リュウジが初めて挑んだ5kgの「開運親子丼」を大食いYouTuberぞうさんパクパクが完食するまで

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概要

料理研究家リュウジが、スポーツくじ「MEGA BIG」のタイアップ企画として、開運食材を使った5kgの親子丼を作り、大食いYouTuberのぞうさんパクパクに食べてもらう回である。リュウジはデカ盛りを作るのが「生まれて初めて」で、試作はしたものの「どうなるかわからない」と話していた。大量調理で何が難しく、どんな工夫で乗り切ったのか。調理中の雑談を挟みながら、4種類の食べ方で完食するまでを追う。

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開運食材から親子丼へ、そして「メガ盛り」に

依頼は、縁起が良いとされる天赦日と一粒万倍日が重なる2026年10月1日に向けて「開運レシピ」を考えてほしいというものだった。占い師のシウマ先生が監修し、開運に良いとされる食材を挙げた。米は実りを収穫して得るものなので金運や実りにつながるとされ、鶏肉と、そこから生まれる卵も金運アップの食材とされる。米・鶏肉・卵とくれば「もうあれしかない」として、リュウジは親子丼に決めた。

ただし、開運だからといって普通の親子丼を作るだけでは特別感がない。そこでリュウジは「MEGA BIG」にかけて、巨大な親子丼を作ることを自ら提案した。とはいえ自分のスタッフは少食ばかりで食べきれない。そこで、以前から食べ方がきれいだと思って見ていた、ぞうさんパクパクをゲストに呼んだ。大食いYouTuberとのコラボはこのチャンネルでは初めてだという。

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ゲスト・ぞうさんパクパクの「食べ方」へのこだわり

番組の紹介によれば、ぞうさんパクパクはYouTubeを中心に活動する大食いYouTuberで、飲食店や飲食業界を盛り上げたいという思いから、おいしく楽しく食べる姿が幅広い層に支持されている。「最強大食い王決定戦2022」に番組推薦で本戦進出して以降、地上波出演も増えているという。これまでの最高記録はカレー9kgで、さすがにそのレベルになるとかなりきついと語った。一方で、大きい親子丼は「なんだかんだ食べたことがないかもしれない」という。

リュウジは、大食いといえば勢いよくかき込むイメージがあったが、ぞうさんパクパクはきれいに食べ上げるので見ていて気持ちがいいと話す。本人は「フードファイター」という呼ばれ方があまり好きではないという。苦しそうな姿は見せたくなく、テレビでも「おいしく楽しく食べる人」と紹介してもらっているそうだ。

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材料と、焼き鳥屋の親子丼というコンセプト

10人前の材料は、鶏もも肉1.2kg(3〜4枚)、卵20個、三つ葉、長ネギ。ご飯は6合を炊いて約2kgになった。卵を20個使うのはリュウジも初めてだという。目指したのは焼き鳥屋で出てくるような親子丼で、鶏肉を焼いて香ばしく仕上げてから卵でとじる。器はガーデニング用と見まがうほど大きなものを用意し、一度に作れるよう大型のフライパンも新たに買った。

長ネギは焼き鳥屋らしく斜め切りにし、青い部分を少し入れてもかまわない。リュウジによれば、10人前で250〜300g程度になる。三つ葉は彩りとして効果的だが、なくてもよいとしている。

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大量調理が失敗する理由は「水分」

デカ盛りは難しい、とリュウジは繰り返した。10人前を一度に作るには水分の調整にスキルが要る。親子丼は出汁で煮るが、最初の水分を少なくしておかないと、べちゃべちゃの雑炊のようになってしまう。リュウジはこれを「大量に作ると失敗する原理」と呼び、大量に作るときは水分をなるべく控えるのが非常に大事だと説明した。後の調味料の分量にも、この考え方が反映されている。

調理にはカセットコンロを使ったが、大きなフライパンを載せると周辺が熱くなりやすい。ボンベが熱されると危険なので、なるべく離して置くよう注意を促した。実際に途中で熱くなりすぎ、コンロを一度交換する場面もあった。リュウジは、オーバーヒートで交換するのは初めてだと話していた。

