責任も持たされず、上級医の監督下でなければ治療もほとんどできない。高須医師自身の研修時代は1年目から大変だったが、今のシステムは楽で技術もあまり身につかないだろうと見ている。直美はその楽な期間だけを経てすぐ美容へ行くため、下積みも、外来で患者をフォローし、手術し、術後も診るという経験もしていない。そのため高須医師は直美を好まず、一緒に働くのも教えるのも無理だと感じている。高須クリニックで外科系の医師を採用する際は、形成外科専門医を採る方針だという。
ほかの経路として、高須医師は次の分類を挙げる。
- キャリア組:研修後、形成外科で6年ほどトレーニングを積んで専門医を取ってから美容外科医になる。高須クリニックの外科系医師は基本的にこれである。
- 半直美:2年ほど形成外科を軽くかじってから美容クリニックへ行く。
- 転科組:一般外科、心臓外科、脳外科、麻酔科、産婦人科、泌尿器科などで専門医を取ってスペシャリストになった後、美容で稼ぎたいと転科する。
直美を選ぶ動機と「営業」
ほとんどの直美は、手っ取り早く楽に稼ぎたい、遊びたいという意思で直美を選んでいる、と高須医師は見る。美容クリニックは保険診療と違って当直がほぼなく、オンコールもほとんどない。休みも取れ、残業もないので遊べる。女遊び、合コン、港区の飲み会、キャバクラが好きな人にとって、3年目から専攻医になればできないことが直美ならすぐできる、というわけだ。
さらに高須医師は、美容外科医はキャバクラ嬢や「港区女子」に正直モテると話す。そうした女性は美容や整形が好きな人が多く、美容外科医はお金を持っている可能性があり、うまくいけば無料で整形してもらえるかもしれないからだ。医師の側もそれを餌に肉体関係を持ち、無料や割引、モニター扱いで整形する。これを「営業」と呼ぶが、高須医師自身は一切やらず、良くないことだと考えている。ルイ先生はその典型的なタイプだと見ている。
医師選びの目安:当たり外れの割合
では直美と専門医のどちらを選ぶべきか。直美が100%ろくでもない医師というわけではない、と高須医師は断ったうえで、自身の肌感覚として、直美は当たり1割・外れ9割、形成外科専門医を持つ美容外科医は当たり5割・外れ5割くらいだと述べる。形成外科専門医を持つ医師を選べば、外れを引く可能性はかなり低くなるというのが高須医師の助言である。
「しょっぱいオペ」と手術の難易度ランク
ドラマ終盤、ルイ先生は遠山凜先生に、自分は女性患者を釣るための要員で「しょっぱいオペ」しか回ってこなかったと愚痴をこぼす。高須医師は、これは直美でもとりあえずやらせられる簡単な手術のことだろうと解説し、美容外科手術の難易度を段階的に示している。
- しょっぱいオペに当たるもの:二重埋没法、糸リフト、ヒアルロン酸注射やボトックス注射などの注入系、レーザー脱毛の診察(施術は看護師だが最初の診察は医師が行う)、シミやホクロのレーザー、美肌系の治療。
- 一段上:切開二重、目頭切開、垂れ目形成、鼻のプロテーゼ、小鼻縮小、鼻尖縮小などの鼻形成、脂肪吸引。
- さらに上:フェイスリフト、豊胸手術。
- 最上位:顔面輪郭形成の骨切り手術、タミータック、バストリダクション。
高須医師によれば、形成外科専門医は基礎や解剖、生理学が身についているため、難易度の高い手術も比較的早くできるようになる。保険診療で顔面外傷や顔面骨折を治療したり、頭頸部の癌を切除して再建する手術で顔面神経などの解剖を直接見たりした経験があれば、フェイスリフトにスムーズに入れる。乳房再建の経験があれば豊胸にも生きる。一方、直美はそうした経験がなく解剖も手技もわかっていないため、失敗してクレームや医療事故、後遺症、場合によっては死亡事故を起こしかねない。経営者としても難しい手術は任せられない。だからルイ先生に簡単な手術しか回らなかったのは、直美である以上仕方ない、というのが高須医師の見方だ。
手術をしたがる直美たち
それでも、手術手技も解剖もわかっていないのに手術をやりたがる直美は多い、と高須医師は言う。面接した直美の中には、糸結びもできず解剖もまったく理解していないのに「手術がやりたい」と繰り返す者がいたという。糸結びは患者を練習台にしなくても自分で練習できるのに、それすらしていない。まずそこから、解剖の勉強から始めるべきだと伝えても話が通じなかったそうだ。
