寝つきの悪さは「入浴のタイミング」で変わるかもしれない:睡眠指導の専門家に聞く、深く眠るための考え方
新R25チャンネルベッドに入っても1時間以上眠れず、慢性的な睡眠不足に悩む聞き手の渡辺りんたろうが、SleepLIVEの代表で公認心理師・睡眠改善インストラクターの小林麻利子に相談した。小林は14年以上にわたり個人向けの睡眠改善支援を続け、近年は睡眠研究にも取り組んでいる。カウンセリングの内容を研究し、研究の成果をカウンセリングに生かしていると自己紹介した。
小林の立場ははっきりしている。呼吸法や睡眠グッズなど睡眠を良くする方法は数多く紹介されているが、それぞれの効果には強弱がある。多くの人はその強弱を知らない。小林が最も重視するのは入浴による深部体温のコントロールだという。
相談内容:ベッドに入ってから1時間半眠れない
渡辺の悩みは具体的だ。前日は23時に寝るつもりだったが、ベッドに入ってから1時間半ほど眠れず、寝ついたのは0時半ごろだった。6時に起きる予定が8時まで起きられず、睡眠時間が足りないまま一日が始まる。これをほぼ毎日繰り返している。
以前、0時に寝て6時半に起きる生活を試したこともある。しかし寝つくまでに1時間かかるため、実際の睡眠は5時間半になった。6時間半眠ろうとすると就寝が1時になり、起床が7時半や8時にずれ込む。7時間眠っても回復した感じがせず、土日に9時間眠っても起きたときに疲れが残っているという。小林は冒頭で、この話だけでも指摘したい点がたくさんあると応じた。
睡眠は「スマホの充電」
睡眠はなぜ重要なのか。小林はスマートフォンの充電にたとえて説明した。日中にきちんと動かすには充電が必要で、充電しなければすぐに電池が切れる。人間の体も同じで、睡眠で充電しないと翌日を夜まで持ちこたえられない。
ここでいう「持ちこたえる」とは、最高のパフォーマンスを保つことを指す。小林は集中力に加えて、運動する人にとっての成長ホルモンの分泌も挙げた。筋肉をつけたい、仕事をもっと頑張りたい、美しくなりたいといった理想を追うために必要な充電が睡眠だという。
小林によれば、あまり眠らなくても一応は生きていける。しかしその場合、筋肉がつきにくい、太りやすくなる、肌が荒れる、決まった時間内に仕事が終わらず残業が必要になる、といった状態に陥る。渡辺が「決まった時間内に成果が出せず、その結果睡眠時間が短くなるループに入っている人も多いのでは」と指摘すると、小林も同意した。残業で寝るのが遅くなり、睡眠の質も時間も損なわれ、翌日の仕事の質も下がる。その悪循環が続くのだという。
休日の寝坊が生む「社会的時差ボケ」
小林がZ世代に多いと指摘したのが「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)」である。土日に遅寝遅起きで長く眠ると、日本にいながらハワイへ旅行したような状態になる。月曜日に出社するにはリズムを前へ戻さなければならず、これがつらい。小林は、ハワイに着いた初日のしんどい時差ボケが毎週月曜日に起きている状態だと説明した。
小林はオーストリアの研究を紹介した。休日の寝坊の影響がいつまで続くかを調べたもので、体内時計が元に戻るまで3日かかり、影響は水曜日まで続くことが分かったという。月曜も火曜も水曜もつらく、木曜にようやく元のリズムに戻る。ところが別の疲労研究によると、週の半ばの水曜後半から疲労が蓄積していく。その結果、一週間ずっとつらい状態が続く。
渡辺は、土日はゆっくり寝て起き、月曜から早寝早起きに切り替えていると話した。小林はそれを「一番やばい」パターンだと指摘した。20代なのに30代や40代に見える人もいて、その背景に睡眠がある、というのが小林の見方である。
ただし小林は、これを本人の怠慢とは捉えていない。眠りの質を高める正しい方法を知らないだけだという。今40代の小林が育ったのは、睡眠不足や残業を良しとする時代だった。その世代が親になっても睡眠を良くする方法を知らないため、子どもに伝えられない。こうして眠りの悪い世代が続いているのが今の日本だと小林は語り、だからこそ本気で取り組んでいると話した。
睡眠は「量」か「質」か
渡辺は、量が大事という説と、短くても質が高ければよいという説のどちらを信じればよいかと尋ねた。小林は、質が高ければ睡眠時間は短くてよいという説には現時点で全くエビデンスがないとして、信じないよう求めた。
小林は睡眠を四角形で考えることを提案した。縦が眠りの深さ、横が睡眠時間である。眠りが深ければ睡眠時間は短くて済むことは分かっている。しかし眠りの深さには限度があり、最低でも6時間半から8時間の睡眠時間は必要だという。20代であれば、休日ではなく平日に6時間半から7時間は眠ったほうがよいと小林は勧めた。
小林は仕事の進め方にも触れた。脳が働いていない状態で遅くまでだらだら仕事を続けるのは非効率で、もったいない。プロのビジネスパーソンとして最高の仕事をしたいなら、区切りをつけて休息に切り替え、眠り、翌朝から最高の脳の状態で仕事をしてほしいと語った。
