「コミュ力は後天的に伸ばせる」元銀行員・樋熊晃規さんが語る守りのスキルと相手に合わせる努力
新R25チャンネルYouTubeチャンネル「ぼくひぐま。〜おとなの学びや〜」を運営する元三井住友銀行の樋熊晃規さん(38歳)が、新R25の対談企画で、営業職から人事へ移る若手ビジネスパーソンのあかねさんのキャリア相談に応じた。話題は、社内調整のような「守りのスキル」の位置づけ、スペシャリストとゼネラリストの選択、AI時代に残る対人スキル、Z世代との付き合い方まで広がった。樋熊さんの主張は一貫している。地味な土台を固めた人に大きなチャンスが回ってくる。コミュニケーションは才能ではなく、相手に合わせようとする努力で伸ばせる。
社内調整は「あって当たり前」の守りのスキル
あかねさんは営業を3年経験しており、担当した顧客は大企業から従業員数の少ない会社まで幅広い。樋熊さんは、交渉力や対人スキル、顧客規模の幅は一つの武器になると評価した。一方、あかねさんが事前に送った文章で挙げていた「社内調整スキル」については、「守りのスキル」であり、あって当たり前のものだと位置づけた。
この考え方の原点は、銀行に入って最初の部署にいた、樋熊さんいわく「めちゃくちゃ怖い」関西出身の部長の言葉だという。樋熊さんと「ハムスターみたいな」同期の2人が呼ばれ、「お前ら営業したいと思ってるやろ。まだできてないやろ。ええんや、今は守りを学ぶ時期なんや」と言われた。銀行でいう守りとは、稟議や、稟議の承認を得るまでの立ち回り、決裁者が判断しやすいエビデンスの準備などを指す。守りを徹底して初めて攻めができるようになる、というのが部長の教えだった。
樋熊さんによれば、守りの部分は職務経歴書には書かないものだ。それでも、守りのスキルがない人は攻めのスキルもあまり開花しない印象があるという。同じ会社で同じ仕事を5年続けた2人を比べると、守りがうまい人のほうが5年後に良い経験をしているはずだと樋熊さんは言う。企業から見てリスクが小さいので、チャンスを多く与えられるからだ。守りを続けていると人間関係や業務フローへの理解が深まり、先に押さえるべきところを頭の中で組み立てられるようになる。仕事が円滑に回るようになって初めて、新しい能力開発、つまり職務経歴書に書ける攻めの要素が増えていく、というのが樋熊さんの見立てだ。
聞き手は、ベンチャーは守りを飛ばしがちで、新卒で大手に入るメリットは守りを鍛えられる点にあるのではないかと受けた。樋熊さんも、最初が銀行でよかったのはリスクへのアンテナが高くなったことだと話す。YouTubeで話していても、ここだけは踏み外してはいけないという「地雷原」には絶対に入らないという。聞き手が「Twitterではギリギリを攻めている」と茶化す場面もあった。
面倒な調整が増えるのは仕事が大きくなった証拠
樋熊さんは、守りを「面倒だから組織は嫌いだ」と切り捨てる人がいることにも触れた。これは好き嫌いの話ではなく、当たり前にやっておくべきものだという。その土台があるから、クリエイティブな仕事がやりやすくなり、自分から手も挙げやすくなる。守りや人間関係の立ち回りが「ガバガバ」な人が目を輝かせて新しい提案をしても、その場で一蹴されるだけだと樋熊さんは笑いを交えて語った。
新しいことをやろうとすると、根回しや調整業務はむしろ増える。守りと攻めはどちらか一方ではなく、守りを磨き続けるから新しいことができる、という関係だ。仕事が大きくなるほど調整相手は偉くなり、必要な判子の数も増える。樋熊さんはこれを、面倒ではあっても、職務経歴書に書ける材料が増えることに近いと捉えている。
例として挙げたのは銀行の決裁の仕組みだ。最初は支店内で完結する部長決裁があり、案件が重くなるにつれて役員決裁、さらに常務や専務へと決裁者が上がっていく。樋熊さんが表彰を受けた案件は役員のかなり上のほうまで上がった。当時は「死ぬほど面倒」で、上司も過敏になっていたという。それでも振り返れば、大きな仕事をしていたから巻き込む人や社内調整の範囲が広がっただけであり、それをやらなければ良い仕事はできなかった。樋熊さんはあかねさんに対し、上司や先輩がマネジメント側に回るほど社内調整が増えるのは、組織へのインパクトの範囲が広がっているからで、そこはまだ見えていない部分かもしれないと伝えた。
ゼネラリストの中でスペシャリストになる
聞き手は、生成AIの時代にスペシャリストとゼネラリストのどちらを目指すかという議論を持ち出した。あかねさんの答えは「正直悩んでいる」だった。今の会社が好きで辞めたくない一方、人に携わる仕事にやりがいを感じており、人事の道に進みたい気持ちもある。まずは1年やってみて判断するつもりだという。
樋熊さんは、日本の大企業はゼネラリストを育てがちだと言われるが、その中にもスペシャリストのような人はたくさんいると指摘する。ジョブローテーションの中で「こいつの適性はこれだ」と判断されれば、組織は必ずそこに残す。樋熊さん自身、営業で結果を出していたので、急に目をキラキラさせて「マーケティングをやりたい」と言っても「お前はマーケじゃないぞ」と言われただろうと話す。
あかねさんの場合も、新しい人事の領域で結果を出せば、次はグループ会社を横断的に見る、採用窓口も担当する、といった形で人事の中でのローテーションが起きるかもしれない。それが巡り巡ってスペシャリスト化につながる、と樋熊さんは見る。ジョブローテーションは否定的に捉えられがちだが、いろいろ経験して一つでも自分にはまる仕事が見つかれば幸せだという考えだ。
対照的な例として挙げたのが、職種を決めて採用される場合だ。システムエンジニア採用のように最初から職種が固定されていると、合わないと感じたときの選択肢は転職しかない。樋熊さんのもとにも、文系でSEになったが営業をしたくなかった、やってみたら向いていなかった、社内にローテーションも公募もないので転職しかない、という相談がよく来るという。
