納豆の泡でつゆを絡める冷やしつけ麺 リュウジの冷やし納豆つけ麺

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概要

夏場は麺ばかり食べたいというリュウジが、今回作るのは納豆を使った冷やしつけ麺である。材料は好みの麺、納豆、卵、小ねぎ、あとは家庭にある調味料だけで、本人は「めっちゃ節約メニュー」と呼ぶ。火を使うのは麺を茹でる工程だけで、包丁で切るものもない。麺はリュウジが好きなマルタイラーメン(棒ラーメン)と、生の中太麺の2種類を用意し、食べ比べもする。そうめんでもうまく、麺なら何でも合うというのが話者の立場だ。

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つけ汁は火を使わず、混ぜて冷やすだけ

撮影では2人分を作るが、作り方は丼1つで1人分と考えてよいと説明している。まず丼に冷水150ccを入れ、鶏がらスープの素を小さじ2/3加える(リュウジは一度「ほんだし」と言い間違えて笑いを誘っている)。これがスープのベースになる。

次に、味の素のいりこだしを小さじ2/3入れる。リュウジによれば、いりこだしがベストで、なければ昆布だしやほんだしでもよい。それでも「いりこだしがいちばんうまい」と言い、つけ麺に合うこと、ラーメンらしさが出てきちんとした味になることを理由に挙げる。最近はこれにはまっていて、煮干しの香りがよく出るという。

醤油は小さじ2と半分。大さじにするとかなりしょっぱくなるので、この量にとどめる。胡椒を3振り、ガーリックパウダーを4振り加える。生にんにくでもよいが、その場合は風味がかなり強くなるそうだ。

これらをよく混ぜて溶かしてから、米油を大さじ1杯入れる。カロリーが気になる人は半量でもよい。油が入るとラーメンらしさが出る。一方で、冷たいつゆでは固まってしまう脂は向かないとも話している。最後に、つゆをキンキンに冷やしておくことがポイントで、冷蔵庫に入れておく。

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納豆はタレもからしも使う

納豆は、見やすいようにボウルを2つに分けているが、実際は1つでよいと断ったうえで作業を進める。リュウジ自身は小粒しか買わないので小粒を使っているが、ひきわりのほうがよく絡むのでおすすめだという。

付属のタレとからしも入れて混ぜる。スタッフが「タレって味にそんなに影響ないんですよね」と聞くと、リュウジは「逆に影響あるのよ」と答えた。つゆには鶏がらといりこのだしを入れてあり、納豆のタレにはだいたいかつおだしが入っている。そのため、全体でトリプルのだしを味わえるという説明だ。納豆のタレは余らせがちだが、自分の料理ではたいてい使い切ると言い、からしも良いアクセントになるので入れてよいとしている。

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「納豆のタレは体に悪い」という意見への反論

タレの話から、リュウジはX(旧Twitter)で見かけた「納豆のタレは体に悪い」という投稿に触れた。タレにはたん白加水分解物やぶどう糖果糖液糖などが入っているため体に悪いと言う人がいるが、リュウジは「体に悪くないです」と否定する。そうした人は化学的に作られたものは全部体に悪いと思っているのだろう、というのが話者の見方だ。大量に飲めばジュースと同じことになるが、それで体を壊すわけではないとも付け加えている。

そこから、ネット上の議論についての持論に話が移る。こうした指摘をすると「煽らないでください」と言われるが、間違ったことを言う人にははっきり言ったほうがいい、というのがリュウジの考えだ。言われた本人は一生気づかないかもしれない。それでもやり取りを見ている周りの人が、本当におかしいのはどちらかを考える。それが大事だという。ただし「バカ」という言葉は言いすぎだと自分で認め、「あなたおかしいですよ」と伝えることが大事なのだと言い直している。

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卵白だけを納豆に混ぜてメレンゲ状にする

このレシピの最大のポイントとリュウジが位置づけるのが卵の使い方である。卵は卵白と卵黄に分け、まず卵白だけを納豆に入れる。

理由の一つは栄養面だ。つけ麺は青野菜もタンパク質も摂りにくいが、卵と納豆を使えばタンパク質を補給できる。ここにつけ合わせの野菜があれば完璧だという。

もう一つは食感である。卵白はドゥルドゥルしていて嫌がる人が多い。しかし納豆と合わせて混ぜると、納豆の粘りでメレンゲのようになる。メレンゲなら食べられる人が多い、とリュウジは説明する。泡立てる目安は、モコモコとメレンゲっぽくなるまで。泡立て器があれば使い、なければ箸を5本ほどまとめて持てば代わりになるという。実際にはあっという間に泡立ち、スタッフも「早いですね」と驚いていた。

納豆は冷やさなくていいのか、というスタッフの質問には「冷えていたほうがいいけど、常温でもあまり変わらない」と答えている。スープがキンキンに冷えていれば大丈夫だという。