データで見る日本人の睡眠と、年齢による質の低下
小林はいくつかの統計を紹介した。日本人の睡眠時間は世界平均より約1時間短い。6時間未満の人は35〜50%、慢性的な睡眠不足の状態にある人は40%にのぼる。働く人の約80%が睡眠不足を自覚し、約89%が睡眠の質に不満を持っているという。
Z世代については、ある調査で寝つくまでに20分以上かかる人が20代で25%おり、他の世代より圧倒的に多かったと述べた。小林によれば、寝つきの悪さは本来年齢とは関係がない。10代でも80代でも寝つきの悪い人はいる。しかし50代や60代より日光を浴びて活動しているはずの20代で寝つきに課題があるのは、相当問題だと指摘した。
小林は渡辺に、眠りの質は年齢とともにどうなると思うかと尋ねた。渡辺は「上がるのでは」と答えたが、小林の答えは逆で、眠りの質は年齢とともに低下していくことが分かっているという。寝つきは年齢とともに悪化するわけではない。しかし質は落ちていく。今改善しなければ、寝つきが悪いうえに途中で何度も目が覚める状態になりかねない。小林はこう説明したうえで、深い眠りを得る方法の話に移った。
鍵は深部体温の「急降下」
小林は、深い眠りを得る鍵として深部体温を挙げた。深部体温とは脳や内臓の温度であり、脇の下で測る体温や手足の温かさとは全く関係がないという。
小林はクイズ形式で三つのポイントを示した。第一に、深く眠るには深部体温が下がっていく必要がある。第二に、下がり方は緩やかな場合よりも急降下のほうがよい。小林はジェットコースターの急降下にたとえた。第三に、寝るタイミングは体温が下がり切った底ではなく、下がり始める途中がよい。
さらに、一日のなかで体温の高低差を大きくすることも大事だという。眠れない人は日中に体温があまり上がらず、夜もあまり下がらない。日中は高く、夜は低くすることが必要だと小林は説明した。体温の高低差があり、体温が急降下するタイミングで眠りにつけば、何も考えなくても深く眠れる、というのが小林の説明である。
入浴は「40℃・15分」、寝るまでの間隔が大事
普通に生活していても体温は下がるが、家にあるものを使ってあえて体温を上げ、その反動で下げる方法がある。渡辺が「入浴」と答えると、小林は正解だとした。
小林は睡眠研究所のCROも務め、なかでも入浴の研究に最も力を入れているという。呼吸もアロマもストレッチも枕も大事だが、睡眠の質を圧倒的に高められるのは入浴だと強調した。温熱刺激が深部体温をあえて上昇させ、その後の急降下を作る条件に合うからだという。サウナについては、自宅にあって就寝2時間前ぐらいに出られるならよいとした。ただ外出先では都合のよい時間に入れないことも多いため、家の風呂で十分だという。
小林が示した目安は、40℃の湯に15分である。これで深部体温が約0.5〜1℃、場合によっては1℃以上上がり、その後の下がり方の角度が大きく変わるという。小林の研究所では、シャワーの場合と40℃の湯に20分浸かった場合を比べた。シャワーでは深部体温の下がり方が緩やかだったのに対し、湯船では急降下した。この傾向は眠りに入った後も続き、傾きの差は約4倍だったと小林は報告した。
渡辺は毎日湯船に浸かっている。ただ、41℃ほどの湯に20分入り、しっかり汗をかいていた。さらに風呂から上がって寝るまでが20分程度しかない日も多く、前日もそうだったという。小林は、湯温がやや高く、深部体温が上がりすぎていると指摘した。入浴で上がった体温はいったん平熱に戻り、そこから下がっていく。大事なのはこの下がるタイミングで眠ることである。上がった状態のまま寝ようとすると、寝つきが悪くなったり途中で目が覚めたりするという。
小林の基本的な目安は、入浴後1時間ほどで寝ることだ。浴室が涼しい家なら1時間で十分な場合もある。代謝が良さそうな渡辺には、1時間から1時間半空けることを勧めた。その間は寝ようとせず、ベッドの上でぼんやりストレッチなどをして過ごし、体温が下がるタイミングで自然に眠ればよいという。
小林は、渡辺が「寝つきに1時間かかる」と感じていたのは、入浴で上がった体温が下がってくるまでに単にそれだけ時間がかかっていただけかもしれないと述べた。病的な状態ではない可能性がある。入浴を1時間前倒しするだけでかなり改善するケースも多いという。平日の睡眠の質が悪いため土日にしわ寄せが来ているだけかもしれず、そこも改善しうると小林は見ている。
「考えるな、感じろ」:前頭前野を休ませる
小林は、さらに深い眠りを得る方法として、自律神経にかかわる話を続けた。考え事や仕事、寝る直前までのスマホで、交感神経が強く優位になっている人が多いという。