美容医療業界では手術をできる医師の方が格好よく、格上で偉いという空気があるので、ルイ先生も手術をバリバリやりたかったのだろう。ルイ先生も勘違いした「手術したいだけの直美」なのではないか、と高須医師は推測する。
引き抜き合戦と、売れる医師の条件
物語では、遠山先生の父親が新しいクリニックを立ち上げる流れになり、ルイ先生は遠山凜先生のクリニックを辞める。高須医師は当初引き抜きかと思ったが、父親にも直美は不要だと断られ、最終的にはライバルのクリニック(MBCだったか、と本人も記憶があいまいな様子)に雇われたのではないかと振り返っている。
美容医療業界では引き抜き合戦がよくあると高須医師は言う。狙われるのは売上を上げる人気医師、つまり本指名の患者を多く抱える医師だ。患者はクリニックではなくその医師を選んでいるので、医師を引き抜けば患者ごと移ってきて、即戦力として稼いでくれる。
売れる医師は、人柄が良く、腕が良く、SNSの発信力もある、という条件が揃っている人だという。ただ最近は、直美で腕は大したことがなくても、SNSの発信力があり、イケメンだったり非常にかわいい女医だったりすると、本指名の患者を多く持っている人もいる。高須医師はSNSだけではだめで、形成外科専門医としての技術と人間力が必要だと考えている。
しかし、形成外科専門医で手術ができ、SNSの発信力とフォロワーもある医師は「ほぼいない」と高須医師は言う。SNSでバズらせるセンスがあり頑張るのは直美の側で、技術があるのは形成外科専門医だがSNSは不得手で頑張れない、という分かれ方になっているからだ。
ルイ先生はどういう医師か
高須医師の結論として、ルイ先生はSNSの発信力はおそらくあるが、形成外科専門医を持たないため技術がない。遠山先生の父親が「今の美容外科の世界は偽物ばかりだ」という趣旨のことを言っていたのは、ルイ先生のことを指していたのではないか、というのが高須医師の読みである。
こんにちは。今回なんですけれども、Netflixの美容整形のドラマ『ダウンタイム』、このドラマの登場人物の解説をさせていただきたいと思います。今まで患者さんの症例の解説をしてきたんですけれど、今回はそうではなくて、ルイ先生について解説させていただきたいと思います。
間宮祥太朗さんが演じている直美医師のルイ先生、遠山美容外科クリニックの副院長をされているんですね。直美なんですけれど、一応副院長まで上り詰めて、金髪メッシュでカラコンしてメイクして、ちょっとホスト風、チャラチャラした感じのお医者さんで。ドラマの中でルイ先生のセリフにもあったんですけれど、女性患者さんをターゲットにして、その集客目的で利用されていて。
ルイ先生が遠山凛先生に言っていたんですけれど、イケメンでかっこいいですよって言うと、本当に一定数なんですけれど、そのイケメンの爽やかなかっこいい先生に治療してほしいっていう人、いるわけですよ。もちろんイケメンだけで、トークがうまいとか、ちょっとホスト風、そういうのが好きっていう人いるんですけど、それだけが魅力じゃなくて、ある程度それで腕が良かったらいいかもわかんないんですけど、ルイ先生の腕がいいかどうかはドラマの中ではよくわからなかったでした。
ただ、手術している時に沼田先生から、メスの切開の仕方がこうじゃダメだっていうふうに指示されていたので、形成外科専門医から見ると手術が下手だ、ちょっとおかしい、基礎ができていない、基本手技ができていないっていうことだと思います。ただドラマの中のセリフでもあったけど、たくさん手術をしているんだと。大学病院とか大きな病院の形成外科の手術よりも、美容外科クリニックの方がたくさん手術してるっていうのは普通にあり得ることでして。
例えば僕、高須クリニックでずっと働いてるんですけど、形成外科の専門医の先生が基本的に大きな手術をしてるわけなんですけど、手術件数ってすごい多いんですよ。僕、大学病院とかいろんな病院、形成外科医としても渡ってきたんですけれど、圧倒的に高須クリニックの方が大学病院の形成外科とかよりも手術件数は何十倍も多いですね。っていう現実があります。
