「モヤモヤしたまま働く」のが一番もったいない:元三井住友銀行・樋熊晃規さんが語る転職活動と市場価値の考え方
新R25チャンネル大手金融企業で念願の人事部に配属された社会人4年目のあかねさんは、社内調整ばかりの仕事で市場価値が上がるのか、大手の待遇を捨ててでも人事のスペシャリストを目指すべきかで迷っている。新R25の企画「みんなの悩みインサイト」では、YouTubeチャンネル「ぼくひぐま。〜おとなの学びや〜」を運営する元三井住友銀行の樋熊晃規さんが、この相談に答えた。樋熊さんの立場ははっきりしている。転職活動の目的は転職そのものではなく、迷いを抱えたまま何もしない状態を抜けることにある。そして若手が仕事を頑張る理由は、将来の選択肢を増やすことだという。
相談者あかねさんの2つの悩み
あかねさんは大手金融企業で丸3年間法人営業を担当したあと、以前から希望していた人事部に今年から配属された。配属されて間もないが、人事や組織の分野こそ突き詰めたい領域だと今は考えている。一方で、2つの不安も抱えている。
1つ目は市場価値への不安だ。先輩を見ると、職位が上がるほど組織を良くするための創造的な活動よりも、社内調整やトラブル対応といった社内でしか通用しないように見える業務が増えている。この会社に勤め続けて市場価値は上がるのか。それともこの会社での昇進を目指すべきなのか。あかねさんはそこで迷っている。
2つ目は、今の高い年収、ネームバリュー、手厚い福利厚生を捨ててベンチャーや他社に飛び込む勇気が、正直に言って今の自分にはないということだ。それでも人という分野を極めたい気持ちはあるので、人事のスペシャリストになれる企業に移る選択肢もありうるのではないか、とも考えている。
聞き手は、あかねさんの相談には年収や福利厚生、大手で働くことへの憧れといった「邪悪な夢」と、やりたいことに挑戦したいという「綺麗な夢」の両方が含まれている、と整理した。
樋熊さんの経歴と、独立直後という立場
樋熊さんは38歳で、東京生まれ、中央大学を卒業している。2010年に三井住友銀行に入行し、約5年勤めた。営業時代の話や先輩のエピソードをYouTubeで発信したところ、本人の予想以上に伸びたという。銀行を辞めたあとは人材系の仕事で転職支援や採用コンサルティングを手がけ、昨年ごろに一度会社員に戻った。しかし撮影日(4月16日)の2週間前にあたる4月3日付でその会社を退職し、独立することになった。樋熊さんは「38歳のおじさんですら人生迷っている」と自分の状況を説明している。
銀行時代に2度経験した転職活動
樋熊さん自身も、銀行にいた4年9カ月のうち3〜5年目はずっとキャリアに迷っていたという。最初の配属は豊橋の法人営業部で、その時期に名古屋の企業の転職面談を受けた。ただ、当時はオンライン面接がなく、大企業の面接は平日の日中にある。新幹線に乗って平日に面接へ行くほどの気持ちはなく、そのときは諦めた。4年目に東京へ異動し、1年ほど経ったころにもう一度転職活動をした。最終的には銀行を辞めて個人事業主に近い道へ進んでいる。
キャリア選択は「価値の優先順位」の問題
樋熊さんは、転職活動を含むキャリア選択を、価値の優先順位をどこに置くかの問題にすぎないと考えている。あかねさんの場合、企業規模、福利厚生、年収という基準がある一方で、やりたいことという基準もある。どちらかを選ばなければならない場面が来るかもしれないし、両立できるかもしれない。それは実際に動いてみないとわからない、というのが樋熊さんの前提だ。
転職活動のゴールは転職ではない
そのうえで樋熊さんは、転職活動をした結果として今の会社に残ることも選択肢の一つだと強調する。転職支援の面談で最初に伝えるのも、転職活動は転職することがゴールではない、ということだという。人材会社には、とにかく誰かをどこかに入れようとするスタンスの人が非常に多く、樋熊さんはそれが「すごい嫌い」だと話した。
例として挙げたのは、三井住友銀行の後輩の転職活動だ。その後輩は、今のままで市場価値を上げられるのか、もっと稼げるのではないかと考えて転職活動をした。内定が出た先も大手だったが、迷いに迷った末に銀行に残った。樋熊さんはこの結果を「全然良かった」と評価している。
樋熊さんによれば、一番もったいないのはモヤモヤしている状態だ。今のあかねさんは新しい環境でワクワクの方が大きいだろうが、働き始めると、もっとこういうことがしたい、年収が足りない、といったさまざまなモヤモヤが出てくる。問題はその状態で何もしないことだという。一度転職活動をして内定をいくつかもらうと、自分の実力もわかり、初めて選択肢という手札が増える。その手札を見ながら、年収、やりたいこと、転職後に得られる能力開発といった価値を天秤にかける。その結果として残ると決めたのなら、覚悟が決まって頑張れるはずだ、と樋熊さんは話す。本音の部分でやりたいことはあるけれど年収や安定が大事だと気づいたなら、それもいい選択だとしている。
働くうちに「やりたいこと」は具体的になる
樋熊さんは、あかねさんのこれからの流れをこう予想した。人事部での担当業務はまだ決まっていないが、組織まわりの仕事になるという。まずはやったことのない仕事に触れるので、そこで能力開発ができる。次の段階では、大企業の組織まわりは出来上がりすぎていて面白くないと感じるかもしれない。あるいは、コンサルタントのようにさまざまな事例を第三者として支援したいと思うかもしれない。働くうちに業務の解像度が上がり、自分がやりたいことが見えてくる、というのが樋熊さんの見立てだ。