眠れないときに何をしているかと聞かれ、渡辺は答えた。何も考えないようにしても仕事のことを考えてしまうので、好きなサッカーでプレーしている様子を妄想するという。小林は、妄想するのもある程度は考えている状態だと指摘した。考えるときには額のあたりにある前頭前野が働いている。ここが働いていると、入浴で深部体温を上げ下げしても脳が熱いままになり、眠りに入れず質も下がるという。
そこで小林が勧めるのは「考えるな、感じろ」である。明日何をするか、サッカーでどう動くかといった思考をいったんオフにし、体の状態を感じる。たとえば呼吸で、口から温かい空気が抜け、鼻から冷たい空気が入ってくるという温度の変化を感じる。こうして受容することが前頭前野を働かせない方法だという。
呼吸で心拍を落とす:現時点では「4秒吸って6秒吐く」
交感神経が高い人は心臓が強く速く打っている。小林によれば、道具を使わずに心拍を遅くできる方法は呼吸だけである。自分の手の中に心臓があるとイメージしながら呼吸を繰り返すと、呼吸の速さと心臓の動きが共鳴することが分かっているという。
何秒かけて吐けばよいかは、小林自身がまさに研究中だという。これまでに、4秒吸って4秒止めて7秒で吐く方法や、小林の著書で提唱した3秒吸って2秒止めて5秒で吐く方法もあった。しかし現時点の研究では、4秒吸って6秒かけて吐く呼吸で、リラックスを示すアルファ波が増え、活動を示すベータ波が減る良い脳波の状態が得られているという。小林はこれを2026年4月時点の結果とし、今後の検証で変わる可能性があると留保した。
心の持ち方:「別に寝なくてもいいや」
最後の要素は心である。渡辺は「早く寝なきゃ」と強く思ってしまうと話した。小林は、睡眠は無意識のうちに起こる現象だと説明する。早く寝なければと意識的に動かそうとした時点で、絶対に眠れないという。
小林が勧めるのは「逆説的意図」と呼ばれる考え方だ。自分がこうしたいと思っていることの逆を、あえて思う。早く寝なければと思うなら「別に寝なくてもいいや」と思い、明日のプレゼンを絶対成功させなければと思うなら「失敗してもいいか」と思う。番組では、小林の言葉を渡辺が復唱する場面もあった。
小林によれば、寝る前は理性的な脳機能を担う前頭前野の働きが低下し、扁桃体など感情的な脳機能が目立つ状態になる。そのため普段より否定的な考えになりやすい。渡辺も、普段はポジティブなのに寝る前になると急にネガティブな思考が強くなると話した。小林は、それが人間の古い脳、本能に近い状態だと説明した。そこで「どうしよう」と考えると交感神経が刺激され、心拍も速くなる。
小林は、心から納得できなくてもよいという。「小林が言っていたし」くらいの気持ちで、目をつぶって呼吸だけしておけばよい。呼吸や脱力、受容といった行動を取れば、体は勝手に変わり、勝手に眠れるようになるという。渡辺も、眠れないときほどいろいろ考えていて、眠れるときは気絶するように寝ていると振り返った。
寝る前の自分は「バカ」だから、整理は睡眠に任せる
小林はさらに、脳は睡眠中のほうが整理整頓されると付け加えた。多くの人は寝る前に頭の中を整理しようとするが、寝る前の脳は働きが落ちているのだから、そのときに頭を整理しようとしなくていい。いったん睡眠に任せてしまえば、深く眠れたときには朝すっきりしている。どうでもいいことや言われた嫌なことも睡眠が整理し、忘れさせてくれるという。小林自身、夫婦喧嘩をしても翌日にはけろっと忘れていると話した。渡辺が「寝る前の自分より、寝ている自分のほうが頭がいい」とまとめると、小林は「寝る前の自分はバカなんだから、何も考えなくていい」と応じた。
ただし小林は、その土台になるのはやはり入浴による深部体温のコントロールだと念を押した。一つだけやるなら入浴を勧めるという。入浴だけでも、眠たくてたまらない状態になると小林は述べた。
平日の質を上げれば、休日に寝溜めしなくなる
入浴、受容、呼吸、心の持ち方を平日にきちんと実践すれば、体内リズムが整ってくる。週5日の睡眠の質を高めれば、土日にあえて長く寝ようとは思わなくなる。小林はこの状態を作ることが大事だと述べた。
では寝溜めはできるのか。小林の答えは「できない」だった。できる方法があればノーベル賞級だろうという。睡眠研究は進んでいるが、睡眠を短時間で済ませる方法も見つかっていない。睡眠を味方につけずに生きることもできる。しかしその場合、パフォーマンスが落ち、人より早く老化し、医療費がかかり、早く死ぬかもしれないと小林は語った。今は若いと思っていても、30代、40代、50代もすべて自分である。将来笑顔で生きるためにも、20代は大事な時期だと締めくくった。
この後、動画はベッドを使った実践パートに移る。寝始めの姿勢が大事であること、枕なしで寝ているという渡辺への指摘、カップルで同じベッドを使うことへの言及などが断片的に映っているが、詳しい内容は後半の動画に続く構成になっている。
睡眠で悩みに悩んでまして。Z世代に多いのがソーシャルジェットラグ。社会的時差ボケ。
土日はゆっくり寝てゆっくり起きてて、月曜から早寝早起きをしてるんですよ。1番やばいとこですね、これ。はい。マジですか?