ただ、大学病院とか、がんセンターとか日赤とか、美容外科ではやらないような大掛かりな再建手術とか、クラニオフェイシャルサージャリーとかもやってるわけなんで、大きな病院には大きな病院のいいところとか、そこじゃないとできないことっていうのもあるんですけど、手術件数っていう点で言えば圧倒的に手術バリバリやってる美容クリニックの方が多いですよっていうこと。それをルイ先生が言いたかったわけなんですけれど。なので数はやってるみたいなんですけど、それでうまいかどうかっていうのはわかんないですね。
沼田先生は形成外科専門医で、ずっと大きな病院で働いてきたわけで、救急もやってて、フェイスリフトとかもやらせて、結構最初の方からうまかったっていう。本当はフェイスリフトも、やっぱり最初は形成外科専門医でも下手なんですよ。いくら神の手の遺伝子を持ってると言っても、やっぱり何年かやるうちにどんどんうまくなるんですよ。最初は8時間とか10時間かかっても、もっとうまくなれば時間も短縮して、より出血量も少なくなって、合併症も少なくなって、うまくなっていくんですよ。洗練されていくわけなんで。ドラマの展開を見ると、沼田先生がいきなりフェイスリフトをバリバリ上手にできてっていうのは、ちょっと現実的にはあんまりないかな。絶対ないとは言い切れないんですけど、っていう感じでしたね。
話戻るんですけれど、その推し活感覚で女性患者さんからの人気を得るっていうキャラ。どっちかっていうと色恋営業的な、典型的っていうか、典型的なチャラチャラ系のキラキラ系の直美っていう感じですよね。この間宮祥太朗さんのルイ先生にモデルがいるかどうかってよく聞かれるんだけど、これはごめんなさい、ノーコメントでございます。
ドラマ見ていくと、このルイ先生、いろんな女性とイチャイチャしてるじゃないですか。まず最初の方、受付の女性。診察室かな、ルイ先生が腕組んで座ってるところに乗っかってくるんですよね、受付の女性が。周りに誰もいないからってことなんですけど、あの2人はほぼ間違いなく99.999%の確率でセックスしてますね。あの距離、やってるでしょう。
美容外科医と受付の愛人関係、肉体関係、これあるあるなんですよ。高須クリニックではないですよ。ないと信じてます。僕、普通に大嫌いなんで、そういうのがあったらもう処分ですよ。そういう院内不倫はご法度でございます。ただ日本人は、大体男も女も3割とか4割ぐらいは不倫経験があるとか、そういうデータもあるわけでして。外で不倫するのはごめんなさい、もうノータッチ。院内不倫だけはダメです。これは秩序が乱れます。人間関係もめちゃくちゃになるから。
だけど、よその美容クリニック見ても、クリニック内の不倫、愛人関係、これ本当にあるあるです。それを描いてほしかったっていうのはあるわけでございまして、あの2人はほぼ間違いなくセックスしてますね。受付と美容の医者の不倫。これなんでよくあるかって言うと、やっぱり権力を持っている男にすり寄っていく女って一定数いるじゃないですか。みんながみんなそうじゃないんだけど。そしてその権力を利用して、その女性を、綺麗な女性をものにする男、こういうのもいるわけであって、お互いに利害関係が一致してるわけでして。
受付って、ドクターがカウンセリングして、その後受付が成約したりとか、料金の説明したりとかあって、そこでアップセルするっていう役割。そういうカウンセラー的な人、そういう人がいて、おそらくそういうタイプだと思うんですけど。となると、この2人が不倫関係、そして給料が歩合制なんですよ、大抵美容クリニックで医者もカウンセラーとかも。となると、成約させた手術とか治療がそのままドクター、カウンセラーの給料に歩合でつく。となると、愛人同士がタッグ組むと結構最強って言われてるんですよ。
うちのクリニックではないんですけど、そのカウンセラーも愛人の医者のために頑張ってアップセルして、100万円の手術を成約させましたって。どっちにも給料、歩合でつくんですよ。だからそのタッグを組んで、院長とか経営者もそれを黙認する。黙認した方が売上になるから、これあるあるなんですよね。
あとは看護師さんの主任さんかな、トップの人、田中みな実さんが演じてた。肩にボトックス打つシーンあるじゃないですか。打ち方もなんかいやらしかったね。女性側、看護師さん側もいやらしい感じなんで、あの看護師、田中みな実さんの看護師さんとルイ先生も、この2人は98%ぐらいの確率でセックスしてるんじゃないかなって思いましたね。
