AI時代にこそ「裸の知性」を鍛える 岡野原大輔が語る教育、試験、日本の勝ち筋
PIVOT 公式チャンネルAIが何でも考えて答えを出してくれるなら、暗記や受験勉強、自分の中に知識を蓄えることにまだ意味はあるのか。Preferred Networks(PFN)共同創業者で代表取締役社長の岡野原大輔は、著書『ヒトとAI』を題材にしたこの対談の後編で、はっきり「意味はある」と答えた。AIを作る側の経験から、人間自身の基礎能力はむしろこれまで以上に必要になるという立場である。話題は試験のあり方、大学の価値、「嗅覚」と価値観、哲学と倫理、さらに日本のAI戦略とエネルギー問題まで広がった。
「知識はいらない」は違う
聞き手は著書の一節を引いた。思考のプロセスを外部化することは、同時に思考の足腰を鍛える機会を失うことを意味する、という趣旨の記述である。世間では、AIが答えを出してくれるのだから暗記に意味はない、自分の中に知識はいらない、という意見もよく聞かれる。
岡野原はこれを否定する。AIにできることはどんどん増えていくが、その結果に対する責任は人間が引き受けなければならない。AIが何をしているのかを全部は理解できなくても、どう検証するかを感覚としてつかみ、人間がベストエフォートでそれを続けることが必要だという。だから人間の側も、AIの進化に負けないくらい勉強しなければならない面がある。ただし時間は有限なので、AIを使ってより効率的に学ぶことはできる。その結果、今よりずっと多くを理解できる状態に進んでいけるだろう、と岡野原は見ている。
暗記は思考を遠くまで届かせる
受験勉強は今後もやったほうがいいのかと問われると、岡野原は「かもしれない」と答え、基礎能力は馬鹿にできないと述べた。その根拠として、AI開発から得たヒントを挙げる。人間の教育とAIは完全に同じではないので、そのまま持ち込むのは危ないと断ったうえでの話である。
いまのAIは、じっくり考えずに一発で答えを出せる能力がどんどん上がっている。以前は時間をかけて考えれば解けた問題、たとえば暗算のようなものを一発で出せるようになると、それを足場にしてより深く考えられるようになる。岡野原は、人間も同じだと考える。暗記は意味がないように見えるが、本来なら自分で10ステップかけて到達しなければならないところを、暗記や直感で一気に出せるようになっていれば、そこからさらに遠くまで行ける。自分がどれだけ深く考えられるか、思考の範囲をどこまで広げられるかという点で、基礎能力はあらためて注目されるはずだという。
中学受験とグローバル競争
中学受験はしたほうがいいのかという質問には、「難しい質問」と前置きした。岡野原自身は福島県の出身で、塾にも行かずに育った。そのため、個人的には自由にやればいいと思っているという。
一方で、いまはAIがあり、意欲さえあればいくらでも勉強できる時代になった。日本だけでなく世界中で、インターネットとChatGPTやClaudeにアクセスできる人なら、若いうちにどこまでも学べてしまう。そうした環境で育った人たちが10年後、20年後にグローバルで競い合う。グローバリズムはなかなか消えないと岡野原は考えており、その競争を前提にすれば、基礎的な力は持っておいたほうがいいだろうと述べた。
試験は「裸の知性」を測る場として厳格化する
聞き手は著書の論点を引き、難関試験であるほど「裸の知性」を証明する場として厳格化していく、とまとめた。岡野原もこれに同意する。
AIを使いこなす能力そのものは、車の運転や特殊な装置を操作する技能と同じように、AIと組み合わせた能力として測る必要がある。しかし、その人自身が持っている能力は別に鍛えなければならない。AIを使っていると鍛えられない能力があるなら、AIを使わない条件で能力を測る必要が出てくるかもしれない、と岡野原は言う。AIに頼らないトレーニングを皆が必死にやる世界になる、という聞き手の言葉にも「そう思います」と答えた。
外国語も同じだという。岡野原自身、翻訳ツール(自社製品も含む)を毎日使っており、英語でも中国語でも関係なく読める時代になった。それでも、グローバルな場で実際に会話し、その場できちんと議論できる能力は、今後も求められ続けると見ている。
楽観論に乗らず、歴史に学ぶ
新しい技術が出てくると楽観的な意見が必ず出てくる。聞き手がそれに従って動くのは危険ではないかと問うと、岡野原は歴史好きとしての見方を示した。産業革命やインターネットの登場時に人々が何を言っていたかを振り返ると、予測はあまり当たっていないという。
例として挙げたのがインターネットである。登場直後は、あらゆる人がものをネットで買うようになると語られた。確かにネットで買うものは出てきたが、店頭で物を買うことも当たり前に残っている。技術が社会をどう変えるかは予断を許さず、いろいろな可能性に備えながら進むべきだと岡野原は言う。
同時に、過去の人々もこの程度の変化を何度も乗り越えてきた、とも述べた。今回は変化の時間感覚が短いものの、当時の人たちがとんでもない困難に対応してきたのと同じように、きちんと対応していけるだろうという。AIは人類最大の発明で過去は参考にならない、という意見に対しては「そうじゃない」と考えている。初めて起きることもたくさん出てくるだろうが、過去もこれくらい変化してきた。岡野原はAIを最後の発明とも思っていない。仮に完璧なAIができたとしてもできないことはいくらでもあり、人間がやるべきことは今後も続いていくと述べた。
ややこしい問題だけが人間に残るかもしれない