さらに樋熊さんは、会社で活躍しておけばたいていのわがままは通ると話す。結果を残し、会社にとって必要な人材になれば、次の異動で「嫌です」と言える。人事の中でこれをやりたい、組織についてこれをやりたいという希望も聞いてもらえるようになる。ゼネラリストとしてスタートしても、社内のスペシャリストになっていく。キャリアはそうやって築かれるのではないか、というのが樋熊さんの考えだ。
ライフステージに合わせて働き方を微調整する
仕事以外の希望を聞かれたあかねさんは、「いいママになりたい」と答えた。だからこそ転職で失敗するのが怖いという。新卒時に「全国どこでも行けます」と言って地方に配属され、結局無理だったという人も多い。会話では、広島で1年半、鳥取で1年という地方勤務の経験談も出て、鳥取に初めてスターバックスができたときに行列ができた話や、休日は麻雀か温泉くらいしかないという話で笑いが起きた。
あかねさんは、ベンチャーに行ったとしても、結婚や出産があったときにそれでよいのかという不安があり、ベンチャーを検討できていないとも話した。樋熊さんは、大手には安心感と安定感があると認めたうえで、子どもを考えるなら人生の優先順位は変わり、自分のやりたい仕事よりも子育てに使える制度の有無が重要になると述べた。ライフイベントやライフステージによって価値観は変わっていく。それに合わせて微調整するのが転職活動の一つのあり方ではないか、というのが樋熊さんの考えだ。
聞き手が「ライフプランに応じて手持ちのカードを増やし、どれを引くか選ぶということか」とまとめると、樋熊さんは同意した。そのうえで、常に選ぶ側にいなければならないので、仕事は頑張っておいたほうがいいと付け加えた。
AI時代に残るのは「人間関係がまともな人」
AIについて樋熊さんは、正直どう進化するかはよく分からないと前置きした。そのうえで、業務が効率化されればまた新しい業務が出てくるはずで、最終的には人間関係がまともな人が生き残るだろうと語った。人間関係も仕事だ、という考えである。
聞き手は、以前「年収チャンネル」の株本さんにインタビューした際にも同じ話が出たと紹介した。株本さんは、会社員とフリーランスの違いについて、会社員は首を切られるまでの猶予が長いだけで、いらない人はどちらでもいらないと話していたという。また、対人コミュニケーションがうまい人のほうが営業でうまくいくことが多く、AI時代には人と接する仕事がより求められる一方、室内でパソコンに向かう仕事は代替されていく、という趣旨の話もあったという。
では営業が有利なのか、陽キャが強いのか。この問いに樋熊さんは、喋りがうまいことと営業が得意なことは違うと答えた。スキルには先天的なものと後天的に伸ばせるものがあり、喋りや営業は後天的に開発できるスキルだというのが樋熊さんの立場だ。
20歳まで話せなかった樋熊さんの「強制イベント」
樋熊さんは、自分の喋りも後天的に伸びたものだと明かす。20歳までは女性経験がなく、「コミュ力は終わっていた」という。20歳を過ぎた頃にスポーツ施設でアルバイトを始めると、ギャルっぽい年上女性のインストラクターから「全員に話しかけろ」と命じられた。おじいさんやおばあさん、若い男女を問わず、毎日必ず全員に声をかける。本人はとても嫌だったが、インストラクターがずっと見ているのでやるしかなかった。
この「強制イベント」を続けるうちに、話すことへの抵抗感が薄れていった。次の段階では、相手が興味を持っていることを調べてから話しかけるようになった。樋熊さんはこれを、能力開発を段階的に進めた例として語っている。
語彙力の幅が話のうまさをつくる
自分の話し方をさらに分解すると、語彙力の幅が広いのだと樋熊さんは言う。読書が好きで、金融小説も漫画も読み、2ちゃんねるのまとめのような「くだらないもの」も大好きだという。本人の表現では「偏差値55から偏差値2まで大体いける」。
その幅があるので、年配の人や社長クラスとも話せるし、以前就活関係のアカウントを運営していたときには学生に刺さる話し方やネタも使えた。目の前の20代の相手に合わせるときも、語彙も話し方も全部変わるという。本を読む、いろいろな人と話す機会を増やす、自分の好み以外の領域を開拓する。そうすることで語彙や話題の範囲が広がり、例え話がうまくなると樋熊さんは語る。聞き手が「動画でも例え話が多い」と指摘すると、樋熊さんは、自分の動画には20代後半から30代が「それ分かる」と感じる小ネタが多く、それはその年代の知識や語彙の幅から来ていると自己分析した。
営業や社内コミュニケーションについて、樋熊さんは段階を分けて説明した。最初はメンタルの勝負だ。次に、営業にはある程度決まった「喋るパッケージ」があり、それはロープレなどで学習すれば身につく。その先で求められるのが自分らしさで、語彙の選択肢が広がるほど話がうまくなるという。
聞き手が、同世代や同じ肩書きの人とは話せても、異質な相手が来るとどうしていいか分からない人が多いのに、上にも下にも対応できるのはすごいと感心すると、樋熊さんは20代のときにできていたかは疑問だと答えた。38歳の「おじ」になって初めて、昭和のおじトークをしながら令和の女子高生の話もできるようになったという。例に出したのは「タピオカ」で、話題としてはもう古いと自分で笑っていた。YouTubeでは話すターゲットが決まっているので、その人たちに刺さりそうなエピソードやネタを選ぶ。営業でも社内コミュニケーションでも同じだという。
相手が楽しめるかどうかを根っこに置く
樋熊さんがコミュニケーションの根っこで大事にしているのは、相手がどうやったら楽しむかだ。ここでの「楽しむ」には、相手に分かりやすく伝わっているかどうかも含まれる。合コンで相手の知らない単語を連呼する人がたまにいるが、樋熊さんはそうした振る舞いを「本当にゴミ」と強い言葉で切り捨てた。専門学校卒の保育士が相手なら、銀行の話をするにもカタカナ語を使わず、面白く話す工夫をする。