要はですね、美容クリニックで働いてる人、社員割引とか、あるいは社員モニターで無料とか、そういうのがあって、それが目的で美容クリニックに入職する看護師さんとか受付っているわけですよね。だから院内のボトックスを肩に打ってたんで、社員割引なのか、あるいはもう社員は無料とか、そういうのもやってるか。基本的に法律上は3割引とかなんですけれど、ちょっとわかんないですね。いろんな院内の特典とか、モニターということで無料でやったりとか、そういう抜け道使ったりとか、そういうのもいると思いますし。
あとはカナブンさんいらっしゃいましたよね。手術して結局自殺されちゃったんだけれど。そのカナブンさんがボトックスパーティーに参加した時に、手術のダウンタイム中で、脇に傷があって、そこにルイ先生が上から乗っかかって脇にボトックス打ってましたよね。あれ多分、脇汗ボトックスをしてたんだと思うんだけど、そういうのをやりながらディープキスしたりとか、胸を揉んでたりとかしてたっけな。あんまり覚えてないけど。あの2人のキスとか見れば、あの2人は100%セックスしてますね。やってるでしょ。
これ、医者が患者に手を出すって絶対あってはいけないんですけど、やるやついるんですよね。うちはもう絶対ご法度なんですけど、直美医師が患者さんとセックス。これどうしてセックスするのかもわかんないんですけれど、僕の予想だと、そもそもカナブンちゃんはルイ先生と手術する前からそういう関係があったんじゃないかなと思うんですよね。
例えば港区の飲み会、美容の医者よく行くじゃないですか。カナブンちゃんもインフルエンサーとして、そういうのにギャラ飲みとかいろんなのがあって呼ばれてとかあるでしょ。それで意気投合して、「じゃあ、うちで整形してやるよ」とかで、それで女の子も結構その気で肉体関係になって、その後手術っていう。これあるあるなんですよ。キラキラ系、チャラチャラ系直美あるあるなんですよ。だからもう患者さんになる前からセックスしてて、手術してその後もセックスしてるっていう可能性があるんじゃないかなって思いますね。
ちなみに直美っていう言葉知らない人いるかもわかんないんだけれど、医学部6年終わって、国家試験終わって、研修2年間。今の研修医ってもうほぼお客さん状態で、5時ぐらいに帰れて、責任も持たない、持たれない。患者さんも1人で治療ほとんどできない。上の上級医の監督下じゃないとできないようなシステムで、ほぼお客さん状態。
僕の研修システムの時はめちゃくちゃ大変だったんですけど、今の研修システム、もうめちゃくちゃ楽だと、簡単だと思うんですよ。だからあんまり技術もそんなに身につかないと思うんですよね。やっぱり1人立ちして、自分が責任持って治療してるわけなんで。研修2年終わってすぐ美容クリニックに就職するのを直美って言うんですよ。本当は研修2年終わって、それから自分の専門とする科に進むんですよ。診療やる先生は一般科成。
大変なんですよ、医者って3年目からが今大変なんですよね。僕らの時は1年目から、研修1年目の時から大変だったんだけど。だからもう研修2年っていう、そのお客様の期間、楽勝な時期だけやって、その後すぐ美容行くから、ほぼ苦労してないんですよね。だから大変な思いしていないし、下積みもしていない。術後管理とかもしていないしね。患者さんを外来でずっとフォローして、それから手術して、その後もフォローしてっていう、こういう大事な期間が経験されていないわけですよね。
だから僕は直美っていうのは好きじゃないっていうか、もう一緒に仕事するのも無理だし、教えるのも無理っていう感じなんで、基本的に僕が高須クリニックで医者採用する時は、外科系のお医者さんは形成外科専門医を取るっていう方針になっておりますよということですよね。
ちなみにキャリア組っていうのが、研修2年終わって形成のトレーニング6年ぐらいやって、形成の専門医を取ってから美容の医者になるのをキャリア組っていうわけです。高須クリニックで雇う外科系の先生は基本キャリア組の先生です。あとはその中間、半直って言って、2年間ぐらい軽く形成外科かじって美容クリニック行く人、半直美って言いますよね。