AIで何でも最適化されていく中で、他者との摩擦や議論の場、人間同士のつながりを意識的に作ったほうがいいのか。この問いに岡野原は、著書では教育の文脈で書いたことだと説明し、次のように答えた。
世の中には理不尽なことや大変なことがたくさんある。考え方がまったく違う人たちと一緒に目標に向かったり、交渉したりする経験を積んでおくことは、今後の糧になる。むしろ、そういうややこしい問題しか人間に残らない可能性すらある、と岡野原は言う。合理的に決められる部分はAIがすべて決め、ややこしい問題だけが人間に残り、AIから頼まれて人間が何とかする。そんな世界観すらありうるので、そこを鍛えておく必要があるという。
教育は変わりそうで変わらない
聞き手は、アイビーリーグなどで行われている知識をベースに議論する教育が今も大人気であることを挙げ、教育は変わりそうで変わらないと指摘した。岡野原は、これだけ生き残っていることから、想定以上にうまくいっている部分があるのかもしれないと応じた。
ただし歴史の観点から留保も付けた。いまのような近代教育は始まってからまだ200年ほどで、日本なら100〜200年にすぎない。今後さらにアップデートされ、50年後に振り返ったとき「ここで変わった」という転換点があってもおかしくない、と岡野原は見ている。
東大の価値はネットワークにある
東大に行ったほうがいいのか、という質問に対して、東大出身の岡野原は、良い教育を受けられることも確かにあるが、いろいろな立場の人とそこで出会えたことが今でも糧になっていると語った。今後、特に大学の大きな役割は、ネットワークを作ることになるだろうという。
社会人になってからもネットワークは作れるが、どうしても利害が絡み、それぞれの立場もある。大学というニュートラルな場で、あのとき、あの状況で生まれたつながりは、それとは別の意味で非常に重要だと岡野原は述べた。知識が広く行き渡るほどネットワーク効果の価値が相対的に上がる、という聞き手のまとめにも同意している。
実際に起きている例として、岡野原はインターンを挙げた。PFNにもちょうどインターン生が多く来ているが、いまのインターン生は世界中のトップ企業を順番に回り、その企業に入らなくても、インターン仲間とネットワークを作って情報を共有している。学校だけでなく多面的なネットワークを作る方法をうまく見つけた人が、次の世代で頭角を現すだろうという。ただし、東大を目指すことはあくまで「1つの方法」だと念を押した。
「嗅覚」の正体は価値観かもしれない
著書で触れている「嗅覚」の価値は上がるのか。岡野原は、言語化が難しいと断りつつ、最近の数学分野の話を紹介した。数学のAIはかなり証明ができるようになってきたが、どの問題を面白いと思えるかは、なかなか説明できない。
良し悪しを判断する明確な基準があるなら、AIはかなりうまくやれる。しかし、「なんとなく違和感がある」「これはすごく深い問題に刺さるのではないか」といった、嗅覚としか言いようのない多面的な感覚を持っている人がいる。その感覚は今後も非常に重要だと岡野原は述べた。
嗅覚は科学的に分析されているのかと聞かれると、少なくとも分析はされていないと思うと答えた。そのうえで、いま思いつくこととして、いろいろな問題を解く中で研ぎ澄まされてきた価値観の部分が大きいのではないか、という見立てを示した。
哲学と倫理は価値観を鍛える場になる
価値観の基礎をなす哲学や倫理の重要性も上がるだろうと岡野原は言う。今の哲学や倫理もあくまで見方の1つにすぎないが、覚えておいて損はない。それらを一通り学んだうえで、自分の価値観を鍛える場があっていいという。聞き手が西洋哲学ならソクラテス、日本なら和辻哲郎などの古典を挙げると、岡野原は、生きていくうえでの問題は実は昔から変わっていない部分がたくさんあり、過去に学べるところは多いと応じた。
岡野原は、自分が考えすぎなのかもしれないと断りつつ、資本主義のように成功の軸が1つしかないという考え方を例に出した。他の軸もあると思って目指しても、その軸が分からずに迷ったり、変な方向に行ってしまったりすることがある。そうした疑問への答えは過去にも議論されている。それが正解というわけではないが、それを土台に自分の中で作っていけるものはたくさんあるという。
哲学・倫理ブームがさらに来るかという問いに対しては、AIが多くのことをできるようになる状況を挙げた。専門能力が自分の価値と直結している人は、AIがそれをできるようになったとき「では自分は何なのか」と問われる。岡野原は、それは生きる価値とは関係がなく、自分にとって何が価値かは自分で設定していいと考えている。そのための考える軸を与えることが重要だという。しかも、AIはすでに哲学や倫理にかなり詳しいので、AIと話し合う中で、こういう考え方の軸があると教えてもらうこともできるだろうと付け加えた。
経営者と思想
聞き手は、アレックス・カープの『テクノロジカル・リパブリック』が日本でも話題になったことに触れ、経営者が何らかの思想に基づいて動くという哲学との融合は進むのかと尋ねた。岡野原は、そうした動きは出てくると答えた。
自身について岡野原は、どれほどしっかりした思想を持っているかは分からないとしたうえで、創業当初は正直あまり何も考えず、社会の役に立てばいい、自分たちの技術が役に立てばいいという考えだったと振り返った。10数年経営を続け、社内外でいろいろなことがあり、世界の状況も変わる中で、考え方がだんだん固まってきたという。どういう考え方の軸を持っているかは、経営にとってより重要になるとの見方を示した。働く側も、どこで働くかを選ぶときに経営者の思想を見るようになるかもしれない、という聞き手の指摘にも同意した。
日本はどこで勝負するのか