例えば新規開拓営業の場合、「新規開拓」だけではまだ抽象的だ。働くうちに大企業相手のエンタープライズ営業をやりたいと思うようになれば、中小企業向けの商材を扱う今の部門では、やりたい能力開発ができないと気づく。そこで行動を起こすかどうかを考える。こうしたことが1〜2年働くとさまざまに出てくる、と樋熊さんは言う。
スタンプラリー理論:人事コンサルタントの事例
樋熊さんが「大好き」だというのが「スタンプラリー理論」だ。やったことのない経験を穴埋めしていくという考え方で、樋熊さん自身もそういうタイプだという。
例として、人事領域で独立し、かなり稼いでいるコンサルタントの知人の経歴を紹介した。この人は最初、大手企業で人事をしていた。大手の採用では、ある程度優秀な人が勝手に集まってくる。そのため仕事は見極めるための仕組みづくりにとどまり、自分が本当に何かを回している感覚が足りなかった。そこで次は、急成長中のベンチャーに移った。採用人数を増やし、ターゲット層も偏差値50前後からより高い学歴層へ広げようとしている会社で、新しい打ち手が必要とされていた。ここで成長フェーズの採用の仕組みづくりというスタンプを押せた。
面白いのはその次だと樋熊さんは言う。その会社の業績が大きく悪化し、今度は退職勧奨やリストラを繰り返すことになった。この人は、企業を縮小していく撤退戦の経験も積んだ。攻めと守りの両方である。
スタンプラリーの結果は、最終的に職務経歴書、つまり自分に何ができるかの一覧になる。大手、急成長ベンチャー、撤退戦のすべてを経験したことで業務の幅が広がり、さまざまな角度から仕事の依頼を受けられるようになった。その結果、市場価値として年収が大きく上がった、というのがこの事例だ。
樋熊さんはあかねさんに当てはめて、1年ほど大手の組織まわりを経験すれば、次にどんな経験をしたいかがより分解され、言葉にできるようになるだろうと話した。そのとき転職活動をすれば、それができそうな会社から内定をもらえるかもしれない。やりたいことはできるが年収が下がる、福利厚生が見劣りする、といった比較もそこで初めてできる。そのうえで残るか移るかを自分で決めきればいい、という考えだ。
後悔は20〜30年後にやってくる
こうした選択の後悔は、20〜30年後や死ぬ間際になってから来る、と樋熊さんは言う。樋熊さんが銀行を辞めるとき、上司から「俺も銀行やめときゃよかったよ」「でも時代が時代だからな」と言われたことを今もよく覚えているそうだ。その上司は銀行員として大いに活躍していたが、外も見てみたかったという。樋熊さんの見方では、上司にモヤモヤが残るのは、転職活動をしていろいろな会社から話をもらったうえで銀行に残る、という決断をしていないからではないかという。
自信のなさにどう向き合うか:仕事を頑張る理由は選択肢
あかねさんは営業時代に転職サイトを見ていたとき、受けたいと思った会社がすべて大手だったと打ち明けた。ベンチャーならさまざまなことができ、関われるフェーズも違うと頭ではわかっていても、大手志向を捨てられない。その根本には自分への自信のなさがあるという。そのうえで、さまざまな挑戦をしてきた樋熊さんがどんなスタンスで臨んでいるのかを尋ねた。
樋熊さんの答えは「仕事頑張っとけ」という話になる、というものだった。樋熊さんは銀行時代に表彰を2回受けている。職務経歴書に表彰2回と書ける経験は強い。そのため、銀行を辞めて起業に近いことをしたときも、2年ほどやってダメだったら戻れるだろうと考えていた。今はアルムナイ採用のように元社員が戻れる制度を持つ会社も多い。仮に三井住友銀行に戻れなくても、メガバンクで実績を上げていたのならどこかが採ってくれるだろうと考え、リスクを感じていなかったという。
新R25の視聴者は25歳前後の若手が中心だろうとしたうえで、樋熊さんは、若手が仕事を頑張る理由は選択肢が増えることだと述べた。社外に出る選択肢もそうだし、社内で価値を高めておけば、辞めたあとでも戻っておいでと言ってもらえる。そういう人になっておけば、究極的にはリスクはないという考えだ。
市場価値だけでなく「社内価値」も高めておく
樋熊さんは、スタンプラリーと同じように、結果を残し、外で経験を積んでスタンプの数を増やしておけばいいと言う。2〜3年後に「やっぱり大手だった」と思って戻るのもいいし、別の経験を積んでから戻るのもありだという。逆に、本気で仕事をしていなかった人は戻るのが難しいかもしれない。だから仕事を頑張る理由は、市場価値を上げることに加えて、社内価値を高めて戻れる状態をつくることでもある。
人の価値観は、結婚や子どもの誕生、家族に関わる出来事などのライフイベントで変わる。そのときに前の会社の方が働きやすいと思って戻る道があるのはいいことだ、と樋熊さんは話した。
ただし、樋熊さん自身は銀行を辞めたとき、戻るつもりで辞めたわけではない。起業には大きなリスクがあったが、当時は出戻りの仕組みがほとんどなかったので、銀行に戻ることはないと考えていた。今の自分については、発信が「尖りすぎて」しまったので、コンプライアンスの観点から三井住友銀行への復帰は無理だろうと冗談交じりに語っている。それでも、転職活動では「行きたい」「この仕事がしたい」という動機のほかに、最終的なセーフティネットとして「私は貢献できるので採った方がいいですよ」と言える領域をいくつか持っていれば、リスクはないという考えを示した。