あとは転科組って言って、一般外科とか心臓外科とか脳外科とか麻酔とか産婦人科とか泌尿器科とかをやって、場合によってはそこで専門医取って、それなりにそこの科ではスペシャリストになって、だけどもうそこじゃなくて美容で稼ぎたいかなって言って美容に転科する。転科組っていうのもまたいるわけで、いろんな流れで美容外科になる人がいるわけなんですけれど。ということで、ルイ先生は直美ですよ。結局は、最も手っ取り早く楽して稼ぎたい、遊びたいっていう意思で直美を選ぶ人がほとんどですよね。
結局、美容クリニック就職すると、保険診療の医者と違って当直ない。オンコール、場合によってはあるけど、ほぼないですよと。休みも結構しっかり取れるし、残業もないので遊べるんですよね。女遊び好き、合コン好き、港区の飲み会好き、キャバクラ好きっていう人。3年目、専攻医になるとそういうのができないんだけど、直美になるとすぐできますよと。
美容のお医者さんって、やっぱりそういうキャバクラとか港区女子とかに、もう正直な話、モテますね。っていうのは、そういう女子って美容大好きだし、整形大好きの人が多いわけです。飲み会とかキャバクラのお客さんで美容外科医っていう人が来ると、まずお金持ってる可能性があるでしょ。ワンチャン良くなれば、ただで整形してもらえるとかね。その医者もそれを餌に釣って肉体関係持って、ただとか割引で整形したりとか、「モニターでただでいいよ」とか、そういうあるあるなんですよ。
これ営業って言うんですけど、僕はそういう営業って一切やんないんですけど、そういうことをするのは僕は良くないと思うんですけど、ルイ先生はもう典型的な、そういう営業をかけるタイプだなって思いますね。
ということなんで、結局、直美の美容外科医とか専門医、どっちがいいか。いい医者選びのポイントなんですけど、直美も100%がろくでもない外れの医者っていうわけじゃないんですよ。僕の肌感覚だと直美は、当たり外れでざっくり分けるとすると、当たり1割、外れ9割ぐらいで、形成専門医持ってる美容外科医だったら当たり5割あり、外れ5割あり。なので形成外科専門医持ってる美容外科医を選ぶと、外れを引く可能性は圧倒的に低くなりますよということでございます。
ルイ先生がドラマの終わりの方で結構愚痴っぽく遠山凛先生に言ってたのが、自分は女性患者をターゲットにして、それを釣る要員であって、しょっぱいオペしか回ってこなかったって言ってたじゃないですか。しょっぱいオペって何かって言うと、簡単な手術っていうことですよね。難しい手術じゃなくて簡単な手術、直美でもとりあえず下手くそだけどやらせることができるような手術っていうことであって。
例を挙げると二重埋没法とか糸リフトとか、あとは注入系ですよね。ヒアルロン酸注射とかボトックス注射とか。あとは脱毛、レーザー脱毛の診察。脱毛って施術は看護師がやるんだけど、最初に診察を医者がしないといけないから、その診察とか。あとシミのレーザーとか、ほくろのレーザーとほくろの手術とか、あと系治療、美肌治療とかっていうのが、とりあえず下手くそでも直美でも、とりあえずやらせるかなっていう感じ。そういうのをルイ先生はしょっぱい手術って言ってたんでしょうね。
もうワンランク上がると切開二重とか目頭切開とか、垂れ目形成とか鼻のプロテとか小鼻縮小とか、鼻先の鼻縮小と鼻形成とか、あと脂肪吸引とか。もうワンランクぐらい行くと、フェイスリフトとか豊胸手術とか。もうワンランク行くと顔面の輪郭形成、骨切り手術とか、タミータックとか、バストリダクションとかっていう感じで、ランクがあるわけですよね、美容外科手術の難易度。
やっぱり形成専門医だと高難易度の手術が比較的すぐできるようになるんですよ。基礎ができていて、解剖もできていて、生理学もあって、今まで例えば顔面外傷、顔面骨折の治療を保険診療でやってたりとか、頭頸部の再建手術とか。ここら辺とこの辺のがんを取って、そこがもう解剖がそのまま見える状態、顔面神経があってっていう、そういう手術を経験してるとフェイスリフトとか、あと乳房再建とか経験してると豊胸手術とかもスムーズにやれるようになるんだけど。