会話では、銀行員時代の合コンで看護師を相手に部門の話をしてしまう例も笑い話として出た。「国際統括」や「リスク統括部」と言われても知っているわけがない、という話だ。樋熊さんは、相手に合わせたコミュニケーションには語彙力に加えて知識、つまり興味の範囲の広さが関わると整理した。
あかねさんが、社会人のコミュニケーション能力と学生のコミュニケーション能力の違いはそこにあるのかと問うと、樋熊さんは、一番大きいのは相手を楽しませよう、相手に合わせようという考え方が頭の片隅にあるかどうかだと答えた。会社のカラオケで自分の世代の曲しか歌わない人と、上司に合わせてサザンオールスターズを1曲用意しておく人の違いだ。Official髭男dismばかり歌っているのはだめ、という冗談も交えた。こうした合わせる努力の達人として、樋熊さんは「不適切かもしれないが」と断ったうえで、ガールズバーやキャバクラの女性スタッフの名前を挙げた。すごい人は相手を選ばずに会話を合わせられるという。
「おじカラオケ」はブームの2年後にやってくる
「絶対に滑らない」と前置きして樋熊さんが披露したのが、ガールズバーのカラオケの話だ。年を取ると人から相手にされなくなるので、自分に話しかけてくれる人を求めてガールズバーやキャバクラに行ってしまう、と樋熊さんは自虐的に語る。そこでおじさんが歌う曲はだいたい決まっていて、長く働いているスタッフはどんな曲でも歌える。そこに高い能力を感じるという。
一方で、おじさんたちも若い人に合わせようと「涙ぐましい努力」をしている。樋熊さんが「おじカラオケ」と呼ぶその選曲は、だいたいブームの2年後にやってくる。コロナ禍の前後には星野源の「恋」の空前のブームがあり、おじさんたちはこぞって「恋」を練習した。目の細い男性は全員「星野源」という箱に入れられ、樋熊さん自身も女性から「塩顔が好き」と言われがちだったという。その後はOfficial髭男dismの「Pretender」がブームになり、最近のおじさんの「最新曲」は「怪獣の花唄」だそうだ。聞き手は「確かに一個古い」と笑った。
ただし樋熊さんは、これは「いいおじさん」だと評価する。自分の歌いたい曲ではなく、みんなが盛り上がる曲を歌おうとしているからだ。樋熊さんはこの話を、相手のことを考えながらコミュニケーションできるかどうかが大切だという結論につなげた。社外だけでなく社内も含めて、人に興味を持ち、相手の立場や、どう振る舞えば相手が喜ぶかを想像しながら動ける人がAI時代に生き残るだろう、というのが樋熊さんの見立てである。
「人は簡単には変わらない」から優先順位をつける
人事に携わるあかねさんは、「なぜ私が合わせないといけないのか」「ほどほどに頑張ればいい」「なぜ私がその業務をしなければならないのか」という若手が増えていると感じており、自身も「最近の若い子」の一人だと断ったうえで、Z世代の傾向を尋ねた。
樋熊さんは「おじさんなのであまり分からない」と前置きしつつ、自己肯定感や自己評価の高い人がとても多いと感じていると答えた。原因についてはSNSの影響ではないかと推測する。どこかで聞いた話として、今は自分が気持ちいい情報だけを選んで見られる環境にあり、自分に肯定的な情報が入りやすい。売り手市場であることと、そうした情報の選び方が重なって、自己評価の高い人が増えているのではないか、という見方だ。
そのうえで樋熊さんは、そういう人は無視していいと言い切った。どうせ活躍しないからだという。ここで樋熊さんが持ち出したのが、上司の言葉で一番好きだという「人は簡単には変わらない」だ。社会人4年目くらいになると見えてくると思うが、怒られた後などに「明日から変わります」という顔をする人がいる。そういう人は次の日から3週間だけ生まれ変わり、そこから9割ほどは尻すぼみで元に戻っていく。樋熊さんは、継続することが一番難しいと語る。
だから組織に関わる立場では、大切にする人の優先順位を決めなければならない。言われたことや叱られたことを受け止めて改善し、それを継続できる人は伸びていくので、そういう人を大切にする。「私はこのやり方で」という一匹狼のような人を無理に変えようとする必要はなく、与える仕事の優先順位が変わるだけだという。成長していく人たちに自社でどう活躍してもらい、どう満足感を高めるかが、人事の大きな仕事のポイントになると樋熊さんは述べた。
あかねさんが「一人でも救える子は救わなければ、変えてあげなければと思っていた」と打ち明けると、樋熊さんは冗談めかして、そういう人を採用した側を詰めればいい、「取ったやつがバカでしょ問題」だと返した。あかねさんの役割は組織で活躍する人の満足感を上げることであり、問題のある人については「採用チームはどうなっているんだ」とぼやくくらいでちょうどいい、そのほうがやるべきことに集中できる、というのが樋熊さんの助言だ。
樋熊さんは自分自身にも変えられない部分はあると認めた。銀行時代は営業のような前向きの仕事が中心で、事務まわりは最初のうち後回しにしていた。そちらに意識を強く向けるようになってから守りが得意になったが、それは意識を改められたことと、自分が苦手な部分を自覚していたからできたことだという。できないままで直す気もない人もいて、そういう人は会社にとってリスクになってしまうと述べた。
あかねさんの結論と次の宿題
話を聞いたあかねさんは、せっかくもらったチャンスなので、まず人事で2〜3年頑張ってみると述べた。自分は守りが苦手だが、それも頑張るべきところだと思うので、守りを磨きつつ、攻めとして「人」のプロフェッショナルを目指したいという。樋熊さんは、チャンスをくれる会社はいい会社だと応じた。
