消えるマクドナルドのチキンバーガー4種を食べ比べ、最も気に入ったチキチーを食パンで再現する

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概要

料理研究家のリュウジは、マクドナルドで販売終了になるチキン系バーガー4品を食べ比べた。SNSでは販売終了を惜しむ声が多く、本人は「本当に消えていいものなのか」を自分で勝手に判定すると話す。マックを取り上げて再生数を稼ごうとしていると自ら認めたうえで、試食に進む。後半では、一番気に入った「チキチー」を家庭で作る「ジェネリックチキチー」を実演した。

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チキンフィレオ:思ったより本格的だが、チキンならケンタッキーと比べてしまう

リュウジは、マクドナルドのチキン系メニューをほとんど食べたことがないという。チキンフィレオもあまり記憶にないそうだ。マックチキンのような安っぽい味を想像していたが、実際はサクサクの衣に1枚肉が入っていて、まったく安っぽくなかったと評価する。肉は肉厚で、もも肉ではなく胸肉だろうと見ている。ソースはオーロラソースに近い甘めのマヨネーズ系で、チーズは入っていない。

「これをなくすのはどうなんだろう」と言うほど気に入った一方で、チキンを食べるならケンタッキーと比べてしまうとも話す。以前食べたケンタッキーのチキンサンドがおいしかったため、チキンが目当てならケンタッキーに行きたくなる、という評価だ。それでもマックの中ではかなりおいしいバーガーだとまとめた。

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てりやきチキンフィレオ:文句なしのA評価

てりやきチキンフィレオはチキンフィレオに照り焼きソースをかけたもので、リュウジはこの商品の存在を知らなかった。チキンがバンズからはみ出すほど大きく、価格は500円だったという。

リュウジはもともとてりやきマックバーガーが大佑で、「マックの照り焼きソースは優秀すぎる」と話す。マヨネーズにはレモンのような柑橘の香りがあり、照り焼きとチキンに合わせて調整されていると感じたそうだ。かつて再現したシェイクシャックのチキンサンドを引き合いに出し、あそこまで脂っこくはないが、コンビニのとびきりおいしいチキンのような良さがあるとも語る。評価は文句なしの「A」。この味はほかにないと付け加えた。

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チキチー:最安の300円なのに一番好き

チキチーはほかの商品よりかなり安く、300円だった。見た目は「からあげクン」のようだと言いながら食べてみると、中はナゲットのような、ミンチを揚げたメンチカツのような食感だったという。

リュウジはこれを4品の中で一番好きだと話す。フィレオは胸肉なのでパサつきがあるが、チキチーはナゲットのように柔らかく、パンとの相性がとても良い。本人がナゲット好きだということもあって、「そんな人気メニューをなくすのはよく分からない」「ちょっと許せない」と強く惜しんだ。

初めて食べたのに販売終了になる状況を、スタッフが「初めて行ったライブで解散宣言されたみたい」とたとえた。するとリュウジは、実際にその経験があると話し出す。昔、ヴィジュアル系バンド「蜉蝣(カゲロウ)」のライブに当時の彼女と行ったところ、解散を告げられた。周りのファンはボーカルの名前を叫んで泣いていて、彼女も泣き崩れていたという。

チーズ入りのチキンナゲットをはさんだバーガーはほかでは売っていないので、リュウジはチキチーを再現することに決めた。

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シャカシャカチキン:チーズパウダーが塩辛すぎてC評価

最後はシャカシャカチキンだった。リュウジの記憶では、昔は100円マックで売られていた。チーズ味しかないことにも触れ、学生時代を懐かしむ。ただ、本人にとって「シャカシャカ」といえば、ファーストキッチン(現在はウェンディーズになっている)のポテトのイメージだという。

チーズパウダーを振って食べたところ、評価は一変した。香りはいいが、とにかく塩辛い。スタッフは子どもの頃はおいしかった記憶があると言うが、リュウジは塩辛いラーメンくらいしょっぱいと表現した。中のチキンはチキンフィレオと同じものだろうと推測している。

問題点としてリュウジは、揚げ物にチーズパウダーが合わないことを挙げる。振るならガーリックとペッパーのほうがいいと提案した。パウダーはプリングルズの粉のようで、それが3倍くらいかかっている感覚だという。粉は振らないほうがおいしいだろうと話し、評価は「C」。自分のレシピはしょっぱいとよく言われるが、実は塩辛すぎるものは苦手なのだと笑いを交えて語った。

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再現の方針:チキンフィレオは過去の動画を参照

再現するのはチキチーだ。チキンフィレオは以前に作ったことがあり、マックのものとは別物だが、そちらを参考にしたほうがおいしいとリュウジは言う。マックのチキンフィレオそのものを再現してほしいという声があれば、別の動画で考えるとした。

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パティの仕込み:鶏ひき肉に片栗粉と調味料を混ぜて簡易ナゲットにする