前職を辞めた理由
聞き手から今後の分野を聞かれた樋熊さんは、まず直前の退職の背景を説明した。前職の会社の主力は組織系のSaaS事業で、会社もそこに注力する方針だった。樋熊さんが担当していたのは採用支援の領域だった。昨年末ごろから会社は大手顧客も獲得し始め、勢いをつける時期に入っていた。上場を目指すならスピードが大事なので、投資の優先順位ははっきり決まる。樋熊さんの部門は投資の優先度では後回しになり、人を増やしたい、もっと投資してほしいという思いが実現しにくくなった。会社からは残ってほしいと言われたが、やりたいこととずれが出るのであれば、と退職を選んだという。
もう一つの理由は、樋熊さんが「YouTube伸びすぎ問題」と呼ぶものだ。以前は元人事を名乗る就活系アカウントを運営していたが、前々職を辞める際にそれを無償ですべて手放している。その後、マーケティングの手段として何か持っておくべきだと考え、中長尺の語りもやりたかったので、前職に入る少し前にYouTubeを始めた。1年頑張れば登録者3万人ほどになるかと思っていたが、25万人まで伸びた。上場を目指す会社にとって、影響力が大きくなった自分自身がリスクになりうる。自分が何か問題を起こしたときに責任を取りきれない。そう考えたことも、残るより出る方を選んだ理由だという。
次にやりたいこと:難しい話をくだらなく話す
やりたいことは変わっていくもので、今の樋熊さんは教育寄りのことをやりたいと考えている。自分の得意なことは、難しいことをくだらなく、面白く話して興味を持ってもらうことだという。例として挙げたのが、いわき信用組合の約240ページの調査報告書を扱った動画だ。普通なら誰も興味を持たない題材だが、150万回再生されたという。
社会人の多くは、決算書や財務の読み方、FPに近い知識など、金融の知識を学びたいと思っている。しかし、そうした学びはどれもつまらない。だから金融やキャリアの話を面白く、選択肢が広がるように届けたい。難しいことを噛み砕いてわかりやすく発信する力をさらに言語化し、教育に近いことをやりたいという。一方で、7〜8年前に転職を支援した人から今でも年賀状が届くこともあり、転職や人材の仕事も好きなので続けるつもりだと話した。
一番しんどいのは選択肢がない状態
38歳の自分がまだこうして迷っているのだから、20代半ばの若者には選択肢も未来も、能力開発の余地もまだまだある、と樋熊さんは言う。そのうえで、あえてネガティブな話として、すべての転職希望者に伝えていることを紹介した。人が一番しんどいと感じるのは、選択肢がない状態だという。
例えば、辞めたくても辞められない、給与が非常に低い、結婚を考えているが今の収入では難しい、転職したいのにできない、といった状況だ。手札がない状態は精神的に最もつらく、そういう人は応援したいと樋熊さんは言う。ただ、突き詰めると、社会人1〜3年目、つまり20代のうちにしっかり仕事をしておくかどうかで、その後の選択肢は大きく変わる。年齢とともに選択肢は減っていくが、仕事を頑張っていれば選択肢を増やすチャンスも多い。だから頑張ってほしいと、さまざまな人に伝えているそうだ。
「今は守りを学ぶ時期」:社内調整は当たり前のスキル
あかねさんが不安に感じていた社内調整については、樋熊さんは銀行に入ったばかりのころのエピソードで答えた。非常に怖い部長に同期と2人で呼ばれ、「営業をしたいと思っているだろうが、まだできていないだろう。それでいい、今は守りを学ぶ時期なんだ」という趣旨のことを言われたという。
守りや人間関係、立ち回りがおろそかな人が、目を輝かせて新しい提案をしても、その場で潰されてしまう。社内調整や他部署との連携は、どちらかといえば当たり前のスキルになっていく。しかし、その当たり前のスキルがない人は、攻めのスキルも実はあまり花開かない、というのが樋熊さんの考えだ。話す力や営業力は後から意識的に伸ばせるスキルだとしたうえで、樋熊さんは「おじさんの好きなカラオケを歌えることが大事」という議論を持ち出し、これに近いと話した。
樋熊さんが大事だと言うのは、相手に合わせようとする努力だ。相手の知らない単語を連呼する人がたまにいるが、それは最悪だという。相手を楽しませよう、相手にきちんと合わせようという考えを頭の片隅に持っているかどうか。それが一番大きい、という指摘で話は締めくくられた。
みんなの悩みインサイト。これ僕初のみんなの悩みインサイト企画でして、そうなんですよ。新R25の、多分YouTubeでは初めてのご出演になるかと思うんですけども、ぼくひぐま。さんこと樋熊晃規さんにお越しいただきました。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。お願いします。
お疲れ様です。この挨拶でやっとこうかなって。
僕も普段YouTubeで樋熊さんのチャンネル見させていただいてて、JKでもわか…令和なのに炎上しそうなタイトルをつけて、
取り返しつかなくなったやつ。
取り返しがつかなくなってるんですね。すごく大好きで拝見させていただいてまして。新R25の多分記事で1回取材をさせていただいたんですけど、多分チャンネル自体に出るのは今回初めてかなと思いますので、視聴者の方ももう知ってる方も多いと思いますけども、ちょっと簡単に自己紹介だけいただいてもいいでしょうか?