量と質の話が出てきたと思うんですけど、これってどっちが大事なのか?睡眠の質が高ければ睡眠時間は短くていいっていうのは、これ全く今エビデンスないので、それは信じないでください。
とにかく寝つきが悪くて寝れない。そう。年齢と共に眠りの質はどんどん低下をしていくってことが分かってるので、今この時点で改善しないと、寝つきも悪いし眠りの質も悪いしっていう状況になっていく可能性があるので、今すぐ睡眠の深さを得る方法をお伝えしていきたいと思います。
呼吸も大事だし、アロマも大事だし、ストレッチも大事、枕も全部大事だけど、なの。そんな熱が。
小林麻利子先生。はい。本日はよろしくお願いします。よろしくお願いします。
小林先生、新R25初出演だと思うので、私の方から紹介させていただければと思うんですが、SleepLIVEの代表をされていらっしゃって、公認心理師、睡眠改善インストラクターということでよろしかったでしょうか。はい、そうです。
基本的に個人向けの睡眠改善支援っていうのを14年以上ですかね。はい、そうです。
もう本当に睡眠がブームになる前から、ひたむきに個人の睡眠改善っていうところをずっとやっておりまして。加えて最近だと睡眠の研究もしているので、カウンセリングの内容を研究したり、研究の内容をカウンセリングに生かしたりと相互作用させてる、割と稀な人です。二刀流です。
いや、まず睡眠の専門家でいらっしゃるっていうことで、本当にまさに僕がもう睡眠で悩みに悩んでまして。とにかく寝つきが悪くて寝れない。ほうほうほう。で、睡眠時間がずっと慢性的に足りないっていう状態になっちゃってまして。
で、今日の朝とかも本当は6時に起きるはずが8時に起きちゃって、起きられなくて。で、朝はこうな気分でスタートする。で、その前にそもそも昨日は11時に寝たかったんですけど、ベッドに入ってから1時間半くらい寝れなくて、寝ついたのが12時半くらいになってしまって。で、その結果起きるのも遅くなってしまって、ちょっと睡眠時間足りない状態で、みたいなのを本当に毎日繰り返してまして。ちょっとこれ本当に辛いなということで。辛いですね。
結構、睡眠に苦手がある。はい。あ、なるほど。そうなんですね。もう色々ね、お話できればと思います。今の話だけでもいっぱいもう突っ込みたいところがありました。うわあ、すごい。ちょっと色々聞いていただけると思います。
で、後半はですね、実際ベッドがあるんで、寝方のところとかもお伺いできればと思いますので、本日はよろしくお願いします。はい、よろしくお願いします。
はい、まずそもそも論のとこをお聞きしたいんですけど、睡眠ってなんで重要なのかとか、どんだけ重要なのかっていうのをそんなに分かってなくて、そっから聞いてもいいですか?もちろんです。
携帯の充電器と一緒です。おお、なるほど。簡単に言うと、日中ちゃんと稼働させるために充電しますよね。で、充電しなかったらどうなるかっていうと、すぐ充電切れになります。そうですよね。もうそもそもつかなかったりしますよね。で、私たちの体ももちろん同じような状況で、充電をしないと次の日、1日夜まで持たないんですよ。なるほど。
で、この夜まで持つっていうのは、最高のパフォーマンスだから集中力も。あと運動もされていらっしゃるということなので、成長ホルモンの分泌だったりとか、ご自身がやりたいこと、例えば筋肉をもりもりにしたいとか、仕事をもっと頑張りたいとか、女性で言うともっと美しくなりたいとか、そういったその理想。ただ生きていくだけじゃなくて、その理想を追い求めるために必要な充電が睡眠なんですね。うん、なるほど。
だから睡眠は別に取らなくても一応は生きていけるんですよ。あ、そうなんですね。寝ないともちろん倒れちゃいますけど、あんまり寝なかったとしても一応は生きてはいける。だけど例えば筋肉もりもりになりたいなって方はなかなか筋肉がつかなかったりとか、ちょっと太りやすくなっちゃったりとか、お肌はガタガタに崩れてしまったり、もう残業しないとその日にやらなきゃいけないことができないと。はいはいはい。そういう状況になってしまいますよね。
仕事の成果を出したいとかって風に思ってても、決まった時間の中で成果が出せなくて、その結果睡眠時間が短くなって、みたいなループに入ってる人も多い気がする。そうなんですよ。結局残業で遅くなっちゃって寝るのが遅くなって、眠りの質も時間も短くなる。そうすると翌日の仕事の質も悪くなってしまって、っていうもう悪循環が永遠に続いています。
で、20代は特に土日長く寝ていません?土日はもう結構無制限に寝ちゃいます。ですよね。これ、これが良くないんですか?そう。もうZ世代に多いのがソーシャルジェットラグ。社会的時差ボケ。そんな概念があるんですか?
そう。社会的時差ボケっていうことは、結局今日本にいながらにして、例えばハワイに行ってるような感じですね。土日は遅寝遅起き型にして長く寝ようとするんですよ。はい。で、月曜日になってさあ会社に行こうってなると、リズムを前に頑張ってシフトしないといけないですね。
で、そうすると月曜日にすごくしんどくなったり、ブルーマンデーみたいになってるっていうのは、ハワイ旅行に行った初日、行ったその日ってすっごいしんどいんですよ。時差ボケ状態。それが毎週月曜日に起こってるっていう状況です。あ、そういう状態なのか。
はい。で、オーストリアの研究で、この土日の遅寝遅起きがいつぐらいまで続くかっていう研究があるんですけど、水曜日まで続いちゃうんですね。あ、遅めに体の体内時計がセットされてる状態が。そう。それがちゃんと元に戻るまで3日間要するってことが分かってるので、月曜日しんどい、火曜日もまだしんどい、水曜日もしんどい、で、ようやく木曜日に元のリズムに戻るんですけど、今度は疲労の研究があって、やっぱり週の半ば、水曜日の後半から疲労が蓄積していくってことが分かってるので、ずっとしんどいんですよ。
だから土日に長く寝て、それでまたしんどい月曜日を作っちゃってるっていう。それが渡辺さんです。これやばいですね。あ、そんなことになってたのか。そうなんです。
え、じゃあ僕の場合、結構土日はゆっくり寝てゆっくり起きて、月曜から特に早寝早起きをしてるんですよ。1番やばいってことですね、これ。はい。老けますよ。マジですか?20代なのに30代、40代みたいに見える方もいらっしゃいますよね。それって結構睡眠なんですか?あ、もうそうですよ。
ただ睡眠の正しい情報、眠りの質を高くする方法っていうことをただ知らないだけだと思うんですね。ただの間違い。学校とか親からも教えてもらってないと思って。そう。そこが日本やばいところ。てか、むしろ親も土日はゆっくり寝てます。そうなんですよ。
で、もう親世代、私は今40代ですけど、40代以上の方も、もっとなんて言うんですかね、もう大和魂、睡眠不足、残業万歳みたいな時代に私は育ってるんですけど、そういう人たちが子供を育てるとどうなるかって言うと、睡眠をよくする方法を知らないから子供にも伝えられないんですよ。で、同じように眠りが悪くなっていく世代がどんどん続いてるっていう状態が今の日本ですね。ちょっと大変ですね。大変なんですよ。なので私、本当に今本気で頑張ってます。なるほど。
そっか。ちょっとそもそも論として、今睡眠の量と質の話が出てきたと思うんですけど、これってどっちが大事なのかっていうのも論が色々あるなと思ってて、とりあえず質とか言わずにまずは量だって話もあったり、短くてもいいから質が高ければいいって話もあるんですけど、ここはどう考えればいいですか?