最後のパートはAIと日本である。フィジカルAIなら日本は勝てるという話がある一方、アメリカへの依存を懸念する声もある。聞き手が、結局日本はAIのどこで勝負するのかと問うと、岡野原は「飛び道具はない」と答えた。
まず、日本が世界的に競争力を持つ産業で、AIで解決できる課題があるなら、そこから取り組むべきだという。生産能力が足りないならそこにAIを使い、人手不足が問題ならそこに使う。さらに、世界で売れている製品やサービスはすでにある。コンテンツは強い競争力を持っているし、製造でも素材や製造装置など、世界のほかではなかなか作れないものを作っている会社が多い。短期的には、そうした既存の強い産業をAIでさらに強くすることに注力すべきだという。
ただし中長期で見ると、今強い産業が将来も強いとは限らない。だから新しい産業にもある程度は常に張っておき、それを支援することもしておいたほうがいいと岡野原は述べた。
最先端モデルの遅れと国産AI
最先端のAIでは日本がアメリカや中国に1〜2年遅れているという岡野原の以前の発言について、それは大きな問題ではないのかと聞かれると、岡野原は「実際、問題はある」と認めた。
とはいえ、日本は現在もアメリカや中国のAIモデルを使える。使うところは使ったうえで、国産AIを進める際には、本当に競争力の鍵になる部分に焦点を絞って差別化し、そこで世界に勝つことを目指す。岡野原はそれがフィジカルAIのある領域になると考えており、AIを開発する側としても有限のリソースをそこに集中していきたいという。ただし、すべてを日本国内で閉じてやるのは最初から無理だとも述べている。
人材はどう育てるか
岡野原のようなAI技術者を日本でもっと増やせないのか、という問いには、育てられると答えた。日本には数学や計算に強い人がもともとたくさんいて、社会で活躍している人もいる。活躍の場をきちんと作れば育てられるという。
一方で、簡単な話ではないとも強調した。アメリカや中国がAIで強いのは今に始まったことではなく、この10年、20年ずっと人を育ててきた結果である。中国では良い教科書もたくさん出ていて、切磋琢磨して勉強した人たちが経験を積んできた。だからこそ、中国のAIがアメリカと競り合い、もしかしたら勝つくらいになるかもしれないという状況が起きている、と岡野原は見る。日本も短期でやるべきことはあるが、中長期を見据えて教育の段階から種をまくことが重要だという。
具体的な種まきとして、岡野原は「月並みだが」と前置きしてまず教材を挙げた。特に専門教育での厚みがまだ足りないかもしれないという。もう1つは、教育だけで閉じず、企業と連携することだ。企業がどんな人材が欲しいかを示し、そこに向けてある程度のリソースを出して育てる。たとえば半導体を強くしようとしている今なら、どんな半導体人材が必要かを共有しながら育てることが重要なテーマになるという。
海外のAIエンジニアの報酬相場が高すぎる問題については、上げられるなら上げたいとしつつ、短期と中長期の問題があると述べた。給与はいわゆる衛生要因で、一定の金額がないと人を引きつけられない。そのため、自社としては働く環境や、会社が目指すミッションへの共感で人を引きつけることも必要だという。同時に、会社が世界で競争力のある製品やサービスを出せれば給与も上げられるはずで、そこは経営者として考えなければならないと語った。
「自国に強いAIがなければ」という危機感
政府のAI分野への大規模投資やハードウェアとの融合を受けて、日本は勝ち筋のある戦いを始めているのかと聞かれると、岡野原は「簡単ではない」としながらも、いくつかの分野では強いものが出ていると答えた。今のAIのループの中では、半導体製造装置や素材などに特に競争力があるという。
岡野原が特に危機感を示したのは、AIが産業だけでなく科学研究にも関わってくる点だ。強いAIを持っていないと科学研究でも競争力を持てない状況に実際になっていくなら、自国である程度強いAIを持ち、皆が使える状態になっていなければならない。それについて「かなり危機感としてはある」と述べた。背負っているものは大きいのではないかと問われると、先の思想の話にもつながるとして、もともとはそういうことはあまり考えていなかったと振り返った。会社として取り組んできたAIや半導体が重要になるにつれて、だんだんそう思うようになってきたという。
エネルギーという難題
最後の質問はエネルギーだった。AIの話ばかりされるが電力も重要であり、日本はどうすればいいのか。岡野原は「すごく難しい問題」と答えた。
もともと電気分野で強かった日本企業は、アメリカでも送配電や発電所といった電力インフラで重要な役割をすでに果たしており、能力を獲得しつつある。日本にも電源を作れる能力を持った企業は揃っていると岡野原は見る。一方で、原子力発電所は事故もあったことから時間がかかる話であり、核融合は夢のある話で実現は1つの目標だが、10年、20年、30年はかかるだろうという。その間にどうエネルギーを確保するかは非常に大きな問題で、ズバッとした答えがあるわけではない。ただ、加速しなければならないとは思っている。岡野原はそう述べて、対談を締めくくった。
自分の中に知識いらないよみたいなこともよく言われますけど、それはちょっと違うってことですかね。
むしろ今以上に必要になる。その場でちゃんと議論できるような能力っていうのは当然求められる。
他者との摩擦とか議論の場とか、意識的にやっぱ作ってった方がいいんですかね。
うん。今後の糧になるし、むしろそういうややこしい問題しか人間に残されていかない可能性すらある。
結局AIって日本どこで勝負するんですか?