わかりました。よろしくお願いします。
お願いします。
ぼくひぐま。というYouTubeをやらせていただいております樋熊と申します。38歳でございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
一応元々の経歴でお話をすると、東京生まれで中央大学を卒業して、2010年三井住友銀行に入行して、約5年ほど勤めさせていただいて、その時の営業の時の話だったりとか、上司というか先輩が感謝の肩パンをしていただくお話だったりとか、そういったものとかをちょっとYouTubeで発信したら、意外なほど伸びてしまって、ちょっとやりづらくなってると。
元々はその銀行を辞めた後に人材系のお仕事で転職とか採用のコンサルみたいなものをやっており、昨年ぐらいからまたサラリーマンに1回戻って、違う株式会社Uというところで働いたんですけども、ちょっと色々ありましてですね、独立する。
もうめっちゃタイムリーな。
全然多分今皆さん初めて知るという、今多分撮影が今日4月の16…
16日です。
ですけど、4月の3日付けで退職してるので。
2週間前じゃあ。
2週間前に。
すごい。
ちょっと独立をするというか、また自分で新しくやる運びになったので、そんな人間にキャリア相談というですね、38歳のおじさんですら人生迷っている中でこんな機会いただけてありがたい話でございますので、よろしくお願いします。
もうちょうどタイムリーで、逆にこちらとしても良かったなって思います。ありがとうございます。お願いします。
なので今日はちょっと樋熊さんのその経歴と言いますか、そういったところもちょっと踏まえながらですね、色々お話をお伺いできたらと思うんですけども、今日はもう1人ゲストの方というか、僕の大学時代の友達なんですけども、ちょっと今日来ていただいてまして、あかねさんに今日はお越しいただきました。
初めまして。社会人4年目のあかねと申します。
お願いします。
私は丸3年間、大手企業の金融の営業職として働いてきました。で、かねてより人事部への希望を出しておりまして、念願の人事部に今年から配属されることになりました。
まだ配属後間もないんですけど、人事とか組織とかっていう分野こそが突き詰めたい領域だと現時点では思っていると同時に、ちょっとある恐怖も感じてます。
1つ目が市場価値に対する不安です。先輩方を見ると、上がれば上がるほど、組織を良くするみたいなクリエイティブな活動っていうよりかは、社内調整とかトラブル対応みたいな、マネジメント要素よりも社内でしか通用しないような業務が増えているように思えてしまいます。これで本当にこの会社で勤め続けて市場価値が上がるのかどうか、それともこの会社で昇進を頑張るのかっていうのに迷っているっていうのが1点目です。
2点目が、今の高い年収とか、いいネームバリューとか、手厚い福利厚生とかが非常に魅力的なんですけど、これを捨ててまでベンチャーの企業とか他の企業とか、そういうところに飛び込む勇気ってのが正直今の自分にはないです。
ただ人事という分野を極めたいっていうところはあるので、このまま居続けるんじゃなくて、そういった人事っていうスペシャリストになるような企業に行くみたいな選択肢もありなのか、みたいなところのキャリア選択に悩んでいます。
なるほど。ありがとうございます。
ありがとうございます。今社会人4年目になったタイミングで、新たなチャレンジというか、そういう意味では樋熊さんも元々金融で働かれてて、そこから人事領域というかに移られて、結構境遇も似てるのかなっていう風に思うので、今日はちょっとあかねさんの悩みを是非解決に導いてもらえたらと。
私ごときで、本当に思いますけど。
さっきあかねさんの話を聞いてて、樋熊さんも夢というか、その綺麗な夢と邪悪な夢のハイブリッドみたいな話をしてて。結構あかねさんの今日の相談の中にも、年収であったりとか福利厚生とか、やっぱり大手企業で働いてる、ちょっとキラキラしたイメージみたいな。これはどっちかというとちょっと邪悪な方なのかなっていう。逆に自分のやりたいことであったりとか、そういうのにチャレンジするみたいなのが結構綺麗な夢みたいに、結構両方含まれてるのかなって思ったんですけど。
でもやっぱ4年目って人生めちゃくちゃ迷う時期だと思いますので。それこそ樋熊さんも転職をされたという話だったので、転職の先輩になるかもしれないと。
先輩、あれですけれども、僕5年目で辞めたんですね。銀行にいたのが4年9ヶ月だったので。で、結構やっぱ3年目、4年目、5年目ずっとキャリア迷っていたというか、それこそ1回転職活動もしてみて。
僕はその最初三井住友銀行の豊橋法人営業部にいて、その時に愛知県の名古屋のところのリクに1回転職の面談は行ったんですよ。
へえ。
でも一応面談したら、大きい会社とかって面接平日じゃないですか?当時はオンラインなかったんで。そうすると平日の日中にさすがに新幹線で面接まで行くメンタルはなく、その時は諦め。