最後に聞き手は、自分も雑談力や飲み会力に悩んでいると打ち明けた。身内だと話せるが、堅い場になると途端に話せなくなるという。次回はコミュニケーション術をテーマに樋熊さんにインタビューしたいと話し、樋熊さんは「(場を)転がすのは得意」と応じて、対談は終わった。
お疲れ様です。「ぼくひぐま。」というYouTubeをやらせていただいております。38歳でございます。
銀行の一番最初、本当にめちゃくちゃ怖い部長に言われたんですけれども、僕とその配属同期の、ハムスターみたいなやつが2匹呼ばれて。「営業、お前らしたいと思ってて、まだできてないやろ。ええんや。今は守りを学ぶ時期なんや」みたいな。
守りとか人間関係とか立ち回りガバガバのやつが、「今度新しいこんなこと言ったんすよ」って、目キラッキラに言った瞬間ね、普通に目の前でされる。バーって。
向こうが知らない単語連呼するやつとか、たまにいるじゃないですか。本当にゴミじゃないですか。確かに。
こういう喋りとか、その営業もどちらかっていうと、後天的に開発できるスキルだと思うので。
だから本当あれだよね。「おっさんの好きなカラオケ歌えるの大事」議論があるんですけど、あれに結構近しいなっていう。いや、一番大きいとこって、相手を楽しませるとか、相手にちゃんと合わせようと思う、その考え方が1個頭の片隅にあるかどうか。それに合わせようとする努力が、僕めっちゃ大事かなっていう。
自分の手札を棚卸しした時に、あかねさんの強みというか、手札ってどういうのがちなみにあるのかっていう。
今だと多分営業の経験なのか。そうか、3年やってるわけです。はい。交渉力とか対人スキルとか。
確かに喋りめっちゃうまいんですよ。ああ、そうだよね。お客さんの企業規模とか、結構大きいとかやったんすか?
そうですね。もう大企業から、従業員が2、3人ですみたいな。
であれば、そういうレパートリーあるのとかも1つ武器になりますし。あと頂いた文章で、最初ありました社内調整スキルとか、ああいうのって、みたいな話じゃないですか。だんだん重なるに従って、どちらかというとクリエイティブな要素から社内寄りのことやります、みたいな話になると思うんですけど、個人的にはあれは守りのスキルであって、あって当たり前っていうふうに思ってんですよ。
銀行の一番最初、本当にめちゃくちゃ怖い部長に言われたんですけれども、「営業ができるできないよりも大切なのは守りや」みたいな話を、ゴリッゴリの関西の人に。僕と同期のハムスターみたいなやつが2匹呼ばれて。「お前ら、知っとるか。営業をお前らしたいと思ってて、まだできてないやろ。ええんや。今は守りを学ぶ時期なんや」みたいな。
っていうので、銀行でいうところの稟議だったりとか、その稟議を承認いただくまでの立ち回りとか、エビデンスをどういうふうに準備して見せやすくするかとか。この守りを徹底的にやるから、初めてこの攻めの部分が、いわゆるできるようになる。
僕はその守りの部分っていうのは、職務経歴書には結局書かないもんだと思ってるんですね。どちらかというと社内調整だったりとか、いろんな部署と連携して、みたいな話とかって、比較的当たり前のスキルになってくるので。でも結局、その当たり前のスキルがない状態の人って、攻めのスキルのところって実はあんまり花開いていかないイメージがすごいあるんですよ。
同じ、例えば会社、同じ仕事を5年間やってましたっていう人でも、この守りが弱い人と守りがすごいちゃんとできていた人って、5年後、多分守りがうまい人の方がいい経験させてもらってるはずなんですよ。会社としてチャンスいっぱい与えられてるはずなので。リスクがないんで、企業として。そうすると結局、その攻めの部分のところが、いろんな自分の特殊能力とか武器が増えていくっていう部分。
なので、さっき言った、まず大前提の社内調整とかそこら辺の部分っていうのはあってしかるべきで、うまくやり続けるとこれだんだんよくなっていくと思うので。多分人間関係だったりとか、それこそ業務フローっていうところとかの理解だったりとか、もう先にここら辺押さえておかないといけないって、全部頭の中で多分組み立てできるようになるんで。
それが効率よく円滑に進める状況になって初めて、じゃあこういう能力開発、新しい攻めの部分、職務経歴書に書ける要素が増えてくるっていうところは結構感じるかなと。
なるほど。確かに。だからベンチャーとかって、その守りをすっ飛ばす感、結構あるなって思う。大手企業だと、ある程度重要じゃないですか。だから大手にいるよさというか、最初新卒で入るメリットって、そこの守りの部分が結構ベンチャーで働いてる人より鍛えられるのかなっていうのは、今話聞いてそう思います。
いや、アンテナやっぱ高くなりますからね。僕も一番最初銀行でよかったのは、本当YouTubeとかで喋ってて、ここだけは踏み外しちゃいけないっていうリスクのアンテナ、死ぬほど高いですから。地雷原にだけは絶対行かないみたいな。
ひぐまさん、そのギリギリのラインを結構いつも攻められてる感じというか。そうですね。Twitterとか見れば分かりやすいです。
でもやっぱりこの守りの部分、裏側の部分っていうところをちゃんと。これがめんどくさいとか、だから組織って嫌いなんだっていう人いますけど、結局これって好き嫌いの話じゃないので。当たり前のようにやっておくべきものでしかなくて。結局その当たり前の土台があるから、プラスになるクリエイティブな仕事とかがどんどんやりやすくなるし、自分から手も挙げやすくなるし、みたいな。
だって守りとか人間関係とか立ち回りガバガバのやつが、「今度新しいこんなこと言ったんですよ」って、目キラッキラに言った瞬間ね、普通に目の前でされる。バーって。確かに。
だからそれこそクリエイティブな仕事をやっていく裏側では、そういう守りの部分っていうのが常にあり続けますし、新しいことをやろうと思ったら、立ち回り、根回しだったりとか調整業務の量が増えるので。結果的にはこれってもうどっちかじゃなくて、常にこの守りの部分っていうところとかは磨き続けるし、大切にしながら。そこを大切にする土台があるから、新しいことがどんどんできる。