はい。後者の、睡眠の質が高ければ睡眠時間は短くていいっていうのは、これ全く今エビデンスないので、それは信じないでください。四角形で考えていきましょう。四角形の縦が眠りの深さと思ってください。で、横が睡眠時間と思ってください。で、もちろん眠りが深くなれば睡眠時間は短く済むってことが分かってます。ですが、ここのミニマム、最低っていうのが6時間半から8時間。未満はNGなんです。へえ。
だから眠りは深ければ深いほどってどこまでも深くはならないので、ある程度限度はあるんですけど、適切に深く取る、かつ6時間半から8時間、この四角形はちゃんと作っていく。はあ。なので、今20代であれば、大体でも6時間半とか7時間ぐらいはもう絶対、平日ですよ、土日じゃなくて、寝た方がいいとこですね。
その方が仕事のパフォーマンスが高くなるから。だらだらと遅い時刻まで、脳が働いていないのに仕事し続けるっていうその非効率な行動、めちゃくちゃもったいないんですよ。もうスパンとやめる時はやめる。それはもう脳の回復に必要な時間として休養の方向に。私たちはプロの仕事人でしょ。プロのビジネスマンじゃないですか。だから最高の仕事をするんだったら、もうスパンと休養の時間に切り替える。で、寝る。で、翌朝から、運動するのでもいいんですけど、もう最高の脳の状態でバーっと仕事できるような状況を作ってください。はい。大事なんですよね。
6時間半から7時間くらい、僕も確かに寝なきゃいけないと思って寝てるんですけど、寝つきが悪いせいで、例えば12時に寝て6時半に起きるって生活をやった時があったんですけど、12時にベッドに入っても寝るまでに1時間かかっちゃうんで、結果的に睡眠時間が5時間半になってしまうとか、6時間半寝ようとした結果、1時に寝てるんで起きる時間が8時とか7時半になってしまうとか、これがあって。辛いんですよ。
で、質も低い気がしてまして、7時間とかでしっかり寝ても回復してる感じがしないし、土日に9時間とか寝る時もあるんですよ。それでも逆に起きた時の疲れみたいなのがすごい残ってる感じがして。そうでしょうね。この辺が悩んでるんですけど、質はどうやって上げればいい?
はい。もうそこなんですよ。睡眠大事、睡眠時間大事ってみんな言ってるけど、具体的に睡眠の質を高くする方法をみんな知らないんですよ。何も知らない。で、よく呼吸法とかグッズとかいっぱいありますけど、並列で睡眠を良くする方法っていうのはたくさんあるけど、強弱があるのに誰も知らないんですよ。何が1番大事かって知ってますか?本当にそこ全然わかんないです。そうですよね。そこが日本人の足らないところ。で、渡辺さんも足らないところで、今日お伝えできればと思います。
ちなみにね、統計の話をさせていただくと、日本人の睡眠の現状としては、世界平均より大体1時間睡眠時間が短いってことが分かってます。で、実際6時間未満の方っていうのは35%から50%いらっしゃる。で、慢性的な睡眠不足状態は40%。で、働く人の約80%が睡眠不足を自覚されていて、約89%が睡眠の質に不満がある。だから漏れなくその89%に入っていらっしゃるところですね。
一方で、Z世代の睡眠の特徴をお伝えいたしますと、6時間台の方が圧倒的に多いんですけれども、ある調査がありまして、なかなか寝つけないなっていうのが20分以上の方っていうのが、20代で25%いらっしゃったんです。で、それが他の世代よりも圧倒的に20代が多いってことが分かってます。
これ本当に驚くべきことで、寝つきっていうのは年齢関係ないんですよ。だから10代でも20代でも30代、60代、80代でも寝つき悪い人はいらっしゃるから、別にそれは不思議ではないんですけど、本来やっぱり50代とか60代に比べて日光を浴びて動いたりする生活をされていらっしゃるのに、寝つきに課題があるっていうのは、まずは相当問題であるっていうこと。そうですよね。
ちなみに質問です。眠りの質は加齢と関係すると思いますか?上がるんじゃないですか?むしろ。眠りの質が上がる。はい。ブブー。え、違うんですか?眠りの質はどんどん悪くなっていきます。あ、悪くなるんですか?