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鶏肉は切らずに皮目から焼く

鶏肉は塩も振らずに、皮目から焼き始める。1人前なら120gだが、それでも一口大に切らず、塊のまま焼くほうがよいという。切ってしまうと皮の面があちこちを向くが、1枚肉なら皮の面がすべてフライパンに接する。皮目をこんがり焼くことで焼き鳥屋のような香ばしさが出て、皮のぶよぶよ感もなくなる。脂が抜けてヘルシーにもなるという。リュウジは、普通の親子丼でも焼いたほうが好みだと話す。

チキンステーキのようにカリッと焼けたら、裏面も軽く焼く。こうすると切りやすくなる。中は生のままでも、後で煮るので問題ない。フライパンには大量の脂が出たが、今回は大食いの邪魔になるので全量は使わず、ネギを焼く分だけ残した。この鶏油はチャーハンなどに使うとおいしいので、捨てずに取っておくよう勧めている。

切り方について尋ねると、ぞうさんパクパクは細かいほうが食べやすいということは「特にない」と答えた。リュウジは「料理する側からしたらめちゃくちゃ楽」と言い、大ぶりに切った。家庭ではもう少し小さくてもよいという。味付けについても、大食いの人の中には薄味を好む人もいるが、ぞうさんパクパクは一般的な濃さで大丈夫だという。

鶏油で長ネギを焼くと香りが立つ。焼き目をつけると香ばしくなり、ネギも甘くなる。そこに肉汁ごと鶏肉を戻した。

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卵は混ぜすぎず、白身を残す

20個の卵は約1kgになる。リュウジはピザ生地をこねるためのボウルに割り入れた。トッピング用に卵黄を3つほど取り分けたが、これは見栄えのためで、家庭ではそのまま溶いてよいという。溶くときは箸を使い、白身が残る程度にとどめる。完全に混ぜると、のっぺりして「どこを食べても同じ味」になり飽きてしまう。白身をまだらに残すのは、食感の違いを出すためだと説明した。

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調味料の分量に込めた調整

調味料は、水150cc、みりん180cc、醤油130cc、鶏がらスープの素を大さじ3弱。1人前なら水は大さじ3程度で、単純に10倍すれば300ccほどになる。だが量が多いので150ccで十分だとした。これも先の水分の話につながる。みりんは、1人前ならすぐにアルコールが飛ぶが、10人前ではなかなか飛ばないので、しばらく煮る必要がある。

鶏がらスープを入れるのは、焼き鳥屋の多くが自前でスープを取っていることにちなんだもので、深みが増して親子丼がおいしくなるという。この段階では味はかなり濃いと話していた。

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3回に分けて卵を入れ、箸で動かす

溶き卵は中火で3回に分けて入れた。家庭では2回程度でよく、1人前なら卵2個、火加減は弱火を勧めている。今回は量が多すぎるため中火にした。

デカ盛りならではのコツとして、リュウジは箸で動かしてやると卵が下までくぐると説明した。ここで「結構デカ盛り作るの向いてるかもしれない」と自賛する場面もあった。卵を3段階に分けることで、食感のコントラストが生まれるという。

一方で、苦労した点も率直に語っている。白身がずるっと固まった部分は火が通りにくいので、箸で切ると火が入りやすい。ただし完全に火が通ると半熟感がなくなる。火から遠い部分は生煮えで、火に近い部分は硬くなりがちなので、こまめに動かしたほうがよい。リュウジは「やっぱりデカ盛りは経験が必要だな」と漏らしていた。親子丼は白いところと黄色いところのコントラストが大事で、全部固まるとおいしくなくなるとも話している。

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一発で盛り付け、卵黄と金箔で仕上げる

約2kgのご飯を、大きなしゃもじで器に盛った。タレに水分が多いので、ご飯は固めに炊くとよいという。リュウジは半熟の今がいちばんおいしいと判断し、巨大なフライパンから一気に滑らせて盛り付けに成功した。

三つ葉を卵と一緒にとじるのを迫力に押されて忘れたため、最後に散らした。生で使う場合は葉の部分をちぎって載せるとよいという。取り分けておいた卵黄を載せ、さらに開運の演出として金箔を振った。普段のバズレシピには出てこない仕上げである。これで「MEGA BIG開運5kg親子丼」が完成した。ぞうさんパクパクは「サンプル品みたい」と評した。