それが増えれば増えるほど、この調整業務の相手方がどんどん偉くなったりとか、判子の数が増えたりとか。でも結果的にそれって、比較的、裁量が増えたっていう考え方に近しいと思うので、僕はそれはそれでいいことだなっていう。めんどくさいんですけど、でも結局そのめんどくさいものが増えれば増えるほど、やってる仕事の重要度高いはず。
僕も例えば銀行の表彰いただいた案件とかも、銀行って一番最初、部長決裁っていって、お店の支店の中だけで決裁取れるものがあって。今度次のステップぐらいのところとかで役員決裁とか、その後からさらにその役員の中でも常務とか専務とか、いろんな決裁の人が、案件が重たくなればなるほど上がっていくんですよ。
結果的に、僕とかがそこの表彰もらった案件とかって、結構役員の上の方まで上げてもらったというか、あの人たちが絡んだので。結局そん時って死ぬほどめんどくさかったし、死ぬほど上司も物に対して過敏になってたんですけれども、結果的にこれって大きい仕事をやっているから、その守りの部分、巻き込む人の部分、社内調整の部分の範囲が広がっただけなんで。
やってる間はもうこれは仕方ないことだし、結局これをやらなければ、結果的にはこのいい仕事ができないからっていうところの、結構相反する部分というか。多分その先輩がとか、その上司がよりマネジメントになればなるほど社内調整が増えてるのは、それだけ多分やってる仕事が大きくなってたり、組織に対するインパクトの範囲が広がってるから。
それはそれで仕方ないことだけれども、多分やってる仕事そのもの自体は、職務経歴書で見たらいい仕事やってるんじゃないかなっていうふうに。多分まだ見えてない部分かなっていうふうに思いますね。身近な、本当に自分の指導員の判子だけで回っていくような仕事とか、多分しびしびの仕事。
今のこの生成AI時代って、結構スペシャリストとしていくのか、ゼネラリストとしていくのか、みたいな議論ってよくあると思うんですけど。経験をしときたいっていう思いがある。それよりかはもう人事1本に絞っていきたい、みたいな。
正直悩んでますっていうのが回答になってます。やっぱり今の会社もすごく好きですし、辞めたくない。今の会社をよくしたいっていう思いがある一方で、人に携わるってすごくやりがいあるな、面白いなっていう気持ちがあって、こっちの道に進みたいっていうような思いもあるので。一旦さっきおっしゃったように1年やってみてどうなのかっていうふうな感じなのかなとは。
なるほど。でも結局日本の大きい会社って、よくあるのがゼネラリスト育ちがち、みたいな話になると思うんですけど。個人的にはゼネラリストになっていくっていうよりも、そのゼネラルの中でもスペシャリストっぽい人たくさんいると思うんですよ。結局ジョブローテの中で、本当にこいつの適性はこれだなって思ったら、絶対そこに残すと思うんですよ。組織配置として。
例えば僕営業できたんで、多分どうでも営業だと思いますよ。なるほど。そうか。一番結果を出してくれるっていう。僕は急に「マーケティングやりたいです」って、メガ決まりで言っても、「いや、お前はマーケじゃないぞ」って。
逆に、今新しくやる領域のところとかで、結果だったりとか替えが利かないポジションだったら、じゃあ今度例えば、今って大企業の自社のところだと思うので、おそらく次のステップとかだと、このグループ会社のところとかも横断的に見れるようにしてみよう、だったりとか。どちらかっていうと組織の部分だったが、今度じゃあ採用窓口のところもやってみようとか。多分この人事っていう中でもさらにジョブローテさせてもらえると、それって巡り巡ってスペシャリストになっていくと思うので。
なるほど。ジョブローテってネガティブに捉えがちなんですけども、いろんな経験して、1個でも自分にはまりそうな仕事、適性見つかったら、それはそれでハッピーだと思うので。
システムエンジニア採用みたいなの、もう職種決まっちゃうんすよね、逆に言うと。もちろんその仕事の難しさとか難易度も全然変わってくると思うんですけど。そうすると、やっぱりこれ自分合わないなって思った時に、もう本当転職しかやることないんすよ。よく転職の相談で来るので、「文系でSEになったけれども、営業したくなくてやったら全然向いてなくて。でも社内だとジョブローテとか公募がないから、転職しか選択肢がない」みたいな。
会社で活躍しとくと、大概わがまま通ると思うんですよ。ある程度、例えば会社でそれなりに結果残していたりとか、会社にとって必要な人材になれば、結局次のジョブローテで「ここで」って言った時に「嫌です」って言えると思うんすよ。
だから仕事頑張るみたいなのとかもひっくるめて、今回新しいところに行かれてると思うので、そこでちゃんといい仕事だったりとか、その組織の中で必要性を高めることができたら、わがまま聞くと思うんですよ。今度人事の中でもこういうことやりたいとか、組織ならこういうことやりたいとか。そうするとゼネラリストスタートですけれども、だんだん社内の中でのスペシャリスト化していくと思うので。
なるほど。そういうふうになって、キャリアって結構気づくかなっていう。
それ以外のところとか、仕事以外とか何かないんですか? 年収とか。
いいママになりたいですね。だからこそ、例えば転職するとかってなった時に、転職ハイになっちゃうのがすごく怖くて。それこそ新卒の時もそうだと思うんですけど、「全国転勤行けます」「どこにでも飛べます」みたいなって言って、実際地方に飛んだけど、やっぱり無理でしたみたいな人って結構いるかなっていうふうに。
鳥取に飛ばされて1年で辞めました。鳥取だったんですか? 広島で1年半、鳥取1年でした。へえ。しんどいね。しんどいっすよね。