で、今度4年目のタイミングで東京に出てきて、東京に出てきて1年ぐらい経ったタイミング、結果的に銀行辞めてどちらかっていうと個人事業主側に行っちゃったんですけど、その時も1回転職活動はしてみて。
結局僕は転職活動とかも含めて、価値の優先順位をどこに置いていくかだけでしかないと思っているので。例えば今の部分だと会社の企業規模とか福利厚生とか年収っていう、ここが1つの価値の基準値みたいなものがあって、もう1個やっぱやりたいことっていうところがあって。結果的にどっちかをやっぱ選ばなくちゃいけないっていうタイミングになるかもしれないし、これが両立できるかもしれないし、これって僕、転職活動とかも含めてやっぱやってみないとかなっていうのが前提として。
その中でちょっと先に転職そのもののお話からさせていただくと、僕は転職活動した結果、残るっていうのも選択肢だと思ってるんですね。
人事で、ここから多分1年2年ぐらい業務経験をして、そこで多分また物足りないとか、もっとこういう領域やっていきたいとか、ジョブローテがどうせあるので、また人事離れなくちゃいけないかって見据えた時に、おそらくまた行動する瞬間とか、したくなる瞬間来ると思うんですよ。
僕いろんな転職者の支援とか面談とかしていく中で1番最初に言うのが、転職活動って転職することが別にゴールじゃないと思っていて、転職活動した結果として、やっぱ今の会社に残るっていうのも転職活動かなと。ごめんなさい、悪口ではないんですけど、人材会社って、とにかくどっかにぶち込むスタンスの方々が非常に多くて、僕あれすごい嫌いなんですよ。
で、僕、その転職活動を例えば1人した方で、三井住友銀行の後輩がいたんですよ。そのときもやっぱ大企業で働いてて、結局今のままで本当に市場価値上げられんのかみたいな話とか、もっと自分は稼げるんじゃないかみたいな考え方があって、転職活動して、結局内定出たとこも大手だったんですけれども、結果迷いに迷って三井住友銀行に残ったんですよね。
でも僕、それ全然良かったなっていう風に思っていて。というのも、1番もったいないのって多分モヤモヤしてる状態なんすね。今新天地なんでワクワクの方が大きいと思いますけど、ここから働き始めて、なんかモヤモヤしていて、もっとこういうことしたい、ああいうことしたいとか、人によってはやっぱ年収がもっと足りないとか、いろんなモヤモヤ出るんですよ。そのモヤモヤしてる状態で何もしないのがもったいないだけで。
その時に例えば転職活動を1回してみて、いくつか内定をもらって、いわゆる自分の実力どんなもんかも含めて、内定もらって初めて手札が増えるんですよ、選択肢の。この選択肢の手札を見た上で、さっき言った価値の優先順位ですね。いろんな価値観があって、その中で年収っていう価値観とか、やりたいことっていう価値観とか、じゃあ転職した後のこの能力開発ですね。自分がこういうことが新しくできるようになるとか、そういったもののバーと天秤をしてみて。
その結果として残るってなっても、僕は結構いい動きというか、すごい覚悟決まって多分頑張れると思うんですよ。モヤモヤ取れるというか。前提として転職活動そのものっていうのは、転職することがゴールではなくて、まずはそのモヤモヤをなくしていくっていうところと、1回動いてみることで本当に自分の価値観で優先順位ってどういうところだろうと。本音の部分で、やっぱやりたいことあるけど年収だなとか、安定大事だなとかってなったら、それはそれでいい選択かなっていうところが、まず転職活動そのものかなっていう風に僕は捉えてるっていう感じですね。
多分今度次のステップで、今って大企業の人事、多分採用領域になるのかな。
やる仕事自体はまだ決まってない。組織回り。
じゃあ内側ってことですね。となった時に、1番最初って多分まずはやったことない仕事に触れていくので、そこの部分の能力開発がまずできると思うんですよ。
次の多分ステップとして、言うてその大企業の組織回りって出来上がりすぎて面白くないよねっていう多分感情が出てくるとか、人によってはもっと知識欲求じゃないですけど、コンサルに近くて、やっぱいろんな事例だったりのところを第三者的に支援したいっていうような思いが出るかもしれないですし。これで多分働いていく中で、その業務の解像度が上がって、その業務の中での自分ってもっとこういうことやりたいっていうのが多分見えてくると思うんですよ。
それこそよくあるのが、新規開拓の営業してましたみたいな話ってなった時に、この新規開拓の仕事ってまだ抽象的じゃないですか?これをやっぱりやっていく中で、大企業とか、いわゆるエンタープライズ営業というか、大きい会社を相手にした営業をやっぱやっていきたいとか。そうすると例えば自分が今やっている仕事の部門だったりとか、どちらかというと小をターゲットにした商材を扱ってると、自分のやっぱやりたいことの能力開発がされてないから、じゃあここって行動起こしてみた方がいいのかなとか、多分1、2年ぐらい働いてると色々出てくると思うんすよ。