自国である程度強いものをみんなが使えるような状態になっていないといけないと。かなり危機感としてはあります。
次、教育のところなんですけど、「思考のプロセスを外部化することは、同時に思考の足腰を鍛える機会を失うことを意味する」みたいなとこで、何でもAIが考えてくれて答え出してくれるんで、暗記とかああいうのもあんま意味がないよとか、自分の中に知識いらないよみたいなこともよく言われますけど、それはちょっと違うってことですかね。
あ、それは私は違うと思って、むしろ今以上に必要になる。AIがある程度できちゃうので、それがどんどんやってきた結果を、先ほど言った通り、その責任は自分で引き受けないといけないので、AIが何やってるのかを、少なくとも本当に全部分からなくても感覚、どうやって検証するのかっていうの、それは人間のベストエフォートでやり続けるっていうのは必要だという風に思います。
AIの進化に伴って、自分もそれに負けないぐらいより勉強しなきゃいけない面もあるってことですか?
そうですね。で、時間は有限なので、より効率的に勉強したりだとかっていうのは、それはできると思うんで、結果として今よりもずっと理解できるような状態で行くっていうことになるんだと思います。
今後も受験勉強とかしっかりやった方がいいんですね。
かもしれないですね。だからやっぱ基礎、その基礎能力みたいなところっていうのは、これは馬鹿にできないところはありまして。
うん。うん。うん。で、ちなみにAIを作ってると、人間の教育で考えたらどうなんだろうなっていうところはいっぱい、完全に一緒じゃないのでそのまま持ってくると危ないんですけど、ヒントになるところはあって。例えば、AIが無意識でこう答えをパッと出せるところって、どんどん今能力上がっていますと。前はじっくり考えて、この結果こうですね、数の結果で、例えば暗算みたいな話があったとして、じっくり考えたら確かにできるけれども、それを1発で出せると。で、1発で出せるようになったら、それもより深く考えられますと。
で、人間も同じように、例えば暗記って意味ないように見えるんですけども、暗記をやることによって、その自分で本当は考えて到達、10ステップ行かないといけなかったものが、より遠くまで到達できる。例えば10ステップ目のところまで暗記だとか、そのままよく直感とか言いますけど、バンって出せるようになっていれば、それを使ってさらに遠くまで行けることになるので、結構その自分がどれだけ深く考えられるかとか、思考の範囲広げるかっていうところにおいて言うと、その基礎能力のところっていうのは改めて注目されるところだと思います。
うん。うん。下世話な質問しますと、中学受験した方がいいんですか?今後も。
いやあ、これは難しい質問ですよね。私自身の経験で言うと、これよくある親のあまり良くない意見だと。福島県出身で、塾も行かなかったようなところでこう来ているので、いやいや自由にやったらいいんじゃないっていうのは思ってはいるんですけども、一方でこれだけAIがあるし、勉強の意欲さえあればいくらでも勉強できる世界になってきていて、それこそ日本だけじゃなくて世界中の人が、もうインターネットさえアクセス、ChatGPTだとかClaudeとかアクセスできるような人であれば、どこまでも若い時に勉強できてしまうような世界観のところの人たちが、10年後20年後グローバルで戦うような世界になった時の、やっぱある程度その、おかないと。うん。そのグローバリズムはなかなか消えないとは思うんで、そのグローバル競争の中だと、持っておいた方がいいんだろうなと思います。
そうですね。この「裸の知性」が大事だって、これ確かにこうなりそうですよね。難関試験であるほど、この裸の知性を証明する場としての試験はむしろ厳格化していくっていうことですね。
はい。そうですね。はい。で、AIを使いこなす能力自体、これ車の運転だとか特殊な装置を動かす技能と同じように、これはそれを合わせた能力って測る必要あると思うんですけど、その人自身がやっぱり持ってる能力だとか、そういったところっていうのはこれは鍛えないといけなくて、AIを使ってるとそういうのが鍛えられないんだとしたら、AIを使わない設定の上での能力を測ったりだとか、そういったのをやらないといけないかもしれないと思います。
うん。うん。AIに頼らないトレーニングみたいなものも、みんな必死にやる世界ってことですね。
いや、そう思います。はい。
確かにそういう意味じゃ、外国語とかも同じですかね。
あ、とは思いますね。うん。なので今、外国語、英語とか中国語とかっても、かなり普通に翻訳ツール使って、それこそうちの製品とかも使って、私自身も毎日使って、英語とか中国語も全く関係なしに読んだりできちゃう時代になってますけど、一方で実際会話したりだとか、そういうグローバルの場で、っていう時に、その場でちゃんと議論できるような能力っていうのは当然求められるっていうのは、今後も続くっていう。