鳥取でしたっけ? 初めてスタバができて行列できたって。そうです。休日何してるのって言ったら、麻雀行くか温泉行くかしかない。いや、本当もう呼吸するぐらいしか、本当に。
それで、例えばじゃあベンチャー行きますとかってなって、でもそこから結婚、出産とかがあった時に、本当にベンチャーとか目指しちゃっていいんだったっけ、とかっていうのもあって。なかなかベンチャー見れてないとかっていうのもあるのかな。
やっぱ大手はね、安心感、安定感ありますし。結婚して、もしお子さんとか考えるのであれば、人生の今度優先順位ってまた変わってくるので。そうすると、自分の仕事のやりたいっていうよりも、子育てとかそういうの考えた時に、いろんな制度があるっていう。
そうか。巡り巡って、ライフイベントとかライフステージで価値観ってどんどん変わっていくので、それを微調整していくのが1つ、僕、転職活動かなみたいな。
なるほど。じゃあそれこそライフプランによって手持ちのカードを増やして、どれを引くかっていう。そう。その選ぶ側に常にいなくちゃいけないから、仕事は頑張っといた方がベターじゃない、みたいな。
でもAIも正直、どういうふうに進化していくか、進歩していくかもよく分かんないんですけど、業務が効率化されたらされたで、また多分新しい業務って出てくると思いますし。そうすると一番、巡り巡って人間関係まともなやつが生き残っていくっていう話だと思いますよ。人間関係も仕事だと思うので。
こないだ年収チャンネルの株本さんにインタビューした時も同じこと言ってて、やっぱ大事なんだなっていう。その時は会社員かフリーランスかみたいな点を聞いたんですけど、「会社員はもう延命してるだけ。首を切られるリミットが会社員の方が長いだけで、もういらないやつは別にフリーランスだろうが会社員だろうがいらない」っていう。
でもその対人コミュニケーション力というか、そういうスキルが絶対うまい人の方が、営業としてうまくいく人が多いから、AI時代ってそういうちょっとブルーカラー的な仕事がより求められるようになるっていう。「室内でパソコンカタカタみたいな仕事は、もう淘汰されるよ」みたいな話してて。
結局、営業がじゃあいいのか、みたいな議論ありますけど。そうすると陽キャが強いのかみたいな。確かにめっちゃ思う。喋りがうまいから営業得意っていうのも、やっぱ違うじゃないですか。
結局こういう喋りとか、その営業もどちらかっていうと、後天的に開発できるスキルだと思うので。スキルって、先天性、元々あるものと、後天性が高いものって多分あると思うんですよ。例えば僕、喋りとかも比較的後天的に伸びてるはずなんですよ。
そうなんですか。はい、20歳まで童貞だったんで。そういうやつらはですね、そもそもコミュ力終わってるんすよ。
僕はスポーツでアルバイト始めたんすね。20歳過ぎぐらいから。そん時に、よく分かんないギャルおばちゃんのインストラクターに、「お前全員に話しかけろや」って言われて。おじいちゃん、おばあちゃん、若い人、お兄ちゃん、お姉ちゃん、全てに必ず毎日、全員に話しかけに行くっていう。
すげえ嫌だったんですけど、でももうギャルおばちゃんがずっとこっち睨んでるから、やらなくちゃいけないんですよ。「どうですか」「大丈夫ですか」みたいなっていうのを強制イベントでやらせ続けると、だんだん喋ることに対して抵抗感がなくなって。
次のステップとして、じゃあ相手の興味持ってることをちゃんと調べた上で今度話しかけようとか、この次のステップになるわけ、能力開発で言うと。あと僕の話のところって、もうちょっと分解すると、多分語彙力が広いんすよ。
それめっちゃ思うわ。それどうやったら語彙力ってつくんですかね。
でもやっぱこれ、本、僕読むの好きとか。本も金融の小説も読みますし、漫画も読みますし、2ちゃんのまとめとか、ああいうくだらないのもめっちゃ好きなんです。偏差値で言うと55から偏差値2まで大体いけます。2まで、下にね。
コミュニケーションしようと思った時の語彙力みたいなものとかを。それこそある程度年配のコミュニケーションも、いわゆる層で言うと比較的ハイクラスというとあれですけど、社長さん周りのコミュニケーションもできますし。じゃあ昔の就活のアカウントやった時とかは、学生に刺さるような話し方とか、いわゆるネタみたいなやつを使えますし。
例えば今って皆さん24、5歳、6歳ぐらいじゃないですか。ここに合わせたコミュニケーションというか、語彙力とかも話し方全部変わるので。そこは本読んだりとか、いろんな人と話す機会増やすとか、自分の好き以外の領域とかも開拓していくと、話の語彙力とか範囲って広がっていくから。そうすると多分例え話うまくなるんすよ。
でも動画でやってらっしゃるのって結構そういうの多いですよね。そうですね。多分動画ちゃんと分解すると、例え話とか、20代後半、30代ぐらいの時に分かる、「それ分かるわ」みたいな小ネタ多いんすよ。
それは多分そこのタイミングの時の知識とか語彙力とか、そういったものとかが広いからっていうのは、自分のコミュニケーションとか喋りとかコンテンツを見ている中だと、ここだなっていう。
結局話戻って、社内コミュニケーションと営業みたいなのも、まず一番最初メンタルゲーで入ってて。結局営業とかって、ある程度パッケージ決まってるじゃん、喋るパッケージ。この喋るパッケージはもうただの学習だと思うので、ロープレとか。そうすると次のステップで、自分らしさになるんで。この自分らしさのところに、語彙力の選択肢の範囲が広がってくると、多分話がうまくなってくる。
なるほど。上り下りできるのがすごいですよね。同じような層というか、同世代とか同じような肩書きの人間とはまともに喋れるけど、ちょっと異質なやつが来たらもうどうしていいか分かんないみたいな。
いや、でも別にこれ20代の時にできたかって言うと、多分それは疑問残るので。30代以降のタイミングとか、そこら辺もひっくるめて、38歳になっておじになって初めて、昭和のおじトークしながら、令和JKの話も。でもタピオカって話、クソ古いんですけど。