僕、スタンプラリー理論っていうのが大好きで。いわゆるやったことないのを僕は穴埋めしていきたいタイプなんですよ。
なるほど。
例えば僕の知人の方とかで、それこそ人事領域の、結構めちゃくちゃ稼いでるコンサル、独立系の人いるんですけども、この人とかってまず1番最初、大手企業で人事やってたんです。
でもやっぱ大手の人事の例えば採用周りとかだと、勝手に人来るんです。
あ、そうか。そうですね。
だから少し物足りないみたいな。いわゆるある程度優秀層が来る。そうするとその人たちはやっぱ見極めるだけの、ただの仕組み作りになってしまって、あまり自分が何かを本当に回してる感が足りないっていうので、次はめちゃくちゃベンチャーに行ったんですよ。
ただこのベンチャーっていうのも今伸びているベンチャー、いわゆる採用人数を増やしているし、採用の例えばターゲット層の学歴が偏差値50前後からも高い学歴層を取りに行くっていう、こうやって新しいまた打ち手とか取り組みしなくちゃいけないとかっていうので、この急成長フェーズの取り組みの経験をしたんすよ。
そうするとスタンプラリーで言うと、大手の採用の仕組み作りみたいなところから、いわゆる成長中の企業の採用の仕組み作りみたいなとこが、いわゆるスタンプとして押せるんですね。
その次のステップで、その人面白かったのが、その会社がめちゃくちゃ業績悪くなって、今度は退職勧告しまくったんですね。リストラ。
なるほど。
そうすると今度撤退戦じゃないですけど、企業を縮小していくフェーズのところの経験もできたんですよね。この攻めと守りではないですけれども。
その結果として、このスタンプラリーって最終的にはその職務経歴書というか、自分ってこんなことできますよみたいなのが一覧表になっていくと思うんですけども、その人って大手も経験してます、急成長のベンチャーも経験してます、今度はリストラとかの撤退戦も経験してます、っていうので業務の幅が広がって、いろんなところからいろんな角度の仕事もらえるようになって、市場価値として年収がすごい上がった、みたいな話なんですよ。
だからおそらく次のあかねさんのステップとしては、1年ぐらい経験をしていく中で、今ある程度大手の組織回りっていうところから、じゃあ次どういうところの経験してみたいかなっていうのが、多分もっと分解されて言語化していって、そのタイミングのところで、じゃあ私もっとこういう能力開発したりとか、もっとこういう領域やってみたいとか。じゃあそこでもしかしたら転職活動をするやもしれない。それができそうなところから内定もらえるやもしれない。
でも結局それって初めて手札が増えて、その結果として、転職活動したら自分がやりたいと思ってたことはできるけれども、年収ちょっと下がっちゃうとか、やっぱ福利厚生とかってなった時に、そこで初めて天秤ができて、その結果としてやっぱ残るとか行くって自分で決めきれば。
結局こういうので後悔するのって、多分20、30年後とか、死に際とか、定年間際になってから後悔するんで。
自分が辞める時の上司とかがめちゃくちゃ覚えてるんですけど、俺も銀行辞めときゃよかったよみたいな。でも時代が時代だからなみたいな。その人は銀行員としてめちゃくちゃ活躍してるけれども、やっぱ外も見てみたかったみたいな。
でもそれって結局、多分転職活動してみて、いろんなとこから話をもらってみて、その結果として銀行に残るっていう決断をしてないから、ちょっともやっと感が残っちゃうんじゃないかなっていう。
質問してもらいます。
私も転職サイトみたいなのを営業の時に見ていて、もし今回人事がダメだった場合、自分がそれこそいいねというか、ここ受けたいなと思うところってめちゃめちゃ大手だったんですよね。
はいはい。
で、やっぱり思考が捨てきれないというか。とはいえさっきおっしゃったように、ベンチャーってやっぱいろんなことができるよねとか、携われるフェーズも違うよねっていうのを聞いてきて、多分自分に自信がないんですよね。その中でも樋熊さんはいろんなチャレンジをしてらっしゃるじゃないですか。そこってどういう風なスタンスでというのか、どういうような気持ちでみたいなのが聞きたいです。
これ結構、仕事頑張っとけみたいな話になるんですけど、銀行の時に表彰を2回ほど頂戴したんですよ。だからいわゆる職務経歴書というか、私の履歴書っすよね。表彰2回ありますっていう経験って、強いじゃないですか。
そうすると、例えば僕その後1回、自営業というか、起業寄りのことしたんすけど、2年ぐらいやってダメだったら戻れるっしょみたいな。
今なおさら多分ね、あるじゃないですか。どちらかっていうとアルムナイでしたっけ?戻るみたいな制度って多分いろんな会社にあると思いますし。