はあ、いろんな意味で、こういう新しい技術が出てきた時に、なんかこういう楽観的な意見出てくるじゃないですか。これに従って動くのって危険ですね。本当。
我々ができることとしたら、私歴史が好きなので、過去の歴史を振り返って見た時も、やっぱり例えば産業革命だとか、インターネットが出てきた時とかの前の人たちが何言ってるかって見ると、あんまりやっぱ当たっていない。そう。
インターネットの時も、バラ色な未来ばっか語られてましたもんね。
そうですね。例えばインターネットが登場した直後っていうのは、もう全ての人があっという間に、ものを買えるんだとしたらインターネット上で買うんじゃないか。で、確かにインターネット上で買うものは出てきましたけども、普通に現場で物買うって当たり前のように残っていたりします。で、そういったところではやっぱりその本当に、そういう技術が出てきた時にどういう社会になるのかっていうのは予断を許さず、いろんな可能性に備えながらやっていく必要があると思います。
確かにこういう変革期っていうのは、新しい流れを捉えながらも、いかに歴史とかから普遍的な法則を導き出して、いい意味で保守的なところも残さなきゃいけない。このあんばい難しいですね。
あ、そうだと思います。ただ、自分その歴史好きな中で、先ほどもありました、やっぱ過去の人もこれぐらいの変化って何回も乗り越えてきていて、その当時の人たちでもとんでもない困難の中でも対応していったのと同じように、今回ちょっと変化の時間感覚短いですけど、そういった中でもちゃんと対応していけるんだろうなっていうのは思います。うん。うん。
歴史は今回もやっぱ参考になりますよね。AIは今までと違うんだと。もう人類の1番でかい発明なんだとか言って、過去があんまり参考にならないみたいなこと言う人もいますけども。
そうじゃないですよとは思いますね。もちろん、その初見で初めて起きることがたくさん出てくるとは思いますけど、ただ過去もこれぐらい変化してますし、それこそAIが私別に最後の発明とかでも思ってはなくて、AIが例えば完璧なAIができたとしても、できないことでもういくらでもあるので、そこはもう今後もずっと連綿と色々やることあんのかなと思います。
うん。そうですね。だからあんまりちょっと楽観に乗せられない方がいいですね。
効率追求の先ということで、やっぱAIでいろんな最適化されたものが出てきますけど、摩擦とか、他者との摩擦とか議論の場とか、人間同士の接続性とか、意識的にやっぱ作ってった方がいいんですかね?
そうですね。これ教育の文脈で書いたものだと思うんですけども、基本ちょっとAIの話から外れるかもしれないんですけど、世の中って理不尽なこともたくさんあるわけじゃないですか。大変なことが。で、そういったところを、もしくは全く違うような人たちとこう一緒に何か目標に向けてやったり、もしくは交渉したりだとか、そういったことっていうのはあるだろうと。そういった経験を積んでおくこと自体は今後の糧になるし、むしろそういうややこしい問題しか人間に残されていかない可能性すらあるですね。
合理的に決められる部分はもうAIが全部合理的にバンと決めた上で、ややこしい問題だけは人間に残されて、そこは人間が何とかしてくれて、AIが、AIから頼まれて人間がなんとかするみたいな、そういう世界観すらあるかもしんない。うん。で、そこは鍛えておくってことは必要なんだと思います。
教育もなんか大きい意味で、やっぱそんな変わんないんですかね。なんか例えば今ね、アイビーリーグとかで行われてるような教育とかって、やっぱ知識をベースに議論していってとか、それで未だに大人気じゃないですか。教育の世界。変わりそうで変わんないじゃないですか。
確かに。それってある意味正しい面もあんのかもしれないですね。
これだけ生き残ってるっていうことから、正しい部分だとか、想定以上にうまくいっている、想定よりもうまくいってる部分あるのかもなとは思いますね。
ああ。
ただ、さっきの歴史の話から言うと、今のような近代教育始まってもうまだ200年ぐらいなので、日本で言えば100年、200年なので、まだ今後見ていったら、じゃあ今の教育をさらにアップデートしていく、今の形とは違う形をやっていって、50年後を振り返ってみたら、ここで変わったなっていうのはある、あってもおかしくないと思います。
また下世話な質問ですけど、日本の中でやっぱ東大行った方がいいんですか、今後も。
いや、自分東大なんですけど、そこで感じたのは、そこでいい教育受けられるっていうのも確かにあるんですけど、やっぱいろんな立場だとかの人とそこで会えたっていうのは未だに糧にはなっていて、おそらく今後その教育、今もそうかもしれないんですけど、そういう学校、特に大学だとかって大きい役割っていうのは、そのネットワークを作る。