はい。つまり20代で今寝つきに課題があるっていうことで、確かに年齢と共に寝つきがもっと悪くなるわけではなくて、年齢関係ないんだけど、眠りの質はどんどん低下をしていくってことが分かってるので、今この時点で改善しないと、寝つきも悪いし眠りの質も悪いし、つまり途中で何回か起きちゃうしっていう状況になっていく可能性があるので、今すぐ睡眠の深さを得る方法をお伝えしていきたいと思います。
ちょっと待って。そういうことか。若いうちに寝つけないとか眠りの質が悪いって、今後もっと悪くなってくのに。そう、そう、そう。あ、やば。やばいっす。
そうなんです。で、そもそも深い眠りを得るためにはどうしたらいいかって言うと、脳や内臓。この内臓とか脳の体温を深部体温って言います。深いところ、深部の体温だから、体温計で脇の下で測るようなものとか、手足の温かさとは全く関係ないですね。
じゃあ渡辺さん、質問です。深部体温がどうなっていれば深く眠れると思いますか?下がってればいいんじゃないですか?大正解。よしよしよし。素晴らしいです。内臓、脳の体温っていうのはどんどん下げていく必要があります。
でもその下げ方なんですけど、緩やかに下がるか急降下させるか、どっちがいいと思いますか?緩やか。ブー。あ、違う。急降下です。急降下なんですね。はい。ジェットコースターで言うともう急降下。ああ。この体温の変動を寝る前にまずは作る必要があるんですね。
じゃあもう1個質問です。体温が下がっていきます。平熱よりも例えばお風呂とかで上がったとして、平熱から下がっていく時に、どのタイミングで眠れば深く長く眠れるか。下がろうとするタイミング、それとも1番低いところ。下がり切ったとこか。急に落ちてる方がいいんだったら、落ちてる途中がいいんじゃないですか?大正解です。素晴らしいです。このタイミングなんですね。
で、加えて体温の良い状態っていうのは、高いところと低いところの高低差を大きくするってことです。眠れない方っていうのは、体温が日中あんまり上がらないし、夜もあんまり下がらないんですね。深く眠るためには、日中高くする、で、夜は低く体温を下げていくってことが大事です。あ、そうなんだ。
まとめると、渡辺さんが深く眠るためには、体温の高低差を作ることと、体温が急降下するタイミング。そして、さあ今から下がるぞっていうタイミングで眠りにつけば、もう何も考えなくても深く眠れるんですよ。その条件さえ得られていれば。なるほど。
どう作るんですか?どう作るか。普通に生活するだけでも体温って下がってはいくんですけど、お家の中にあるものであえて体温を上昇させて、その反動で下がるっていう方法があるんですよ。何だと思いますか?入浴ですか?ピンポンです。そうなんですよ。
日本はもうお風呂の文化がございますからね。でもお風呂の文化があるのに、ちゃんと適切に入っていないから、日本人は実は深く眠れてないってことも分かってます。適切な入り方があるんですか?あるんですよ。
私は睡眠研究所のCROもさせていただいてるんですけど、お風呂の研究に1番力を入れてまして。あ、そうなんですか。色々睡眠グッズとかたくさんありますけど、圧倒的に強く睡眠の質を高くできる方法がお風呂なんですよ。ええ、そうなんですか。
もう呼吸も大事だし、アロマも大事だし、ストレッチも大事、枕も全部大事だけど、お風呂、お風呂、お風呂なの。その温熱刺激が圧倒的に深部体温をあえて上昇させて、その後急降下を作ってくれる、この条件に合うんですよ。
じゃ、サウナはどうですか?今ちょっと聞こえてきましたけど、お家にサウナがあるんだったら、寝る2時間前ぐらいに上がるんだったらいいと思いますが、なかなかお外とかでサウナにちょうどいい時間に入れないっていうケースもあるので、お家のお風呂でいいんですよ。
じゃあ温度なんですけど、答えを先にパッと言っちゃいますと、40℃のお風呂で15分で、まずは大丈夫です。40℃のお風呂15分。はい。そうすると深部体温が約0.5℃から1℃、もっと言うと1℃以上上昇するってことが分かってるので、その後の降下度がものすごく変わります。
で、うちの研究所でも、シャワーの場合と40℃のお風呂、これは20分浸かったんですけど、体温の傾斜を確認したところ、シャワーの場合は緩やかでした。で、湯船に浸かった場合はめちゃくちゃ急降下をしました。これ睡眠に入った後もなんですね。へえ。直腸温を見た時に、結局眠りに入ってからもぐっと急降下してたんですね。この角度の差、なんと約4倍。4倍。
じゃ、質問です。渡辺さんは何時にお風呂入ってますか?僕はですね、ちゃんと入浴はしてまして、毎日。お、すごいですね。えらい。入浴が好きなんでしてるんですけど、上がってから寝るまでが20分くらいしかない時とか結構あって、昨日もそれで寝つけなかった気がします。
それはですね、体温がもう高まってるタイミング。お風呂で一時的に上昇する、で、その後平熱に1回戻るんですよ。で、大事なのは平熱からぐっと下がるそのタイミングで眠ることなんですけど、お風呂で上がりすぎちゃって高いところだと、途中でやっぱり起きちゃったりとか、寝つきが悪くなったりします。
ちなみに何度で何分入ってるんですか?41℃ぐらいで20分ぐらいですかね。ちょっと水温が高いですね。高いんだ。はい。20分浸かると汗はかいてます?そう、結構かいてます。これはでも深部体温が上昇しすぎちゃってるので。あ、上がりすぎてるんですね。
そう。だから本当に単純に就寝時間と入浴終了時刻の時間をちゃんと考えた方がいいですね。もしかしたら渡辺さんは1時間半ぐらい空けた方がいいかもしれないです。なるほど。基本的には1時間ぐらいで、ご家庭によっても、割と涼しいお家、浴室とかがちょっと冷えてる方とかだったら1時間ぐらいで良かったりはしますけど、渡辺さんは代謝良さそうなので、1時間から1時間半ぐらい。