究極論の話をすると、もし三井住友銀行に当時戻れなくても、拾ってもらったらとって言われることは全くないんですけども、メガバンクでブイブイ言わしてたならぐらいであれば、私を取ってくれるんじゃないかって、リスク感じてなかったんすよ。
だからこれが結構、若手が多分見てる新R25だから、25歳前後ってことっすよね。若手が仕事頑張る理由っていうのは、選択肢が増えるんですよ。
この選択肢っていうのが、その出るっていう選択肢もそうだし、社内で価値を高めておくと、出た後とかでも戻っておいでって言っていただけるような人になっておけば、究極論リスクないと思うんですね。
ある意味そのさっき言ったスタンプラリーもそうですけれども、ちゃんと結果を残したり、仕事頑張って、さらに外に出たりとか、他のところでちょっと経験値積んで自分のスタンプの数を増やしておけば、職務経歴書の範囲を広げておけば、2年、3年後ぐらいの時に、やっぱ大手だったわみたいな感じになって戻るのもありだし、大手に行ったとしても、例えば違う経験積んでまた戻ってくるみたいなのとかも全然あると思いますし。
これがね、言い方でポンコツって言うと良くないですけど、あまり本気でやってなかったりとかすると、多分戻ってくるみたいなとかはなかなかないかもしんないので。やっぱ仕事を頑張る理由っていうのは、市場価値を上げるのもそうですけれども、市場価値以上にやっぱ社内価値。
戻ることもできるし、逆に言うと、外でやりたい経験とかをちょっと積んでみて、でもやっぱ違う条件だったりとか、またライフイベントでまた人って価値観変わると思うので。
確かに。
例えば結婚とかお子さんができるとか、それこそご家族の領域のところとかで何か発生した時とかに、やっぱりちょっと前の会社とかの方がそういった働きやすいとか。ウェルカムと言ってもらえる状態を作れるのはありかなと思うんで、結論リスクないんじゃないかって。
樋熊さんはその三井住友銀行を辞められた時に、また三井住友銀行に戻りたいと思って辞められたんですか?
いや、当時は思ってなくて。一方でやっぱ起業するってすごいリスクがありましたし。ただ三井住友銀行に戻ることはないな。これは理由としては、当時はやっぱその出戻りがなかなかなかった。
ちなみに、多分僕は今無理なんですけど。
あ、そうなんですか。
いや、コンプライアンス的に。言いすぎてちょっと尖りすぎてしまって、多分今腫れ物を見ていただいてる感じになるので、さすがにスクリーニングで引っかかると思うんですけど、三井住友は無理ですけれども、ちょっと難しいやもしれないですけども、他の銀行ぐらいである。少なくとも貢献できるんで。
だからその転職活動って、僕はその行きたいも1つの手段かもしれないんですけど、この仕事したいがあれかもしんないですけど、最終的なセーフティネットとしては、僕貢献できるんで取った方が良くないですかっていう話もできる領域がいくつかあれば、リスクはないかなっていう。
なるほど。
1個気になるのが、次また自分で事業されるっていうので、どういう分野に行かれるんですかっていうのが率直に気になるんですけど。
いいですね。YouTubeで出てるかどうかのタイミングであれなんですけど、今回まずちょっと退職の背景からご説明をした方がいいんですけども、Uっていう会社は、メインは組織のSaaSなんですよ。会社としてはやっぱそこに注力をしていきたいっていう中で、僕はどちらかっていうと採用支援領域になっていて、去年の暮れぐらいから、やっぱ会社がすごい大手とかも取り始めて、結構ブーストかける時期だったので。
会社ってやはり投資の優先順位ってやっぱ決めるんですよ。ちゃんと上場とか目指すと思うと、やっぱスピード感大事なんで。そうなると僕の担当する部門は、どちらかっていうと投資対象で見たらちょっと遅れるわけなんですよ。
そうなった時に、自分のところって、もうちょっと人を取りたいとか、もっと投資をして欲しいと思っていく中で、やっぱそこの部分がどちらかっていうともっと後倒しになるってなると、やっぱ自分がやりたいことができなくなってしまうっていうのがあったので。一応会社としては残っていただきたいみたいなありがたい言葉あったんですけれども、自分がやっぱやりたいこととはちょっと隔たりが出てしまうのであればっていうので、一応退職をする方向になったのと。
あともう1個大事な要素としては、YouTube伸びすぎ問題が。元々今の会社来る前にYouTubeってやってなかったんすよ。
そうなんです。
そう、そう、そう。元々僕、前世がただの元人事っていう、胡散臭いネカマの就活アカウントをやっていて、それこそ前の会社を辞める時に、それ全部放棄してきてるんですね。無償で。
その中でマーケティングなんかやっとかんとあかんよなみたいな話があったのと、比較的長尺の喋りをやりたかったので、それでYouTubeを始めようかなって思ったのが、このUゼロっていう会社に来る前ぐらいなんですよ。1番最初、1年ぐらい頑張れば3万人ぐらいのコンテンツ作れるんじゃないかと思ったら、25万人までですよね。