そうですよね。
で、これ社会人になって、もちろんそのネットワーク作れるんですけど、社会人が作るネットワークってなんだかんだで利害も絡んでいるし、いろんな立場あるんで、そこはそこであるとして、大学のニュートラルな立場で、あの時、あの状況で起きたようなそういう繋がりだとかっていうのは、すごく重要だと。
確かに知識がより広く広がれば広がるほど、そのネットワーク効果の価値が相対的に上がるってことですよね。
うん。うん。と思います。
ああ。なんですかね、マフィアっていうか、コミュニティとか強くなりそうですね。
で、今実際起きてる例としてインターンの制度があって、うちの会社も今ちょうどインターンたくさん来てもらっていますけども、インターンもこれもすごく稀な面白い期間で、今できるインターンの人って、それこそ世界中のトップ企業とかをもう全部順番に回って、別にその企業に入ることなく、そこのインターン仲間の人たちでネットワーク、お友達というかネットワーク作った上で情報共有をして、そういうのができてるわけですよね。
うん。で、なので、その学校だけじゃない、その多面的なネットワーク作りっていうのをうまい方法見つけてる人が、次の世代の中でどんどん頭角を現すだろうと。
結論としては、今後も東大目指せと。いいネットワークがあるからと。
まあ、まあ、1つの方法としてです。1つの方法としてです。分かりました。あとこの嗅覚ですね。
うん。この価値はやっぱ上がるんですか?
これもなかなか言語化できないとは思うんですけど、最近数学の分野だとそういう嗅覚っていう話はよく言われていて、例えば数学AIがだいぶその証明できてきてるんですけど、どういう問題を面白いと思えるかだとか、なかなかそういっても説明できないんですよね。で、AIに対してもこれはいいかどうかっていうのを、ある分かりやすい明確な判断基準があるんだとしたら、AIかなりうまくできますけども、この辺の嗅覚とか、言葉で言えないような多面的な何か、これちょっとなんか違和感に刺さるなとか、すごい深い問題に刺さるんじゃないかなとか、そういった感覚みたいなところやっぱ持ってる人はいて、そういう感覚のところは今後もすごく重要なんだとは思います。
嗅覚とは何かって、科学的に結構分析されてんですかね。
まあいや、少なくともされてないと思いますけど、ただ今パッと思うところとしたら、やっぱ価値観のところが、すごくいろんな問題を解く中で研ぎ澄まされているところだと思います。
はあ。だから価値観ですね。その意味でも価値観の基礎をなす哲学や倫理、これの重要性はあるってことですね。
上がるとは思います。あくまで今の例えば哲学、倫理みたいなところもその見方の1つで、ただ覚えておくことに損はないので、それらを全部覚えた上での、自分の価値観を鍛えていくような場はあっていいんじゃないかなとは思います。
これ具体的にどういうものが出てくるんですかね?例えば西洋哲学ならソクラテスとかも、日本だったら和辻哲郎とか出てきたり、倫理時理とか含めると皮費とかも出てくるかもしれませんし、そういう古典とかも含めていろんなものをちゃんと学んでみるみたいな。
そうですね。やっぱり議論されてきた中で、あんまりですね、生きていく上での問題って実は変わってない部分もすごくたくさんあって、そういったのは過去に学ぶところはあると。で、今は例えば、ちょっと単純化して、考えすぎ、私自身が考えすぎなのかもしんないです。例えば資本主義みたいな話だとか、ある成功軸は1つしかないっていうような考え方ではなくて、他にもあるってみんな目指すんですけど、意外とその他に目指そうと思った時の軸分からないで迷っちゃうだとか、変な方向行っちゃうっていうのはある中で、結構そういう議論、疑問に対しての答えっていうのが過去されているし、過去のも別にそれ正解じゃなくて、その上で色々自分の中で作っていけることはたくさんあるんだと思います。
哲学・倫理ブームって、さらに来そうですね。これが。
いや、ある。特にAIがことできちゃうってなった時に、よくその、もし例えばある専門能力を持ってることが自分にとっての価値と直接繋がっちゃってるんだとして、じゃあAIがそれできちゃいますってなった時って、じゃあ私なんだろうっていうのをよく問われてたりもするわけなんですけども、別にそこって生きる価値とは別に関係ないというか、自分にとって何が価値なのかっていうのは自分で設定していいわけで、うん、そこに対しての考える軸を与えていくっていうことはすごく重要かなと。
で、ここもですね、実はそのAIがもう今既に哲学とか倫理ってだいぶ詳しいので、それこそ話し相手になって、こういう考え方の軸あるよっていうのは教えてくれるっていうのはあると思います。
ああ、日本でもアレックス・カープの『テクノロジカル・リパブリック』になりましたけど、ああいう風に起業家、ビジネスの経営者も何らかの思想を元に動くみたいな、哲学との融合はやっぱより進むんですかね。