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冷凍ブロッコリーを凍ったまま焼く副菜

野菜も欲しいという話になり、冷凍ブロッコリー200gで「焼きブロッコリー」を作る。凍ったままフライパンに入れ、オリーブオイルで炒める。米油でも構わない。

リュウジによれば、冷凍ブロッコリーを炒める利点は水分が飛ぶことにある。べちゃっとしがちな冷凍ブロッコリーが、ちゃんとした食感になる。解凍してから炒めたほうがいいのかとスタッフが聞くと、解凍は面倒だし、どうせ火を使うのだからそのまま炒めればいい、と答えた。実際に冷凍のままでも焼き目がつく様子を見せている。

味付けは、いりこだし小さじ半分に醤油を少々、黒胡椒。ガーリックの風味をつけてもよく、いりこだしがなければほんだしでもよい。旨みが少しついていれば美味しい、というのが話者の基準だ。こうした冷凍野菜をさっと炒めて一緒に食べると、すぐにもう一品できる。せっかくなので冷やして食べようと、これも冷蔵庫に入れた。

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マルタイと中太麺の茹で方

麺はまずマルタイラーメンから茹でる。リュウジは安さを強調し、そうめんでも揖保乃糸を使うと1人100円ほどかかるが、マルタイはずっと安いと話す。またマルタイは茹でてもあまり粉が出ないので、同じお湯で続けて中太麺を茹でられる。逆に普通の中華麺を先に茹でると、小麦が出てお湯がどろっとする。そのため、両方茹でるならマルタイが先だという。

カロリーについてもリュウジは触れている。マルタイは油揚げ麺ではないので低く、麺だけで約258kcalとして、2玉食べてもいいと話す。一方で、そうめんは油を練り込んでいるのでカロリーが高いというのが話者の説明である。そばのほうがいいという話も出たが、そば粉の多いものと血糖値の関係に触れかけたところで、話は茹で上がりの確認に移っている。

茹で時間は3分30秒で、少し固めが良いという。リュウジは、麺のことで「何がいいのか」「これではダメか」と質問を受けることが多いので、実際にいろいろ試すのが料理研究家の役目だと語っている。茹でたあとの濁ったお湯もまだ使えることを見せ、続けて中太麺も3分30秒茹でた。

マルタイは賞味期限が長いのも利点で、生麺はだいたい数週間ほどだという。ただし生麺は生麺で美味しいとも言っている。

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締めと盛り付け

麺はたっぷりの氷水で、手が冷たくなるまで冷やす。そのあとギュッと絞るのが大事だという。水気が残るとタレが薄まるからで、それを見越してつゆは濃いめに作ってあると説明している。

量は中太麺が1人前130g程度で、マルタイは1人前70gなので少なめになる。これについてリュウジは、九州の替玉文化があるので替玉前提の量だと話す。業務用などを使うなら100gほどでもよいという。トッピングは小ねぎのほか、チャーシューやメンマなど、あれば何を載せてもよい。

仕上げに、冷やしておいたつゆへ卵白入りの納豆を加えて混ぜると、一気に泡立つ。最初に卵白だけを納豆に入れないと泡立たないので、卵白と卵黄を別々に扱っているのだという。最後に卵黄を流し込んで完成である。

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実食:泡が麺に絡む

食べたスタッフは「うますぎだろ、これ」「このタレやばい」と反応し、納豆の泡が麺に非常によく絡む点を評価した。リュウジは、中太麺と合うのは分かっていたので、気になっていたのはマルタイだったと話す。マルタイはほぐれやすく、そうめんのようにもならず、そうめんと中華麺の中間のような食感で、どちらにも良さがあるという感想が出た。

茹で加減については、リュウジは食べながら「早めに上げたほうがいい」と振り返っている。マルタイは3分程度で上げて冷やしたほうがコシが出るだろうという見立てである。

焼きブロッコリーについては、スタッフが「アンチョビで炒めたような感じがする」と表現した。冷凍のまま炒めたほうがうまいのでは、という声も出ている。生のブロッコリーを炒めても同じになるかと聞かれたリュウジは、少し違うと答えた。生だと花の部分が水っぽくなるという。

食べ方のバリエーションとして、オクラを入れてもよいこと、納豆をすくいながら食べるのもおつであることが挙がった。ラー油を少し加えると、お店のような味になり、足りなかった部分が補われるという。

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元ネタは温かい納豆つけ麺の店

このレシピの由来についても、リュウジは語っている。新宿あたりに、納豆を泡立ててからかけるラーメン店、いわば納豆つけ麺の店がある。そこは温かいもののようだが、それを冷やしにしたのが今回のレシピだという。スタッフは「マジ革命だよ」と応じ、手間もそれほどかからないことを確認していた。

最後にリュウジは、納豆と卵はたいていの家にあり、あとは家庭の調味料だけで思い立ったときに作れる点を挙げる。麺はラーメンのほか、そばやそうめんにも合うので、ぜひ納豆系のつけ麺を試してほしいと締めくくった。