YouTubeとか、話すターゲットが決まっているので、そこに合わせて、その人たちに刺さりやすそうなエピソードとかネタとかが、多分一番言葉としては出しやすいかなと。営業もそうですし、社内コミュニケーションとかも。
だから本当あれだよね。「おっさんの好きなカラオケ歌えるの大事」議論があるんですけど、あれに結構近しいなっていう。それに合わせようとする努力が、僕めっちゃ大事かなっていう。マジ、ガルバとかキャバのお姉ちゃん、無敵説あるんですけど。
でもそうかも。確かに。本当に縦横無尽に会話します。本当すごい人って。
でもそういうのとかって、語彙力もそうですけど、相手に合わせるのが大事かなっていう。僕結構、コミュニケーションの根の部分が、相手どうやったら楽しむかっていうのを大事にしてるので。楽しむっていうのは、相手にちゃんと分かりやすく伝わってるかっていうのも楽しむ、だと思うんですよね。
結局向こうが知らない単語連呼するやつとか、たまにいるじゃないですか。合コンとかで。もう本当にゴミじゃないですか。確かに。合コンの場を楽しませるってなった時には、相手がもう全然、専門卒の保育士さんみたいな人とかでも、そこに合わせて面白い話とかを、「銀行ってね」みたいなのとかを。カタカナ使わないとか。
なるほど。うわあ、分かるわ。それでもやっちゃいますよね。そう、イキってるやつはたまに、言おうと思ってカタカナワードばっかり言うみたいな。
そうそう。だって本当銀行員の時なんてさ、看護師。話し方がだんだん若者向けになって。看護師とか相手にさ、急に部門の話とかしちゃうからさ。国際統括とか知るわけねえじゃん。「分かんねえ」みたいな。「リス統、リス統って何?」「リスク統括部だよ」みたいな。知ってるわけなくない、みたいな。
これ、相手に合わせたコミュニケーションとかも、語彙力とか、そこに対して知識とか、そういうのも肝心かな。趣味というか、興味の範囲が広いかっていう部分ですよね。
コミュニケーション能力とは一口に言っても、社会人のコミュニケーション能力と学生っていうコミュニケーション能力が違うっていうのが、やっぱりそこなんかなっていうか。
いや、一番大きいとこって、本当、相手を楽しませるとか、相手にちゃんと合わせようと思う、その考え方が1個頭の片隅にあるかどうか。だからそれがさっき言った、本当会社の中のおじカラオケ。自分の世代の曲しか歌わないし興味を持たないのか、上司とかに合わせて、ちゃんとサザンを1曲作っておくとか、そういう部分な気はしますね。
なるほど。髭男だけ歌ってるやつはダメっていう。そうね。
全然どうでもいい話していいすか? この話、ただ絶対滑んないんで。キャバクラとかガールズバーとか行きます?
僕ね、ないんですよ、まだ。マジですか? だんだん行くように。多分年齢を重ねると人から相手にされなくなるんで、そうすると山から降りてきたモンスターみたいに、自分に話しかけてくれる人はどっかにいないかなって言って、ガールズバーとかキャバクラに行っちゃうんですよ、僕たちって。
そうすると、ガールズバーとか特にカラオケがあるんですよ。このカラオケの中で歌う曲っていうのが大体決まってるんすよ。このおじさんの歌う曲って、さっき言ったある程度決まりがあって、このおじさんの歌う曲って少し年次が上の曲だから、本当長くやってるガルバのお姉ちゃんとかって、もう何でも歌えるんですよ。ここにすごい能力の高さも感じますし。
一方でおじさんもおじさんで、若い人に合わせようとする涙ぐましい努力をしてる。そうすると、おじカラオケって言ってるんですけど、大体ブームの2年後ぐらいにやってくるんすよ。
だから例えばちょうどコロナ前後ぐらいの時とかは、本当、空前の星野源の「恋」ブーム。目の細いやつ全員、星野源っていう箱にぶち込まれるんですけど。どの女の子に話聞いても、「私、塩顔が好きなんだ」みたいなこと、僕言われがちなんすよ、本当に。そうすると、おじさんたちめちゃくちゃ「恋」の練習してくる。本当ここだけできるおじさんたちめっちゃいますよ。
その後、今度空前の「Pretender」ブーム。さっき言った。おじさんたち「今の若者はこれ好きなんだよね」って言って、「Pretender」歌って。最近のおじさんたちの最新曲は「怪獣の花唄」。
確かに1個古いわ。確かに。そういう感じなんだ。でもおじさんもおじさんで合わせようとしてくれはってるって。
そう、これはいいおじさんなんですよ。自分の歌いたい曲じゃなくて、みんな盛り上がる曲を歌うよねっていう。決してモテはしないですけど。
この話の落ちって、結局それって人間関係をちゃんと、相手のことも考えながらコミュニケーションできてるかどうかっていうのは、すごい大切だと思うので。AI時代が、みたいなところとかは、そのコミュニケーションも社外のコミュニケーションだけでなく、社内コミュニケーションとかもひっくるめて人間関係で。
人間関係でじゃあ何かって言ったら、興味を持つとか、ちゃんと相手の立場とか、相手ってどういう立ち回りをしたら喜ぶかとかっていうのを、ちゃんと想像しながらいける人っていうのが、多分生き残っていくでしょ、みたいな。
最近の若者って言い方するとちょっとあれかもしれないんですけど、「なんで私が合わせないといけないんですか」とか、そういう人すごく多いなって。それこそ人事に携わる中で、「ほどほどに頑張ればいいや」とか、「なんで私がその業務しないといけないんですか」みたいな人が最近増えてるように、私もそれこそ「最近の若い子は」のうちの1人なんですけど、っていうふうに思ってて。
なった時に、その最近の若者のモチベーションというか、すごい難しいなと思うんですけど。それこそ就活支援とかしてる中で、トレンドじゃないですけど、「Z世代の今は」みたいな、何かあります?