結局、直美だとそういう経験してない、解剖もわかってない、手術手技もできてないと、やらせないんですよね、下手くそで。トラブルを起こして、失敗してクレームになる、医療事故を起こす、場合によっては後遺症残る、死亡事故を起こすってことが起きてしまうから、やっぱり責任者、経営者としても直美の医者に難しい手術やらせられないんですよ。だから僕はルイ先生がしょっぱいオペしか回ってこないって言ってたのは、直美だからしょうがないよねって思うんですけど。
だけど直美って、手術できない、手術手技もわかっていない、解剖もわかってないんだけど、手術やりたがる医者って多いんですよね。僕も直美の医者を何人か面接したことあるんだけど、もう糸結びもできないし、解剖も全然わかってないんだけど、「手術やりたいんです、手術やりたいんです」って言うんですよ。「いや、だったらお前、糸結びくらいまずやれるようになるよ」って。これ別に患者さんを練習台にしなくたって、自分で輪っか結ぶだけでできるのに、それすらトレーニングしてないのに、なんで君は手術したがるんだって。まずそれをやれとか、解剖の説明させても全然わかってないんだよね。まずそれ勉強するところからだろうって言っても、話が通じないんですよね。
だから多分ルイ先生も、勘違いの、手術したいだけの直美なんじゃないかなって、勝手に思ってしまいましたねって感じですよね。だけどやっぱり手術やれる医者の方がかっこいいし、格が上、偉いっていう感じなんですよ、この美容医療業界っていうのは。だから手術バリバリやりたいって思ってたんですね。ということでございますね。
遠山先生のお父さんが新しいクリニックを立ち上げるかっていう流れになって、遠山凛先生のクリニック辞めるんですよね。これ引き抜きかなって思ったんですけれど、結局はお父さん先生にも直美は必要ないみたいな感じで断られてって、これ何なんだって感じで。結局あれか、MBCかなんか、そのライバルのクリニックの方で雇われたんだっけ、確か。確かそうだったっけ。間違ってたらごめんなさい。
なので、これ美容医療業界って、こういう引き抜き合戦ってよくあるんですよ。やっぱり引き抜きたいのは稼ぐドクター、売上ドクター。要は人気があるドクターですよね。患者さんをたくさん抱えてる、本指名でたくさん患者さんを持ってるお医者さん。そういう人を引き抜けば、患者さんごとごそっと引き抜けるんですよ。その患者さんたちはそのクリニックでその先生選んでるんじゃなくて、その先生で選んでるんですよ。その先生が好きだから。だからドクター引き抜くと、ごそっと本指名の患者さんも引き抜けるんで、即戦力ですぐバリバリ稼いでくれるんですよ。
やっぱり売上あるドクター、人気のあるドクターっていうのは、人柄が良くて、腕も良くて、あとはSNSの発信力もあって、これ全部揃ってるんですよね。やっぱり今見ても。ただ今だと直美で腕は大したことないんだけど、SNSの発信力だけはやたらあって、顔がイケメンだったり、あるいは顔がめちゃくちゃ可愛い女医さんとかだったら、あんまり腕が良くなくても結構患者さん持ってる、本指名の患者さん持ってるって人はいますよね。
だけどやっぱりSNSだけではダメだと思うんですよね。ちゃんと形成の専門医持って、技術があって、なおかつ人間力があってっていう人がいいんですけど、全部揃ってる人なかなかいないですよね。形成外科専門医持ってて、手術できて、SNSの発信力あって、フォロワーもたくさんいる。なかなかいないですよね。本当に今、ほぼいないですね。
SNS発信力があるのは直美で、技術力があるのは形成外科専門医で。専門医はあんまり、技術はあってもSNS発信力がない、あんまり頑張れない、SNSのセンスはないと。だけど直美は手術はできないんだけどSNSめちゃくちゃ頑張る、SNSをバズらせるセンスはやたらあるとか。そんな感じで両方持ってるお医者さん、ほぼいないですね。という感じでございます。
なので多分ルイ先生はSNSの発信力はあるんじゃないかな。ただ技術がない、形成外科専門医持ってないから。遠山先生のお父さんは「この世界は偽物ばっかりなんですよ、今の美容界は」。ルイ先生のことを言ってたんじゃないかなって思います。というのが今回の私のルイ先生の解説でした。よかったら感想、コメント欄にお書きください。ご視聴ありがとうございました。
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