出てくるとは思いますね。で、私自身がどれぐらいちゃんと思想を持ってるのかというところはありますけども、私もやっぱり会社最初立ち上げた時っていうのは、あまり正直何も考えず、社会の役に立てばいいな、自分たちの技術が役に立てばいいなっていう考え方のところから、やっぱり10何年も経営していって、いろんなことが社内以外であって、世界もこうなってるっていう中で、こういう考え方がだんだん固まってきたっていうところはあると思います。
そういうその考え方の軸を育てていくっていうことが、経営にとってもすごく重要な、どういう考え方、軸を持ってるのかっていうことが、より重要になると思います。
確かに経営者とかもね、どこで働くかっていう時に、人もそこの人の思想とか見るようになるかもしれませんね。
うん。いや、と思います。はい。
ああ。いや、よく見えてきました。最後のパートです。AIと日本ということで、最後伺いたいんですけど、経営者でもあるので。AIによる変化を日本の経済にプラスに生かすには、例えばフィジカルAIなら日本勝てるみたいな話も出てきてる一方で、アメリカへの輸出がなんか難しくなるんじゃないかみたいな話も出てきたり、結局AIって日本どこで勝負するんですか?
ここは別に飛び道具があるわけではなくて、基本的にやっぱ日本が世界的に競争力を持ってるような、まず産業のところで、AIで解決できるようなところがあるんだったらそこをまずやるべき。例えば生産能力が足りないんであれば生産能力を使うっていう方に向けていくだとか、人手不足が問題になってるんだったら人手不足のとこに使うっていうようなところは、まずこれはやらなきゃいけないと。
うん。で、その上でやはりその、世界的に何か売れてる製品、サービスってもう今既にあるわけで、コンテンツとかってすごい競争力ありますし、製造においても素材だとか製造装置だとかって、もう世界の他ではなかなか作れないものをたくさん作ってる会社とかあるので、そういったところをまずしっかりやっていくっていうことは重要なのかと思います。
あ、じゃ、既存の強いところの業界をAIを使ってさらに効率化したり、いい商品にしたりとか、そこに全力で振っていくってことですかね。
はい。そうですね。まず、特に短期で言えば。でとはいえ、やっぱりその中長期で見た場合に、今強い産業が将来的にも強いかって言うと、それ分からないと。で、常に新しい産業をある程度は張っておいて、そこを手助けするっていうのも、これもやっておいた方がいいとは思います。
うん。今その最先端AIのところでは、アメリカとか中国とかに1、2年ぐらい遅れてるっていう風におっしゃってますけど、そこってあんまり大きい問題じゃないんですか?
うん。いや、これは実際問題はありますね。
ああ、それはね、大変。
で、とはいえ、日本って別に今アメリカとか中国のAIモデル使えるわけなので、そういったところは使うところは使った上で、で、私たち今その国産AIっていうところをこう進めていく上で、ここが本当に例えば競争力の鍵になるんだっていうところであれば、我々の方もそこで差別化していくようなものをそこにフォーカス、そこでは世界で勝つっていうところで、フィジカルAIのある領域になるとは思ってるんですけども、例えばノイトラでやってるようなことであれば、そういったところに資本、有限のリソースを集中していくっていうことは、AIを開発する側もそこはやっていきたいという風には思います。でとはいえ、全部日本で閉じてやるって、それはもう最初から無理なところだとは思います。
そうですよね。その意味で、AIは究極的には人なわけですけど、岡野原さんみたいな人をもっといっぱい生んでいくって意味で、日本ってAI技術者ってもっと増やせないんですか?
あ、でも素質は、はい。元々たくさん数学だとか計算だとか強い人はいますし、そういう人が社会で活躍してるとこはあるので、ちゃんと活躍する場を作っていければ育てられるとは思います。
土壌はあるってことですね。
そうです。で、一方で簡単な話ではなくて、アメリカ、中国が今AIで強いのも今に始まったことではなくて、もうこの10年20年ずっと人を育ててきて、それこそ中国とかもいい教科書とかもたくさん出ていて、切磋琢磨して勉強した人たちが色々経験を積んで学んできてるから、今中国AIがアメリカと競る、もしかしたら勝つぐらいになっちゃうかもしれないってことが起きてるので、日本も、ここは短期でちゃんとやんなきゃいけないところありますけど、やっぱ中長期的なところを見た上で、教育の方でもちゃんとその育てていくようなところ、ちゃんと種まいていくっていうのも、これも重要だと思います。
種まきとして例えば何やればいいですか?何を政策としてやっていくと強いですか?
月並みですけど、まず教材ですよね。
教材まだ足りないですか?