いや、僕あんま分かんないんですけど、おじさんなんで。でも自己肯定感とか自己評価高い人めっちゃ多いなっていう。これ、SNSのせいなんすかね。
何かで聞いたのが、自分が気持ちいいものだけ選択して見れるようになってるじゃないですか、基本的に情報として。情報の選択肢が多いから、自分の興味持ってるものとか、自分に対してポジティブなものの情報だけが、いわゆる入れやすいんですよ。
そうすると売り手市場かつ、今までのこの情報の取捨選択も自分の好きなものを選んできたことが多いから、自己肯定感、自己評価の高い人たちっていうのが増えていて。そういうムーブしてる人も一定数いるのかなとか思いつつ。ここが多分今後はあかねさんのお仕事になってくると思うんですけど、そういうやつらは別に無視して、蹴散らしながら。どうせ活躍しないんで。
諭しても変わんないやついるじゃないですか。本当もう今日の結びの言葉に近いかもしれないですけど、「人は簡単に変わらない」っていう。僕、上司の言葉で一番好きなのがこれなんすよ。
多分社会人4年目ぐらいになってくると、だんだん見えてくると思うんですけど。それこそもしかしたら自分の経験もあるやも、僕も多分あったと思うんですけど、「明日から変わります」っていう顔するやついるじゃないですか。怒られたりとかした後とかに、目パキらせながら「明日から変わります」みたいなやつって、次の日からの3週間だけ生まれ変わるんですよ。
そっからだんだん9割ぐらいは尻切れトンボみたいに、元の部分に収束していくわけなんですよ。結局この継続するって一番難しいなっていうふうに思っていて。
それこそ今度は多分組織周りになってきた時に、人の優先順位だったりとかを決めていかなくちゃいけないと思うんですよ。大切にしていく人たちの優先順位みたいなもの、大切かなと。よくないですけどね。でもこれはもう仕方ないことだと思っていて。
結局それはちゃんと言ったこと、言われたこと、叱られたこととかを、ちゃんと受け止めて改善ができるとか、それが継続できる人は多分伸びていくと思うので。そういう人たちはちゃんと大切に。
逆にさっき言った一匹狼ではないですけど、「私は、僕はこのやり方が」みたいな人とかがいた時には、別にその人たちの優先順位とか、その人たち別に変えようとする必要ないと思うので。そうした時に、その人たちっていうのはあくまで、その組織の中での与える仕事の優先順位がちょっと変化してくるだけで。
一方でちゃんと変わっていく人、成長していく人たちに対して、自分たちの会社でよりどういうふうに活躍してもらうか、その満足感、どういう取り組みしようかっていうのが、多分今度大きい仕事のポイントになってくる気が。だから無視しちゃいいんすよ、そういうシャバついたやつら。本当に令和キッズみたいなやつなんて。
変えてあげないとじゃないですけど、もう1人でも救える子は救わないと、変えてあげないとって思っちゃってました。
採用したやつを詰めればいいんすよ。「あんなゴミみたいなやつ入れちまったんだ。アホが」みたいな。そんなもう組織関係ないと思ってて。取ったやつバカでしょ問題って。確かに。「なんでそんなやつを見抜けなかったんだ」と。
そう。だからその役割として、あかねさんはどちらかっていうと、組織で活躍する人たちの満足感をどう上げるかだと思うんで。そこでわけ分かんないシャバついたやつらとかは、本当「あいつら取った採用チームどうなってんねん」みたいなっていうぐらいの、オラつきぐらいでちょうどいいと思います。
なるほど。やるべきことにそっちが集中できるし。やっぱね、変わんない人は変わんないですからね。
僕も変えられない部分ってあると思うんすよ。究極論の話をすると。銀行の時とかも、基本的にセールスとか前向きの仕事好きだったんですけど、どちらかというと事務周りとかは一番最初の方は後回しにして。逆に言うと、僕はそっちの方をなるべくめちゃくちゃ意識するようになってから守りが得意になったんですけど。
でもこれって多分、意識改善ができたのと、自分ができないこと、苦手なことが分かってるからって話で。これが多分できないままとか、直す気もないやつらもいるんで。そういうやつ、会社にとってリスクになっちゃうんで。
確かに。今のお話聞いて、一旦このチャンスいただいたので、その人事、人っていうところで2年、3年頑張ってみようっていうところと、あとはスタンスみたいなところで。私はちょっと守りが苦手なんですけど、これもやっぱり一種頑張るべきところではあるかなっていうふうに思うので、守りを磨きつつ、攻めで人っていうところのプロフェッショナルになるべく頑張ろうと思います。
いや、いいっす。チャンスくれる会社っていい会社ですから。確かに、間違いない。
今回、あかねさんのキャリア相談というか、みたいな感じでしたけど、今度ちょっと僕もコミュニケーション術みたいなところで、ひぐまさんにインタビューしたいなと。結構悩みを抱えてる部分があるので、その雑談力みたいな。飲み会力みたいな。
苦手なんですか? めっちゃ苦手なんですよ。へえ、面白い。けどやっぱ身内だと得意。身内でやる時だけ、一番ダサい感じなんですけど。その堅苦しいところでやると途端に喋れなくなるみたいな。ちょっとそういう悩みがあるので。
なるほどっすね。ぜひひぐまさんにしごいてもらって、鍛えたいなっていう。そう、得意なんで。ぜひお願いします。おじ転がし得意なんで。そのスキルを奪いたいなっていうところで。
じゃあ今日は、ひぐまさんとあかねさんにお越しいただいて、非常に撮れ高のある動画になったと思いますので。ありがとうございます。ありがとうございました。ありがとうございました。
オッケーです。めっちゃ喋っちゃいました。ありがとうございます。もう、めっちゃおもろかった。
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