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調理中の雑談:もし12億円が当たったら

調理の合間には、1等最高12億円にちなんだ話もした。ぞうさんパクパクは、給料の多くが食費に消えるという。当たったら牛1頭を食べる企画をやってみたい、回らない寿司屋でお腹いっぱい食べてみたい、と話した。ただ、職人さんに迷惑をかけないか気になるという。リュウジは喜んでやってくれる人がいると言い、いい寿司屋を紹介すると約束した。行ってみたい場所には青森を挙げ、ハワイでTボーンステーキを腹いっぱい食べたいとも話している。

運気のためのルーティンを聞かれると、ぞうさんパクパクは子どもの頃から自分なりの験担ぎがあると答えた。「この穴に石が入れば大丈夫」といったものだという。リュウジは「嘘つけないんで」と前置きしたうえで、開運にはあまり執着がなく、神社にもあまり行かないと話した。ただし占いは好きだという。

ほかに、ぞうさんパクパクは撮影から帰ると夜はあまり食べず、酒を飲むこと、私生活でもコンビニやほっともっとでリュウジの監修商品を食べていることも語った。

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実食:一口目から最後まで

ぞうさんパクパクはこの日のために食事を抜いて臨んだ。一口目の感想は「美味しすぎます」。出汁と卵のふわふわ感のバランスがよく、鶏肉が香ばしいと評価した。ご飯が固めに炊いてあるので、水分量が絶妙だとも話す。デカ盛りを初めて作ってこのバランスはすごい、店で食べたいレベルだ、とも語った。

途中で何分目かを聞かれると、「5ぐらい」と答えてリュウジを驚かせた。ただ本人いわく、何分目かはよく聞かれるがよく分からず、「美味しく食べられる範囲」で言えば4〜5くらいだという。店に3kgで頼んでも5〜6kg出てくることはよくあるといい、リュウジも今回の量は5kgより多いはずだと話していた。

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3つの味変と、ひつまぶし風の締め

リュウジは味変を3つ用意していた。

1つ目は岩下の新生姜で、酸味があれば食べ進めやすいと考えたという。ぞうさんパクパクはもともとつまみとしてよく買うほどの好物で、生姜の酸味と爽やかさ、食感の楽しさが合うと評価した。

2つ目は、リュウジが作った辛い調味料「マジスコ」である。激辛ではないが、親子丼に合うはずだと勧めた。ぞうさんパクパクは辛いもの好きで、普段から青唐辛子をかじるほどだという。マジスコについては、辛さは抑えてあるのに食欲をそそる味わいで、親子丼に限らずいろいろな料理に使える万能ソースのようだと話した。リュウジは1本をお土産に渡した。ぞうさんパクパクのマネージャーが、リュウジのレシピを毎日のように作っているという話も出た。

3つ目は締めである。味の素の鶏白湯スープをお湯で溶かしただけのものに、余っていた三つ葉と海苔を添え、好みでわさびを加えて、ひつまぶし風にかけて食べる。そろそろ汁気がほしい頃だろうと考えての用意で、コース仕立てにしたとリュウジは説明した。ぞうさんパクパクはこの食べ方は初めてだという。リュウジもこの食べ方を今後やりたいと話していた。

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完食、そしてそれぞれの感想

器もスープの皿も、米粒ひとつ残らず空になった。ぞうさんパクパクは「一口一口が本当に幸せでした」と語り、最初から最後まで、この時間がずっと続けばいいと思ったという。4種類の味で、親子丼ひとつからコース料理のような食べ方ができることを初めて知ったとも話した。

リュウジは、食べきる瞬間に少し感動したと振り返った。どう作ればおいしく食べてもらえるかを考えて出した料理を、すべて平らげてもらえた。しかも最後まで笑顔で、きれいに食べてくれたことが料理人としてうれしかったという。リュウジはまたコラボしたいと話し、ぞうさんパクパクも応じた。

最後は企画の趣旨に戻り、開運飯を5kg食べたぞうさんパクパクがMEGA BIGを10口購入して締めくくった。リュウジは、5kgは難しいだろうからと1人前のレシピを概要欄に載せたと案内した。工程は今回と同じだという。