そうするとやっぱ上場目指すって会社になった時に、僕そのものも結構リスクになるなっていうのをちょっと結構思ってしまってて。僕が何か発生してしまって、起こしてしまったタイミングで、やっぱ責任がそこまで取れないというか、申し訳立たなくなってしまうので。そういった投資の優先順位と、ちょっと自分のパワーが大きいっていうとちょっと偉そうなんですけど、大きくなりすぎてしまったっていうところの兼ね合いもあって、であれば残るより出た方がっていうのと。
あとやはりね、やりたいことってどんどん変わっていくので、実は今ってどちらかっていうと教育寄りのほうをやりたいなっていう風に思っていて。僕の得意な部分って、くだらない話ができるんですけれども、難しいことをくだらなく喋るのが結構得意だなと。面白く話すのが得意だなと。
結局じゃあ自分の得意って、この難しいことをくだらなく言語化して興味を持ってもらえる。だっていわき信用組合の話なんてぶっちゃけ誰も興味ないじゃん。
確かに。
いわき信用組合の調査報告書240ページなんて、あんなもん読んでもこの世の価値に何もならない。それで150万再生いただいてる。
すごい。
結局ああいうのって、やっぱ社会人ってなんとなく金融の知識とか、例えば決算書の読み方とか財務の読み方とか、それこそFPに近いような知識とかって学びたいと思ってるんですけど、なんか全部つまんないじゃない?
確かに。
それだったらもっと面白く。僕とか金融の知識とか、キャリアはちょっと面白いっていうとあれかもしんないですけども、いろんな選択肢が広がるような話ができたらいいかなっていうので、どちらかというと発信できるっていうところを、もうちょっと言語化して噛み砕いて、難しいことを分かりやすく発信する。そうすると今度はちょっと教育に近いことやりたいなみたいなのが1つあったので。
引き続き僕、その転職とか人材の仕事は好きなんですよ。7、8年前に転職した人とかが未だに年賀状とかくれたりするんで。
へえ。
これはこれでやりつつ、ちょっと教育周りのことをしたいなっていうね。38歳でこんな迷い方を未だにしてるので、20、25、6歳の若者は選択肢も未来もあるので、そういった意味ではまだまだこれから能力開発もできますし、価値観の中でいろんな選択肢もありますし。
1個だけちょっとネガティブな話をすると、1番人がしんどいなって思う瞬間っていうのは、選択肢がない状態なんですよ。
ああ、なるほど。
これ何かっていうと、例えばこれもう本当に全ての転職者の方にお話するんですけど、一番しんどいのって、辞めたくても辞めれないとか、それこそものすごい給与が低いみたいな。で、転職はしたい。例えばそれこそ結婚とか考えているけれども、今のままだとちょっと結婚が難しそうみたいな。で、転職をしたいんだけれども転職ができないとか、やっぱ手札がない状態って、結構1番メンタル的にも気持ち的にもしんどいな。
確かに。
そこはやっぱ応援したいなと思うんですけども、でも結局そういうのって巡り巡ると、やっぱ社会人の1年目、2年目、3年目の時とか、それこそ20代の時とかに、やっぱがっつりちゃんと仕事をやっておくと、そこの選択肢って全然変わってくるんですよ。
だからやっぱ年取るとどんどん人って選択肢が減っていく。これは年齢と共にっていうのあるんですけども、仕事頑張ってると逆にやっぱ選択肢を増やすチャンスもたくさんあるので、やっぱ頑張っていただきたいなっていうところは、すごくいろんな人には伝えてはいますね。
なるほど。
銀行の1番最初、本当にめちゃくちゃ怖い部長に言われたんですけれども、僕とその同期のハムスターみたいなやつが2匹呼ばれて、お前らみたいなやつ知っとるか、こんな営業をお前らしたいと思ってて、まだできてないやろみたいな。ええんやみたいな。今は守りを学ぶ時期なんやみたいな。
だって守りとか人間関係とか取りまとめがガバガバのやつが、今度新しいこんなことやりたいんすよって目キラッキラで言った瞬間、普通に目の前で殺されるんです。
社内調整だったりとか、部署と連携してみたいな話とかって、比較的どちらかって言うと当たり前のスキルになってくるので。でも結局やっぱその当たり前のスキルがない状態の人って、やっぱ攻めのスキルのところって実はあんまり花開いていかない。
こういう喋りとか、その営業も、どちらかっていうと後天的に開発できるスキルだと思うので。本当あれだよね、おっさんの好きなカラオケ歌えるの大事論があるんですけど、あれに結構近しいなっていう。それにやっぱ合わせようとする努力が僕めっちゃ大事かなっていう。
向こうが知らない単語を連呼するやつとかたまにいるじゃないですか。本当にゴミじゃないですか。
確かに。
1番大きいとこって、やっぱ相手を楽しませるとか、相手にちゃんと合わせようと思う、その考え方が1個頭の片隅にあるかどうか。
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