寝ようと思わないで、ベッドの上でぼーっとストレッチとかしたりとかして、寝ようとしないでください。で、なんとなくその体温がすーっと下がっていくタイミングでふっと眠れる状態なので、もしかしたら寝つきが1時間かかるっておっしゃいましたけど、単に体温が上がって下がってくるまでそれぐらい時間かかってるっていうだけなのかもしれないですね。病的な状況じゃないかもしれないですね。
ああ、そっか。じゃ、むしろ入浴後からちゃんと時間を空けてないからそれだけかかってるだけで、入浴の時間を1時間前に倒せば、もしかしたらすぐ寝れるかもしれないですね。そこだけで割と良くなるケースが多いです。あ、本当ですか?だから結局、平日の睡眠の質が悪いから土日にしわ寄せが来てるっていうだけかもしれないので、そこが改善するかもしれないです。なるほど。
でも、もっと深い眠りを得るための方法って、あと4つあるんですけど。是非紹介してください。まず1つは深部体温でした。で、2つ目が自律神経。
色々考え事だったりとか、お仕事をされてるとか、寝る前までスマホ見てるとか、もう交感神経がめちゃくちゃ優位な状態なんですよ。ちなみに渡辺さん、あ、眠れないな、眠れないなって思った時って何されてますか?そうですね。何も考えないようにしても仕事のことを考えちゃうんで、妄想しますね。あ、妄想。サッカー好きなんで、サッカーでプレイしてる様子とかを妄想します。なるほど。逆に何か違うことを考えます。あ、分かりました。
じゃあ先にちょっと脳の使い方の話をさせていただくと、今、妄想するってことはある程度何か考えてるんですよ。で、考えてるってなると、おでこのところ、前頭前野って言って、いわゆる考える脳、理性的な脳とも言ったりします。ここが働いてる状態なんですね。
ここが鎮静しないと、体が例えば深部体温が上昇して降下するっていう、さっきのお風呂の対策をしたとしても、前頭前野が働いてる状態だったら脳が熱い状態のままなので、眠りに入っていけない、眠りの質は悪くなっちゃうんですよ。じゃあどうしたらいいかって言うと、この前頭前野を働かせないようにする必要があるんですよ。
考えるな、感じろ。感じろなんですよ。体の状態を感じるっていうことなんですね。受容です。考えるだから、明日何をしようとか、じゃあ今からサッカーであそこで妄想する、こういうことしてみよう、ここをもう一旦オフにしちゃう。そのために例えば呼吸。口から温かい空気が抜けていく。で、鼻から冷たい空気が入ってくとか、温かい、冷たいとかっていうこの温度の変化を感じる。ああ、なるほどなるほど。まずは感じるっていうことです。
で、加えてやっぱりさっきお伝えした呼吸ってことはすごく大事です。交感神経が高い方っていうのは、おそらく心臓がもうバックンバックンしてるんですよね。で、そのバックンバックンをゆっくりするには、何をしたら遅くなると思いますか?やっぱ呼吸じゃないんですか?これは。そう、呼吸なんです。
唯一呼吸だけなんですよ、何も物を使わずに心臓の速さを遅くする方法。だからもう自分の手の中に心臓があると思って、それを見ながら呼吸を繰り返すぐらい。そうすると結局、自分の呼吸の速さと心臓の動きっていうのが割と共鳴するってことが分かってるんですね。
で、じゃあ何秒かけて吐けばいいかって言うと、今私まさに研究中なので、また改めてお伝えできればと思うんですが、今のところ4秒吸って6秒かけて吐くっていう呼吸が割と良かったです。後でちょっとベッドの上でもやっていただきたい。
で、4秒吸って4秒息を止めて7秒かけて吐くっていう呼吸法だったりとか、私の書籍でも3秒吸って2秒息を止めて5秒かけて吐くとか、息を止めてから吐くっていう方法も提唱してたんですけど、今のところの研究では、脳のアルファ波が増えてベータ波が減っていく。アルファ波ってリラックスです。ベータ波っていうのは活動なんですけど、そのいい状態の脳波になるのが、4秒吸って6秒かけて吐くっていうのが、今この2026年4月現在の状態でした。
今後ちょっと検証の内容とか変わっていくので、また変わる可能性はありますけど、その秒数が割といい結果が得られてるかなっていうところです。なるほど。これが呼吸ですね。
呼吸です。なので、深部体温のお風呂と、前頭前野を働かせない、受容するっていうことと、あと呼吸法で心臓の速かったのを遅くしていくっていう方法をお伝えしました。次なんですけど、心。
はい。心。早く寝なきゃいけない、寝なきゃいけないって思います?めっちゃ思います。そうですね。早く寝ないと睡眠時間が足りないからという、この焦りですね。
そうですよね。睡眠って結局無意識な状況で起こる現象なんですよ。で、ここで早く寝なきゃいけない、早く寝なきゃいけないっていう風に、無意識じゃなくて意識的に動かそうとしてる時点で、絶対に眠れないんですよ。で、もう心としては、別に寝なくてもいいやぐらい。ああ。もう本当にすごく大事で。え、そんなマインドでいいんだ。
逆説的意図とも言ったりするんですけど、あえて自分がこうしたいなって思ってる、その逆を行く。例えば早く寝なきゃいけないって思ってるのであれば、別に寝なくてもいいやって思うとか、明日の仕事で絶対プレゼン成功しなきゃいけないとか成功するべきだって思ったら、別に成功しなくていいやって思ったり。ちょっと楽観的に考えても。そうなんですよ。