材料は鶏ひき肉だ。もも肉でも胸肉でもいいという。今回は2個分として200gをボウルに入れた(概要欄には1個分の分量が載っている)。そこへ次の調味料を加える。

  • 片栗粉 小さじ4(衣の役割と、肉をふっくらさせる役割を兼ねる)
  • 塩 2つまみ
  • 砂糖 2つまみ(甘みが加わり、ナゲットらしくなる)
  • マヨネーズ 小さじ2(脂分を補う)
  • うま味調味料 10振り(多めに入れる)
  • コショウ 4振り
  • ガーリックパウダー 6振り

これをよく揉み込んで混ぜる。

マックがもも肉を使っているのかとスタッフに聞かれると、リュウジは推測として答えた。マクドナルドはアメリカ発祥で、アメリカでは胸肉が高い。だからいろいろな部位の端材を使っているのではないか、もも肉か胸肉かはあまり関係ないだろう、むしろ胸肉は高いので入っていない気がする、という見立てだ。ただしこれは本国の話で、日本については分からないと断っている。

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レモンマスタードソース

ソースはマヨネーズ大さじ2に、イエローマスタード小さじ2ほど、レモン汁小さじ1ほど、塩2つまみ、うま味調味料少々を混ぜて作る。うま味調味料は味を整えるために入れる。マスタードはなくても十分おいしく、なければレモン汁を少し増やせばいいという。

本家にマスタードが入っているかは分からず、レモンが混ざっているだけかもしれないとリュウジは認めている。それでも自分が好きなのでレモンマスタードソースにした。これでかなり近い味になるだろうと話す。

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パンは6枚切りの食パン:バンズが手に入らない

パンは6枚切りの食パンをトーストして使う。「そこまでするならバンズを買えばいい」と思うかもしれないが、バンズはなかなか売っていないとリュウジは言う。ファミチキ用の「ファミチキバンズ」も候補に挙がったが、小さすぎる。6枚切りの食パンなら田舎でもどこでも手に入るので、ずっとこれで作っているという。

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揚げ方:薄く伸ばし、少ない油で揚げる

油は、こだわるなら米油だが、サラダ油で十分だという。マックもサラダ油だろうとリュウジは見ている。本人は最近、サラダ油だと胃がもたれるそうだ。

フライパンに深さ1cmほど油を入れて温める。その間に肉だねを半分に分け、手のひらでできるだけ薄く伸ばす。薄くするとパンにぴったり収まる。油が少なくて済むので節約にもなる。衣は肉だねの片栗粉だけで、追加の打ち粉はしない。本家のナゲットも衣はそれほど付いていないはずだし、チキチーにそこまで手間をかけて作る人もいないだろう、というのが理由だ。

大きさの都合で1枚ずつ揚げる。薄いので火が通るのは早い。カリッとするまで揚げたいので、やや強めの火力がいいという。粉が少なくてもしっかり色づき、周りが茶色くカリッと揚がれば完成だ。少し焦げたが、リュウジはよく焼いた色が好きだと話す。2枚目は油の温度が上がっているので、さらに早く揚がる。

マックのチキチーのパティには大豆などいろいろ入っているだろうとリュウジは推測する。今回のパティはほぼ肉と片栗粉なので肉感が強く、鶏ひき肉なので安く作れるという。揚げるのは面倒だが、マックに行ったと思えば安いと話す。

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味を決めるのはチーズ:2枚使う理由

作ってみて分かったのは、味の決め手がチーズだということだった。本家のナゲットはおそらく50〜60gほどで、今回のパティは1個100gと約2倍ある。パンも重いので、チェダーチーズを2枚にした。1枚でも試したが、それでは味が薄く感じたという。

組み立ては、トーストした食パンにチーズ2枚、パティ、レタス、ソースの順に重ねる。レタスは多く乗せると崩れるので控えめにするが、乗せるかどうかで味が変わるので欠かせない。リュウジはレタスを野菜というより、ハーブのような調味料として捉えていると話す。ソースは半量をたっぷりかける。最後は紙で包んで仕上げた。

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試食:食感はチキチー、肉感は本家より強い

試食では、ナゲットのような食感がいいとリュウジは評価した。通常のものより肉感があり、ソースもよく合っている。スタッフも、噛んだときの感じや柔らかさがまさにチキチーだと話した。マスタードの酸味と爽やかさ、塩加減も良かったという。

本家との違いも挙げている。マックのものはもっと薄く、大豆も混じっている。ただ、これ以上薄くするのは手作業では難しいとリュウジは言う。また、チキンフィレオのように胸肉を使うとこの柔らかさは出しにくいので、ひき肉で作るのはいい方法だと話す。スタッフは、マックの再現と言わなくても、普通のハンバーガーとして売れるほどだと評した。

リュウジは最後に、チキチーがなくなると嘆いている人も、家でこれだけおいしくてボリュームのあるものが安く作れるのだから泣かなくていい、ぜひ作ってほしいと呼びかけて動画を締めた。