教材も、そのままどういうもの学ぶのかっていうところが、うん。特にやっぱ専門教育になった時の厚みは、ちょっと足りないかもしれないとはまず思います。
うん。うん。で、もう1つは、これ教育だけで閉じる話じゃなくて、もう企業も連携しながら、ある程度こういう人材が欲しいんだっていうのを企業も出しながら、そこに向けて企業がある程度のリソースを出した上で育てていく。例えば今半導体強くしようとしてる中だと、じゃ半導体のこういう人材が必要なんだっていうところを、ちゃんとそこを共有しながら育てていくっていうことも、これもすごく重要なテーマになると思います。
うん。人材引きつけるために、もちろんお金だけが大事なわけじゃないですけど、海外のAIエンジニアの相場が高すぎるじゃないですか。そこどう考えたらいいですか?日本も同じぐらい上げるしかないですか?
いや、これは本当に上げられればいいですけど、その短期的に上げて中長期的にっていうところはある。なので、給料っていうのはいわゆる衛生要因として一定の金額ないと引きつけられないっていうところはあるので、そこはありつつも、やっぱりその働く環境だとか、あとは先ほど言ったその会社が目指してるようなミッションに共感してもらえるようなところで人を引きつけるっていうことも必要。
で、一方で、とはいえお金もあるので、それは会社が努力として、ちゃんと世界に競争力を持ったような製品、サービスをもし出せれば、それは給与面もできるとは思うんで、そこは経営者の立場としては考えないといけないなとは思います。
うん。うん。高市政権もAI分野にこんだけどでかく、もう100兆とかですかね、投資するっていうことでした。そこはもう産業としてかなり盛り上がってきて、さらに日本は強いハードウェアとかあるんで、そこと融合していって強い分野はある程度生まれてくる。今、勝ち筋のいい戦いをし始めてるんですかね。
簡単ではないですけど、そのいくつかの分野だと強いのは出していると思います。実際世界的に競争力があるような製品、サービスっていうのが、いわゆる今のAIのこのループの中で、半導体製造装置だとか素材だとか、そういったところは特に競争力あると思いますし、うん、そこは色々あるんだと思います。はい。
日本のアモデイとして自信ありますか?アモデイ勝手につけましたけど、今。
でもやっぱり、その今頑張らないとないっていうところはあると思います。で、結構そのAIがこう産業領域だけではなくて、例えば今科学研究の領域でも強いAI持ってないと科学研究とかが競争力持てないっていうような状況に実際今後なってくってなったら、やっぱりAIを自国である程度強いものをみんなが使えるような状態になっていないといけないというのは、かなり危機感としてはあります。
かなり使命感ありますよね。きっと今背負ってるもんでかいですよね。岡野原さん。
そうですね。先ほどの思想の話にも関連しますけど、元々そういうのはあんまり考えてなかったわけですけれども、だんだんその会社としてやっていたようなAIだとか半導体っていうところが重要になってくる中で、そこは、はい、だんだん思うようにはなってます。
最後に質問です。これAI時代、AIの話ばっか言われますけど、エネルギー大事じゃないですか?電気、これ日本どうしたらいいですか?
はい。これはすごく難しい問題で、例えば今、元々日本の電機強かったような会社は、アメリカでも実際の電気のインフラ、送配電だとか発電所だとかっていうのは、かなり重要な役割をもうすでに果たしてきていて、それこそ能力とかをどんどん獲得していると。なので、日本でも作れる能力を持った企業っていうのは揃ってると思うんですけども、一方でそのエネルギーを作っていくってにあたっては、例えば原子力発電所みたいな話であれば、色々事故もありましたから、時間がかかるような話っていうのはあると思いますし、核融合みたいな夢のあるような話っていうのも、これができることは1つの目標だと思うんですけど、これもやっぱり10年20年30年かかるだろうと。そういったところでどうやってそのエネルギーを確保するのかっていうのはすごく大きい。これもズバっと答えがあるわけじゃないと。ただ加速しないといけないとは思ってはいます。
はい、分かりました。ということで、岡野原さん、ちょっとアモデイとして是非これからも奮闘していただければということで。あと、今日のテーマでしたけど、『ヒトとAI』、岡野原さんの本ちょっと家に置いてきちゃってごめんなさい。ちゃんと写真で出しますんで。はい。『ヒトとAI』、もう本当に読みやすい本で、私みたいな素人でも本質がよくわかる本で、これ是非多くの人に読んでもらいたいというか、高校生とかでも十分読めますよね。これどういう人に読んでほしいですか?特に。
そう、でもやっぱりそのAIが起きてどうなんだろうっていうのをその不安に思っていたりだとか、もしくはその仕事で使っていたとしても今後どうなるんだろうっていうところの、その考える判断軸を与えるっていうことが大きい目標だったので、そういうのを持ちたいなっていう人は是非読んでみてもらいたいです。
名著ですよね。これなんで岩波新書から出したんですか?
でも今まで基本その岩波さんで連載も出してましたので、そこの流れで、はい。え、これが軽いビジネス書じゃないところが岡野原さんっぽいですね。はい。
ということで是非お買い上げいただければと思います。ということで、岡野原さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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