で、私が言うのでリピートしてください。はい。どうでもいいわ。どうでもいいわ。別に寝なくてもいいわ。別に寝なくてもいいわ。明日失敗してもいいわ。明日失敗してもいいわ。そうなんですか?これを頭の中で唱えるってことですね。そう。そのくらいした方が、実は力を緩めて寝られるっていうことも実はあります。だからせめて睡眠の前は1回手放してみましょう、じゃないですけど。
そう。で、寝る前っていうのは、理性的な脳機能、さっきの前頭前野が基本的には機能低下していて、扁桃体とか感情的な脳機能っていうのが目立ってる状態なんですね。だから通常よりも否定的、マイナス思考になりやすいんですよ。
だから別に寝なくてもいいやって思っても、体はちゃんと眠れるようにはなってくるから、自分の心が別にしっくりと来てなくてもいいんですよ。寝なくてもいいや、小林が言ってたし、ぐらいで、とりあえず寝なくてもいいし、目だけつぶって呼吸だけしておこうぐらいで大丈夫です。ああ、なるほど。
あ、そっか。でも確かに寝る前になればなるほど、僕基本ポジティブな人間なんですけど、寝る前になると急にネガティブ思考がめちゃ強くなるんです。それはやっぱりあれでしょうね。人間の古い脳が優位になるから、人間らしい、動物らしい。そっか。そう。本能的な状態ですよね。
だけどそれでマイナス思考になって、どうしようどうしようって言うと、やっぱり交感神経が刺激されちゃって、心臓の速さがやっぱり速くなっちゃうんですよね。だから一旦その体の状態を楽にするために、自分がまだしっくり来なくても、まあ大丈夫、寝なくてもいいわ。だけど行動を起こす。呼吸をするとか、脱力をするとか、受容をするとか、そういう風にしていくと、勝手に体が変わっていって、勝手に眠れるようになっていきます。
ああ、なるほどな。確かに寝れない時であればあるほど、めっちゃ色々考えてますよね、やっぱり。そうですよね。寝てる時はもう気絶するように勝手に寝てるんで。
そう。あともう1個言うとね、脳っていうのは面白いことに、睡眠中の方が整理整頓されるんですよ。おお。だから寝る前に、あれをやってこうしてって整理整頓しようとするんですよね、みんな。でもいやいや、あんた今アホなんだから、そんな時に頭を整理しようとしなくていいのよって言うんですよ。一旦もう睡眠に任せちゃえって。
そのまま寝ちゃったら、勝手にピッピッピって、京都の碁盤の目みたいに脳が整理してくれて、深く眠れたら朝にはもうすっきりで、どうでもいいこととか、自分に言われた悪口とか嫌なこととかは、睡眠が整理してくれて忘れさせてくれるんですよ。私は夫婦喧嘩しても次の日キラっとしてて忘れてるの。なるほどなるほど。そういう風に睡眠を利用した方がいいですね。
なるほど。あ、でも確かに、睡眠前の自分より睡眠してる方の自分の方が頭いいと。睡眠前の自分はバカなんだから。バカなんだから別に何も考えなくていいやっていう。これは大事ですね、マインドとして。
そう。でもその基準となるのがやっぱりお風呂。その深部体温で勝手に眠りやすい状態を作っていくってことが大事なので、まず1個だけやるならば、やっぱりお風呂はしていただいた方がいいです。勝手に、もう眠たくて眠たくてたまらないっていう状態に、お風呂だけでもなるとは思います。
で、この今お伝えした4つ、深部体温の入浴と、あと呼吸法とか受容する、で、今のマインドの話をしましたけど、こういったことが平日きちんとできることで体内リズムが整ってくるんですね。平日、週5日間あるならば、その5日間の睡眠の質をしっかりと高くする。そうすると、土日にあえて長く寝ようと思わなくなると思うんですよ。この状態を作っていくってことが大事です。寝溜めしなきゃとか、取り返さなきゃって思わなくなるってことですね。そうです。
そっか。ちなみに寝溜めってできるんですか?できない。できないですよね。これやっぱりみんな言うんだよな。寝溜めはできないんですね。そう。もしそれができる方法があれば本当にノーベル賞レベルだと思いますが、今睡眠の色々な見解、研究が進んでいますけど、短時間で済む方法とかもないし、ちゃんと人間として健やかに、最高の脳の状態で、体も最高の状態で生きていくには、やっぱり睡眠はちゃんと味方につけておいた方がいいです。うん。やっぱそうなんだ。
はい。味方につけずに生きる方法はありますよ。だけどやっぱりすごく人生損すると思いますね。パフォーマンスも落ちるし、人よりも早く老化するかもしれないし、医療費がかかるかもしれないし、早く死ぬかもしれないし。それは困るな。
そう。今20代だから若い、若いと思います。だけど30代、40代、50代、全部自分なんですよね。先のことってまだまだ見えないけど、やっぱり将来ご自身がにっこり笑顔で生きていくためには、20代がすごく大事な時期だと思うので、大事に生活していただきたいですね。
なるほど。いや、ちょっと睡眠の重要性が改めてよくわかったんで、ちょっと実践してもいいですか?せっかくベッドがあるんで。はい。ちょっと今言ってたことを教えていただければと思います。ということで、ちょっと転換します。
上向き寝と横向き寝はどっちがいいとかあるんですか?別にどっちもやってるんですよ。だけど、寝始めの姿勢っていうのが大事であるってことが分かってます。ちなみに僕、家では枕なしです。
300万ぐらいのマットレスで1回寝てみてください。300万?こんな世界もあるんだ、みたいな。カップルで同じベッドじゃダメですよ、絶対。睡眠の質よりも愛の力の方が強いんだったら、一緒にどうぞ。
で、これでかかとだけスライドさせてドーン。せーの、ドン。温かくなることをイメージしていきます。寝てます。もうほぼ寝てます、今。あ、でもこれは寝れるわ。ね。だから。
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